JPH09245907A - 同軸コネクタ - Google Patents

同軸コネクタ

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JPH09245907A
JPH09245907A JP8071293A JP7129396A JPH09245907A JP H09245907 A JPH09245907 A JP H09245907A JP 8071293 A JP8071293 A JP 8071293A JP 7129396 A JP7129396 A JP 7129396A JP H09245907 A JPH09245907 A JP H09245907A
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Toshitaka Kuriyama
利隆 栗山
Takashi Maruyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な小型化及び薄型化を図ることが可能な
同軸コネクタを提供する。 【解決手段】 絶縁ケース2の凹部3内に、相手側同軸
コネクタの中心コンタクトの導入方向に対して略直角の
方向に突出するように、互いに離接する固定端子4及び
可動端子5を備えてなる内部端子30を配設し、相手側
同軸コネクタの非装着時には、自らのばね性により中心
コンタクトの導入方向に対向する方向(中心コンタクト
の導入方向と逆側の方向)に付勢された可動端子5を固
定端子4に当接させて両者を導通させる一方、相手側同
軸コネクタの装着時には、凹部3内に導入される中心コ
ンタクトにより、可動端子5を凹部3の奥側(中心コン
タクトの導入方向)に押し付けて固定端子4から可動端
子5を解離させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型の小型電子
機器などに使用される同軸コネクタに関し、より詳しく
は、絶縁ケース内に可動端子と固定端子が配設されてい
て、相手方同軸コネクタの着脱に伴って可動端子と固定
端子が接触・解離する同軸コネクタに関する。
【従来の技術】
【0002】携帯電話などの携帯通信機器に使われる従
来の同軸コネクタとしては、例えば、図10に示すよう
な構造を有するコネクタがある。この従来の同軸コネク
タ80は、円筒状の絶縁ケース81の凹部82に、固定
端子83とバネ性を有する可動端子84が配設された構
造を有している。両端子83,84は、その一方の端部
(左側端部)が取り付けされており、凹部82の上下面
に沿って互いに所定の間隔をおいて右側に延設されてい
る。また、絶縁ケース81の外側には、円筒状の外部端
子86が絶縁ケース81の円筒周面85に密着するよう
にして配設されている。
【0003】そして、固定端子83と可動端子84は、
相手側同軸コネクタが装着されていない場合には、可動
端子84が自らのバネ性による付勢力で固定端子83に
接触している。一方、この同軸コネクタ80に相手方同
軸コネクタが装着されると、図11に示すように、導入
口87から導入された中心コンタクト88により可動端
子84が押し上げられて固定端子83から解離し、その
状態で中心コンタクト88と可動端子84が接触すると
ともに、相手同軸コネクタの外導体(図示省略)も同軸
コネクタ80の外部端子86と接触することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の同
軸コネクタ80においては、両端子83,84と相手方
同軸コネクタの中心コンタクト88が縦に直列につなが
る配置となっており、同軸コネクタ80の左右寸法が、
〔端子の全長〕と〔中心コンタクトの全長〕を合わせた
寸法より短くすることができないことから、小型化及び
薄型化を図ることが困難であるという問題点があり、携
帯通信機器などのさらなるコンパクト化の要望を満たす
に至っていないのが実情である。
【0005】また、図10に示す構成のままで小型化を
図ろうとすると、中心コンタクト88を導入するための
導入口87の寸法を縮小することが必要になるが、それ
に伴って解離中の両端子83,84の間隔が狭くなり、
両端子83,84の間の高周波信号に対する電気的絶縁
(アイソレーション)が不十分になるという問題点があ
る。
【0006】このように薄型化が困難なのは、両端子8
