JPH09241604A - 紗接着用の接着剤、紗張り枠の製造法、および印刷版の再使用方法 - Google Patents
紗接着用の接着剤、紗張り枠の製造法、および印刷版の再使用方法Info
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- JPH09241604A JPH09241604A JP8102296A JP8102296A JPH09241604A JP H09241604 A JPH09241604 A JP H09241604A JP 8102296 A JP8102296 A JP 8102296A JP 8102296 A JP8102296 A JP 8102296A JP H09241604 A JPH09241604 A JP H09241604A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スクリーン印刷用枠に対する紗の接着が秒速
ないし分速でなされ、しかも水系洗浄剤を用いた超音波
照射法を採用しても紗張り部の接着強度が保たれるとい
うすぐれた効果が示される紗接着用の接着剤、紗張り枠
の製造法、および印刷版の再使用方法を提供することを
目的とする。 【解決手段】 エポキシアクリレート系、ウレタンアク
リレート系、ポリエステルアクリレート系またはポリオ
ールアクリレート系のプレポリマーと、多官能または単
官能モノマーとを必須成分とする光硬化型接着剤(殊に
可視光線硬化型のもの)を用いてスクリーン印刷用枠
(1) に紗(2) を接着する。得られた紗張り枠(3) を用い
て製版することにより印刷版(4) を得、該印刷版(4) を
用いて印刷を行った後、その印刷版(4) の洗浄を水系洗
浄剤中で超音波照射下に行って、再び印刷に供する。
ないし分速でなされ、しかも水系洗浄剤を用いた超音波
照射法を採用しても紗張り部の接着強度が保たれるとい
うすぐれた効果が示される紗接着用の接着剤、紗張り枠
の製造法、および印刷版の再使用方法を提供することを
目的とする。 【解決手段】 エポキシアクリレート系、ウレタンアク
リレート系、ポリエステルアクリレート系またはポリオ
ールアクリレート系のプレポリマーと、多官能または単
官能モノマーとを必須成分とする光硬化型接着剤(殊に
可視光線硬化型のもの)を用いてスクリーン印刷用枠
(1) に紗(2) を接着する。得られた紗張り枠(3) を用い
て製版することにより印刷版(4) を得、該印刷版(4) を
用いて印刷を行った後、その印刷版(4) の洗浄を水系洗
浄剤中で超音波照射下に行って、再び印刷に供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーン印刷技
術において、スクリーン印刷用枠に紗を接着するための
接着剤、該接着剤を用いて紗張り枠を製造する方法、お
よびその紗張り枠を用いて製版した印刷版を洗浄して繰
り返し再使用する方法に関するものである。
術において、スクリーン印刷用枠に紗を接着するための
接着剤、該接着剤を用いて紗張り枠を製造する方法、お
よびその紗張り枠を用いて製版した印刷版を洗浄して繰
り返し再使用する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スクリーン印刷用枠に紗(スクリーン)
を張る方法の一つとして、二液型のエポキシ樹脂やポリ
ウレタン樹脂を用いる方法が知られている。
を張る方法の一つとして、二液型のエポキシ樹脂やポリ
ウレタン樹脂を用いる方法が知られている。
【0003】また、シアノアクリレート系瞬間接着剤を
用いる方法も知られており、接着速度を上げるため、瞬
間接着剤塗布後にその上から硬化促進剤をスプレー塗布
することも行われている。たとえば米国特許第4702
783号明細書を参照。
用いる方法も知られており、接着速度を上げるため、瞬
間接着剤塗布後にその上から硬化促進剤をスプレー塗布
することも行われている。たとえば米国特許第4702
783号明細書を参照。
【0004】特開昭55−118983号公報には、感
光性樹脂を被接着面に介在させ、酸素を除去した雰囲気
中において該感光性樹脂に光を当ててこれを硬化させ接
着する方法が示されている。実施例においては、スクリ
ーン印刷用刷版を製造する場合に、アルミニウム枠にス
クリーンを載置し、伸張機で伸張させてから感光性樹脂
を塗布し、その塗布した上からポリエステルフィルムで
