JPH09245133A - カード、磁気カードおよびそれらの使用方法 - Google Patents

カード、磁気カードおよびそれらの使用方法

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JPH09245133A
JPH09245133A JP8054810A JP5481096A JPH09245133A JP H09245133 A JPH09245133 A JP H09245133A JP 8054810 A JP8054810 A JP 8054810A JP 5481096 A JP5481096 A JP 5481096A JP H09245133 A JPH09245133 A JP H09245133A
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magnetic
card
conductive rubber
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JP8054810A
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Mikio Horiuchi
内 幹 夫 堀
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Empire Airport Service Co Ltd
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Empire Airport Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気カードに対する改ざんおよび不正を効果
的に防止する。 【解決手段】 磁気カード10のカード基材11内に、
磁気ストライプ部12に直交して複数の導電ゴム15が
設けられている。磁気ストライプ部12は所定ビット
数、例えば11ビットの記録容量を有する単位磁気部1
2aを複数配置してなり、導電ゴム15は単位磁気部1
2aに対応して設けられている。磁気ストライプ部12
からの磁気情報は、読取/書込ヘッド23により読取ら
れ、導電ゴム15からの通電情報は、一対の電極部2
0,22によって読み取られ、磁気情報と光情報のマッ
チングが制御装置25により行われる。磁気カード10
に対して読取/書込ヘッド23から新たな磁気情報が書
き替えられ、同時に書き替えられた磁気情報に基づいて
所望の導電ゴム15がパンチ24により貫通される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカード、磁気カード
およびそれらの使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から矩形状のカード基材と、このカ
ード基材上に印刷等により設けられた磁気ストライプ部
とを備えた磁気カードが知られており、このような磁気
カードはテレホンカード、パチンコカードその他のプリ
ペイドカードとして用いられている。
【0003】磁気カードの使用にあたっては、磁気カー
ドの磁気ストライプ部に記録された磁気情報が読取ヘッ
ドによって読み取られ、通話をしたりパチンコ玉を取り
出したりすることができる。磁気カードは、使用される
毎に磁気ストライプ部に対して書込ヘッドにより書き替
えが行なわれ、書き替えと同時に書き替え情報に対応し
てカード基材に対してパンチ孔が設けられる。このパン
チ孔は、磁気ストライプ部からの磁気情報と照合するた
めのものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、上述
した磁気カードについて改ざんする、不正使用が頻繁に
生じている。このような不正使用は、例えば磁気カード
の磁気ストライプ部を都合良く書き替えるとともに、カ
ード基材のパンチ孔を埋めてしまうことにより行なわれ
ている。しかしながら、現在のところこのような不正使
用に対して有効な対応策が見い出されていないのが実情
である。
【0005】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、磁気カードの改ざんおよび不正使用を効果
的に防止することができるカード、磁気カードおよびそ
