JPH09242233A - カーテンウォールの取付構造 - Google Patents

カーテンウォールの取付構造

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JPH09242233A
JPH09242233A JP5052896A JP5052896A JPH09242233A JP H09242233 A JPH09242233 A JP H09242233A JP 5052896 A JP5052896 A JP 5052896A JP 5052896 A JP5052896 A JP 5052896A JP H09242233 A JPH09242233 A JP H09242233A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 震災時に建物のカーテンウォールに被害が及
ぶことを可及的に防止することができるとともに、組み
付け作業性に優れたカーテンウォールの取付構造を提供
する。 【解決手段】 カーテンウォール20は上部側あるいは
下部側のいずれか一方側のみをボルト26及びファスナ
ー8によって上層階あるいは下層階の建物構造体6に締
結し、他方側はその端面の小口部分30に設けた係合部
32bを、上側あるいは下側に並設されるカーテンウォ
ールの端面小口部分28に設けた係合部32aに係合さ
せて面外方向の移動を拘束する。上下に隣接配置される
2つのカーテンウォールはその対面する端面小口部分の
係合部32が相互に水平方向の相対変位と層間部材角変
位とを許容して係合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーテンウォール
の取付構造に係わり、特に、組み付け性の容易化が図れ
るようにしたカーテンウォールの取付構造の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、図3に示すように、外装材とし
て建物に取り付けられるカーテンウォール2は、その裏
面の上下各二カ所の四隅に立設したボルト4を、上層階
並びに下層階の建物構造体6(例えばスラブや梁等)に
固設したL字状の金具等でなるファスナー8に締結して
取り付けている。ここで、建物構造体6へのファスナー
8の取り付けは、通常、溶接等によって一体化させてい
る。
【0003】また、カーテンウォール2の荷重は、その
上部あるいは下部の2カ所で荷重受けボルト10を介し
て上層階または下層階の構造体6側で支持するようにし
ている。なお、図示例はプレキャストコンクリート製の
カーテンウォール2であり、ボルト4にはアンカーボル
トが使われている。
【0004】ところで、建物は風や地震等により振動し
て変形するが、当該変形が大きい場合に、その変形に伴
う建物構造体6の上層階と下層階との層間変位がそのま
まカーテンウォール2に伝わると、カーテンウォール2
に過大な力が作用して破壊されてしまう。従って、カー
テンウォール2は上層階と下層階との層間変位をある程
度吸収し得るようにして建物構造体6に取り付ける必要
がある。このため、このような層間変位を吸収させる取
付方式として、従来から大別して水平移動(スウェー)
方式と回転(ロッキング)方式との2つの方式が採用さ
れている。
【0005】上記水平移動方式は、例えば図4(a)に
示すように、カーテンウォール2の上部側ボルト4aを
上層階の建物構造体側に固設したファスナーに対して剛
に結合させてこのカーテンウォール2を上層階の建物構
造体と一体に変位させるようにする一方、下部側のボル
ト4bは下層階の建物構造体に固設したファスナーに対
して水平方向に相対的にスライド移動可能に結合させた
もので、図3に示すものはこの水平移動式に該当する。
すなわち、図3(a),(b)に示すように上部側ボル
ト4aは上層階の梁12(建物構造体6)に溶接された
ファスナ8aに剛に締結結合されているのに対し、下部
側のボルト4bは下層階のスラブ14の取付台座16
(建物構造体6)に一体化されて設けられたファスナー
8bに水平方向への相対移動を可能に締結固定されてい
て、同図(c)に示すようにこのファスナ8bに形成さ
れるボルト4bの挿通穴9は横長なルーズホールとされ
