JPH09242476A - 掘削機のカッターヘッド - Google Patents
掘削機のカッターヘッドInfo
- Publication number
- JPH09242476A JPH09242476A JP5212896A JP5212896A JPH09242476A JP H09242476 A JPH09242476 A JP H09242476A JP 5212896 A JP5212896 A JP 5212896A JP 5212896 A JP5212896 A JP 5212896A JP H09242476 A JPH09242476 A JP H09242476A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter head
- excavator
- face
- edge
- rotating device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 補修の頻度を従来に比し低下させることので
きる掘削機のカッターヘッドを提供すること。 【解決手段】 トンネル30の切羽面7を掘削する掘削
機20を構成し、掘削機20の有する回転装置6より回
転されて切羽面を掘削する掘削機のカッターヘッド10
であって、縁部4を有する傘状にされ、外周面には複数
のピック5が設けられ、縁部4の外周に沿って所定の間
隔をおいて複数の凸部11が設けられ、縁部4側が回転
装置6に接続されることを特徴とする。
きる掘削機のカッターヘッドを提供すること。 【解決手段】 トンネル30の切羽面7を掘削する掘削
機20を構成し、掘削機20の有する回転装置6より回
転されて切羽面を掘削する掘削機のカッターヘッド10
であって、縁部4を有する傘状にされ、外周面には複数
のピック5が設けられ、縁部4の外周に沿って所定の間
隔をおいて複数の凸部11が設けられ、縁部4側が回転
装置6に接続されることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は掘削機のカッターヘ
ッドに関し、さらに詳細にはトンネルの切羽面を掘削す
る掘削機を構成し、この掘削機の有する回転装置により
回転されて前記切羽面を掘削する掘削機のカッターヘッ
ドに関する。
ッドに関し、さらに詳細にはトンネルの切羽面を掘削す
る掘削機を構成し、この掘削機の有する回転装置により
回転されて前記切羽面を掘削する掘削機のカッターヘッ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、機械掘削工法によるトンネル掘削
工事において、トンネル切羽面における岩盤等を掘削す
る際に用いられる自由断面掘削機は、一般に、回転させ
つつ切羽面の岩盤等に当接させて岩盤を掘削するカッタ
ーヘッドと、このカッターヘッドを回転させる回転装置
とを有している。
工事において、トンネル切羽面における岩盤等を掘削す
る際に用いられる自由断面掘削機は、一般に、回転させ
つつ切羽面の岩盤等に当接させて岩盤を掘削するカッタ
ーヘッドと、このカッターヘッドを回転させる回転装置
とを有している。
【0003】通常、カッターヘッド1は、図4に示され
るように、例えば縁部4を有する傘状にされ、外周面に
は複数のピック5が設けられている。このカッターヘッ
ド1は、図4において破線で囲まれて示されている回転
装置6に接続されている。この回転装置6は回転軸28
とモータ25とから主に構成されている。
るように、例えば縁部4を有する傘状にされ、外周面に
は複数のピック5が設けられている。このカッターヘッ
ド1は、図4において破線で囲まれて示されている回転
装置6に接続されている。この回転装置6は回転軸28
とモータ25とから主に構成されている。
【0004】具体的に説明すると、カッターヘッド1
は、縁部4側の端部が回転軸28に連結されている。ま
た、回転軸28はモータ25に接続されており、モータ
25が駆動するとトルクが与えられるようになってい
る。
は、縁部4側の端部が回転軸28に連結されている。ま
た、回転軸28はモータ25に接続されており、モータ
25が駆動するとトルクが与えられるようになってい
る。
【0005】このようなカッターヘッド1は、回転装置
6のモータ25を駆動させて回転軸28にトルクが与え
られると回転軸28が回転し、カッターヘッド1も回転
軸28の回転に伴って回転する。この回転状態のカッタ
ーヘッド1を例えばトンネルの切羽面7における岩盤等
に当接させると、カッターヘッド1はその岩盤を繰り抜
くように掘削する。
6のモータ25を駆動させて回転軸28にトルクが与え
られると回転軸28が回転し、カッターヘッド1も回転
軸28の回転に伴って回転する。この回転状態のカッタ
ーヘッド1を例えばトンネルの切羽面7における岩盤等
に当接させると、カッターヘッド1はその岩盤を繰り抜
