JP3761629B2 - カード、情報記録カードおよびそれらの使用方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はカード、情報記録カードおよびそれらの使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から情報記録カードとして矩形状のカード基材と、このカード基材上に印刷等により設けられた磁気ストライプ部とを備えた磁気カードが知られており、このような磁気カードはテレホンカード、パチンコカードその他のプリペイドカードとして用いられている。
【0003】
磁気カードの使用にあたっては、磁気カードの磁気ストライプ部に記録された磁気情報が読取ヘッドによって読み取られ、通話をしたりパチンコ玉を取り出したりすることができる。磁気カードは、使用される毎に磁気ストライプ部に対して書込ヘッドにより書き替えが行なわれ、書き替えと同時に書き替え情報に対応してカード基材に対してパンチ孔が設けられる。このパンチ孔は、磁気ストライプ部からの磁気情報と照合するためのものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、上述した磁気カードについて改ざんする、不正使用が頻繁に生じている。このような不正使用は、例えば磁気カードの磁気ストライプ部を都合良く書き替えるとともに、カード基材のパンチ孔を埋めてしまうことにより行なわれている。しかしながら、現在のところこのような不正使用に対して有効な対応策が見い出されていないのが実情である。また磁気カードの他に、情報記録カードとしてカード基材にICモジュールを埋め込んでなるICカードが知られているが、このICカードについても磁気カードと同様の不正使用が予想される。
【0005】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり磁気カードおよびICカード等の情報記録カードの改ざんおよび不正使用を効果的に防止することができるカード、情報記録カードおよびそれらの使用方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、カード基材と、このカード基材に設けられた情報記録部と、前記カード基材に設けられた複数の光導波路と、を備え、情報記録部は所定ビット数の記録容量を有する複数の単位磁気部を有する磁気ストライプ部からなり、光導波路は前記単位磁気部に対応する位置に配置されており、カード基材のうち磁気ストライプ部の単位磁気部に対応する部分に、単位磁気部および光導波路を貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする磁気カードである。
【0007】
本発明は、カード基材と、このカード基材に設けられた情報記録部と、前記カード基材に設けられた複数の光導波路と、を備え、情報記録部は所定ビット数の記録容量を有する複数の単位磁気部を有する磁気ストライプ部からなり、光導波路は前記単位磁気部に対応する位置に配置されており、カード基材のうち磁気ストライプ部の単位磁気部に対応する部分に、単位磁気部および光導波路を圧縮変形する溝部が形成されていることを特徴とする磁気カードである。
【0008】
本発明は、カード基材と、このカード基材に設けられた情報記録部と、前記カード基材に設けられた複数の光導波路と、を備えた情報記録カードの使用方法において、情報記録部に記録された記録情報を読取装置により読み取る工程と、投光器から光ビームを光導波路に入射させ、この光ビームを受光器で受光して光情報を読み取る工程と、読み取った記録情報および光情報をマッチングする工程と、情報記録部に新たな記録情報を書込装置により書き替えるとともに、書き替えられた記録情報に対応する光導波路を破損させる工程と、を備えたことを特徴とする情報記録カードの使用方法である。
【0009】
本発明は、カード基材と、このカード基材に設けられた情報記録部と、前記カード基材に設けられた複数の光導波路と、を備えた情報記録カードの使用方法において、複数の光導波路に最高使用額決定領域を定めるとともに、最高使用額決定領域の光導波路を破損させて最高使用額を定める工程と、情報記録部に記録された記録情報を読取装置により読み取る工程と、投光器から光ビームを光導波路に入射させ、この光ビームを受光器で受光して光情報を読み取る工程と、読み取った記録情報が、最高使用額決定領域からの光情報が示す最高使用額を越えたか否か判定する工程と、備えたことを特徴とする情報記録カードの使用方法である。
【0010】
本発明は、カード基材と、このカード基材に設けられた情報記録部と、前記カード基材に設けられた複数の光導波路と、を備え、情報記録部は所定ビット数の記録容量を有する複数の単位磁気部を有する磁気ストライプ部からなり、光導波路は前記単位磁気部に対応する位置に配置された記録カードの使用方法において、磁気ストライプ部の単位磁気部に記録された記録情報を読取装置により読み取るとともに、投光器から光ビームを単位磁気部毎に設けられた光導波路に入射させこの光ビームを受光器で受光して光情報を読み取る工程と、読み取った光情報から記録情報が記録された単位磁気部を特定するとともに、特定された単位磁気部の記録情報を最新記録情報として定める工程と、を備えたことを特徴とする情報記録カードの使用方法である。
