JPH09240410A - エアバッグ装置 - Google Patents
エアバッグ装置Info
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- JPH09240410A JPH09240410A JP8048546A JP4854696A JPH09240410A JP H09240410 A JPH09240410 A JP H09240410A JP 8048546 A JP8048546 A JP 8048546A JP 4854696 A JP4854696 A JP 4854696A JP H09240410 A JPH09240410 A JP H09240410A
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- lid
- bag
- housing
- inflator
- cover
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- 239000007789 gas Substances 0.000 description 5
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 5
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 3
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 3
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- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
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- 239000005357 flat glass Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Air Bags (AREA)
- Instrument Panels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】固定の支持部材に固定されるハウジングに設け
られたリテーナに、破断を容易として薄肉に形成された
破断部を略中央部に有して前記ハウジングの開口部を覆
うリッドがフローティング支持され、ハウジング内に
は、インフレータが収納、固定されるとともに、該イン
フレータからの高圧ガスによるインフレータとは反対側
への展開を可能としたバッグが折畳み状態で収納される
エアバッグ装置において、リッドのフローティング支持
構造を活かしつつリッドの中央部の剛性を高める。 【解決手段】リッド16側に膨らんで該リッド16の内
面の略中央部に接触する円弧部20b1 を有するととも
にバッグ14の展開に応じて破断することを可能とした
カバー201 が、バッグ14の折畳み状態ではリッド1
6との相対移動を規制されてリッド16内に収納され
る。
られたリテーナに、破断を容易として薄肉に形成された
破断部を略中央部に有して前記ハウジングの開口部を覆
うリッドがフローティング支持され、ハウジング内に
は、インフレータが収納、固定されるとともに、該イン
フレータからの高圧ガスによるインフレータとは反対側
への展開を可能としたバッグが折畳み状態で収納される
エアバッグ装置において、リッドのフローティング支持
構造を活かしつつリッドの中央部の剛性を高める。 【解決手段】リッド16側に膨らんで該リッド16の内
面の略中央部に接触する円弧部20b1 を有するととも
にバッグ14の展開に応じて破断することを可能とした
カバー201 が、バッグ14の折畳み状態ではリッド1
6との相対移動を規制されてリッド16内に収納され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定の支持部材に
固定されるハウジングに設けられたリテーナに、破断を
容易として薄肉に形成された破断部を略中央部に有して
前記ハウジングの開口部を覆うリッドがフローティング
支持され、ハウジング内には、インフレータが収納、固
定されるとともに、該インフレータからの高圧ガスによ
るインフレータとは反対側への展開を可能としたバッグ
が折畳み状態で収納されるエアバッグ装置に関する。
固定されるハウジングに設けられたリテーナに、破断を
容易として薄肉に形成された破断部を略中央部に有して
前記ハウジングの開口部を覆うリッドがフローティング
支持され、ハウジング内には、インフレータが収納、固
定されるとともに、該インフレータからの高圧ガスによ
るインフレータとは反対側への展開を可能としたバッグ
が折畳み状態で収納されるエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、助手席用のエアバッグ装置に
おいて、リッドがその略中央部に破断部を有するもの
は、リッド中央部の剛性が低くなるため、リッドの中央
部を手で押すとリッドが凹んでしまい、商品性に劣るも
のとなっている。
おいて、リッドがその略中央部に破断部を有するもの
は、リッド中央部の剛性が低くなるため、リッドの中央
部を手で押すとリッドが凹んでしまい、商品性に劣るも
のとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】リッド中央部の剛性を
高めて商品性を向上するためには、リッドの略中央部を
何らかの構造で支持すればよいのであるが、リッドはイ
ンストルメントパネルとの位置合わせのために、ハウジ
ングに設けられたリテーナでフローティング支持されて
いるものであるため、リッドを支持する部材をハウジン
グあるいはリテーナに固着したのでは、リッドをリテー
ナでフローティング支持しているにもかかわらず固定の
支持部材へのハウジングの固定部の寸法バラツキにより
リッドのインストルメントパネルへの装着が困難とな
る。
高めて商品性を向上するためには、リッドの略中央部を
何らかの構造で支持すればよいのであるが、リッドはイ
ンストルメントパネルとの位置合わせのために、ハウジ
ングに設けられたリテーナでフローティング支持されて
いるものであるため、リッドを支持する部材をハウジン
グあるいはリテーナに固着したのでは、リッドをリテー
ナでフローティング支持しているにもかかわらず固定の
支持部材へのハウジングの固定部の寸法バラツキにより
リッドのインストルメントパネルへの装着が困難とな
る。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、リッドのフローティング支持構造を活かしつ