れらの使用方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
矩形状のカード基材と、このカード基板上に設けられた
磁気ストライプ部と、前記カード基材内に磁気ストライ
プ部に直交して設けられた複数の細長状導電ゴムと、を
備えたことを特徴とする磁気カードである。
【0007】請求項2記載の発明は、磁気ストライプ部
は所定ビット数の記録容量を有する単位磁気部を複数配
置してなり、導電ゴムは前記単位磁気部に対応する位置
に配置されていることを特徴とする請求項1記載の磁気
カードである。
【0008】請求項7記載の発明は、矩形状のカード基
材と、このカード基材内に設けられた複数の導電ゴムと
を備えたことを特徴とするカードである。
【0009】請求項12記載の発明は、請求項1記載の
磁気カードの使用方法において、磁気ストライプ部に記
録された磁気情報を読取ヘッドにより読み取るととも
に、導電性ゴムに通電して通電情報を読み取る工程と、
読み取った磁気情報および通電情報をマッチングする工
程と、磁気ストライプ部に新たな磁気情報を書込ヘッド
により書き替えるとともに、書き替えられた磁気情報に
対応する導電ゴムをカード基材とともに貫通する工程
と、を備えたことを特徴とする磁気カードの使用方法で
ある。
【0010】請求項13記載の発明は、請求項2記載の
磁気カードの使用方法において、磁気ストライプ部の単
位磁気部に記録された磁気情報を読取ヘッドにより読み
取るとともに、導電性ゴムに通電して通過情報を読み取
る工程と、読み取った通電情報から磁気情報が記録され
た単位磁気部を特定するとともに、特定された単位磁気
部の磁気情報を最新磁気情報として定める工程と、磁気
ストライプ部の単位磁気部のうち新たな磁気情報に対応
する単位磁気部に当該磁気情報を書込ヘッドにより書き
替えるとともに、書き替えられた単位磁気部より所定個
数離れた単位磁気部の導電ゴムをカード基材とともに貫
通して新たな通電情報を書き込む工程と、を備えたこと
を特徴とする磁気カードの使用方法である。
【0011】請求項15記載の発明は、請求項7記載の
カードの使用方法において、導電性ゴムに通電して通電
情報を読み取る工程と、所望の導電ゴムをカード基材と
ともに貫通して新たな通電情報を書き込む工程と、を備
えたことを特徴とするカードの使用方法である。
【0012】本発明によれば、磁気カードおよびカード
の改ざん、不正使用を効果的に防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明
する。図1乃至図6は本発明の第1の実施の形態を示す
図である。
【0014】図1(a)(b)乃至図3に示すように、
本発明による磁気カード10は対向する一対のプラスチ
ック製基板11a,11b(図3参照)からなる矩形状
のカード基材11と、カード基材11上に印刷により設
けられるとともにカード基材11の長手方向に延びる磁
気ストライプ部12と、一対の基板11a,11b間に
挟持された複数の細長状導電ゴム15とを備えている。
なお、カード基材11上の全面に、磁気ストライプ部1
2を覆う着色保護膜18を設けてもよい。
【0015】また矩形状のカード基材11は、一対の基
板11a,11bを真空状態で重ね合せて構成され、こ
のうち基板11aは比較的幅が狭く、基板11bは比較
的幅が広くなっている。また一対の基板11a,11b
は幅の狭い基板11aの周縁4辺において接着されて、
周縁部14aを形成している。
【0016】さらに、磁気ストライプ部12は、図2に
示すように所定ビット数の記録容量を有する単位磁気部
12aを複数配置してなり、各単位磁気部12a間には
隙間12bが形成されている。
【0017】ここで磁気カード10をパチンコカードと
して用いる場合における磁気ストライプ部12の構造に
ついて述べる。例えばパチンコカードとしての磁気カー
ドが50,000円カードの場合、100円を1単位と
すると500単位として表わされる。
【0018】この500単位をビット換算すると、図6
(a)に示すように、256(9ビット)<500<5
12(10ビット)となるので、各単位磁気部12aが
9ビットの記録容量を有すれば、各単位磁気部12aに
おいて500単位の記録が可能となる。
【0019】ここで、ビット数と記録可能な単位数につ
いて、図6(b)により説明する。図6(b)は3ビッ
トの場合におけるビットの組み合せを示しており、3ビ