【0011】
本発明は、カード基材と、このカード基材に設けられた情報記録部と、前記カード基材に設けられた複数の光導波路と、を備え、情報記録部は所定ビット数の記録容量を有する複数の単位磁気部を有する磁気ストライプ部からなり、光導波路は前記単位磁気部に対応する位置に配置された情報記録カードの使用方法において、複数の光導波路に最高使用額決定領域を定めるとともに、最高使用額決定領域の光導波路を破損させて最高使用額を定める工程と、磁気ストライプ部の単位磁気部に記録された記録情報を読取装置により読み取るとともに、投光器から光ビームを光導波路に入射させこの光ビームを受光器で受光して光情報を読み取る工程と、読み取った記録情報が、最高使用額決定領域からの光情報が示す最高使用額を越えたか否か判定する工程と、備えたことを特徴とする情報記録カードの使用方法である。
【0012】
本発明は、カード基材と、このカード基材に設けられた情報記録部と、前記カード基材に設けられた複数の光導波路と、を備え、情報記録部は所定ビット数の記録容量を有する複数の単位磁気部を有する磁気ストライプ部からなり、光導波路は前記単位磁気部に対応する位置に配置された情報記録カードの使用方法において、複数の光導波路を最高使用額決定領域とデータ領域とに区画するとともに、最高使用額決定領域の光導波路を破損させて最高使用額を定める工程と、磁気ストライプ部の単位磁気部に記録された記録情報を読取装置により読み取るとともに、投光器から光ビームを光導波路に入射させ、この光ビームを受光器で受光して光情報を読み取る工程と、データ領域からの光情報に基づいて記録情報が記録された単位磁気部を特定するとともに、特定された単位磁気部の記録情報を最新記録情報として定める工程と、この最新記録情報が最高使用額決定領域からの光情報が示す最高使用額を越えたか否かを判定する工程と、を備えたことを特徴とする情報記録カードの使用方法である。
【0013】
本発明は、カード基材と、このカード基材に設けられた情報記録部と、前記カード基材に設けられ、少なくとも最高使用額決定領域を有する複数の光導波路とを備えた情報記録カードの読取システムにおいて、最高使用額決定領域の光導波路に光ビームを入射する投光器と、光ビームを受光して最高使用額からの光情報を読み取る受光器と、情報記録部に記録された記録情報を読み取る読取装置と、前記投光器、前記受光器および前記読取装置に接続された制御装置とを備え、前記制御装置は単位最高使用額が記憶されたROMと、受光器からの光情報とROMからの単位最高使用額に基づいて最高使用額を求める最高使用額演算部と、最高使用額演算部と読取装置からの記録情報を比較する比較部とを有することを特徴とする情報記録カードの読取システムである。
【0018】
本発明によれば、磁気カードおよびカードの改ざん、不正使用を効果的に防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図6は本発明の第1の実施の形態を示す図である。本発明による情報記録カードは磁気カードまたはICカードからなっている。このうちまず磁気カードについて説明する。
【0020】
図1乃至図3に示すように、磁気カード10は対向する一対のプラスチック製基板11a,11b(図3参照)からなる矩形状のカード基材11と、カード基材11上に印刷により設けられるとともにカード基材11の長手方向に延びる情報記録部としての磁気ストライプ部12と、一対の基板11a,11b間に挟持された複数の光導波路としての光ファイバ15とを備えている。なお、カード基材11上の全面に、磁気ストライプ部12を覆う着色保護膜18を設けてもよい。
【0021】
また、矩形状のカード基材11は、一対の基板11a,11bを真空状態で重ね合せて構成され、その4辺が接着されて周縁部14を形成している。
また、磁気ストライプ部12は、図2に示すように所定ビット数の記録容量を有する単位磁気部12aを複数配置してなり、各単位磁気部12a間には隙間12bが形成されている。
【0022】
ここで磁気カード10をパチンコカードとして用いる場合における磁気ストライプ部12の構造について述べる。例えばパチンコカードとしての磁気カードが50,000円カードの場合、100円を1単位とすると、50,000円は500単位として表わされる。
【0023】
この500単位をビット換算すると、図6(a)に示すように、256(9ビット)<500<512(10ビット)となるので、各単位磁気部12aが9ビットの記録容量を有すれば、各単位磁気部12aにおいて500単位の記録が可能となる。
【0024】
ここで、ビット数と記録可能な単位数について、図6(b)により説明する。図6(b)は3ビットの場合におけるビットの組み合せを示しており、3ビットによって0−7までの数値の記録が可能となっている。
【0025】
