JPH09249359A - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置

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JPH09249359A
JPH09249359A JP8305796A JP8305796A JPH09249359A JP H09249359 A JPH09249359 A JP H09249359A JP 8305796 A JP8305796 A JP 8305796A JP 8305796 A JP8305796 A JP 8305796A JP H09249359 A JPH09249359 A JP H09249359A
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Application number
JP8305796A
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English (en)
Inventor
Keiji Kubo
圭史 久保
Masashi Yamamura
賢史 山村
Motoyuki Fukuda
基之 福田
Junichi Maki
淳一 牧
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿を自動的にページ順に並べ替えることを
可能とすること。 【解決手段】 複写機の上部に配設され、かつ原稿反転
路を備えた自動原稿搬送装置。静止板上に積層状態で載
置された複数枚の原稿を、該積層状態で一枚づつ逆向き
とする如き形態で逆順に並べ替えるための制御手段と、
制御手段に並べ替え制御信号を送給するための並べ替え
作動指令手段とが備えられている。制御手段は、該並べ
替え制御信号に基づいて、該静止板上の原稿を、最下位
の原稿から順次に、原稿搬入路を通して原稿搬送路まで
搬送した後、原稿反転路を通して一度反転させてから原
稿搬送路に再搬入し、続けて原稿排出路を通して静止板
上に搬出させるよう作動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機の透明板の
上方に位置されている原稿載置台手段上に載置された原
稿が、原稿搬入路を通して、複写機における透明板に沿
って延在する原稿搬送路に搬入され、そして原稿反転路
を通して一度反転されてから原稿搬送路に再搬入され、
次いで原稿搬送路から原稿排出路を通して原稿載置台手
段上に搬出されることができる形態の自動原稿搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるフェースアッププリンタ
によって複数ページを印字する場合、印字された1ペー
ジ目の記録紙が、載置台上に上向き(印字側が上向き)
に載置され、2ページ目の記録紙が1ページ目の記録紙
の上に、上向きに載置され、以下、この様にして順次印
字された記録紙は、最終ページが最上部となって積層さ
れる。したがって、これらの記録紙を使用する場合、あ
るいは原稿として複写する場合は、いずれにしても印字
終了後、ページ順に並べ替える、という作業が必要であ
った。
【0003】また複数ページのいわゆるブック原稿を複
写機によって複写する場合、記録紙は前記と同様な形態
で積層されるので、複写終了後、ページ順に並べ替え
る、という作業が必要であった。これを避けるために
は、ブック原稿を複写する際に、最終ページから複写を
遂行してゆく必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フェースアッププリン
タにより印字された記録紙の束、あるいはブック原稿を
複写機により複写した記録紙の束、のいずれにおいて
も、その後、並べ替える等の面倒な作業を行なわなくて
は、ページ順に整然と揃えられた記録紙の束を形成する
ことはできない。またこのような並べ替え作業を遂行す
るにあたっては、人為的なミスが発生する可能性もあ
り、更に作業を面倒なものにしていた。
【0005】ところで、従来から複写機には、前記した
形態の自動原稿搬送装置が適用されているが、この自動
原稿搬送装置は、複写機の複写動作に連動して原稿を搬
送する機能を有している。本発明者は、前記従来の問題
に鑑みて、前記形態を有する自動原稿搬送装置の原稿搬
送機能に着目し、前記問題を解決すべく、従来の自動原
稿搬送装置の改良を図った。
【0006】したがって本発明の目的は、原稿を、自動
的にページ順に並べ替えることができる、自動原稿搬送
