JPH09240525A - クローラ駆動ユニット - Google Patents

クローラ駆動ユニット

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JPH09240525A
JPH09240525A JP8312731A JP31273196A JPH09240525A JP H09240525 A JPH09240525 A JP H09240525A JP 8312731 A JP8312731 A JP 8312731A JP 31273196 A JP31273196 A JP 31273196A JP H09240525 A JPH09240525 A JP H09240525A
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gear
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casing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、走行機構を構成する個々の部品に
ついて,その軸方向,径方向の小型化を図り全体的に小
型の走行機構を達成することにある。 【解決手段】 キャリヤ歯車28を保持する保持部分お
よびこの保持部分から軸心方向に延出する他の保持部分
46を油圧モータ11のケーシング13の端面とほぼ同
一平面とし,他の保持部分の油圧モータ11のケーシン
グ13に対向する部分に,凹所47を形成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,建設機械の産業分
野に広く用いられる走行駆動装置に関する。建設機械の
中でも,特に油圧ショベルの走行装置に代表されるクロ
ーラによって走行する建設機械の駆動装置として利用さ
れるものである。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル150は,その全体を図5
に示す様に,走行駆動装置151で駆動されるキャタピ
ラー152を備えた走行機構153と,この走行機構1
53の上部に設けてあり,油圧シリンダにより作動する
多関節の作業腕154及び,操作装置が設けてある運転
席と,建設機械の駆動動力源である圧油を発生させる油
圧ポンプを駆動するエンジンとを備え,前記走行機構1
53に旋回可能に設けてある旋回体155及び前記走行
機構153に,ドーザを備えた構成の機械が一般的であ
る。この油圧ショベル150は,走行機構153のエン
ジンにより油圧ポンプを駆動し,この油圧ポンプからの
圧油を,運転席に設けてある操作装置で走行機構153
或いは作業腕154の油圧シリンダに給排して,作業腕
154により,土砂を掘削したり,掘削した土砂を自動
車に搭載する等の土木作業を行なうものである。
【0003】走行機構153の走行駆動装置151は,
実開平4ー1710号公報やその他外に多数公開されて
おり,それらを融合して作成した走行駆動装置151を
図6に示す。この走行駆動装置151の詳細を示す図6
に於いて,走行駆動装置151は,圧油を供給すること
で作動する油圧モータ160のケーシング164の外周
に遊星歯車装置で構成する減速機161の出力側である
内歯歯車166を回転自在に取り付け,この内歯歯車1
66の外周にキャタピラ152を取り付けたスプロケッ
ト156を設けた構成である。
【0004】前記減速機161は,油圧モータ160の
出力軸162の回転により,この回転がサンギヤ163
から,遊星歯車機構167を介して第2サンギヤ168
に伝達され,この第2サンギヤ168の回転を,油圧モ
ータ160に固定したキャリヤ165に保持したキャリ
ヤ歯車169を介して,内歯歯車166に伝達し,スプ
ロケット156を駆動する。また,前記油圧モータ16
0は,ケーシング164に回転自在に支承した出力軸1
62に,複数本のピストン171を摺動自在に嵌入した
シリンダブロック170を備え,このピストン171の
先端を,ケーシング164に設けた斜板172に当接さ
せてある。この油圧モータ160は,シリンダブロック
170に圧油を供給すると,ピストン171が斜板17
2を押圧してその反力で,出力軸162を回転させる構
造である。尚,シリンダブロック170とケーシング1
64の間に設けたバネブレーキ装置180は,油圧モー
タ160のシリンダブロック170に圧油の供給を停止
したときばね174の押圧力でシリンダブロック170
にブレーキ力を作用させるためのものである。また,カ
ウンタバランス弁173は,運転者の操作によりシリン
ダブロック170に圧油が供給されるときその排出側と
供給側の油圧のバランスを供給側が高くすることによ
り,油圧モータ160を必ず操作者の意思に沿った作動
にする為のものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】建設機械の走行機構
は,作業現場の状況から想定できるように,キャタピラ
の幅より走行機構の駆動装置の一部が外側に突出する
と,建設機械の走行中にこの突出した部分が作業現場の
石,瓦礫,廃材等の障害物で破損する可能性がある。当
然径方向に収納できなければ走行駆動装置として用いる
事ができない。この様な観点から従来多く公開されてい
る駆動装置の構成を検討すると油圧モータ,減速機の各
々を構成する各部品について径方向,軸方向に小型化
し,かつ生産性を良くする為の考えが総合的に纏められ
ていないので,全体的に小型の走行機構を得にくい問題
点がある。本発明は,走行機構を構成する個々の部品に
ついて,その軸方向,径方向の小型化を図り全体的に小
型の走行機構を達成することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のクローラ駆動
ユニットでは,油圧モータが内在するケーシングの一端
に,前記油圧モータの出力軸により駆動される太陽歯車
と,この太陽歯車と内歯歯車との双方に噛み合う遊星歯
車機構と,この遊星歯車機構の回転を前記内歯歯車に伝
達するキャリヤ機構とを備えた減速機を配置し,前記油
圧モータのケーシングの外周に,前記減速機の内歯歯車
をベアリングを介して支承継させると共に,前記油圧モ
ータのケーシングの端部に前記キャリヤ機構を支承した
構成としたクローラ駆動ユニットにおいて,前記減速機
のキャリヤ機構は,前記油圧モータのケーシングの端部
の外周に回動不能で且つ軸方向に移動可能に支持する支
持部分を前記ケーシングの端部に構成したケーシングス
プラインとこのケーシングスプラインに嵌入するキャリ
ヤスプラインとで構成したキャリヤと,前記遊星歯車機
構の回転を内歯歯車に伝達するキャリヤ歯車を前記キャ
リヤに回転可能に支持するキャリヤピンで支持した構成
とし,前記キャリヤを前記支持部分に連設すると共に前
記ケーシングの外周方向に延出し前記キャリヤ歯車を保
持する保持部分とで構成し,この保持部分の前記減速機
方向の面を,前記ケーシングの端面を含む平面とほぼ同
一平面に形成すると共に,前記キャリヤ歯車を前記キャ
リヤに回転可能にキャリヤピンの油圧モータ側端面を前
記ケーシングの端面を含む平面とほぼ同一平面に位置さ
せ,前記保持部分に連設され内径方向に延出する他の保
持部分の前記油圧モータ側の平面を前記ケーシングの端
面を含む平面とほぼ同一平面又は,前記平面より油圧モ
ータ側に位置させると共に,この他の保持部分の前記油
圧モータのケーシングと対向する部分に凹所を形成した
ことを特徴とするものである。
【0007】請求項2のクローラ駆動ユニットでは,油
圧モータが内在するケーシングの一端に,前記油圧モー
タの出力軸により駆動される太陽歯車と,この太陽歯車
と内歯歯車との双方に噛み合う遊星歯車機構と,この遊
星歯車機構の回転を前記内歯歯車に伝達するキャリヤ機
構とを備えた減速機を配置し,前記油圧モータのケーシ
ングの外周に,前記減速機の内歯歯車をベアリングを介
して支承継させると共に,前記油圧モータのケーシング
の端部に前記キャリヤ機構を支承した構成としたクロー
ラ駆動ユニットにおいて,前記減速機は,前記油圧モー
タに連動する軸の先端に第1太陽歯車を設け,この第1
太陽歯車と前記内歯歯車との間に遊星歯車機構を配置
し,この遊星歯車機構の回転キャリヤを前記軸と同心で
且つ遊隙を持って配置した第2太陽歯車に保持させると
共に,この第2太陽歯車と前記内歯歯車との間に前記油
圧モータのケーシングに取り付けたキャリヤに保持した
キャリヤ歯車とで構成し,前記遊星歯車機構の回転キャ
リヤの軸端側の側面に凹部を設け,この凹部に凹部の深
さ方向とほぼ同一の厚みを有するスラストプレートを嵌
入したことを特徴とするものである。
【0008】請求項3のクローラ駆動ユニットでは,請
求項2のものに,前記スラストプレートは,その一部に
係合部を設けると共に,前記回転キャリヤの軸端側の側
