JP4694899B2 - 減速機の軸受予圧機構 - Google Patents

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Description

本発明は、減速機に用いられ、固定ケーシングに対して回転ケーシングを回転自在に支持する軸受に予圧を付与する減速機の軸受予圧機構に関する。
従来、減速機に用いられて、固定ケーシングに対して回転ケーシングを回転自在に支持する軸受に予圧を付与する減速機の軸受予圧機構(以下、単に「軸受予圧機構」ともいう)が知られている(特許文献1、2参照)。特許文献1に記載された軸受予圧機構は、固定ケーシングの側面に軸受押え板がボルトで固着されているものであり、これにより軸受に対して予荷重(予圧)を付与するようになっている。しかし、この特許文献1に記載の軸受予圧機構では、複数の軸受押え板やボルトを用いて軸受に予圧を付与するものであるため、部品点数の増大を招いてしまうという問題がある。一方、特許文献2においては、リング状の部材を2つに分割した半円弧状部材を溝に挿入するとともに、その外周にさらにリングを装着して保持する機構が開示されている。
実用新案登録第2584709号公報 特開平9−240525号公報
しかしながら、軸受には耐久性を安定させるために予圧を付与する必要があり、特許文献2に開示された機構の場合、軸受をプレス等で変形させた上でリングを装着する必要があり、組立工程が増えてしまうという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みることにより、部品点数削減のためにリングを用いる場合においても、簡易な手段によって軸受に予圧を付与することができる減速機の軸受予圧機構を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び効果
本発明に係る減速機の軸受予圧機構は、減速機に用いられ、固定ケーシングに対して回転ケーシングを回転自在に支持する軸受に予圧を付与する減速機の軸受予圧機構に関する。
そして、本発明に係る減速機の軸受予圧機構は、上記目的を達成するために以下のようないくつかの特徴を有している。即ち、本発明の減速機の軸受予圧機構は、以下の特徴を単独で、若しくは、適宜組み合わせて備えている。
上記目的を達成するための本発明に係る減速機の軸受予圧機構における第1の特徴は、外周に段部が形成されている前記固定ケーシングと、一対の軸受として形成されるとともに、前記段部に一端側が係合する軸受ユニットと、前記固定ケーシングの外周であって、前記軸受ユニットの他端側が対向する位置に形成されている溝と、前記溝に嵌合することで、予圧を与えた状態で前記軸受ユニットの他端側の位置を規定するリングと、前記一対の軸受の間に挟持され、前記固定ケーシングに対して当該一対の軸受を介して回転自在に支持された前記回転ケーシングと、を備え、前記溝における前記軸受ユニット側の端面は、前記段部からの距離が前記軸受ユニットの幅よりも短くなる位置に形成され、前記リングは、前記溝に挿入される側に厚みが薄くなるように形成されている導入部が設けられるとともに、その両側面が前記軸受ユニットから加わる荷重の方向に対して垂直な平面となるように形成され、前記リングが前記導入部から前記溝に挿入された状態で、当該リングの前記両側面が前記溝の両側の端面とそれぞれ対向するとともに、当該リングの前記両側面が前記軸受ユニットからの荷重を受けて前記一対の軸受を予圧状態で保持することである。
ここで、軸受ユニットの一端側が段部に係合する構成としては、軸受ユニットの一端側においてシム等の部材を介して段部に係合する構成(軸受ユニットにシム等の部材が備えられている構成)と、シム等の部材を介さずに係合する構成(軸受ユニットにシム等の部材が備えられていない構成)とのいずれもが含まれるものである。
本発明の構成によると、段部から溝の軸受ユニット側端面までの距離が軸受ユニットの幅よりも短くなるように形成されており、この溝にリングをその薄く形成された導入部から挿入していくことで、軸受を付与する予圧を徐々に発生させながら最終的な予圧状態まで容易に移行させることができる。したがって、部品点数削減のためにリングを用いる場合においても、簡易な手段によって軸受に予圧を付与することができる。このため、組立工程の簡略化を図ることができる。
また、本発明に係る減速機の軸受予圧機構における第2の特徴は、前記導入部は、前記リングの内周部の全周にわたって設けられるとともにテーパ状の面として形成されていることである。
この構成によると、テーパ状の面としての導入部がリングの内周部の全周にわたって形成されているため、軸受を予圧状態で保持するためにリングを溝に装着することを非常に容易に実現することができる。
また、本発明に係る減速機の軸受予圧機構における第3の特徴は、前記リングは、分割された状態の2つの半割部分により形成されており、前記導入部は、前記2つの半割部分のそれぞれにおいて、分割位置に対応する両端部に形成されている薄肉状の部分であることである。
この構成によると、半割部分の両端部に形成された薄肉状の部分として導入部が形成されているため、十分な長さの導入部を確保した上で、軸受ユニットから加わる荷重の方向に垂直な平面となるように形成された導入部以外の部分の長さを長くすることができる。このため、リングを溝に装着した場合にガタが発生することを抑制することができる。
