JPH103528A - カード、情報記録カードおよびそれらの使用方法 - Google Patents

カード、情報記録カードおよびそれらの使用方法

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JPH103528A
JPH103528A JP8155765A JP15576596A JPH103528A JP H103528 A JPH103528 A JP H103528A JP 8155765 A JP8155765 A JP 8155765A JP 15576596 A JP15576596 A JP 15576596A JP H103528 A JPH103528 A JP H103528A
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Minoru Okada
田 実 岡
Mikio Horiuchi
内 幹 夫 堀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気カードに対する改ざんおよび不正を効果
的に防止する。 【解決手段】 磁気カード10のカード基材11内に、
磁気ストライプ部12に直交して複数の光ファイバ15
が設けられている。磁気ストライプ部12は所定ビット
数、例えば11ビットの記録容量を有する単位磁気部1
2aを複数配置してなり、光ファイバ15は単位磁気部
12aに対応して設けられている。磁気ストライプ部1
2からの磁気情報は、読取/書込ヘッド23により読取
られ、光ファイバ15からの光情報は、発光素子20と
受光素子22によって読み取られ、磁気情報と光情報の
マッチングが制御装置25により行われる。磁気カード
10に対して読取/書込ヘッド23から新たな磁気情報
が書き替えられ、同時に書き替えられた磁気情報に基づ
いて所望の光ファイバ15がパンチ24により貫通され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカード、情報記録カ
ードおよびそれらの使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から情報記録カードとして矩形状の
カード基材と、このカード基材上に印刷等により設けら
れた磁気ストライプ部とを備えた磁気カードが知られて
おり、このような磁気カードはテレホンカード、パチン
コカードその他のプリペイドカードとして用いられてい
る。
【0003】磁気カードの使用にあたっては、磁気カー
ドの磁気ストライプ部に記録された磁気情報が読取ヘッ
ドによって読み取られ、通話をしたりパチンコ玉を取り
出したりすることができる。磁気カードは、使用される
毎に磁気ストライプ部に対して書込ヘッドにより書き替
えが行なわれ、書き替えと同時に書き替え情報に対応し
てカード基材に対してパンチ孔が設けられる。このパン
チ孔は、磁気ストライプ部からの磁気情報と照合するた
めのものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、上述
した磁気カードについて改ざんする、不正使用が頻繁に
生じている。このような不正使用は、例えば磁気カード
の磁気ストライプ部を都合良く書き替えるとともに、カ
ード基材のパンチ孔を埋めてしまうことにより行なわれ
ている。しかしながら、現在のところこのような不正使
用に対して有効な対応策が見い出されていないのが実情
である。また磁気カードの他に、情報記録カードとして
カード基材にICモジュールを埋め込んでなるICカー
ドが知られているが、このICカードについても磁気カ
ードと同様の不正使用が予想される。
【0005】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり磁気カードおよびICカード等の情報記録カ
ードの改ざんおよび不正使用を効果的に防止することが
できるカード、情報記録カードおよびそれらの使用方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
カード基材と、このカード基材に設けられた情報記録部
と、前記カード基材に設けられた複数の光導波路と、を
備えたことを特徴とする情報記録カードである。
【0007】請求項2記載の発明は、情報記録部は所定
ビット数の記録容量を有する複数の単位磁気部を有する
磁気ストライプ部からなり、光導波路は前記単位磁気部
に対応する位置に配置されていることを特徴とする請求
項1記載の情報記録カードである。
【0008】請求項11記載の発明は、カード基材と、
このカード基材に設けられた複数の光導波路とを備えた
ことを特徴とするカードである。
【0009】請求項18記載の発明は、請求項1記載の
情報記録カードの使用方法において、情報記録部に記録
された記録情報を読取装置により読み取る工程と、投光
器から光ビームを光導波路に入射させこの光ビームを受
光器で受光して光情報を読み取る工程と、読み取った記
録情報および光情報をマッチングする工程と、を備えた
ことを特徴とする情報記録カードの使用方法である。
【0010】請求項19記載の発明は、情報記録部に新
たな記録情報を書込装置により書き替えるとともに、書
き替えられた記録情報に対応する光導波路を破損させる
工程と、を更に備えたことを特徴とする請求項18記載
の情報記録カードの使用方法である。
【0011】請求項22記載の発明は、請求項1記載の
情報記録カードの使用方法において、複数の光導波路に
最高使用額決定領域を定めるとともに、最高使用額決定
領域の光導波路を破損させて最高使用額を定める工程
と、情報記録部に記録された記録情報を読取装置により
読み取る工程と、投光器から光ビームを光導波路に入射
させ、この光ビームを受光器で受光して光情報を読み取
る工程と、読み取った記録情報が、最高使用額決定領域