ている。
【0006】また、上記回転方式は、例えば図4(b)
に示すように、4本のボルト4はそれぞれのファスナー
に対して相対回転可能に締結結合させ、層間変位が生じ
たときには、これに追従させてカーテンウォール2を荷
重受けボルト10を支点にして回転(ロッキング)移動
させることでその層間変位を吸収するもので、この場
合、ボルト4とファスナーとの相対変位は水平方向は微
少で鉛直方向が大となるので、ファスナーには上下方向
に長い挿通穴が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の取り付け構造では、大地震等により当初想定して
いた以上の変形が建物構造体6に生じた場合には、当該
変形に伴う層間変位を長穴状にルーズホールとして形成
した挿通穴9だけでは吸収しきれずにボルト4とファス
ナ8とが干渉し、これによりカーテンウォール2に過大
な力が加わって、当該カーテンウォール2が損傷される
という問題があった。
【0008】そして、このような際の損傷は、カーテン
ウォール2の壁版2aに生ずるひずみやひび割れであっ
たり、またはファスナー8の溶接部の破壊であったり、
あるいはボルト4の破断である等、その破壊形態は多岐
にわたり、かつ無秩序にいろいろな箇所に生ずる結果と
なるので、その破壊形態や破壊箇所等の状況を把握する
には、カーテンウォール2とその周辺部位を全面的に調
査せねばならなかった。
【0009】しかも、ファスナー8周辺部分は、通常は
耐火材等により被覆されていることもあって、被害部分
の発見にだけでも多くの手間と労力及び時間を要し、さ
らに種々の破壊形態に応じた様々な補修作業を行う必要
があって、その復旧に多大な費用と時間とがかかるとい
う問題があった。
【0010】また、大地震に備えてルーズホールとして
形成する挿通穴9を大きくすることも考えられるが、そ
れにはファスナー8をかなり大型化させねばならず、鋼
材量並びに溶接量の増大をきたし、施工の手間も増えて
コスト上昇を招くという問題がある。
【0011】本発明はかかる従来の課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、震災時に建物のカーテンウ
ォールに被害が及ぶことを可及的に防止することができ
るとともに、取付作業性に優れ、コストの低減化が図れ
るカーテンウォールの取付構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1に係わる発明では、カーテンウォールの
裏面に立設したボルトを建物構造体側に設けたファスナ
ーに締結固定して該カーテンウォールの面外方向への移
動を拘束すると共に、該カーテンウォールの荷重を該裏
面の上部あるいは下部に設けた荷重受け部を介して上層
階側あるいは下層階側の建物構造体にて支持するように
したカーテンウォールの取付構造において、前記ボルト
はカーテンウォールの上部側あるいは下部側のいずれか
一方に設けて、対応する上層階あるいは下層階の建物構
造体側に設けたファスナーに締結固定すると共に、前記
カーテンウォールの上下両端の小口部分には、それぞれ
その上側または下側に隣り合って並設されるカーテンウ
ォールに相対水平方向変位と層間部材角変位とを許容し
て相互に係合し合う係合部を設けたことを特徴とする。
【0013】上記構成に係わる本発明のカーテンウォー
ルの取り付け構造によれば、カーテンウォールはその上
部側あるいは下部側のいずれか一方側のみがボルト及び
ファスナーによって上層階側あるいは下層階側の建物構
造体に剛に締結固定され、他方側はその端面の小口部分
に設けられた係合部が、隣接してその上側あるいは下側
に並設されたカーテンウォールの対面する端面の小口部
分に設けられた係合部に係合されて面外方向の移動が拘
束される。
【0014】そして、上下に隣接して配置される2つの
カーテンウォールはその対面する端面の小口部分にそれ
ぞれ設けられた係合部が相互に水平方向の相対変位と層
間部材角変位とを許容して係合されるから、大地震によ
って大きな層間変位が生じても、両カーテンウォールは
干渉し合うことはなく、よってカーテンウォールに過大
な応力が作用して破損に至ることがない。
【0015】また、各1枚のカーテンウォールはその上