本実施例においては、各単位磁気部12aに9ビットの磁気情報を書込むために、磁気情報の初めと終りを示すスタートビットとストップビットを各々1つずつ設ける必要があり、このため各単位磁気部12aは11ビットの記録容量を有している。また各単位磁気部12aは1単位毎に設けられており、このため磁気ストライプ部12の単位磁気部12aは合計500個設けられている。
【0026】
次に光ファイバ15について述べる。図2に示すように、光ファイバ15は500個の単位磁気部12a毎に1個ずつ、すなわち合計500本設けられ、各光ファイバ15は磁気ストライプ部12に直交するとともに単位磁気部12aの略中央部を通過している。また各光ファイバ15は、その両端部15a,15bがカード基材11の周縁部14によって固着されているが、両端部15a,15b以外の部分15cはカード基材11を構成する一対の基板11a,11bに挟持されているだけであり固着されていない。従って、例えばカード基材11のうち周縁部14の内側の部分を打抜いた場合、カード基材11は基板11a,11b毎に分離し、基板11a,11b間の光ファイバ15も基板11a,11bから分離する。
【0027】
また図2に示すように、各光ファイバ15のうちカード基材11の周縁部14に固着された両端部15a,15bは、隣り同志一定の間隔で配置されているが、両端部15a,15b以外の部分15cは曲線状にだ行している。このためカード基材11の単位磁気部12aを含む特定部分を打抜き、打抜いた部分に光ファイバ15を含むカード基材11の嵌込部材を嵌込んだとしても、光ファイバ15の接続は容易ではない。
【0028】
なお、各光ファイバ15は0.3mmの直径を有し、その両端部15a,15bの端面は、カード基材11から外方へ露出するとともに、光の入射および出光がスムースに行なわれるよう鏡面仕上げされている。さらにまた、カード基材11上の磁気ストライプ部12の側方に、100単位毎の単位磁気部12aに対応して、例えば「0」、「100」、「200」、「300」、「400」、「500」等の表示が施され、現在の使用状況を目視にて確認することができるようになっている。
【0029】
次に図1により磁気カード10に対する磁気情報と光情報の読み取り/書き替え装置について述べる。図1に示すように磁気カード10は矢印L方向に進行する。この磁気カード10の磁気ストライプ部12に対して、読取/書込ヘッド(読取/書込装置)23により読み取りと書き替えが行われる。この読取/書込ヘッド23は更に、図示しないホストコンピュータに連結された制御装置25に接続されている。
【0030】
また図1に示すように、磁気カード10の一側には、半導体レーザまたは発光ダイオード等で構成された発光素子(投光器)20が設けられている。発光素子20から出射された光ビームは、集束レンズ21で集束され、光ファイバ15の直径より小さな径の光ビームとなって各光ファイバ15内に入射される。また磁気カード10の他側には、光ファイバ15から出射した光ビームを受光する受光素子(受光器)22が設けられている。そしてこれら発光素子20および受光素子22は、いずれも制御装置25に接続されている。
【0031】
また図1に示すように、磁気カード10の磁気ストライプ部12の直上に、カード基材11、単位磁気部12aおよび光ファイバ15をパンチにより貫通して貫通孔16を形成するためのパンチ24が設けられている。なお貫通孔16を形成することなく、カード基材11、単位磁気部12aおよび光ファイバ15をパンチ24によって圧縮変形させて溝部17を形成してもよい。また貫通孔16を、溶断により形成してもよい。このように光ファイバ15に貫通孔16または溝部17を形成して光ファイバ15を破損させることにより、後述のようにこの破損部分において光量を減少させることができる。
【0032】
次にこのような構成からなる磁気カード10をパチンコカードとして使用した場合の使用方法について説明する。
【0033】
まず予め磁気カード10の磁気ストライプ部12に対してパチンコ玉50,000円分の記録情報としての磁気情報を記録する。この場合、図2に示す磁気ストライプ部12のうち最左側の単位磁気部12aに、50,000円分、すなわち100円を1単位として500単位分の磁気情報が記録される。
【0034】
次に磁気カード10を用いて例えば100円分のパチンコ玉を購入する場合について述べる。まず磁気カード10が図1の矢印L方向に進行し、この間磁気ストライプ部12の磁気情報が読取/書込ヘッド23により読み取られ、読取/書込ヘッド23により読み取られた磁気情報は制御装置25に送られる。
【0035】
同時に発光素子20から投光された光ビームが集束レンズ21で集束された後、各光ファイバ15内に入射される。各光ファイバ15から出射した光ビームは受光素子22により受光された後、光情報として制御装置25に送られる。制御装置25において、すべての光ファイバ15が連通しているという光情報に基づいて磁気情報をマッチングすることにより、磁気記録が記録された最左側の単位磁気部12aが特定され、特定された単位磁気部12aからの500単位の磁気情報が最新磁気情報として定められる。
【0036】