からの光情報が示す最高使用額を越えたか否か判定する
工程と、備えたことを特徴とする情報記録カードの使用
方法である。
【0012】請求項23記載の発明は、複数の光導波路
に更にデータ領域を定めるとともに、読取装置により読
み取った記録情報を、データ領域からの光情報とマッチ
ングする工程を更に備えたことを特徴とする請求項22
記載の情報記録カードの使用方法である。
【0013】請求項24記載の発明は、請求項2記載の
記録カードの使用方法において、磁気ストライプ部の単
位磁気部に記録された記録情報を読取装置により読み取
るとともに、投光器から光ビームを単位磁気部毎に設け
られた光導波路に入射させこの光ビームを受光器で受光
して光情報を読み取る工程と、読み取った光情報から記
録情報が記録された単位磁気部を特定するとともに、特
定された単位磁気部の記録情報を最新記録情報として定
める工程と、を備えたことを特徴とする情報記録カード
の使用方法である。
【0014】請求項28記載の発明は、請求項2記載の
情報記録カードの使用方法において、複数の光導波路に
最高使用額決定領域を定めるとともに、最高使用額決定
領域の光導波路を破損させて最高使用額を定める工程
と、磁気ストライプ部の単位磁気部に記録された記録情
報を読取装置により読み取るとともに、投光器から光ビ
ームを光導波路に入射させこの光ビームを受光器で受光
して光情報を読み取る工程と、読み取った記録情報が、
最高使用額決定領域からの光情報が示す最高使用額を越
えたか否か判定する工程と、備えたことを特徴とする情
報記録カードの使用方法である。
【0015】請求項29記載の発明は、請求項2記載の
情報記録カードの使用方法において、複数の光導波路を
最高使用額決定領域とデータ領域とに区画するととも
に、最高使用額決定領域の光導波路を破損させて最高使
用額を定める工程と、磁気ストライプ部の単位磁気部に
記録された記録情報を読取装置により読み取るととも
に、投光器から光ビームを光導波路に入射させ、この光
ビームを受光器で受光して光情報を読み取る工程と、デ
ータ領域からの光情報に基づいて記録情報が記録された
単位磁気部を特定するとともに、特定された単位磁気部
の記録情報を最新記録情報として定める工程と、この最
新記録情報が最高使用額決定領域からの光情報が示す最
高使用額を越えたか否かを判定する工程と、を備えたこ
とを特徴とする情報記録カードの使用方法である。
【0016】請求項31記載の発明は、請求項11記載
のカードの使用方法において、投光器から光ビームを光
導波路に入射させこの光ビームを受光器で受光して光情
報を読み取る工程と、所望の光導波路を破損させる工程
と、を備えたことを特徴とするカードの使用方法であ
る。
【0017】請求項34記載の発明は、カード基材と、
このカード基材に設けられた情報記録部と、前記カード
基材に設けられ、少なくとも最高使用額決定領域を有す
る複数の光導波路とを備えた情報記録カードの読取シス
テムにおいて、最高使用額決定領域の光導波路に光ビー
ムを入射する投光器と、光ビームを受光して最高使用額
からの光情報を読み取る受光器と、情報記録部に記録さ
れた記録情報を読み取る読取装置と、前記投光器、前記
受光器および前記読取装置に接続された制御装置とを備
え、前記制御装置は単位最高使用額が記憶されたROM
と、受光器からの光情報とROMからの単位最高使用額
に基づいて最高使用額を求める最高使用額演算部と、最
高使用額演算部と読取装置からの記録情報を比較する比
較部とを有することを特徴とする情報記録カードの読取
システムである。
【0018】本発明によれば、磁気カードおよびカード
の改ざん、不正使用を効果的に防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明
する。図1乃至図6は本発明の第1の実施の形態を示す
図である。本発明による情報記録カードは磁気カードま
たはICカードからなっている。このうちまず磁気カー
ドについて説明する。
【0020】図1乃至図3に示すように、磁気カード1
0は対向する一対のプラスチック製基板11a,11b
(図3参照)からなる矩形状のカード基材11と、カー
ド基材11上に印刷により設けられるとともにカード基
材11の長手方向に延びる情報記録部としての磁気スト
ライプ部12と、一対の基板11a,11b間に挟持さ
れた複数の光導波路としての光ファイバ15とを備えて
いる。なお、カード基材11上の全面に、磁気ストライ
プ部12を覆う着色保護膜18を設けてもよい。
【0021】また、矩形状のカード基材11は、一対の
基板11a,11bを真空状態で重ね合せて構成され、
その4辺が接着されて周縁部14を形成している。ま
た、磁気ストライプ部12は、図2に示すように所定ビ
ット数の記録容量を有する単位磁気部12aを複数配置
してなり、各単位磁気部12a間には隙間12bが形成
されている。
【0022】ここで磁気カード10をパチンコカードと
して用いる場合における磁気ストライプ部12の構造に
ついて述べる。例えばパチンコカードとしての磁気カー
ドが50,000円カードの場合、100円を1単位と
すると、50,000円は500単位として表わされ
る。
【0023】この500単位をビット換算すると、図6
(a)に示すように、256(9ビット)<500<5
12(10ビット)となるので、各単位磁気部12aが
9ビットの記録容量を有すれば、各単位磁気部12aに
おいて500単位の記録が可能となる。
【0024】ここで、ビット数と記録可能な単位数につ
いて、図6(b)により説明する。図6(b)は3ビッ
トの場合におけるビットの組み合せを示しており、3ビ
ットによって0−7までの数値の記録が可能となってい
る。
【0025】本実施例においては、各単位磁気部12a
に9ビットの磁気情報を書込むために、磁気情報の初め
