JPH09240524A - 履帯式走行装置 - Google Patents

履帯式走行装置

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JPH09240524A
JPH09240524A JP8311483A JP31148396A JPH09240524A JP H09240524 A JPH09240524 A JP H09240524A JP 8311483 A JP8311483 A JP 8311483A JP 31148396 A JP31148396 A JP 31148396A JP H09240524 A JPH09240524 A JP H09240524A
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crawler belt
sprocket
block
side bracket
crawler
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Takeshi Higuchi
武史 樋口
Hiroyuki Nishimori
博幸 西森
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D55/00Endless track vehicles
    • B62D55/08Endless track units; Parts thereof
    • B62D55/096Endless track units; Parts thereof with noise reducing means

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 履帯がスプロケットに対して多角形状に巻込
まれるときに生じる連続的な打撃音を低減する。 【解決手段】 スプロケット側ブラケットの上部補強板
19上に履帯受けブロック34を設け、この履帯受けブ
ロック34を構成するスキッドブロック36の履帯摺接
面36Bに、履帯29を構成する各リンク30の下面を
摺接させることにより、履帯29がスプロケット25に
対して接線方向に巻込まれるように案内する。これによ
り、履帯29がスプロケット25に多角形状に巻込まれ
るときの上下動を抑えることができ、履帯29のブシュ
32とスプロケット25とが噛合することによって生じ
る連続打撃音を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン等の装軌式車両に好適に用いられる履
帯式走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機
械は、通常、荒地、泥濘地等の建設現場を走行するた
め、履帯式走行装置が装備されている。
【0003】このような履帯式走行装置は、一般に、セ
ンタフレームの左右両側にサイドフレームを有し、この
サイドフレームの前後方向の一側がスプロケット側ブラ
ケットとなると共に他側がアイドラ側ブラケットとなっ
たトラックフレームと、トラックフレームのスプロケッ
ト側ブラケットに設けられたスプロケットおよびアイド
ラ側ブラケットに設けられたアイドラと、スプロケット
とアイドラとの間に巻装された履帯とから構成されてい
る。そして、スプロケットが回転駆動されることによ
り、このスプロケットと噛合する履帯がスプロケット、
アイドラおよび各ローラの間で周回して下部走行体が走
行する。
【0004】ところで、履帯式走行装置を備えた下部走
行体の走行時には、履帯がスプロケットとアイドラとの
間で周回するときに騒音が発生することが知られてい
る。そして、この騒音は間欠打撃音と連続打撃音とに大
別できる。ここで、間欠打撃音は、履帯が周回するとき
上ローラとスプロケットとの間で生じる波打ち振動が原
因となって履帯がスプロケットとアイドラを間欠的に叩
くことによって発生するものである。また、連続打撃音
は、履帯を構成する多数個のリンクが多角形状を描くよ
うにスプロケットに巻込まれるときに、履帯とスプロケ
ットとが連続的に噛合することによって発生するもので
ある。
【0005】ここで、例えば実開昭55−127678
号公報、実開昭63−182981号公報、実開平6−
6182号公報等には、上ローラとスプロケットとの間
に位置して履帯の下側を支持する転輪体を設けた履帯式
走行装置が開示されている。この履帯式走行装置によれ
ば、転輪体によって履帯の下側を支持することにより、
上ローラとスプロケットとの間で履帯が波打ち振動を生
じるのを抑え、当該波打ち振動に伴う間欠打撃音を低減
することができる。
【0006】しかし、上述した従来技術による履帯式走
行装置では、履帯の波打ち振動に伴う間欠打撃音は低減