3,84が上下に相当の距離LYを隔てて配設されてお
り、この距離LYが同軸コネクタ80の厚み寸法に必ず
加わる結果、厚み寸法を小さくすることが妨げられるこ
とによるものである。もちろん、この距離LYを短くす
れば厚み寸法は小さくなるが、上述のように、両端子8
3,84が全面的に接近する結果、解離中の両端子8
3,84の間の高周波信号に対する電気的絶縁が不十分
となることから、距離LYの短縮による薄型化は困難で
ある。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、十分な小型化及び薄型化を図ることが可能な同軸コ
ネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の同軸コネクタは、(a)相手方同軸コネクタ
の少なくとも中心コンタクトが導入される凹部が設けら
れた絶縁ケースと、(b)前記絶縁ケースの凹部内に、前
記中心コンタクトの導入方向に対して略直角の方向に突
出するように配設された内部端子であって、互いに離接
する固定端子及び可動端子を備えてなり、相手側同軸コ
ネクタの非装着時には、自らのばね性により前記中心コ
ンタクトの導入方向に対向する方向(中心コンタクトの
導入方向と逆側の方向)に付勢された可動端子が固定端
子に当接して両者が導通する一方、相手側同軸コネクタ
の装着時には、凹部内に導入される中心コンタクトによ
り、可動端子が凹部の奥側(中心コンタクトの導入方
向)に押し付けられて固定端子から解離するように構成
された内部端子と、(c)前記絶縁ケースの外側に配設さ
れ、相手側同軸コネクタの装着時に相手方同軸コネクタ
の外導体(相手側外導体)と接触する外部端子とを具備
することを特徴としている。
【0009】また、前記内部端子を構成する固定端子及
び可動端子が、前記絶縁ケースの凹部内周面から凹部内
の、底面より所定の距離(前記中心コンタクトの導入に
より可動端子を変形させて固定端子から解離させるには
足りるが、それを大幅に越えない距離)だけ離れた位置
に、前記相手側同軸コネクタの中心コンタクトの導入方
向に対して略直角の方向に突出するように配設されてい
ることを特徴としている。
【0010】また、絶縁ケースが略直方体形状を有し、
可動端子及び固定端子のリード部分が絶縁ケースの下側
へ回り込み、絶縁ケースの裏面と略面一の接続端部とな
っている一方、外部端子は、絶縁ケースに被着された、
長手方向断面形状が略コ字状の板状体であって、前記絶
縁ケースの上面を覆うように配設される中央のフラット
部には、相手方同軸コネクタを絶縁ケースの凹部内に導
入するための貫通孔が形成されているとともに、前記フ
ラット部の両側に続く曲折部が絶縁ケースの側壁の外表
面を伝って絶縁ケースの下側へ回り込み、絶縁ケースの
裏面と略面一の接続端部となるように構成されているこ
とを特徴としている。
【0011】また、前記絶縁ケースと前記外部端子が一
体成形されていることを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明の同軸コネクタでは、可動端子及び固定
端子が、絶縁ケースの凹部に、相手側同軸コネクタの中
心コンタクトの導入方向に対して略直角の方向に突出す
るように配設されており、相手側同軸コネクタの非装着
時は、自らのばね性により中心コンタクトの導入方向と
逆側の方向に付勢された可動端子が固定端子に接触して
両端子が電気的に接続された状態に保たれ、相手側同軸
コネクタの装着時は、両端子に対して略直角の方向から
導入される中心コンタクトの先端により可動端子が凹部
の底面に向って押し下げられ、固定端子と解離すること
により両端子の電気的接続が断たれる一方、中心コンタ
クトと可動端子が接触し電気的に接続されることにな
る。
【0013】そして、可動・固定の両端子と相手側同軸
コネクタの中心コンタクトとが、従来例(図10,図1
1参照)のように平行な方向に配設されているのではな
く、略直角に配置されていることから、端子と中心コン
タクトの合計長さが同軸コネクタの寸法縮小を妨げるこ
とを防止できるようになる。
【0014】また、解離中の可動端子と固定端子の間隔
は、中心コンタクトによる可動端子の底面に向う方向へ
の押し込み量であるから、中心コンタクトの先端の到達
位置を適当に設定しておくことにより、同軸コネクタ自
体を小型化しても、解離中の両端子の間隔は十分に確保