と終りを示すスタートビットとストップビットを各々1
つずつ設ける必要があり、このため各単位磁気部12a
は11ビットの記録容量を有している。また各単位磁気
部12aは1単位毎に設けられており、このため磁気ス
トライプ部12の単位磁気部12aは合計500個設け
られている。
【0026】次に光ファイバ15について述べる。図2
に示すように、光ファイバ15は500個の単位磁気部
12a毎に1個ずつ、すなわち合計500本設けられ、
各光ファイバ15は磁気ストライプ部12に直交すると
ともに単位磁気部12aの略中央部を通過している。ま
た各光ファイバ15は、その両端部15a,15bがカ
ード基材11の周縁部14によって固着されているが、
両端部15a,15b以外の部分15cはカード基材1
1を構成する一対の基板11a,11bに挟持されてい
るだけであり固着されていない。従って、例えばカード
基材11のうち周縁部14の内側の部分を打抜いた場
合、カード基材11は基板11a,11b毎に分離し、
基板11a,11b間の光ファイバ15も基板11a,
11bから分離する。
【0027】また図2に示すように、各光ファイバ15
のうちカード基材11の周縁部14に固着された両端部
15a,15bは、隣り同志一定の間隔で配置されてい
るが、両端部15a,15b以外の部分15cは曲線状
にだ行している。このためカード基材11の単位磁気部
12aを含む特定部分を打抜き、打抜いた部分に光ファ
イバ15を含むカード基材11の嵌込部材を嵌込んだと
しても、光ファイバ15の接続は容易ではない。
【0028】なお、各光ファイバ15は0.3mmの直
径を有し、その両端部15a,15bの端面は、カード
基材11から外方へ露出するとともに、光の入射および
出光がスムースに行なわれるよう鏡面仕上げされてい
る。さらにまた、カード基材11上の磁気ストライプ部
12の側方に、100単位毎の単位磁気部12aに対応
して、例えば「0」、「100」、「200」、「30
0」、「400」、「500」等の表示が施され、現在
の使用状況を目視にて確認することができるようになっ
ている。
【0029】次に図1により磁気カード10に対する磁
気情報と光情報の読み取り/書き替え装置について述べ
る。図1に示すように磁気カード10は矢印L方向に進
行する。この磁気カード10の磁気ストライプ部12に
対して、読取/書込ヘッド(読取/書込装置)23によ
り読み取りと書き替えが行われる。この読取/書込ヘッ
ド23は更に、図示しないホストコンピュータに連結さ
れた制御装置25に接続されている。
【0030】また図1に示すように、磁気カード10の
一側には、半導体レーザまたは発光ダイオード等で構成
された発光素子(投光器)20が設けられている。発光
素子20から出射された光ビームは、集束レンズ21で
集束され、光ファイバ15の直径より小さな径の光ビー
ムとなって各光ファイバ15内に入射される。また磁気
カード10の他側には、光ファイバ15から出射した光
ビームを受光する受光素子(受光器)22が設けられて
いる。そしてこれら発光素子20および受光素子22
は、いずれも制御装置25に接続されている。
【0031】また図1に示すように、磁気カード10の
磁気ストライプ部12の直上に、カード基材11、単位
磁気部12aおよび光ファイバ15をパンチにより貫通
して貫通孔16を形成するためのパンチ24が設けられ
ている。なお貫通孔16を形成することなく、カード基
材11、単位磁気部12aおよび光ファイバ15をパン
チ24によって圧縮変形させて溝部17を形成してもよ
い。また貫通孔16を、溶断により形成してもよい。こ
のように光ファイバ15に貫通孔16または溝部17を
形成して光ファイバ15を破損させることにより、後述
のようにこの破損部分において光量を減少させることが
できる。
【0032】次にこのような構成からなる磁気カード1
0をパチンコカードとして使用した場合の使用方法につ
いて説明する。
【0033】まず予め磁気カード10の磁気ストライプ
部12に対してパチンコ玉50,000円分の記録情報
としての磁気情報を記録する。この場合、図2に示す磁
気ストライプ部12のうち最左側の単位磁気部12a
に、50,000円分、すなわち100円を1単位とし
て500単位分の磁気情報が記録される。
【0034】次に磁気カード10を用いて例えば100
円分のパチンコ玉を購入する場合について述べる。まず
磁気カード10が図1の矢印L方向に進行し、この間磁
気ストライプ部12の磁気情報が読取/書込ヘッド23
により読み取られ、読取/書込ヘッド23により読み取
られた磁気情報は制御装置25に送られる。
【0035】同時に発光素子20から投光された光ビー
ムが集束レンズ21で集束された後、各光ファイバ15
内に入射される。各光ファイバ15から出射した光ビー
ムは受光素子22により受光された後、光情報として制
御装置25に送られる。制御装置25において、すべて
の光ファイバ15が連通しているという光情報に基づい
て磁気情報をマッチングすることにより、磁気記録が記
録された最左側の単位磁気部12aが特定され、特定さ
れた単位磁気部12aからの500単位の磁気情報が最
新磁気情報として定められる。
【0036】次に100円分の(1単位分)のパチンコ
玉を購入すると、その後磁気カード10が矢印L方向に
対して逆方向に戻される。この際、500−1=499
単位の新たな磁気情報が、499単位に対応する単位磁
気部(図2の左から2番目の単位磁気部)12aに記録
される。
【0037】この間の作用を以下、詳述する。まず予め
制御装置25によってパンチ24が駆動され、499単
位に対応する単位磁気部12aの1つ左隣りの単位磁気
部(図2の最左側の単位磁気部)12aが、パンチ24
によってカード基材11および光ファイバ15とともに
打抜き貫通されて、貫通孔16が形成される。その後、