被覆した状態において、感光性樹脂を紫外線により硬化
させている。
光性樹脂を被接着面に介在させ、酸素を除去した雰囲気
中において該感光性樹脂に光を当ててこれを硬化させ接
着する方法が示されている。実施例においては、スクリ
ーン印刷用刷版を製造する場合に、アルミニウム枠にス
クリーンを載置し、伸張機で伸張させてから感光性樹脂
を塗布し、その塗布した上からポリエステルフィルムで
被覆した状態において、感光性樹脂を紫外線により硬化
させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】スクリーン印刷用枠に
二液型のエポキシ樹脂やポリウレタン樹脂を用いて紗を
接着する方法は、強度、耐性の点では満足すべき結果が
得られるものの、二液の配合や混合の点で設計上や作業
上煩わしいこと、可使時間に制限があること、高粘度で
あるため紗に対する浸透性が悪いこと、完全硬化に時間
がかかり、加熱により硬化を促進しても80〜120℃
の温度と30〜60分の硬化時間を要し、生産性が低い
ことなどの問題点がある。
二液型のエポキシ樹脂やポリウレタン樹脂を用いて紗を
接着する方法は、強度、耐性の点では満足すべき結果が
得られるものの、二液の配合や混合の点で設計上や作業
上煩わしいこと、可使時間に制限があること、高粘度で
あるため紗に対する浸透性が悪いこと、完全硬化に時間
がかかり、加熱により硬化を促進しても80〜120℃
の温度と30〜60分の硬化時間を要し、生産性が低い
ことなどの問題点がある。
【0006】これに対しスクリーン印刷用枠にシアノア
クリレート系瞬間接着剤を用いて紗を接着する方法は、
一液型である上、秒速で硬化が図られるという利点があ
る。また、シアノアクリレート系瞬間接着剤による硬化
物は、ある程度の耐溶剤性や耐溶剤性があるので、使用
した印刷版を溶剤で洗浄することは可能である。
クリレート系瞬間接着剤を用いて紗を接着する方法は、
一液型である上、秒速で硬化が図られるという利点があ
る。また、シアノアクリレート系瞬間接着剤による硬化
物は、ある程度の耐溶剤性や耐溶剤性があるので、使用
した印刷版を溶剤で洗浄することは可能である。
【0007】しかしながら、最近においては環境保護の
観点から含塩素系溶剤など溶剤系の洗浄剤の使用が規制
され、代りにグリコール類やアルカリを含む水系の洗浄
剤に移行しつつあるが、水系洗浄剤の洗浄力不足を補う
べく超音波洗浄法を採用すると、シアノアクリレート系
瞬間接着剤により紗張りした印刷版は紗張り部が剥離し
てしまうという大きな欠点がある。従って、紗張りにシ
アノアクリレート系瞬間接着剤を用いた場合は、水系の
洗浄剤を用いての超音波洗浄法は適用できないことにな
る。
観点から含塩素系溶剤など溶剤系の洗浄剤の使用が規制
され、代りにグリコール類やアルカリを含む水系の洗浄
剤に移行しつつあるが、水系洗浄剤の洗浄力不足を補う
べく超音波洗浄法を採用すると、シアノアクリレート系
瞬間接着剤により紗張りした印刷版は紗張り部が剥離し
てしまうという大きな欠点がある。従って、紗張りにシ
アノアクリレート系瞬間接着剤を用いた場合は、水系の
洗浄剤を用いての超音波洗浄法は適用できないことにな
る。
【0008】特開昭55−118983号公報に開示の
感光性樹脂による紗の接着方法は、その出願当時の技術
レベルからも実用化には至らず、顧みられていないのが
実情である。
感光性樹脂による紗の接着方法は、その出願当時の技術
レベルからも実用化には至らず、顧みられていないのが
実情である。
【0009】本発明は、このような背景下において、ス
クリーン印刷用枠に対する紗の接着が秒速ないし分速で
なされ、しかも水系洗浄剤を用いた超音波照射法を採用
しても紗張り部の接着強度が保たれるというすぐれた効
果が示される紗接着用の接着剤、紗張り枠の製造法、お
よび印刷版の再使用方法を提供することを目的とするも
のである。
クリーン印刷用枠に対する紗の接着が秒速ないし分速で
なされ、しかも水系洗浄剤を用いた超音波照射法を採用
しても紗張り部の接着強度が保たれるというすぐれた効
果が示される紗接着用の接着剤、紗張り枠の製造法、お
よび印刷版の再使用方法を提供することを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の紗接着用の接着
剤は、スクリーン印刷用枠(1) に紗(2) を接着するため
の接着剤であって、該接着剤が、エポキシアクリレート