くように掘削する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のカッタ
ーヘッド1はトンネル切羽面7の掘削に伴い外周面が磨
耗するため補修を要するものである。
ーヘッド1はトンネル切羽面7の掘削に伴い外周面が磨
耗するため補修を要するものである。
【0007】特に、縁部4は他の部位に比しその磨耗が
激しい箇所であり、磨耗によって強度が低下して変形し
たり、欠けたり、あるいは穴があいたりするおそれがあ
る。これらの場合には、縁部4の補修はかなりの手間を
要し、場合によっては補修不可能なものとなるおそれが
あった。
激しい箇所であり、磨耗によって強度が低下して変形し
たり、欠けたり、あるいは穴があいたりするおそれがあ
る。これらの場合には、縁部4の補修はかなりの手間を
要し、場合によっては補修不可能なものとなるおそれが
あった。
【0008】従って、従来のカッターヘッド1は、縁部
4の補修を他の部位に比し短い間隔で怠ることなく行う
ことを要していた。これは手間がかかり、かなり面倒な
ものであった。
4の補修を他の部位に比し短い間隔で怠ることなく行う
ことを要していた。これは手間がかかり、かなり面倒な
ものであった。
【0009】本発明の目的は、補修の頻度を従来に比し
低下させることのできる掘削機のカッターヘッドを提供
することにある。
低下させることのできる掘削機のカッターヘッドを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はトンネルの切羽
面を掘削する掘削機を構成し、前記掘削機の有する回転
装置により回転させて前記切羽面を掘削する掘削機のカ
ッターヘッドであり、前述した技術的課題を解決するた
めに以下のように構成されている。
面を掘削する掘削機を構成し、前記掘削機の有する回転
装置により回転させて前記切羽面を掘削する掘削機のカ
ッターヘッドであり、前述した技術的課題を解決するた
めに以下のように構成されている。
【0011】すなわち、本発明の掘削機のカッターヘッ
ドは、縁部を有する傘状にされ、外周面には複数のピッ
クが設けられ、前記縁部の外周に沿って所定の間隔をお
いて複数の凸部が設けられ、前記縁部側が前記回転装置
に接続されることを特徴とする。
ドは、縁部を有する傘状にされ、外周面には複数のピッ
クが設けられ、前記縁部の外周に沿って所定の間隔をお
いて複数の凸部が設けられ、前記縁部側が前記回転装置
に接続されることを特徴とする。
【0012】以下、この発明における構成要素を説明す
る。複数のピックについて、その形状、数および配置位
置は問わず必要に応じて適宜変更可能である。
る。複数のピックについて、その形状、数および配置位
置は問わず必要に応じて適宜変更可能である。
【0013】また、複数の凸部は、縁部の磨耗の進行を
抑えるものである。各凸部を平面的に見た際の形状は台
形に近い四角形状であるのが好ましい。もっとも、三角
形や他の四角形あるいは多角形にされていても良い。
抑えるものである。各凸部を平面的に見た際の形状は台
形に近い四角形状であるのが好ましい。もっとも、三角
形や他の四角形あるいは多角形にされていても良い。
【0014】各凸部の大きさ、厚さ又は設置数等は掘削
機のカッターヘッドの大きさやその外周の長さ等に応じ
て適宜変更可能である。また、各凸部の設置間隔は状況
に応じて適宜変更することができる。もっとも、各凸部
は掘削機のカッターヘッドにより岩盤を掘削した際に、
岩盤の掘削屑が各凸部の間に溜まるようにされているこ
とを要する。このため、各凸部の間隔が縁部の外周端に
近づくほど狭い間隔になるように凸部を形成するのが好
ましい。
機のカッターヘッドの大きさやその外周の長さ等に応じ
て適宜変更可能である。また、各凸部の設置間隔は状況
に応じて適宜変更することができる。もっとも、各凸部
は掘削機のカッターヘッドにより岩盤を掘削した際に、
岩盤の掘削屑が各凸部の間に溜まるようにされているこ
とを要する。このため、各凸部の間隔が縁部の外周端に
近づくほど狭い間隔になるように凸部を形成するのが好
ましい。
【0015】これらの凸部は掘削機のカッターヘッドと
一体に形成されるものであっても良く、または平板状部
材を縁部に所定間隔をおいて取り付けることにより形成
されるものであっても良い。すなわち、本発明の掘削機
のカッターヘッドは、従来の掘削機のカッターヘッドに
複数の平板状部材を取り付けることにより構成されるも
のであっても良い。
一体に形成されるものであっても良く、または平板状部
材を縁部に所定間隔をおいて取り付けることにより形成
されるものであっても良い。すなわち、本発明の掘削機
のカッターヘッドは、従来の掘削機のカッターヘッドに
複数の平板状部材を取り付けることにより構成されるも
のであっても良い。
【0016】各平板状部材は、例えば未使用である従来
の掘削機のカッターヘッドに取り付けられて凸部を形成
するようにしても良く、または使用により縁部がある程
度磨耗した従来の掘削機のカッターヘッドに取り付けら