ットによって0−7までの数値の記録が可能となってい
る。
【0020】本実施例においては、各単位磁気部12a
に9ビットの磁気情報を書込むために、磁気情報の初め
と終りを示すスタートビットとストップビットを各々1
つずつ設ける必要があり、このため各単位磁気部12a
は11ビットの記録容量を有している。また各単位磁気
部12aは1単位毎に設けられており、このため磁気ス
トライプ部12の単位磁気部12aは合計500個設け
られている。
【0021】次に導電ゴム15について述べる。図2に
示すように、導電ゴム15は500個の単位磁気部12
a毎に1個ずつ、すなわち合計500本設けられ、各導
電ゴム15は磁気ストライプ部12に直交するとともに
単位磁気部12aの略中央部を通過している。また各導
電ゴム15はわずかに引張られた状態で、その両端部1
5a,15bがカード基材11の周縁部14によって固
着されている。しかしながら、両端部15a,15b以
外の部分15cはカード基材11を構成する一対の基板
11a,11bに挟持されているだけであり固着されて
いない。従って、例えばカード基材11のうち周縁部1
4の内側の部分を打抜いた場合、カード基材11は基板
11a,11b毎に分離し、基板11a,11b間の導
電ゴム15も基板11a,11bから分離する。なお、
各導電ゴム15の両端部15a,15bは、いずれもカ
ード基材11の周縁部14から外方へ突出する突出部1
5dを有しており、この突出部15dは幅の広い基板1
1bの側線まで延びている。この突出部15dは後述す
る一対の電極部20,22が接触する部分である。
【0022】また図2に示すように、各導電ゴム15の
うちカード基材11の周縁部14に固着された両端部1
5a,15bは、隣り同志一定の間隔で配置されている
が、両端部15a,15b以外の部分15cは引張られ
て張力を有している。このためカード基材11の単位磁
気部12aを導電ゴム15とともに貫通させて貫通孔1
6を形成した場合、導電ゴム15は貫通孔16を境とし
て両端部15a,15b側へ引張られる。
【0023】なおカード基材11上の磁気ストライプ部
12の側方に、100単位毎の単位磁気部12aに対応
して、例えば「0」、「100」、「200」、「30
0」、「400」、「500」等の表示が施され、現在
の使用状況を目視にて確認することができるようになっ
ている。
【0024】次に図1(a)(b)により磁気カード1
0に対する磁気情報と通電情報の読み取り/書き替え装
置について述べる。図1(a)(b)に示すように磁気
カード10は矢印L方向に進行する。この磁気カード1
0の磁気ストライプ部12に対して、読取/書込ヘッド
23により読み取りと書き替えが行われる。この読取/
書込ヘッド23は制御装置25に接続されている。
【0025】また図1(a)に示すように、磁気カード
10の両側には、導電ゴム15の一対の突出部15dに
接触し、この導電ゴム15に対して通電させる一対の電
極部20,22が配設されている。そしてこれら一対の
電極部20,22は、いずれも制御装置25に接続され
ている。また各電極部20、20は、図1(b)に示す
ように、各々一対の電極20a、20bおよび22a、
22bを有している。このうち、電極20a、22aは
所定の導電性ゴム15の両突出部15d、15dの導通
を確認するものである。また電極20a、20b間およ
び電極22a、22b間において、当該導電性ゴム15
の各突出部15d、15dと、これに隣接する導電性ゴ
ム15の突出部15d、15dとの間の導通を確認する
ことができる。
【0026】また図1(a)に示すように、磁気カード
10の磁気ストライプ部12の直上に、カード基材1
1、単位磁気部12aおよび導電ゴム15をパンチによ
り貫通して貫通孔16を形成するためのパンチ24が設
けられている。なお貫通孔16を、溶断により形成して
もよい。
【0027】次にこのような構成からなる磁気カード1
0をパチンコカードとして使用した場合の使用方法につ
いて説明する。
【0028】まず予め磁気カード10の磁気ストライプ
部12に対してパチンコ玉50,000円分の磁気情報
を記録する。この場合、図2に示す磁気ストライプ部1
2のうち最左側の単位磁気部12aに、50,000円
分、すなわち100円を1単位として500単位分の磁
気情報が記録される。
【0029】次に磁気カード10を用いて例えば100