また、本発明に係る減速機の軸受予圧機構における第4の特徴は、前記固定ケーシングの端部には、遊星歯車を保持するキャリアの端部が挿入されて保持されており、前記キャリアの前記固定ケーシングに挿入される側の端部には、前記リングの外周に係合する凸部が形成されていることである。
この構成によると、キャリアを固定ケーシングの端部に挿入した際に、キャリアの凸部がリングの外周と係合するため、キャリアがリングの抜け止め機構として機能することになる。このため、別途リングの抜け止め機構を設ける必要もなく部品点数の減少を図ることができるとともに、組立工程の簡略化も図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。本発明は、減速機に用いられて、固定ケーシングに対して回転ケーシングを回転自在に支持する軸受に予圧を付与する減速機の軸受予圧機構に関して、広く適用することができる。例えば、建設機械に備えられる走行用装置における減速機に対してその軸受予圧機構として用いることができるが、その用途に限らず、より広範な用途に対して適用でき、多くの異なる環境および各種の目的に応じて適用することができる。なお、以下の説明においては、第1および第2実施形態に分けて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る減速機の軸受予圧機構1(以下、単に「軸受予圧機構1」という)が備えられている減速機10の断面図である。図1に示す減速機10は、図示しない建設機械に備えられており、この建設機械を走行させるための油圧モータ(図示せず)が内部に配設された固定ケーシング11、固定ケーシング11に対して軸受を介して回転自在に支持される回転ケーシング12、回転ケーシング12の内部に配設される遊星歯車機構13等を備えて構成されている。なお、図1においては、固定ケーシング11の内部については斜線を付して省略している。
減速機10では、駆動源である油圧モータで発生する回転駆動力がモータ出力軸14とカップリング16を介して連結された入力軸15に伝達され、更に遊星歯車機構13で減速して伝達される。そして、最終的に回転ケーシング12が回転駆動されることで、回転ケーシング12に設けられたフランジ部24に取り付けられた図示しないスプロケットを介して図示しない被駆動部が駆動されるようになっている。なお、遊星歯車機構13では、まず、入力軸15の回転が、第1キャリアに回転自在に支持されるとともに第1太陽歯車17と噛合する第1遊星歯車19に伝達され、第1遊星歯車19が回転ケーシング12の内歯23と噛合しながら公転する。そして、第1遊星歯車19の公転とともに第1キャリア18が回転してこれにスプライン結合された第2太陽歯車20が回転し、これにより、第2キャリア21に回転自在に支持されるとともに第2太陽歯車20に噛合する第2遊星歯車22が回転する。第2キャリア21の端部26は固定ケーシング11の端部25に挿入されて保持されており、第2遊星歯車22が回転することでこれに内歯23が噛合する回転ケーシング12が回転駆動されるようになっている。
次に、第1実施形態に係る軸受予圧機構1について説明する。軸受予圧機構1は、前述のように、減速機10に用いられ、固定ケーシング11に対して回転ケーシング12を回転自在に支持する軸受に予圧を付与する機構として構成されており、固定ケーシング11と、回転ケーシング12と、軸受ユニット27と、溝28と、リング29と、第2キャリア21とを備えて構成されている。
図2は、図1において点線IIで囲んだ部分を拡大して示す断面図である。図1および図2に示すように、固定ケーシング11は、その端部25が回転ケーシング12の中空円筒状の開口に挿入された状態で配置されており、その外周において全周にわたって延びるように形成されている段部30が設けられている。また、固定ケーシング11の端部25には、第2遊星歯車20を保持する第2キャリア21の端部26がスプライン結合により連結されている。なお、この第2キャリア21が、端部26が固定ケーシング11の端部25に挿入保持される本実施形態のキャリアに該当する。そして、この第2キャリア21の固定ケーシング11に挿入される側の端部26には、凸部36が形成されている。この凸部36は、第2キャリア21が固定ケーシング11に挿入保持された際に、後述するリング29の外周に係合するようになっている。
軸受ユニット27は、図1および図2に示すように、一対の軸受(31a、31b)として形成されている。そして、この軸受ユニット27は、固定ケーシング11の段部30に一端側37が係合するように、すなわち、一方の軸受31aのインナーレース32aの側面が段部30にシム35を介して係合するように構成されている(図2参照)。なお、本実施形態においては、インナーレース32aと段部30との間における空間調整用のシム35は軸受ユニット27に含まれる要素として構成されているが、シム35は配設されていないものとして構成されていてもよい。すなわち、シム35が備えられていない軸受ユニット27の一端側37(この場合、インナーレース32aの側面が一端側37を構成することになる)と段部30とが係合するものであってもよい。