れて凸部を形成するようにしても良い。
の掘削機のカッターヘッドに取り付けられて凸部を形成
するようにしても良く、または使用により縁部がある程
度磨耗した従来の掘削機のカッターヘッドに取り付けら
れて凸部を形成するようにしても良い。
【0017】平板状部材を取り付けて凸部を形成する場
合には、平板状部材の材質には金属を用いるのが好まし
く、例えば鋼であるキャタビララグ材を用いるのが好ま
しい。もっとも、鉄等の他の金属が用いられていても良
い。また、可能な限り強化プラスチック等の他の材質を
用いることも可能である。
合には、平板状部材の材質には金属を用いるのが好まし
く、例えば鋼であるキャタビララグ材を用いるのが好ま
しい。もっとも、鉄等の他の金属が用いられていても良
い。また、可能な限り強化プラスチック等の他の材質を
用いることも可能である。
【0018】掘削機のカッターヘッドの縁部側は回転装
置と適切に接続され、回転装置によって掘削機のカッタ
ーヘッドが回転自在にされていれば、回転装置との接続
部位はどのように構成されていても良い。
置と適切に接続され、回転装置によって掘削機のカッタ
ーヘッドが回転自在にされていれば、回転装置との接続
部位はどのように構成されていても良い。
【0019】ここで、回転装置は掘削機のカッターヘッ
ドに対し岩盤を掘削するために必要なトルクを与えるも
のであり、本発明の掘削機のカッターヘッドとともに掘
削機の構成要素の一つとなるものである。
ドに対し岩盤を掘削するために必要なトルクを与えるも
のであり、本発明の掘削機のカッターヘッドとともに掘
削機の構成要素の一つとなるものである。
【0020】この回転装置は、掘削機のカッターヘッド
が回転しつつ当接した岩盤等を掘削できるようにされて
いれば良く、この限りにおいて回転装置の構成は問わな
い。なお、本発明の掘削機のカッターヘッドを有する掘
削機は、さらに回転装置を有する限りどのように構成さ
れていても良い。掘削機の例示としては、例えばロード
ヘッダーやブームヘッダー等の自由断面掘削機が挙げら
れる。もっとも、これら以外の掘削機であっても良い。
が回転しつつ当接した岩盤等を掘削できるようにされて
いれば良く、この限りにおいて回転装置の構成は問わな
い。なお、本発明の掘削機のカッターヘッドを有する掘
削機は、さらに回転装置を有する限りどのように構成さ
れていても良い。掘削機の例示としては、例えばロード
ヘッダーやブームヘッダー等の自由断面掘削機が挙げら
れる。もっとも、これら以外の掘削機であっても良い。
【0021】以上説明した各構成要素の例示は可能な限
り組み合わせることが可能である。本発明の掘削機のカ
ッターヘッドによると、縁部の外周面に沿って複数の凸
部が所定間隔で設けられている。このため、縁部よりも
先に各凸部が磨耗する状態になる。さらに、このような
掘削機のカッターヘッドを用いて岩盤を掘削すると、各
凸部の間には岩盤の掘削屑が圧入されながら溜まる状態
となる。
り組み合わせることが可能である。本発明の掘削機のカ
ッターヘッドによると、縁部の外周面に沿って複数の凸
部が所定間隔で設けられている。このため、縁部よりも
先に各凸部が磨耗する状態になる。さらに、このような
掘削機のカッターヘッドを用いて岩盤を掘削すると、各
凸部の間には岩盤の掘削屑が圧入されながら溜まる状態
となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の掘削機のカッター
ヘッドの好適な実施の形態を図を用いて更に詳細に説明
する。図1には本発明の一実施形態におけるカッターヘ
ッド10を有する掘削機20が示されている。この掘削
機20はRH8J型ロードヘッダーと呼ばれる自由断面
掘削機であり、トンネル掘削工事においてトンネル30
における切羽面7の岩盤等を掘削するものである。
ヘッドの好適な実施の形態を図を用いて更に詳細に説明
する。図1には本発明の一実施形態におけるカッターヘ
ッド10を有する掘削機20が示されている。この掘削
機20はRH8J型ロードヘッダーと呼ばれる自由断面
掘削機であり、トンネル掘削工事においてトンネル30
における切羽面7の岩盤等を掘削するものである。
【0023】この掘削機20を概略的に説明すると、下
部にキャタピラを有する走行装置21が設けられ、前部
には上下方向および左右方向に回動自在のブーム22が
設けられている。ブーム22の下方には岩盤の掘削屑を
回収するギャザリング23が設けられており、後部には
岩盤の掘削屑を搬送するベルトコンベア24が設けられ
ている。
部にキャタピラを有する走行装置21が設けられ、前部
には上下方向および左右方向に回動自在のブーム22が
設けられている。ブーム22の下方には岩盤の掘削屑を
回収するギャザリング23が設けられており、後部には
岩盤の掘削屑を搬送するベルトコンベア24が設けられ
ている。
【0024】本実施形態におけるカッターヘッド10
は、ブーム22の前端部に取り付けられている。図2に
