JPH09245890A - コネクタの嵌合検知構造 - Google Patents

コネクタの嵌合検知構造

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JPH09245890A
JPH09245890A JP5343096A JP5343096A JPH09245890A JP H09245890 A JPH09245890 A JP H09245890A JP 5343096 A JP5343096 A JP 5343096A JP 5343096 A JP5343096 A JP 5343096A JP H09245890 A JPH09245890 A JP H09245890A
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JP
Japan
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connector
housing
fitting
fitted
movable piece
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Application number
JP5343096A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Hayashi
弘幸 林
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタが完全に嵌合したときにこれを明確
に表示することができるようにしながら、嵌合検知のた
めの部分をコネクタにコンパクトに組み込むことができ
るようにする。 【解決手段】 第1コネクタ1のハウジング3の側壁
に、コネクタ嵌合方向と直交する方向に移動可能な嵌合
検知用の可動片11と、この可動片を弾性的に一定位置
に保持するコイルバネ12と、この可動片11が所定量
移動したときに外部から目視可能とする窓穴13とを設
ける。一方、第2コネクタ2のハウジング7の側部に、
両コネクタ1,2の嵌合につれて上記可動片11をコネ
クタ嵌合方向と直交する方向に押動する押動部14を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相対応するコネク
タが正しく嵌合されたときにこれを作業者に認識させる
ための嵌合検知構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気ユニットとハーネスとの接
続や電気ユニット同士の接続あるいはハーネス同士の接
続などにはコネクタが用いられている。このようなコネ
クタによる電気接続は、相対応するコネクタハウジング
が完全に嵌合されることによって達成されるが、比較的
大きな嵌合力を要するコネクタやボルト締めで結合され
るコネクタの場合、作業者が完全嵌合を反力等で判断す
ることが難しい。このため、嵌合が不完全になったり、
インパクトレンチでボルト締めする場合に必要以上の締
結力が加わってコネクタが破損したりするおそれがあ
る。
【0003】従来、このような問題の対策として、例え
ば特開昭61−4179号公報に示されるように、互い
に嵌合する一対のコネクタハウジングのうちの雌型ハウ
ジングの背面側に、嵌合確認用の表示部として、筒体
と、この筒体内にコネクタ嵌合方向に移動可能に挿入さ
れた表示用ロッドとを設け、この表示用ロッドの内端部
を雌型ハウジングの内部に突入させるとともに、表示用
ロッドの外端部に二又状の弾性表示片を設け、一方、筒
体の外端部に表示窓を設けるとともに、筒体の外端部の
内側に突部及び傾斜状案内面を設けた嵌合検知構造が提
案されている。この構造は、両ハウジングが完全嵌合さ
れたときに、上記表示用ロッドが雄型ハウジングで嵌合
方向に押されて筒体の外端部側に移動し、それに伴い上
記弾性表示片が傾斜状案内面に案内されて弾性変形し、
これを表示窓から確認し得るようにしたものである。
【0004】また、例えば実開平6−72128号公報
に示されるように、互いに嵌合する一対のコネクタハウ
ジングにボルトとナットとを配設するとともに、一方の
ハウジングにコネクタ嵌合方向前方に延びる棒状の突起
部を設け、他方のハウジングに上記突起部に対応する挿
通孔をコネクタ嵌合方向に貫通するように形成し、この
挿通孔に検知ピンを差し込み、上記両ハウジングが嵌合
されたときに上記突起部が上記挿通孔に突入して検知ピ