装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複写機
の透明板の上方に位置される原稿載置台手段と、該原稿
載置台手段と該透明板の表面に沿って延在する原稿搬送
路との間に配設された原稿搬入路と、該原稿搬送路と該
原稿搬入路の途中との間に配設された原稿反転路と、該
原稿搬送路と該原稿載置台手段との間に配設された原稿
排出路と、該原稿載置台手段上に積層状態で載置された
複数枚の原稿を最下位の原稿から順次に該原稿搬入路を
通して搬送するための原稿搬入手段と、該原稿搬送路に
搬送された原稿を該原稿反転路を通して該原稿搬送路に
再搬入するための原稿反転手段と、該原稿搬送路を通し
て原稿を搬送するための原稿搬送手段と、該原稿搬送路
から搬出される原稿を該原稿排出路を通して該原稿載置
台手段上に搬出するための原稿搬出手段とを備えた自動
原稿搬送装置において、該原稿載置台手段上に積層状態
で載置された複数枚の原稿を、該積層状態で一枚づつ逆
向きとする如き形態で逆順に並べ替えるための制御手段
と、該制御手段に並べ替え制御信号を送給するための並
べ替え作動指令手段とが備えられ、該制御手段は、該並
べ替え制御信号に基づいて、該原稿載置台手段上に積層
状態で載置された複数枚の原稿を、最下位の原稿から順
次に、該原稿搬入路を通して該原稿搬送路まで搬送した
後、該原稿反転路を通して一度反転させてから該原稿搬
送路に再搬入し、続けて該原稿排出路を通して該原稿載
置台手段上に搬出するよう、該原稿搬入手段、該原稿反
転手段、該原稿搬送手段及び該原稿搬出手段を作動制御
する、ことを特徴とする自動原稿搬送装置、が提供され
る。
【0008】本発明によれば、例えば、フェースアップ
プリンタにより印字された記録紙の束を、そのままの状
態で原稿載置台手段上に載置して、搬送できるようセッ
トした後、制御手段に並べ替え制御信号を送給すること
により、複写機の複写動作が遂行されることなく、原稿
が順次搬送され、ページ順(逆順)に並べ替えられた状
態で、原稿載置台手段上に積層されるよう、作動制御さ
れる。
【0009】すなわち、原稿は、先ず上向きの状態にあ
る最下位の原稿(第1ページ目の原稿)が、原稿搬入路
を通して原稿搬送路まで搬送され後、原稿反転路を通し
て一度反転させてから原稿搬送路に再搬入させられる。
この時点で、原稿は上向きの状態とされる。この原稿
は、続けて原稿排出路を通して原稿載置台手段上に搬出
される。原稿載置台手段上に搬出された第1ページ目の
原稿は、当初とは違って下向きの状態とされる。続いて
以上の原稿搬送動作が第2ページ目の原稿について遂行
され、第2ページ目の原稿は第1ページ目の原稿の上に
下向きの状態で積層される。以上のようにして、最終ペ
ージの原稿まで原稿搬送動作が繰り返される。原稿載置
台手段上に搬出された全ての原稿は、第1ページから最
終ページまで、下向きの状態でページ順に並べ替えられ
た状態で積層される。
【0010】その結果、本発明による自動原稿搬送装置
によれば、従来のような手作業による並べ替え作業等の
面倒な作業を行う必要がなく、自動的にかつ確実に、原
稿をページ順に整然と揃えることができる。これによ
り、労力が大幅に節減されると共に人為ミスが防止さ
れ、作業効率が向上する。
【0011】前記説明において、自動原稿搬送装置の原
稿載置台手段上に載置される用紙を「原稿」と称してい
るが、これは、原稿載置台手段上に載置される用紙は、
一般的には複写を前提としているため、便宜上そのよう
に称したものである。複写をしないで単に並べ替えの目
的で、自動原稿搬送装置を利用することもできるので、
その場合は、「原稿」ではなく、「記録紙」、「複写
紙」等と称されることとなろうが、本明細書における
「原稿」は、それらをも含むものとする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従って構成された自動原稿搬送装置の好適な実施の
形態を詳細に説明する。
【0013】図1〜図3を参照して、図示の画像形成装
置は、パーソナルコンピュータ2と、パーソナルコンピ
ュータ2の出力を印字するプリンタ4と、該プリンタ4
によって印字された印字済用紙を原稿として所定枚数複
写する複写機6と、プリンタ4によって印字された原稿
を複写機6上に搬送する原稿供給装置8とを備えてい
る。複写機6は、複写機本体9と、複写機本体9上に配
設された自動原稿搬送装置10とから構成されている。
プリンタ4と複写機6とは、それぞれマイクロコンピュ
ータから構成することができる制御手段12及び14
(図3参照)を備えている。パーソナルコンピュータ2