できるものの、履帯を構成する各リンクがスプロケット
に対して多角形状に巻込まれることによって発生する連
続打撃音を適正に低減することができないという問題が
ある。
【0007】ここで、スプロケットに履帯が巻込まれる
ときに連続打撃音が発生する理由について、図11を参
照して以下に説明する。
【0008】図11において、1はスプロケット、2は
スプロケット1とアイドラ(図示せず)との間に巻装さ
れた履帯を示し、この履帯2は複数のリンク3をピン4
を介して順次回動可能にピン結合することにより構成さ
れ、ピン4の外周側にはブシュ5が嵌合している。そし
て、スプロケット1が矢印A方向に回転するとき、履帯
2のブシュ5がスプロケット1に噛合することにより、
リンク3が時点T1〜T5の間に除々にスプロケット1
に巻込まれていく状態を示している。
【0009】この場合、スプロケット1に対してリンク
3が多角形状を描くように巻込まれることにより、ブシ
ュ5は湾曲線Bで示すような軌道を描いて矢示方向に移
動する。このとき、時点T2,T4におけるブシュ5の
中心を結ぶ直線は、スプロケット1のピッチ円Pに対し
て接線Cとなる。これに対し、時点T1,T3,T5に
おけるブシュ5の中心を結ぶ直線C′は当該接線Cより
も変位量Dだけ下方に変位した位置にある。
【0010】この結果、時点T3においてブシュ5がス
プロケット1に噛合するときに、このブシュ5は時点T
2から時点T3の間に変位量Dだけ上下動してスプロケ
ット1と激しく衝突する。かくして、リンク3がスプロ
ケット1に巻込まれるときに、この現象を繰返すことに
より、連続打撃音が発生すると考えられる。
【0011】これに対し、履帯を構成するリンクが多角
形状にスプロケットに巻込まれることによって生じる連
続打撃音を低減するために、例えば実開平4−1009
73号公報、実開昭50−133635号公報等が知ら
れている。そして、これら各公報には、上ローラとスプ
ロケットとの間に位置して履帯を下側から支持する履帯
受け部材を設けた履帯式走行装置が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の実開平
4−100973号による履帯受け部材は、上ローラと
スプロケットとの間に位置してトラックフレーム上に設
けたトラックフレームボスと、このトラックフレームボ
ス上に立設した支持金具と、この支持金具の軸芯に回転
可能に設けられた転輪体とからなっている。このため、
転輪体を保持するための履帯受け部材の部品点数が多
く、履帯式走行装置全体の製造コストが増大してしまう
上に、転輪体が摩耗したとき、この転輪体の交換を行う
ための作業が煩雑であるという問題がある。
【0013】一方、上述の実開昭50−133635号
公報による履帯受け部材は、トラックフレーム上に立設
された支持材と、この支持材上に固着されてスプロケッ
ト側に伸長する長大な受板と、この受板上に緩衝材を介
して取付けられた長大な滑板とからなっている。このた
め、部品点数が多くなり、かつ形状が大型化してしまう
ため履帯式走行装置全体の製造コストが増大してしまう
という問題がある。
【0014】また、履帯受け部材を構成する滑板が、ス
プロケットと履帯との噛合部の位置から比較的離間した
位置に配設されているため、履帯がスプロケットに巻込
まれるときに当該スプロケットに噛合して発生する連続
打撃音を十分に低減することができないという問題があ
る。
【0015】ここで、上記実開昭50−133635号
公報のように、履帯受け部材を構成する滑板をスプロケ
ットから離間した位置に配設した場合に、履帯とスプロ
ケットとが噛合するときの連続打撃音が大きくなる理由
について、図12を参照して以下に述べる。
【0016】図12において、6はスプロケット、7は
上ローラ、8は履帯をそれぞれ模式的に示している。そ
して、スプロケット6と上ローラ7との間で履帯受け部
材の配設位置を変化させた場合に、履帯8とスプロケッ
ト6との噛合位置が変位する状態を示している。
【0017】この場合、スプロケット6の回転中心Eか
ら距離F1だけ離間した配設位置G1に履帯受け部材を
設けた場合には、履帯8とスプロケット6とは噛合位置
H1,H1′で噛合するが、このときの噛合位置H1は
スプロケット6と上ローラ7とを結ぶ接線Jから変位量
K1だけ下方に変位する。また、回転中心Eから距離F
2だけ離間した配設位置G2に履帯受け部材を設けた場
合には、履帯8とスプロケット6とは噛合位置H2,H
2′で噛合し、このときの噛合位置H2は前記接線Jよ
りも変位量K2だけ下方に変位する。さらに、回転中心
Eから距離F3だけ離間した配設位置G3に履帯受け部
材を設けた場合には、履帯8とスプロケット6とは噛合