することが可能になる。すなわち、内部端子を構成する
固定端子及び可動端子を、底面より所定の距離(中心コ
ンタクトの導入により可動端子を変形させて固定端子か
ら解離させるには足りるが、それを大幅に越えない距
離)だけ離れた位置に配設することにより、本発明をよ
り実行あらしめることができる。
【0015】また、可動端子及び固定端子を、従来例
(図10,図11)のように上下に並べて配置するので
はなく、互いに対向するように配設することにより、可
動端子と固定端子を上下に大きく隔てて設置する必要が
なくなり、両端子の配置が同軸コネクタの厚み寸法の縮
小を妨げることが解消される。この点に関して理解を容
易とするために、図10に示す従来の同軸コネクタ80
を参照して説明すると、本発明の場合(請求項2の可動
端子及び固定端子を互いに対向するように配設した場
合)には、固定端子83が接触点Pの位置(つまり可動
端子84と同じ高さ位置)に位置することになる結果、
距離LZ分だけ厚み寸法を減らすことが可能になる。
【0016】可動端子及び固定端子のリード部分を絶縁
ケースの下側へ回り込ませて絶縁ケースの裏面と略面一
の接続端部とする一方、外部端子の両曲折部を絶縁ケー
スの下側へ回り込ませて絶縁ケースの裏面と略面一の接
続端部とすることにより、基板表面に容易に実装を行な
うことが可能になる。
【0017】また、絶縁ケースを略直方体形状とし、か
つ、ケース上面に外部端子のフラット部を被着させた場
合には、自動実装機(チッププレーサー)による実装が
容易になり、本発明をさらに実行あらしめることが可能
になる。
【0018】また、絶縁ケースと外部端子を一体に成形
するようにした場合には、絶縁ケースの製造と同時に絶
縁ケースと外部端子の組み付けを行なうことが可能にな
り、製造コストの低減を図ることが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示し
てその特徴とするところをさらに詳しく説明する。な
お、ここでは、同軸コネクタとして、面実装可能な同軸
レセプタクルを例にとって説明する。図1は同軸レセプ
タクルの構造を示す断面図、図2は同軸レセプタクルの
全体外観を示す斜視図、図3は同軸レセプタクルの前面
外観を示す正面図、図4は同軸レセプタクルの上面外観
を示す平面図、図5は同軸レセプタクルの側面外観を示
す側面図である。
【0020】この同軸レセプタクル1は、直方体形状を
有する合成樹脂製の絶縁ケース2と、絶縁ケース2の凹
部(内部空間)3に配設された金属製の固定端子4及び
ばね製を有する金属材料からなる可動端子5からなる内
部端子30と、絶縁ケース2の主要部を覆うように配設
された外部端子(外導体)40とを備えて構成されてい
る。絶縁ケース2の凹部3は、立設円柱形状の空間であ
って、上側が導入口7として円形に開口しており、相手
方同軸コネクタの中心コンタクトは導入口7から下方へ
進入することになる。
【0021】固定端子4は、絶縁ケース2に形成された
凹部3の内側面の、底面2aより一定距離だけ上方の位
置から略水平に突出するようにして配設されている。他
方の可動端子5は、固定端子4の突出位置とは凹部3を
隔てて対抗する位置から略水平に配設されている。ま
た、図1〜図4に示すように、固定端子4の幅広の板状
部分が、側壁2Aの長孔8を貫通し凹部3内に突出して
おり、また、可動端子5の先端部分が、側壁2Bの長孔
9を貫通して凹部3の奥にまで突出し、固定端子4の下
面に接触している。両端子4,5の表面に設けられた円
状小凸部10(図1)が長孔8,9の内壁面に係止して
抜け止めとなっている。
【0022】上記の可動端子5は、自らのバネ性に因る
付勢力によって固定端子4の下面に当接して、両端子
4,5が確実に接触するように構成されている。なお、
詳細には、固定端子5は下面に接点4aを有しており、
この接点4aが可動端子5の上面と接触し、両者の導通
が得られるように構成されている。一方、固定端子4は
リード部分が、図1に示すように、側壁2Aの外表面を
伝って絶縁ケース2の下側へ回り込んで伸延してゆき、
絶縁ケース2の裏面2bと略面一の接続端部11となっ
ている。また、可動端子5のリード部分も、側壁2Bの
外表面を伝って絶縁ケース2の下側へ回り込み、絶縁ケ
ース2の裏面2bと略面一の接続端部12となってい
る。