部側もしくは下部側のみを建物構造体側に締結固定する
だけなので、従来と比べその締結箇所は半分となり、組
み付け工数が大幅に削減されてその組付作業の容易化が
図れる。
【0016】ここで、請求項2に示すように、前記ボル
トはカーテンウォール上部側に設けて上層階の建物構造
体側に設けたファスナーに締結して該カーテンウォール
の上部側の面外方向への移動を拘束し、該カーテンウォ
ール下部側は該下端の小口部分の係合部をその下側に隣
り合って配設された下層階のカーテンウォール上端の小
口部分の係合部に係合させて、その面外方向への移動を
規制するようにすると、既に設置された下層階のカーテ
ンウォールの上端にこれから設置するカーテンウォール
の下端を係合させた状態で上部側を建物構造体に締結固
定できるので、組み付け作業時におけるカーテンウォー
ルの姿勢を安定させ易く、作業性の面でより好ましい。
【0017】また、請求項3に示すように、前記係合部
は、各カーテンウォールの上部側小口部に沿って幅方向
に延びる突起と、下部側小口部に沿って幅方向に延びる
溝とで構成すると良い。
【0018】さらに請求項4に示すように、前記カーテ
ンウォールはプレキャストコンクリートで形成し得、こ
の場合には前記突起と溝との間に保護クッション材を介
在させることが望ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1は本発明にかかるカーテンウォールの
取付構造をプレキャストコンクリート製カーテンウォー
ル(以降、PCカーテンウォールと略記する)に適用し
た場合の一実施例を示すもので、同図(a)はPCカー
テンウォールの斜視図、同図(b)はPCカーテンウォ
ールを建物に取り付けた状態を示す側断面図である。図
示するように、PCカーテンウォール20はそのコンク
リート壁版22の裏面上部の左右にボックス状に隆起す
る2つのブロック部24が荷重受け部として一体的に形
成されている。そして、このブロック部24に埋め込ま
れてアンカーボルト26が立設されている。
【0021】また、コンクリート壁版22の上下の小口
部分28, 30にはそれぞれ相互に係合可能な凹凸状に
形成された係合部32が設けられていて、図示例では上
端側小口部分28の係合部32はその小口部分28の端
面から突出して幅方向に沿って板状に延びる係合突起3
2aとして形成され、下端側小口部分30の係合部32
はその小口部分30の端面に凹設されて上記係合突起3
2aが差し込まれる係合溝32bとして形成されてい
る。
【0022】そして、このPCカーテンウォール20は
建物に組み付けられるにあたって、上部側裏面のブロッ
ク部24の下側に荷重受けボルト10が配されて上層階
側の床スラブ14に係止されるようになっており、当該
PCカーテンウォール20の荷重は荷重受けボルト10
を介して上層階側の床スラブ14にて支持される。
【0023】またブロック部24に立設されたアンカー
ボルト26は、床スラブ14に一体化されて設けられて
いる取付台座16上に固設されたファスナー8に締結固
定される。つまり、PCカーテンウォール20はその上
部側がアンカーボルト26とファスナー8とにより建物
構造体6側に締結固定されてその面外方向の移動が拘束
され、かつ建物に面内方向の層間変位が生じたときに
は、当該PCカーテンウォール20は上層階の床スラブ
14(建物構造体6)と一体に水平移動するようになっ
ている。なお、上記締結構造及び荷重支持構造は図3で
説明した従来構造と同一である。
【0024】一方、PCカーテンウォール20の下端部
はその小口部分30の係合溝32bが、下側に隣接配置
されている下層階のカーテンウォール20の上端部の小
口部分28に突出する係合突起32aに差し込まれて係
合され、これにより下端側の面外方向の移動が規制され
る。ここで、下側に隣接配置された下層階のPCカーテ
ンウォール20はその上部側がやはりアンカーボルト2
6とファスナー8とにより建物構造体6側に締結固定さ
れているから、各PCカーテンウォール20の下端側は
十分にその面外方向の移動を規制され得る。
【0025】また、図2の拡大図に詳細に示すように、
上記係合突起32aと係合溝32bとの間には所定のク