ンを嵌合方向前方に押すことにより、完全嵌合時に上記
検知ピンが挿通孔から外部に突出するように構成した嵌
合検知構造も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開昭61−4
179号公報に示されるような構造では、両ハウジング
の嵌合に伴ってコネクタ嵌合方向に押動される表示用ロ
ッドとこれを収容する筒体とからなる表示部がコネクタ
嵌合方向に長く形成されているため、この表示部がハウ
ジングの奥行き方向に余分なスペースを取って、ハウジ
ングの背面側に大きく突出するようになり、コネクタが
大型化する等の問題点がある。
【0006】また、上記実開平6−72128号公報に
示されるように両ハウジングの嵌合に伴い検知ピンが棒
状の突起部によってコネクタ嵌合方向に移動して外部に
突出するようになっている構造でも、棒状の突起部や検
知ピンをコネクタ嵌合方向に長く形成する必要があっ
て、検知部分のコンパクト化が難しい等の問題がある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑み、コネクタ
が完全に嵌合したときにこれを明確に表示することがで
きるようにしながら、嵌合検知のための部分をコネクタ
にコンパクトに組み込むことができるコネクタの嵌合検
知構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
互いに嵌合可能な第1,第2のコネクタの嵌合状態を検
知する構造であって、第1コネクタのハウジングの側部
に、コネクタ嵌合方向と直交する方向に移動可能な嵌合
検知用の可動片と、この可動片を弾性的に一定位置に保
持する付勢手段と、この可動片が所定量移動したときに
外部から目視可能とする窓穴とを設けるとともに、第2
コネクタのハウジングの側部に、両コネクタの嵌合につ
れて上記可動片をコネクタ嵌合方向と直交する方向に押
動する押動部を設けたものである。
【0009】この構造によると、両ハウジングの嵌合に
伴って上記可動片がコネクタ嵌合方向と直交する方向に
移動し、これが外部から目視されることにより、コネク
タの嵌合が達成されたことが容易に確認される。
【0010】また、上記可動片等がハウジングの側部に
コンパクトに組み込まれ、コネクタ嵌合方向に余分なス
ペースをとることがない。
【0011】この発明の具体的構造としては、例えば第
1コネクタのハウジングをハウジング嵌入凹部を有する
雌型、第2コネクタのハウジングを上記ハウジング嵌入
凹部に嵌入される雄型とし、上記第1コネクタのハウジ
ングにおけるハウジング嵌入凹部の開口端付近の側壁に
嵌合検知用の可動片、付勢手段及び窓穴を配設するとと
もに、第2コネクタのハウジングの側面部所定位置に押
動部を突設し、第2コネクタのハウジングが上記ハウジ
ング嵌入凹部に所定量嵌入されたときに上記押動部が上
記可動片の頭部に当接するような構成(請求項2)とす
ればよい。
【0012】この構造において、嵌合検知用の可動片の
頭部を略半球状に形成する一方、押動部の、上記可動片
の頭部に当接する面を傾斜面とすること(請求項3)が
好ましい。このようにすれば、ハウジング嵌合時に、上
記押動部が上記可動片の頭部に当接しつつハウジング嵌
合方向に移動するに伴い、可動片がハウジング嵌合方向
と直交する方向にスムーズに移動する。
【0013】また、請求項4に係る発明は、互いに嵌合
可能な第1,第2のコネクタの嵌合状態を検知する構造
であって、第1コネクタのハウジングをハウジング嵌入
凹部を有する雌型、第2コネクタのハウジングを上記ハ
ウジング嵌入凹部に嵌入される雄型とし、上記第1コネ
クタのハウジングの側壁に、一端部が側壁から外方へ突
出する状態と側壁内に没入する状態とに回動変位可能に
枢支された嵌合検知用のレバーと、弾性的にこのレバー
を一定状態に保持する付勢手段とを設け、上記両コネク
タの嵌合時に第2コネクタのハウジングによって上記レ
バーを回動変位させるように構成したものである。
【0014】この構造によると、両ハウジングの嵌合に
伴って上記レバーが回動変位し、これが外部から目視さ
れることにより、コネクタの嵌合が達成されたことが容
易に確認される。また、上記レバー等がハウジングの側
部にコンパクトに組み込まれ、コネクタ嵌合方向に余分
なスペースをとることがない。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0016】図1〜図4は本発明の一実施形態を示すも
のであり、これらの図において、1は第1コネクタ、2