面に設けた凹部に前記スラストプレートの係合部が係合
する被係合部を設けて成り,前記スラストプレートの少
なくとも前記軸に対応する部分を硬化させたこと特徴と
するものである。
【0009】請求項4のクローラ駆動ユニットでは,請
求項2又は請求項3のものに,前記減速機は,前記油圧
モータに連動する軸の先端に第1太陽歯車を設け,この
第1太陽歯車と前記内歯歯車との間に遊星歯車機構を配
置し,この遊星歯車機構の回転キャリヤを前記軸と同心
で且つ遊隙を持って配置した第2太陽歯車に保持させる
と共に,この第2太陽歯車と前記内歯歯車との間に前記
油圧モータのケーシングに取り付けたキャリヤに保持し
たキャリヤ歯車とで構成し,前記第1太陽歯車が設けら
れる軸と前記油圧モータの軸とに外周スプラインを形成
してあり,前記両方の軸に渡って連結する内周スプライ
ンを備えたスリーブで連結し,このスリーブの一端を前
記第2太陽歯車に遊嵌させた構成とし,この遊星歯車機
構の回転キャリヤの軸端側の側面に凹部を設け,この凹
部に凹部の深さ方向とほぼ同一の厚みを有するスラスト
プレートを嵌入したことを特徴とするものである。
【0010】請求項5のクローラ駆動ユニットでは,請
求項2乃至請求項4のものに,前記減速機は,前記油圧
モータに連動する軸の先端に第1太陽歯車を設け,この
第1太陽歯車と前記内歯歯車との間に遊星歯車機構を配
置し,この遊星歯車機構の回転キャリヤを前記軸と同心
で且つ遊隙を持って配置した第2太陽歯車に保持させる
と共に,この第2太陽歯車と前記内歯歯車との間に前記
油圧モータのケーシングに取り付けたキャリヤに保持し
たキャリヤ歯車とで構成し,前記第1太陽歯車が設けら
れる軸と前記油圧モータの軸とに外周スプラインを形成
してあり,前記両方の軸に渡って連結する内周スプライ
ンを備えたスリーブで連結し,このスリーブの一端を前
記第2太陽歯車に遊嵌させた構成とし,この遊星歯車機
構の回転キャリヤの軸端側の側面に凹部を設け,この凹
部に凹部の深さ方向とほぼ同一の厚みを有するスラスト
プレートを嵌入し,前記遊星歯車機構の回転キャリヤの
油圧モータ側の側面の軸心からの延出部分の側面を,前
記第2太陽歯車と内歯歯車との間に配置したキャリヤ歯
車を保持するキャリヤの遊星歯車機構側に接近させると
共に,前記遊星歯車機構の回転キャリヤと第2太陽歯車
との連結部分を前記キャリヤ歯車を保持するキャリヤの
遊星歯車機構側の部分の軸直角方向の平面と重ね合わせ
たことを特徴とするものである。
【0011】請求項6のクローラ駆動ユニットでは,油
圧モータが内在するケーシングの一端に,前記油圧モー
タの出力軸により駆動される太陽歯車と,この太陽歯車
と内歯歯車との双方に噛み合う遊星歯車機構と,この遊
星歯車機構の回転を前記内歯歯車に伝達するキャリヤ機
構とを備えた減速機を配置し,前記油圧モータのケーシ
ングの外周に,前記減速機の内歯歯車をベアリングを介
して支承継させると共に,前記油圧モータのケーシング
の端部に前記キャリヤ機構を支承した構成としたクロー
ラ駆動ユニットにおいて,前記減速機は,前記油圧モー
タに連動する軸の先端に第1太陽歯車を設け,この第1
太陽歯車と前記内歯歯車との間に遊星歯車機構を配置
し,この遊星歯車機構の回転キャリヤを前記軸と同心で
且つ遊隙を持って配置した第2太陽歯車に保持させると
共に,この第2太陽歯車と前記内歯歯車との間に前記油
圧モータのケーシングに取り付けたキャリヤに保持した
キャリヤ歯車とを備え,前記内歯歯車を,スリーブ内面
に構成し,このスリーブの前記油圧モータと反対側の端
面に端部カバーをボルトで取り付け,前記スリーブの油
圧モータ側の端面に,前記油圧モータのケーシングの外
周に軸受けを介して支承された支承体を前記スリーブの
径に沿って前記端部カバーを取り付けるボルトとは別の
複数のボルトで結合したことを特徴とするものである。
【0012】請求項7のクローラ駆動ユニットでは,請
求項6のものに,前記減速機は,前記油圧モータに連動
する軸の先端に第1太陽歯車を設け,この第1太陽歯車
と前記内歯歯車との間に遊星歯車機構を配置し,この遊
星歯車機構の回転キャリヤを前記軸と同心で且つ遊隙を
持って配置した第2太陽歯車に保持させると共に,この
第2太陽歯車と前記内歯歯車との間に前記油圧モータの
ケーシングに取り付けたキャリヤに保持したキャリヤ歯
車とを備え,前記内歯歯車を,スリーブ内面に構成し,
このスリーブの前記油圧モータと反対側の端面に端部カ
バーをボルトで取り付け,前記スリーブの油圧モータ側
の端面に,前記油圧モータのケーシングの外周に軸受け
を介して支承された支承体を前記スリーブの径に沿って
前記端部カバーを取り付けるボルトとは別の複数のボル
トで結合し,前記支承体内面に,前記スリーブと支承体
の接合部の厚みをほぼ同一とすると共に,前記スリーブ
と支承体との接合面より前記油圧モータの方向に向かっ
て徐々に小径となる環状の凹部を形成したことを特徴と
するものである。
【0013】請求項8のクローラ駆動ユニットでは,請
求項6又は請求項7のものに,前記減速機は,前記油圧
モータに連動する軸の先端に第1太陽歯車を設け,この
第1太陽歯車と前記内歯歯車との間に遊星歯車機構を配
置し,この遊星歯車機構の回転キャリヤを前記軸と同心
で且つ遊隙を持って配置した第2太陽歯車に保持させる
と共に,この第2太陽歯車と前記内歯歯車との間に前記
油圧モータのケーシングに取り付けたキャリヤに保持し
たキャリヤ歯車とを備え,前記内歯歯車を,スリーブ内
面に構成し,このスリーブの前記油圧モータと反対側の
端面に端部カバーをボルトで取り付け,前記スリーブの
油圧モータ側の端面に,前記油圧モータのケーシングの
外周に前記減速機側と油圧モータ側に位置する一対の軸
受けを介して支承された支承体を前記スリーブの径に沿
って前記端部カバーを取り付けるボルトとは別の複数の
ボルトで結合し,前記支承体内面に,前記スリーブと支
承体の接合部の厚みとほぼ同一とすると共に,前記スリ
ーブと支承体との接合面より前記油圧モータの方向に向
かって徐々に小径となる環状の凹部を形成し,この環状
の凹部の内周側軸方向の開放端を,前記減速機側の軸受
けの中心を結ぶ平面に沿いそれより僅かに前記減速機側
に位置する端面に開放させたことを特徴とするものであ
る。
【0014】請求項9のクローラ駆動ユニットでは,請
求項6又は請求項8のものに,前記減速機は,前記油圧
モータに連動する軸の先端に第1太陽歯車を設け,この
第1太陽歯車と前記内歯歯車との間に遊星歯車機構を配
置し,この遊星歯車機構の回転キャリヤを前記軸と同心
で且つ遊隙を持って配置した第2太陽歯車に保持させる
と共に,この第2太陽歯車と前記内歯歯車との間に前記
油圧モータのケーシングに取り付けたキャリヤに保持し
たキャリヤ歯車とを備え,前記内歯歯車を,スリーブ内
面に構成し,このスリーブの前記油圧モータと反対側の
端面に端部カバーをボルトで取り付け,前記スリーブの
油圧モータ側の端面に,前記油圧モータのケーシングの
外周に前記減速機側と油圧モータ側に位置する一対の軸
受けを介して支承された支承体を前記スリーブの径に沿
って前記端部カバーを取り付けるボルトとは別の複数の
ボルトで結合し,前記端部カバーと前記スリーブとの接
合部に端部カバーを雌側とするインロー部を構成すると
共に,前記スリーブと支承体の接合部に支承体を雌側と
するインロー部を形成してなり,前記スリーブの厚みを
その外周面から内歯歯車の歯丈の厚みとほぼ同一の厚み
とし,前記スリーブと支承体の接合部のスリーブと内歯
歯車との間に環状溝を形成し,支承体内面に,前記スリ
ーブと支承体の接合部の厚みをほぼ同一とすると共に,
前記スリーブと支承体との接合面より前記油圧モータの
方向に向かって徐々に小径となる環状の凹部を形成し,
この環状の凹部の内周側軸方向の開放端を,前記減速機
側の軸受けの中心を結ぶ平面に沿いそれより僅かに前記
減速機側に位置する端面に開放させたことを特徴とする
ものである。
【0015】請求項10のクローラ駆動ユニットでは,
油圧モータが内在するケーシングの一端に,前記油圧モ
ータの出力軸により駆動される太陽歯車と,この太陽歯
車と内歯歯車の双方に噛み合う遊星歯車機構と,この遊
星歯車機構の回転を前記内歯歯車に伝達するキャリヤ機
構とを備えた減速機を配置し,前記油圧モータのケーシ
ングの外周に,前記減速機の内歯歯車をベアリングを介
して支承継させると共に,前記油圧モータのケーシング
の端部に前記キャリヤ機構を支承した構成としたクロー
ラ駆動ユニットにおいて,前記減速機の内歯歯車は,前
記油圧モータのケーシングにベアリングで支承される支
承体に連結され,前記ベアリングは,前記油圧モータ側
と前記減速機側とに配置すると共に,前記各ベアリング
のインナーレースが前記油圧モータのケーシングに設け
てあり前記減速機側に延出し,減速機側の端部にスプラ
インが形成してある小径部に間隔をあけて嵌入してあ