系、ウレタンアクリレート系、ポリエステルアクリレー
ト系またはポリオールアクリレート系のプレポリマー
と、多官能または単官能モノマーとを必須成分とする光
硬化型接着剤からなることを特徴とするものである。
剤は、スクリーン印刷用枠(1) に紗(2) を接着するため
の接着剤であって、該接着剤が、エポキシアクリレート
系、ウレタンアクリレート系、ポリエステルアクリレー
ト系またはポリオールアクリレート系のプレポリマー
と、多官能または単官能モノマーとを必須成分とする光
硬化型接着剤からなることを特徴とするものである。
【0011】本発明の紗張り枠の製造法は、スクリーン
印刷用枠(1) に紗(2) を伸張状態で当接し、その当接部
の上から、エポキシアクリレート系、ウレタンアクリレ
ート系、ポリエステルアクリレート系またはポリオール
アクリレート系のプレポリマーと、多官能または単官能
モノマーとを必須成分とする光硬化型接着剤を塗布した
後、光照射を行って硬化させることを特徴とするもので
ある。
印刷用枠(1) に紗(2) を伸張状態で当接し、その当接部
の上から、エポキシアクリレート系、ウレタンアクリレ
ート系、ポリエステルアクリレート系またはポリオール
アクリレート系のプレポリマーと、多官能または単官能
モノマーとを必須成分とする光硬化型接着剤を塗布した
後、光照射を行って硬化させることを特徴とするもので
ある。
【0012】本発明の印刷版の再使用方法は、上記の紗
張り枠(3) を用いて製版することにより印刷版(4) を
得、該印刷版(4) を用いて印刷を行った後、その印刷版
(4) の洗浄を水系洗浄剤中で超音波照射下に行って、再
び印刷に供することを特徴とするものである。
張り枠(3) を用いて製版することにより印刷版(4) を
得、該印刷版(4) を用いて印刷を行った後、その印刷版
(4) の洗浄を水系洗浄剤中で超音波照射下に行って、再
び印刷に供することを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。な
お、本明細書におけるアクリレートとは、メタクリレー
トを含む概念である。
お、本明細書におけるアクリレートとは、メタクリレー
トを含む概念である。
【0014】本発明の紗接着用の接着剤は、エポキシア
クリレート系、ウレタンアクリレート系、ポリエステル
アクリレート系またはポリエーテルアクリレート系のプ
レポリマーと、多官能または単官能モノマーとを必須成
分とする光硬化型接着剤からなる。
クリレート系、ウレタンアクリレート系、ポリエステル
アクリレート系またはポリエーテルアクリレート系のプ
レポリマーと、多官能または単官能モノマーとを必須成
分とする光硬化型接着剤からなる。
【0015】プレポリマーは上述の種類のものが本発明
の目的に適している。なおポリエステルウレタンアクリ
レート系は、上述のポリエステルアクリレート系または
ウレタンアクリレート系に含まれる。多官能または単官
能モノマーとしては、1,3−または1,4−ブタンジ
オールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジア
クリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ネ
オペンチルグリコールジアクリレート、ポリエチレング
リコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリ
アクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2
−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレートを
はじめとする種々のモノマーが用いられる。
の目的に適している。なおポリエステルウレタンアクリ
レート系は、上述のポリエステルアクリレート系または
ウレタンアクリレート系に含まれる。多官能または単官
能モノマーとしては、1,3−または1,4−ブタンジ
オールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジア
クリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ネ
オペンチルグリコールジアクリレート、ポリエチレング
リコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリ
アクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2
−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレートを
はじめとする種々のモノマーが用いられる。
【0016】光硬化型接着剤に占める上記のプレポリマ
ーの割合は、10〜80重量%、殊に20〜70重量%
とすることが好ましい。単官能または/および多官能の
モノマーの割合はその残余である。光硬化型接着剤に
は、そのほか適当な改質剤を含有させることもできる。
ーの割合は、10〜80重量%、殊に20〜70重量%
とすることが好ましい。単官能または/および多官能の
モノマーの割合はその残余である。光硬化型接着剤に
は、そのほか適当な改質剤を含有させることもできる。
【0017】光硬化反応を円滑に行うため、光硬化型接
着剤には 0.1〜5重量%程度の光開始剤(増感剤を含
む)を添加する。光開始剤は、200〜600nmの波長
の光に感応するものが用いられる。この場合、作業者に
害を与えないように、380〜600nmの可視光線の波
長で感応するものを用いることが特に好ましい。可視光
線硬化型の光硬化型接着剤は、空気雰囲気下でも光照射
によりすみやかに硬化するので、作業上有利である。ち
なみに、可視光線の波長域は380〜780nm程度、紫
外線の波長域はそれよりも小さい範囲で100nm程度ま
でである。
着剤には 0.1〜5重量%程度の光開始剤(増感剤を含
む)を添加する。光開始剤は、200〜600nmの波長
の光に感応するものが用いられる。この場合、作業者に
害を与えないように、380〜600nmの可視光線の波
長で感応するものを用いることが特に好ましい。可視光
線硬化型の光硬化型接着剤は、空気雰囲気下でも光照射
によりすみやかに硬化するので、作業上有利である。ち
なみに、可視光線の波長域は380〜780nm程度、紫
外線の波長域はそれよりも小さい範囲で100nm程度ま
でである。
【0018】本発明においては、スクリーン印刷用枠
(1) に紗(2) を伸張状態で当接し、その当接部の上か
ら、上記特定の光硬化型接着剤を塗布した後、光照射を
行って硬化させる。硬化は秒速ないし分速(可視光線に
よる硬化の場合は分速となることがある)で進むので、
以後は放置またはエイジングにより硬化の完了を図れば
よい。これにより、紗張り枠が作製される。
(1) に紗(2) を伸張状態で当接し、その当接部の上か
ら、上記特定の光硬化型接着剤を塗布した後、光照射を
行って硬化させる。硬化は秒速ないし分速(可視光線に
よる硬化の場合は分速となることがある)で進むので、
以後は放置またはエイジングにより硬化の完了を図れば
よい。これにより、紗張り枠が作製される。
【0019】スクリーン印刷用枠(1) としてはアルミニ
ウム製のものを用いることが多く、鉄製、ダイカスト
製、木製のものを用いることもある。紗(2) としては、
ポリエステル、ナイロン、シルク、ステンレス鋼などで
できたモノフィラメントやマルチフィラメント、パンチ
ングまたはメッキにより作製した金属板などが用いられ
る。
ウム製のものを用いることが多く、鉄製、ダイカスト
製、木製のものを用いることもある。紗(2) としては、
ポリエステル、ナイロン、シルク、ステンレス鋼などで
できたモノフィラメントやマルチフィラメント、パンチ
ングまたはメッキにより作製した金属板などが用いられ
る。
【0020】光照射を行うための光源としては、高圧水
銀灯、低圧水銀灯、メタルハライドランプ、ハロゲンラ
ンプ、キセノンランプ、蛍光灯、太陽光などが用いられ
る。
銀灯、低圧水銀灯、メタルハライドランプ、ハロゲンラ
ンプ、キセノンランプ、蛍光灯、太陽光などが用いられ
る。
【0021】このようにして紗張り枠(3) を作製した後
は、これを用いて常法により製版することにより印刷版
(4) を得、その印刷版(4) を用いてスクリーン印刷を行
う。
は、これを用いて常法により製版することにより印刷版
(4) を得、その印刷版(4) を用いてスクリーン印刷を行
う。
【0022】印刷を行うと印刷版(4) にインクによる汚
れが蓄積するので、適当な段階で印刷版(4) を洗浄する
ことが必要となる。本発明においては、その印刷版(4)
の洗浄を水系洗浄剤中で超音波照射下に行って、再び印
刷に供する。印刷版(4) の洗浄は、通常はその日の作業
の終了後に行い、作業の途中であっても版の汚れが許容