は、プリンタ4の制御手段12に印字信号を送信する。
パーソナルコンピュータ2はまた、複写枚数信号等の複
写動作制御信号を複写機6の制御手段14に送信する。
プリンタ4は、パーソナルコンピュータ2から受信した
印字信号に応じて、普通紙上に印字を遂行し、原稿を形
成する。この原稿は、原稿供給装置8に搬送され、原稿
供給装置8を介して複写機6の自動原稿搬送装置10に
供給される。複写機6は、これらの原稿について複写動
作を遂行し、所要枚数の複写物を生成する。
【0014】次に図2を参照しながら、自動原稿搬送装
置10について説明する。なお、前記複写機本体9の上
面には透明板16が配設されている。自動原稿搬送装置
10は、複写機本体9の透明板16の上方に位置される
原稿載置台手段20と、原稿載置台手段20と透明板1
6の表面に沿って延在する原稿搬送路22との間に配設
された原稿搬入路24と、原稿搬送路22と原稿搬入路
24の途中との間に配設された原稿反転路26と、原稿
搬送路22と原稿載置台手段20との間に配設された原
稿排出路28とを備えている。
【0015】原稿載置台手段20は水平に延在する静止
板21によって規定されている。静止板21の左方位置
には開口が形成され、回転自在に配設された送給ローラ
30の一部が上記開口から上方に突出している。送給ロ
ーラ30に関連して静止板21の上方には原稿の押圧部
材32が配設されている。この押圧部材32は図示しな
い電磁ソレノイドによって、実線で示す上昇位置から2
点鎖線位置に旋回させられ、静止板21上に載置されて
いる原稿を送給ローラ30に押圧する。押圧部材32の
下流側において静止板21の上方には原稿セットストッ
パ34が配設されている。この原稿セットストッパ34
は、図示しない電磁ソレノイドによって、実線で示すス
トップ位置から2点鎖線で示す退避位置に位置付けられ
る。
【0016】押圧部材32と原稿セットストッパ34
は、自動原稿搬送装置10の作動状態に応じて次のよう
に作動させられる。すなわち、静止板21上に原稿をセ
ットする際には、原稿セットストッパ34がストップ位
置に位置付けられ、押圧部材32が上昇位置に位置付け
られる。また、静止板21上に原稿がセットされ複写動
作が開始されると、原稿セットストッパ34が退避位置
に位置付けられ、押圧部材32が静止板21上に載置さ
れている原稿を押圧する。
【0017】上記送給ローラ30の下流側には原稿分離
手段36が配設されている。この原稿分離手段36は、
分離ローラ38とこの分離ローラ38に対向してその上
方に配設された分離ベルト機構39とから構成されてい
る。分離ローラ38は図2において反時計方向に回転駆
動させられ、分離ベルト機構39は一方向回転クラッチ
(図示していない)を介して図2において反時計方向に
回転駆動させられる。原稿分離手段36は、原稿載置台
手段20上に載置されている原稿層から2枚以上の原稿
が送給されるのを防止して、最下位の原稿のみを搬送さ
せる。
【0018】原稿搬入路24は、内側案内板40と外側
案内板42及び44との間に規定されている。原稿搬入
路24には搬入ローラ対43が配設されている。原稿搬
送路22に搬入された原稿の表裏を反転させるための原
稿反転路26は、原稿搬入路22の左側に配設されてい
る。この原稿反転路26は、図2において時計方向に回
転駆動させられる反転ローラ45および内側案内板46
と外側案内板47、48および49との間に規定されて
いる。
【0019】上記送給ローラ30、原稿分離手段36、
搬入ローラ対43および反転ローラ45は図示しない動
力伝達機構を介して図示しない電動モータに伝動連結さ
れている。なお前記送給ローラ30、原稿分離手段36
及び搬入ローラ対43は、静止板21上に積層状態で載
置された複数枚の原稿を最下位の原稿から順次に原稿搬
入路24を通して原稿搬送路22に搬入する原稿搬入手
段を構成する。また反転ローラ45は、原稿搬送路22
に搬送された原稿を原稿反転路26を通して原稿搬送路
22に再搬入するための原稿反転手段を構成する。
【0020】静止板21の下方には搬送ベルト機構50
が配設されている。原稿搬送路22を通して原稿を搬送
するための搬送手段を構成する搬送ベルト機構50は、
搬送方向(図2において左右方向)に間隔をおいて配設
された駆動ローラ52および従動ローラ54とこれらに
巻き掛けられた無端ベルト56とを含んでいる。駆動ロ
ーラ52は図示しない電動モータによって回転駆動させ
られる。上記無端ベルト56の下方走行部は複写機本体
9の透明板16に沿って延在させられており、両者間に