また、図1および図2に示すように、溝28は、固定ケーシング11の外周であって、軸受ユニット27の他端側38が対向する位置に設けられており、固定ケーシング11の全周にわたって延びるように形成されている。なお、溝28における軸受ユニット27側の端面39aは、固定ケーシング11の段部30からの距離が軸受ユニット27の幅(リング29が溝28に挿入されていない状態における一端側37と他端側38との間の距離)よりも短くなる位置に形成されている。
回転ケーシング12は、図1および図2に示すように、軸受ユニット27の一対の軸受31a及び31bの間に挟持されており、これにより、固定ケーシング11に対してこの一対の軸受(31a、31b)を介して回転自在に支持されるようになっている。すなわち、回転ケーシング12の内周には、一対の軸受31aおよび31bに挟持される部分として、周方向にわたって延びるように形成されている突部34が設けられている。この突部34は、軸受31aのアウターレース33aと軸受31bのアウターレース33bとの間で挟持されるようになっている。
リング29は、図1および図2に示すように、溝28に嵌合することで、予圧を与えた状態で軸受ユニット27の他端側38の位置を規定するように構成されている。このリング29は、分割された状態の2つの半割部分40により形成されている。図3は、リング29における1つの半割部分40についての平面図(図3(a))とそのb線矢視方向から見た側面図(図3(b))とを示したものである。この図3に示すように、リング29には、溝28に挿入される側(リング29の内周側)に厚みが薄くなるように形成されている導入部41が設けられている。この導入部41は、リング29の内周部の全周にわたって(各半割部分40についてはそれぞれその半周全てにわたって)設けられるとともにテーパ状の面として形成されている。
また、リング29は、図1乃至図3に示すように、その両側面(42a、42b)が軸受ユニット27から加わる荷重の方向(減速機10の入力軸15と平行な方向)に対して垂直な面となるように形成されている。そして、リング29を構成する2つの半割部分40がそれぞれ溝28に挿入された状態では、図2によく示すように、リング29の各半割部分40の両側面(42a、42b)が溝28の両側の端面(39a、39b)とそれぞれ対向するように配設されることになる。そして、このようにリング29が溝28に挿入されることで、このリング29が軸受ユニット27からの荷重を受けて一対の軸受(31a、31b)を予圧状態で保持するようになっている。
上述した構成を備える軸受予圧機構1は、固定ケーシング11の段部30から溝28の軸受ユニット側端面39aまでの距離が軸受ユニット27の幅よりも短くなるように形成されている。このため、溝28にリング29を構成する2つの半割部分40をその薄く形成された導入部41から挿入していくことで、一対の軸受(31a、31b)を付与する予圧を徐々に発生させながら最終的な予圧状態まで容易に移行させることができるようになっている。
また、この軸受予圧機構1では、リング29が溝28に挿入されて軸受(31a、31b)に予圧が付与される状態になった後に、第2キャリア21が固定ケーシング11の端部25に挿入保持されることになる。これにともなって、第2キャリア21の端部26に設けられた凸部36とリング29の外周とが係合するようになっている。
以上説明したように、第1実施形態に係る軸受予圧機構1によると、部品点数削減のためにリング29を用いる場合においても、簡易な手段によって軸受(31a、31b)に予圧を付与することができる。このため、組立工程の簡略化を図ることができる。
また、軸受予圧機構1によると、テーパ状の面としての導入部41がリング29の内周部の全周にわたって形成されているため、軸受(31a、31b)を予圧状態で保持するためにリング29を溝28に装着することを非常に容易に実現することができる。
また、軸受予圧機構1によると、リング29の両側面(42a、42b)が軸受ユニット27から加わる荷重の方向に対して垂直な平面となるように形成されているため、より大きな荷重も受けることができるようになっている。
また、軸受予圧機構1によると、第2キャリア21を固定ケーシング11の端部25に挿入した際に、第2キャリア21の凸部36がリング29の外周と係合するため、第2キャリア21がリング29の抜け止め機構として機能することになる。このため、別途リング29の抜け止め機構を設ける必要もなく部品点数の減少を図ることができるとともに、組立工程の簡略化も図ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る減速機の軸受予圧機構について説明する。第2実施形態に係る軸受予圧機構は、第1実施形態に係る軸受予圧機構1と同様に図1に示す減速機10において用いられ、軸受予圧機構1と同様の構成を備えている。但し、溝28に挿入されるリングにおける導入部の形状が、軸受予圧機構1とは異なっている。
図4は、第2実施形態の軸受予圧機構におけるリング43を説明する図であって、第1実施形態の図3に対応する図である。リング43は、第1実施形態のリング29と同様に、分割された状態の2つの半割部分44により形成されている。この各半割部分44には、溝28に挿入される側(内周側)に厚みが薄くなるように形成されている導入部45が設けられている。そして、この導入部45は、2つの半割部分44のそれぞれにおいて、分割位置に対応する両端部に設けられている薄肉状の部分として形成されている。なお、導入部45以外の部分(分割位置に対応する両端部以外の部分)には、第1実施形態のリング29と同様に、軸受ユニット27から加わる荷重の方向に対して垂直な平面となるように形成された両側面(42a、42b)が設けられている。
