JPH0924142A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH0924142A
JPH0924142A JP7176299A JP17629995A JPH0924142A JP H0924142 A JPH0924142 A JP H0924142A JP 7176299 A JP7176299 A JP 7176299A JP 17629995 A JP17629995 A JP 17629995A JP H0924142 A JPH0924142 A JP H0924142A
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prize balls
symbol game
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JP7176299A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
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Ace Denken KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】CD−ROMに記録された複数の図柄遊技の内
容の中から所望の遊技内容を適宜選択して実行できると
共に、かかる選択に応じて賞出球の数も変更されるか
ら、遊技者のスリルと興奮を持続させ、極めて興趣に富
む遊技機を提供すること。 【構成】特定入賞口13への入賞に基づき図柄遊技の内
容が表示される可変表示手段20と、図柄遊技の内容が
複数種類記録されたCD−ROM60と、CD−ROM
60から所望の図柄遊技の内容を選択指定する遊技選択
手段61と、遊技選択手段61で選択指定された特定の
図柄遊技を実行し、その表示の結果が所定条件を満たし
た際に特別価値を発生させ、かつ選択指定された各図柄
遊技に応じて、球の入賞に基づきその都度払い出される
賞出球の数、及び特別価値により払い出される賞出球の
総数を変更可能な遊技管理手段50とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤面上に打ち
出された球の入賞に基づき、遊技者に所定数の賞出球を
払い出すと共に、所定条件下にて遊技者が多数の賞出球
を獲得し得る特別価値が発生する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機としては、例えば、遊技盤
面上の略中央に液晶画面等からなる可変表示手段を備
え、その表示図柄がある一定の組合せになった場合に、
遊技者に有利な特別価値を発生させるパチンコ機が知ら
れており、これは一般に第1種遊技機(フィーバー機)
と称されている。
【0003】かかる第1種遊技機は、通常は遊技盤面に
ある特定入賞口への球の入賞に基づき、可変表示手段に
各種図柄がスクロール表示され、スクロール停止後に表
示された図柄が一定の組合わせになると大当りとなり、
アタッカーが開閉動作を一定時間繰り返すことで、通常
の遊技状態より相対的に入賞容易な特別価値を一時的に
発生させていた。
【0004】ここで可変表示手段における各種図柄の表
示態様や、アタッカーの開閉動作の制御は、IC、CP
U、ROM、RAM等からなる電子制御手段によって実
現されている。近年、前述したようなパチンコ機におい
ては、遊技性が高く、また迫力および面白味がある遊技
を実現できることが望まれており、そのためにコンピュ
ータを応用した電子制御手段が多用されている。
【0005】このようにコンピュータを応用した電子制
御手段においては、パチンコ機の可変表示手段に表示さ
れる図柄遊技の内容がROM等の不揮発性メモリに固定
的に記録されていた。また、各パチンコ機は、前記電子
制御手段を基に決められる機種毎に、その図柄遊技の内
容は限られており、更に、前記特定入賞口やアタッカー
を含む各種入賞口への入賞に基づき、遊技者に払い出さ
れる賞出球数は、例えば、7個または15個等という具
合に画一的に予め設定されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来のコンピュータを応用した電子制御手段を