示されるように、カッターヘッド10は、縁部4を有す
る傘状にされており、外周面には着脱自在の複数のピッ
ク5がスパイラル状に配置されて設けられている。
は、ブーム22の前端部に取り付けられている。図2に
示されるように、カッターヘッド10は、縁部4を有す
る傘状にされており、外周面には着脱自在の複数のピッ
ク5がスパイラル状に配置されて設けられている。
【0025】さらに、縁部4の外周に沿って複数の平板
状部材がピック5の配列方向に向けて取り付けられてお
り、これによって各凸部11が形成されている。これら
の凸部11を形成するそれぞれの平板状部材には、平面
的に見た際に台形に近い四角形状であり、かつ適宜の厚
さを有する鋼性のキャタビララグ材が用いられている。
状部材がピック5の配列方向に向けて取り付けられてお
り、これによって各凸部11が形成されている。これら
の凸部11を形成するそれぞれの平板状部材には、平面
的に見た際に台形に近い四角形状であり、かつ適宜の厚
さを有する鋼性のキャタビララグ材が用いられている。
【0026】また、凸部11はそれぞれ所定の間隔をお
いて溶接により取り付けられている。各凸部11間の間
隔は、図2に示されるように、縁部4の外周端に近づく
程狭い間隔になるようにされている。
いて溶接により取り付けられている。各凸部11間の間
隔は、図2に示されるように、縁部4の外周端に近づく
程狭い間隔になるようにされている。
【0027】掘削機20は回転装置6を有し、カッター
ヘッド10はこの回転装置6に接続されている。図3に
示されるように、回転装置6はブーム22の内部に設け
られたモータ25、減速器26、ギアカップリング2
7、回転軸28、及びブーム22の前端部に設けられた
連結部13により構成されている。
ヘッド10はこの回転装置6に接続されている。図3に
示されるように、回転装置6はブーム22の内部に設け
られたモータ25、減速器26、ギアカップリング2
7、回転軸28、及びブーム22の前端部に設けられた
連結部13により構成されている。
【0028】このうち、回転軸28と連結部13とは一
体に回転するようにされている。そして、図2に示され
るように、カッターヘッド10は連結部13にその縁部
4側の端部10aを係合させボルト止めされて接続され
ている。これによってカッターヘッド10は周方向に回
転可能にされている。
体に回転するようにされている。そして、図2に示され
るように、カッターヘッド10は連結部13にその縁部
4側の端部10aを係合させボルト止めされて接続され
ている。これによってカッターヘッド10は周方向に回
転可能にされている。
【0029】以下、このようなカッターヘッド10の動
作例を掘削機20の動作例とともに説明する。図1に示
されるように、まず、掘削機20を走行装置21により
トンネル30の切羽面7まで移動させる。次に、例えば
カッターヘッド10の軸方向が水平方向になるようにブ
ーム22を動作させる。
作例を掘削機20の動作例とともに説明する。図1に示
されるように、まず、掘削機20を走行装置21により
トンネル30の切羽面7まで移動させる。次に、例えば
カッターヘッド10の軸方向が水平方向になるようにブ
ーム22を動作させる。
【0030】次に、ブーム22内に設けられているモー
タ25を駆動させると、回転軸28には減速器26によ
り調整されたトルクがギアカップリング27を介して与
えられる。これにより、回転軸28と連結部13とはそ
の周方向で回転する。これに伴い、連結部13と一体に
接続されているカッターヘッド10もその周方向で回転
する。
タ25を駆動させると、回転軸28には減速器26によ
り調整されたトルクがギアカップリング27を介して与
えられる。これにより、回転軸28と連結部13とはそ
の周方向で回転する。これに伴い、連結部13と一体に
接続されているカッターヘッド10もその周方向で回転
する。
【0031】次に、ブーム22を前方へ伸長させる、あ
るいは掘削機20を前進させてカッターヘッド10をト
ンネル30の切羽面7の岩盤に当接させる。すると、切
羽面7の岩盤はピック5によって掘削される。さらに、
掘削機20を前進させる、あるいはブーム22を前方へ
伸長させてカッターヘッド10に推進力を与えると、カ
ッターヘッド10は切羽面7の岩盤の内部へ掘り進む状
態になる。
るいは掘削機20を前進させてカッターヘッド10をト
ンネル30の切羽面7の岩盤に当接させる。すると、切
羽面7の岩盤はピック5によって掘削される。さらに、
掘削機20を前進させる、あるいはブーム22を前方へ
伸長させてカッターヘッド10に推進力を与えると、カ
ッターヘッド10は切羽面7の岩盤の内部へ掘り進む状
態になる。
【0032】このようにしてカッターヘッド10が切羽
面7の岩盤内部にほぼ完全に埋没するまで掘り進むと、
それぞれの凸部11の間には、図2において斜線で示さ
れているように岩盤の掘削屑8が逐次圧入しながら溜ま
り、そして排出されていく。このように、各凸部11の