次に100円分の(1単位分)のパチンコ玉を購入すると、その後磁気カード10が矢印L方向に対して逆方向に戻される。この際、500−1=499単位の新たな磁気情報が、499単位に対応する単位磁気部(図2の左から2番目の単位磁気部)12aに記録される。
【0037】
この間の作用を以下、詳述する。まず予め制御装置25によってパンチ24が駆動され、499単位に対応する単位磁気部12aの1つ左隣りの単位磁気部(図2の最左側の単位磁気部)12aが、パンチ24によってカード基材11および光ファイバ15とともに打抜き貫通されて、貫通孔16が形成される。その後、制御装置25によって読取/書込ヘッド23が駆動され、499単位に対応する単位磁気部12aに対して499単位の新たな磁気情報が記録され、このようにして左から2番目の単位磁気部12aの書き替えが行われる。
【0038】
次に磁気カード10を用いて更に200円分のパチンコ玉を購入する場合について述べる。前述と同様に磁気カード10が図1の矢印L方向に進行し、この間磁気ストライプ部12の磁気情報が読取/書込ヘッド23により読み取られ、読取/書込ヘッド23により読み取られた磁気情報は制御装置25に送られる。同時に発光素子20から投光された光ビームが集束レンズ21で集束された後、各光ファイバ15内に入射される。各光ファイバ15から出射した光ビームは、受光素子22により受光された後、制御装置25に送られる。
【0039】
この場合、図2に示す最左側の単位磁気部12aに対応する光ファイバ15は、貫通孔16によって破断されているので、最左側の単位磁気部12aの光ファイバ15を通る光量がこの破断部分で変化する。制御装置25は、この光量の変化により最左側の単位磁気部12aの光ファイバ15の破断を検知する。次に制御装置25において最左側の光ファイバ15の破断という光情報に基づいて、左から2番目の単位磁気部12aを磁気情報が記録された単位磁気部として特定し、特定された単位磁気部12aからの499単位の磁気情報を最新磁気情報として定める。
【0040】
次に200円分(2単位分)のパチンコ玉を購入した場合、磁気カード10が矢印L方向に対して逆方向に戻される。
【0041】
この間、499−2=497単位の新たな磁気情報が、497単位に対応する単位磁気部(図2の左から4番目の単位磁気部)12aに記録される。
【0042】
この場合、予め制御装置25によってパンチ24が駆動され、497単位に対応する単位磁気部12aの1つ左隣りの単位磁気部(図2の左から3番目の単位磁気部)12aが、パンチ24によってカード基材11および光ファイバ15とともに打抜き貫通されて、貫通孔16が形成される。その後、制御装置25によって読取/書込ヘッド23が駆動され、497単位に対応する単位磁気部12aに対して497単位の新たな磁気情報が記録され、このようにして左から4番目の単位磁気部12aの書き替えが行われる。
【0043】
以下、同様にして磁気カード10の単位磁気部12aおよび光ファイバ15によって磁気情報および光情報を読み取り、次に光ファイバ15を含むカード基材11を打抜き貫通させて貫通孔16を形成するとともに、単位磁気部12aに対して新たな磁気情報を書き替えることができる。
【0044】
なお、上記実施例において、単位磁気部12aをカード基材11および光ファイバ15とともに打抜き貫通させて貫通孔16を形成した例を示したが、これに限らず単位磁気部12aをカード基材11および光ファイバ15とともにパンチ24によって圧縮変形して溝部17を形成してもよい。光ファイバ15が圧縮された場合も、当該光ファイバ15が破損し、この破損部分を通過する光量が変化し、この光量の変化を制御装置25によって検知することができる。また、新たな磁気情報に対応する単位磁気部12aの左隣りに貫通孔16を形成した後、単位磁気部12aの磁気情報の書き替えを行った例を示したが、磁気情報の書き替えを行った後、貫通孔16を形成してもよい。
【0045】
さらに、パンチ24によって形成される貫通孔16および溝部17は丸形(図2)に限らず、五角形でもよく(図5(a))、また三角形でもよい(図5(b))。パンチ24によって五角形または三角形の貫通孔16を形成した場合は、この貫通孔16に光ファイバ15を有する適当な嵌込部材を嵌込んでも、光ファイバ15の接続は困難となる。
【0046】
次に磁気カード10の不正使用について述べる。磁気カード10に対して不正使用を行う場合は、まず磁気ストライプ部12上に磁気テープ19を粘着し、この磁気テープ19に新たな磁気情報を書き替えることが考えられる(図4(a)(b)参照)。本発明においては、磁気ストライプ部12が単位磁気部12aと隙間12bとからなっているので、磁気ストライプ部12から読み取った磁気情報の電圧波形は、図4(a)に示すように単位磁気部12aに対応する部分において大きな山形を有し、隙間12bに対応する部分においてホワイトノイズを有する。これに対して磁気ストライプ部12上に磁気テープ19を粘着した場合、磁気情報の電圧波形は隙間12bに対応する部分においてホワイトノイズを有するが、単位磁気部12aに対応する部分において、なだらかな山形を有し(図4(b))、このなだらかな電圧波形によって不正に粘着された磁気テープ19の存在を検出することができる。また、カード基材11上の全面に着色保護層18を設けた場合は、この着色保護層18により隙間12bの場所を隠すことができる。