位置H3,H3′で噛合し、このときの噛合位置H3は
前記接線Jよりも変位量K3だけ下方に変位する。
【0018】このように、接線Jに対する履帯8とスプ
ロケット6との噛合位置Hの変位量Kは、履帯受け部材
の配設位置Gがスプロケット6から離間する程大きくな
る。そして、変位量Kが大きくなるほどスプロケット6
が履帯8と噛合してこの履帯8を上方に跳ね上げるのに
必要なエネルギが増大する結果、履帯8とスプロケット
6とが噛合したときの連続打撃音が増大することにな
る。
【0019】従って、履帯受け部材をできるだけスプロ
ケットに近接した位置に配設することにより、履帯8が
スプロケット6に対して接線方向に巻込まれるように構
成するのが望ましい。しかし、上述した従来技術による
履帯受け部材は、比較的スプロケットから離間した位置
に配設されているため、履帯がスプロケットに噛合する
ときに生じる連続打撃音を十分に低減することができな
いという問題がある。
【0020】本発明は、上述の如き従来技術の問題に鑑
みなされたもので、履帯がスプロケットに対して多角形
状に巻込まれることによって生じる連続打撃音を確実に
低減することができ、かつ、構成の簡素化を図ることが
できるようにした履帯式走行装置を提供することを目的
としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、センタフレームの左右両側にサイド
フレームを有し、このサイドフレームの前後方向の一側
がスプロケット側ブラケットとなり、他側がアイドラ側
ブラケットとなったトラックフレームと、前記トラック
フレームのスプロケット側ブラケットに設けられたスプ
ロケットおよびアイドラ側ブラケットに設けられたアイ
ドラと、前記スプロケットとアイドラとの間に巻装され
た履帯とからなる履帯式走行装置に適用される。
【0022】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記スプロケット側ブラケットの上面には、前
記スプロケットの近傍に位置して前記履帯が摺接する履
帯摺接面をもったブロック体からなる履帯受けブロック
を設ける構成としたことにある。
【0023】このように構成したことにより、スプロケ
ットとアイドラとの間で周回駆動される履帯は、スプロ
ケット側ブラケットの上面に設けられた履帯受けブロッ
クの履帯摺接面に摺接しつつスプロケットに巻込まれ
る。このとき、履帯受けブロックが履帯をスプロケット
に対してほぼ接線方向に巻込むように案内することによ
り、履帯がスプロケットに多角形状に巻込まれるときの
上下動を抑えることができ、履帯とスプロケットとが噛
合するときに生じる連続打撃音を低減できる。
【0024】また、請求項2の発明は、前記スプロケッ
ト側ブラケットは、前記スプロケットを駆動するための
駆動装置を取付ける取付板と、この取付板を補強するた
めに取付板の周囲を囲んで設けた補強板とから構成し、
前記履帯受けブロックは前記補強板の上面に固着して設
ける構成としたことにある。
【0025】このように構成したことにより、履帯受け
ブロックをスプロケットの近傍に配設することができ、
スプロケットに巻込まれる直前まで履帯を履帯受けブロ
ックの履帯摺接面に摺接させて接線方向に案内すること
ができる。
【0026】さらに、請求項3の発明は、前記履帯受け
ブロックは、前記スプロケット側ブラケットに固着され
たベースブロックと、このベースブロックに締結部材を
用いて着脱可能に取付けられ前記履帯に摺接するスキッ
ドブロックとから構成し、このスキッドブロックは上面
が前記履帯摺接面として形成された単一の剛体により形
成したことにある。
【0027】このように構成したことにより、履帯受け
ブロックの構成を簡素化することができ、例えば摩耗し
たスキッドブロックを交換するときの作業を簡単に行う
ことができる。しかも、スキッドブロックを単一の剛体
によって形成することにより履帯受けブロックを小型化
することができ、この履帯受けブロックをスプロケット
に近い位置に配設することができる。
【0028】また、請求項4の発明は、前記履帯受けブ
ロックの履帯摺接面は、前記履帯が前記スプロケットに
対して接線方向に巻込まれるように当該接線に対してほ
ぼ平行に形成したことにある。
【0029】このように構成したことにより、スプロケ
ットに巻込まれる履帯を履帯受けブロックの履帯摺接面
に摺接させることができ、履帯をスプロケットに対して
常時接線方向に巻込むように案内することができる。
【0030】さらに、請求項5の発明は、前記履帯が前
記スプロケットに巻込まれるときの進入方向に対して直
交し前記スプロケットの回転中心を通る直線と、前記履
帯受けブロックのスプロケット側端部との離間寸法を、
前記履帯を構成するリンク間のピッチ寸法に対して0.
