JPH09249154A - 自動車のロックピラー構造 - Google Patents

自動車のロックピラー構造

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JPH09249154A
JPH09249154A JP5738196A JP5738196A JPH09249154A JP H09249154 A JPH09249154 A JP H09249154A JP 5738196 A JP5738196 A JP 5738196A JP 5738196 A JP5738196 A JP 5738196A JP H09249154 A JPH09249154 A JP H09249154A
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JP
Japan
Prior art keywords
pillar
lock
lock pillar
corresponding portion
reinforcement
Prior art date
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Pending
Application number
JP5738196A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Fujimoto
斉 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車幅方向での折れを確実に防止でき、車体の
製造性及び部材のプレスが向上する自動車のロックピラ
ー構造を提供する。 【解決手段】 リヤピラーインナ4のピラー対応部10
とボデーサイドアウタ2のピラー対応部9とを接合して
形成してロックピラー7内、車体のウエスト部Wを越え
て下方まで延びるレインフォース3を設けたため、従来
のようにロックピラー3の下端部付近に各種の補強材を
追加する必要がなくなり、車体製造が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車のロックピ
ラー構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、2ドア車における車体のドア開
口とリヤサイドウインドウとの間のロックピラー構造と
しては、ボデーサイドアウタのピラー対応部と、リヤピ
ラーインナのピラー対応部とを接合して閉断面を形成す
る構造になっている(類似技術として、特開昭61−2
47577号公報参照)。
【0003】ボデーサイドアウタのピラー対応部と、リ
ヤピラーインナのピラー対応部とは、基本的に、互いに
向かい合う断面ハット形状をしている。そして、ロック
ピラーの車幅方向での折れ強度を高めるために、ロック
ピラーの閉断面のうち、ボデーサイドアウタにて形成さ
れるロックピラーの前面部と、リヤピラーインナにて形
成される後面部を深しぼり形成している。すなわち、深
しぼり形成により車幅方向での長さが拡大された前面部
と後面部により、車幅方向に加わった入力を受け止める
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、ロックピラーの前面部と後
面部のうち、ボデーサイドアウタにて形成される前面部
はドア開口に沿って車体の下方まで延びているものの、
リヤピラーインナにて形成される後面部はロックピラー
の下端部(即ち、車体のウエスト部)で終了しているた
め、ロックピラーの車幅方向での折れを防止するには不
十分である。そのため、従来は各種の補強板を前記後面
部の下端部付近に追加する必要があり、車体製造が大変
面倒になる。
【0005】また、ボデーサイドアウタとリヤピラーイ
ンナの両方の部材に、深しぼりした「前面部」や「後面
部」を形成する必要があるため、両部材のプレス成形性
の面でも不利である。
【0006】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、車幅方向での折れを確実に防止
でき、車体の製造性及び部材のプレスが向上する自動車
のロックピラー構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ロックピラー内に車体のウエスト部を越えて下方まで延
び且つ少なくとも後面部が深しぼり形成された断面ハッ
ト形状のレインフォースを設けたものである。
【0008】この請求項1記載によれば、ロックピラー
内に車体のウエスト部を越えて下方まで延びるレインフ
ォースを設けたため、従来のようにロックピラーの下端
部付近に各種の補強材を追加する必要がなくなり、車体
製造が容易になる。
【0009】また、レインフォースが深しぼり形成され
た後面部を有しており、このレインフォースの後面部に
て車幅方向での入力を確実い受け止めることができる。
従って、リヤピラーインナのピラー対応部に深しぼりの
後面部を形成する必要がなくなり、該ピラー対応部を浅
い断面ハット形状にすることが可能となる。従来は、ボ
デーサイドアウタとリヤピラーインナの両方の部材に深
しぼり部分を設ける必要があったが、この発明によれ
ば、ボデーサイドアウタに深しぼりの前面部を形成する
だけで済み、リヤピラーインナには深しぼり部分を形成
する必要がないため、部材のプラス成形性の面で有利で
