JPH09241573A - 検査、医療用ガラスの塗料 - Google Patents

検査、医療用ガラスの塗料

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JPH09241573A
JPH09241573A JP4570396A JP4570396A JPH09241573A JP H09241573 A JPH09241573 A JP H09241573A JP 4570396 A JP4570396 A JP 4570396A JP 4570396 A JP4570396 A JP 4570396A JP H09241573 A JPH09241573 A JP H09241573A
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JP
Japan
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carbon
monomer
group
acid
meth
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JP4570396A
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Takeo Yamaguchi
岳男 山口
Sachiko Higo
幸呼 肥後
Yoshihisa Fukuchi
良寿 福地
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】酵素の付着による感度低下が非常に少なく、長
時間安定に使用できる、酵素などの付着が起きにくい検
査、医療用ガラスの塗料を提供する。 【解決手段】炭素炭素不飽和二重結合とパーフルオロア
ルキル基を有する含フッ素単量体(a)20〜80重量
%、および炭素炭素不飽和二重結合と架橋性の官能基を
有する単量体(b)80〜20重量%、および(a)と
(b)以外の炭素炭素不飽和二重結合を有する単量体
(c)0〜50重量%からなる重合体(A)からなるこ
とを特徴とする検査、医療用ガラスの塗料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酵素などの付着さ
れにくい検査、医療用ガラスの塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】検査、医療用ガラスとしては、菌体培養
用シャーレ、体液分離用容器などにガラス製品が用いら
れている。ガラス表面は親水性のため、水を始め、酵
素、蛋白質などの親水性の化合物が付着しやすい。その
ため、特に、定量を目的とする作業や、一定量の添加物
を添加する必要のある作業では、ガラス表面への付着に
よる影響が無視できない。このため、ガラス面への吸着
が問題とされてる場合は、ポリエチレンやポリプロピレ
ンなどのプラスチック製の基材が用いられいるが、凍結
乾燥耐性がないなどの強度の面で問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、凍結乾燥な
どの強度を要求される条件にも耐え、また、長時間にわ
たり、酵素などの付着されにくい検査、医療用ガラスの
塗料を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、炭素炭素不飽
和二重結合とパーフルオロアルキル基を有する含フッ素
単量体(a)20〜80重量%、および炭素炭素不飽和
二重結合と架橋性の官能基を有する単量体(b)80〜
20重量%、および(a)と(b)以外の炭素炭素不飽
和二重結合を有する単量体(c)0〜50重量%からな
る重合体(A)からなることを特徴とする酵素などの付
着が起きにくい検査、医療用ガラスの塗料に関する。ま
た、前記の重合体(A)、および炭素炭素不飽和二重結
合と架橋性の官能基を有する単量体(b)20〜100
重量%と、(a)と(b)以外の炭素炭素不飽和二重結
合を有する単量体(c)0〜80重量%との重合体
(B)からなり、全塗料中に占める含フッ素単量体
(a)の割合が、0.1〜10重量%であることを特徴
とする検査、医療用ガラスの塗料に関する。さらに、炭
素炭素不飽和二重結合と架橋性の官能基を有する単量体
(b)の架橋性の官能基が、加水分解性シリル基、カル
ボキシル基、イソシアノ基、エポキシ基、N−メチロー
ル基、N−アルコキシメチル基またはヒドロキシル基か
ら選ばれる少なくとも1種の官能基であることを特徴と
する検査、医療用ガラスの塗料に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の炭素炭素不飽和二重結合
とパーフルオロ基を有する含フッ素単量体(a)は、塗
料に酵素などがガラス表面に付着しない効果を与えるた
めに用いられる。具体的には、例えば、パーフルオロメ