25〜1倍の範囲に設定したことにある。
【0031】このように構成したことにより、履帯受け
ブロックをスプロケットに極めて接近した位置に設け、
履帯をスプロケットに対して接線方向で巻込まれるよう
に案内することができ、履帯がスプロケットに多角形状
に巻込まれるときに生じる上下動を履帯受けブロックに
よって確実に抑えることができる。
【0032】また、請求項6の発明は、センタフレーム
の左右両側にサイドフレームを有し、このサイドフレー
ムの前後方向の一側がスプロケット側ブラケットとな
り、他側がアイドラ側ブラケットとなったトラックフレ
ームと、前記トラックフレームのスプロケット側ブラケ
ットに設けられたスプロケットおよびアイドラ側ブラケ
ットに設けられたアイドラと、前記スプロケットとアイ
ドラとの間に巻装された履帯とからなる履帯式走行装置
において、前記スプロケット側ブラケットの上面には、
前記スプロケットの近傍に位置して履帯受けブロックを
設け、この履帯受けブロックは前記履帯を構成するリン
クの上下方向の動きを受けると共に、このリンクを滑ら
かに案内する履帯摺接面をもったブロック体により構成
したことにある。
【0033】このように構成したことにより、履帯を構
成するリンクの上下方向の動きを履帯受けブロックの履
帯摺接面によって受けることができ、このリンクをスプ
ロケットに向けて滑らかに案内することができる。これ
により、履帯がスプロケットに多角形状に巻込まれると
きの上下動を抑えることができ、履帯とスプロケットと
が噛合するときに生じる連続打撃音を低減できる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図1
ないし図10に示す図面に基づいて詳細に説明する。
【0035】図1において、11は油圧ショベルの下部
走行体、12は下部走行体11を構成するトラックフレ
ームをそれぞれ示し、このトラックフレーム12は、セ
ンタフレーム13と、センタフレーム13の左右両側に
配設され、前後方向に伸長した一対のサイドフレーム1
4(一方のみ図示)とからなっている。
【0036】そして、サイドフレーム14の前後方向の
一側にはスプロケット側ブラケット15が設けられ、他
側にはアイドラ側ブラケット16が設けられている。
【0037】ここで、スプロケット側ブラケット15は
図2ないし図4に示すように、サイドフレーム14の一
側端部に固定された接続用端板17に溶接等によって固
着されている。
【0038】そして、スプロケット側ブラケット15
は、後述する走行モータ23を取付けるための大径穴1
8Aを有し、この大径穴18Aの周囲に複数のねじ穴1
8Bが設けられた厚肉の取付板18と、この取付板18
の上側外周を覆う上部補強板19と、下側外周を覆う下
部補強板20と、取付板18の側面に固着された半円弧
状の後部補強板21とから構成されている。
【0039】22はスプロケット側ブラケット15に取
付けられた駆動装置を示し、この駆動装置22は走行モ
ータ23と、この走行モータ23の回転を減速する減速
機24と、この減速機24の出力側に取付けられたスプ
ロケット25とからなっている。そして、走行モータ2
3の出力を減速機24で減速してスプロケット25を回
転駆動することにより、後述するアイドラ26との間に
巻装された履帯29が周回駆動する。
【0040】26はアイドラ側ブラケット16に取付け
られたアイドラで、このアイドラ26はサイドフレーム
14内に設けられた履帯張り調整装置(図示せず)によ
ってスプロケット20から離間する方向に常時付勢さ
れ、スプロケット20との間に巻装された履帯29に適
度な張りを付与している。
【0041】27,27はサイドフレーム14の上面側
に回転可能に設けられた2個の上ローラで、各上ローラ
27は、履帯29を下側から支持しつつ履帯29がサイ
ドフレーム14に接触するのを防止している。28,2
8,…はサイドフレーム14の下面側に列設された複数
の下ローラで、該各下ローラ28は、スプロケット25
およびアイドラ26と共に履帯29上でサイドフレーム
14を支持するものである。
【0042】29はスプロケット25、アイドラ26、
各上ローラ27および各下ローラ28に巻装された履帯
を示す。この履帯29は、図5および図6に示すよう
に、複数のリンク30をピン31によって順次連結する
ことによって無端状に形成され、ピン31の外周側には
スプロケット25に噛合する円筒状のブシュ32を嵌合
し、かつ各リンク30にそれぞれ板状のシュー33を固
定することによって構成されている。
【0043】34はスプロケット25の近傍に位置して
スプロケット側ブラケット15の上面に設けられた履帯
受けブロックを示し、この履帯受けブロック34は後述
するベースブロック35、スキッドブロック36等から
なっている。
【0044】35はスプロケット側ブラケット15を構
成する上部補強板19の上面に溶接等によって固着され
たベースブロックで、このベースブロック35は直方体
状に形成された鋼製のブロック体からなり、その長手方
向に3個の透孔35Aが穿設されている。
【0045】36はベースブロック35に固定されたス