前記原稿搬送路22が規定されている。
【0021】原稿搬送路22の右側には原稿搬出路28
が形成されている。この原稿搬出路28は、図2におい
て反時計方向に回転駆動させられる搬出ローラ60と外
側案内板62および64と内側案内板66との間に規定
されている。原稿搬出路28の中間部には搬送ローラ対
68が配設されている。また、原稿搬出路28の下流端
には原稿排出口70が形成されており、この原稿排出口
70の直ぐ上流側には原稿排出ローラ対72が配設され
ている。上記搬出ローラ60、搬送ローラ対68および
原稿排出ローラ対72は、原稿搬送路22から搬出され
る原稿を原稿排出路28を通して静止板21上に搬出す
るための原稿搬出手段を構成すると共に、図示しない電
動モータによって回転駆動させられる。
【0022】なお、上記原稿搬出路28における搬送ロ
ーラ対68より上流側には原稿搬入口74が設けられて
おり、この原稿搬入口74は上記原稿供給装置8(図1
参照)の図示しない排出口と対向するように形成されて
いる。従って、プリンタ4によって印字され、原稿供給
装置8によって搬送されて排出口から排出される原稿
は、原稿搬入口74から原稿搬出路28に搬入され、搬
送ローラ対68および原稿排出ローラ対72の作用によ
って自動原稿搬送装置10の静止板21上に排出され
る。
【0023】図示の画像形成装置におけるプリンタ4、
自動原稿搬送装置10を含む複写機6及び原稿供給装置
8の各々の機械的構成自体は、本発明の新規な特徴をな
すものではなく、そしてこれらの詳細については、本出
願人の出願にかかる他の出願(発明の名称:画像形成装
置、整理番号P51−0098A)の明細書及び図面に
詳細に説明されているのでそれらの明細書及び図面に委
ね、本明細書及び図面においては省略する。
【0024】前記構成を有する自動原稿搬送装置10
は、静止板21上に積層状態で載置された複数枚の原稿
を、積層状態で一枚づつ逆向きとする如き形態で逆順に
並べ替えるための制御手段と、この制御手段に並べ替え
制御信号を送給するための並べ替え作動指令手段とが備
えられている。この制御手段は、図示の実施の形態で
は、複写機6に備えられた制御手段14に含まれてい
る。制御手段14は、自動原稿搬送装置10を含む複写
機6全体の制御を遂行するよう構成されている。並べ替
え作動指令手段は、キーボードを含むパーソナルコンピ
ュータ2により構成される。キーボードによって該指令
が他の複写条件と共にパーソナルコンピュータ2に入力
され、制御手段14に転送される。
【0025】制御手段14に含まれる、原稿を並べ替え
るための制御手段は、パーソナルコンピュータ2からの
並べ替え制御信号に基づいて、複写機6の複写動作を停
止状態に維持する。更に、静止板21上に積層状態で載
置された複数枚の原稿を、最下位の原稿から順次に、原
稿搬入路24を通して原稿搬送路22まで搬送した後、
原稿反転路26を通して一度反転させてから原稿搬送路
22に再搬入し、続けて原稿排出路28を通して静止板
21上に搬出するよう、前記原稿搬入手段(送給ローラ
30、原稿分離手段36及び搬入ローラ対43)、原稿
反転手段(反転ローラ45)、原稿搬送手段(搬送ベル
ト機構50)及び原稿搬出手段(搬出ローラ60、搬送
ローラ対68及び原稿排出ローラ対72)を作動制御す
る。
【0026】図示の実施形態における画像形成装置は以
上のように構成されており、以下その動作の概要を図4
に示すフローチャートを参照して説明する。パーソナル
コンピュータ2において編集作業を終了し、これをプリ
ンタ4で印字し、この印字されたのものを原稿として複
写機6において所定部数複写する場合について説明す
る。オペレータはパーソナルコンピュータ2のキーボー
ドによって、複写機6の制御手段14に印字・複写要求
する。この基本作動の詳細は、本発明における制御部分
を除き、本出願人の出願にかかる前記他の出願の明細書
及び図面に説明されているのでそれらの明細書及び図面
に委ね、本明細書及び図面においては省略する。なお、
印字、複写動作が遂行される前に、制御装置14はパー
ソナルコンピュータ2から印字・複写モードの制御デー
タを受信するが、本発明においては、これらに加えて並
べ替え作動指令をパーソナルコンピュータ2に入力する
ことができ、ここでは該指令を入力した場合の動作を説
明する。したがって、制御装置14はパーソナルコンピ
ュータ2から印字・並べ替え・複写モードの制御データ
を受信することとなる。
【0027】ステップS1において、パーソナルコンピ
ュータ2はプリンタ4により印字を遂行すべきか否かの
判断をなす。これは、制御装置14が前記制御データの