り,前記油圧モータ側のベアリングのインナーレースの
端面を前記小径部に連設し前記油圧モータの軸と直角方
向に延出する段部に当接すると共に,この段部と小径部
とが交わる部分を起点として前記油圧モータ側に延出し
その断面を曲線状に形成した環状の溝を設けたことを特
徴とするものである。
【0016】請求項11のクローラ駆動ユニットでは,
油圧モータが内在するケーシングの一端に,前記油圧モ
ータの出力軸により駆動される太陽歯車と,この太陽歯
車と内歯歯車の双方に噛み合う遊星歯車機構と,この遊
星歯車機構の回転を前記内歯歯車に伝達するキャリヤ機
構とを備えた減速機を配置し,前記油圧モータのケーシ
ングの外周に,前記減速機の内歯歯車をベアリングを介
して支承継させると共に,前記油圧モータのケーシング
の端部に前記キャリヤ機構を支承した構成としたクロー
ラ駆動ユニットにおいて,前記減速機の内歯歯車は,前
記油圧モータのケーシングにベアリングで支承される支
承体に連結され,前記ベアリングは,前記油圧モータ側
と前記減速機側とに配置すると共に,前記各ベアリング
のインナーレースが前記油圧モータのケーシングに設け
てあり前記減速機側に延出し,減速機側の端部にスプラ
インが形成してある小径部に間隔をあけて嵌入してあ
り,前記油圧モータ側のベアリングのインナーレースの
端面を前記小径部に連設し前記油圧モータの軸と直角方
向に延出する段部に当接すると共に,前記減速機側に配
置したベアリングのインナーレースの端面を,前記スプ
ラインに連設した溝に嵌入する複数の部材とこの複数の
部材の外周に装着する部材とで構成されたホルダーに当
接したことを特徴とするものである。
【0017】請求項12のクローラ駆動ユニットでは,
請求項12のものに,前記減速機の内歯歯車は,前記油
圧モータのケーシングにベアリングで支承される支承体
に連結され,前記ベアリングは,前記油圧モータ側と前
記減速機側とに配置すると共に,前記各ベアリングのイ
ンナーレースが前記油圧モータのケーシングに設けてあ
り前記減速機側に延出し,減速機側の端部にスプライン
が形成してある小径部に間隔をあけて嵌入してあり,前
記油圧モータ側のベアリングのインナーレースの端面を
前記小径部に連設し前記油圧モータの軸と直角方向に延
出する段部に当接すると共に,前記減速機側に配置した
ベアリングのインナーレースの端面を,前記スプライン
に連設した溝に嵌入してあり協同して円を構成する複数
の第1ホルダーとこの第1ホルダーの外周が嵌入する第
2ホルダーとで構成したホルダーに当接したことを特徴
とするものである。
【0018】請求項13のクローラ駆動ユニットでは,
請求項11のものに,前記減速機の内歯歯車は,前記油
圧モータのケーシングにベアリングで支承される支承体
に連結され,前記ベアリングは,前記油圧モータ側と前
記減速機側とに配置すると共に,前記各ベアリングのイ
ンナーレースが前記油圧モータのケーシングに設けてあ
り前記減速機側に延出し,減速機側の端部にスプライン
が形成してある小径部に間隔をあけて嵌入してあり,前
記油圧モータ側のベアリングのインナーレースの端面を
前記小径部に連設し前記油圧モータの軸と直角方向に延
出する段部に当接すると共に,前記減速機側に配置した
ベアリングのインナーレースの端面を,前記スプライン
に連設した溝に嵌入してあり半円弧の2つの部材を合わ
せて構成する第1ホルダーと,この第1ホルダーの外周
に嵌入するリング状の第2ホルダーでホルダーを構成
し,この第1ホルダーと第2ホルダーとを,前記減速機
側のベアリングのインナーレースと前記減速機のキャリ
ヤの端面との間に位置させたことを特徴とするものであ
る。
【0019】請求項14のクローラ駆動ユニットでは,
請求項11又は請求項12のものに,前記減速機の内歯
歯車は,前記油圧モータのケーシングにベアリングで支
承される支承体に連結され,前記ベアリングは,前記油
圧モータ側と前記減速機側とに配置すると共に,前記各
ベアリングのインナーレースが前記油圧モータのケーシ
ングに設けてあり前記減速機側に延出し,減速機側の端
部にスプラインが形成してある小径部に間隔をあけて嵌
入してあり,前記油圧モータ側のベアリングのインナー
レースの端面を前記小径部に連設し前記油圧モータの軸
と直角方向に延出する段部に当接すると共に,前記スプ
ラインに連設した溝に嵌入してあり半円弧の2つの部材
を合わせて構成する第1ホルダーと,この第1ホルダー
の外周に嵌入し,前記キャリヤの油圧モータ方向の端面
に設けた凹部とでホルダーを構成し,このホルダーに前
記減速機側に配置したベアリングのインナーレースの端
面を当接させたことを特徴とするものである。
【0020】請求項15のクローラ駆動ユニットでは,
請求項11のものに,前記減速機の内歯歯車は,前記油
圧モータのケーシングにベアリングで支承される支承体
に連結され,前記ベアリングは,前記油圧モータ側と前
記減速機側とに配置すると共に,前記各ベアリングのイ
ンナーレースが前記油圧モータのケーシングに設けてあ
り前記減速機側に延出し,減速機側の端部にスプライン
が形成してある小径部に間隔をあけて嵌入してあり,前
記油圧モータ側のベアリングのインナーレースの端面を
前記小径部に連設し前記油圧モータの軸と直角方向に延
出する段部に当接すると共に,前記減速機側に配置した
ベアリングのインナーレースの端面を,前記スプライン
に連設してあり軸心直角方向の断面が半円形状の溝に嵌
入した第1ホルダーと,この第1ホルダーの外周に嵌入
するリング状の第2ホルダーでホルダーを構成し,この
第1ホルダーと第2ホルダーとを,前記減速機側のベア
リングのインナーレースと前記減速機のキャリヤの端面
との間に位置させたことを特徴とするものである。
【0021】請求項16のクローラ駆動ユニットでは,
油圧モータが内在するケーシングの一端に,前記油圧モ
ータの出力軸により駆動される太陽歯車と,この太陽歯
車と内歯歯車の双方に噛み合う遊星歯車機構と,この遊
星歯車機構の回転を前記内歯歯車に伝達するキャリヤ機
構とを備えた減速機を配置し,前記油圧モータのケーシ
ングの外周に,前記減速機の内歯歯車をベアリングを介
して支承継させると共に,前記油圧モータのケーシング
の端部に前記キャリヤ機構を支承した構成としたクロー
ラ駆動ユニットにおいて,前記油圧モータは,前記減速
機の内歯歯車を回転自在に支承するケーシングに設けた
その後端が蓋体で閉鎖され,内孔の軸心部分を貫通する
出力軸を回転自在に保持し,この出力軸に複数本のピス
トンが収納されるシリンダブロックを回転不能で摺動可
能に取り付けると共に,前記ピストンの先端が前記内孔
内に設けた斜板に当接した構成とすると共に,前記シリ
ンダブロックとケーシングの間にバネブレーキ装置を設
けた構成とし,このバネブレーキ装置を,前記シリンダ
ブロックの外周に回転不能で摺動可能に設けたブレーキ
シュと,前記内孔にこの内孔より大径の中径内孔を連設
し,この中径内孔内に回転不能で摺動可能にブレーキシ
ュを設け,この中径内孔に連設しこの中径内孔より大径
の大径内孔を設け,前記中径内孔と大径内孔の各々に摺
動自在に嵌入し,前記蓋体によって支持されるバネで押
圧されるピストン体を備え,このピストン体と前記中径
内孔と大径内孔とで油圧室を構成し,このピストン体の
前記中径内孔に対する摺動部および前記大径内孔に対す
る摺動部の各々にシールリングを挿入するシールリング
溝を設け,前記ピストン体の前記中径内孔に対する摺動
部の前記シールリング溝から前記油圧室側外径を前記シ
ールリング溝から前記油圧室とは反対側より小径とした
ことを特徴とするものである。
【0022】このように本発明によれば、油圧モータと
減速機とで構成する走行機構に於いて,減速機を遊星歯
車装置を有する構成として,油圧モータの出力軸の回転
を減速することで,油圧モータを高回転の低トルクの構
成にできるので,径方向に小型化でき且つ,前記油圧モ
ータの減速機側の端面に連結し,キャリヤ歯車を保持す
るキャリヤの構成を,油圧モータの端面に近づけ,更
に,太陽歯車の飛び出しを防止する部材をプレートにす
ることで,減速機の軸方向の寸法を必要最小限とする事
ができた。
【0023】更に,油圧モータにベアリングで支承され
る減速機の内歯歯車の端面を閉鎖する蓋部材との連結と
油圧モータにベアリングを介して支承される支承体との
各々の連結を別々のボルトにしたので,内歯歯車の厚み
を必要最小限とし,直径方向の寸法の小型化を図る事が
できた。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を示す図1に
示す走行機構10は,油圧モータ11とこの油圧モータ
11に回転自在に支承した減速機12とで構成してあ
る。走行機構10の減速機12は,油圧モータ11のケ
ーシング13の外側にベアリング14で回転自在で且つ
軸方向に移動しないように取り付けてあり,この減速機