用いたパチンコ機(遊技機)では、その可変表示手段に
表示される図柄遊技の内容がROM等の不揮発性メモリ
に固定的に記録され、直接遊技機本体に組み込まれてフ
ァームウェアー化されいるので、遊技機自体高価なもの
となってしまうという問題点があった。
【0007】それにも関わらず、各遊技機では、その機
種を規定する一定内容の図柄遊技のみが繰り返され、し
かも、各入賞口への球の入賞に基づき、遊技者に払い出
される賞出球の数も何ら変化することがなく、遊技内容
が画一的であるため、次第に新鮮味に乏しくなり、興趣
にも欠け易いという傾向があった。
【0008】そのため、遊技業界では、顧客吸引のため
に1年に2〜3回程度、斬新性が高く、また迫力及び面
白味がある新たな遊技内容を備えた遊技機に入れ替るこ
とが慣習となっている。かかる場合、ファームウェアー
化された電子制御手段を用いた高価な遊技機を入替るこ
とは遊技店にとって多大な経済的負担を強いられるとい
う問題点があった。
【0009】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、CD−ROMに記録
された複数の図柄遊技の内容の中から所望の遊技内容を
適宜選択して実行できると共に、かかる選択に応じて賞
出球の数も変更でき、遊技者のスリルと興奮を持続さ
せ、極めて興趣に富む遊技機を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、先ず、請求項1記
載の発明では、遊技盤面(12)上に打ち出された球の
入賞に基づき、遊技者に所定数の賞出球を払い出すと共
に、所定条件下にて遊技者が多数の賞出球を獲得し得る
特別価値が発生する遊技機(10)において、特定入賞
口(13)への入賞に基づき、一連の図柄の変化により
演出される図柄遊技の内容が目視可能に表示される可変
表示手段(20)と、前記図柄遊技の内容が複数種類記
録され、各図柄遊技の進行状況に応じて随時読み出し可
能なCD−ROM(60)と、前記CD−ROM(6
0)から遊技者が所望の図柄遊技の内容を選択指定する
ための遊技選択手段(61)と、前記遊技選択手段(6
1)で選択指定された特定の図柄遊技を実行し、その内
容を前記可変表示手段(20)に表示させ、該表示の結
果が予め定めた所定条件を満たした際に前記特別価値を
発生させ、かつ選択指定された各図柄遊技に応じて、球
の入賞に基づきその都度払い出される賞出球の数、及び
前記特別価値により払い出される賞出球の総数を少なく
とも変更可能な遊技管理手段(50)と、を具備して成
ることを特徴とする遊技機(10)に存する。
【0011】次に、請求項2記載の発明では、遊技盤面
(12)上に、通常は閉じた状態にある可変入賞口(3
0)を備え、前記可変表示手段(20)における図柄遊
技の表示結果が所定条件を満たした際、前記可変入賞口
(30)が所定回数開閉を繰り返すことで前記特別価値
が発生し、前記可変入賞口(30)の開閉回数が少なく
とも、前記遊技管理手段(50)により各図柄遊技の種
類に応じて変更されるように構成したことを特徴とする
請求項1記載の遊技機(10)に存する。
【0012】本発明の作用を説明すると、請求項1に係
る遊技機(10)によれば、複数種類の図柄遊技の内容
が記録されているCD−ROM(60)から、遊技選択
手段(61)によって所望する特定の図柄遊技の内容を
選択指定することができる。
【0013】遊技中にて、遊技盤面(12)上に打ち出
された球が特定入賞口(13)へ入賞すると、それに基
づき遊技管理手段(50)からの指令により、可変表示
手段(20)には、選択指定された特定の図柄遊技にお
ける一連の図柄の変化が目視可能に表示される。
【0014】従って、遊技者は一つの遊技機(10)に
て、様々な種類の遊技を楽しむことができ、しかも、遊
技店にとっては、ファームウェアー化された電子制御手
段を用いた高価な遊技機本体は交換することなく、ソフ
ト(CD)の入れ換えだけで、安価かつ容易に遊技内容
を一新したり、多様化させることができる。
【0015】また、前記可変表示手段(20)での表示
の結果が、予め定められた所定条件を満たすと、遊技管
理手段(50)からの指令により特別価値が発生し、遊
技者は多数の賞出球を一時に獲得することができる。か