キッドブロックで、このスキッドブロック36は、ほぼ
台形状に形成された鋼製のブロック体からなり、その長
手方向にはベースブロック35の各透孔35Aと等しい
ピッチをもって3個のねじ穴36Aが螺設されている。
そして、ベースブロック35の各透孔35Aに挿通した
締結部材としての取付ボルト37を、スキッドブロック
36の各ねじ穴36Aに螺入することにより、ベースブ
ロック35にスキッドブロック36が締結される構成と
なっている。
【0046】ここで、スキッドブロック36の上面に
は、履帯29を構成する各リンク30の下面が摺接する
ことにより、各リンク30の上下方向の動きを受ける履
帯摺接面36Bが形成されている。この履帯摺接面36
Bは、図7に示すように、履帯29がスプロケット25
に対して接線方向に巻込まれるとき、スプロケット25
のピッチ円Pに対する接線Lとほぼ平行となるように形
成されている。
【0047】また、スキッドブロック36の前後方向の
両端部は曲面状に面取りされ、履帯29の各リンク30
がスキッドブロック36に摺接するときに各リンク30
間の継ぎ目が引っ掛かるのを防止している。
【0048】かくして、履帯29を構成する各リンク3
0の下面がスキッドブロック36の履帯摺接面36Bに
常時摺接することにより、履帯29をスプロケット25
に対して接線方向に巻込む状態を保つことができ、履帯
29がスプロケット25に噛合するときに生じる連続打
撃音を低減できる構成となっている。
【0049】また、図7に示すように、履帯29が前記
接線Lに沿ってスプロケット25に巻込まれるときの進
入方向の延長線をM、この進入方向の延長線Mと直交し
スプロケット25の回転中心を通る直線をN、この直線
Nとスキッドブロック36のうちスプロケット25側に
位置する端部(スプロケット側端部)36Cとの離間寸
法をQ、履帯29を構成する各リンク30間のピッチ寸
法をRとすると、前記離間寸法Qは、各リンク30間の
ピッチ寸法Rの0.5倍(Q=0.5R)となるように
設定されている。なお、前記進入方向の延長線Mは、履
帯29の各リンク30がスプロケット25に巻込まれる
直前までは、スプロケット25のピッチ円Pに対する接
線Lに一致している。
【0050】これにより、履帯29がスプロケット25
に巻込まれる直前まで、この履帯29の下面をスキッド
ブロック36の履帯摺接面36Bに摺接させることがで
き、スプロケット25に対して接線方向に巻込まれるよ
うに履帯29を案内することができる。
【0051】本実施例は上述の如き構成を有するもの
で、履帯29は、スプロケット25、アイドラ26、上
ローラ27および下ローラ28に巻装され、アイドラ2
6とサイドフレーム14との間に設けられた履帯張り調
整装置(図示せず)によって適度な張りを付与される。
この状態でスプロケット25を回転駆動すると、このス
プロケット25が履帯29を構成する各ブシュ32に順
次噛合することにより、履帯29が周回駆動して下部走
行体11が走行(後進)する。
【0052】このとき、スプロケット側ブラケット15
の上部補強板19上に設けられたスキッドブロック36
は、履帯摺接面36Bを各リンク30の下面に常時摺接
させることにより、各リンク30の上下方向への動きを
受ける。これにより、図8に示すように、各リンク30
が時点T1〜T5の間に除々にスプロケット25に巻込
まれていくとき、ブシュ32は矢印Sで示すような滑ら
かな軌道を描き、各ブシュ32の中心を結ぶ線がスプロ
ケット25のピッチ円Pに対して接線Lの状態を保つよ
うになる。
【0053】かくして、スキッドブロック36が履帯2
9の各リンク30をスプロケット25に対してほぼ接線
方向に巻込むように案内することにより、履帯29がス
プロケット25に多角形状に巻込まれるときの上下動を
抑えることができ、履帯29の各ブシュ32がスプロケ
ット25に噛合することにより生じる連続打撃音を効果
的に低減することができる。
【0054】しかも、履帯受けブロック34を、スプロ
ケット側ブラケット15の上部補強板19上に固着した
ベースブロック35と、このベースブロック35に取付
ボルト37によって締結された単一のブロック体からな
るスキッドブロック36とから構成したから、例えば従
来技術の如き転輪体を用いる場合に比較して構成を大幅
に簡素化することができる。これにより、部品点数の削
減によるコスト低減が実現できるのみならず、例えば長
期に亘る使用によってスキッドブロック36が摩耗した
場合に、このスキッドブロック36を交換する作業を容
易に行うことができる。
【0055】また、単一のブロック体からなるスキッド
ブロック36を用いることにより、例えば転輪体等を用
いる場合に比較して、履帯受けブロック34全体を小型
化することができる。このため、スキッドブロック36
をスプロケット25に極めて近い位置に配設し、スプロ
ケット25に巻込まれる直前まで履帯29の各リンク3
0をスキッドブロック36の履帯摺接面36Bに摺接さ
せることができる。この結果、履帯29がスプロケット
25に対して確実に接線方向に巻込まれ、履帯29の各
ブシュ32がスプロケット25に噛合することにより生
