JPH09241936A - ラケット用ストリング及びその製造方法 - Google Patents

ラケット用ストリング及びその製造方法

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JPH09241936A
JPH09241936A JP8049371A JP4937196A JPH09241936A JP H09241936 A JPH09241936 A JP H09241936A JP 8049371 A JP8049371 A JP 8049371A JP 4937196 A JP4937196 A JP 4937196A JP H09241936 A JPH09241936 A JP H09241936A
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勝男 菅野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】合成繊維製マルチフィラメントを紫外線または
放射線硬化性接着剤、及び嫌気性接着剤を含む接着剤組
成物で硬化し、その表層にたとえばナイロン樹脂をコー
ティングすることにより、優れた打球性を有し、ソフト
でプレイヤーに快い打球感を与え、しかも長時間の使用
でも切れなく、耐久性に優れ、さらに張設性も優れたス
トリングを提供する。 【解決手段】マルチフィラメントを解舒し(工程1
0)、無撚の状態で紫外線または放射線硬化性接着剤、
及び嫌気性接着剤を含む接着剤組成物を付与し、ノズル
25で付着量をコントロールし(工程20)、撚をかけ
た状態で紫外線または放射線を照射して表面を硬化し
(工程30)、次に加撚及び巻き取りを行う(工程4
0)とからなる。この工程の後に、表面樹脂コーティン
グを行うためのたとえば熱溶融ナイロン66をコーティ
ングする(図示省略)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、打球特性と耐久性
に優れたテニス、バドミントン、スカッシュなどのラケ
ット用ストリングに関する物である。
【0002】
【従来の技術】従来、テニス、バドミントン、スカッシ
ュなどのラケット用ストリング(ストリングはガットと
もいう)は、打球性(Playability)が優れていること
から、主に牛の腸からなる天然ガットが使用されてい
た。しかしながら、このガットは、短時間の使用で切
れ、耐久性が不足していることや高価であることから、
近年は徐々にその使用量が減少してきている。
【0003】現在の主要なストリングは、合成繊維(シ
ンサテック)のモノフィラメント製である。このストリ
ングは、耐久性や価格の点では良好で、現在なお非常に
多く使用されている。しかし、最近になってプレイヤー
の要求レベルが高まり、またラケットも剛性の高いカー
ボン繊維強化樹脂製が主力になったことから、より打球
性が優れ、ソフトなストリングの要請が強くなってき
た。
【0004】このため、合成繊維(シンサテック)のモ
ノフィラメント製に代わって、マルチフィラメント製の
ストリングが開発され、好評裏に使用され始めた。本発
明者らも、新規なマルチフィラメント製ストリングを提
案した(特公平4−23551号公報)。この種のスト
リングは、国内はもとより世界中で好評を博し、生産量
も増えつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記マ
ルチフィラメント製ストリングの耐久性は、天然ガット
には優れるものの、モノフィラメント製には及ばない。
また、価格も両者の中間にあり、耐久性の向上が強く要
請されている。また、ラケットにストリングを張る張設
性も、モノフィラメント製と天然ガットの中間にあり、
これらの改善も要請されていたのである。
【0006】本発明は、前記従来の問題を解決するた
め、優れた打球性を有し、ソフトでプレイヤーに快い打
球感を与え、しかも長時間の使用でも切れなく、耐久性
に優れ、さらに張設性も優れたラケット用ストリングお
よびその製造法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のラケット用ストリングは、合成繊維製マル