制御装置25によって読取/書込ヘッド23が駆動さ
れ、499単位に対応する単位磁気部12aに対して4
99単位の新たな磁気情報が記録され、このようにして
左から2番目の単位磁気部12aの書き替えが行われ
る。
【0038】次に磁気カード10を用いて更に200円
分のパチンコ玉を購入する場合について述べる。前述と
同様に磁気カード10が図1の矢印L方向に進行し、こ
の間磁気ストライプ部12の磁気情報が読取/書込ヘッ
ド23により読み取られ、読取/書込ヘッド23により
読み取られた磁気情報は制御装置25に送られる。同時
に発光素子20から投光された光ビームが集束レンズ2
1で集束された後、各光ファイバ15内に入射される。
各光ファイバ15から出射した光ビームは、受光素子2
2により受光された後、制御装置25に送られる。
【0039】この場合、図2に示す最左側の単位磁気部
12aに対応する光ファイバ15は、貫通孔16によっ
て破断されているので、最左側の単位磁気部12aの光
ファイバ15を通る光量がこの破断部分で変化する。制
御装置25は、この光量の変化により最左側の単位磁気
部12aの光ファイバ15の破断を検知する。次に制御
装置25において最左側の光ファイバ15の破断という
光情報に基づいて、左から2番目の単位磁気部12aを
磁気情報が記録された単位磁気部として特定し、特定さ
れた単位磁気部12aからの499単位の磁気情報を最
新磁気情報として定める。
【0040】次に200円分(2単位分)のパチンコ玉
を購入した場合、磁気カード10が矢印L方向に対して
逆方向に戻される。
【0041】この間、499−2=497単位の新たな
磁気情報が、497単位に対応する単位磁気部(図2の
左から4番目の単位磁気部)12aに記録される。
【0042】この場合、予め制御装置25によってパン
チ24が駆動され、497単位に対応する単位磁気部1
2aの1つ左隣りの単位磁気部(図2の左から3番目の
単位磁気部)12aが、パンチ24によってカード基材
11および光ファイバ15とともに打抜き貫通されて、
貫通孔16が形成される。その後、制御装置25によっ
て読取/書込ヘッド23が駆動され、497単位に対応
する単位磁気部12aに対して497単位の新たな磁気
情報が記録され、このようにして左から4番目の単位磁
気部12aの書き替えが行われる。
【0043】以下、同様にして磁気カード10の単位磁
気部12aおよび光ファイバ15によって磁気情報およ
び光情報を読み取り、次に光ファイバ15を含むカード
基材11を打抜き貫通させて貫通孔16を形成するとと
もに、単位磁気部12aに対して新たな磁気情報を書き
替えることができる。
【0044】なお、上記実施例において、単位磁気部1
2aをカード基材11および光ファイバ15とともに打
抜き貫通させて貫通孔16を形成した例を示したが、こ
れに限らず単位磁気部12aをカード基材11および光
ファイバ15とともにパンチ24によって圧縮変形して
溝部17を形成してもよい。光ファイバ15が圧縮され
た場合も、当該光ファイバ15が破損し、この破損部分
を通過する光量が変化し、この光量の変化を制御装置2
5によって検知することができる。また、新たな磁気情
報に対応する単位磁気部12aの左隣りに貫通孔16を
形成した後、単位磁気部12aの磁気情報の書き替えを
行った例を示したが、磁気情報の書き替えを行った後、
貫通孔16を形成してもよい。
【0045】さらに、パンチ24によって形成される貫
通孔16および溝部17は丸形(図2)に限らず、五角
形でもよく(図5(a))、また三角形でもよい(図5
(b))。パンチ24によって五角形または三角形の貫
通孔16を形成した場合は、この貫通孔16に光ファイ
バ15を有する適当な嵌込部材を嵌込んでも、光ファイ
バ15の接続は困難となる。
【0046】次に磁気カード10の不正使用について述
べる。磁気カード10に対して不正使用を行う場合は、
まず磁気ストライプ部12上に磁気テープ19を粘着
し、この磁気テープ19に新たな磁気情報を書き替える
ことが考えられる(図4(a)(b)参照)。本発明に
おいては、磁気ストライプ部12が単位磁気部12aと
隙間12bとからなっているので、磁気ストライプ部1
2から読み取った磁気情報の電圧波形は、図4(a)に
示すように単位磁気部12aに対応する部分において大
きな山形を有し、隙間12bに対応する部分においてホ
ワイトノイズを有する。これに対して磁気ストライプ部
12上に磁気テープ19を粘着した場合、磁気情報の電
圧波形は隙間12bに対応する部分においてホワイトノ
イズを有するが、単位磁気部12aに対応する部分にお
いて、なだらかな山形を有し(図4(b))、このなだ
らかな電圧波形によって不正に粘着された磁気テープ1
9の存在を検出することができる。また、カード基材1
1上の全面に着色保護層18を設けた場合は、この着色
保護層18により隙間12bの場所を隠すことができ
る。
【0047】次に磁気カード10に対して不正使用を行
う場合、周縁部分14の内側であって、貫通孔16また
は溝部17を含むカード基材11の一部を打抜き、この
打抜いた部分に光ファイバ15を含む嵌込部材を嵌込む
ことも考えられる。しかしながら、カード基材11の一
部を打抜いた場合、カード基材11を構成する一対の基
板11a,11bは単に真空状態で圧接されているだけ
なので、一対の基板11a,11bおよび一対の基板1
1a,11b間の光ファイバ15は分離してしまい、復
帰することはむずかしい。さらに光ファイバ15は両端
部15a,15b以外の部分15cが曲線状にだ行して
いるため、新たな嵌込部材の光ファイバ15を、もとの
磁気カード10の光ファイバに接続することは非常に困
難である。
【0048】以上のように本実施の形態によれば、磁気
カード10の改ざんおよび不正使用を効果的に防止する
ことができる。
【0049】第2の実施の形態 以下、図7により本発明の第2の実施の形態について説
