JPH0924469A - 高速オシレートアーク溶接方法 - Google Patents

高速オシレートアーク溶接方法

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JPH0924469A
JPH0924469A JP20058795A JP20058795A JPH0924469A JP H0924469 A JPH0924469 A JP H0924469A JP 20058795 A JP20058795 A JP 20058795A JP 20058795 A JP20058795 A JP 20058795A JP H0924469 A JPH0924469 A JP H0924469A
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児玉  克
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 T型継手部の水平隅肉溶接において、オーバ
ラップ欠陥が発生することなく良好な溶接品質の脚長8
mm以上の溶接ビードを得ることができる高速オシレート
アーク溶接方法を提供する。 【構成】 平板材1と立板材2をT型に組み合わせたT
型継手部3を水平隅肉溶接するにあたり、T型継手部3
に対し溶接トーチ本体4は固定したままアーク9のみを
左右の一軸方向にオシレートする溶接トーチを用いて、
アーク9のオシレート方向を溶接線に対して直交方向と
し、オシレート幅2〜6mm,オシレート速度20〜50
Hzの範囲で、かつアーク9が立板材2側に位置してい
る時間Tv及びアーク9が平板材1側に位置している時
間Thの間に、0.1 <Tv/(Tv+Th)<0.5 が成
り立つオシレートパターンで、オシレートアーク溶接す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平板材と立板材をT型
に組み合わせたT型継手部の水平隅肉溶接に適用される
高速オシレートアーク溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、平板材と立板材をT型に組み合わ
せたT型継手部を水平隅肉溶接するにあたっては、図7
斜視図に示すように、平板材1と立板材2をT型に組み
合わせたT型継手部3に対向する溶接トーチ本体4を、
機械的なオシレート機構20を介してロボット又は直行
駆動マニピュレーターの支持アーム6でオシレート可能
に支持し、この溶接トーチ本体4の先端のチップ7から
ワイヤ8を突出させて、ワイヤ8とT型継手部3との間
にアーク9が発生するようにし、更に溶接トーチ本体4
の基部と溶接電源13とを接続するケーブル10には、
ワイヤ8と給電ノズル11及びシールドガス供給パイプ
12を収容している。しかしてこのような装置構成によ
り、まずシールドガス供給パイプ12からシールドガス
をチップ7の周辺に供給し、溶接電源13から無負荷電
圧を印加するとともに、ワイヤ8をチップ7を通してT
型継手部3の方へ供給すると、T型継手部3とワイヤ8
の先端が接触した瞬間にアーク9が発生し、アーク熱に
よりアーク9が発生している周辺のT型継手部3表面は
溶融し、ワイヤ8の先端もアーク熱により溶融してT型
継手部3の溶融部に移動する。これと同時に支持アーム
6をT型継手部3の溶接線方向に移動すると溶接ビード
19が形成される。
【0003】ただしこのとき、溶接ビード19の脚長を
確保するためにワイヤ8をオシレートする必要があり、
そのため溶接トーチ本体4をオシレート機構20により
オシレートしながら溶接し、例えば溶接電流300A前
後で、ワイヤ1.2 mmのとき、ワイヤ8先端のオシレート
幅は2〜5mm,オシレート速度は数Hzでオシレートす
ることにより、脚長6〜7mmが得られる。しかし脚長8
mm以上を得ようとすれば、溶融金属の溶着量を稼ぐため
に後数百A以上あげる必要があるが、単純に溶着量だけ
あげると溶融金属が重力の影響を受けて、図8正面図に
示すようにオーバラップ21が発生した欠陥溶接ビード