チフィラメントが内層樹脂によって固定され、その表面
に樹脂コーティング層を被覆したラケット用ストリング
において、前記マルチフィラメントを固定している内層
樹脂が、紫外線または放射線硬化性接着剤、及び嫌気性
接着剤を含む接着剤組成物であることを特徴とする。こ
のような構成とすることにより、内層樹脂の紫外線また
は放射線硬化性接着剤、及び嫌気性接着剤を含む接着剤
組成物は、マルチフィラメントを全体的に結合一体化で
きるので、耐久性に優れたものとすることができる。す
なわち、マルチフィラメントの表層部分は主として紫外
線または放射線硬化性接着剤を含む接着剤組成物によっ
て固定され、内層部分は主として嫌気性接着剤を含む接
着剤組成物によって固定されているので、マルチフィラ
メントは表層から芯に至る部分まで硬化樹脂によって結
合一体化されている。このため長時間の使用でも切れな
く、耐久性に優れる。またストリングはマルチフィラメ
ントを用いているので、優れた打球性を有し、ソフトで
プレイヤーに快い打球感を与え、しかも張設性にも優れ
る。前記において、嫌気性接着剤とは、空気中で液状を
維持し、空気を遮断すると硬化する重合性樹脂組成物を
いう。
【0008】前記ストリングにおいては、内層の接着剤
組成物が、紫外線または放射線硬化性接着剤:30〜9
5重量%、及び嫌気性接着剤:5〜70重量%で構成さ
れることが好ましい。また前記ストリングにおいては、
内層の接着剤組成物が、紫外線または放射線硬化性接着
剤:70〜90重量%、及び嫌気性接着剤:10〜30
重量%で構成されることがさらに好ましい。
【0009】また前記ストリングにおいては、嫌気性接
着剤が、メタクリル酸エステル化合物を主成分とする組
成物であることが好ましい。また前記ストリングにおい
ては、内層の接着剤組成物の付着量が、ストリング全体
の15〜35重量%の範囲であることが好ましい。
【0010】また前記ストリングにおいては、表面の樹
脂コーティング層が、ナイロン系樹脂であることが好ま
しい。また前記ストリングにおいては、表面の樹脂コー
ティング層の付着量が、ストリング全体の15〜45重
量%の範囲であることが好ましい。
【0011】また前記ストリングにおいては、表面の樹
脂コーティング層に無機フィラーが1〜30重量%の範
囲添加されていることが好ましい。無機フィラーのさら
に好ましい添加量は3〜15重量%の範囲である。表面
の樹脂コーティング層に無機フィラーが添加されている
と、打球時に縦と横に張られているストリングの接点の
摩擦によってストリングが磨耗することが防止でき、さ
らに耐久性を上げることができる。
【0012】また前記ストリングにおいては、無機フィ
ラーが、ウイスカー状または粒子状であることが好まし
い。また前記ストリングにおいては、無機フィラーが、
ホウ酸アルミニウムからなるウイスカー状または粒子状
であり、かつ3〜15重量%含有されていることが好ま
しい。ホウ酸アルミニウムは、たとえばナイロン系樹脂
に添加したときに、着色が少なく、やや白濁しているが
透明感にも優れるからである。
【0013】また前記ストリングにおいては、合成繊維
製マルチフィラメントがポリアミド系合成繊維であるこ
とが好ましい。強度が高く、張設性にも優れるからであ
る。次に本発明のラケット用ストリングの製造方法は、
合成繊維のマルチフィラメントが接着剤で固定され、か
つ表面に樹脂コーティング層を被覆したラケット用スト
リングの製造方法であって、マルチフィラメントに紫外
線または放射線硬化性接着剤、及び嫌気性接着剤を含む
接着剤組成物を付与し、前記マルチフィラメントを加撚
し、第1段階の硬化処理として紫外線または放射線を照
射してストリングの表面層に近い接着剤部分を硬化さ
せ、次いで第2段階の硬化処理としてストリングの内部
の接着剤部分を硬化させ、しかる後、表面に被覆樹脂を
付与して樹脂コーティング層を形成することを特徴とす
る。このような製造方法とすることにより、効率良く合
理的に本発明のストリングを製造できる。前記において
紫外線とは、100〜400nm程度の波長の電磁波を
いう。また放射線とは、α線、β線、γ線、X線、電子
線等をいう。
【0014】前記方法においては、第2段階の硬化処理