明する。図7に示す第2の実施の形態による磁気カード
10は、磁気ストライプ部12の構造が異なるのみであ
り、他は図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一
である。図7に示す磁気カード10において、図1乃至
図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を
付して詳細な説明は省略する。
【0050】図7において、磁気カード10は30,0
00円のパチンコカードとなっている。この場合、10
0円を1単位とすると、30,000円は300単位で
表わされる。この300単位をビット換算すると、25
6(9ビット)<300<512(10ビット)となる
ので、各単位磁気部12aが9ビットの記録容量を有す
れば、各単位磁気部12aにおいて300単位の記録が
可能となる。
【0051】本実施例においては、各単位磁気部12a
に磁気情報の初めと終りを示すスタートビットとストッ
プビットが設けられており、このため各単位磁気部12
aは11ビットの記録容量を有している。また本実施の
形態において、各単位磁気部12aは15単位毎に設け
られており、このため1つの単位磁気部12aにより1
5単位を管理している。すなわち、単位磁気部12a
は、300/15=20個設けられている。
【0052】さらに光ファイバ15が図7に示すよう
に、20個の単位磁気部12a毎に1本ずつ設けられる
とともに、図7の最左側の単位磁気部12aの左隣りに
1本設けられ、合計21本の光ファイバ15が設けられ
ている。
【0053】使用に際しては、まず磁気カード10の最
左側の単位磁気部12aに300単位(30,000
円)の磁気情報が記録される。磁気カード10が使用さ
れ、例えば残りが286〜299単位の場合は、最左側
の単位磁気部12aに286〜299単位のいずれかの
磁気情報が記録される。
【0054】更に磁気カード10が使用され、残りが2
41〜255単位となると、左から4番目の単位磁気部
12aに磁気情報が記録され、1つ左隣りの単位磁気部
12aが光ファイバ15とともに破断される。
【0055】変形例 次に図8および図9により、本発明の変形例について説
明する。
【0056】図1乃至図7に示す各実施の形態におい
て、光導波路として光ファイバ11を用いた例を示した
が、これに限らず図8に示すように光導波路として光路
溝28を用いてもよい。すなわち、図8に示すように磁
気カード10は矩形状のカード基材11を備え、このカ
ード基材11は一対の基板11a,11bからなってい
る。このうち一方の基板11bには、光ビームが通過す
る光路溝28が形成され、一方の基板11bの光路溝2
8は他方の基板11aにより覆われている。
【0057】図8において、光路溝28の一端から入射
する光ビームは、光路溝28を通って他端へ達する。ま
た光路溝28に貫通孔16または溝部17を形成して光
路溝28を破損した場合、光路溝28を通過する光ビー
ムの光量が減少する。
【0058】また、図1乃至図8に示す各実施の形態に
おいて、情報記録カードとして磁気カード10を用いた
例を示したが、これに限らず図9に示すように情報記録
カードとしてICカード30を用いてもよい。すなわ
ち、図9に示すように、ICカード30は矩形状のカー
ド基材11と、このカード基材11に埋込まれたICモ
ジュール31とを備え、カード基材11に光ファイバ1
5または光路溝28が形成されている。
【0059】ICカード30のICモジュール31は、
磁気カード10の磁気ストライプ部12と同様、情報記
録部として機能し記録情報を読み取り、かつ書き替える
ことができる。
【0060】第3の実施の形態 次に図10および図11により、本発明の第3の実施の
形態について説明する。図10および図11に示す第3
の実施の形態による磁気カード10は、複数の光ファイ
バ15を最高使用額決定領域とデータ領域とに区画した
ものであり、他は図1乃至図6に示す第1の実施の形態
および図7に示す第2の実施の形態と略同一である。
【0061】図10および図11において、図1乃至図
6に示す第1の実施の形態および図7に示す第2の実施
の形態と同一部分には同一符号を符して詳細な説明を省
略する。
【0062】図10に示すように、磁気カード10は周
縁部14を有するカード基材11と、複数の単位磁気部
12aを有する磁気ストライプ部12と、各単位磁気部
12aに対応して設けられた光ファイバ15とを備えて
いる。このうち、複数の光ファイバ15は磁気カードの
最高使用額を定める最高使用額決定領域40と、磁気ス
トライプ部12の単位磁気部12aに記録された記録情
報をマッチングするデータ領域41とに区画されてい
る。なお、最高使用額決定領域40内において、単位磁
気部12aは必ずしも必要はなく、この最高使用額決定
領域40内に光ファイバ15のみを設けても良い。
【0063】使用に際しては、図10に示すようにまず
複数の光ファイバ15の最高使用額決定領域40に最高
使用額の光情報を記録する。この場合、最高使用額決定
領域30は6本の光ファイバ15からなるので、この6
本の光ファイバ15のいずれかを破断することにより、
最高で26 =64の最高使用額を定める光情報を記録す
ることができる。
【0064】例えば6本の光ファイバ15により、
“1”の光情報を記録した場合、基準単位“1”+光情
報“1”=“2”が記録されたことになり、単位最高使
用額を500円とすると、最高使用額は500円×2=
1000円となる。また6本の光ファイバ15により
“9”の光情報を記録した場合、基準単位“1”+光情
報“9”=“10”が記録されたことになり、最高使用
額は500円×10=5000円となる。また6本の光
ファイバ15により“64”の光情報を記録した場合、