リアランスが設けられ、これにより係合突起32aと係
合溝32bとはそれらが延設されるPCカーテンウォー
ル20の幅方向に沿って、相対的に水平移動が可能で、
上下のPCカーテンウォール20,20は建物の変形に
伴う面内方向の相対変位を相互に許容して吸収し得るよ
うになっている。
【0026】さらに、同図2(b)に示すように面外方
向の層間変位が生じた場合にも、上下のPCカーテンウ
ォール20,20は上記クリアランスによりそれらの係
合部32で容易に相対回転して、両者間に生じる層間部
材角変位θが許容されるようになっている。またこのと
きに上下方向の層間変位が生じても、これを十分に吸収
し得る。
【0027】またここで、上記係合部32の小口部分2
8,30には、その上下のPCカーテンウォール20,
20の係合突起32aと係合溝32bとの衝突を防い
で、これらを損傷から保護するために、ゴムなどの弾性
材でなる保護クッション材34が介在されている。
【0028】従って、以上のようにしてなるPCカーテ
ンウォールの取付構造にあっては、地震により建物にP
Cカーテンウォール20の面内方向に層間変位が生じて
も、従来のルーズホール式ファスナーのような変形許容
限界が実質的にはないので、この面内方向の層間変位が
相当大きなものとなってもPCカーテンウォール20に
は過大な外力は作用せず、これが破壊に至ることが可及
的に防止される。
【0029】さらに、面外方向の層間変位に対しても、
これを上下のPCカーテンウォール20,20相互間の
層間部材角変位θで吸収できるので、この面外方向の層
間変位による外力の発生も可及的に抑制し得、破壊に至
ることを防止できる。
【0030】また、各1枚のPCカーテンウォール2
0,20…はその上部側のみを建物構造体6側に締結固
定するだけなので、従来と比べてその締結箇所は半分と
なり、締結部材の配置個所や組み付け工数を大幅に削減
し得る。そしてさらに、組み付けにあたっては既に設置
された下層階のPCカーテンウォール20の上端にこれ
から設置するPCカーテンウォール20の下端を係合さ
せた状態でその上部側を建物構造体6に締結固定できる
ので、組み付け作業時におけるPCカーテンウォール2
0の姿勢を安定させ易い等、組み付け作業性に優れ、工
期の短縮化及び建設コストの低減化が図れる。
【0031】なお、上記アンカーボルト26による締結
固定はPCカーテンウォール20の下部側で行うように
しても良く、さらに荷重受けボルト10による荷重の支
持も下部側で行うようにしても良い。また、以上の実施
例ではPCカーテンウォールについて本発明を適用した
場合を示したが、本発明はこのPCカーテンウォールに
限られるものではなく、金属製のカーテンウォールやハ
イブリッドカーテンウォール等にも適用可能である。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるPCカーテンウォールの取り付け構造によれば、カ
ーテンウォールはその上部側あるいは下部側のいずれか
一方側のみがボルト及びファスナーによって上層階側あ
るいは下層階側の建物構造体に締結固定され、他方側は
その端面の小口部分に設けられた係合部が、隣接してそ
の上側あるいは下側に並設されたカーテンウォールの対
面する端面の小口部分に設けられた係合部に係合されて
面外方向の移動が拘束される。
【0033】そして、上下に隣接して配置される2つの
カーテンウォールはその対面する端面の小口部分にそれ
ぞれ設けられた係合部が相互に水平方向の相対変位と層
間部材角変位とを許容して係合されるから、大地震によ
って大きな層間変位が面内方向及び面外方向とに生じて
も、両カーテンウォールは干渉し合うことはなく、よっ
てカーテンウォールに過大な応力が作用して破損に至る
ことがない。
【0034】また、各1枚のカーテンウォールはその上
部側もしくは下部側のみを建物構造体側に締結固定する
だけなので、従来と比べその締結箇所は半分となり、組
み付け工数が大幅に削減されてその組付作業が容易とな
り、建設コストの低減が図れる。
【0035】ここで、前記ボルトはカーテンウォール上
部側に設けて上層階の建物構造体側に設けたファスナー
に締結して該カーテンウォールの上部側の面外方向への
移動を拘束し、該カーテンウォール下部側は該下端の小
