JPH0863563A - 磁気カード及びその使用方法 - Google Patents

磁気カード及びその使用方法

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Publication number
JPH0863563A
JPH0863563A JP6224075A JP22407594A JPH0863563A JP H0863563 A JPH0863563 A JP H0863563A JP 6224075 A JP6224075 A JP 6224075A JP 22407594 A JP22407594 A JP 22407594A JP H0863563 A JPH0863563 A JP H0863563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic card
magnetic
magnetic recording
card
conductor pattern
Prior art date
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Pending
Application number
JP6224075A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Sato
新二 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Publication of JPH0863563A publication Critical patent/JPH0863563A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易に偽造、変造ができないセキュリティの
高い磁気カード及びその使用方法を提供すること。 【構成】 磁気カードの基材1表面の磁気記録トラック
5上に平行になるように一列に導体パターン11,1
2,13,14を設ける。使用後、電気的に、または、
機械的に、導体パターン11,12,13,14を破壊
するとともに、その周囲の磁気記録トラックも破壊す
る。また、磁気カードの真偽判定は、導体パターン1
1,12,13,14の導通状態と磁気記録情報との一
致により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気カードの構造及び
その使用方法に関し、特に偽造、変造防止機能を有する
磁気カード及びその使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気カードの残度表示としては、
ゲーム券のように、感熱インキでのマーキング、もしく
は、文字等による方法と、テレフォンカード等のよう
に、カードの所定の位置に開けられたパンチ穴による方
法とがある。
【0003】しかし、前者の方法による磁気カードにお
いては、一般的に残度数を視覚的に確認はできるが、感
熱インキが薬品、紫外線、温度等に不安定であり、ま
た、機械的に発色部(表示部)自体の確認ができず、機
械的なチェック機能がないという欠点があった。また、
表示部及び磁気情報が書き換えられて、偽造、変造が容
易に行えるという問題があった。一方、後者の表示方法
による磁気カードにおいては、残度数の確認を機械的に
は光センサあるいはパンチ穴検出用ヘッド等で行ってい
た。しかし、この場合、一度開いた穴を塞がれ、不正に
磁気情報を書き換えられ使用されるという問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、こ
れらの欠点を除去し、容易に偽造、変造ができないセキ
ュリティの高い磁気カード及びその使用方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気カードの
磁気記録トラック上、または、前記磁気カードの裏面の
前記磁気記録トラックに対応する位置に、導電性蒸着膜
からなる1以上の導体パターンが設けられたことを特徴
とする磁気カードである。
【0006】また、本発明は、前記の磁気カードを使用
後、前記導体パターンに通電するか、または、前記導体
パターンに穴を開けることにより、前記導体パターンの
導電性をなくすとともに、前記磁気記録トラックの一部
を破壊することを特徴とする磁気カードの使用方法であ
る。
【0007】また、本発明は、請求項1記載の磁気カー
ドの前記導体パターンの導通状態と磁気記録情報との一
致により、前記磁気カードの真偽判定を行うことを特徴
とする磁気カードの使用方法である。
【0008】
【作用】上記のような構成とすることで、磁気カードを
使用後、電気的または機械的に磁気記録情報と導体パタ
ーンを同時に破壊できる。また、データの一致を導体パ
ターンの導通状態と磁気記録情報から確認することがで
きる。そのため、容易に偽造、変造ができない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は、本発明の一実施例に係る磁気カード
を模式的に示す平面図である。図2は、図1の磁気カー
ドのA−A線断面図である。図3は、図1及び図2の磁
気カードの導体パターンを示す平面図である。
【0010】図1及び図2に示すように、本実施例の磁
気カードは、プラスチック支持体2と、その上面に形成