が、室温で1時間以上放置する処理であることが好まし
い。マルチフィラメントの芯の部分まで硬化を行うため
である。
【0015】また前記方法においては、マルチフィラメ
ントを固定するための接着剤組成物の付与、マルチフィ
ラメントの加撚及び第1段階の硬化処理を行う方法が、
無撚状態のマルチフィラメントを前記接着剤組成物に含
浸させ、次に前記マルチフィラメントを撚糸し、巻き取
るまでの間で第1段階の硬化処理を連続的に行う方法で
あることが好ましい。無撚状態のマルチフィラメントに
内層用接着剤組成物を含浸させると、マルチフィラメン
トの内部まで接着剤組成物が付与できる。その後、マル
チフィラメントに撚をかけつつ、巻き取るまでの間で紫
外線または放射線を照射することにより、一連の工程で
効率良く製造できる。とくに紫外線照射は安全で、装置
コストも安価であることから好ましい。
【0016】また前記方法においては、マルチフィラメ
ントを前記内層用接着剤組成物に含浸させた後、絞るこ
とにより、前記接着剤組成物の付着量を、20〜40重
量%の範囲に調整することが好ましい。内層用接着剤組
成物を絞ることにより、接着剤組成物の付着量を正確に
コントロールできる。なお、内層用接着剤組成物の付着
量が20〜40重量%範囲は、この段階では表面の樹脂
コーティング層は存在していないので、母数はマルチフ
ィラメントと内層用接着剤組成物の和である。最終製品
のストリング全体を母数にした場合は、内層用接着剤組
成物の付着量は、15〜35重量%となる。
【0017】また前記方法においては、嫌気性接着剤
が、メタクリル酸エステル化合物を主成分とする組成物
であることが好ましい。また前記方法においては、放射
線硬化性接着剤及び嫌気性接着剤を含む接着剤組成物
が、放射線硬化性接着剤:30〜95重量%、及び嫌気
性接着剤:5〜70重量%で構成されることが好まし
い。
【0018】また前記方法においては、表面の樹脂コー
ティング層に無機フィラーが1〜30重量%の範囲添加
されていることが好ましい。また前記方法においては、
表面の樹脂コーティング層が、ナイロン系樹脂であるこ
とが好ましい。
【0019】また前記方法においては、合成繊維製マル
チフィラメントがポリアミド系合成繊維であることが好
ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面を用いてさら
に詳細に説明する。図1は本発明のストリングの1実施
形態の断面図である。図1において、1はラケット用ス
トリング、2はマルチフィラメントの表面部分、3はマ
ルチフィラメントの中心部分、4はマルチフィラメント
を撚り上げ時に付与した内層樹脂、5は表面樹脂コーテ
ィング層である。
【0021】本発明者らは、マルチフィラメントからな
るラケット用ストリング、特にマルチフィラメントを紫
外線硬化性接着剤で硬化・固定したストリングが、モノ
フィラメント性に比べ耐久性が低い原因を、系統的に、
かつ詳細に研究し本発明に到達した。すなわち、ストリ
ングが磨耗して行く挙動を詳細に調査した結果、磨耗す
る速度は、図1の複数本のポリアミド系合成繊維のマル
チフィラメント繊維(中心層)3では、表面樹脂コーテ
ィング層5や複数本のポリアミド系合成繊維のマルチフ
ィラメント繊維(表面層)2に比べ極端に大きいことが
判明した。別に、マルチフィラメント繊維(中心層)と
マルチフィラメント繊維(表面層)の硬化状況も分析し
た。その結果、マルチフィラメント繊維(中心層)で
は、未反応のモノマーが存在し、硬化が十分行われてい
ないことが判明した。多分、通常の照射では、紫外線は
ストリングの中心部までは十分に到達せず、硬化・固定
が十分なされず、磨耗速度が大きくなるものと推測され
る。
【0022】したがって、耐久性の改善には、表面の磨
耗抵抗度を更に強化するか、中心層を表面層と同じ程度
に硬化させる方法の2つが考えられる。前者の考えに基
づく発明については、既に提案済である(特願平7−1
01825号)。本発明は、後者の考えを発展させた発
明である。すなわち、紫外線または放射線硬化性接着剤
と嫌気性接着剤を複合させ、紫外線または放射線照射を
行うと、表面は従来技術と同様に硬化し、更にこのまま
ある時間放置すると、表面が硬化するため中心層は空気