12と前記油圧モータ11とが軸心方向で重ねてあり,
減速機12と油圧モータ11とをくみ上げた軸心方向の
ほぼ中央にスプロケット(図5に示したキャタピラーを
駆動するスプロケット156)を取り付けるフランジ1
5が設けてある。この走行機構10は,油圧モータ11
に減速機12を連設しその軸方向の寸法を最小限にする
と共に,油圧モータ11の回転を減速する事により,油
圧モータ11の性能を高回転で且つ低トルクにして,油
圧モータ11の小型化を図るものである。
【0025】減速機12は,遊星歯車式の減速機で,で
きるだけ少ない歯車で大きな減速比を得る様にしてあ
る。この減速機12は,ベアリング14で油圧モータ1
1のケーシング13に回転自在でかつ軸方向に移動しな
い構成で取り付けられた支承体20に,複数本のボルト
21で固定してあり,その端部が端部カバー23を複数
のボルト24で取り付けてある内歯歯車22の中に,遊
星歯車機構25,第1太陽歯車26,第2太陽歯車27
及び,キャリヤ歯車28及びこのキャリヤ歯車28を保
持するキャリヤ29を収納してある。
【0026】前記遊星歯車機構25は,油圧モータ11
の出力軸16により、これに連設する軸58を介して駆
動される第1太陽歯車26と内歯歯車22との双方に噛
み合う遊星歯車30を備えいる。この遊星歯車30は,
第2太陽歯車27にスプライン31で結合する回転キャ
リヤ32にピン33で回転自在に保持してある。
【0027】前記第2太陽歯車27は,その油圧モータ
11側の端面がキャリヤ29に当接しており,内歯歯車
22に噛み合うキャリヤ歯車28に噛み合っている。こ
のキャリア歯車28は,キャリヤ29にキャリヤピン3
4で回転自在に保持してある。キャリヤ29は,この内
周に形成されたキャリヤスプラインをケーシング13の
減速機12側の端部の外周側に形成されたスプライン3
6に嵌入することで、回転不能且つ出力軸16の軸方向
に移動可能に結合してある。以上の構成であるから,こ
の減速機12は,油圧モータ11の駆動によって第1太
陽歯車26が回転されると,遊星歯車機構25が第2太
陽歯車27と共に減速回転し,更に第2太陽歯車27の
回転が,キャリヤ歯車28によって内歯歯車22に減速
されて伝達される。このキャリヤ歯車28の回転によっ
て,内歯歯車22は,支承体20と共に減速回転するの
で,キャタピラ152(図5に示す)が駆動される。
【0028】前記キャリヤ29は,スプライン36から
内歯歯車22の方向(ケーシング13の外周方向)に向
かって延出する円盤状の保持部分40を備え,この保持
部分40の大まかな形状は,その油圧モータ11側の側
面が前記スプライン36の幅を最大にしてケーシング1
3の外周に向かって緩やかに狭め,その減速機12側に
は,保持部分40の円周上の3箇所(図示しない。)
に,キャリヤ歯車28を設けてある。このキャリヤ歯車
28は,孔43に挿入されるキャリヤピン34により回
転可能に保持されている。保持部分40と一体に形成し
てあり内径方向に延出する円盤状の第2の保持部分46
には,スプライン36を含む端面35bに対向する部分
に凹部47が設けられている。この凹部47を形成する
ことにより,キャリヤ29のスプライン36をできる限
り減速機12側に形成することができる。すなわち,ス
プライン36を機械加工する際,第2の保持部分46側
に加工工具の逃げ部分を設けておく必要があるが,凹部
47によりこの逃げ部分が構成できる。したがって,第
2の保持部分46の油圧モータ11側の平面をケーシン
グ13の減速機12側の端部35の端面35bを含む平
面44にほぼ一致させ,又凹所47内にケーシング13
の端部35を介在させることで,第2の保持部分46の
上記平面を前記平面44より油圧モータ11側に位置さ
せることができるので、全体として軸方向の寸法を縮小
することができる。
【0029】また、キャリヤピン34が挿入されて当接
する孔43の底面42を,ケーシング13の減速機12
側の端部35の端面35bを含む平面44とほぼ一致す
る構成である。この様に構成することで,キャリアピン
34の油圧モータ11側の端面37をケーシング13の
端部35の端面35bを含む平面44とほぼ一致させる
ことができるので,減速機12の軸方向の寸法を小さく
できる。キャリヤ29のスプライン36の支持部分は,
ケーシング13の端部35の外周に形成してあるので,
内歯歯車22に接近した大径部分で,キャタピラ152
を駆動する負荷を受けることになるので,スプライン3
6の幅を小さくできる(スプライン36部に発生する面
圧Pは,2T/D2 ・Lで表される。但し,T=キャタ
ピラ152を駆動するトルク,D=スプライン36のピ
ッチダイヤ,L=スプライン36の歯幅である。)。
【0030】以上述べたように,キャリヤ29は,全体
的にケーシング13の端部35にできるかぎり接近して
配置する事で,減速機12の軸方向の寸法を小型化し且
つキャタピラ152の駆動時に発生する負荷にがケーシ
ング13に余分な方向の力として作用しないので,その
肉厚も薄く構成できる。
【0031】遊星歯車機構25は,前記キャリヤ29と
全体的にぼほ同様の構成を有する回転キャリヤ32が油
圧モータ11の出力軸16に連設する軸58の外周に、
これと同心で且つ遊隙を持って配置された第2太陽歯車
27にスプライン31で連結してある。この回転キャリ
ヤ32には,遊星歯車30がその円周方向の3箇所に均
等に配置(1箇所のみ図示)してある。
【0032】この回転キャリヤ32の中心には,油圧モ
ータ11の出力軸16に連結される軸58先端に設けた
第1太陽歯車26が挿入してあり,遊星歯車30は,こ
の第1太陽歯車26と内歯歯車22との双方に噛み合っ
ている。回転キャリヤ32の端部カバー23方向の側面
には,孔52が設けてあり,この孔52には出力軸16
の軸端側に開口する凹部51が形成してある。この凹部
51には,この凹部51の深さとほぼ同一の厚みを有す
るスラストプレート53が挿入され、軸58の端面が当
接している。このスラストプレート53により,軸58
および第1太陽歯車26の内歯歯車22内からの飛び出
しが防止されるとともに,軸58の径方向にある程度の
自由度を許容している。すなわち,走行機構10の作動
時,装置全体に大きな負荷が作用し,歯車等の動力伝達
系に変形が生じるが,軸58が径方向にある程度の自由
度を有しているので,各歯車の片当たりの発生を防ぐこ
とができる。
【0033】図2に於いて,前記凹部51,スラストプ
レート53の拡大図を示す。凹部51は,その径より一
部分外側に延出する被係合部となる凹部分51bが設け
てあり,この凹部分51bにスラストプレート53の凸
部53a(係合部)が嵌入し,第1太陽歯車26が接触
しても共に回転しないようにしてある。尚,このスラス
トプレート53の回転を止める機構は特にこの手段で無
くてもよい。また,スラストプレート53は,軟鉄で構
成してあり,通常は,プレスで平板から打抜き加工で製
作し,その後,全体または,第1太陽歯車26が当接す
る部分を光輝焼き入れ,浸炭焼き入れ等で硬化させてあ
る。この硬化処理を行うことにより,スラストプレート
53の磨耗が防止でき,減速機12内の磨耗粉の発生が
抑制される。また,端部カバー23には,前記スラスト
プレート53が位置する部分に押さえ用の突起23bが
設けてあり,回転キャリヤ32にスラストプレート53
を挿入して,内歯歯車22の端部カバー23を取り付け
ると,スラストプレート53が図1の位置に保持される
ようになっている。なお,スラストプレート53の凸部
53aは,その終端部分から水平部分53bを介して外
周に延出して、凹部51内に嵌まっている。このスラス
トプレート53は,平板であるので,その成形加工は極
めて容易で,硬化処理も単品で行えるので製造が容易で
あり,且つ,軸方向の厚みを極薄くする事ができる。こ
の為,減速機12の軸心方向の寸法を小さくできる。
【0034】さらに,前記回転キャリヤ32と第2太陽
歯車27とのスプライン31の連結部分は,前記キャリ
ヤ29の減速機12側で軸直角方向の平面45と出力軸
16の径方向で上下に重なり合うようにしてあり,この
連結部分から円周方向に延出する回転キャリヤ32の油
圧モータ11側の側面57は,前記キャリヤ29の平面
45と並行に隙間を備えた構成である。この回転キャリ
ヤ32は,そのスプライン31の連結部分の幅をキャリ
ヤ29の平面45と径方向で重なり合うように配置して
いるので,減速機12の軸方向の寸法を短くできる。
【0035】前記第1太陽歯車26が固定してある(又
は一体的に構成してある。)軸58の油圧モータ11側
の先端58bは,油圧モータ11の出力軸16の先端1
6bと同一の径にしてあり,この先端16b部分には外
周スプライン59aが形成してあり,軸58の先端58
bには,外周スプライン59aと同形状の外周スプライ