ある。
【0010】請求項2記載の発明は、リヤピラーインナ
のピラー対応部が浅い断面ハット形状で、ボデーサイド
アウタのピラー対応部とレインフォースが前記ピラー対
応部に向かい合う深い断面ハット形状である。
【0011】この請求項2記載によれば、ボデーサイド
アウタのピラー対応部とレインフォースが深い断面ハッ
ト形状のため、ロックピラーの前後に深しぼり形成され
た前面部と後面部とが二枚づつ存在し、ロックピラーの
車幅方向での折れ強度が更に高まる。
【0012】請求項3記載の発明は、ロックピラーの外
側にリヤフェンダのピラー対応部を接合させるものであ
る。
【0013】この請求項3記載によれば、強度が向上し
たロックピラーに対してリヤフェンダを接合して取付け
るため、該リヤフェンダの取付強度が向上する。
【0014】請求項4記載の発明は、レインフォースに
外向きのエンボス部を形成し、リヤフェンダのピラー対
応部に内向きのエンボス部を形成し、各エンボス部をボ
デーサイドアウタのピラー対応部に対して接合したもの
である。
【0015】この請求項4記載によれば、リヤフェンダ
とレインフォースに形成したエンボス部をボデーサイド
アウタに接合しているため、各部材の間にはエンボス部
に相当する隙間が形成され、各部材が密着しない。従っ
て、各部材同士が擦れ合うことはなく、車体のきしみ音
等の発生も抑制される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1〜図3に基づいて説明する。
【0017】1はリヤフェンダ、2はボデーサイドアウ
タ、3はレインフォース、4はリヤピラーインナをそれ
ぞれ示している。ボデーサイドアウタ2にはドアを取付
けるためのドア開口5が形成されており、リヤピラーイ
ンナ4及びボデーサイドアウタ2には、リヤサイドウイ
ンドウ用の開口6も形成されている。
【0018】そして、リヤフェンダ1、ボデーサイドア
ウタ2、リヤピラーインナ4は、それぞれ接合して閉断
面のロックピラー7を構成するピラー対応部8、9、1
0を有している。
【0019】リヤピラーインナ4のピラー対応部10は
浅い断面ハット形状を呈しており、ボデーサイドアウタ
2のピラー対応部9とレインフォース3は、深い断面ハ
ット形状を呈している。従って、ボデーサイドアウタ2
のピラー対応部9とレインフォース3とは、深しぼり形
成により車幅方向Xでの長さが拡大された前面部3a、
9a及び後面部3b、9bを有している(図2参照)。
【0020】前記ボデーサイドアウタ2のピラー対応部
9において、前面部9aはドア開口5に沿って車体のウ
エスト部Wよりも下方へ延びているが、後面部9bはロ
ックピラー7の下端部であるウエスト部Wにおいて終了
している。
【0021】また、レインフォース3は、その下端部1
1がウエスト部Wを越えて下方に延びた形状をしている
ため、前面部3aと後面部3bが両方ともウエスト部W
を越えて下方まで連続形成されている。
【0022】更に、レインフォース3には外向きのエン
ボス部3eが形成され、リヤフェンダ1のピラー対応部
8には、前記エンボス部3eに対応する位置に内向きの
エンボス部8eが形成されている。
【0023】そして、リヤピラーインナ4のピラー対応
部10と、レインフォース3と、ボデーサイドアウタ2
のピラー対応部9の三つの部材は、それぞれの前端同士
及び後端同士が重合状態で接合されている。また、それ
ら重合された前端には、リヤフェンダ1のピラー対応部
8の前端も接合されている。
【0024】更に、このリヤフェンダ1のエンボス部8
eと、レインフォース3のエンボス部3eとを、ボデー
サイドアウタ2のピラー対応部9を挟んだ重合状態で接
合している。このように、レインフォース3及びリヤフ
ェンダ1の各エンボス部3e、8eをボデーサイドアウ
タ2のピラー対応部9に対して接合しているため、各部
材1、2、3の間にはエンボス部3e、8eに相当する
隙間が形成され、各部材1、2、3が密着した状態にな
らない。従って、各部材1、2、3同士が擦れ合うこと
はなく、車体のきしみ音等の発生も抑制される。
【0025】この実施形態によれば、ロックピラー7内
にウエスト部Wを越えて下方まで延びるレインフォース
3が設けられているため、ロックピラー7の強度が向上
する。すなわち、レインフォース3には、ロックピラー
7の車幅方向Xに略沿った状態の前面部3a及び後面部
3bが、上部のロックピラー7から、ウエスト部Wより
も下部の車体内部にかけて連続形成されているため、ロ
ックピラー7の車幅方向Xでの折れ強度が向上する。従
って、従来のようにロックピラー7の下端部付近に各種
の補強材を追加する必要がなくなり、車体製造が容易に
なる。
【0026】しかも、上記のように車幅方向Xでの入力
を、レインフォース3の前面部3a及び後面部3bによ
り受け止めるため、リヤピラーインナ4のピラー対応部
10には深しぼり部分を形成する必要がなくなる。従っ
て、リヤピラーインナ4のピラー対応部10は前述のよ
うに浅い断面ハット形状で済み、該リヤピラーインナ4
のプレス成形性が向上する。
【0027】また、この実施形態ではボデーサイドアウ
タ2のピラー対応部9も深い断面ハット形状をしている
ため、ロックピラー7の前後には、深しぼり形成された
2枚づつの前面部3a、9a及び後面部3b、9bが存
在することになり、ロックピラー7の車幅方向Xでの折