となる。そこで電流をあげるとともにオシレート速度を
更にあげ、溶融金属の重力の影響を受けないようにオシ
レートパターンを工夫する必要があるが、溶接トーチ本
体4が重く、ケーブル10が硬いことや、オシレート機
構20が機械的に限界があることなどにより、溶接トー
チ本体4を高速にオシレートすることは困難であり、ま
た是非とも溶接トーチ本体4を高速にオシレートしよう
とすれば、オシレート機構20が大型となり溶接作業を
著しく悪化させるばかりでなく、大型化したオシレート
機構20を支持するための周辺治具も大型となり価格が
高くなるおそれがある。
【0004】次に上述のようなT型継手部3において、
平板材1及び立板材2の少なくとも一方が表面に亜鉛メ
ッキ又は樹脂皮膜塗布を施してある場合に、図7と同じ
装置構成により水平隅肉溶接するにあたっては、図9断
面図に示すように、ワイヤ8先端からアーク9が発生し
溶接ビード19を形成する。ただしこの場合、亜鉛メッ
キ又は樹脂成分がアーク熱により蒸発してガス22とな
り、ガス22は溶融金属中を通り抜けて浮上しようとす
るが、平板材1上の溶融池18の後方では温度が下がり
溶融池18に粘性がでてきてガス22が浮上するのを妨
げようとする。更に溶融池18の凝固が進むと、ガス2
2が溶融池18表面に達するまでに溶融池18が凝固し
てしまい、溶接ビード19の中にガス22が取り残され
た状態となり、これがブローホールとなる。溶融金属中
にこのようなブローホールが存在すると溶接品質は著し
く低下するため、このブローホールを取り除くための補
修作業をしなければならない。
【0005】そこでこのようなブローホール欠陥を予め
なくすためには、溶融金属中のガス22が表面まで浮上
できるようにすることで解決することができ、その対策
としては、溶融金属に振動を与えてガス22が動きやす
くすることと、ガス22が十分に浮上できるように溶融
池19を溶接線方向に長くすることが考えられる。そし
て前者策としては、図10側面図に示すように、溶接ト
ーチ本体4は固定しておき、車輪24付き加振台25に
平板材1及び立板材2を乗せ、加振機23にて平板材1
及び立板材2を振動することで溶融池19を振動させて
長くすることができ、振動幅0.5 〜1.5 mm, 振動速度3
0〜40Hzでブローホールの発生は殆んどなくなる。
また後者策としては、図11断面図に示すように、ワイ
ヤ8の後方にもう1個のワイヤ26を配置してアーク9
の後方で更にアーク27を発生させ、溶融池18の長さ
Lを大きくすることができる。しかしながら前者の場合
は、平板材1及び立板材2を加振台25に搭載しなけれ
ばならず、平板材1及び立板材2が大きくなると動かす
加振機23が大型化して、相当の費用がかかるとともに
作業性も悪化し、また後者の場合は、複数の溶接設備が
必要となり、設備費が嵩むことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
事情に鑑みて提案されたもので、第1番目の発明は、T
型継手部の水平隅肉溶接において、オーバラップ欠陥が
発生することなく良好な溶接品質の脚長8mm以上の溶接
ビードを得ることができ、ひいては溶接品質の安定化と
溶接作業の高能率化を図ることができる高速オシレート
アーク溶接方法を提供することを目的とする。
【0007】また第2番目の発明は、平板材及び立板材
の少なくとも一方が表面に亜鉛メッキ又は樹脂皮膜塗布
を施してあるT型継手部の水平隅肉溶接において、ブロ
ーホールが発生することなく良好な溶接品質の溶接ビー
ドを得ることができ、ひいては溶接品質の安定化と溶接
作業の高能率化を図ることができる高速オシレートアー
ク溶接方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために第1番目の発
明は、平板材と立板材をT型に組み合わせたT型継手部
を水平隅肉溶接するにあたり、上記T型継手部に対し溶
接トーチ本体は固定したままアークのみを左右の一軸方
向にオシレートする溶接トーチを用いて、アークのオシ
レート方向を溶接線に対して直交方向とし、オシレート