ン59bが形成してあり,両スプライン59a,59b
は,内周スプライン61aを備えた連結用スリーブ61
で連結してある。この連結用スリーブ61は,その一部
を第2太陽歯車27内に遊嵌され、前記ケーシング13
の端面35bを含む平面44を貫くように油圧モータ1
1側に突出して位置している。このため,軸58の径方
向の自由度が得られ,走行機構10の作動時,各歯車の
片当たりが防止される。また,出力軸16と軸58とを
連結するための連結用スリーブ61が、出力軸16の径
方向に重なるように配置されるので、軸方向の寸法は必
要なく,減速機12が軸方向に大きくなることはない。
【0036】内歯歯車22は,図1の左端の開放端に端
部カバー23を複数本のボルト24で固定するととも
に,油圧モータ11方向の開放端には,支承体20が複
数本のボルト21で締結してある。この内歯歯車22の
歯67は,歯車用のスリーブ部68に形成してあり,前
記ボルト21が螺合されるネジ部69は,内歯歯車22
のスリーブ部68と歯67の歯の丈を加算した厚み68
tとほぼ同一の厚みにしてあり,ネジ部69と歯67と
の間には,環状の溝70が形成してある。また、支承体
20側および端部カバー23側の内歯歯車22には,支
承体20および端部カバー23をそれぞれ雌側とするイ
ンロー部20a,23aが形成されている。内歯歯車2
2は,ネジ部69を一体的にされたスリーブ部68の内
周面に形成され,その両方の開放端をボルト21,24
で連結された端部カバー23と支承体20とで保持され
るので,その厚みを最小必要限度とする事が可能であ
る。また,内歯歯車22のスリーブ部68とネジ部69
とを一様な厚みの円筒状としてあるので,その素材は,
素材の組織の流れを寸断しない鍛造材料とする事が簡単
にできる。さらに,支承体20および端部カバー23に
設けたインロー部20a,23aにより,内歯歯車22
の変形が抑制され,内歯歯車22の厚みを薄くすること
ができる。このように素材の強度を上げるとともに,内
歯歯車22の厚みを薄くすることで,装置全体の径方向
の寸法を小さくすることができる。
【0037】支承体20は,2つのベアリング14でケ
ーシング13に支承されている。このベアリング14
は,ケーシング13の端部35に連設し,この外径とほ
ぼ同径の小径部71に,インナーレース74を嵌入し,
小径部71の外径方向に,インナーレース74の厚みに
相当する段部73に当接させて配置してあり,ベアリン
グ14の間隔は,支承体20に設けた間隔保持部76で
保たれている。また,支承体20の減速機12側は,内
歯歯車22と接合する部分をスリーブ部68の径方向の
厚みとほぼ同一にするとともに,内歯歯車22と支承体
20との接合面から,油圧モータ11に向かうに連れて
その外周が徐々に小径となる環状の凹所20bが形成さ
れており,環状の凹所20bの内周側の開放端は,減速
機12側のベアリング14のアウターレースの端面より
も僅かに減速機12側に位置させている。支承体20に
ベアリング14から作用する力は,ベアリング14のア
ウターレースとインナーレースとがボールに接触する面
を結んだ部分に作用する。したがって,環状の凹部20
bを設けることにより,支承体20の不要な部分を削除
でき,走行機構10全体の重量軽減を図ることができ
る。2つベアリング14の油圧モータ11側のインナー
レース74が当接する段部73は,小径部71に連設し
て断面が曲線状の環状の溝77を設けてあり,小径部7
1に作用する応力集中を軽減する構造である。また減速
機12側のベアリング14は,小径部71のスプライン
36に連設した溝83に挿入したホルダ80で保持され
ている。
【0038】2つのベアリング14は,その油圧モータ
11側のインナーレース74が段部73によって保持さ
れ,2つのベアリング14のアウターレースの間は間隔
保持部76で保持され,その減速機12側のベアリング
14のインナーレース74はホルダ80で保持される。
なお,2つのベアリング14の間の中央を含む軸直角方
向の平面には,スプロケット156の中心に一致する構
造である。また,油圧モータ11側のインナーレース7
4と段部73との間には,ベアリング14の位置あわせ
の為に,シムを介在させることもある。このとき,段部
73に環状の溝77が小径部71に連設して設けてある
ので、シムを段部73に正確に当接させることができ
る。すなわち,段部73を形成するために機械加工を行
うと,段部73と小径部71とが交差する角部は,正確
には角とならずアール状となり,この部分にシムを配置
すると,アール状の角部にシムが乗り上げてしまい,シ
ムが段部73に当接せず,ベアリング14の正確な位置
決めができないが,段部73に環状の溝77が形成して
あるので,段部73にシムを当接させることができ,ベ
アリング14の正確な位置決めが可能となる。
【0039】ホルダ80は,リング状の部材を2つに分
割した半円弧状部材81を溝83に挿入して,減速器1
2側のベアリング14の端面とキャリヤ29の油圧モー
タ11側の端面37とに当接させ,その外周に前記ベア
リング14の端面とキャリヤ29の端面37とに当接す
るようにリング82を装着し,これらの装着面84(半
円弧状部材81の外周)を,キャリヤ29の端面37と
ベアリング14のインナーレース74との間に位置させ
る構成である。ホルダ80は,半円弧状部材81にした
部材を2つ用いて,その外周をリング82で保持する構
成であるから,溝83の深さを自由に選べる。このた
め,ベアリング14のインナーレース74に作用する軸
方向の押し圧力を受ける力が強力になり,ベアリング1
4を安定して保持できる。このため,ベアリング14の
寿命を最大限に活用できる。また,ホルダ80を2つに
分割した部材で構成したので,組み立て作業が容易にな
る。さらに,ホルダ80をキャリヤ29の油圧モータ1
1側の端面37とベアリング14のインナーレース74
との間に位置させているので,ホルダ80が組立後分解
することはない。
【0040】尚,ホルダ80は,複数個に分割した半円
弧状部材81とリング82で構成したが,キャリヤ29
の端面37に減速機12側のベアリング14に対して開
口する環状の凹部を形成し,この凹部を半円弧状部材8
1の外周に嵌入して前記ベアリング14のインナーレー
ス74の端面に当接させるようにしてもよい。また,ホ
ルダ80を,半円弧状部材81とリング82で構成した
が,キャリヤ29の油圧モータ11側の端面37で半円
弧状部材81を保持するようにしてもよい。このように
することにより,リング82を廃止することができる。
また,その他の実施形態として,図3に示すように,断
面が半円形の溝86を溝83の代わりに,円周上等間隔
としてケーシング13の小径部71に設け,半円形の溝
86に同じく半円形のキー85を挿入し,前述したリン
グ82で保持するか,キャリヤ29の油圧モータ11側
の側端面37に設けた上記凹部で保持するようにしても
よい。このように構成することにより,溝86を連続的
に形成することなく,ケーシング13の強度を保ったま
まで溝86の深さを十分に深くすることができ,ホルダ
80を安定させることができる。
【0041】油圧モータ11は,ケーシング13の内部
に減速機12側に底形を成してあり他方が蓋体90で閉
鎖された内孔91を備えている。この内孔91の軸心に
沿って出力軸16が配置してあり,この出力軸16はそ
の一端を蓋体90に設けたベアリング94で回転自在に
保持すると共に他端を,ケーシング13の隔壁93に設
けたベアリング95で回転自在に保持する構成である。
この出力軸16には,複数のピストン97を摺動自在に
挿入したシリンダブロック96が回転不能で摺動自在に
スプライン結合されている。隔壁93には,軸受98で
揺動可能に支持された斜板99が設けてあり,この斜板
99の一端には,斜板99を傾転させるシリンダ100
が設けてある。このシリンダ100は,詳細に説明しな
いが,傾転用弁101介して圧油の給排が行われる。こ
の斜板99には,前記ピストン97の先端が摺動自在に
当接しており,シリンダブロック96に圧油が供給され
るとピストン97が押し出されその反力で出力軸16が
回転する。シリンダブロック96への圧油の給排は,蓋
体90に設けたカウタバランス弁110を介して給排さ
れる。
【0042】図4に於いて、ケーシング13の開放端1
11に連設して,大径内孔112と中径内孔113とが
形成してあり,この大径内孔112と中径内孔113の
各々にブレーキピストン114が摺動自在に挿入してあ
る。このブレーキピストン114は,蓋体90との間に
設けたバネ115によって減速機12側に押圧されてい
る。ブレーキピストン114の減速機12側の端面は,
シリンダブロック96に回転不能で摺動自在にスプライ
ン結合したブレーキ板116(ブレーキシュ)と,この
ブレーキ板116と順次交互に重ね合わせてあり,中径