れ強度が更に高まる。
【0028】リヤフェンダ1のピラー対応部8は、その
前端とエンボス部8eとをロックピラー7の外側に接合
することで取付けられるが、前述のようにロックピラー
7自体の強度が向上するため、該リヤフェンダ1の取付
強度もそれに合わせて向上することとなる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載によれば、ロックピラー内
に車体のウエスト部を越えて下方まで延びるレインフォ
ースを設けたため、従来のようにロックピラーの下端部
付近に各種の補強材を追加する必要がなくなり、車体製
造が容易になる。
【0030】また、レインフォースが深しぼり形成され
た後面部を有しており、このレインフォースの後面部に
て車幅方向での入力を確実い受け止めることができる。
従って、リヤピラーインナのピラー対応部に深しぼりの
後面部を形成する必要がなくなり、該ピラー対応部を浅
い断面ハット形状にすることが可能となる。従来は、ボ
デーサイドアウタとリヤピラーインナの両方の部材に深
しぼり部分を設ける必要があったが、この発明によれ
ば、ボデーサイドアウタに深しぼりの前面部を形成する
だけで済み、リヤピラーインナには深しぼり部分を形成
する必要がないため、部材のプラス成形性の面で有利で
ある。
【0031】請求項2記載によれば、ボデーサイドアウ
タのピラー対応部とレインフォースが深い断面ハット形
状のため、ロックピラーの前後に深しぼり形成された前
面部と後面部とが二枚づつ存在し、ロックピラーの車幅
方向での折れ強度が更に高まる。
【0032】請求項3記載によれば、強度が向上したロ
ックピラーに対してリヤフェンダを接合して取付けるた
め、該リヤフェンダの取付強度が向上する。
【0033】請求項4記載によれば、リヤフェンダとレ
インフォースに形成したエンボス部をボデーサイドアウ
タに接合しているため、各部材の間にはエンボス部に相
当する隙間が形成され、各部材が密着しない。従って、
各部材同士が擦れ合うことはなく、車体のきしみ音等の
発生も抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る自動車のロックピラ
ー構造を示す分解斜視図。
【図2】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図3】図1中矢示SB−SB線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 リヤフェンダ 2 ボデーサイドアウタ 3 レインフォース 3a、8a 前面部 3b、8b 後面部 3e、8e エンボス部 4 リヤピラーインナ 7 ロックピラー 8、9、10 ピラー対応部 W ウエスト部 X 車幅方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤピラーインナのピラー対応部とボデ
    ーサイドアウタのピラー対応部とを接合して閉断面のロ
    ックピラーを形成する自動車のロックピラー構造におい
    て、 前記ロックピラー内に、車体のウエスト部を越えて下方
    まで延び且つ少なくとも後面部が深しぼり形成された断
    面ハット形状のレインフォースを、設けたことを特徴と
    する自動車のロックピラー構造。
  2. 【請求項2】 リヤピラーインナのピラー対応部が浅い
    断面ハット形状で、ボデーサイドアウタのピラー対応部
    とレインフォースが前記ピラー対応部に向かい合う深い
    断面ハット形状である請求項1記載の自動車のロックピ
    ラー構造。
  3. 【請求項3】 ロックピラーの外側にリヤフェンダのピ
    ラー対応部を接合させる請求項1又は請求項2記載の自
    動車のロックピラー構造。
  4. 【請求項4】 レインフォースに外向きのエンボス部を
    形成し、リヤフェンダのピラー対応部に内向きのエンボ
    ス部を形成し、各エンボス部をボデーサイドアウタのピ
    ラー対応部に対して接合した請求項3記載の自動車のロ
    ックピラー構造。
JP5738196A 1996-03-14 1996-03-14 自動車のロックピラー構造 Pending JPH09249154A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8128157B2 (en) 2010-04-29 2012-03-06 Hyundai Motor Company Center pillar assembly of 3-door vehicle

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8128157B2 (en) 2010-04-29 2012-03-06 Hyundai Motor Company Center pillar assembly of 3-door vehicle
DE102010037647B4 (de) * 2010-04-29 2020-07-02 Hyundai Motor Co. B-Säulen-Anordnung eines Fahrzeugs mit drei Türen

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