幅2〜6mm,オシレート速度20〜50Hzの範囲で、
かつアークが立板材側に位置している時間Tv及びアー
クが平板材側に位置している時間Thの間に、 0.1 <Tv/(Tv+Th)<0.5 が成り立つオシレートパターンで、オシレートアーク溶
接することを特徴とする。
【0009】また第2番目の発明は、少なくとも一方が
表面に亜鉛メッキ又は樹脂皮膜塗布を施した平板材と立
板材をT型に組み合わせたT型継手部を水平隅肉溶接す
るにあたり、上記T型継手部に対し溶接トーチ本体は固
定したままアークのみを左右の一軸方向にオシレートす
る溶接トーチを用いて、アークのオシレート方向を溶接
線に沿う方向とし、オシレート幅2〜6mm,オシレート
速度30Hz以上で、オシレートアーク溶接することを
特徴とする。
【0010】
【作用】第1番目の発明においては、T型継手部に対し
アークのオシレート方向を溶接線に対して直交方向と
し、オシレート幅2〜6mm,オシレート速度20〜50
Hzの範囲で、かつ0.1 <Tv/(Tv+Th)<0.5
のオシレートパターンで、オシレートアーク溶接するこ
とにより、オーバラップ欠陥がない脚長8mm以上の水平
隅肉溶接ビードを確保することができる。また第2番目
の発明においては、T型継手部に対しアークのオシレー
ト方向を溶接線に沿う方向とし、オシレート幅2〜6m
m,オシレート速度30Hz以上で、オシレートアーク
溶接することにより、ブローホール欠陥がない水平隅肉
溶接ビードを確保することができる。
【0011】
【実施例】本発明高速オシレートアーク溶接方法の実施
例を図面について説明すると、図1は、本溶接方法にお
いて、T型継手部に対し溶接トーチ本体は固定したまま
アークのみを左右の一軸方向にオシレートする溶接トー
チ(以下アークのみオシレート式溶接トーチという)を
用いて水平隅肉溶接する実施態様を示す正面図、図2は
同上におけるオシレート状況の説明図、図3は第1番目
の発明の一実施例のアーク周辺を示す正面図、図4は同
上におけるオシレートパターンの説明図、図5は第2番
目の発明の一実施例のアーク周辺を示す斜視図、図6は
同上におけるオシレート速度と溶融池長さ及びブローホ
ール発生との関係を示す線図である。
【0012】まず図1,図2について、第1番目及び第
2番目の発明におけるアークのみオシレート式溶接トー
チを用いて水平隅肉溶接する要領を説明すると、上図に
おけるアークのみオシレート式溶接トーチは、本出願人
提案の実願平4−24130号(実開平5−76669
号)に係るものであり、平板材1と立板材2をT型に組
み合わせたT型継手部3に対向する溶接トーチ本体4
は、固定ボルト5によりロボット又は直行駆動マニピュ
レーターの支持アーム6に固定されており、この溶接ト
ーチ本体4の先端のチップ7からワイヤ8が突出され
て、ワイヤ8先端とT型継手部3との間にアーク9が発
生するようにされ、また溶接トーチ本体4の基部と溶接
電源13とを接続するケーブル10には、ワイヤ8と給
電ノズル11及びシールドガス供給パイプ12が収容さ
れている。更に溶接トーチ本体4内を縦通し先端にチッ
プ7を有するワイヤ供給ノズル14はスプリング15に
よりオシレート可能に支持されるとともに、このワイヤ
供給ノズル14の対向側面に1対の電磁コイル16a,
16bが配設されたうえ、それらは交番電圧発生装置1
7に接続されており、交番電圧発生装置17から図2に
示すように交番電圧を印加すると、ワイヤ供給ノズル1
4が(A),(B)状態にオシレートし、それによりワ
イヤ8先端すなわちアーク9は左右にオシレートする。
【0013】このようなアークのみオシレート式溶接ト
ーチを用いて水平隅肉溶接する第1番目の発明の実施例
を図3,図4について説明すると、図3において、T型
継手部3に対し溶接トーチ本体4は固定したままアーク
9のみ溶接線に対して直交方向、すなわち立板材2側の
V方向及び平板材1側のH方向にオシレートする。そこ
でこのような立板材2と平板材1の間をアーク9がオシ
レートする水平隅肉溶接において、オーバラップ欠陥な