は第2コネクタである。これらのコネクタ1,2は、例
えばワイヤーハーネスの末端部に具備されることによ
り、ワイヤーハーネス同士の接続に用いられる。なお、
これらのコネクタ1,2は、ワイヤーハーネス同士の接
続に限らず、例えばいずれか一方のコネクタをインスト
ルメントパネル、計器等の電気ユニットに取り付けてお
くとともに、他方のコネクタをワイヤーハーネスに取り
付けておくことにより、電気ユニットとワイヤーハーネ
スとの接続に用いるようにしてもよく、あるいはまた、
互いに連結される電気ユニットにコネクタ1,2をそれ
ぞれ取り付けて、電気ユニット同士の接続に用いるよう
にしてもよい。
【0017】上記第1コネクタ1は、ハウジング嵌入凹
部4を有する雌型のハウジング3と、このハウジング3
に保持された所要数の雄型端子(図示省略)とを備えて
おり、ハウジング3の中央部にはねじ穴6を有するボル
トボス部5が設けられいる。一方、第2コネクタ2は、
上記ハウジング嵌入凹部4に嵌入される雄型のハウジン
グ7と、このハウジング7に保持された所要数の雌型端
子(図示省略)とを備えており、ハウジング7の中央部
にはボルト8が回転可能に保持されている。そして、上
記両コネクタ1,2のハウジング3,7を対応させると
ともに、上記ボルト8をねじ穴6に挿し込んだ状態で、
インパクトレンチ等の工具でボルト8を回動操作するこ
とにより、ボルト8がねじ穴6に螺合されて、ボルト締
結により両コネクタ1,2の嵌合が達成されるようにな
っている。
【0018】嵌合検知構造としては、上記第1コネクタ
1のハウジング3の側壁に、コネクタ嵌合方向と直交す
る方向に移動可能な可動片11と、この可動片11を弾
性的に一定位置に保持するコイルバネ12からなる付勢
手段と、可動片11が所定量移動したときに外部から目
視可能とする窓穴13とが設けられるとともに、第2コ
ネクタ2のハウジング7の側壁に、両コネクタ1,2の
嵌合につれて上記可動片11をコネクタ嵌合方向と直交
する方向に押し出す押動部14が設けられている。
【0019】これらの構造を具体的に説明すると、上記
第1コネクタ1のハウジング3における一側壁の中央部
には外側に突出した凸状部分15が設けられ、ハウジン
グ嵌入凹部の開口端付近において上記凸状部分15に中
空部16が形成され、この中空部16に上記可動片11
及びコイルバネ12が組み込まれている。上記可動片1
1は、半球状の頭部11aと大径基部11bとからな
り、その大径基部11bが上記中空部16内に位置し、
頭部11aが中空部16の内側壁に設けられた挿通穴1
7から内方へ出没可能に突出しており、中空部16内に
位置するコイルバネ12により突出状態が弾性的に保持
されている。また、中空部16の前端壁には窓穴13が
形成され、上記可動片11が中空部16内に所定量没入
したときに窓穴13から可動片11が見えるように、窓
穴13の位置が設定されている。なお、上記可動片11
は目立ち易い色に着色されている。
【0020】一方、上記第2コネクタ2のハウジング7
には、その一側面部の長さ方向中央部で、後端側(第1
コネクタ1に対する嵌合開始側とは反対側)に偏った位
置に、外側方へ突出する押動部14が設けられ、この押
動部14の前面外側部には傾斜面14aが形成されてい
る。そして、上記第2コネクタ2のハウジング7が第1
コネクタ1のハウジング3の嵌入凹部4に所定量以上嵌
入したときに、上記押動部14の傾斜面14aが上記可
動片11の頭部11aに当接し、コネクタ1,2の完全
嵌合状態に至るにつれて上記押動部14が可動片11を
外方へ押出すように、押動部14と可動片11との位置
関係が設定されている。
【0021】以上のような当実施形態の構造によると、
コネクタ嵌合時には、上記第1コネクタ1のハウジング
3の嵌入凹部4に第2コネクタ2のハウジング7を嵌入
するとともに、第2コネクタ2に具備されたボルト8を
第1コネクタ1のハウジング3のねじ穴6に螺合させた
状態で、インパクトレンチ等の工具で上記ボルト8を回
動操作する。これにより、上記ボルト8がねじ穴6に締
着され、それに伴い、上記両ハウジング1,2の嵌合が
進行する。
【0022】この際、第2コネクタ2のハウジング7に
設けられた押動部14が第1コネクタ1のハウジング3
に装備された可動片11に当接するまでの未嵌合ないし
半嵌合の状態では、図2に示すように、上記可動片11
が中空部16より内方へ突出し、窓穴13からは可動片
11が見えない。
【0023】上記第2コネクタ2のハウジング7が第1