かる特別価値により払い出される賞出球の総数や、各種
入賞口へ球が入った際その都度払い出される賞出球の数
は、その時に選択指定されている各図柄遊技に応じて適
宜変更される。
【0016】それにより、前記可変表示手段(20)で
の図柄遊技による視覚的な面白さだけではなく、賞出球
の数の変化によって、実質的にも遊技の内容が多様化さ
れて、より一層と遊技における興趣を高めることができ
る。
【0017】請求項2に係る遊技機(10)によれば、
前記可変表示手段(20)における図柄遊技の表示結果
が所定条件を満たした際、前記可変入賞口(30)が所
定回数開閉を繰り返すことで前記特別価値が発生する。
可変入賞口(30)は、一般的に他の入賞口に比べて大
きく形成されており、開いた状態にあれば容易に球を入
賞させることができる。
【0018】この可変入賞口(30)の開閉回数は、前
記遊技管理手段(50)により各図柄遊技に応じて変更
されるため、遊技者は明確に特別価値としての賞出球の
総数の変化を認識でき、各図柄遊技の内容と合せて多様
な遊技形態を実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一の
実施の形態を説明する。図1〜図4は一の実施の形態に
係る遊技機10を示している。遊技機10は、図2に示
すように、遊技者がハンドル11を回転操作することに
より遊技盤面12上にパチンコ球を打ち出し、かかる打
球の入賞を競い楽しむパチンコ機であり、図1に示すよ
うに、可変表示手段20と、CD−ROM60と、遊技
選択手段61、それに遊技管理手段50等を具備して成
る。
【0020】この遊技機10としてのパチンコ機は、球
が特定入賞口13へ入賞すると遊技管理手段50からの
信号に基づき、可変表示手段20に一連の図柄の変化に
よって演出される図柄遊技が目視可能に表示され、その
表示結果が予め定められた大当り態様(所定条件)とな
ると、可変入賞口30により特別価値(大当りと称す
る。)が発生する機種である。なお、本発明に係る遊技
機は通常のパチンコ機の他に、遊技媒体として球を使う
各種ゲーム機(例えばアレンジボール機等)にも適用で
きるものである。
【0021】図1に示すように、遊技盤面12の中央部
には可変表示手段20がメイン役物として配設されてお
り、その下方には特定入賞口13が配設され、更にその
下方には可変入賞口30が配設されている。また、可変
表示手段20の上方には保留表示手段40が配設されて
いる。その他、遊技盤面12の適所には、球を弾く数多
の障害釘や各種役物、それに各種入賞口やアウト口等が
配設されている。
【0022】また、後述する遊技管理手段50やCD−
ROM60(図1参照)は遊技盤面12の裏側等の機体
内に取り付けられている。遊技機10の本体下部には、
遊技に供するパチンコ球を入れる前皿18や、この前皿
18から溢れる球を受ける下皿19が設けられている。
更に、ハンドル11の傍らには、遊技選択手段61が遊
技者が自由に操作できるように設けられている。なお、
遊技選択手段61は遊技者自由に委ねることなく、遊技
店側でのみ操作できるように構成してもよいものであ
る。
【0023】特定入賞口13は、一般に始動チャッカー
と称されるものであり、図1に示すように、球の入賞を
検知する入賞検知スイッチ13aを備えている。かかる
入賞検知スイッチ13aは入賞球を検知してONになる
と、入賞信号を遊技管理手段50に出力すべく該遊技管
理手段50に接続されている。入賞検知スイッチ13a
としては、例えば光センサ、近接センサ、或は磁気セン
サ等の各種センサにより構成すればよい。
【0024】可変表示手段20は、特定入賞口13への
入賞に基づき、図柄遊技の内容が目視可能に表示される
ものであり、具体的にはカラー液晶ディスプレイから成
る。カラー液晶ディスプレイの種類としては、代表的な
ものにSTN(単純マトリクス)方式やTFT(アクテ
ィブマトリクス)方式がある。STN方式では、TFT
方式に比して安価だが、コントラストが低く真正面でな
いと見えずらい。一方のTFT方式ではにじみが少なく
シャープな画面になるが高価となる。
【0025】可変表示手段20としてのカラー液晶ディ
スプレイは、前記何れかの方式を任意に選択すればよ
い。ただし可変表示手段20はカラー液晶ディスプレイ