しに脚長8mmを得るには、アーク9のオシレート速度を
速くすることと、溶融金属が重力の影響をできるだけ受
けないようにオシレートパターンを選ぶことである。本
発明方法の一実施例としてはアーク9を図4に示すオシ
レートパターンでオシレートし、図4において、Tvは
アーク9が立板材2側に位置している時間、Thはアー
ク9が平板材1側に位置している時間を示している。そ
してこのオシレートパターンは次の条件を満たす必要が
ある。 0.1 <Tv/(Tv+Th)<0.5 これは立板材2側にアーク9が位置する時間を制限した
ものである。つまり溶融金属が重力の影響を受けやすい
のは、アーク9が立板材2側に位置しているときに形成
される溶融金属が平板材1側に垂れてくるからであり、
これを防ぐためにTv/(Tv+Th)<0.5 の制約が
必要となる。またアーク9が立板材2側に位置している
時間が短いと母材を溶融することができなくなるので、
0.1 <Tv/(Tv+Th)の制約が必要となる。
【0014】しかして図4の実施例ではTv/(Tv+
Th)=0.3 としており、この場合溶接ビードの脚長8
mmを得るには、オシレート幅:2〜6mm,オシレート速
度:20〜50Hzのオシレート条件が必要であり、す
なわちオシレート幅が2mm以下では脚長を長くする効果
がなくなり、6mmを越えると立板材2側にアンダーカッ
トの欠陥が発生するようになる。またオシレート速度が
20Hz以下では溶融池が安定しなくなる。かくして上
記のようなオシレート条件及びオシレートパターン条件
でアーク9がオシレートすることで、T型継手部3に対
しオーバラップ欠陥なしで脚長8mm以上の水平隅肉溶接
を施すことができる。
【0015】次にアークのみオシレート式溶接トーチを
用いて水平隅肉溶接する第2番目の発明の実施例を図
5,図6について説明すると、図5において、T型継手
部3を構成する平板材1及び立板材2は、少なくとも一
方が表面に亜鉛メッキ又は樹脂皮膜塗布を施してあるの
で、水平隅肉溶接でブローホールが発生するのを防止す
るためには、溶融金属に振動を与えてガスが溶融池18
内で動きやすくすることと、ガスが十分に浮上できるよ
うに溶融池18を溶接線方向に長くすることが必要であ
る。そこでT型継手部3に対し溶接トーチ本体4は固定
したままアーク9のみ溶接線に沿ってオシレートし、そ
れにより溶融池18に振動を与えるとともに、溶融池1
8の長さLを長くする。
【0016】そしてこのオシレート条件は、オシレート
幅:2〜6mm,オシレート速度:30Hz以上が必要で
あり、オシレート速度が溶融池長さLとブローホール発
生に及ぼす影響の実験例を図6に示すと、図6の横軸は
アーク9のオシレート速度、左の縦軸はアーク9をオシ
レートしないときの溶融池長さを100%としたときの
増加率を示し、右の縦軸はアーク9をオシレートしない
ときのブローホールの発生数を100%としたときの減
少率を示しており、溶融池長さはアークオシレートする
ことにより長くなくなるが、ブローホールが殆んどなく
なるのは30Hz以上であることが判る。これは溶融池
18が長くなったことと溶融池18がアーク9のオシレ
ートにより振動するようになったため、溶融池18中の
ガスが溶融池表面に出やすくなったためである。かくし
て上記のようなオシレート条件でアーク9がオシレート
することで、T型継手部3に対しブローホールのない健
全な溶接ビード19を形成することができる。
【0017】
【発明の効果】要するに第1番目の発明によれば、平板
材と立板材をT型に組み合わせたT型継手部を水平隅肉
溶接するにあたり、上記T型継手部に対し溶接トーチ本
体は固定したままアークのみを左右の一軸方向にオシレ
ートする溶接トーチを用いて、アークのオシレート方向
を溶接線に対して直交方向とし、オシレート幅2〜6m
m,オシレート速度20〜50Hzの範囲で、かつアー
クが立板材側に位置している時間Tv及びアークが平板
材側に位置している時間Thの間に、 0.1 <Tv/(Tv+Th)<0.5 が成り立つオシレートパターンで、オシレートアーク溶
接することにより、T型継手部の水平隅肉溶接におい