【0023】また、図1〜図5に示すように、相手側同
軸コネクタの外導体と接触する金属製の外部端子40は
長手方向断面が略コ字状の板状体であって、板状体中央
のフラット部40aがケース上面に被着されており、フ
ラット部40aの両側に続く曲折部(脚部)40b,4
0cが側壁2C,2Dの外表面をそれぞれ伝って絶縁ケ
ース2の下側へ回り込み、絶縁ケース2の裏面2bと略
面一の接続端部13,14となっている。さらに、フラ
ット部40aにおける絶縁ケース2の導入口7に対応す
る部分は、相手方同軸コネクタの中心コンタクト導入の
ための貫通孔15が導入口7と同径・同心となるように
形成されている。
【0024】上記のように、両端子4,5の接続端部1
1、12及び外部端子40の接続端部13,14が絶縁
ケース2の裏面2bと略面一であるため、この同軸レセ
プタクル1は容易に面実装を行なうことができる。ま
た、この同軸レセプタクル1は、上面にフラット部40
aが被着され、平らな面となっているとともに、同軸レ
セプタクル1全体が略直方体形状を有しているため、自
動実装の際の吸着が容易で、取扱性に優れているため、
自動実装に好適なものとなっている。ちなみに、図10
の従来の同軸コネクタ80を自動実装をする場合、フラ
ットで方形なものとするためには、追加部品89が必要
となり、厚み・大きさの増大やコスト上昇の問題を伴
う。
【0025】また、同軸レセプタクル1では、外部端子
40と絶縁ケース2が一体成形されており、絶縁ケース
2の製造と同時に絶縁ケース2と外部端子40の組み付
けが行われている。例えば、絶縁ケース製造用の金型内
に別途に作製しておいた外部端子40をセットした後、
樹脂注入を行い絶縁ケース2を作製することにより、容
易に一体成形することができる。このように、外部端子
40を一体成形するようにした場合、組み付け精度を向
上させることが可能になるとともに、製造コストを低減
することが可能になる。
【0026】次に、上記のようにして外部端子40が組
み付けられた絶縁ケース2に対する固定端子4及び可動
端子5の装着方法を具体的に説明する。固定端子4と可
動端子5を予めプレス加工で別々に作製しておき、先
ず、図6(a)に示すように、長孔8から固定端子4を
凹部3に挿入したあと、長孔8より僅かに上方に位置す
る長孔9から、可動端子5を挿入する一方、上面を下方
に押さえて先端が固定端子4の下面より低くなるように
下げさせたまま、図6(b)に示す位置まで押し込んだ
後、可動端子5を下方に押さえつける力を取り除いて、
そのばね性(図6(b)に二点鎖線で示す元の形状(水
平の形状)に戻ろうとする復元力)により、可動端子5
を固定端子4の下面に当接させる。
【0027】なお、上記の例では、可動端子5を挿入す
る長孔9が、固定端子4を挿入する長穴8より上方にあ
る場合について説明したが、図7(a),(b)に示すよう
に、可動端子5を挿入する長孔9が、固定端子4を挿入
する長穴8より下方にある場合にも、例えば、図7(b)
に二点鎖線で示すように、元の形状が上向きの形状であ
るような、大きいばね性を有する可動端子を用いること
により、上記の例と同様にして可動端子5を固定端子4
の下面に当接させることが可能である。なお、図7にお
いて、図6と同一の符号を付した部分は図6と同一の部
分を示している。
【0028】このようにして、絶縁ケース2に両端子
4,5を取り付けたあと、フープキャリアとの接続部分
を切断することにより、両端子4,5の装着が終了し、
図2に示すような同軸レセプタクル1が得られる。な
お、この同軸レセプタクル1の寸法そしては、縦・横
3.5mm、厚み(高さ)2mm程度の寸法が例示され
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0029】続いて、以上に説明した同軸レセプタクル
1の動作を図8及び図9を参照しながら説明する。図8
(a)に示すように、相手方同軸コネクタである同軸プ
ラグ21が装着されていないときには、可動端子5が自
らのバネ性による付勢力で固定端子4に接触しており、
両端子4,5が電気的に接続されている。その結果、図
8(b)に示すように、可動端子5の入力INは固定端
子4から出力OUTとして送出される。もちろん、同軸
プラグ21の中心コンタクト22は開放状態OPENの
ままである。
【0030】反対に、図9(a)に示すように、相手方