に限られるものではなく、モノクロ液晶ディスプレイは
もちろんのこと、その他、蛍光表示管やブラウン管(C
RT)等を用いて構成してもよい。このような可変表示
手段20の画面上にて、遊技管理手段50からの信号に
基づき図柄遊技が実行されるように構成されている。
【0026】ここで図柄遊技とは、遊技管理手段50か
らの指令に基づき一連の図柄の変化表示により演出され
るものであり、その表示結果が予め定められた大当り態
様となった、すなわち所定条件を満たした場合に、遊技
者に有利な特別価値の発生を導くという視覚的なゲーム
である。かかる図柄遊技の内容は、CD−ROM60に
複数種類記録されている。複数種類の図柄遊技の内容
は、遊技を進行するためのソフトウェアであって、遊技
制御プログラムと遊技の進行中に用いる遊技画像や遊技
効果音等の制御データである。
【0027】具体的な図柄遊技の内容としては、一般的
な図柄合わせ遊技の他、トランプ遊技、花札遊技、サイ
コロ遊技、双六遊技、あみだくじ遊技、スポーツを模し
たサッカー、野球、バレーボール等の遊技、競馬遊技、
競艇遊技、競輪遊技、麻雀遊技、野球牽遊技、シューテ
ィング遊技、レーシング遊技、格闘を模したボクシン
グ、プロレス、空手等の遊技、宝探し遊技、ロールプレ
ーイングRPG遊技、ポーカー遊技、ルーレット遊技、
アレンジボール遊技、雀球遊技等、多種多様な図柄によ
る様々なストーリーの展開を設定すればよい。
【0028】図1に示すCD−ROM60は、各図柄遊
技の進行状況に応じて、その内容を随時読み出し可能な
ものである。CD−ROM60は、前述した複数種類の
図柄遊技の内容が予め記憶され、遊技の進行状況に応じ
て随時読み出せるように、遊技選択手段61と遊技管理
手段50とに接続されて成る。すなわち、CD−ROM
60には、複数種類の図柄遊技の内容の遊技制御プログ
ラムと制御データが、tiff,GIF,PBM等の格
納フォーマットに従って予め記憶されている。更に、複
数種類の図柄遊技の内容の遊技制御プログラムと制御デ
ータは、圧縮伸張形式例えば、MPEG,JPEGで記
録されていてもよい。
【0029】遊技選択手段61は、前記CD−ROM6
0から遊技者が所望の図柄遊技の内容を選択指定するた
めのものであり、CD−ROM60に接続されて成る。
遊技選択手段61は、通常用いられている光学読取式の
CD−ROMドライブを用いている。CD−ROMドラ
イブにおいてはマイクロプロセッサーをベースとしたコ
ンピュータ制御によって、所望の図柄遊技の内容の選択
指定、読み出し、圧縮伸張処理を実現している。
【0030】また、該マイクロプロセッサーは、システ
ムバスおよびデータバスを介してCD−ROM60に接
続されている。遊技者自身または遊技店の管理者は、キ
ーボード等の入力手段を用いシステムバスおよびデータ
バスを介してCD−ROM60から所望の図柄遊技の内
容を選択指定し読み出して、読み出した遊技内容をシス
テムバスおよびデータバスを介して遊技管理手段50へ
転送すべく設定されている。
【0031】図1に示す遊技管理手段50は、前記可変
入賞口30等の各役物の動作を制御する遊技制御部50
aと、前記可変表示手段20の表示内容を制御する表示
制御部50bとから成る。遊技制御部50aや表示制御
部50bは、それぞけCPU,ROM,RAMを含むマ
イクロコンピューターから成り、遊技制御部50aと表
示制御部50bとはデータ・バス等を介して互いに連結
されている。遊技管理手段50には、前述した入賞検知
スイッチ13a、可変表示手段20、CD−ROM60
の他、後述する可変入賞口30、賞出球計数機70、保
留表示手段40等が各種信号を送受可能に接続されてい
る。
【0032】遊技管理手段50の遊技制御部50aは、
少なくとも「入賞検知スイッチ13aから入賞信号を入
力した際、図柄遊技や特別価値の実行中であるか否かを
判断し、実行中であれば新たな図柄遊技の実行を一時保
留して保留表示手段40に信号を出力する一方、実行中
でなければ、表示制御部50bに信号を出力して予め選
択指定された図柄遊技を実行させる」機能や、「図柄遊
技の表示結果が、次述する表示制御手段50bにより大
当り態様である判断された場合、可変入賞口30に駆動
信号を出力して特別価値を発生させる」機能等を有して
いる。