限度を越えるときにはその時点でも行う。水系洗浄剤と
しては、たとえば、グリコール類やアルカリを含む水系
洗浄剤が用いられる。超音波洗浄方式を採用するのは、
水系では溶剤系に比し洗浄効果が不足するからである。
れが蓄積するので、適当な段階で印刷版(4) を洗浄する
ことが必要となる。本発明においては、その印刷版(4)
の洗浄を水系洗浄剤中で超音波照射下に行って、再び印
刷に供する。印刷版(4) の洗浄は、通常はその日の作業
の終了後に行い、作業の途中であっても版の汚れが許容
限度を越えるときにはその時点でも行う。水系洗浄剤と
しては、たとえば、グリコール類やアルカリを含む水系
洗浄剤が用いられる。超音波洗浄方式を採用するのは、
水系では溶剤系に比し洗浄効果が不足するからである。
【0023】〈作用〉本発明によれば、特定の光硬化型
接着剤を用いているのでスクリーン印刷用枠(1) に紗
(2) の接着が秒速ないし分速でなされ、光硬化型接着剤
の種類やそこに添加する光開始剤の種類を選ぶことによ
り、強固な接着力が得られる上、作業者に害を与えない
可視光線の波長域での円滑な硬化も可能となる。しか
も、そのようにして作製した紗張り枠(3) を用いて形成
した印刷版(4) は、水系洗浄剤を用いた超音波照射法を
採用しても紗張り部の接着強度が保たれるので、その印
刷版(4) の洗浄を水系洗浄剤中で超音波照射下に行っ
て、再び印刷に供することができる。洗浄を行うときの
繰り返し可能な洗浄回数は極めて大きく、紗(2) 自体の
寿命を上回ることも多い。
接着剤を用いているのでスクリーン印刷用枠(1) に紗
(2) の接着が秒速ないし分速でなされ、光硬化型接着剤
の種類やそこに添加する光開始剤の種類を選ぶことによ
り、強固な接着力が得られる上、作業者に害を与えない
可視光線の波長域での円滑な硬化も可能となる。しか
も、そのようにして作製した紗張り枠(3) を用いて形成
した印刷版(4) は、水系洗浄剤を用いた超音波照射法を
採用しても紗張り部の接着強度が保たれるので、その印
刷版(4) の洗浄を水系洗浄剤中で超音波照射下に行っ
て、再び印刷に供することができる。洗浄を行うときの
繰り返し可能な洗浄回数は極めて大きく、紗(2) 自体の
寿命を上回ることも多い。
【0024】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。以下「部」とあるのは重量部である。
る。以下「部」とあるのは重量部である。
【0025】実施例1 図1は本発明における紗張り枠の製造および印刷版の再
使用方法を模式的に示した工程図である。
使用方法を模式的に示した工程図である。
【0026】分子量8700のイソホロンジイソシアネ
ート系ウレタンアクリレートプレポリマー40部、1,
6−ヘキサンジオールジアクリレート30部、2−ヒド
ロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート20部、
トリメチロールプロパントリアクリレート10部、ビニ
ルアセトキシシラン2重量部、および紫外線照射に使用
される光開始剤である1−ヒドロキシ−シクロヘキシル
−フェニル−ケトン3重量部をビーカーに仕込み、50
〜60℃に加温しながら混合、溶解した。これにより、
無色ないし淡黄色で、1000cps 以下の比較的低粘度
の光硬化型接着剤溶液が得られた。
ート系ウレタンアクリレートプレポリマー40部、1,
6−ヘキサンジオールジアクリレート30部、2−ヒド
ロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート20部、
トリメチロールプロパントリアクリレート10部、ビニ
ルアセトキシシラン2重量部、および紫外線照射に使用
される光開始剤である1−ヒドロキシ−シクロヘキシル
−フェニル−ケトン3重量部をビーカーに仕込み、50
〜60℃に加温しながら混合、溶解した。これにより、
無色ないし淡黄色で、1000cps 以下の比較的低粘度
の光硬化型接着剤溶液が得られた。
【0027】アルミニウム製のスクリーン印刷用枠(1)
にポリエステルモノフィラメント製の紗(2) を伸張状態
で当接し、上記の光硬化型接着剤溶液を刷毛塗りした。
この場合、強度を持たせるために、溶液が紗(2) の上に
も約 0.5mmにじみ出て覆う量とした。なお溶液は、枠
(1) のエッジところで自然にとまり、それ以上は流れな
かった。
にポリエステルモノフィラメント製の紗(2) を伸張状態