基準単位“1”+光情報“64”=“65”が記録され
たことになり、最高使用額は500円×65=32,5
00円となる。
【0065】本実施の形態においては、例えば6本の光
ファイバ15により、“1”の光情報を記録し、最高使
用額を1000円と定める。ここで磁気カード10の単
位磁気部12aは、スタートビットとストップビットを
含めて11ビットの記録容量を有している。このため単
位磁気部12aは、情報記録用として9ビットを用いる
ことができ、最高512単位まで記録することができ
る。従って100円を1単位とすると、最高51,20
0円まで記録することができる。
【0066】また、磁気カード10の単位磁気部12a
は単位最高使用額(500円)に合わせて5単位(50
0円)毎に設けられており、このためデータ領域41内
の単位磁気部12の数(光ファイバ15の本料)は、最
高使用額決定領域30の光情報の最大値“64”に対応
させて、基準単位“1”+光情報“64”=65となっ
ている。
【0067】上述のように最高使用額決定領域40の光
ファイバ15を破断することにより最高使用額を100
0円と定めた後、図10においてデータ領域41内の単
位磁気部12aが、左から2つ残してすべて破断され、
不正に磁気情報を記録することが防止される。なお、デ
ータ領域41内の単位磁気部12aを破断することな
く、すべて残しておいてもよい。同時にデータ領域41
内の最左側の単位磁気部12aに10単位(1000
円)の磁気情報が記録される。
【0068】磁気カード10が500円分使用され、例
えば残りが5単位(500円)の場合は、データ領域4
1内の左から2番目の単位磁気部12aに磁気情報5単
位が記録され、左隣りの単位磁気部12a(データ領域
41内の最左側の単位磁気部12a)が破断される。
【0069】この間の使用をより詳述する。磁気カード
10が使用される際、磁気カード10の単位磁気部12
aからなる磁気ストライプ部12に記録された磁気情報
が読取/書込ヘッド23(図1参照)により読み取ら
れ、読み取られた磁気情報は制御装置25に送られる。
同時に発光素子20から投光された光ビームが集束レン
ズ21(図1参照)で集束された後、各光ファイバ15
内に入射される。各光ファイバ15から出射した光ビー
ムは受光素子22により受光された後、光情報として制
御装置25に送られる。
【0070】制御装置25において、光情報のうち、デ
ータ領域41の光ファイバ15からの光情報に基づいて
記録情報が記録された単位磁気部12aが特定され、こ
の特定された単位磁気部12aの記録情報が最新記録情
報として定められる。
【0071】例えば、データ領域41内の左から2番目
の単位磁気部12aに500円分の情報が記録され、左
隣りの単位磁気部12aが破断されている場合は、デー
タ領域41の光ファイバ15からの光情報に基づいて、
データ領域41内の左から2番目の単位磁気部12aが
特定され、この特定された単位磁気部12aの記録情報
(500円)が最新記録情報として定められる。その後
使用された残りの残金が、読取/書込ヘッド23により
書き替えられる。
【0072】この間、図11に示すように読取/書込ヘ
ッド23からの磁気情報は制御装置25内においてA/
D変換器35から比較部36へ送られる。ここで図11
は本実施の形態で用いられる読取システムを示す図であ
る。図11において、受光素子22からの光情報のう
ち、最高使用額決定領域40の光ファイバ15からの光
情報は、制御装置25内の最高使用額演算部38へ入力
される。
【0073】制御装置25は、単位最高使用額、例えば
500円を記憶したROM37を有しており、このRO
M37から単位最高使用額“500円”が最高使用額演
算部38へ入力される。
【0074】最高使用額演算部38では、例えば最高使
用額決定領域40の光ファイバ15から“1”の光情報
が入力されると、基準単位“1”+光情報“1”=2が
求められ、さらにROM37からの単位最高使用額50
0円に基づいて、500円×2=1000円の最高使用
額が求められる。
【0075】次に最高使用額演算部38で求めた最高使
用額1,000円と、読取/書込ヘッド23からの磁気
情報とが比較部36で比較される。この場合、読取/書
込ヘッド23からの磁気情報は常に1,000円以内と
なっているはずであるが、単位磁気部12に対して情報
の改ざんが行われ、例えば10,000円あるいは2
0,000円という高額の磁気情報が書き替えられてい
ても、比較部36によりこの情報の改ざんを確実に検出
することができる。比較部36からの信号はホストコン
ピュータに送られ、情報改ざんの事実が伝えられる。
【0076】
【発明の効果】以上のように、本発明によればカードお
よび磁気カードに対する改ざんおよび不正使用を効果的
に防止することができるので、カードおよび磁気カード
を例えばパチンコカードのようなプリペイドカードとし
て使用した場合、カード発行元の損害を未然に防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図。
【図2】本発明による磁気カードの平面図。
【図3】本発明による磁気カードの側断面図。
【図4】磁気ストライプ部に磁気テープを貼着した場合
における磁気情報の電圧波形を示す図。
【図5】磁気ストライプ部に形成された貫通孔および溝
部の変形例を示す図。
【図6】単位磁気部のビット数を示す図。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す平面図。
【図8】本発明の変形例を示す図。
【図9】本発明の他の変形例を示す図。
【図10】本発明の第3の実施の形態を示す平面図。
【図11】第3の実施の形態に用いられる読取システム
を示す図。
【符号の説明】