じる連続打撃音を一層効果的に低減することができる。
【0056】次に、図9は本発明の変形例を示し、この
変形例ではスキッドブロック36′のスプロケット側端
部36C′と前記直線Nとの離間寸法Qを、履帯29を
構成する各リンク30間のピッチ寸法Rの1倍(Q=
R)となるように設定している。
【0057】このように構成された本変形例において
も、履帯29が周回駆動するときにスキッドブロック3
6′は、履帯摺接面36B′を各リンク30の下面に常
時摺接させて履帯29を下側から支える。これにより、
図9に示すように、各リンク30が時点T1〜T5の間
に除々にスプロケット25に巻込まれていくとき、ブシ
ュ32は矢印Sで示すような滑らかな軌道を描き、各ブ
シュ32の中心を結ぶ線がスプロケット25のピッチ円
Pに対して接線Lの状態を保つようになる。
【0058】かくして、履帯受けブロック34が履帯2
9をスプロケット25に対してほぼ接線方向に巻込むよ
うに案内することにより、履帯29がスプロケット25
に多角形状に巻込まれるときの上下動を抑えることがで
き、履帯29の各ブシュ32がスプロケット25に噛合
することによる連続打撃音を低減できる。
【0059】ここで、比較例として図10に示すよう
に、履帯摺接面41Aの前後方向の長さ寸法を大きくし
たスキッドブロック41を用いることにより、このスキ
ッドブロック41のスプロケット側端部41Bと前記直
線Nとの離間寸法Qを0(Q=0)とすることも可能で
ある。しかし、この場合には、履帯29がスプロケット
25に巻込まれた後に浮上がり現象を生じる不具合があ
り、以下、この浮上がり現象について図10を参照して
説明する。
【0060】図10において、スキッドブロック41は
スプロケット側端部41Bと前記直線Nとの離間寸法Q
が0(Q=0)となる位置に配設されている。
【0061】ここで、リンク30はスキッドブロック4
1の履帯摺接面41Aに摺接しつつ、時点T1〜T5の
間に除々にスプロケット25に巻込まれていくが、時点
T4においてリンク30の下面がスキッドブロック41
のスプロケット側端部41Bに点接触し、このスプロケ
ット側端部41Bを支点としてふらつきを生じる。この
ため、続く時点T5においては、ブシュ32がスプロケ
ット25の歯面から浮上がる現象(浮上がり現象)が発
生する。その結果、リンク30がスプロケット25に巻
込まれていくときに、ブシュ32は、湾曲線S′で示す
ような軌道を描くようになる。かくして、履帯29がス
プロケット25に巻込まれるときに、ブシュ32が上下
動しつつスプロケット25に噛合して連続打撃音を発生
してしまう。
【0062】また、リンク30の下面側がスキッドブロ
ック41のスプロケット側端部41Bに点接触すること
により、スキッドブロック41の摩耗を早めるという不
具合も生じる。
【0063】そこで、スキッドブロック36の前後方向
の配設位置を変化させ、このスキッドブロック36のス
プロケット側端部36Cと前記直線Nとの離間寸法Qを
調整した。これによると、離間寸法Qは、履帯29を構
成する各リンク30間のピッチ寸法Rの0.25倍(Q
=0.25R)に設定した場合には、スプロケット25
の歯面からのブシュ32の浮上がり現象が実用上問題と
ならない程度にまで減少することが確認できた。
【0064】以上の結果から、スキッドブロック36の
スプロケット側端部36Cと、履帯29がスプロケット
25に巻込まれるときの進入方向と直交する直線Nとの
離間寸法Qを、履帯29を構成する各リンク30のピッ
チ寸法Rの0.25〜1倍(Q=0.25R〜1.0
R)の範囲内に設定すれば、履帯29がスプロケット2
5に巻込まれるときにスプロケット25とブシュ32と
が噛合することによる連続打撃音を大幅に低減すること
ができ、かつ、履帯29がスプロケット25に巻込まれ
た後に浮上がり現象を生じるのを防止できる。
【0065】上述した如く本発明によれば、スプロケッ
ト側ブラケット15の上部補強板19上に履帯受けブロ
ック34を設け、この履帯受けブロック34を構成する
スキッドブロック36に設けた履帯摺接面36Bを、履
帯29を構成する各リンク30の下面に常時摺接させる
ことにより、履帯29をスプロケット25に対して接線
方向に巻込むことができる。これにより、履帯29が多
角形状にスプロケット25に巻込まれるときの上下動を
抑えることができ、スプロケット25と履帯29のブシ
ュ32とが噛合することにより生じる連続打撃音を効果
的に低減できる。
【0066】この場合、履帯受けブロック34を、スプ
ロケット側ブラケット15の上部補強板19上に固着し
たベースブロック35と、このベースブロック35に取
付ボルト37を介して着脱可能に固定されたスキッドブ
ロック36とから構成したから、例えば転輪体等によっ
て履帯を案内する構成に比較して、履帯受けブロック3
4の構成を簡素化することができる。
【0067】これにより、履帯受けブロック34の部品
点数を削減でき、履帯式走行装置全体のコストを低減す
ることができる。また、履帯受けブロック34が摩耗し
た場合に、単一のブロック体からなるスキッドブロック