で当接し、上記の光硬化型接着剤溶液を刷毛塗りした。
この場合、強度を持たせるために、溶液が紗(2) の上に
も約 0.5mmにじみ出て覆う量とした。なお溶液は、枠
(1) のエッジところで自然にとまり、それ以上は流れな
かった。
【0028】この状態で、1KWのメタルハライドランプ
にて、照射距離12.5cm、30秒間の条件で空気雰囲気下
に光照射を行い、一晩放置した。これにより、枠(1) に
紗(2) が強固に接着した紗張り枠(3) が得られた。
にて、照射距離12.5cm、30秒間の条件で空気雰囲気下
に光照射を行い、一晩放置した。これにより、枠(1) に
紗(2) が強固に接着した紗張り枠(3) が得られた。
【0029】このようにして得た紗張り枠(3) を用いて
常法により製版を行って所定のパターンを有する印刷版
(4) を得、その印刷版(4) をスクリーン印刷に供した。
印刷は円滑に行うことができた。
常法により製版を行って所定のパターンを有する印刷版
(4) を得、その印刷版(4) をスクリーン印刷に供した。
印刷は円滑に行うことができた。
【0030】次に、印刷終了後の印刷版(4) をグリコー
ルエーテルなどを含む市販の水系洗浄剤に浸漬し、常法
に従って3分間超音波洗浄を行い、10分間熱風乾燥し
た後、自然放置した。繰り返し再使用が可能な回数を見
るために、上記の操作を1サイクルとする洗浄試験を行
ったが、200回の繰り返しを行っても、印刷版(4)の
紗張り枠(3) からの紗(2) の剥離は認められなかった。
ルエーテルなどを含む市販の水系洗浄剤に浸漬し、常法
に従って3分間超音波洗浄を行い、10分間熱風乾燥し
た後、自然放置した。繰り返し再使用が可能な回数を見
るために、上記の操作を1サイクルとする洗浄試験を行
ったが、200回の繰り返しを行っても、印刷版(4)の
紗張り枠(3) からの紗(2) の剥離は認められなかった。
【0031】実施例2 ビスフェノールA−ジエポキシ−アクリル酸付加物系プ
レポリマー50部、ネオペンチルグリコールジアクリレ
ート40部、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル
アクリレート10部、2−アクリロイルオキシエチルア
シッドフォスフェート1部、2−メチル−1−[4−
(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパノ
ン−1 4部、および可視光線照射にも使用される光開
始剤であるジエチルチオキサントン 0.4部をビーカーに
仕込み、50〜60℃に加温しながら混合、溶解した。
これにより、黄色で、1000cps 以下の比較的低粘度
の光硬化型接着剤溶液が得られた。
レポリマー50部、ネオペンチルグリコールジアクリレ
ート40部、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル
アクリレート10部、2−アクリロイルオキシエチルア
シッドフォスフェート1部、2−メチル−1−[4−
(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパノ
ン−1 4部、および可視光線照射にも使用される光開
始剤であるジエチルチオキサントン 0.4部をビーカーに
仕込み、50〜60℃に加温しながら混合、溶解した。
これにより、黄色で、1000cps 以下の比較的低粘度
の光硬化型接着剤溶液が得られた。
【0032】アルミニウム製のスクリーン印刷用枠(1)
にポリエステルモノフィラメント製の紗(2) を伸張状態
で当接し、上記の溶液を刷毛塗りした。この場合、強度
を持たせるために、溶液が紗(2) の上にも約 0.5mmにじ
み出て覆う量とした。なお溶液は、枠(1) のエッジとこ
ろで自然にとまり、それ以上は流れなかった。
にポリエステルモノフィラメント製の紗(2) を伸張状態
で当接し、上記の溶液を刷毛塗りした。この場合、強度
を持たせるために、溶液が紗(2) の上にも約 0.5mmにじ
み出て覆う量とした。なお溶液は、枠(1) のエッジとこ
ろで自然にとまり、それ以上は流れなかった。
【0033】この状態で、150Wのハロゲンランプ
(400〜500nm)にて、照射距離9cm、3分間の条
件で空気雰囲気下に光照射を行い、一晩放置した。これ
により、枠(1) に紗(2) が強固に接着した紗張り枠(3)
が得られた。
(400〜500nm)にて、照射距離9cm、3分間の条