【0033】更に遊技制御部50aは、「球の入賞や特
別価値の発生に基づき賞出球計数機70に信号を出力
し、選択指定された各図柄遊技に応じて定められている
所定数の賞出球を払い出させると共に、各図柄遊技に応
じて賞球数を変更設定する」機能も有している。
【0034】一方、表示制御部50bは、主として前記
遊技制御部50aからの信号に応じて可変表示手段20
に対し信号を出力し、予めCD−ROM60から選択指
定された図柄遊技を進行展開するための一連の図柄を表
示させる」機能等を有している。なお、遊技管理手段5
0には、音声発生手段にも接続されてる。かかる音声発
生手段は、特定入賞口13に入賞したときや、図柄遊技
にて準当り(いわゆるリーチ状態)になったした時や、
大当りに到達したとき、各々に見合った音楽・音声を発
して、スピーカーを介して遊技者に聞かせるものであ
る。
【0035】可変入賞口30は遊技者に有利な特別価値
を発生させる手段であり、図1に示すように、開閉する
アタッカー31とその駆動手段たるソレノイド32とを
具備して成る。可変入賞口30は、前述した遊技管理手
段50からの価値発生信号に基づき、アタッカー31が
所定時間(例えば29秒)に亘って開いた後、短時間
(例えば2〜3秒)だけ閉じるような特別価値の発生動
作を所定ラウンド回数(例えば16回)まで続けるよう
に設定されている。かかる可変入賞口30の開閉回数と
してのラウンド数は、前記遊技管理手段50により各図
柄遊技の種類に応じて変更されるように設定されてい
る。詳しくは後述する。
【0036】また、可変入賞口30の内部には、各種セ
ンサ等から成る入賞球計数器33が設けられている。か
かる入賞球計数器33も遊技管理手段50に接続され、
各ラウンド毎に可変入賞口30へ入賞した球数表示(図
示せず)が可変表示手段20の一部に表示されるように
なっている。なお、特別価値の発生しているラウンド中
において、その所定時間が経過する前であっても、入賞
球計数器33により所定数(例えば10個)の入賞球が
計数された時点で可変入賞口は閉じるように設定されて
いる。
【0037】図1に示す賞出球計数機70は、特定入賞
口13や可変入賞口30等の入賞口に球が入ると、前記
遊技管理手段50からの指令に基づき所定数の賞出球を
払い出す装置である。賞出球計数機70は、遊技盤面1
2の裏側等の機体内に取り付けられている。ここで賞出
球の数や前記ラウンド数は、前述した各図柄遊技毎に予
め定められている。すなわち、各図柄遊技に応じて、球
の入賞に基づきその都度払い出される賞出球の数、及び
特別価値により払い出される賞出球の総数は変更される
ようになっている。
【0038】具体的には図3に示すように、例えば図柄
遊技の内容がトランプ遊技の場合、賞出球の数は特定入
賞口13に入れば7個、可変入賞口30では15個であ
り、特別価値のラウンド数は16であり、また、サイコ
ロ遊技の場合、賞出球の数は特定入賞口13に入れば5
個、可変入賞口30では14個であり、特別価値のラウ
ンド数は15であるという具合に多種設定されている。
【0039】前記トランプ遊技における特別価値発生に
よる賞出球の総数は、1ラウンド中に可変入賞口30に
入り得る10個(と制限されている)の入賞球につき、
それぞれ15個の賞出球が払い出されるから合計150
個の賞出球が払い出され、これが16ラウンド繰り返さ
れるから総計で150×16=2,400個の賞出球が
払い出されるようになっている。同様にサイコロ遊技に
おける特別価値発生による賞出球の総数は、10×14
×15=2,100個の賞出球が払い出されるようにな
っている。以上の賞出球の設定数は単なる一例であっ
て、適宜自由に設定することができるものである。
【0040】図1に示すように保留表示手段40は、前
述した図柄遊技の進行から特別価値の発生終了までの間
に、新たに特定入賞口13に球が入賞した際、未実行と
なる図柄遊技の権利保留回数を表示するものである。こ
の保留表示手段40は、遊技管理手段50からの保留表
示信号に基づき、該遊技管理手段50に記憶された前記
権利保留回数を表示するよう設定されている。
【0041】更に詳しく言えば保留表示手段40は、図
2に示すように4個の表示ランプ41,41…を有し、
未実行の図柄遊技の権利は4つまで保留可能となってい