同軸コネクタである同軸プラグ21が装着されていると
きには、上方の導入口7及び貫通孔15から導入される
中心コンタクト22により可動端子5が下方へ押し下げ
られ、可動端子5が固定端子4から離れて両端子4,5
の電気的接続が断たれる一方、中心コンタクト22と可
動端子5が接触する。その結果、図9(b)に示すよう
に、可動端子5の入力INが中心コンタクト22から出
力OUTとして送出されるようになる。もちろん、固定
端子4の方は、開放状態OPENに変化する。そして、
同時に同軸プラグ21の外導体23が同軸レセプタクル
1の外部端子40に接触して、外導体23も外部端子4
0と電気的に接続される。
【0031】なお、上記の実施の形態では、外部端子4
0と絶縁ケース2が一体成形されている場合について説
明したが、絶縁ケース2と外部端子40を個別に作製し
た後、両者を組み付けることによっても本願発明の同軸
コネクタを得ることが可能であることはいうまでもな
い。
【0032】また、上記の実施の形態では、絶縁ケース
2が略直方体形状を有している場合を例にとって説明し
たが、絶縁ケース2を略立方体形状とすることも可能で
ある。絶縁ケースの形状については、さらに他の形状と
することも可能であり、例えば、円柱形状や四角柱形状
以外の多角柱形状とすることも可能である。
【0033】また、固定端子4,可動端子5の接続端部
や外部端子40の接続端部が絶縁ケース2の裏面と面一
でなくて突出した非面実装タイプとなる構成も、本発明
の他の実施の形態として挙げることができる。本発明
は、さらにその他の点においても上記実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲内において、種
々の応用、変形を加えることが可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明の同軸コネクタにおいては、可動
端子及び固定端子と相手側同軸コネクタの中心コンタク
トとが、従来の同軸コネクタのように平行な方向に配設
されているのではなく、略直角に配置されていることか
ら、端子と中心コンタクトの合計長さが同軸コネクタの
寸法縮小を阻む事態が解消されるとともに、相手方同軸
コネクタの中心コンタクトの先端が、可動端子を絶縁ケ
ースの凹部奥側に押し込んで可動端子と固定端子を解離
する構成であることから、解離中の可動端子と固定端子
の間隔を十分に確保することが可能になり、同軸コネク
タの大幅な小型化を実現することができる。
【0035】さらに、本発明の同軸コネクタにおいて
は、従来の同軸コネクタのように可動端子と固定端子を
上下に大きく隔てて配置する必要がなくなり、十分な薄
型化を実現することができる。
【0036】可動端子及び固定端子のリード部分を絶縁
ケースの下側へ回り込ませて絶縁ケースの裏面と略面一
の接続端部とする一方、外部端子の両曲折部を絶縁ケー
スの下側へ回り込ませて絶縁ケースの裏面と略面一の接
続端部とすることにより、基板表面に容易に実装を行な
うことが可能な面実装型の同軸コネクタを得ることがで
きる。
【0037】また、絶縁ケースを略直方体形状とし、か
つ、ケース上面に外部端子のフラット部を被着させた場
合には、自動実装機(チッププレーサー)による実装が
容易になり、本発明をさらに実行あらしめることが可能
になる。
【0038】また、絶縁ケースと外部端子を一体に成形
するようにした場合には、絶縁ケースの製造と同時に絶
縁ケースと外部端子の組み付けを行なうことが可能にな
り、製造コストの低減を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる同軸レセプタクル
の構造を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる同軸レセプタクル
の全体外観を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる同軸レセプタクル
の前面外観を示す正面図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる同軸レセプタクル
の上面外観を示す平面図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる同軸レセプタクル