コネクタ1のハウジング3に所定量嵌入すると上記押動
部14が上記可動片11の頭部11aに当接する状態と
なり、この状態からさらに両ハウジング1,2の嵌合が
進行して図3に示すような嵌合完了状態になると、上記
可動片11が窓穴13から目視されるようになる。この
動作を図4によって詳しく説明すると、上記押動部14
の傾斜面14aが上記可動片11の半球状の頭部11a
に当接する状態で、上記両ハウジング3,7の嵌合が進
行すると、上記押動部14がコネクタ嵌合方向(矢印a
方向)に移動するに伴い、上記可動片11がコネクタ嵌
合方向と直交する方向(矢印b方向)に押し出されて中
空部16側へ没入する。これによって可動片11が窓穴
13に対応する位置へ変位し、白抜き矢印のように外方
から窓穴13を通して可動片11が見えるようになる。
【0024】このようにして、嵌合完了状態の確認が容
易に可能となる。しかも、検知構造を構成する部分を、
第1コネクタ1のハウジング3の開口端付近の側壁とこ
れに対応する第2コネクタ2のハウジング7の側部所定
位置とにコンパクトに配設することができ、前述の従来
構造のようにコネクタ嵌合方向(ハウジングの奥行き方
向)に余分なスペースを取ることがない。
【0025】図5は本発明の構造の別の実施形態を示し
ている。この実施形態では、第1コネクタ1のハウジン
グ3の側壁に、嵌合検知用のレバー21が取り付けられ
ている。このレバー21は、上記側壁の所定箇所に形成
された切抜き部22に配置された状態で、中間部が側壁
に軸23を介して枢支されている。そしてこのレバー2
1が、側壁と略直交する方向に起立して一端部が側壁よ
り外方へ突出するとともに他端部がハウジング3内に突
入する起立状態と、側壁に沿った倒伏状態とにわたって
可動変位可能とされ、軸23に装着された捩じりコイル
バネ24からなる付勢手段により弾性的に上記起立状態
が保持されるようになっている。
【0026】上記レバー21の上記他端部には、断面略
三角形状に片側に突出した被押動部25が設けられ、一
方、上記第2コネクタ2のハウジング7の一側部前端側
の所定箇所には、上記被押動部25に対応する形状の傾
斜面26が形成されている。
【0027】その他の構造は前記実施形態(図1〜図
4)と同様であり、前記実施形態と同一部分は同一符号
を付して説明を省略する。
【0028】この実施形態の構造によると、第2コネク
タ2のハウジング7の前端部が第1コネクタ1のハウジ
ング3に装備されたレバー21に当接するまでの未嵌合
ないし半嵌合の状態では、図5(a)に示すように、上
記レバー21が起立状態に保たれて、その一端部が側壁
より外方に突出しているが、第2コネクタ2のハウジン
グ7が第1コネクタ1のハウジング3に所定量以上嵌入
されると、図5(b)に示すように、第2コネクタ2の
ハウジング7の前端部が上記レバー21の被押動部25
に当接してレバー21を回動する。そして、上記両ハウ
ジング3,7の嵌合が進行して完全に嵌合される状態に
至ると、図5(c)に示すように、上記レバー21が倒
伏状態となる。
【0029】従って、上記レバー21が倒伏したか否か
でコネクタ1,2の嵌合が完了したかどうかを容易に判
別することができる。また、この構造によっても、嵌合
検知用のレバー21をハウジング1の側部にコンパクト
に配設することができ、ハウジングの奥行き方向に余分
なスペースを取ることがない。
【0030】なお、本発明の嵌合検知構造及びこれを具
備するコネクタの構造は上記各実施形態に示すものに限
定されず、種々変更可能である。
【0031】例えば、上記各実施形態では、第1コネク
タ1のハウジング3を雌型としてこれにねじ穴6を設け
る一方、第2コネクタ2のハウジング7を雄型としてこ
れにボルト8を装備しているが、雌型のハウジングにボ
ルトを装備する一方、雄型のハウジングにねじ穴を設け
てもよい。また、ボルトによる締め付けを行わないコネ
クタでも、端子数が多くて比較的大きな嵌合力を要する
ような場合には作業者が完全嵌合を反力等で判断するこ
とが難しいので、本発明の嵌合検知構造を適用すること
が効果的である。
【0032】
【発明の効果】以上のように、第1コネクタのハウジン
グの側部に、コネクタ嵌合方向と直交する方向に移動可
能な嵌合検知用の可動片と、この可動片を弾性的に一定
位置に保持する付勢手段と、この可動片が所定量移動し
たときに外部から目視可能とする窓穴とを設けるととも
に、第2コネクタのハウジングの側部に、両コネクタの
嵌合につれて上記可動片をコネクタ嵌合方向と直交する