された磁気記録層3からなる基材1と、この磁気記録層
3の表面4の磁気記録トラック5上に形成された導体パ
ターン11,12,13,14(図1、図2では4個し
か示していないが、左端まで設けられている構造であ
る)とで構成されている。また、図1に示すように、導
体パターン11,12,13,14は、蒸着物としてA
lを使用し、マスクを設けて作製されたもので、基材1
の磁気記録トラック5上に平行になるように一列に設け
られている。
【0011】また、図3に示すように、導体パターン
は、円形の接点部11a、11bと、それらを結ぶ破壊
部11cにより構成されている。
【0012】破壊部11cの断面積は、接点部11a,
11bの断面積の1/10とし、この破壊部11cを構
成する蒸着膜の厚さは1μmで、幅は1mmとした。こ
の場合、磁気記録情報の書き込み、読み出しに影響しな
い範囲であれば、厚さ、幅等は、特に限定されるもので
はなく、磁気カード使用後に、電気的な破壊を行えるよ
うに、破壊部11cの断面積は、接点部の11a,11
bの断面積の1/10以下であることが望ましく、破壊
部11cの厚さは1μm以下で、幅は1mm以下である
ことが望ましい。
【0013】次に、このような構成である本発明の一実
施例の磁気カードの使用方法を説明する。図1の磁気カ
ードでは、磁気記録層に記録された情報の読み取りをす
る時には、導通のある接点部の数を調べ、磁気記録情報
と照合して正規のカードであるかどうかを判定する。こ
の時、接点部を持たず、かつ、磁気記録トラックの一部
が破壊された、使用済み、あるいは使用途中のカードの
不正書き込みによる変造カードでは、接点部の数と磁気
情報が合わず、また、磁気記録情報の読み取りエラーが
発生するという二重のエラーにより、不正が判別され
る。
【0014】また、使用後、2箇所の接点部11a、1
1bに通電端子を接触させ、電流を流すことにより、あ
るいは、破壊部の幅より大きい径のパンチ穴を開けるこ
とにより、電気的あるいは機械的に導体パターンの破壊
部11cが破壊され、2接点間導通がなくなる。また同
時に、この破壊により、磁気記録トラックの一部の情報
が読み取り不能になり、かつ、その部分への書き込みが
できなくなる。この処理を磁気カードの使用毎に行い、
磁気情報が書き換えられると共に、残度数のマーキング
等が施される。
【0015】なお、本発明は、以上、述べたような実施
例に限られるものではなく、各種の変更が可能である。
例えば、本実施例では、導体パターンは、基材の表面に
設けたが、その反対面である印刷面の磁気記録トラック
に対応する位置に形成することも可能である。また、導
体パターン用の蒸着物としては、Al以外にもSn,C
u等の導電性物質の使用が可能である。
【0016】
【発明の効果】以上、述べた如く、本発明によれば、容
易にデータの変造等の不正ができない高いセキュリティ
をもった磁気カード及びその使用方法の提供が可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る磁気カードを模式的に
示す平面図。
【図2】図1の磁気カードのA−A線断面図。
【図3】図1及び図2の磁気カードの導体パターンを示
す平面図。
【符号の説明】
1 基材 2 プラスチック支持体 3 磁気記録層 4 (磁気記録層の)表面 5 磁気記録トラック 6 印刷面 11,12,13,14 導体パターン 11a,11b 接点部 11c 破壊部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気カードの磁気記録トラック上、また
    は、前記磁気カードの裏面の前記磁気記録トラックに対
    応する位置に、導電性蒸着膜からなる1以上の導体パタ
    ーンが設けられたことを特徴とする磁気カード。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気カードを使用後、前
    記導体パターンに通電するか、または、前記導体パター
    ンに穴を開けることにより、前記導体パターンの導電性
    をなくすとともに、前記磁気記録トラックの一部を破壊
    することを特徴とする磁気カードの使用方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の磁気カードの前記導体パ
    ターンの導通状態と磁気記録情報との一致により前記磁
    気カードの真偽判定を行うことを特徴とする磁気カード
    の使用方法。
JP6224075A 1994-08-24 1994-08-24 磁気カード及びその使用方法 Pending JPH0863563A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09245133A (ja) * 1996-03-12 1997-09-19 Empire Airport Service Co Ltd カード、磁気カードおよびそれらの使用方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09245133A (ja) * 1996-03-12 1997-09-19 Empire Airport Service Co Ltd カード、磁気カードおよびそれらの使用方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309