て、オーバラップ欠陥が発生することなく良好な溶接品
質の脚長8mm以上の溶接ビードを得ることができ、ひい
ては溶接品質の安定化と溶接作業の高能率化を図ること
ができる高速オシレートアーク溶接方法を得るから、本
発明は産業上極めて有益なものである。
【0018】また第2番目の発明によれば、少なくとも
一方が表面に亜鉛メッキ又は樹脂皮膜塗布を施した平板
材と立板材をT型に組み合わせたT型継手部を水平隅肉
溶接するにあたり、上記T型継手部に対し溶接トーチ本
体は固定したままアークのみを左右の一軸方向にオシレ
ートする溶接トーチを用いて、アークのオシレート方向
を溶接線に沿う方向とし、オシレート幅2〜6mm,オシ
レート速度30Hz以上で、オシレートアーク溶接する
ことにより、平板材及び立板材の少なくとも一方が表面
に亜鉛メッキ又は樹脂皮膜塗布を施してあるT型継手部
の水平隅肉溶接において、ブローホールが発生すること
なく良好な溶接品質の溶接ビードを得ることができ、ひ
いては溶接品質の安定化と溶接作業の高能率化を図るこ
とができる高速オシレートアーク溶接方法を得るから、
本発明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】アークのみオシレート式溶接トーチを用いて水
平隅肉溶接する実施態様を示す正面図である。
【図2】同上におけるオシレート状況の説明図である。
【図3】第1番目の発明の一実施例のアーク周辺を示す
正面図である。
【図4】同上におけるオシレートパターンの説明図であ
る。
【図5】第2番目の発明の一実施例のアーク周辺を示す
斜視図である。
【図6】同上におけるオシレート速度と溶融池長さ及び
ブローホール発生との関係を示す線図である。
【図7】従来の水平隅肉溶接方法の斜視図である。
【図8】同上における溶接ビードの正面図である。
【図9】同上におけるブローホール発生状況の断面図で
ある。
【図10】従来のブローホール発生防止対策の側面図で
ある。
【図11】従来の別のブローホール発生防止対策の断面
図である。
【符号の説明】
1 平板材 2 立板材 3 T型継手部 4 溶接トーチ本体 5 固定ボルト 6 支持アーム 7 チップ 8 ワイヤ 9 アーク 10 ケーブル 11 給電ノズル 12 シールドガス供給パイプ 13 溶接電源 14 ワイヤ供給ノズル 15 スプリング 16a,16b 電磁コイル 17 交番電圧発生装置 18 溶融池 19 溶接ビード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板材と立板材をT型に組み合わせたT
    型継手部を水平隅肉溶接するにあたり、上記T型継手部
    に対し溶接トーチ本体は固定したままアークのみを左右
    の一軸方向にオシレートする溶接トーチを用いて、アー
    クのオシレート方向を溶接線に対して直交方向とし、オ
    シレート幅2〜6mm,オシレート速度20〜50Hzの
    範囲で、かつアークが立板材側に位置している時間Tv
    及びアークが平板材側に位置している時間Thの間に、 0.1 <Tv/(Tv+Th)<0.5 が成り立つオシレートパターンで、オシレートアーク溶
    接することを特徴とする高速オシレートアーク溶接方
    法。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方が表面に亜鉛メッキ又は
    樹脂皮膜塗布を施した平板材と立板材をT型に組み合わ
    せたT型継手部を水平隅肉溶接するにあたり、上記T型
    継手部に対し溶接トーチ本体は固定したままアークのみ
    を左右の一軸方向にオシレートする溶接トーチを用い
    て、アークのオシレート方向を溶接線に沿う方向とし、
    オシレート幅2〜6mm,オシレート速度30Hz以上
    で、オシレートアーク溶接することを特徴とする高速オ
    シレートアーク溶接方法。
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