受信を完了したか否かに基づいて判断される。印字モー
ドが設定されていない場合はステップS3に進むが、本
ケースでは印字モードが設定されているので、ステップ
S2に進む。ステップS2において、パーソナルコンピ
ュータ2は、プリンタ4の制御装置12に印字指令と共
に印字データを転送する。これによりプリンタ4は印字
動作を遂行する。印字された原稿は、原稿供給装置8を
介して一枚毎に上向きに静止板21上に排出、積層され
る。なお静止板21上に配設された図示しない一対の幅
規制カーソルは予め原稿サイズに従って位置合わせされ
ている。プリンタ4によって印字された最終原稿が静止
板21上に排出されたならば、ステップS3に進む。ス
テップS3において、制御手段14は、静止板21上に
排出された原稿層を原稿セット部へ移送制御する。この
前進作動は、図示しない原稿移送機構の突出部材によっ
て遂行される。前進させられた原稿層は、その前端が原
稿セットストッパ34に当接して所定位置にセットされ
る。
【0028】このようにして、静止板21上に排出され
た原稿層を所定位置にセットしたならば、ステップS4
に進む。ステップS4において、制御手段14は並べ替
えを遂行するか否かを判断する。並べ替えモードが設定
されていなければステップS6に進むが、本ケースでは
並べ替えモードが設定されているので、ステップS5に
進む。ステップS5において、制御手段14は、複写動
作を遂行することなく、自動原稿搬送装置10のみを作
動制御して並べ替え動作を遂行する。原稿セットストッ
パ34が退避位置に位置付けられ、押圧部材32が原稿
を押圧し、図示しない排出原稿規制部材が規制位置に位
置付けられる。そして、先ず上向きの状態にある静止板
21上の最下位の原稿(第1ページ目の原稿)が、原稿
搬入路24を通して原稿搬送路22まで搬送された後、
原稿反転路26を通して一度反転させてから原稿搬送路
22に再搬入させられる。この時点で、原稿は上向きの
状態とされる。この原稿は、続けて原稿排出路28を通
して静止板21上に搬出される。静止板21上に搬出さ
れた第1ページ目の原稿は、当初とは違って下向きの状
態とされる。続けて以上の原稿搬送動作(並べ替え動
作)が第2ページ目の原稿について遂行され、第2ペー
ジ目の原稿は第1ページ目の原稿の上に下向きの状態で
積層される。以上のようにして、最終ページの原稿まで
原稿搬送動作が繰り返される。静止板21上に搬出され
た全ての原稿は、第1ページから最終ページまで、下向
きの状態でページ順(逆順)に並べ替えられた状態で積
層される。
【0029】以上の原稿並べ替え動作は、実用化されて
いる複写機における反転機構付きの自動原稿搬送装置の
原稿搬送動作と略同一である。本発明に係る原稿並べ替
え動作が、複写を伴う原稿搬送動作(反転を必要とする
原稿搬送動作)と相違するところは、原稿が原稿反転路
26を通して一度反転させられ原稿搬送路22に再搬入
させられた後、透明板16上において複写のために一旦
停止する動作を遂行する必要がないことである。
【0030】並べ替え動作が終了したならばステップS
6に進む。ステップS6において、制御手段14は複写
動作を遂行すべきか否かを判断する。複写モードが設定
されていなければ終了するが、本ケースでは複写モード
が設定されているので、ステップS7に進む。ステップ
S7において、制御手段14は、複写動作を実行する。
ステップS7における複写動作は、実用化されている複
写機における自動原稿搬送装置10を使用して行う複写
動作と略同様である。前記原稿並べ替え動作終了後にお
ける原稿の複写動作が、並べ替えを遂行しない状態にお
ける原稿の複写動作と相違するところは、原稿が、必ず
原稿反転路26を通して一度反転させられ原稿搬送路2
2に再搬入させられることである。その他の複写作動
は、実用化されている複写動作と同一であるので説明は
省略する。
【0031】なお図示の実施の形態においては、前記パ
ーソナルコンピュータ2に並べ替え作動指令のみを入力
することにより、並べ替えモードのみを設定することが
できる。制御装置14は、パーソナルコンピュータ2か
らの並べ替え指令信号に基づいて、自動原稿搬送装置1
0をして前記並べ替え動作のみを実行するよう作動制御
することができる。また本発明における原稿を並べ替え
るための制御手段は、前記実施の形態においては、複写
機6の制御手段14に含まれているが、独立して自動原
稿搬送装置10に配設してもよい。その場合、この制御
手段は、制御手段14及びパーソナルコンピュータ2に
接続される。
【0032】本発明の別に実施の形態として、図1及び