【0047】
次に磁気カード10に対して不正使用を行う場合、周縁部分14の内側であって、貫通孔16または溝部17を含むカード基材11の一部を打抜き、この打抜いた部分に光ファイバ15を含む嵌込部材を嵌込むことも考えられる。しかしながら、カード基材11の一部を打抜いた場合、カード基材11を構成する一対の基板11a,11bは単に真空状態で圧接されているだけなので、一対の基板11a,11bおよび一対の基板11a,11b間の光ファイバ15は分離してしまい、復帰することはむずかしい。さらに光ファイバ15は両端部15a,15b以外の部分15cが曲線状にだ行しているため、新たな嵌込部材の光ファイバ15を、もとの磁気カード10の光ファイバに接続することは非常に困難である。
【0048】
以上のように本実施の形態によれば、磁気カード10の改ざんおよび不正使用を効果的に防止することができる。
【0049】
第2の実施の形態
以下、図7により本発明の第2の実施の形態について説明する。
図7に示す第2の実施の形態による磁気カード10は、磁気ストライプ部12の構造が異なるのみであり、他は図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。図7に示す磁気カード10において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0050】
図7において、磁気カード10は30,000円のパチンコカードとなっている。この場合、100円を1単位とすると、30,000円は300単位で表わされる。この300単位をビット換算すると、256(9ビット)<300<512(10ビット)となるので、各単位磁気部12aが9ビットの記録容量を有すれば、各単位磁気部12aにおいて300単位の記録が可能となる。
【0051】
本実施例においては、各単位磁気部12aに磁気情報の初めと終りを示すスタートビットとストップビットが設けられており、このため各単位磁気部12aは11ビットの記録容量を有している。また本実施の形態において、各単位磁気部12aは15単位毎に設けられており、このため1つの単位磁気部12aにより15単位を管理している。すなわち、単位磁気部12aは、300/15=20個設けられている。
【0052】
さらに光ファイバ15が図7に示すように、20個の単位磁気部12a毎に1本ずつ設けられるとともに、図7の最左側の単位磁気部12aの左隣りに1本設けられ、合計21本の光ファイバ15が設けられている。
【0053】
使用に際しては、まず磁気カード10の最左側の単位磁気部12aに300単位(30,000円)の磁気情報が記録される。磁気カード10が使用され、例えば残りが286〜299単位の場合は、最左側の単位磁気部12aに286〜299単位のいずれかの磁気情報が記録される。
【0054】
更に磁気カード10が使用され、残りが241〜255単位となると、左から4番目の単位磁気部12aに磁気情報が記録され、1つ左隣りの単位磁気部12aが光ファイバ15とともに破断される。
【0055】
変形例
次に図8および図9により、本発明の変形例について説明する。
【0056】
図1乃至図7に示す各実施の形態において、光導波路として光ファイバ11を用いた例を示したが、これに限らず図8に示すように光導波路として光路溝28を用いてもよい。すなわち、図8に示すように磁気カード10は矩形状のカード基材11を備え、このカード基材11は一対の基板11a,11bからなっている。このうち一方の基板11bには、光ビームが通過する光路溝28が形成され、一方の基板11bの光路溝28は他方の基板11aにより覆われている。
【0057】
図8において、光路溝28の一端から入射する光ビームは、光路溝28を通って他端へ達する。また光路溝28に貫通孔16または溝部17を形成して光路溝28を破損した場合、光路溝28を通過する光ビームの光量が減少する。
【0058】
また、図1乃至図8に示す各実施の形態において、情報記録カードとして磁気カード10を用いた例を示したが、これに限らず図9に示すように情報記録カードとしてICカード30を用いてもよい。すなわち、図9に示すように、ICカード30は矩形状のカード基材11と、このカード基材11に埋込まれたICモジュール31とを備え、カード基材11に光ファイバ15または光路溝28が形成されている。
【0059】
ICカード30のICモジュール31は、磁気カード10の磁気ストライプ部12と同様、情報記録部として機能し記録情報を読み取り、かつ書き替えることができる。
【0060】
第3の実施の形態
次に図10および図11により、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図10および図11に示す第3の実施の形態による磁気カード10は、複数の光ファイバ15を最高使用額決定領域とデータ領域とに区画したものであり、他は図1乃至図6に示す第1の実施の形態および図7に示す第2の実施の形態と略同一である。