と遮断され、嫌気性接着剤が活性化及び硬化し、最終的
に表面と同じ程度に硬化することを見いだした。
【0023】このようにして製造されたストリングは、
従来のモノフィラメント製と同じ耐久性を示すことも新
たに判明したのである。また、ストリング中心部が硬化
したため、ストリング全体に張り・腰が適度に向上し、
その結果、張設性も向上した。
【0024】次に図2は、本発明の製造方法の一実施形
態を説明するプロセス工程図である。このプロセスは、
フィラメントの解舒工程10と、内層樹脂の付与工程2
0と、紫外線または放射線照射工程30と、加撚及び巻
き取り工程40とからなる。図示していないが、このプ
ロセスの後に、表面樹脂コーティングを行うためのたと
えば熱溶融ナイロン66をコーティングする工程があ
る。この表面樹脂コーティング方法は、ストリングを押
出成形機のクロスヘッドダイを通過させて行う。前記に
おいて、フィラメントの解舒工程10では、糸パッケー
ジ(糸巻体)11からたとえばナイロン系合成繊維のマ
ルチフィラメント12を解舒し引き出し、ガイド13で
引き揃えて無撚状態のマルチフィラメント糸条14とす
る。
【0025】次に内層樹脂の付与工程20において、樹
脂溶液槽26にいれた紫外線または放射線硬化性接着
剤、及び嫌気性接着剤を含む内層用接着剤組成物中27
に、ガイド21,22,23,24を通過させて無撚状
態のマルチフィラメント糸条14を浸漬する。その後ノ
ズル25を通過させることにより、内層用接着剤を絞
り、一定の付着量にコントロールする。なおノズル25
より上流側はマルチフィラメント糸条14は無撚状態で
あり、ノズル25より下流側は矢印Bのように加撚され
ている。
【0026】次に紫外線または放射線照射工程30にお
いて、紫外線または放射線照射を行う。説明の都合上紫
外線照射を例に挙げると、ランプハウス31に高圧水銀
灯32が設置されており、このランプハウス31内部を
加撚されたマルチフィラメント糸33が通過する際に、
マルチフィラメントの表層の部分(図1の2の部分)の
接着剤が硬化する。
【0027】次に加撚及び巻き取り工程40において、
表層部分の接着剤が硬化したマルチフィラメント糸46
は、撚糸・巻取機42の内部に引き取られ、ここでガイ
ドロール43を通過して張力を調整され、さらに綾振り
ロール45を通過して巻取ロール44に巻き取られる。
巻取ロール44は矢印Aのように回転しているので、内
層樹脂の付与されたマルチフィラメント糸46に実撚が
加えられ、この状態でランプハウス31で硬化・固定さ
れ、構成フィラメント同士が接着されると同時に加撚に
よるトルクも固定、安定化するのである。
【0028】本発明に使用するポリアミド系合成繊維と
しては、ナイロン6、ナイロン66またはこれらの共重
合物なるものが、特に高強力が得られ易いことから好ま
しい。打球時のソフト感を得るためには、単繊維の太さ
を示す繊維は2〜9デニールが望ましい。強度は、耐久
性の観点から5g/デニール以上、伸度は10〜30%
程度が望ましい。更に、強力、丸断面形状、ソフト感を
得るため、全体の糸条に掛ける撚数は、50〜300タ
ーン/m程度が好ましい。
【0029】次に、撚り上げ時の用いる複合接着剤のう
ち、紫外線硬化性接着剤は、基本的には任意の紫外線硬
化性接着剤が用いられる。紫外線硬化性接着剤は、光重
合性プレポリマー、光重合性モノマーおよび光重合開始
剤を含むものであれば良く、他に、増感剤、顔料、充填
剤、不活性有機ポリマー、レベリング剤、チキソトロー
プ性付与剤、熱重合禁止剤、溶剤などを含むものでも構
わない。
【0030】光重合性プレポリマーとしては、ポリエス
テルアクリレート、ポリウレタンアクリレート、エポキ
シアキリレート、ポリエーテルアクリレート、オリゴア
クリレート、アルキドアクリレート、ポリオールアクリ
レート等が挙げられるが、ポリエステルアクリレート、
ポリウレタンアクリレート、エポキシアキリレートが望
ましく、特に、ソフト感、反撥性の点からポリウレタン
アクリレートが最も望ましい。このポリウレタンアクリ
レートは、トリレンジイシシアネートのようなイソシア
ネート基を有する化合物に2−ヒドロキシ基のようなヒ
ドロキシ基を有するアクリレートを反応させて得ること