間に逐次圧入する掘削屑8が緩和部材となって磨耗を抑
制することができる。
面7の岩盤内部にほぼ完全に埋没するまで掘り進むと、
それぞれの凸部11の間には、図2において斜線で示さ
れているように岩盤の掘削屑8が逐次圧入しながら溜ま
り、そして排出されていく。このように、各凸部11の
間に逐次圧入する掘削屑8が緩和部材となって磨耗を抑
制することができる。
【0033】すなわち、岩盤の掘削屑8が、各凸部11
の間に順次圧入状態で侵入して一時的にその部分に溜ま
り、凸部11間の厚みまで成長する。そして、その厚み
を超えて成長すると切羽面7の掘削面に接触する。この
掘削面と掘削屑8との接触が優先し、各凸部11と掘削
面との接触が緩和される。このような状態がカッターヘ
ッド10による掘削中継続的に発生する。これにより、
カッターヘッド10の縁部4は磨耗し難い状態になる。
の間に順次圧入状態で侵入して一時的にその部分に溜ま
り、凸部11間の厚みまで成長する。そして、その厚み
を超えて成長すると切羽面7の掘削面に接触する。この
掘削面と掘削屑8との接触が優先し、各凸部11と掘削
面との接触が緩和される。このような状態がカッターヘ
ッド10による掘削中継続的に発生する。これにより、
カッターヘッド10の縁部4は磨耗し難い状態になる。
【0034】そして、カッターヘッド10により掘削さ
れトンネル30の床面に落下した岩盤の掘削屑8はギャ
ザリング23により回収され、掘削機20内部を通りベ
ルトコンベア24によって掘削機20の後方へ搬送され
る。
れトンネル30の床面に落下した岩盤の掘削屑8はギャ
ザリング23により回収され、掘削機20内部を通りベ
ルトコンベア24によって掘削機20の後方へ搬送され
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の掘削機の
カッターヘッドによれば、縁部の外周に沿って複数の凸
部が所定間隔で設けられている。このため、カッターヘ
ッドが切羽面を掘り進むと、各凸部の間に岩盤の掘削屑
が逐次圧入して溜まり、この凸部間に逐次圧入する掘削
屑が緩和部材となって磨耗を抑制することができる。
カッターヘッドによれば、縁部の外周に沿って複数の凸
部が所定間隔で設けられている。このため、カッターヘ
ッドが切羽面を掘り進むと、各凸部の間に岩盤の掘削屑
が逐次圧入して溜まり、この凸部間に逐次圧入する掘削
屑が緩和部材となって磨耗を抑制することができる。
【0036】従って、掘削機のカッターヘッドの縁部の
補修の頻度を従来に比し著しく低下させることができ
る。
補修の頻度を従来に比し著しく低下させることができ
る。
【図1】本発明の一実施形態における掘削機のカッター
ヘッドを有する掘削機を示す側面図である。
ヘッドを有する掘削機を示す側面図である。
【図2】図1に示された掘削機のカッターヘッドを一部
破断して示す平面図である。
破断して示す平面図である。
【図3】図1に示された掘削機のカッターヘッドを回転
させる回転装置を示す平面図である。
させる回転装置を示す平面図である。
【図4】従来の掘削機のカッターヘッドを示す説明図で
ある。
ある。
4 縁部 5 ピック 6 回転装置 7 切羽面 8 掘削屑 10 掘削機のカッターヘッド 11 凸部 20 掘削機 30 トンネル
Claims (1)
- 【請求項1】 トンネルの切羽面を掘削する掘削機を構
成し、前記掘削機の有する回転装置により回転させて前
記切羽面を掘削する掘削機のカッターヘッドであって、 縁部を有する傘状にされ、外周面には複数のピックが設
けられ、前記縁部の外周に沿って所定の間隔をおいて複
数の凸部が設けられ、前記縁部側が前記回転装置に接続
されることを特徴とする掘削機のカッターヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5212896A JPH09242476A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 掘削機のカッターヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5212896A JPH09242476A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 掘削機のカッターヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09242476A true JPH09242476A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12906243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5212896A Pending JPH09242476A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 掘削機のカッターヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09242476A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108104839A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-06-01 | 中煤科工集团西安研究院有限公司 | 煤矿巷道底板快速修复施工系统及其施工方法 |