【0061】
図10および図11において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態および図7に示す第2の実施の形態と同一部分には同一符号を符して詳細な説明を省略する。
【0062】
図10に示すように、磁気カード10は周縁部14を有するカード基材11と、複数の単位磁気部12aを有する磁気ストライプ部12と、各単位磁気部12aに対応して設けられた光ファイバ15とを備えている。
このうち、複数の光ファイバ15は磁気カードの最高使用額を定める最高使用額決定領域40と、磁気ストライプ部12の単位磁気部12aに記録された記録情報をマッチングするデータ領域41とに区画されている。なお、最高使用額決定領域40内において、単位磁気部12aは必ずしも必要はなく、この最高使用額決定領域40内に光ファイバ15のみを設けても良い。
【0063】
使用に際しては、図10に示すようにまず複数の光ファイバ15の最高使用額決定領域40に最高使用額の光情報を記録する。この場合、最高使用額決定領域30は6本の光ファイバ15からなるので、この6本の光ファイバ15のいずれかを破断することにより、最高で26 =64の最高使用額を定める光情報を記録することができる。
【0064】
例えば6本の光ファイバ15により、“1”の光情報を記録した場合、
基準単位“1”+光情報“1”=“2”が記録されたことになり、単位最高使用額を500円とすると、最高使用額は500円×2=1000円となる。
また6本の光ファイバ15により“9”の光情報を記録した場合、
基準単位“1”+光情報“9”=“10”が記録されたことになり、
最高使用額は500円×10=5000円となる。
また6本の光ファイバ15により“64”の光情報を記録した場合、
基準単位“1”+光情報“64”=“65”が記録されたことになり、
最高使用額は500円×65=32,500円となる。
【0065】
本実施の形態においては、例えば6本の光ファイバ15により、“1”の光情報を記録し、最高使用額を1000円と定める。
ここで磁気カード10の単位磁気部12aは、スタートビットとストップビットを含めて11ビットの記録容量を有している。このため単位磁気部12aは、情報記録用として9ビットを用いることができ、最高512単位まで記録することができる。従って100円を1単位とすると、最高51,200円まで記録することができる。
【0066】
また、磁気カード10の単位磁気部12aは単位最高使用額(500円)に合わせて5単位(500円)毎に設けられており、このためデータ領域41内の単位磁気部12の数(光ファイバ15の本料)は、最高使用額決定領域30の光情報の最大値“64”に対応させて、基準単位“1”+光情報“64”=65となっている。
【0067】
上述のように最高使用額決定領域40の光ファイバ15を破断することにより最高使用額を1000円と定めた後、図10においてデータ領域41内の単位磁気部12aが、左から2つ残してすべて破断され、不正に磁気情報を記録することが防止される。なお、データ領域41内の単位磁気部12aを破断することなく、すべて残しておいてもよい。同時にデータ領域41内の最左側の単位磁気部12aに10単位(1000円)の磁気情報が記録される。
【0068】
磁気カード10が500円分使用され、例えば残りが5単位(500円)の場合は、データ領域41内の左から2番目の単位磁気部12aに磁気情報5単位が記録され、左隣りの単位磁気部12a(データ領域41内の最左側の単位磁気部12a)が破断される。
【0069】
この間の使用をより詳述する。磁気カード10が使用される際、磁気カード10の単位磁気部12aからなる磁気ストライプ部12に記録された磁気情報が読取/書込ヘッド23(図1参照)により読み取られ、読み取られた磁気情報は制御装置25に送られる。
同時に発光素子20から投光された光ビームが集束レンズ21(図1参照)で集束された後、各光ファイバ15内に入射される。各光ファイバ15から出射した光ビームは受光素子22により受光された後、光情報として制御装置25に送られる。
【0070】
制御装置25において、光情報のうち、データ領域41の光ファイバ15からの光情報に基づいて記録情報が記録された単位磁気部12aが特定され、この特定された単位磁気部12aの記録情報が最新記録情報として定められる。
【0071】
例えば、データ領域41内の左から2番目の単位磁気部12aに500円分の情報が記録され、左隣りの単位磁気部12aが破断されている場合は、データ領域41の光ファイバ15からの光情報に基づいて、データ領域41内の左から2番目の単位磁気部12aが特定され、この特定された単位磁気部12aの記録情報(500円)が最新記録情報として定められる。その後使用された残りの残金が、読取/書込ヘッド23により書き替えられる。
【0072】