円分のパチンコ玉を購入する場合について述べる。まず
磁気カード10が図1の矢印L方向に進行し、この間磁
気ストライプ部12の磁気情報が読取/書込ヘッド23
により読み取られ、読取/書込ヘッド23により読み取
られた磁気情報は制御装置25に送られる。
【0030】同時に一対の電極部20,22によって各
通電ゴム15に対して通電が施される。この場合、電極
部20の電極20aと電極部22の電極22a間におい
て、所定の導電性ゴム15の両突出部15d、15d間
の導通が確認され、同時に電極20a、20b間および
電極22a、22b間において、当該導電性ゴム15の
各突出部15d、15dと、これに隣接する導電性ゴム
15の突出部15d、15dとの間の導通が確認され
る。次に、各通電ゴム15の通電情報は一対の電極部2
0,22から制御装置25に送られる。制御装置25に
おいて、すべての導電ゴムが連通しているという通電情
報に基づいて磁気情報が記録された最左側の単位磁気部
12aが特定され、特定された単位磁気部12aからの
500単位の磁気情報が最新磁気情報として定められる
(磁気情報と通電情報のマッチング)。
【0031】次に100円分の(1単位分)のパチンコ
玉を購入した場合、磁気カード10が矢印L方向に対し
て逆方向に戻される。この間、500−1=499単位
の新たな磁気情報が、499単位に対応する単位磁気部
(図2の左から2番目の単位磁気部)12aに記録され
る。
【0032】この場合、予め制御装置25によってパン
チ24が駆動され、499単位に対応する単位磁気部1
2aの1つ左隣りの単位磁気部(図2の最左側の単位磁
気部)12aが、パンチ24によってカード基材11お
よび導電ゴム15とともに打抜き貫通されて、貫通孔1
6が形成される。その後、制御装置25によって読取/
書込ヘッド23が駆動され、499単位に対応する単位
磁気部12aに対して499単位の新たな磁気情報が記
録され、このようにして左から2番目の単位磁気部12
aの書き替えが行われる。
【0033】次に磁気カード10を用いて、更に200
円分のパチンコ玉を購入する場合について述べる。前述
と同様に磁気カード10が図1の矢印L方向に進行し、
この間磁気ストライプ部12の磁気情報が読取/書込ヘ
ッド23により読み取られ、読取/書込ヘッド23によ
り読み取られた磁気情報は制御装置25に送られる。同
時に一対の電極部20,22によって各通電ゴム15に
対して通電が施され、各導電ゴム15の通電情報は制御
装置25に送られる。
【0034】この場合、図2に示す最左側の単位磁気部
12aに対応する導電ゴム15は、貫通孔16によって
破断されているので、最左側の単位磁気部12aの導電
ゴム15は貫通孔16を境として両端部15a,15b
側へ引張られる。また、導電ゴム15の破断によって、
一対の電極部20,22間の導通はなくなり、一対の電
極部20,22からの信号に基づいて制御装置25は導
電ゴム15の破断を検知する。次に制御装置25におい
て最左側の導電ゴム15の破断という通電情報に基づい
て、左から2番目の単位磁気部12aを磁気情報が記録
された単位磁気部として特定し、特定された単位磁気部
12aからの499単位の磁気情報を最新磁気情報とし
て定める(磁気情報と通電情報のマッチング)。
【0035】次に200円分(2単位分)のパチンコ玉
を購入した場合、磁気カード10が矢印L方向に対して
逆方向に戻される。
【0036】この間、499−2=497単位の新たな
磁気情報が、497単位に対応する単位磁気部(図2の
左から4番目の単位磁気部)12aに記録される。
【0037】この場合、予め制御装置25によってパン
チ24が駆動され、497単位に対応する単位磁気部1
2aの1つ左隣りの単位磁気部(図2の左から3番目の
単位磁気部)12aが、パンチ24によってカード基材
11および導電ゴム15とともに打抜き貫通されて、貫
通孔16が形成される。その後、制御装置25によって
読取/書込ヘッド23が駆動され、497単位に対応す
る単位磁気部12aに対して497単位の新たな磁気情
報が記録され、このようにして左から4番目の単位磁気
部12aの書き替えが行われる。
【0038】以下、同様にして磁気カード10の単位磁
気部12aおよび導電ゴム15によって磁気情報および
通電情報を読み取り、次に導電ゴム15を含むカード基
材11を打抜き貫通させて貫通孔16を形成するととも