36のみを交換することにより、この交換作業を容易に
行うことができる。
【0068】さらに、スキッドブロック36のスプロケ
ット側端部36Cと、履帯29がスプロケット25に巻
込まれるときの進入方向に直交しスプロケット25の回
転中心を通る直線Nとの離間寸法Qを、履帯29を構成
する各リンク30間のピッチ寸法Rの0.25〜1倍の
範囲内に設定することにより、スキッドブロック36を
スプロケット25に極めて近い位置に配設することがで
きる。これにより、スプロケット25に巻込まれる直前
まで履帯29の各リンク30をスキッドブロック36の
履帯摺接面36Bに摺接させることができる。この結
果、本実施例では、履帯29の各ブシュ32がスプロケ
ット25に噛合するときの連続打撃音を一層効果的に低
減することができ、かつ、履帯29がスプロケット25
に巻込まれた後の浮上がり現象をも防止することができ
る。
【0069】なお、上述の実施形態では、油圧ショベル
の下部走行体に用いた履帯式走行装置を例に挙げて説明
したが、本発明はこれに限らず、例えば油圧クレーン等
の他の装軌式車両の下部走行体にも適用することができ
る。
【0070】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、スプロケット側ブラケットの上面に、履帯が摺接
する履帯摺接面をもったブロック体からなる履帯受けブ
ロックを設ける構成としたから、周回駆動される履帯が
履帯受けブロックの履帯摺接面に摺接しつつスプロケッ
トに巻込まれるとき、この履帯をスプロケットに対して
ほぼ接線方向に巻込むように案内することができる。こ
れにより、履帯がスプロケットに多角形状に巻込まれる
ときの上下動を抑えることができ、履帯とスプロケット
とが噛合するときに生じる連続打撃音を低減できる。
【0071】しかも、履帯受けブロックを履帯摺接面を
有するブロック体から構成することにより、例えば転輪
体を用いる場合に比較して構成の簡素化を図ることがで
き、履帯式走行装置全体のコストを低減することができ
る上に、履帯受けブロックの取付時や交換時の作業性を
向上することができる。
【0072】また、請求項2の発明によれば、スプロケ
ット側ブラケットをスプロケットの駆動装置を取付ける
取付板と、この取付板を補強する補強板とから構成し、
この補強板の上面に履帯受けブロックを固着して設ける
構成としたから、履帯受けブロックをスプロケットの近
傍に配設することができる。これにより、スプロケット
に巻込まれる直前まで履帯を履帯受けブロックの履帯摺
接面に摺接させて接線方向に案内することができ、履帯
がスプロケットに巻込まれるときに生じる連続打撃音を
一層効果的に低減できる。
【0073】そして、請求項3の発明によれば、履帯受
けブロックをスプロケット側ブラケットに固着されたベ
ースブロックと、このベースブロックに着脱可能に取付
けた単一の剛体からなるスキッドブロックとから構成し
たから、例えば転輪体等を用いる場合に比較して履帯受
けブロック全体を小型化することができる。このため、
履帯受けブロックをスプロケットに極めて近い位置に配
設することができ、履帯をスプロケットに巻込まれる直
前までスキッドブロックによって接線方向に案内するこ
とができる。また、摩耗したスキッドブロックを交換す
る作業を容易に行うことができる。
【0074】また、請求項4の発明によれば、履帯受け
ブロックの履帯摺接面を、履帯がスプロケットに対して
接線方向に巻込まれるように当該接線に対してほぼ平行
に形成したから、履帯受けブロックの履帯摺接面に摺接
しつつスプロケットに巻込まれる履帯を、スプロケット
に対して常時接線方向に巻込むように案内することがで
きる。
【0075】さらに、請求項5の発明によれば、履帯受
けブロックのスプロケット側端部と、履帯がスプロケッ
トに巻込まれるときの進入方向に直交しスプロケットの
回転中心を通る直線との離間寸法を、履帯を構成する各
リンクのピッチ寸法の0.25〜1倍の範囲内に設定し
たから、履帯受けブロックをスプロケットに極めて接近
した位置に設けることができる。これにより、スプロケ
ットに巻込まれる直前まで履帯をスプロケットに対して
接線方向で巻込まれるように案内でき、履帯がスプロケ
ットに巻込まれるときの打撃音を確実に低減することが
でき、かつ、履帯がスプロケットに巻込まれた後の浮上
がり現象をも効果的に防止できる。
【0076】また、請求項6の発明によれば、スプロケ
ット側ブラケットの上面にスプロケットの近傍に位置し
て履帯受けブロックを設け、この履帯受けブロックの履
帯摺接面によって、履帯を構成するリンクの上下方向の
動きを受けると共に、このリンクをスプロケットに向け
て滑らかに案内する構成としたから、各リンクがスプロ
ケットに対して接線方向に巻込まれる状態を保つことが
できる。これにより、履帯がスプロケットに多角形状に
巻込まれるときの上下動を抑えることができ、履帯とス
プロケットとが噛合するときに生じる連続打撃音を低減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による履帯式走行装置が適用
された下部走行体を示す外観図である。