図3におけるパーソナルコンピュータ2、プリンタ4及
び原稿供給装置8を除いた形態を挙げることができる。
すなわち本発明は、複写機6に備えられることにより実
用化されている自動原稿搬送装置10にも、もちろん適
用されるものである。この実施の形態の場合、本発明に
おける原稿を並べ替えるための制御手段は、前記のよう
に、複写機6の制御手段14に含まれるか、独立して自
動原稿搬送装置10に配設される。そして、いずれかの
制御手段に並べ替え制御信号を送給するための並べ替え
作動指令手段は、複写機6の操作部に配設された並べ替
え作動指令スイッチ(ボタン)により構成することがで
きる。この並べ替え作動指令スイッチをONした後、複
写動作スイッチ(ボタン)をONすることにより、前記
制御手段は自動原稿搬送装置10をして前記並べ替え動
作のみを実行するよう作動制御することができる。もち
ろん、前記並べ替え動作に続けて複写動作を遂行させる
よう制御することも容易に遂行できる。
【0033】
【発明の効果】本発明による自動原稿搬送装置は以上の
ように構成されているので、従来のような手作業による
並べ替え作業等の面倒な作業を行う必要がなく、自動的
にかつ確実に、原稿をページ順に整然と揃えることがで
きる。これにより、労力が大幅に節減されると共に人為
ミスが防止され、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された自動原稿搬送装置を
装備した画像形成装置の概略構成図。
【図2】図1に示す自動原稿搬送装置に装備される自動
原稿搬送装置の断面図。
【図3】図1に示す画像形成装置を構成するホストコン
ピュータとプリンタおよび複写機との接続関係を示すブ
ロック図。
【図4】図2に示す画像形成装置の動作手順を示す一部
フローチャート。
【符号の説明】
2 パーソナルコンピュータ 4 プリンタ 6 複写機 8 原稿供給装置 9 複写機本体 10 自動原稿搬送装置 12及び14 制御手段 20 原稿載置台手段 21 静止板 22 原稿搬送路 24 原稿搬入路 26 原稿反転路 28 原稿搬出路 30 送給ローラ 36 原稿分離手段 43 搬入ローラ対 45 反転ローラ 50 搬送ベルト機構 60 搬出ローラ 68 搬送ローラ対 72 原稿排出ローラ対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧 淳一 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写機の透明板の上方に位置される原稿
    載置台手段と、該原稿載置台手段と該透明板の表面に沿
    って延在する原稿搬送路との間に配設された原稿搬入路
    と、該原稿搬送路と該原稿搬入路の途中との間に配設さ
    れた原稿反転路と、該原稿搬送路と該原稿載置台手段と
    の間に配設された原稿排出路と、該原稿載置台手段上に
    積層状態で載置された複数枚の原稿を最下位の原稿から
    順次に該原稿搬入路を通して搬送するための原稿搬入手
    段と、該原稿搬送路に搬送された原稿を該原稿反転路を
    通して該原稿搬送路に再搬入するための原稿反転手段
    と、該原稿搬送路を通して原稿を搬送するための原稿搬
    送手段と、該原稿搬送路から搬出される原稿を該原稿排
    出路を通して該原稿載置台手段上に搬出するための原稿
    搬出手段とを備えた自動原稿搬送装置において、 該原稿載置台手段上に積層状態で載置された複数枚の原
    稿を、該積層状態で一枚づつ逆向きとする如き形態で逆
    順に並べ替えるための制御手段と、該制御手段に並べ替
    え制御信号を送給するための並べ替え作動指令手段とが
    備えられ、 該制御手段は、該並べ替え制御信号に基づいて、該原稿
    載置台手段上に積層状態で載置された複数枚の原稿を、
    最下位の原稿から順次に、該原稿搬入路を通して該原稿
    搬送路まで搬送した後、該原稿反転路を通して一度反転
    させてから該原稿搬送路に再搬入し、続けて該原稿排出
    路を通して該原稿載置台手段上に搬出するよう、該原稿
    搬入手段、該原稿反転手段、該原稿搬送手段及び該原稿
    搬出手段を作動制御する、ことを特徴とする自動原稿搬
    送装置。
JP8305796A 1996-03-13 1996-03-13 自動原稿搬送装置 Withdrawn JPH09249359A (ja)

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