チルメチル(メタ)アクリレート、パーフルオロエチル
メチル(メタ)アクリレート、2−パーフルオロブチル
エチル(メタ)アクリレート、2−パーフルオロヘキシ
ルエチル(メタ)アクリレート、2−パーフルオロオク
チルエチル(メタ)アクリレート、2−パーフルオロイ
ソノニルエチル(メタ)アクリレート、2−パーフルオ
ロノニルエチル(メタ)アクリレート、2−パーフルオ
ロデシルエチル(メタ)アクリレート、パーフルオロプ
ロピルプロピル(メタ)アクリレート、パーフルオロオ
クチルプロピル(メタ)アクリレート、パーフルオロオ
クチルアミル(メタ)アクリレート、パーフルオロオク
チルウンデシル(メタ)アクリレート等の炭素数1〜2
0のパーフルオロアルキル基を有するパーフルオロアル
キルアルキル(メタ)アクリレート類;
【0006】パーフルオロブチルエチレン、パーフルオ
ロヘキシルエチレン、パーフルオロオクチルエチレン、
パーフルオロデシルエチレン等のパーフルオロアルキ
ル、アルキレン類が挙げられ、要求性能に応じてこれら
の内から1種類、あるいは2種類以上を混合して使用で
き、20〜80重量%の共重合比率で用いられるが、十
分な撥水性を得るためには40重量%以上共重合する事
が望ましく、さらにハロゲン原子を含まない溶剤に溶解
させるためには60重量%以下の共重合比率にすること
が望ましい。
【0007】炭素炭素不飽和二重結合と架橋性の官能基
を有する単量体(b)は、塗工後に架橋させて、硬質な
塗膜を形成するために用いられる。架橋性の官能基とし
ては、加水分解性シリル基、カルボキシル基、イソシア
ノ基、エポキシ基、N−メチロール基または、N−アル
コキシメチル基、ヒドロキシ基が挙げられ、特に加水分
解性シリル基を有する単量体を用いた場合には、硬質な
塗膜が得られる。加水分解性シリル基を有する単量体
(b)の例としては、γ−(メタ)アクリルオキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリルオキシ
プロピルメチルジメトキシシランなどの(メタ)アクリ
ルオキシアルキルアルコキシシラン、(メタ)アクリル
オキシアルキルアルコキシアルキルシラン、トリメトキ
シビニルシラン、ジメトキシエチルシラン、トリエトキ
シビニルシラン、トリエトキシアリルシラン、ビニルメ
チルジメトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラ
ン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シランなど
が挙げられる。
【0008】また、カルボキシル基を有する単量体
(b)の例としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、イタコン酸、マレイン酸、スチレンスルホン酸
などが挙げられる。また、イソシアノ基を有する単量体
(b)の例としては、(メタ)アクリロイルオキシエチ
ルイソシアネート、(メタ)アクリロイルオキシプロピ
ルイソシアネートなどの他、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレートなどのヒドロキシ(メタ)アクリレートを、ト
ルエンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、コロネートLなどのポリイシアネートと反応させて
得られるものが挙げられる。また、エポキシ基を有する
単量体(b)の例としては、グリシジルメタクリレー
ト、グリシジルシンナメート、グリシジルアリルエーテ
ル、グリシジルビニルエーテル、ビニルシクロヘキサン
モノエポキサイド、1、3−ブタジエンモノエポキサイ
ドなどが挙げられる。
【0009】また、N−メチロール基またはN−アルコ
キシメチル基を有する単量体(b)の例としては、N−
メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチ
ル(メタ)アクリルアミド、N−エトキシメチル(メ
タ)アクリルアミド、N−プロポキシメチル(メタ)ア
クリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルア
ミドなどのN−モノアルコキシメチル基を有する(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジメチロール(メタ)ア
クリルアミド、N,N−ジ(メトキシメチル)(メタ)
アクリルアミド、N,N−ジ(エトキシメチル)(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジ(プロポキシメチル)
(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ(ブトキシメチ
ル)(メタ)アクリルアミドなどのN,N−ジアルコキ
シメチル基を有する(メタ)アクリルアミドが挙げられ