【図2】図1中のスプロケット側ブラケット、履帯受け
ブロック等を拡大して示す分解斜視図である。
【図3】図1中のスプロケット側ブラケット、履帯受け
ブロック等を駆動装置を二点鎖線として示す部分拡大図
である。
【図4】図3中の矢示IV−IV方向からみた平面図であ
る。
【図5】図1中のスプロケット側ブラケット、駆動装
置、履帯受けブロック等を拡大して示す部分拡大図であ
る。
【図6】図5中の矢示VI−VI方向からみた断面図であ
る。
【図7】図5中の履帯受けブロック等を拡大して示す要
部拡大図である。
【図8】図7中のリンクがスプロケットに巻込まれてい
く状態を経時的に示す説明図である。
【図9】本発明の変形例を示す図8と同様の説明図であ
る。
【図10】本発明の比較例として、スキッドブロックの
スプロケット側端部を、スプロケットに対する履帯の進
入方向と直交する直線の位置とした場合に生じる履帯の
浮上がり現象を示す説明図である。
【図11】従来技術による履帯式走行装置においてリン
クがスプロケットに巻込まれていく状態を経時的に示す
説明図である。
【図12】従来技術による履帯式走行装置において、履
帯受け部材の配設位置と履帯がスプロケットに噛合する
位置との関係を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
12 トラックフレーム 13 センタフレーム 14 サイドフレーム 15 スプロケット側ブラケット 18 取付板 19 上部補強板 22 駆動装置 25 スプロケット 26 アイドラ 29 履帯 30 リンク 34 履帯受けブロック 35 ベースブロック 36 スキッドブロック 36B 履帯摺接面 36C スプロケット側端部 37 取付ボルト(締結部材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタフレームの左右両側にサイドフレ
    ームを有し、このサイドフレームの前後方向の一側がス
    プロケット側ブラケットとなり、他側がアイドラ側ブラ
    ケットとなったトラックフレームと、前記トラックフレ
    ームのスプロケット側ブラケットに設けられたスプロケ
    ットおよびアイドラ側ブラケットに設けられたアイドラ
    と、前記スプロケットとアイドラとの間に巻装された履
    帯とからなる履帯式走行装置において、 前記スプロケット側ブラケットの上面には、前記スプロ
    ケットの近傍に位置して前記履帯が摺接する履帯摺接面
    をもったブロック体からなる履帯受けブロックを設ける
    構成としたことを特徴とする履帯式走行装置。
  2. 【請求項2】 前記スプロケット側ブラケットは、前記
    スプロケットを駆動するための駆動装置を取付ける取付
    板と、この取付板を補強するために取付板の周囲を囲ん
    で設けた補強板とから構成し、前記履帯受けブロックは
    前記補強板の上面に固着して設ける構成としてなる請求
    項1に記載の履帯式走行装置。
  3. 【請求項3】 前記履帯受けブロックは、前記スプロケ
    ット側ブラケットに固着されたベースブロックと、この
    ベースブロックに締結部材を用いて着脱可能に取付けら
    れ前記履帯に摺接するスキッドブロックとから構成し、
    このスキッドブロックは上面が前記履帯摺接面として形
    成された単一の剛体により形成してなる請求項1に記載
    の履帯式走行装置。
  4. 【請求項4】 前記履帯受けブロックの履帯摺接面は、
    前記履帯が前記スプロケットに対して接線方向に巻込ま
    れるように当該接線に対してほぼ平行に形成してなる請
    求項1に記載の履帯式走行装置。
  5. 【請求項5】 前記履帯が前記スプロケットに巻込まれ
    るときの進入方向に対して直交し前記スプロケットの回
    転中心を通る直線と、前記履帯受けブロックのスプロケ
    ット側端部との離間寸法を、前記履帯を構成するリンク
    のピッチ寸法に対して0.25〜1倍の範囲内に設定し
    てなる請求項1に記載の履帯式走行装置。
  6. 【請求項6】 センタフレームの左右両側にサイドフレ
    ームを有し、このサイドフレームの前後方向の一側がス
    プロケット側ブラケットとなり、他側がアイドラ側ブラ
    ケットとなったトラックフレームと、前記トラックフレ
    ームのスプロケット側ブラケットに設けられたスプロケ
    ットおよびアイドラ側ブラケットに設けられたアイドラ
    と、前記スプロケットとアイドラとの間に巻装された履
    帯とからなる履帯式走行装置において、 前記スプロケット側ブラケットの上面には、前記スプロ
    ケットの近傍に位置して履帯受けブロックを設け、この
    履帯受けブロックは前記履帯を構成するリンクの上下方
    向の動きを受けると共に、このリンクを滑らかに案内す
    る履帯摺接面をもったブロック体により構成したことを
    特徴とする履帯式走行装置。
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