10 磁気カード 11 カード基材 11a,11b 基板 12 磁気ストライプ部 12a 単位磁気部 12b 間隙 14 周縁部 15 光ファイバ 16 貫通孔 17 溝部 20 発光素子 22 受光素子 23 読取/書込ヘッド 24 パンチ 25 制御装置 28 光路溝 30 ICカード 31 ICモジュール 36 比較部 37 ROM 38 最高使用額演算部 40 最高使用額決定領域 41 データ領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07F 7/08 G07F 7/08 A

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード基材と、このカード基材に設けられ
    た情報記録部と、前記カード基材に設けられた複数の光
    導波路と、を備えたことを特徴とする情報記録カード。
  2. 【請求項2】情報記録部は所定ビット数の記録容量を有
    する複数の単位磁気部を有する磁気ストライプ部からな
    り、 光導波路は前記単位磁気部に対応する位置に配置されて
    いることを特徴とする請求項1記載の情報記録カード。
  3. 【請求項3】カード基材は一対の基板からなり、一対の
    基板は互いに真空圧接されるとともに、その周縁が接着
    されて周縁部を形成していることを特徴とする請求項1
    または2のいずれか記載の情報記録カード。
  4. 【請求項4】光導波路は曲線状に形成されていることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の磁気カー
    ド。
  5. 【請求項5】カード基材のうち磁気ストライプ部の単位
    磁気部に対応する部分に、単位磁気部および光導波路を
    貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする請求
    項2記載の磁気カード。
  6. 【請求項6】カード基材のうち磁気ストライプ部の単位
    磁気部に対応する部分に、単位磁気部および光導波路を
    圧縮変形する溝部が形成されていることを特徴とする請
    求項2記載の磁気カード。
  7. 【請求項7】光導波路は光ファイバからなることを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれか記載の情報記録カー
    ド。
  8. 【請求項8】カード基材は一対の基板からなり、一対の
    基板は互いに真空圧接されるとともに、その周縁が接着
    されて周縁部を形成し、光ファイバはその両端部が一対
    の基板の周縁部に固着されていることを特徴とする請求
    項7記載の情報記録カード。
  9. 【請求項9】光導波路はカード基材に設けられ、光を透
    過させる光路溝からなることを特徴とする請求項1乃至
    6のいずれか記載の情報記録カード。
  10. 【請求項10】情報記録部はICモジュールからなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報記録カード。
  11. 【請求項11】カード基材と、このカード基材に設けら
    れた複数の光導波路とを備えたことを特徴とするカー
    ド。
  12. 【請求項12】カード基材は一対の基板からなり、一対
    の基板は互いに真空圧接されるとともに、その周縁が接
    着され周縁部を形成していることを特徴とする請求項1
    1記載のカード。
  13. 【請求項13】カード基材に光導波路を貫通する貫通孔
    が形成されていることを特徴とする請求項11記載のカ
    ード。
  14. 【請求項14】カード基材に光導波路を圧縮変形する溝
    部が形成されていることを特徴とする請求項11記載の
    カード。
  15. 【請求項15】光導波路は光ファイバからなることを特
    徴とする請求項11乃至14のいずれか記載のカード。
  16. 【請求項16】カード基材は一対の基板からなり、一対
    の基板は互いに真空圧接されるとともに、その周縁が接
    着されて周縁部を形成し、光ファイバはその両端部が一
    対の基板の周縁部に固着されていることを特徴とする請
    求項15記載のカード。
  17. 【請求項17】光導波路はカード基材に設けられ、光を
    透過させる光路溝からなることを特徴とする請求項11
    乃至14のいずれか記載のカード。
  18. 【請求項18】請求項1記載の情報記録カードの使用方
    法において、 情報記録部に記録された記録情報を読取装置により読み
    取る工程と、 投光器から光ビームを光導波路に入射させ、この光ビー
    ムを受光器で受光して光情報を読み取る工程と、 読み取った記録情報および光情報をマッチングする工程
    と、 を備えたことを特徴とする情報記録カードの使用方法。
  19. 【請求項19】情報記録部に新たな記録情報を書込装置
    により書き替えるとともに、書き替えられた記録情報に
    対応する光導波路を破損させる工程と、 を更に備えたことを特徴とする請求項18記載の情報記
    録カードの使用方法。
  20. 【請求項20】光導波路を破損させる工程は、光導波路
    をカード基材とともに貫通させることからなることを特
    徴とする請求項19記載の情報記録カードの使用方法。
  21. 【請求項21】光導波路を破損させる工程は、光導波路
    をカード基材とともに圧縮変形することからなることを
    特徴とする請求項19記載の情報記録カードの使用方
    法。
  22. 【請求項22】請求項1記載の情報記録カードの使用方
    法において、 複数の光導波路に最高使用額決定領域を定めるととも
    に、最高使用額決定領域の光導波路を破損させて最高使