件で空気雰囲気下に光照射を行い、一晩放置した。これ
により、枠(1) に紗(2) が強固に接着した紗張り枠(3)
が得られた。
【0034】このようにして得た紗張り枠(3) を用いて
常法により製版を行って所定のパターンを有する印刷版
(4) を得、その印刷版(4) をスクリーン印刷に供した。
印刷は円滑に行うことができた。
常法により製版を行って所定のパターンを有する印刷版
(4) を得、その印刷版(4) をスクリーン印刷に供した。
印刷は円滑に行うことができた。
【0035】次に、印刷終了後の印刷版(4) をグリコー
ルエーテルなどを含む市販の水系洗浄剤に浸漬し、常法
に従って3分間超音波洗浄を行い、10分間熱風乾燥し
た後、自然放置した。繰り返し再使用が可能な回数を見
るために、上記の操作を1サイクルとする洗浄試験を行
ったが、200回の繰り返しを行っても、印刷版(4)の
紗張り枠(3) からの紗(2) の剥離は認められなかった。
ルエーテルなどを含む市販の水系洗浄剤に浸漬し、常法
に従って3分間超音波洗浄を行い、10分間熱風乾燥し
た後、自然放置した。繰り返し再使用が可能な回数を見
るために、上記の操作を1サイクルとする洗浄試験を行
ったが、200回の繰り返しを行っても、印刷版(4)の
紗張り枠(3) からの紗(2) の剥離は認められなかった。
【0036】実施例3〜4 実施例2のプレポリマーに代えて、実施例1のエポキシ
アクリレートプレポリマー(実施例3)、アジピン酸−
1,6−ヘキサンジオール−アクリル酸系プレポリマー
(実施例4)を用いたほかは、実施例2を繰り返したと
ころ、200回以上の繰り返しを行っても、印刷版(4)
の紗張り枠(3) からの紗(2) の剥離は認められなかっ
た。
アクリレートプレポリマー(実施例3)、アジピン酸−
1,6−ヘキサンジオール−アクリル酸系プレポリマー
(実施例4)を用いたほかは、実施例2を繰り返したと
ころ、200回以上の繰り返しを行っても、印刷版(4)
の紗張り枠(3) からの紗(2) の剥離は認められなかっ
た。
【0037】
【発明の効果】作用の項でも述べたように、本発明によ
れば、特定の光硬化型接着剤を用いているのでスクリー
ン印刷用枠(1) に紗(2) の接着が秒速ないし分速でなさ
れ、光硬化型接着剤の種類やそこに添加する光開始剤の
種類を選ぶことにより、強固な接着力が得られる上、作
業者に害を与えない可視光線の波長域での円滑な硬化も
可能となる。しかも、そのようにして作製した紗張り枠
(3) を用いて形成した印刷版(4) は、水系洗浄剤を用い
た超音波照射法を採用しても紗張り部の接着強度が保た
れるので、その印刷版(4) の洗浄を水系洗浄剤中で超音
波照射下に行って、再び印刷に供することができる。洗
浄を行うときの繰り返し可能な洗浄回数は極めて大き
く、紗(2) 自体の寿命を上回ることも多い。
れば、特定の光硬化型接着剤を用いているのでスクリー
ン印刷用枠(1) に紗(2) の接着が秒速ないし分速でなさ
れ、光硬化型接着剤の種類やそこに添加する光開始剤の
種類を選ぶことにより、強固な接着力が得られる上、作
業者に害を与えない可視光線の波長域での円滑な硬化も
可能となる。しかも、そのようにして作製した紗張り枠
(3) を用いて形成した印刷版(4) は、水系洗浄剤を用い
た超音波照射法を採用しても紗張り部の接着強度が保た
れるので、その印刷版(4) の洗浄を水系洗浄剤中で超音
波照射下に行って、再び印刷に供することができる。洗
浄を行うときの繰り返し可能な洗浄回数は極めて大き
く、紗(2) 自体の寿命を上回ることも多い。
【図1】本発明における紗張り枠の製造および印刷版の
再使用方法を模式的に示した工程図である。
再使用方法を模式的に示した工程図である。
(1) …スクリーン印刷用枠、 (2) …紗、 (3) …紗張り枠、 (4) …印刷版
Claims (5)
- 【請求項1】スクリーン印刷用枠(1) に紗(2) を接着す
るための接着剤であって、該接着剤が、エポキシアクリ
レート系、ウレタンアクリレート系、ポリエステルアク
リレート系またはポリオールアクリレート系のプレポリ
マーと、多官能または単官能モノマーとを必須成分とす
る光硬化型接着剤からなることを特徴とする紗接着用の
接着剤。 - 【請求項2】光硬化型接着剤が、可視光線硬化型の光硬
化型接着剤である請求項1記載の紗接着用の接着剤。 - 【請求項3】スクリーン印刷用枠(1) に紗(2) を伸張状