る。またヒドロキシル基を有する単量体(b)の例とし
ては、2ーヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、1
ーヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2ーヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、4ーヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ポリテトラメチレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシスチレン等
が挙げられる。
【0010】要求性能に応じてこれらの内から1種、ま
たは2種以上を混合して用いることができる。また、重
合体(A)中で用いるものと、重合体(B)中で用いる
ものとは、必ずしも、同一である必要はない。単量体
(b)は、重合体(A)中では、80〜20重量%の共
重合比率で用いられる。20重量%より小さい場合は、
充分な硬度が得られず、80重量%より大きい場合は、
撥水性が低下する。また、重合体(B)中では、20〜
100重量%の共重合比率で用いられる。20重量%よ
り小さい場合は、充分な硬度が得られない。
【0011】本発明で用いられる(a)、(b)以外の
炭素炭素不飽和二重結合を有する単量体(c)は、硬
度、強靭性、耐擦傷性、光沢向上等の物性付与のために
用いられる。この単量体として(i) (メタ)アクリル酸
誘導体、(ii)芳香族ビニル単量体、(iii) オレフィン系
炭化水素単量体、(iv)ビニルエステル単量体、(v) ビニ
ルハライド単量体、(vi)ビニルエーテル単量体等があげ
られる。 (i)(メタ)アクリル酸誘導体の例として、(メタ)ア
クリロニトリル、(メタ)アクリル酸塩、メチル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)
アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、2,
2,3,3−テトラフルオロプロピル(メタ)アクリレ
ート、1H,1H5H−オクタフルオロペンチル(メ
タ)アクリレート、1H,1H,7H−ドデカフルオロ
ヘプチル(メタ)アクリレート、1H,1H,9H−ヘ
キサデカフルオロノニル(メタ)アクリレート、2,
2,3,4,4,4−ヘキサフルオルブチル(メタ)ア
クリレートなどの一部水素がフッ素置換されたアルキル
(メタ)アクリレート等が上げられる。 (ii)芳香族ビニル単量体の例として、スチレン、メチル
スチレン、エチルスチレン、クロロスチレン、モノフル
オロメチルスチレン、ジフルオロメチルスチレン、トリ
フルオロメチルスチレ等の一部の水素がフッ素置換され
たスチレン類等が上げられる。
【0012】(iii) オレフィン系炭化水素単量体の例と
して、エチレン、プロピレン、ブタジエン、イソブチレ
ン、イソプレン、1、4−ペンタジエン等が上げられ
る。 (iv)ビニルエステル単量体の例として、酢酸ビニル等が
上げられる。 (v) ビニルハライド単量体の例として、塩化ビニル、塩
化ビニリデン、モノフルオロエチレン、ジフルオロエチ
レン、トリフルオロエチレン等が上げられる。 (vi)ビニルエーテル単量体の例として、ビニルメチルエ
ーテル等が上げられる。 これらは、2種以上用いても良い。単量体(c)は、重
合体(A)に対して、0〜30重量%で用いられる。ま
た、重合体(B)に対して、0〜80重量%で用いる。
80重量%より大きい場合は、基材との十分な密着性が
得られない。また、重合体(A)との相溶性が低下し、
均一かつ良好な塗膜が得られない。
【0013】重合体(A)および重合体(B)は、公知
の方法、例えば、溶液重合で得られる。用いる溶媒とし
ては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノ
ール、エチレングリコールメチルエーテル、ジエチレン
グリコールメチルエーテルなどのアルコール類、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノンなどのケトン類、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジ
エチレングリコールジメチルエーテルなどのエーテル
類、ヘキサン、ヘプタン、オクタンなどの炭化水素類、
ベンゼン、トルエン、キシレン、クメンなどの芳香族
類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類などの使
用が可能である。溶媒は2種以上の混合物でもよい。合
成時の単量体の仕込み濃度は、0〜80重量%が好まし
い。
【0014】重合開始剤としては、通常の過酸化物また