口部分の係合部をその下側に隣り合って配設された下層
階のカーテンウォール上端の小口部分の係合部に係合さ
せて、その面外方向への移動を規制するようにすると、
既に設置された下層階のカーテンウォールの上端にこれ
から設置するカーテンウォールの下端を係合させた状態
で上部側を建物構造体に締結固定できるので、組み付け
作業時におけるカーテンウォールの姿勢を安定させ易
く、作業性の向上がより図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるカーテンウォールの取付構造を
PCカーテンウォールに適用した場合の一実施例を示す
もので、同図1(a)はPCカーテンウォールの斜視
図、同図1(b)は建物への取付状態を示す側断面図で
ある。
【図2】同図2(a),(b)はいずれも上記図1
(b)中に示すII部を詳細に示す拡大図であり、同図2
(a)は通常時、(b)は層間部材角変位が生じている
状態を示すものである。
【図3】従来のPCカーテンウォールの取り付け構造を
示す断面図である。
【図4】層間変位を吸収する取付方式として、従来から
採用されている水平移動(スウェー)方式と回転(ロッ
キング)方式との2つの方式を概略的に説明する図であ
る。
【符号の説明】
6 建物構造体 8 ファス
ナー 10 荷重受けボルト 12 梁 14 スラブ 16 取付
台座 20 PCカーテンウォール 22 コン
クリート壁版 24 ブロック部(荷重受け部) 26 アン
カーボルト 28 上側小口部分 30 下側
小口部分 32 係合部 32a 係合
突起 32b 係合溝 34 保護
クッション材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関根 正孝 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーテンウォールの裏面に立設したボル
    トを建物構造体側に設けたファスナーに締結固定して該
    カーテンウォールの面外方向への移動を拘束すると共
    に、該カーテンウォールの荷重を該裏面の上部あるいは
    下部に設けた荷重受け部を介して上層階側あるいは下層
    階側の建物構造体にて支持するようにしたカーテンウォ
    ールの取付構造において、 前記ボルトはカーテンウォールの上部側あるいは下部側
    のいずれか一方に設けて、対応する上層階あるいは下層
    階の建物構造体側に設けたファスナーに締結固定すると
    共に、 前記カーテンウォールの上下両端の小口部分には、それ
    ぞれその上側または下側に隣り合って並設されるカーテ
    ンウォールに相対水平方向変位と層間部材角変位とを許
    容して相互に係合し合う係合部を設けた、 ことを特徴とするカーテンウォールの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記ボルトはカーテンウォール上部側に
    設けて上層階の建物構造体側に設けたファスナーに締結
    して該カーテンウォールの上部側の面外方向への移動を
    拘束し、該カーテンウォール下部側は該下端の小口部分
    の係合部をその下側に隣り合って配設された下層階のカ
    ーテンウォール上端の小口部分の係合部に係合させて、
    その面外方向への移動を規制することを特徴とする請求
    項1記載のカーテンウォールの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記係合部は、カーテンウォールの上部
    側小口部に沿って幅方向に延びる突起と、下部側小口部
    に沿って幅方向に延びる溝とでなることを特徴とする請
    求項2記載のカーテンウォールの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記カーテンウォールをプレキャストコ
    ンクリートで形成し、前記突起と溝との間には保護クッ
    ション材を介在させたことを特徴とする請求項3記載の
    カーテンウォールの取付構造。
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