態で当接し、その当接部の上から、エポキシアクリレー
ト系、ウレタンアクリレート系、ポリエステルアクリレ
ート系またはポリオールアクリレート系のプレポリマー
と、多官能または単官能モノマーとを必須成分とする光
硬化型接着剤を塗布した後、光照射を行って硬化させる
ことを特徴とする紗張り枠の製造法。 - 【請求項4】光照射を空気雰囲気下で行うことを特徴と
する請求項3記載の紗張り枠の製造法。 - 【請求項5】請求項3の紗張り枠(3) を用いて製版する
ことにより印刷版(4) を得、該印刷版(4) を用いて印刷
を行った後、その印刷版(4) の洗浄を水系洗浄剤中で超
音波照射下に行って、再び印刷に供することを特徴とす
る印刷版の再使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8102296A JPH09241604A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 紗接着用の接着剤、紗張り枠の製造法、および印刷版の再使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8102296A JPH09241604A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 紗接着用の接着剤、紗張り枠の製造法、および印刷版の再使用方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09241604A true JPH09241604A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13734865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8102296A Pending JPH09241604A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 紗接着用の接着剤、紗張り枠の製造法、および印刷版の再使用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09241604A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101038463B1 (ko) * | 2010-04-01 | 2011-06-01 | 주식회사 케이아이씨 | 날염용 형 밟힘 방지 테이프 및 그 제조방법 |
JP2011173295A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Fujifilm Corp | レーザー彫刻用レリーフ印刷版原版及びその製造方法、並びに、レリーフ印刷版及びその製版方法 |
CN104212396A (zh) * | 2014-09-10 | 2014-12-17 | 湖南柯盛新材料有限公司 | 一种用于饰面大理石板材修补的光固化树脂组合物及其制备使用方法 |
-
1996
- 1996-03-08 JP JP8102296A patent/JPH09241604A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011173295A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Fujifilm Corp | レーザー彫刻用レリーフ印刷版原版及びその製造方法、並びに、レリーフ印刷版及びその製版方法 |
KR101038463B1 (ko) * | 2010-04-01 | 2011-06-01 | 주식회사 케이아이씨 | 날염용 형 밟힘 방지 테이프 및 그 제조방법 |
CN104212396A (zh) * | 2014-09-10 | 2014-12-17 | 湖南柯盛新材料有限公司 | 一种用于饰面大理石板材修补的光固化树脂组合物及其制备使用方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050407 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050413 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050930 |