内孔113に回転不能で摺動自在にスプライン結合した
ブレーキ板117(ブレーキシュ)に当接してある。ま
た,前記ブレーキピストン114と大径内孔112及び
中径内孔113とで形成した油圧室119は,前記カウ
ンタバランス弁110(図1に示す)が,シリンダブロ
ック96に圧油を供給する直前に圧油を供給し,シリン
ダブロック96に圧油の供給を停止すると共に,油圧室
119内の圧油を排出する。油圧室119に圧油が供給
されるとブレーキピストン114がバネ115に抗して
移動しブレーキを緩め,油圧室119の圧油が排出され
るとバネ115によるブレーキ力が作用する。
【0043】上記ブレーキピストン114が摺動する大
径内孔112の摺動部分と、中径内孔113の摺動部分
の外周には、シールリング120,シールリング121
の各々が挿入されるシールリング溝122,124とが
形成されている。このシールリング120が挿入された
シールリング溝122は,ブレーキピストン114の油
圧室119側の壁123を極力薄くしてある。また,ブ
レーキピストン114の中径内孔113を摺動する摺動
部分は、シールリング溝124を境にして油圧室119
側の外径を、油圧室119の反対側より小径とされて、
中径内孔113とブレーキピストン114の外周との間
に油圧室に連通する隙間126を備えた構成である。
【0044】以上の構成のブレーキ装置は,ブレーキピ
ストン114の中径内孔113を摺動する摺動部分の油
圧室119側に隙間126を備えたので,ブレーキピス
トン114の作動時に中径内孔113を傷つけないの
で,シールリング121を極力細い径のものが利用でき
る(隙間126を設けないと,ブレーキピストン114
が作動するとき中径内孔113の内面に傷がつくと,シ
ールリング121も傷がつき,ブレーキが緩まなくな
る。このため,シールリング121の位置を傷かつかな
いように,減速機12側え大きくずらせる必要があ
る)。さらに,シールリング120は,ブレーキピスト
ン114から蓋体90方向への圧油の漏れを防止すれば
よいので,壁123の幅を極力小さくした構成である。
このため,ブレーキピストン114軸方向の寸法を小さ
くする事ができる。また、ブレーキピストン114の中
径内孔113を摺動する摺動部分を、シールリング溝1
24を境に油圧室119側の外径を、油圧室119側と
反対側より小径としたので、ブレーキピストン114の
径方向の寸法を小さくすることができる。なお,本実施
形態ではブレーキピストン114の外周にはシールリン
グ120,121を装着したが,ブレーキピストン11
4の作動時に,摩擦抵抗による転動を防止するため,断
面がD字状の所謂D−リングを装着してもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明は,油圧モータと減速機を一体化
した走行機構において,油圧モータに連結されるキャリ
ヤ,太陽歯車に噛み合う遊星歯車機構のキャリヤ及びの
キャリヤに設けたプレート等を改良して極力軸方向に短
くなるように配置し,また油圧モータのブレーキ装置も
そのピストンの幅を短くしたので,走行機構の軸方向の
寸法を短くできる。また,内歯歯車を対抗する部分で複
数のボルトで別々に固定したので,内歯歯車の径方向の
寸法を小さくできる。従って,大きな容量の走行機構を
小型の建設機械に適用することが可能になる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクローラ駆動ユニットの全体断面図で
ある。
【図2】本発明のクローラ駆動ユニットの段部とプレー
トの構造を示す拡大断面図である。
【図3】本発明のクローラ駆動ユニットのリングとキャ
リアの構造を示す拡大断面図である。
【図4】本発明のクローラ駆動ユニットのブレーキ装置
の構成を示す、図1の要部拡大図である。
【図5】油圧ショベルの全体図である。
【図6】従来技術のクローラ駆動ユニットの断面図であ
る。
【符号の説明】
11 油圧モータ 13 ケーシング 14 ベアリング 16 出力軸 20 支承体 22 内歯歯車 25 遊星歯車機構 26 第1太陽歯車 28 キャリヤ歯車 29 キャリヤ 34 キャリヤピン 40 保持部分 44 平面 46 第2の保持部分 47 凹所

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧モータが内在するケーシングの一端
    に,前記油圧モータの出力軸により駆動される太陽歯車
    と,この太陽歯車と内歯歯車との双方に噛み合う遊星歯
    車機構と,この遊星歯車機構の回転を前記内歯歯車に伝
    達するキャリヤ機構とを備えた減速機を配置し,前記油
    圧モータのケーシングの外周に,前記減速機の内歯歯車
    をベアリングを介して支承継させると共に,前記油圧モ
    ータのケーシングの端部に前記キャリヤ機構を支承した
    構成としたクローラ駆動ユニットにおいて,前記減速機
    のキャリヤ機構は,前記油圧モータのケーシングの端部
    の外周に回動不能で且つ軸方向に移動可能に支持する支
    持部分を前記ケーシングの端部に構成したケーシングス
    プラインとこのケーシングスプラインに嵌入するキャリ
    ヤスプラインとで構成したキャリヤと,前記遊星歯車機
    構の回転を内歯歯車に伝達するキャリヤ歯車を前記キャ
    リヤに回転可能にキャリヤピンで支持した構成とし,前
    記キャリヤを前記支持部分に連設すると共に前記ケーシ
    ングの外周方向に延出し前記キャリヤ歯車を保持する保
    持部分とで構成し,この保持部分の前記減速機方向の面
    を,前記ケーシングの端面を含む平面とほぼ同一平面に
    形成すると共に,前記キャリヤ歯車を前記キャリヤに回
    転可能に支持するキャリヤピンの油圧モータ側端面を前
    記ケーシングの端面を含む平面とほぼ同一平面に位置さ
    せ,前記保持部分に連設され内径方向に延出する他の保
    持部分の前記油圧モータ側の平面を前記ケーシングの端
    面を含む平面とほぼ同一平面又は,前記平面より油圧モ
    ータ側に位置させると共に,この他の保持部分の前記油
    圧モータのケーシングと対向する部分に凹所を形成した
    ことを特徴とするクローラ駆動ユニット。
  2. 【請求項2】 油圧モータが内在するケーシングの一端
    に,前記油圧モータの出力軸により駆動される太陽歯車
    と,この太陽歯車と内歯歯車との双方に噛み合う遊星歯
    車機構と,この遊星歯車機構の回転を前記内歯歯車に伝
    達するキャリヤ機構とを備えた減速機を配置し,前記油
    圧モータのケーシングの外周に,前記減速機の内歯歯車
    をベアリングを介して支承継させると共に,前記油圧モ
    ータのケーシングの端部に前記キャリヤ機構を支承した
    構成としたクローラ駆動ユニットにおいて,前記減速機
    は,前記油圧モータに連動する軸の先端に第1太陽歯車
    を設け,この第1太陽歯車と前記内歯歯車との間に遊星
    歯車機構を配置し,この遊星歯車機構の回転キャリヤを
    前記軸と同心で且つ遊隙を持って配置した第2太陽歯車
    に保持させると共に,この第2太陽歯車と前記内歯歯車
    との間に前記油圧モータのケーシングに取り付けたキャ
    リヤに保持したキャリヤ歯車とで構成し,前記遊星歯車
    機構の回転キャリヤの軸端側の側面に凹部を設け,この
    凹部に凹部の深さ方向とほぼ同一の厚みを有するスラス
    トプレートを嵌入したことを特徴とするクローラ駆動ユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 前記スラストプレートは,その一部に係
    合部を設けると共に,前記回転キャリヤの軸端側の側面
    に設けた凹部に前記スラストプレートの係合部が係合す
    る被係合部を設けて成り,前記スラストプレートの少な
    くとも前記軸に対応する部分を硬化させたこと特徴とす
    る請求項2記載のクローラ駆動ユニット。
  4. 【請求項4】 前記減速機は,前記油圧モータに連動す
    る軸の先端に第1太陽歯車を設け,この第1太陽歯車と
    前記内歯歯車との間に遊星歯車機構を配置し,この遊星
    歯車機構の回転キャリヤを前記軸と同心で且つ遊隙を持
    って配置した第2太陽歯車に保持させると共に,この第
    2太陽歯車と前記内歯歯車との間に前記油圧モータのケ
    ーシングに取り付けたキャリヤに保持したキャリヤ歯車
    とで構成し,前記第1太陽歯車が設けられる軸と前記油
    圧モータの軸とに外周スプラインを形成してあり,前記
    両方の軸に渡って連結する内周スプラインを備えたスリ
    ーブで連結し,このスリーブの一端を前記第2太陽歯車