この間、図11に示すように読取/書込ヘッド23からの磁気情報は制御装置25内においてA/D変換器35から比較部36へ送られる。ここで図11は本実施の形態で用いられる読取システムを示す図である。図11において、受光素子22からの光情報のうち、最高使用額決定領域40の光ファイバ15からの光情報は、制御装置25内の最高使用額演算部38へ入力される。
【0073】
制御装置25は、単位最高使用額、例えば500円を記憶したROM37を有しており、このROM37から単位最高使用額“500円”が最高使用額演算部38へ入力される。
【0074】
最高使用額演算部38では、例えば最高使用額決定領域40の光ファイバ15から“1”の光情報が入力されると、
基準単位“1”+光情報“1”=2が求められ、さらにROM37からの単位最高使用額500円に基づいて、
500円×2=1000円の最高使用額が求められる。
【0075】
次に最高使用額演算部38で求めた最高使用額1,000円と、読取/書込ヘッド23からの磁気情報とが比較部36で比較される。この場合、読取/書込ヘッド23からの磁気情報は常に1,000円以内となっているはずであるが、単位磁気部12に対して情報の改ざんが行われ、例えば10,000円あるいは20,000円という高額の磁気情報が書き替えられていても、比較部36によりこの情報の改ざんを確実に検出することができる。
比較部36からの信号はホストコンピュータに送られ、情報改ざんの事実が伝えられる。
【0076】
【発明の効果】
以上のように、本発明によればカードおよび磁気カードに対する改ざんおよび不正使用を効果的に防止することができるので、カードおよび磁気カードを例えばパチンコカードのようなプリペイドカードとして使用した場合、カード発行元の損害を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図。
【図2】本発明による磁気カードの平面図。
【図3】本発明による磁気カードの側断面図。
【図4】磁気ストライプ部に磁気テープを貼着した場合における磁気情報の電圧波形を示す図。
【図5】磁気ストライプ部に形成された貫通孔および溝部の変形例を示す図。
【図6】単位磁気部のビット数を示す図。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す平面図。
【図8】本発明の変形例を示す図。
【図9】本発明の他の変形例を示す図。
【図10】本発明の第3の実施の形態を示す平面図。
【図11】第3の実施の形態に用いられる読取システムを示す図。
【符号の説明】
10 磁気カード
11 カード基材
11a,11b 基板
12 磁気ストライプ部
12a 単位磁気部
12b 間隙
14 周縁部
15 光ファイバ
16 貫通孔
17 溝部
20 発光素子
22 受光素子
23 読取/書込ヘッド
24 パンチ
25 制御装置
28 光路溝
30 ICカード
31 ICモジュール
36 比較部
37 ROM
38 最高使用額演算部
40 最高使用額決定領域
41 データ領域
Claims (15)
- カード基材と、このカード基材に設けられた情報記録部と、前記カード基材に設けられた複数の光導波路と、を備え、
情報記録部は所定ビット数の記録容量を有する複数の単位磁気部を有する磁気ストライプ部からなり、
光導波路は前記単位磁気部に対応する位置に配置されており、
カード基材のうち磁気ストライプ部の単位磁気部に対応する部分に、単位磁気部および光導波路を貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする磁気カード。 - カード基材と、このカード基材に設けられた情報記録部と、前記カード基材に設けられた複数の光導波路と、を備え、
情報記録部は所定ビット数の記録容量を有する複数の単位磁気部を有する磁気ストライプ部からなり、
光導波路は前記単位磁気部に対応する位置に配置されており、
カード基材のうち磁気ストライプ部の単位磁気部に対応する部分に、単位磁気部および光導波路を圧縮変形する溝部が形成されていることを特徴とする磁気カード。 - カード基材と、このカード基材に設けられた情報記録部と、前記カード基材に設けられた複数の光導波路と、を備えた情報記録カードの使用方法において、
情報記録部に記録された記録情報を読取装置により読み取る工程と、
投光器から光ビームを光導波路に入射させ、この光ビームを受光器で受光して光情報を読み取る工程と、
読み取った記録情報および光情報をマッチングする工程と、
情報記録部に新たな記録情報を書込装置により書き替えるとともに、書き替えられた記録情報に対応する光導波路を破損させる工程と、
を備えたことを特徴とする情報記録カードの使用方法。 - 光導波路を破損させる工程は、光導波路をカード基材とともに貫通させることからなることを特徴とする請求項3記載の情報記録カードの使用方法。
- 光導波路を破損させる工程は、光導波路をカード基材とともに圧縮変形することからなることを特徴とする請求項3記載の情報記録カードの使用方法。
- カード基材と、このカード基材に設けられた情報記録部と、前記カード基材に設けられた複数の光導波路と、を備えた情報記録カードの使用方法において、
複数の光導波路に最高使用額決定領域を定めるとともに、最高使用額決定領域の光導波路を破損させて最高使用額を定める工程と、