図5は、図4(a)のV−V線矢視位置に対応する断面図を示したものである。図5に示すように、リング43の導入部45を構成する薄肉状の部分は、分割位置に対応する両端部においてその先端側にかけて傾斜したテーパ状の面を備える部分として形成されている。
第2実施形態の軸受予圧機構によると、第1実施形態と同様に、リング43を用いても、リング43に導入部45が形成されているため、簡易な手段によって軸受(31a、31b)に予圧を付与することができる。このため、組立工程の簡略化を図ることができる。そして、この軸受予圧機構によると、リング43における各半割部分44の両端部に形成された薄肉状の部分として導入部45が形成されているため、十分な長さの導入部45を確保した上で、軸受ユニット27から加わる荷重の方向に垂直な平面(42a、42b)となるように形成された導入部45以外の部分の長さを長くすることができる。このため、リング43を溝28に装着した場合にガタが発生することを抑制することができる。
なお、図6は、リング43の変形例を示したものであって、図5に相当する図である。図6に示す変形例に係るリング46では、分割位置に対応する両端部の薄肉状の部分として形成された導入部47は、段状に薄くなった部分として形成されている。このリング46を溝28に挿入するときは、最初にリング46を溝28の深さ方向に対して少し傾けた状態で挿入していくことで、挿入し易くすることができる。このような導入部47が設けられたリング46においても、リング43と同様の作用効果を奏することができる。
以上、第1および第2実施形態を例にとって本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができるものである。
本発明の第1実施形態に係る軸受予圧機構が備えられている減速機の断面図である。 図1において点線IIで囲んだ部分を拡大して示す断面図である。 図1に示す軸受予圧機構のリングにおける1つの半割部分を示す図である。 本発明の第2実施形態の軸受予圧機構におけるリングを説明する図である。 図4(a)のV−V線矢視位置に対応する断面図を示したものである。 図5に示すリングの変形例を示す図である。
符号の説明
1 減速機の軸受予圧機構
10 減速機
11 固定ケーシング
12 回転ケーシング
27 軸受ユニット
28 溝
29 リング
30 段部
31a、31b 一対の軸受
37 軸受ユニットの一端側
38 軸受ユニットの他端側
39a、39b 溝の端面
41 導入部
42a、42b リングの側面

Claims (4)

  1. 減速機に用いられ、固定ケーシングに対して回転ケーシングを回転自在に支持する軸受に予圧を付与する減速機の軸受予圧機構であって、
    外周に段部が形成されている前記固定ケーシングと、
    一対の軸受として形成されるとともに、前記段部に一端側が係合する軸受ユニットと、
    前記固定ケーシングの外周であって、前記軸受ユニットの他端側が対向する位置に形成されている溝と、
    前記溝に嵌合することで、予圧を与えた状態で前記軸受ユニットの他端側の位置を規定するリングと、
    前記一対の軸受の間に挟持され、前記固定ケーシングに対して当該一対の軸受を介して回転自在に支持された前記回転ケーシングと、
    を備え、
    前記溝における前記軸受ユニット側の端面は、前記段部からの距離が前記軸受ユニットの幅よりも短くなる位置に形成され、
    前記リングは、前記溝に挿入される側に厚みが薄くなるように形成されている導入部が設けられるとともに、その両側面が前記軸受ユニットから加わる荷重の方向に対して垂直な平面となるように形成され、
    前記リングが前記導入部から前記溝に挿入された状態で、当該リングの前記両側面が前記溝の両側の端面とそれぞれ対向するとともに、当該リングの前記両側面が前記軸受ユニットからの荷重を受けて前記一対の軸受を予圧状態で保持することを特徴とする減速機の軸受予圧機構。
  2. 前記導入部は、前記リングの内周部の全周にわたって設けられるとともにテーパ状の面として形成されていることを特徴とする請求項1に記載の減速機の軸受予圧機構。
  3. 前記リングは、分割された状態の2つの半割部分により形成されており、
    前記導入部は、前記2つの半割部分のそれぞれにおいて、分割位置に対応する両端部に形成されている薄肉状の部分であることを特徴とする請求項1に記載の減速機の軸受予圧機構。
  4. 前記固定ケーシングの端部には、遊星歯車を保持するキャリアの端部が挿入されて保持されており、
    前記キャリアの前記固定ケーシングに挿入される側の端部には、前記リングの外周に係合する凸部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の減速機の軸受予圧機構。
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