方向に押動する押動部を設けた構造(請求項1)による
と、コネクタが完全に嵌合されたときにこれを外部から
目視によって容易に確認することができる。しかも、表
示用ロッド等をコネクタ嵌合方向に移動させる従来構造
のように嵌合検知用の部分がコネクタ嵌合方向に長くな
ったりコネクタ背面側に大きく突出したりすることがな
く、ハウジングの側部にコンパクトに嵌合検知用の部分
を組み込むことができ、これによってコネクタ自体を小
型化することができる。
【0033】また、第1コネクタのハウジングの側壁
に、一端部が側壁から外方へ突出する状態と側壁内に没
入する状態とに回動変位可能に枢支された嵌合検知用の
レバーと、弾性的にこのレバーを一定状態に保持する付
勢手段とを設け、コネクタ嵌合時に第2コネクタのハウ
ジングによって上記レバーを回動変位させるように構成
した構造(請求項4)によっても、ハウジングの嵌合に
伴う上記レバーの回動変位を外部から目視することでコ
ネクタの嵌合を容易に確認することができ、しかも、上
記レバーをハウジングの側壁部分にコンパクトに組み込
むことができ、コネクタを小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による嵌合検知構造を備え
たコネクタの正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿ったコネクタの嵌合途中状
態を示す断面図である。
【図3】コネクタの嵌合完了状態を示す断面図である。
【図4】要部の拡大断面図である。
【図5】(a)(b)(c)は別の実施形態による嵌合
検知構造を備えたコネクタの嵌合前、嵌合途中及び嵌合
完了の各状態の断面図である。
【符号の説明】
1 第1コネクタ 2 第2コネクタ 3 雌型ハウジング 7 雄型ハウジング 11 嵌合検知用の可動片 12 コイルバネ 13 窓穴 14 押動部 21 嵌合検知用のレバー 23 軸 24 捩じりコイルバネ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合可能な第1,第2のコネクタ
    の嵌合状態を検知する構造であって、第1コネクタのハ
    ウジングの側部に、コネクタ嵌合方向と直交する方向に
    移動可能な嵌合検知用の可動片と、この可動片を弾性的
    に一定位置に保持する付勢手段と、この可動片が所定量
    移動したときに外部から目視可能とする窓穴とを設ける
    とともに、第2コネクタのハウジングの側部に、両コネ
    クタの嵌合につれて上記可動片をコネクタ嵌合方向と直
    交する方向に押動する押動部を設けたことを特徴とする
    コネクタの嵌合検知構造。
  2. 【請求項2】 第1コネクタのハウジングをハウジング
    嵌入凹部を有する雌型、第2コネクタのハウジングを上
    記ハウジング嵌入凹部に嵌入される雄型とし、上記第1
    コネクタのハウジングにおけるハウジング嵌入凹部の開
    口端付近の側壁に嵌合検知用の可動片、付勢手段及び窓
    穴を配設するとともに、第2コネクタのハウジングの側
    面部所定位置に押動部を突設し、第2コネクタのハウジ
    ングが上記ハウジング嵌入凹部に所定量嵌入されたとき
    に上記押動部が上記可動片の頭部に当接するように構成
    したことを特徴とする請求項1記載のコネクタの嵌合検
    知構造。
  3. 【請求項3】 嵌合検知用の可動片の頭部を略半球状に
    形成する一方、押動部の、上記可動片の頭部に当接する
    面を傾斜面としたことを特徴とする請求項2記載のコネ
    クタの嵌合検知構造。
  4. 【請求項4】 互いに嵌合可能な第1,第2のコネクタ
    の嵌合状態を検知する構造であって、第1コネクタのハ
    ウジングをハウジング嵌入凹部を有する雌型、第2コネ
    クタのハウジングを上記ハウジング嵌入凹部に嵌入され
    る雄型とし、上記第1コネクタのハウジングの側壁に、
    一端部が側壁から外方へ突出する状態と側壁内に没入す
    る状態とに回動変位可能に枢支された嵌合検知用のレバ
    ーと、弾性的にこのレバーを一定状態に保持する付勢手
    段とを設け、上記両コネクタの嵌合時に第2コネクタの
    ハウジングによって上記レバーを回動変位させるように
    構成したことを特徴とするコネクタの嵌合検知構造。
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