    に遊嵌させた構成とし,この遊星歯車機構の回転キャリ
    ヤの軸端側の側面に凹部を設け,この凹部に凹部の深さ
    方向とほぼ同一の厚みを有するスラストプレートを嵌入
    したことを特徴とする請求項2または請求項3記載のク
    ローラ駆動ユニット。
  5. 【請求項5】 前記減速機は,前記油圧モータに連動す
    る軸の先端に第1太陽歯車を設け,この第1太陽歯車と
    前記内歯歯車との間に遊星歯車機構を配置し,この遊星
    歯車機構の回転キャリヤを前記軸と同心で且つ遊隙を持
    って配置した第2太陽歯車に保持させると共に,この第
    2太陽歯車と前記内歯歯車との間に前記油圧モータのケ
    ーシングに取り付けたキャリヤに保持したキャリヤ歯車
    とで構成し,前記第1太陽歯車が設けられる軸と前記油
    圧モータの軸とに外周スプラインを形成してあり,前記
    両方の軸に渡って連結する内周スプラインを備えたスリ
    ーブで連結し,このスリーブの一端を前記第2太陽歯車
    に遊嵌させた構成とし,この遊星歯車機構の回転キャリ
    ヤの軸端側の側面に凹部を設け,この凹部に凹部の深さ
    方向とほぼ同一の厚みを有するスラストプレートを嵌入
    し,前記遊星歯車機構の回転キャリヤの油圧モータ側の
    側面の軸心からの延出部分の側面を,前記第2太陽歯車
    と内歯歯車との間に配置したキャリヤ歯車を保持するキ
    ャリヤの遊星歯車機構側に接近させると共に,前記遊星
    歯車機構の回転キャリヤと第2太陽歯車との連結部分を
    前記キャリヤ歯車を保持するキャリヤの遊星歯車機構側
    の部分の軸直角方向の平面と重ね合わせたことを特徴と
    する請求項2乃至請求項4記載のクローラ駆動ユニッ
    ト。
  6. 【請求項6】 油圧モータが内在するケーシングの一端
    に,前記油圧モータの出力軸により駆動される太陽歯車
    と,この太陽歯車と内歯歯車との双方に噛み合う遊星歯
    車機構と,この遊星歯車機構の回転を前記内歯歯車に伝
    達するキャリヤ機構とを備えた減速機を配置し,前記油
    圧モータのケーシングの外周に,前記減速機の内歯歯車
    をベアリングを介して支承継させると共に,前記油圧モ
    ータのケーシングの端部に前記キャリヤ機構を支承した
    構成としたクローラ駆動ユニットにおいて,前記減速機
    は,前記油圧モータに連動する軸の先端に第1太陽歯車
    を設け,この第1太陽歯車と前記内歯歯車との間に遊星
    歯車機構を配置し,この遊星歯車機構の回転キャリヤを
    前記軸と同心で且つ遊隙を持って配置した第2太陽歯車
    に保持させると共に,この第2太陽歯車と前記内歯歯車
    との間に前記油圧モータのケーシングに取り付けたキャ
    リヤに保持したキャリヤ歯車とを備え,前記内歯歯車
    を,スリーブ内面に構成し,このスリーブの前記油圧モ
    ータと反対側の端面に端部カバーをボルトで取り付け,
    前記スリーブの油圧モータ側の端面に,前記油圧モータ
    のケーシングの外周に軸受けを介して支承された支承体
    を前記スリーブの径に沿って前記端部カバーを取り付け
    るボルトとは別の複数のボルトで結合したことを特徴と
    するクローラ駆動ユニット。
  7. 【請求項7】 前記減速機は,前記油圧モータに連動す
    る軸の先端に第1太陽歯車を設け,この第1太陽歯車と
    前記内歯歯車との間に遊星歯車機構を配置し,この遊星
    歯車機構の回転キャリヤを前記軸と同心で且つ遊隙を持
    って配置した第2太陽歯車に保持させると共に,この第
    2太陽歯車と前記内歯歯車との間に前記油圧モータのケ
    ーシングに取り付けたキャリヤに保持したキャリヤ歯車
    とを備え,前記内歯歯車を,スリーブ内面に構成し,こ
    のスリーブの前記油圧モータと反対側の端面に端部カバ
    ーをボルトで取り付け,前記スリーブの油圧モータ側の
    端面に,前記油圧モータのケーシングの外周に軸受けを
    介して支承された支承体を前記スリーブの径に沿って前
    記端部カバーを取り付けるボルトとは別の複数のボルト
    で結合し,前記支承体内面に,前記スリーブと支承体の
    接合部の厚みをほぼ同一とすると共に,前記スリーブと
    支承体との接合面より前記油圧モータの方向に向かって
    徐々に小径となる環状の凹部を形成したことを特徴とす
    る請求項6記載のクローラ駆動ユニット。
  8. 【請求項8】 前記減速機は,前記油圧モータに連動す
    る軸の先端に第1太陽歯車を設け,この第1太陽歯車と
    前記内歯歯車との間に遊星歯車機構を配置し,この遊星
    歯車機構の回転キャリヤを前記軸と同心で且つ遊隙を持
    って配置した第2太陽歯車に保持させると共に,この第
    2太陽歯車と前記内歯歯車との間に前記油圧モータのケ
    ーシングに取り付けたキャリヤに保持したキャリヤ歯車
    とを備え,前記内歯歯車を,スリーブ内面に構成し,こ
    のスリーブの前記油圧モータと反対側の端面に端部カバ
    ーをボルトで取り付け,前記スリーブの油圧モータ側の
    端面に,前記油圧モータのケーシングの外周に前記減速
    機側と油圧モータ側に位置する一対の軸受けを介して支
    承された支承体を前記スリーブの径に沿って前記端部カ
    バーを取り付けるボルトとは別の複数のボルトで結合
    し,前記支承体内面に,前記スリーブと支承体の接合部
    の厚みとほぼ同一とすると共に,前記スリーブと支承体
    との接合面より前記油圧モータの方向に向かって徐々に
    小径となる環状の凹部を形成し,この環状の凹部の内周
    側軸方向の開放端を,前記減速機側の軸受けの中心を結
    ぶ平面に沿いそれより僅かに前記減速機側に位置する端
    面に開放させたことを特徴とする請求項6または請求項
    7記載のクローラ駆動ユニット。
  9. 【請求項9】 前記減速機は,前記油圧モータに連動す
    る軸の先端に第1太陽歯車を設け,この第1太陽歯車と
    前記内歯歯車との間に遊星歯車機構を配置し,この遊星
    歯車機構の回転キャリヤを前記軸と同心で且つ遊隙を持
    って配置した第2太陽歯車に保持させると共に,この第
    2太陽歯車と前記内歯歯車との間に前記油圧モータのケ
    ーシングに取り付けたキャリヤに保持したキャリヤ歯車
    とを備え,前記内歯歯車を,スリーブ内面に構成し,こ
    のスリーブの前記油圧モータと反対側の端面に端部カバ
    ーをボルトで取り付け,前記スリーブの油圧モータ側の
    端面に,前記油圧モータのケーシングの外周に前記減速
    機側と油圧モータ側に位置する一対の軸受けを介して支
    承された支承体を前記スリーブの径に沿って前記端部カ
    バーを取り付けるボルトとは別の複数のボルトで結合
    し,前記端部カバーと前記スリーブとの接合部に端部カ
    バーを雌側とするインロー部を構成すると共に,前記ス
    リーブと支承体の接合部に支承体を雌側とするインロー
    部を形成してなり,前記スリーブの厚みをその外周面か
    ら内歯歯車の歯丈の厚みとほぼ同一の厚みとし,前記ス
    リーブと支承体の接合部のスリーブと内歯歯車との間に
    環状溝を形成し,支承体内面に,前記スリーブと支承体
    の接合部の厚みをほぼ同一とすると共に,前記スリーブ
    と支承体との接合面より前記油圧モータの方向に向かっ
    て徐々に小径となる環状の凹部を形成し,この環状の凹
    部の内周側軸方向の開放端を,前記減速機側の軸受けの
    中心を結ぶ平面に沿いそれより僅かに前記減速機側に位
    置する端面に開放させたことを特徴とする請求項6また
    は請求項8記載のクローラ駆動ユニット。
  10. 【請求項10】 油圧モータが内在するケーシングの一
    端に,前記油圧モータの出力軸により駆動される太陽歯
    車と,この太陽歯車と内歯歯車の双方に噛み合う遊星歯
    車機構と,この遊星歯車機構の回転を前記内歯歯車に伝
    達するキャリヤ機構とを備えた減速機を配置し,前記油
    圧モータのケーシングの外周に,前記減速機の内歯歯車
    をベアリングを介して支承継させると共に,前記油圧モ
    ータのケーシングの端部に前記キャリヤ機構を支承した
    構成としたクローラ駆動ユニットにおいて,前記減速機
    の内歯歯車は,前記油圧モータのケーシングにベアリン
    グで支承される支承体に連結され,前記ベアリングは,
    前記油圧モータ側と前記減速機側とに配置すると共に,
    前記各ベアリングのインナーレースが前記油圧モータの