に、単位磁気部12aに対して新たな磁気情報を書き替
えることができる。
【0039】なお、上記実施例において、新たな磁気情
報に対応する単位磁気部12aの左隣りに貫通孔16を
形成した後、単位磁気部12aの磁気情報の書き替えを
行った例を示したが、磁気情報の書き替えを行った後、
貫通孔16を形成してもよい。
【0040】さらに、パンチ24によって形成される貫
通孔16は丸形(図2)に限らず、五角形でもよく(図
5(a))、また三角形でもよい(図5(b))。
【0041】次に磁気カード10の不正使用について述
べる。磁気カード10に対して不正使用を行う場合は、
まず磁気ストライプ部12上に磁気テープ19を粘着
し、この磁気テープ19に新たな磁気情報を書き替える
ことが考えられる(図4(a)(b)参照)。本発明に
おいては、磁気ストライプ部12が単位磁気部12aと
隙間12bとからなっているので、磁気ストライプ部1
2から読み取った磁気情報の電圧波形は、図4(a)に
示すように単位磁気部12aに対応する部分において大
きな山形を有し、隙間12bに対応する部分においてホ
ワイトノイズを有する。これに対して磁気ストライプ部
12上に磁気テープ19を粘着した場合、磁気情報の電
圧波形は隙間12bに対応する部分においてホワイトノ
イズを有するが、単位磁気部12aに対応する部分にお
いて、なだらかな山形を有し(図4(b))、このなだ
らかな電圧波形によって不正に粘着された磁気テープ1
9の存在を検出することができる。また、カード基材1
1上の全面に着色保護層18を設けた場合は、この着色
保護層18により隙間12bの場所を隠すことができ
る。
【0042】次に磁気カード10に対して不正使用を行
う場合、周縁部分14の内側であって、貫通孔16を含
むカード基材11の一部を打抜き、この打抜いた部分に
導電ゴム15を含む嵌込部材を嵌込むことも考えられ
る。しかしながら、カード基材11の一部を打抜いた場
合、カード基材11を構成する一対の基板11a,11
bは単に真空状態で圧接されているだけなので、一対の
基板11a,11bおよび一対の基板11a,11b間
の導電ゴム15は各々分離してしまい、復帰することは
むずかしい。さらに導電ゴム15はわずかに引張られた
状態で両端部15a,15bにより固着されているの
で、導電ゴム15に貫通孔16を形成した場合に、導電
ゴム15は両端部15a,15bに引張られる。このた
め新たな嵌込部材の導電ゴム15を、もとの磁気カード
10の導電ゴム15に接続することは非常に困難であ
る。また、導電性ゴム15が破断された後、破断された
導電性ゴム15の各突出部15d、15dと、これに隣
接する導電ゴム15d、15dとの間に例えば銅箔を貼
り付け、破断された導電性ゴム15をあたかも導通する
ように細工することも考えられる。しかしながら、電極
20a、20b間および電極22a、22b間におい
て、当該破断された導電性ゴム15の各突出部15d、
15dとこれに隣接する導電性ゴム15の突出部15
d、15dとの間における導通が検知され、隣接する突
出部15d、15d同志の導通が確認された場合は銅箔
の貼り付けのような不正使用があったものと判断され
る。なお、破断された導電性ゴムの各突出部15d、1
5dと、突出部15dを飛び越した突出部15d、15
dとの間に銅箔を貼り付けることも考えられる。この場
合は、飛び越した突出部15d上に絶縁体を配置してお
く必要があり、この場合は飛び越した導電ゴム15は常
時破断状態となる。この状態は、電極20aと電極22
aとの間で確認される。
【0043】以上のように本実施の形態によれば、磁気
カード10の改ざんおよび不正使用を効果的に防止する
ことができる。第2の実施の形態 以下、図7により本発明の第2の実施の形態について説
明する。
【0044】図7に示す第2の実施の形態による磁気カ
ード10は、磁気ストライプ部12の構造が異なるのみ
であり、他は図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略
同一である。図7に示す磁気カード10において、図1
乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符
号を付して詳細な説明は省略する。なお、図7において
基板11aは便宜的な透明体で表わされており、このた