はアゾ化合物、例えば、過酸化ベンゾイル、アゾイソブ
チルバレノニトリル、アゾビスイソブチロニトリル、ジ
−t−ブチルペルオキシド、t−ブチルペルベンゾエー
ト、t−ブチルペルオクトエート、クメンヒドロキシペ
ルオキシドなどが用いられ、重合温度は、50〜140
℃、好ましくは70〜140℃である。得られる重合体
の好ましい平均重量分子量は、重合体(A)、重合体
(B)共に、2,000〜100,000である。
【0015】本発明において、組成物中の架橋性の官能
基の架橋を促進させるために、種々の架橋剤、及び架橋
触媒を添加してよい。代表的な架橋剤、架橋触媒として
は、t−ブチルヒドロペルオキシド、1,1,3,3−
テトラメチルブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロ
ペルオキシド、ジイソプロピルベンゼンヒドロペルオキ
シド、シクロヘキサノンペルオキシド、メチルシクロヘ
キサノンペルオキシド、3,3,5−トリメチルペルヘ
キサノンペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシド、
ジクミルペルオキシド、ジアセチルペルオキシド、ジプ
ロピオニルペルオキシド、ジイソブチリルペルオキシ
ド、ジオクタノイルペルオキシド、ジデカノイルペルオ
キシド、ジラウロイルペルオキシド、ベンゾイルペルオ
キシド、2,2−ジ−t−ブチルペルオキシブタン、t
−ブチルペルオキシイソプロピルカルボナートアセチル
アセトンペルオキシドなどの有機過酸化物、ヘキサメチ
ロール化メラミン、ヘキサメトキシメチル化メラミン、
ヘキサブトキシメチル化メラミンなどのアルキロール基
またはアルコキシ基を有するメラミン系化合物、シアヌ
ール酸、アンメリド、メラミン、ベンゾグアナミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、ジアミノピ
リジン、ベンゾグアナミン樹脂、メタノール変性メラミ
ン樹脂、尿素樹脂などのアミノ樹脂、
【0016】ヒドラジン、ADHなどのヒドラジン系化
合物、エチレンジアミン、プロパンジアミン、ブタンジ
アミン、ペンタンジアミン、ヘキサンジアミン、ジアミ
ノオクタン、ジアミノデカン、ジアミノドデカン、2,
5−ジメチル−2,5−ヘキサメチレンジアミン、ポリ
オキシプロピレンジアミン、ジエチレントリアミン、ト
リエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミンなど
の直鎖状ジアミン、メンセンジアミン、イソホロンジア
ミン、ビス(4−アミノ−3−メチルジシクロヘキシ
ル)メタン、ジアミノジシクロヘキシルメタン、3,9
−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,10−テ
トラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、1,4−ビス
(2−アミノ−2−メチルプロピル)ピペラジン、m−
キシレンジアミン、ポリシクロヘキシルポリアミン、ビ
ス(アミノメチル)ビシクロ[2・2・1]ヘプタン、
メチレンビス(フランメタンアミン)などの環状ジアミ
ン1,6−ヘキサメチレンジアミン、トリエチレンテト
ラミン、テトラエチレンペンタミン、ジエチレントリア
ミンなどのポリアミン、
【0017】トルイレンジイソシアネート、ナフチレン
−1,5−ジイソシアネート、o−トルイレンジイソシ
アネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリメ
チルヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、m−キシレ
ンジイソシアネート、p−キシレンジイソシアネート、
リジンジイソシアネート、水添4,4’−ジフェニルメ
タンジイソシアネート、水添トリレンジイソシアネート
などのジイソシアネート、あるいは、これらとグリコー
ル類またはジアミン類との両末端イソシアネートアダク
ト体、トリフェニルメタントリイソシアネート、ポリメ
チレンポリフェニルイソシアネート、コロネートLなど
の多価イソシアネート、
【0018】シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル
酸、ヘキサン二酸、クエン酸、マレイン酸、メチルナデ
ィク酸、ドデセニルコハク酸、セバシン酸、ピロメリッ
ト酸、ヘキサヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸な
どのジカルボン酸、及びこれらの酸無水物 グリシン、アラニンなどのアミノ酸および、そのラクタ
ム、クエン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、6 −ヒド
ロキシペンタン酸などのヒドロキシカルボン酸およびそ