が出来る。また、ジイソシアネート、ジオール、二塩基
酸、アクリレート化合物の組み合わせによって、特徴あ
るウレタンアクリレートを得ることが出来る。
【0031】光重合性モノマーは、架橋剤、希釈剤とし
て有用であり、種々のアクリル酸エステル類が主として
用いられる。前記の各種アクリレート類は、紫外線照射
により極短時間でポリアミドと親和性の優れるウレタン
結合基を有するポリマーとなるため、ポリアミド系合成
繊維である種々ナイロンとの優れた接着剤を発揮する。
【0032】光重合開始剤としては、イオウ化合物、ア
セトフェノン類、ベンゾフェノン等のカルボニル化合物
が挙げられる。撚り上げ時の用いる複合接着剤のうち、
もう一方の嫌気性接着剤とは、通常空気又は酸素と接触
している状態では液状を呈しているが、空気又は酸素か
ら遮断されると急速に重合、硬化し接着する組成物であ
る。
【0033】一般に、嫌気接着剤は、嫌気的に重合可能
なモノマー、潜在的触媒である重合開始剤、貯蔵中の樹
脂の安定化のための重合禁止剤が主要な構成成分であ
る。その他重合促進剤、安定剤、粘度調整剤、接着強さ
調整剤、着色剤、その他を含有しても構わない。嫌気的
に重合可能なモノマーとしては、例えば、下記化学式
(化1〜6)に示したような化合物、及びアクリル酸エ
ステル単量体である。
【0034】
【化1】
【0035】
【化2】
【0036】
【化3】
【0037】
【化4】
【0038】
【化5】
【0039】
【化6】
【0040】潜在的触媒である重合開始剤とは、クメン
ヒドロパーオキサイド、過酸化ベンゾイル、メチルエチ
ルケトンハイドロパーオキサイドのような有機過酸化物
が主体である。また、ハイドロパーオキサイド/リン化
合物、オルトスルホ安息香酸イミド/メルカプタンのよ
うな重合触媒も知られている。
【0041】重合禁止剤としては、ベンゾキノンのよう
なキノン類が知られている。紫外線硬化性接着剤に配合
する嫌気性接着剤の配合比率は、紫外線硬化性接着剤の
重量に対し5/70%、好ましくは10〜30%が望ま
しい。
【0042】配合量5%以下では、耐久性の向上効果が
小さく、5%、好ましくは10%以上が望ましい。ま
た、配合量70%以上では、ストリングの硬さが大きく
なり、打球時のストリングの伸びがポリアミド系合成繊
維のマルチフィラメントの伸びに追従出来なくなり、耐
久性が向上するが、打球感も低下し本発明の目的には適
しない。したがって、嫌気性接着剤の配合比率は、70
%以下望ましくは、30%以下が望ましい。
【0043】次に本発明で好ましく用いられるホウ酸ア
ルミニウムからなるウイスカーまたは粒子とは、化学式
で示せば9AL23・2B23であり、ウイスカーは平
均繊維長は10〜30μm、平均繊維径は0.5〜1.
0μm、粒子は平均粒子径は3〜100μmのものであ
る。
【0044】配合量は、1重量%以下では効果が出にく
く、1好ましくは3重量%以上が望ましい。また、30
重量%以上ではストリング全体が硬くなり、本発明の目
的であるソフトリングには適さなく、30重量%、望ま
しくは15重量%以下が望ましい。これらの効果は、ス
トリングの耐久性を向上させると共に、表面の平滑化の
ためか、張設性も著しく向上する。ホウ酸アルミニウム
は、他の物質に比べ、屈折率が低いため透明なストリン
グが得られるので、特に有用である。
【0045】ポリアミド系合成繊維のマルチフィラメン
トに、紫外線硬化性接着剤と紫外線硬化性接着剤の4〜
70重量%、好ましくは10〜30重量%の嫌気性接着
剤の比率で配合した複合接着剤を用い、同樹脂を含浸さ
せた状態でマルチフィラメントを撚糸しつつ、第1段階
の硬化処理として紫外線を照射して、短時間で硬化させ
て各単繊維を強固に固定する。複合接着剤は前に詳述し
た通りの構成からなる接着剤である。複合接着剤の塗布
量を制御するため含浸後に、ノズルなどを通して絞るこ
とも出来る。紫外線とは、約100nmから400nm
の範囲の波長の光を指すが、樹脂の硬化に有用なのは、
特に約200nmから400nmの範囲の波長の光であ
る。光源としては、水銀灯、キセノンランプ、カーボン
アーク、プラズマアーク、メタルハライドランプなどが
あるが、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプが硬化