め基板11aを通して導電ゴム15が実線で示されてい
る。
【0045】図7において、磁気カード10は30,0
00円のパチンコカードとなっている。この場合、10
0円を1単位とすると、30,000円は300単位で
表わされる。この300単位をビット換算すると、25
6(9ビット)<300<512(10ビット)となる
ので、各単位磁気部12aが9ビットの記録容量を有す
れば、各単位磁気部12aにおいて300単位の記録が
可能となる。
【0046】本実施例においては、各単位磁気部12a
に磁気情報の初めと終りを示すスタートビットとストッ
プビットが設けられており、このため各単位磁気部12
aは11ビットの記録容量を有している。また本実施の
形態において、各単位磁気部12aは15単位毎に設け
られており、このため1つの単位磁気部12aにより1
5単位を管理している。すなわち、単位磁気部12a
は、300/15=20個設けられている。
【0047】さらに導電ゴム15が図7に示すように、
20個の単位磁気部12a毎に1本ずつ設けられるとと
もに、図7の最左側の単位磁気部12aの左隣りに1本
設けられ、合計21本の導電ゴム15が設けられてい
る。
【0048】使用に際しては、まず磁気カード10の最
左側の単位磁気部12aに300単位(30,000
円)の磁気情報が記録される。磁気カード10が使用さ
れ、例えば残りが286〜299単位の場合は最左側の
導電ゴム15が破断され、最左側の単位磁気部12aに
286〜299単位のいずれかの磁気情報が記録され
る。
【0049】更に磁気カード10が使用され、残りが2
41〜255単位となると、左から4番目の単位磁気部
12aに磁気情報が記録され、1つ左隣りの単位磁気部
12aが導電ゴム15とともに破断される。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明によればカードお
よび磁気カードに対する改ざんおよび不正使用を効果的
に防止することができるので、カードおよび磁気カード
を例えばパチンコカードのようなプリペイドカードとし
て使用した場合、カード発行元の損害を未然に防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気カードの第1の実施の形態の
使用方法を示す図。
【図2】本発明による磁気カードの平面図。
【図3】本発明による磁気カードの側断面図。
【図4】磁気ストライプ部に磁気テープを貼着した場合
における磁気情報の電圧波形を示す図。
【図5】磁気ストライプ部に形成された貫通孔および溝
部の変形例を示す図。
【図6】単位磁気部のビット数を示す図。
【図7】本発明による磁気カードの第2の実施の形態を
示す平面図。
【符号の説明】
10 磁気カード 11 カード基材 11a,11b 基板 12 磁気ストライプ部 12a 単位磁気部 12b 間隙 14 周縁部 15 導電ゴム 16 貫通孔 20 電極部 22 電極部 23 読取/書込ヘッド 24 パンチ 25 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 5/80 G07F 7/08 A

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形状のカード基材と、このカード基板上
    に設けられた磁気ストライプ部と、前記カード基材内に
    磁気ストライプ部に直交して設けられた複数の細長状導
    電ゴムと、を備えたことを特徴とする磁気カード。
  2. 【請求項2】磁気ストライプ部は所定ビット数の記録容
    量を有する単位磁気部を複数配置してなり、 導電ゴムは前記単位磁気部に対応する位置に配置されて
    いることを特徴とする請求項1記載の磁気カード。
  3. 【請求項3】カード基材は一対の基板からなり、一対の
    基板は互いに真空圧接されるとともに、その周縁が接着
    されて周縁部を形成していることを特徴とする請求項1
    または2のいずれか記載の磁気カード。
  4. 【請求項4】導電ゴムはその両端部が一対の基板の周縁
    部に固着されていることを特徴とする請求項3記載の磁
    気カード。
  5. 【請求項5】導電性ゴムの両端部は、一対の基板の周縁
    部から外方へ突出する突出部を有することを特徴とする
    請求項4記載の磁気カード。