のラクトン、グリオキザル、テレフタルアルデヒドなど
のジアルデヒド、1,4−ブタンジオール、2,3−ブ
タンジオール、などのジオール、1,1,1−トリメチ
ロールプロパンエチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、グリセリン、エリスリトール、アラビトール、キ
シリトール、ソルビトール、ズルシトール、マンニトー
ル、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン、グアヤコ
ール、ヘキシルレゾルシン、ピロガロール、トリヒドロ
キシベンゼン、フロログルシン、ジメチロールフェノー
ルなどの多価アルコール、または多価フェノール系化合
物、またはこれらのアルコキシ変性物、
【0019】エチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリ
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピ
レングリコールジグリシジルエーテル、トリプロピレン
グリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコ
ールジグリシジルエーテル、1、6ーヘキサンジオール
ジグリシジルエーテル、フタル酸ジグリシジルエステル
などのビスエポキシ化合物、油化シェルエポキシ社製、
商品名エピコート801、802,807,815,8
27,828,834,815X,815XA1、82
8EL,828XA、1001、1002、1003、
1055、1004、1004AF、1007、100
9、1010、1003F、1004F,1005F,
1100L,834X90,1001B80,1001
X70,1001X75,1001T75,5045B
80,5046B80,5048B70,5049B7
0、5050T60、5050、5051、152、1
54、180S65,180H65,1031S,10
32H60、604、157S70などのエポキシ樹
脂、
【0020】ピロりん酸、亜りん酸エチル、ビスフェノ
ールA変性ポリりん酸、亜りん酸トリフェニルなどのり
ん化合物、りん酸ジクロリド化合物、アルミニウムトリ
アセチルアセトネート、鉄トリアセチルアセトネート、
マンガンテトラアセチルアセトネート、ニッケルテトラ
アセチルアセトネート、クロムヘキサアセチルアセトネ
ート、チタンテトラアセチルアセトネート、コバルトテ
トラアセチルアセトネートなどの金属錯化合物、アルミ
ニウムエトキシド、アルミニウムプロポキシド、アルミ
ニウムブトキシド、チタンエトキシド、チタンプロポキ
シド、チタンブトキシドなどの金属アルコキシド、酢酸
ナトリウム、オクチル酸錫、オクチル酸鉛、オクチル酸
コバルト、オクチル酸亜鉛、オクチル酸カルシウム、ナ
フテン酸鉛、ナフテン酸コバルト、ジブチル錫ジオクテ
ート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫マレートジ
ブチル錫ジ(2−エチルヘキソエート)などの金属塩化
合物、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、p−トルエンスルホ
ン酸、トリクロロ酢酸、リン酸、モノアルキルリン酸、
ジアルキルリン酸、β−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレートのリン酸エステル、モノアルキル亜リン酸、ジ
アルキル亜リン酸などの酸性化合物、
【0021】p−トルエンスルホン酸、無水フタル酸、
安息香酸、ベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスル
ホン酸、ギ酸、酢酸、イタコン酸、シュウ酸、マレイン
酸などの酸及びそれらのアンモニウム塩、低級アミン
塩、多価金属塩、水酸化ナトリウム、リチウムクロライ
ド、ジエチル亜鉛、テトラ(n−ブトキシ)チタン、な
どの有機金属化合物、ジシクロヘキシルアミン、トリエ
チルアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、N,
N,N’,N’−テトラメチル−1,3−ブタンジアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、シク
ロヘキシルエチルアミンなどのアミン類などが挙げられ
る。
【0022】これらの架橋剤、架橋触媒の中で、加水分
解性シリル基を有する単量体(b)を用いた場合は、金
属錯化合物、金属アルコキシド、金属塩化合物、酸性化
合物などの使用が好ましい。特に、ジブチル錫ジアセテ
ート、ジブチル錫ジオクテート、ジブチル錫ジラウレー
ト、ジブチル錫ジマレートなどの錫化合物およびp−ト
ルエンスルホン酸などの使用が好ましい。また、カルボ
キシル基を有する単量体(b)を用いた場合は、フェノ