効率の点から特に有用である。また、メタルハライドラ
ンプの方が厚膜の硬化に適しているが、本発明の目的を
達するには不十分である。紫外線照射装置は、ランプと
効率を上げるために集光板からなる市販されている装置
を用いることが出来る。
【0046】本発明では、多数のフィラメントを撚糸し
て、ストリング1に仕上げる場合、予め各フィラメント
に上記の複合接着剤を含浸させ、撚りながら紫外線を照
射して、含浸樹脂を短時間に硬化させる。撚糸後に紫外
線硬化性接着剤を含浸させる方法では、接着剤は撚糸束
の内部にある各フィラメントに十分に浸透せず、このた
め各フィラメント同士が十分な強度をもって接着しな
い。このため、ストリングの耐久性は得られない。
【0047】第2段階処理として室温で、1時間以上放
置して中心部のフィラメントを硬化・固定したうえで、
コーティングすることを特徴とすることから達成され
る。室温以上の温度で、放置すると放置時間を短縮する
ことも出来る。
【0048】最後に、張設並びに打球時の耐久性を向上
させるために、乾燥後の厚さ30μm以上150μm以
下の樹脂を通常の方法でコーティングする。この場合の
樹脂としては、ナイロン、ポリウレタン等が耐久性の観
点から望ましい。
【0049】更に、上記コーテジング樹脂中にホウ酸ア
ルミニウムなどからなるウイスカーを配合すると、耐久
性のは更に向上する。更に、ワックス類、シリコーンオ
イルなどからなる平滑剤が塗布されて最終製品となる。
【0050】
【実施例】以下具体的実施例を用いて本発明をさらに具
体的に説明する。以下の実施例において、「部」は「重
量部」を意味する。また耐久性試験は、各種ストリング
をフェース面積が110平方インチのカーボン繊維強化
樹脂製ラケットに、タテ・ヨコ各60ポンドの張力で張
設し、これに実際のテニスボールを打ち出し、スピード
127km/時、打ち出し間隔15回/分、打ち出し距
離50cmでストリングが切断するまで打ち続けて、こ
の値で評価した。
【0051】
【実施例1】図2に示す装置を用いて、単糸繊度6.2
デニール、単糸数1224本のナイロン6のマルチフィ
ラメントを、無撚の状態で紫外線硬化性のポリウレタン
アクリレート、モノマー、光開始剤を主成分とする紫外
線硬化性接着剤84部および嫌気的に重合可能なモノマ
ーとしてテトラエチレングリコール・ジメタクリレー
ト、潜在的触媒である重合開始剤としてクメンヒドロパ
ーオキサイド、重合禁止剤としてベンゾキノンを含む嫌
気性接着剤16部からなる内層用複合接着剤を含浸さ
せ、直径1.1mmのノズルを通過させ絞った。内層用
複合接着剤の付着量は、乾燥重量で32.7重量%であ
った。
【0052】その後、撚数約80ターン/mで撚りなが
ら、4kWの高圧水銀灯、80W/cmを用いて紫外線
を照射し、硬化させた。その後、室温下、1時間放置
し、中心部の嫌気性接着剤を硬化させ直径1.14mm
の線状体を得た。
【0053】この線状体の外周に熱溶融ナイロン66を
用いて、常法でコーティングして、さらにジメチルシリ
コーンオイル分散液を塗布してラケット用ストリングを
得た。ナイロン66の付着量は、乾燥重量で23.9重
量%であった。なお参考までに、この段階における内層
用複合接着剤の付着量は、ストリング全体を母数にする
と23.3重量%であった。
【0054】このストリングのテニスラケットへの張設
性は、適度の張り・腰があって、良好であった。耐久性
の試験結果は表1の通りで、比較例1に比べ良好であっ
た。
【0055】得られたラケット用ストリングは、直径
1.314mm、引張強力76.4kg、結節強力4
0.3kg、伸度19.8%であった。また、コーティ
ング層の厚みは85μmであった。
【0056】
【実施例2】上記実施例1の線状体の外周に熱溶融ナイ
ロン66を用いて、コーティングする際、熱溶融ナイロ
ン66にホウ酸アルミニウムからなるウイスカーを7重
量%配合したものを使用した以外は、実施例1と同じ方
法でラケット用ストリングを得た。
【0057】このストリングのテニスラケットへの張節
性は、適度の張り・腰があって、更に平滑性が優れ、実
施例1のストリングに比べ更に良好であった。耐久性の