る。すなわち、権利保留回数に相当する数の表示ランプ
41が点灯すべく制御されるものである。なお、保留さ
れていた図柄遊技が実行された場合、その実行回数が前
記権利保留回数から減算されて遊技管理手段50に更新
記憶され、その回数が保留表示手段40に新たに表示さ
れるようになっている。また、権利が最高値の4つまで
保留されている状態では、再度、特定入賞口13に球が
入っても、この入賞により発生すべき権利は破棄される
ように設定されている。
【0042】次に遊技方法について説明する。遊技者は
遊技をするに先立ち、或は遊技店の管理者は閉店後等、
図柄遊技の内容を選択するに際して(図4、ステップ
1)、遊技選択手段61に設けられたキーボード等の入
力手段を用いてCD−ROM60から所望の図柄遊技を
選択指定して読み出し、その読み出した図柄遊技を遊技
管理手段50の表示制御部50bへ転送することが可能
である。
【0043】すなわち、CD−ROM60に記録された
複数の図柄遊技の中から所望の図柄遊技を適宜選択して
実行できる。このような遊技機10によれば、図柄遊技
の内容の変更に際して、ファームウェアー化された電子
制御手段を用いた高価な遊技機10本体は交換すること
なく使用できるので、経済的であり、遊技場の経済的負
担が軽減できる。
【0044】更に、後述する特別価値により払い出され
る賞出球の総数や、各種入賞口へ球が入った際その都度
払い出される賞出球の数も、選択指定された各図柄遊技
に応じて適宜変更される。従って、可変表示手段20で
の図柄遊技による視覚的な面白さだけではなく、賞出球
の数の変化により実質的にも遊技の内容が多様化され
て、より一層と遊技における興趣を高めることができ
る。
【0045】実際の遊技過程について言えば、図2にお
いて、遊技者はハンドル11を回転操作することにより
遊技盤面12上に球を打ち出し、かかる打球の各役物等
への入賞を競い楽しむ。遊技の進行中にて遊技盤面12
上の打球が、うまく特定入賞口13に入賞すると(図
4、ステップ2でY)、入賞検知スイッチ13aは入賞
信号を遊技制御部50aに出力する。
【0046】遊技制御部50aが入賞信号を入力した際
に、後述する図柄遊技の進行中、或は特別価値の発生中
でなければ(図4、ステップ3でN)、表示制御部50
bからの表示制御信号に基づき、可変表示手段20の画
面上にて、予め選択指定された特定の図柄遊技が開始さ
れる(図4、ステップ9)。
【0047】また、球が特定入賞口13に入賞しなくて
も(図4、ステップ2でN)、未実行の図柄遊技の稼動
権利が保留されていれば(図4、ステップ4でY)、前
述の如く図柄遊技の進行中、或は特別価値の発生中でな
いことを条件に、新たに図柄遊技が開始される(図4、
ステップ9)。このとき実行された保留権利は、図2に
示す保留表示手段40の表示ランプ41の消灯により減
算表示される。
【0048】図柄遊技の進行中等に特定入賞口13に新
たに球が入賞した場合、遊技制御部50aに記憶されて
いる権利が保留表示手段40に表示し得る最高値4未満
であれば(図4、ステップ6でY)、最高4回まで図柄
遊技の実行権利が保留される(図4、ステップ7)。こ
のときの権利保留回数は、保留表示手段40の表示ラン
プ41の点灯により加算表示される。一方、権利が最高
値の4つまで保留されているの場合(図4、ステップ6
でN)、図柄遊技の実行権利は破棄される(図4、ステ
ップ8)。
【0049】図柄遊技が開始されると、可変表示手段2
0の画面上に所定の内容の一連の図柄が次々と表示され
る。かかる図柄遊技の表示結果が、予め表示制御部50
bに記憶された大当り態様になった場合には(図4、ス
テップ10でY)、遊技制御部50aからの信号に基づ
き、可変入賞口30を成すアタッカー31が、通常の閉
じた状態から所定時間(例えば29秒)に亘り開いた
後、再び短時間(例えば2〜3秒)の間だけ閉じるとい
う動作(1ラウンド)が、1回の特別価値の発生中に
て、図3に例示した如く図柄遊技に対応して定められて
いるラウンド数まで続けられる。
【0050】以上のように、本実施の形態に係る遊技機
10によれば、適宜選択できる図柄遊技による視覚的な
面白さだけではなく、図柄遊技の変更に応じた賞出球の
数の変化によって、実質的にも遊技の内容が多様化され