の側面外観を示す側面図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかる同軸レセプタクル
の固定・可動の両端子の絶縁ケースへの装着方法を示す
説明図である。
【図7】本発明の一実施形態にかかる同軸レセプタクル
の固定・可動の両端子の絶縁ケースへの他の装着方法を
示す説明図である。
【図8】相手方同軸プラグ未装着時の本発明の一実施形
態にかかる同軸レセプタクルの動作説明図である。
【図9】相手方同軸プラグ装着時の本発明の一実施形態
にかかる同軸レセプタクルの動作説明図である。
【図10】従来の同軸コネクタの相手側同軸コネクタを
装着していないときの状態を示す断面図である。
【図11】従来の同軸コネクタの相手側同軸コネクタを
装着したときの状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 同軸レセプタクル(同
軸コネクタ) 2 絶縁ケース 2A,2B,2C,2D 側壁 2a 底面 2b 裏面 3 凹部(内部空間) 4 固定端子 4a 接点 5 可動端子 7 導入口 8,9 長孔 10 円状小凸部 11,12 接続端部 13,14 接続端部 15 貫通孔 21 相手方同軸コネクタ
(同軸プラグ) 22 中心コンタクト 23 外導体 30 内部端子 40 外部端子 40a フラット部 40b,40c 曲折部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)相手方同軸コネクタの少なくとも中心
    コンタクトが導入される凹部が設けられた絶縁ケース
    と、 (b)前記絶縁ケースの凹部内に、前記中心コンタクトの
    導入方向に対して略直角の方向に突出するように配設さ
    れた内部端子であって、互いに離接する固定端子及び可
    動端子を備えてなり、相手側同軸コネクタの非装着時に
    は、自らのばね性により前記中心コンタクトの導入方向
    に対向する方向(中心コンタクトの導入方向と逆側の方
    向)に付勢された可動端子が固定端子に当接して両者が
    導通する一方、相手側同軸コネクタの装着時には、凹部
    内に導入される中心コンタクトにより、可動端子が凹部
    の奥側(中心コンタクトの導入方向)に押し付けられて
    固定端子から解離するように構成された内部端子と、 (c)前記絶縁ケースの外側に配設され、相手側同軸コネ
    クタの装着時に相手方同軸コネクタの外導体(相手側外
    導体)と接触する外部端子とを具備することを特徴とす
    る同軸コネクタ。
  2. 【請求項2】前記内部端子を構成する固定端子及び可動
    端子が、前記絶縁ケースの凹部内周面の略対向する位置
    から凹部内の、底面より所定の距離(前記中心コンタク
    トの導入により可動端子を変形させて固定端子から解離
    させるには足りるが、それを大幅に越えない距離)だけ
    離れた位置に、前記相手側同軸コネクタの中心コンタク
    トの導入方向に対して略直角の方向に突出するように配
    設されていることを特徴とする請求項1記載の同軸コネ
    クタ。
  3. 【請求項3】絶縁ケースが略直方体形状を有し、 可動端子及び固定端子のリード部分が絶縁ケースの下側
    へ回り込み、絶縁ケースの裏面と略面一の接続端部とな
    っている一方、 外部端子は、絶縁ケースに被着された、長手方向断面形
    状が略コ字状の板状体であって、前記絶縁ケースの上面
    を覆うように配設される中央のフラット部には、相手方
    同軸コネクタを絶縁ケースの凹部内に導入するための貫
    通孔が形成されているとともに、前記フラット部の両側
    に続く曲折部が絶縁ケースの側壁の外表面を伝って絶縁
    ケースの下側へ回り込み、絶縁ケースの裏面と略面一の
    接続端部となるように構成されていることを特徴とする
    請求項1又は2記載の同軸コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記絶縁ケースと前記外部端子が一体成
    形されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載
    の同軸コネクタ。
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