試験結果は表1の通りで、比較例1、2に比べ良好であ
った。
【0058】
【比較例1】上記実施例1で使用した複合接着剤の代わ
りに、紫外線硬化性接着剤のみで行う以外は、実施例1
と同じ方法でラケット用ストリングを得た。
【0059】
【比較例2】上記実施例2で使用した複合接着剤の代わ
りに、紫外線硬化性接着剤のみで行う以外は、実施例2
と同じ方法でラケット用ストリングを得た。
【0060】
【参考例】市販の最も典型的な合成繊維(シンサテッ
ク)のモノフィラメント製(直径1.307mm)スト
リングを使用し、耐久性試験を行った。
【0061】
【表1】
【0062】表1から明らかな通り、実施例1のストリ
ングは紫外線硬化性接着剤のみで硬化したストリング
(比較例1)に比べて2倍以上の耐久性を示した。また
従来のモノフィラメント製ストリング(参考例)に比べ
ると、実施例1のストリングは耐久性はほぼ同等である
が、格段に優れた打球性を有し、ソフトでプレイヤーに
快い打球感を与えた。また、実施例2のストリングは表
面樹脂コーティング層にホウ酸アルミニウムからなるウ
イスカーを添加しているので、さらに耐久性が向上する
ことが確認できた。
【0063】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は合成繊維の
マルチフィラメントからなり、表面に樹脂コーティング
層が存在するラケット用ストリングにおいて、各フィラ
メントが紫外線硬化性接着剤と嫌気性接着剤を配合した
複合接着剤で固定されているので、ストリングの表面層
および中心層共に十分硬化・固定されている。このた
め、ストリングの耐久性並びに張節性は、現在最も典型
的な合成繊維(シンサテック)のモノフィラメント製並
びに向上させることが出来る。
【0064】樹脂コーティング層にホウ酸アルミニウム
からなるウイスカー又は粒子を配合すると、更に耐久性
並びに張設性が向上する。このことにより、優れた打球
感を有し、更にソフトで、しかも耐久性、張設性のいず
れかも優れたラケット用ストリングが可能になった。
【0065】また本発明の製造方法は、前記本発明のス
トリングを効率良く合理的に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のラケット用ストリングを
モデル的に示す断面図である。
【図2】 本発明の製造方法の一実施形態を説明するプ
ロセス工程図である。
【符号の説明】
1 ラケット用ストリング 2 マルチフィラメントの表面部分 3 マルチフィラメントの中心部分 4 マルチフィラメントを撚り上げ時に付与した内層樹
脂 5 表面樹脂コーティング層 10 フィラメントの解舒工程 11 糸パッケージ(糸巻体) 12 マルチフィラメント 13 ガイド 14 無撚状態のマルチフィラメント糸条 20 内層樹脂の付与工程 21,22,23,24 ガイド 25 ノズル 26 樹脂溶液槽 27 内層用接着剤組成物 30 紫外線または放射線照射工程 31 ランプハウス 32 高圧水銀灯 33 加撚マルチフィラメント糸 40 加撚及び巻き取り工程 41 回転軸 42 撚糸・巻取機 43 ガイドロール 44 巻取ロール 45 綾振りロール 46 表層部分の接着剤が硬化したマルチフィラメント

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成繊維製マルチフィラメントが内層樹
    脂によって固定され、その表面に樹脂コーティング層を
    被覆したラケット用ストリングにおいて、前記マルチフ
    ィラメントを固定している内層樹脂が、紫外線または放
    射線硬化性接着剤、及び嫌気性接着剤を含む接着剤組成
    物であることを特徴とするラケット用ストリング。
  2. 【請求項2】 内層樹脂の接着剤組成物が、紫外線また
    は放射線硬化性接着剤:30〜95重量%、及び嫌気性
    接着剤:5〜70重量%で構成される請求項1に記載の
    ラケット用ストリング。
  3. 【請求項3】 内層樹脂の接着剤組成物が、放射線硬化
    性接着剤:70〜90重量%、及び嫌気性接着剤:10
    〜30重量%で構成される請求項1に記載のラケット用
    ストリング。