て、より一層と遊技における興趣を高めることができ
る。
【0051】
【発明の効果】本発明に係る遊技機によれば、CD−R
OMに記録された複数の図柄遊技の内容の中から所望の
遊技内容を適宜選択して実行できると共に、かかる選択
に応じて賞出球の数も変更されるから、遊技者は一つの
遊技機にて、様々な種類の遊技を楽しむことができ、遊
技店にとっては、ファームウェアー化された電子制御手
段を用いた高価な遊技機本体は交換することなく、ソフ
トCDの入れ換えだけで、安価かつ容易に遊技内容を一
新したり、多様化させることができる。更に可変表示手
段での図柄合せ遊技による視覚的な面白さだけではな
く、賞出球の数の変化によって、実質的にも遊技の内容
が多様化されて、より一層と遊技における興趣を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施の形態に係る遊技機のブロッ
ク図である。
【図2】本発明の一の実施の形態に係る遊技機を示す正
面図である。
【図3】本発明の一の実施の形態に係る遊技機での図柄
遊技の種類とこれに対応した賞出球の数等の一例を示す
図表である。
【図4】本発明の一の実施の形態に係る遊技機での遊技
過程を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10…遊技機 13…特定入賞口 20…可変表示手段 30…可変入賞口 40…保留表示手段 50…遊技管理手段 60…CD−ROM装置 61…遊技選択手段 70…賞出球計数機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤面上に打ち出された球の入賞に基づ
    き、遊技者に所定数の賞出球を払い出すと共に、所定条
    件下にて遊技者が多数の賞出球を獲得し得る特別価値が
    発生する遊技機において、 特定入賞口への入賞に基づき、一連の図柄の変化により
    演出される図柄遊技の内容が目視可能に表示される可変
    表示手段と、 前記図柄遊技の内容が複数種類記録され、各図柄遊技の
    進行状況に応じて随時読み出し可能なCD−ROMと、 前記CD−ROMから所望の図柄遊技の内容を選択指定
    するための遊技選択手段と、 前記遊技選択手段で選択指定された特定の図柄遊技を実
    行し、その内容を前記可変表示手段に表示させ、該表示
    の結果が予め定めた所定条件を満たした際に前記特別価
    値を発生させ、かつ選択指定された各図柄遊技に応じ
    て、球の入賞に基づきその都度払い出される賞出球の
    数、及び前記特別価値により払い出される賞出球の総数
    を少なくとも変更可能な遊技管理手段と、 を具備して成ることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】遊技盤面上に、通常は閉じた状態にある可
    変入賞口を備え、前記可変表示手段における図柄遊技の
    表示結果が所定条件を満たした際、前記可変入賞口が所
    定回数開閉を繰り返すことで前記特別価値が発生し、 前記可変入賞口の開閉回数が少なくとも、前記遊技管理
    手段により各図柄遊技の種類に応じて変更されるように
    構成したことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
JP7176299A 1995-07-12 1995-07-12 遊技機 Pending JPH0924142A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000157689A (ja) * 1998-11-30 2000-06-13 Samii Kk パチンコ遊技機
JP2005205103A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Samii Kk 弾球遊技機

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JP2000157689A (ja) * 1998-11-30 2000-06-13 Samii Kk パチンコ遊技機
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