情報記録部に記録された記録情報を読取装置により読み取る工程と、
投光器から光ビームを光導波路に入射させ、この光ビームを受光器で受光して光情報を読み取る工程と、
読み取った記録情報が、最高使用額決定領域からの光情報が示す最高使用額を越えたか否か判定する工程と、備えたことを特徴とする情報記録カードの使用方法。 - 複数の光導波路に更にデータ領域を定めるとともに、読取装置により読み取った記録情報を、データ領域からの光情報とマッチングする工程を更に備えたことを特徴とする請求項6記載の情報記録カードの使用方法。
- カード基材と、このカード基材に設けられた情報記録部と、前記カード基材に設けられた複数の光導波路と、を備え、
情報記録部は所定ビット数の記録容量を有する複数の単位磁気部を有する磁気ストライプ部からなり、
光導波路は前記単位磁気部に対応する位置に配置された記録カードの使用方法において、
磁気ストライプ部の単位磁気部に記録された記録情報を読取装置により読み取るとともに、投光器から光ビームを単位磁気部毎に設けられた光導波路に入射させこの光ビームを受光器で受光して光情報を読み取る工程と、
読み取った光情報から記録情報が記録された単位磁気部を特定するとともに、特定された単位磁気部の記録情報を最新記録情報として定める工程と、
を備えたことを特徴とする情報記録カードの使用方法。 - 磁気ストライプ部の単位磁気部のうち新たな記録情報に対応する単位磁気部に新たな記録情報を書込装置により書き替えるとともに、書き替えられた単位磁気部より所定個数離れた単位磁気部の光導波路を破損させる工程、を更に備えたことを特徴とする請求項8記載の磁気カードの使用方法。
- 光導波路を破損させる工程は、光導波路をカード基材とともに貫通させることからなることを特徴とする請求項9記載の情報記録カードの使用方法。
- 光導波路を破損させる工程は、光導波路をカード基材とともに圧縮変形させることからなることを特徴とする請求項9記載の情報記録カードの使用方法。
- カード基材と、このカード基材に設けられた情報記録部と、前記カード基材に設けられた複数の光導波路と、を備え、
情報記録部は所定ビット数の記録容量を有する複数の単位磁気部を有する磁気ストライプ部からなり、
光導波路は前記単位磁気部に対応する位置に配置された情報記録カードの使用方法において、
複数の光導波路に最高使用額決定領域を定めるとともに、最高使用額決定領域の光導波路を破損させて最高使用額を定める工程と、
磁気ストライプ部の単位磁気部に記録された記録情報を読取装置により読み取るとともに、投光器から光ビームを光導波路に入射させこの光ビームを受光器で受光して光情報を読み取る工程と、
読み取った記録情報が、最高使用額決定領域からの光情報が示す最高使用額を越えたか否か判定する工程と、備えたことを特徴とする情報記録カードの使用方法。 - カード基材と、このカード基材に設けられた情報記録部と、前記カード基材に設けられた複数の光導波路と、を備え、
情報記録部は所定ビット数の記録容量を有する複数の単位磁気部を有する磁気ストライプ部からなり、
光導波路は前記単位磁気部に対応する位置に配置された情報記録カードの使用方法において、
複数の光導波路を最高使用額決定領域とデータ領域とに区画するとともに、最高使用額決定領域の光導波路を破損させて最高使用額を定める工程と、
磁気ストライプ部の単位磁気部に記録された記録情報を読取装置により読み取るとともに、投光器から光ビームを光導波路に入射させ、この光ビームを受光器で受光して光情報を読み取る工程と、
データ領域からの光情報に基づいて記録情報が記録された単位磁気部を特定するとともに、特定された単位磁気部の記録情報を最新記録情報として定める工程と、
この最新記録情報が最高使用額決定領域からの光情報が示す最高使用額を越えたか否かを判定する工程と、
を備えたことを特徴とする情報記録カードの使用方法。 - 磁気ストライプ部の単位磁気部のうち新たな記録情報に対応する単位磁気部に新たな記録情報を書込装置により書き替えるとともに、書き替えられた単位磁気部より所定個数離れた単位磁気部の光導波路を破損させる工程、を更に備えたことを特徴とする請求項13記載の磁気カードの使用方法。
- カード基材と、このカード基材に設けられた情報記録部と、前記カード基材に設けられ、少なくとも最高使用額決定領域を有する複数の光導波路とを備えた情報記録カードの読取システムにおいて、
最高使用額決定領域の光導波路に光ビームを入射する投光器と、
光ビームを受光して最高使用額からの光情報を読み取る受光器と、
情報記録部に記録された記録情報を読み取る読取装置と、
前記投光器、前記受光器および前記読取装置に接続された制御装置とを備え、
前記制御装置は単位最高使用額が記憶されたROMと、受光器からの光情報とROMからの単位最高使用額に基づいて最高使用額を求める最高使用額演算部と、最高使用額演算部と読取装置からの記録情報を比較する比較部とを有することを特徴とする情報記録カードの読取システム。
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