  6. 【請求項6】カード基材のうち磁気ストライプ部の単位
    磁気部に対応する部分に、単位磁気部および導電ゴムを
    貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする請求
    項2記載の磁気カード。
  7. 【請求項7】矩形状のカード基材と、このカード基材内
    に設けられた複数の細長状導電ゴムとを備えたことを特
    徴とするカード。
  8. 【請求項8】カード基材は一対の基板からなり、一対の
    基板は互いに真空圧接されるとともに、その周縁が接着
    され周縁部を形成していることを特徴とする請求項7記
    載のカード。
  9. 【請求項9】導電ゴムはその両端部が一対の基板の周縁
    部に固着されていることを特徴とする請求項8記載のカ
    ード。
  10. 【請求項10】導電ゴムの両端部は、一対の基板の周縁
    部から外方へ突出する突出部を有することを特徴とする
    請求項9記載のカード。
  11. 【請求項11】カード基材に導電ゴムを貫通する貫通孔
    が形成されていることを特徴とする請求項7記載のカー
    ド。
  12. 【請求項12】請求項1記載の磁気カードの使用方法に
    おいて、 磁気ストライプ部に記録された磁気情報を読取ヘッドに
    より読み取るとともに、導電性ゴムに一対の電極部によ
    り通電して通電情報を読み取る工程と、 読み取った磁気情報および通電情報をマッチングする工
    程と、 磁気ストライプ部に新たな磁気情報を書込ヘッドにより
    書き替えるとともに、書き替えられた磁気情報に対応す
    る導電ゴムをカード基材とともに貫通する工程と、 を備えたことを特徴とする磁気カードの使用方法。
  13. 【請求項13】請求項2記載の磁気カードの使用方法に
    おいて、 磁気ストライプ部の単位磁気部に記録された磁気情報を
    読取ヘッドにより読み取るとともに、導電性ゴムに一対
    の電極部により通電して通電情報を読み取る工程と、 読み取った通電情報から磁気情報が記録された単位磁気
    部を特定するとともに、特定された単位磁気部の磁気情
    報を最新磁気情報として定める工程と、 磁気ストライプ部の単位磁気部のうち新たな磁気情報に
    対応する単位磁気部に当該磁気情報を書込ヘッドにより
    書き替えるとともに、書き替えられた単位磁気部より所
    定個数離れた単位磁気部の導電ゴムをカード基材ととも
    に貫通して新たな通電情報を書き込む工程と、 を備えたことを特徴とする磁気カードの使用方法。
  14. 【請求項14】導電性ゴムに一対の電極部により通電し
    て通電情報を読み取る際、所定導電性ゴムの両端の突出
    部に通電して当該導電性ゴムの導通を確認するととも
    に、当該導電性ゴムの各突出部とこれに隣接する導電性
    ゴムの突出部との導通を確認することを特徴とする請求
    項12または13のいずれか記載の磁気カードの使用方
    法。
  15. 【請求項15】請求項7記載のカードの使用方法におい
    て、 導電性ゴムに一対の電極部により通電して通電情報を読
    み取る工程と、 所望の導電ゴムをカード基材とともに貫通して新たな通
    電情報を書き込む工程と、 を備えたことを特徴とするカードの使用方法。
  16. 【請求項16】導電性ゴムに一対の電極部により通電し
    て通電情報を読み取る際、所定導電性ゴムの両端の突出
    部に通電して当該導電性ゴムの導通を確認するととも
    に、当該導電性ゴムの各突出部とこれに隣接する導電性
    ゴムの突出部との導通を確認することを特徴とする請求
    項15記載のカードの使用方法。
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JPS55135979A (en) * 1979-04-10 1980-10-23 Tokyo Jiki Insatsu Kk Magnetic card having double check function
JPH0863563A (ja) * 1994-08-24 1996-03-08 Tokin Corp 磁気カード及びその使用方法

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