CN111648824A (zh) * | 2020-05-15 | 2020-09-11 | 谢治荣 | 一种内部危矿排查清除设备 |
CN112855205A (zh) * | 2021-03-12 | 2021-05-28 | 江西省交通科学研究院有限公司 | 一种适用于岩石隧道破石开挖的设备和方法 |
-
1996
- 1996-03-08 JP JP5212896A patent/JPH09242476A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108104839A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-06-01 | 中煤科工集团西安研究院有限公司 | 煤矿巷道底板快速修复施工系统及其施工方法 |
CN108104839B (zh) * | 2017-12-14 | 2019-06-25 | 中煤科工集团西安研究院有限公司 | 煤矿巷道底板快速修复施工系统及其施工方法 |
CN111648824A (zh) * | 2020-05-15 | 2020-09-11 | 谢治荣 | 一种内部危矿排查清除设备 |
CN111648824B (zh) * | 2020-05-15 | 2022-01-07 | 葫芦岛八家矿业股份有限公司 | 一种内部危矿排查清除设备 |
CN112855205A (zh) * | 2021-03-12 | 2021-05-28 | 江西省交通科学研究院有限公司 | 一种适用于岩石隧道破石开挖的设备和方法 |
CN112855205B (zh) * | 2021-03-12 | 2023-01-31 | 江西省交通科学研究院有限公司 | 一种适用于岩石隧道破石开挖的设备和方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3513698B2 (ja) | 掘削ヘッド | |
JP4543130B2 (ja) | トンネル拡幅装置 | |
JPH09242476A (ja) | 掘削機のカッターヘッド | |
JPH0428078B2 (ja) | ||
GB2347921A (en) | Excavator tool with cutting elements arranged on a convex surface | |
JPS6311789A (ja) | 掘削装置 | |
JP3940745B2 (ja) | パイプルーフ工法に用いる地中掘進機 | |
CN216767395U (zh) | 一种用于地下管廊挖掘的铣挖机的铣挖头 | |
JP3963566B2 (ja) | カッタヘッドおよび支障物の切削方法 | |
JPH08254097A (ja) | シールドトンネルおよびシールド工法 | |
JP4376433B2 (ja) | トンネル掘削機 | |
JPH0352816Y2 (ja) | ||
JPH1088974A (ja) | コンクリート管破砕用カッタヘッド | |
JP3899587B2 (ja) | シールド掘進機のローラカッタ支持装置 | |
JPH08144315A (ja) | 掘削機 | |
JP3764147B2 (ja) | 回転掘削ヘッド | |
JP2021046755A (ja) | 砕石杭形成用のアタッチメント及びそれを備える砕石杭形成装置 | |
JPH10292782A (ja) | 矩形シールド掘進機 | |
JP3360709B2 (ja) | 立坑の築造方法及び立坑の築造装置 | |
JPH09144458A (ja) | オールケーシング工法用中掘り掘削機 | |
JP2003035092A (ja) | 角穴掘削機および角穴掘削工法 | |
JPH0711238B2 (ja) | 地中掘削装置 | |
JP2960880B2 (ja) | シールド掘進機 | |
JP4307688B2 (ja) | トンネル掘進機 | |
JP3773625B2 (ja) | 地中掘削機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050428 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050510 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050913 |