ール樹脂、アミノ樹脂、ジアミン、ポリアミン、ジイソ
シアネート、ビスエポキシ化合物、エポキシ樹脂、、酸
及びそれらのアンモニウム塩、低級アミン塩、多価金属
塩などの使用が好ましい。
【0023】また、イソシアノ基を有する単量体(b)
を用いた場合は、ヒドラジン系化合物、ジアミン類、ジ
カルボン酸およびその無水物、ジオール、多価アルコー
ルまたは多価フェノール系化合物、ビスエポキシ化合
物、エポキシ樹脂、アミン類、金属塩化合物などの使用
が好ましい。また、エポキシ基を有する単量体(b)を
用いた場合は、ジカルボン酸およびその無水物、多価ア
ルコールまたは多価フェノール系化合物、またはこれら
のアルコキシ変性物、アミノ樹脂、ジイソシアネート、
多価イソシアネート、アミノ酸および、そのラクタム、
ヒドロキシカルボン酸およびそのラクトン、ジアミン、
ポリアミン、有機金属化合物、アミン類などの使用が好
ましい。また、N−メチロール基または、N−アルコキ
シメチル基を有する単量体(b)を用いた場合は、ジカ
ルボン酸、アルキロール基またはアルコキシ基を有する
メラミン系化合物、アミノ樹脂系化合物、酸、およびそ
れらのアンモニウム塩、低級アミン塩、多価金属塩など
の使用が好ましい。
【0024】また、ヒドロキシル基を有する単量体
(b)を用いた場合は、アミノ樹脂、ジアミン、ポリア
ミン、ジイソシアネート、酸無水物、ジアルデヒド、ビ
スエポキシ化合物、エポキシ樹脂、りん化合物、りん酸
ジクロリド化合物、酸性化合物、酸及びそれらのアンモ
ニウム塩、低級アミン塩、多価金属塩、などの使用が好
ましい。これらの架橋剤、架橋触媒の総使用量は樹脂組
成物100重量%に対して0.01〜200重量%、好
ましくは0.1〜100重量%の範囲である。また、こ
れらの架橋剤、架橋触媒は2種類以上使用してもよい。
【0025】本発明においては、必要に応じ本発明によ
る効果を妨げない範囲で、充填剤、チクソトロピー付与
剤、着色顔料、体質顔料、染料、老化防止剤、酸化防止
剤、帯電防止剤、難燃剤、熱伝導性改良剤、可塑剤、ダ
レ防止剤、防汚剤、防腐剤、殺菌剤、消泡剤、レベリン
グ剤、硬化剤等の各種の添加剤を添加してもよい。
【0026】本発明の検査、医療用ガラスの塗料は、重
合体(A)、重合体(B)および必要に応じて各種の添
加剤を溶剤に混合溶解して得られる。溶剤は、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール、エチレン
グリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチ
ルエーテルなどのアルコール類、アセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン
などのケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エ
チレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテルなどのエーテル類、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタンなどの炭化水素類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クメンなどの芳香族類、酢酸エチル、酢
酸ブチルなどのエステル類などの内から樹脂の組成に応
じて使用する。溶剤は2種以上の用いてもよい。
【0027】混合方法に特に限定はないが、通常は、重
合時に使用した重合体溶液をそのまま混合し、攪拌羽
根、振とう攪拌機、回転攪拌機などで攪拌すればよい。
塗工性などの向上のために、さらに溶媒を追加したり、
濃縮してもよい。また、重合体(A)と重合体(B)の
混合比率は、含フッ素単量体(a)が、重合体(A)と
重合体(B)の合計の0.1〜10重量%となるように
することが好ましい。0.1重量%より小さい場合は、
充分な撥水効果が得られず、10重量%より大きい場合
は、充分な塗膜硬度が得られず、また、コストも高くな
る。こうして得られた塗料は、ガラス容器に塗布され
る。塗布方法には特に限定されないが、浸漬塗装、吹き
付け塗装などで塗布ができる。塗装された塗料は、風乾
または30〜220℃で数秒〜数週間加熱することによ
り、強靱な塗膜を得ることができる。
【0028】
【実施例】次に本発明の実施例について更に具体的に説
明する。なお実施例中の部数はすべて重量部を示してい
る。また合成はすべて窒素雰囲気下で行った。 実施例1〜11の合成法 冷却管、攪拌装置、温度計、窒素導入管を備えた4つ口
フラスコを用意して、A成分、B成分それぞれ別々に、
表1に示した配合比に基づいて仕込み、溶媒として酢酸
エチルを、200部加えた。攪拌しながら80度まで昇温
してアゾビスイソブチロニトリルを1.6 部加えて2 時間
重合反応を行い、さらにアゾビスイソブチロニトリル0.