    用額を定める工程と、 情報記録部に記録された記録情報を読取装置により読み
    取る工程と、 投光器から光ビームを光導波路に入射させ、この光ビー
    ムを受光器で受光して光情報を読み取る工程と、 読み取った記録情報が、最高使用額決定領域からの光情
    報が示す最高使用額を越えたか否か判定する工程と、備
    えたことを特徴とする情報記録カードの使用方法。
  23. 【請求項23】複数の光導波路に更にデータ領域を定め
    るとともに、読取装置により読み取った記録情報を、デ
    ータ領域からの光情報とマッチングする工程を更に備え
    たことを特徴とする請求項22記載の情報記録カードの
    使用方法。
  24. 【請求項24】請求項2記載の記録カードの使用方法に
    おいて、 磁気ストライプ部の単位磁気部に記録された記録情報を
    読取装置により読み取るとともに、投光器から光ビーム
    を単位磁気部毎に設けられた光導波路に入射させこの光
    ビームを受光器で受光して光情報を読み取る工程と、 読み取った光情報から記録情報が記録された単位磁気部
    を特定するとともに、特定された単位磁気部の記録情報
    を最新記録情報として定める工程と、 を備えたことを特徴とする情報記録カードの使用方法。
  25. 【請求項25】磁気ストライプ部の単位磁気部のうち新
    たな記録情報に対応する単位磁気部に新たな記録情報を
    書込装置により書き替えるとともに、書き替えられた単
    位磁気部より所定個数離れた単位磁気部の光導波路を破
    損させる工程、を更に備えたことを特徴とする請求項2
    4記載の磁気カードの使用方法。
  26. 【請求項26】光導波路を破損させる工程は、光導波路
    をカード基材とともに貫通させることからなることを特
    徴とする請求項25記載の情報記録カードの使用方法。
  27. 【請求項27】光導波路を破損させる工程は、光導波路
    をカード基材とともに圧縮変形させることからなること
    を特徴とする請求項25記載の情報記録カードの使用方
    法。
  28. 【請求項28】請求項2記載の情報記録カードの使用方
    法において、 複数の光導波路に最高使用額決定領域を定めるととも
    に、最高使用額決定領域の光導波路を破損させて最高使
    用額を定める工程と、 磁気ストライプ部の単位磁気部に記録された記録情報を
    読取装置により読み取るとともに、投光器から光ビーム
    を光導波路に入射させこの光ビームを受光器で受光して
    光情報を読み取る工程と、 読み取った記録情報が、最高使用額決定領域からの光情
    報が示す最高使用額を越えたか否か判定する工程と、備
    えたことを特徴とする情報記録カードの使用方法。
  29. 【請求項29】請求項2記載の情報記録カードの使用方
    法において、 複数の光導波路を最高使用額決定領域とデータ領域とに
    区画するとともに、最高使用額決定領域の光導波路を破
    損させて最高使用額を定める工程と、 磁気ストライプ部の単位磁気部に記録された記録情報を
    読取装置により読み取るとともに、投光器から光ビーム
    を光導波路に入射させ、この光ビームを受光器で受光し
    て光情報を読み取る工程と、 データ領域からの光情報に基づいて記録情報が記録され
    た単位磁気部を特定するとともに、特定された単位磁気
    部の記録情報を最新記録情報として定める工程と、 この最新記録情報が最高使用額決定領域からの光情報が
    示す最高使用額を越えたか否かを判定する工程と、 を備えたことを特徴とする情報記録カードの使用方法。
  30. 【請求項30】磁気ストライプ部の単位磁気部のうち新
    たな記録情報に対応する単位磁気部に新たな記録情報を
    書込装置により書き替えるとともに、書き替えられた単
    位磁気部より所定個数離れた単位磁気部の光導波路を破
    損させる工程、を更に備えたことを特徴とする請求項2
    9記載の磁気カードの使用方法。
  31. 【請求項31】請求項11記載のカードの使用方法にお
    いて、 投光器から光ビームを光導波路に入射させこの光ビーム
    を受光器で受光して光情報を読み取る工程と、 所望の光導波路を破損させる工程と、 を備えたことを特徴とするカードの使用方法。
  32. 【請求項32】光導波路を破損させる工程は、光導波路
    をカード基材とともに貫通させることからなることを特
    徴とする請求項26記載のカードの使用方法。
  33. 【請求項33】光導波路を破損させる工程は、光導波路
    をカード基材とともに圧縮変形させることからなること
    を特徴とする請求項26記載のカードの使用方法。
  34. 【請求項34】カード基材と、このカード基材に設けら
    れた情報記録部と、前記カード基材に設けられ、少なく
    とも最高使用額決定領域を有する複数の光導波路とを備
    えた情報記録カードの読取システムにおいて、 最高使用額決定領域の光導波路に光ビームを入射する投
    光器と、 光ビームを受光して最高使用額からの光情報を読み取る
    受光器と、 情報記録部に記録された記録情報を読み取る読取装置
    と、 前記投光器、前記受光器および前記読取装置に接続され
    た制御装置とを備え、 前記制御装置は単位最高使用額が記憶されたROMと、
    受光器からの光情報とROMからの単位最高使用額に基
    づいて最高使用額を求める最高使用額演算部と、最高使
    用額演算部と読取装置からの記録情報を比較する比較部
    とを有することを特徴とする情報記録カードの読取シス
    テム。
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