  4. 【請求項4】 嫌気性接着剤が、メタクリル酸エステル
    化合物を主成分とする組成物である請求項1に記載のラ
    ケット用ストリング。
  5. 【請求項5】 内層樹脂の接着剤組成物の付着量が、ス
    トリング全体の15〜35重量%の範囲である請求項1
    に記載のラケット用ストリング。
  6. 【請求項6】 表面の樹脂コーティング層が、ナイロン
    系樹脂である請求項1に記載のラケット用ストリング。
  7. 【請求項7】 表面の樹脂コーティング層の付着量が、
    ストリング全体の15〜45重量%の範囲である請求項
    1に記載のラケット用ストリング。
  8. 【請求項8】 表面の樹脂コーティング層に無機フィラ
    ーが1〜30重量%の範囲添加されている請求項1に記
    載のラケット用ストリング。
  9. 【請求項9】 無機フィラーが、ウイスカー状または粒
    子状である請求項8に記載のラケット用ストリング。
  10. 【請求項10】 無機フィラーが、ホウ酸アルミニウム
    からなるウイスカー状または粒子状であり、かつ3〜1
    5重量%含有されている請求項8に記載のラケット用ス
    トリング。
  11. 【請求項11】 合成繊維製マルチフィラメントがポリ
    アミド系合成繊維である請求項1に記載のラケット用ス
    トリング。
  12. 【請求項12】 合成繊維のマルチフィラメントが接着
    剤で固定され、かつ表面に樹脂コーティング層を被覆し
    たラケット用ストリングの製造方法であって、マルチフ
    ィラメントに紫外線または放射線硬化性接着剤、及び嫌
    気性接着剤を含む接着剤組成物を付与し、前記マルチフ
    ィラメントを加撚し、第1段階の硬化処理として紫外線
    または放射線を照射してストリングの表面層に近い接着
    剤部分を硬化させ、次いで第2段階の硬化処理としてス
    トリングの内部の接着剤部分を硬化させ、しかる後、表
    面に被覆樹脂を付与して樹脂コーティング層を形成する
    ことを特徴とするラケット用ストリングの製造方法。
  13. 【請求項13】 第2段階の硬化処理が、室温で1時間
    以上放置する処理である請求項12に記載のラケット用
    ストリングの製造方法。
  14. 【請求項14】 マルチフィラメントを固定するための
    接着剤組成物の付与、マルチフィラメントの加撚及び第
    1段階の硬化処理を行う方法が、無撚状態のマルチフィ
    ラメントを前記接着剤組成物に含浸させ、次に前記マル
    チフィラメントを撚糸し、巻き取るまでの間で第1段階
    の硬化処理を連続的に行う方法である請求項12に記載
    のラケット用ストリングの製造方法。
  15. 【請求項15】 マルチフィラメントを前記接着剤組成
    物に含浸させた後、絞ることにより、前記接着剤組成物
    の付着量を、20〜40重量%の範囲に調整する請求項
    14に記載のラケット用ストリングの製造方法。
  16. 【請求項16】 嫌気性接着剤が、メタクリル酸エステ
    ル化合物を主成分とする組成物である請求項12に記載
    のラケット用ストリングの製造方法。
  17. 【請求項17】 紫外線または放射線硬化性接着剤、及
    び嫌気性接着剤を含む接着剤組成物が、紫外線または放
    射線硬化性接着剤:30〜95重量%、及び嫌気性接着
    剤:5〜70重量%で構成される請求項12に記載のラ
    ケット用ストリングの製造方法。
  18. 【請求項18】 表面の樹脂コーティング層に無機フィ
    ラーが1〜30重量%の範囲添加されている請求項12
    に記載のラケット用ストリングの製造方法。
  19. 【請求項19】 表面の樹脂コーティング層が、ナイロ
    ン系樹脂である請求項12に記載のラケット用ストリン
    グの製造方法。
  20. 【請求項20】 合成繊維製マルチフィラメントがポリ
    アミド系合成繊維である請求項12に記載のラケット用
    ストリングの製造方法。
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