4 部を加えて2 時間重合を行いポリマー溶液を得た。
【0029】このようにして得られた、A成分のポリマ
ー溶液に、架橋剤、架橋触媒を加えた。また実施例8以
降では、A成分のポリマー溶液に対して、B成分のポリ
マー溶液を、固形分換算で1:99の割合で混合した。架橋
剤、架橋触媒として表2に示した化合物を、溶液の固形
分に対して表2に示した割合で加え、さらに酢酸エチル
を加えて固形分2% の塗液を得た。この塗液を10ml
のガラス容器に満たし、逆さまにして10分ほど放置し
て、内面がコーティングされたガラス容器を得た。この
内面をコーティングをしたガラス容器に、滅菌のため2
00℃3時間レトルト処理を行い、その後、酵素の付着
試験を行った。酵素はアピラーゼを用い、塗料を塗布し
たガラス瓶中で保存のち、ATPの加水分解量を測定
し、保存前の状態を100としたときの酵素活性を評価
した。比較例として何もコーティングしていないガラス
容器を、同様にレトルト処理して酵素の付着試験を行っ
た。結果を表3に示す。
【0030】
【表1】
【0031】 表2 ────────────────────────────────── サンプル 架橋剤、架橋触媒 添加量(対固形分) ────────────────────────────────── 実施例1 パラトルエンスルホン酸 1% 実施例2 パラトルエンスルホン酸 1% 実施例3 オクチル酸スズ 1% エピコート828 60% 実施例4 オクチル酸スズ 1% ヘキサメチレングリコール 19% 実施例5 オクチル酸スズ 1% アジピン酸 25% 実施例6 パラトルエンスルホン酸 1% 実施例7 オクチル酸スズ 1% ヘキサメチレンジイソシアネート 25% 実施例8 パラトルエンスルホン酸 1% 実施例9 パラトルエンスルホン酸 1% 実施例10 オクチル酸スズ 1% エチレンジアミン 2 0% ──────────────────────────────────
【0032】 表3 ────────────────────────────────── 実施例 酵素活性(保存前を100とする) 20時間後 100時間後 ────────────────────────────────── 1 88 85 2 86 82 3 88 84 4 85 82 5 83 81 6 85 82 7 87 83 8 83 80 9 88 85 10 86 83 比較例 42 14 ──────────────────────────────────
【0033】
【発明の効果】本発明の塗料を使用することにより、酵
素の付着による感度低下が非常に少なく、長時間安定に
使用できる、酵素などの付着が起きにくい検査、医療用
ガラスの塗料が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61L 2/16 A61L 2/16 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素炭素不飽和二重結合とパーフルオロ
    アルキル基を有する含フッ素単量体(a)20〜80重
    量%、および炭素炭素不飽和二重結合と架橋性の官能基
    を有する単量体(b)80〜20重量%、および(a)
    と(b)以外の炭素炭素不飽和二重結合を有する単量体
    (c)0〜50重量%からなる重合体(A)からなるこ
    とを特徴とする検査、医療用ガラスの塗料。
  2. 【請求項2】 上記重合体(A)、および炭素炭素不飽
    和二重結合と架橋性の官能基を有する単量体(b)20
    〜100重量%と、(a)と(b)以外の炭素炭素不飽
    和二重結合を有する単量体(c)0〜80重量%との重
    合体(B)とからなり、全塗料中に占める含フッ素単量
    体(a)の割合が、0.1〜10重量%であることを特
    徴とする請求項1記載の検査、医療用ガラスの塗料。
  3. 【請求項3】 炭素炭素不飽和二重結合と架橋性の官能
    基を有する単量体(b)の架橋性の官能基が、加水分解
    性シリル基、カルボキシル基、イソシアノ基、エポキシ
    基、N−メチロール基、N−アルコキシメチル基または
    ヒドロキシル基から選ばれる少なくとも1種の官能基で
    ある請求項1記載の検査、医療用ガラスの塗料。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6451717B1 (en) 1999-12-14 2002-09-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company Highly durable oil/water repellents for textiles

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