    ケーシングに設けてあり前記減速機側に延出し,減速機
    側の端部にスプラインが形成してある小径部に間隔をあ
    けて嵌入してあり,前記油圧モータ側のベアリングのイ
    ンナーレースの端面を前記小径部に連設し前記油圧モー
    タの軸と直角方向に延出する段部に当接すると共に,こ
    の段部と小径部とが交わる部分を起点として前記油圧モ
    ータ側に延出しその断面を曲線状に形成した環状の溝を
    設けたことを特徴とするクローラ駆動ユニット。
  11. 【請求項11】 油圧モータが内在するケーシングの一
    端に,前記油圧モータの出力軸により駆動される太陽歯
    車と,この太陽歯車と内歯歯車の双方に噛み合う遊星歯
    車機構と,この遊星歯車機構の回転を前記内歯歯車に伝
    達するキャリヤ機構とを備えた減速機を配置し,前記油
    圧モータのケーシングの外周に,前記減速機の内歯歯車
    をベアリングを介して支承継させると共に,前記油圧モ
    ータのケーシングの端部に前記キャリヤ機構を支承した
    構成としたクローラ駆動ユニットにおいて,前記減速機
    の内歯歯車は,前記油圧モータのケーシングにベアリン
    グで支承される支承体に連結され,前記ベアリングは,
    前記油圧モータ側と前記減速機側とに配置すると共に,
    前記各ベアリングのインナーレースが前記油圧モータの
    ケーシングに設けてあり前記減速機側に延出し,減速機
    側の端部にスプラインが形成してある小径部に間隔をあ
    けて嵌入してあり,前記油圧モータ側のベアリングのイ
    ンナーレースの端面を前記小径部に連設し前記油圧モー
    タの軸と直角方向に延出する段部に当接すると共に,前
    記減速機側に配置したベアリングのインナーレースの端
    面を,前記スプラインに連設した溝に嵌入する複数の部
    材とこの複数の部材の外周に装着する部材とで構成され
    たホルダーに当接したことを特徴とするクローラ駆動ユ
    ニット。
  12. 【請求項12】 前記減速機の内歯歯車は,前記油圧モ
    ータのケーシングにベアリングで支承される支承体に連
    結され,前記ベアリングは,前記油圧モータ側と前記減
    速機側とに配置すると共に,前記各ベアリングのインナ
    ーレースが前記油圧モータのケーシングに設けてあり前
    記減速機側に延出し,減速機側の端部にスプラインが形
    成してある小径部に間隔をあけて嵌入してあり,前記油
    圧モータ側のベアリングのインナーレースの端面を前記
    小径部に連設し前記油圧モータの軸と直角方向に延出す
    る段部に当接すると共に,前記減速機側に配置したベア
    リングのインナーレースの端面を,前記スプラインに連
    設した溝に嵌入してあり協同して円を構成する複数の第
    1ホルダーとこの第1ホルダーの外周が嵌入する第2ホ
    ルダーとで構成したホルダーに当接したことを特徴とす
    る請求項11記載のクローラ駆動ユニット。
  13. 【請求項13】 前記減速機の内歯歯車は,前記油圧モ
    ータのケーシングにベアリングで支承される支承体に連
    結され,前記ベアリングは,前記油圧モータ側と前記減
    速機側とに配置すると共に,前記各ベアリングのインナ
    ーレースが前記油圧モータのケーシングに設けてあり前
    記減速機側に延出し,減速機側の端部にスプラインが形
    成してある小径部に間隔をあけて嵌入してあり,前記油
    圧モータ側のベアリングのインナーレースの端面を前記
    小径部に連設し前記油圧モータの軸と直角方向に延出す
    る段部に当接すると共に,前記減速機側に配置したベア
    リングのインナーレースの端面を,前記スプラインに連
    設した溝に嵌入してあり半円弧の2つの部材を合わせて
    構成する第1ホルダーと,この第1ホルダーの外周に嵌
    入するリング状の第2ホルダーでホルダーを構成し,こ
    の第1ホルダーと第2ホルダーとを,前記減速機側のベ
    アリングのインナーレースと前記減速機のキャリヤの端
    面との間に位置させたことを特徴とする請求項11記載
    のクローラ駆動ユニット。
  14. 【請求項14】 前記減速機の内歯歯車は,前記油圧モ
    ータのケーシングにベアリングで支承される支承体に連
    結され,前記ベアリングは,前記油圧モータ側と前記減
    速機側とに配置すると共に,前記各ベアリングのインナ
    ーレースが前記油圧モータのケーシングに設けてあり前
    記減速機側に延出し,減速機側の端部にスプラインが形
    成してある小径部に間隔をあけて嵌入してあり,前記油
    圧モータ側のベアリングのインナーレースの端面を前記
    小径部に連設し前記油圧モータの軸と直角方向に延出す
    る段部に当接すると共に,前記スプラインに連設した溝
    に嵌入してあり半円弧の2つの部材を合わせて構成する
    第1ホルダーと,この第1ホルダーの外周に嵌入し,前
    記キャリヤの油圧モータ側の端面に設けた凹部とでホル
    ダーを構成し,このホルダーに前記減速機側に配置した
    ベアリングのインナーレースの端面を当接させたことを
    特徴とする請求項11又は請求項12記載のクローラ駆
    動ユニット。
  15. 【請求項15】 前記減速機の内歯歯車は,前記油圧モ
    ータのケーシングにベアリングで支承される支承体に連
    結され,前記ベアリングは,前記油圧モータ側と前記減
    速機側とに配置すると共に,前記各ベアリングのインナ
    ーレースが前記油圧モータのケーシングに設けてあり前
    記減速機側に延出し,減速機側の端部にスプラインが形
    成してある小径部に間隔をあけて嵌入してあり,前記油
    圧モータ側のベアリングのインナーレースの端面を前記
    小径部に連設し前記油圧モータの軸と直角方向に延出す
    る段部に当接すると共に,前記減速機側に配置したベア
    リングのインナーレースの端面を,前記スプラインに連
    設してあり軸心直角方向の断面が半円形状の溝に嵌入し
    た第1ホルダーと,この第1ホルダーの外周に嵌入する
    リング状の第2ホルダーでホルダーを構成し,この第1
    ホルダーと第2ホルダーとを,前記減速機側のベアリン
    グのインナーレースと前記減速機のキャリヤの端面との
    間に位置させたことを特徴とする請求項11記載のクロ
    ーラ駆動ユニット。
  16. 【請求項16】 油圧モータが内在するケーシングの一
    端に,前記油圧モータの出力軸により駆動される太陽歯
    車と,この太陽歯車と内歯歯車の双方に噛み合う遊星歯
    車機構と,この遊星歯車機構の回転を前記内歯歯車に伝
    達するキャリヤ機構とを備えた減速機を配置し,前記油
    圧モータのケーシングの外周に,前記減速機の内歯歯車
    をベアリングを介して支承継させると共に,前記油圧モ
    ータのケーシングの端部に前記キャリヤ機構を支承した
    構成としたクローラ駆動ユニットにおいて,前記油圧モ
    ータは,前記減速機の内歯歯車を回転自在に支承するケ
    ーシングに設けたその後端が蓋体で閉鎖され,内孔の軸
    心部分を貫通する出力軸を回転自在に保持し,この出力
    軸に複数本のピストンが収納されるシリンダブロックを
    回転不能で摺動可能に取り付けると共に,前記ピストン
    の先端が前記内孔内に設けた斜板に当接した構成とする
    と共に,前記シリンダブロックとケーシングの間にバネ
    ブレーキ装置を設けた構成とし,このバネブレーキ装置
    を,前記シリンダブロックの外周に回転不能で摺動可能
    に設けたブレーキシュと,前記内孔にこの内孔より大径
    の中径内孔を連設し,この中径内孔内に回転不能で摺動
    可能にブレーキシュを設け,この中径内孔に連設しこの
    中径内孔より大径の大径内孔を設け,前記中径内孔と大
    径内孔の各々に摺動自在に嵌入し,前記蓋体によって支
    持されるバネで押圧されるピストン体を備え,このピス
    トンの中径内孔と大径内孔とで油圧室を構成し,このピ
    ストン体の前記中径内孔に対する摺動部および前記大径
    内孔に対する摺動部の各々にシールリングを挿入するシ
    ールリング溝を設け,前記ピストン体の前記中径内孔に
    対する摺動部の前記シールリング溝から前記油圧室側外
    径を前記シールリング溝から前記油圧室とは反対側より
    小径としたことを特徴とするクローラ駆動ユニット。
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