つリッドの中央部の剛性を高め得るようにしたエアバッ
グ装置を提供することを目的とする。
のであり、リッドのフローティング支持構造を活かしつ
つリッドの中央部の剛性を高め得るようにしたエアバッ
グ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、固定の支持部材に固定されるハウジング
に設けられたリテーナに、破断を容易として薄肉に形成
された破断部を略中央部に有して前記ハウジングの開口
部を覆うリッドがフローティング支持され、ハウジング
内には、インフレータが収納、固定されるとともに、該
インフレータからの高圧ガスによるインフレータとは反
対側への展開を可能としたバッグが折畳み状態で収納さ
れるエアバッグ装置において、リッド側に膨らんで該リ
ッドの内面の略中央部に接触する円弧部を有するととも
にバッグの展開に応じて破断することを可能としたカバ
ーが、バッグの折畳み状態ではリッドとの相対移動を規
制されてリッド内に収納されることを特徴とする。
に、本発明は、固定の支持部材に固定されるハウジング
に設けられたリテーナに、破断を容易として薄肉に形成
された破断部を略中央部に有して前記ハウジングの開口
部を覆うリッドがフローティング支持され、ハウジング
内には、インフレータが収納、固定されるとともに、該
インフレータからの高圧ガスによるインフレータとは反
対側への展開を可能としたバッグが折畳み状態で収納さ
れるエアバッグ装置において、リッド側に膨らんで該リ
ッドの内面の略中央部に接触する円弧部を有するととも
にバッグの展開に応じて破断することを可能としたカバ
ーが、バッグの折畳み状態ではリッドとの相対移動を規
制されてリッド内に収納されることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0007】図1ないし図3は本発明の第1実施例を示
すものであり、図1は車両へのエアバッグ装置の搭載状
態を示す斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図
3はカバーの斜視図である。
すものであり、図1は車両へのエアバッグ装置の搭載状
態を示す斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図
3はカバーの斜視図である。
【0008】先ず図1および図2において、この乗用車
両Vの車室の前端には、フロントウインドガラス7に上
面を対向させるようにしてインストルメントパネル5が
配設されており、助手席に対応する位置でインストルメ
ントパネル5にエアバッグ装置6が設けられる。
両Vの車室の前端には、フロントウインドガラス7に上
面を対向させるようにしてインストルメントパネル5が
配設されており、助手席に対応する位置でインストルメ
ントパネル5にエアバッグ装置6が設けられる。
【0009】エアバッグ装置6のハウジング8は、上端
開口部を有したインフレータ収納容器9と、該インフレ
ータ収納容器9の上端開口部に連なってインフレータ収
納容器9に連結されるとともに上端に開口部を有するバ
ッグ収納容器10とから成るものであり、車両Vの幅方
向に延びるようにしてインストルメントパネル5内に配
設されている固定の支持部材としてのフレームパイプ1
1に設けられたブラケット12に、インフレータ収納容
器9の下部が固定的に支持される。
開口部を有したインフレータ収納容器9と、該インフレ
ータ収納容器9の上端開口部に連なってインフレータ収
納容器9に連結されるとともに上端に開口部を有するバ
ッグ収納容器10とから成るものであり、車両Vの幅方
向に延びるようにしてインストルメントパネル5内に配
設されている固定の支持部材としてのフレームパイプ1
1に設けられたブラケット12に、インフレータ収納容
器9の下部が固定的に支持される。
【0010】インフレータ収納容器9内には、円筒状容
器の内部に推薬が充填されて成るインフレータ13が収
納、固定されており、該インフレータ13は、図示しな
い加速度センサからの信号に応じてスクイブを発火させ
ることにより前記推薬を燃焼させて高圧の窒素ガスを発
生することができる。
器の内部に推薬が充填されて成るインフレータ13が収
納、固定されており、該インフレータ13は、図示しな
い加速度センサからの信号に応じてスクイブを発火させ
ることにより前記推薬を燃焼させて高圧の窒素ガスを発
生することができる。
【0011】バッグ収納容器10内には、前記インフレ
ータ13からの高圧ガスが導入されることにより、イン
フレータ13とは反対側すなわち上方に展開することを
可能としたバッグ14が折畳み状態で収納されており、
該バッグ14の開口端は、インフレータ収納容器9およ
びバッグ収納容器10の連結部に固定的に支持される。
ータ13からの高圧ガスが導入されることにより、イン
フレータ13とは反対側すなわち上方に展開することを
可能としたバッグ14が折畳み状態で収納されており、
該バッグ14の開口端は、インフレータ収納容器9およ
びバッグ収納容器10の連結部に固定的に支持される。
【0012】インストルメントパネル5には、ハウジン
グ8に対応した矩形の開口部15が設けられており、バ
ッグ収納容器10の上端開口部すなわちハウジング8の
上端開口部を覆うリッド16が開口部15に装着され
る。このリッド16は、矩形の平板状に形成されるリッ
ド本体16aと、該リッド本体16aの前端部すなわち
フロントウインドガラス7側の端部から下方に延びる前
壁部16bと、リッド本体16aの後端部から下方に延
びる後壁部16cと、リッド本体16aの前端部から前
方に延びる延長部16dと、開口部15の前縁に弾発的
に係合することを可能として延長部16dの前端に設け
られる前係合部16eと、開口部15の後縁に弾発的に
係合することを可能としてリッド本体16aの後端部お
よび後壁部16cの上部に設けられる後係合部16fと
を一体に有して、合成樹脂により形成される。
グ8に対応した矩形の開口部15が設けられており、バ
ッグ収納容器10の上端開口部すなわちハウジング8の
上端開口部を覆うリッド16が開口部15に装着され
る。このリッド16は、矩形の平板状に形成されるリッ
ド本体16aと、該リッド本体16aの前端部すなわち
フロントウインドガラス7側の端部から下方に延びる前
壁部16bと、リッド本体16aの後端部から下方に延
びる後壁部16cと、リッド本体16aの前端部から前
方に延びる延長部16dと、開口部15の前縁に弾発的
に係合することを可能として延長部16dの前端に設け
られる前係合部16eと、開口部15の後縁に弾発的に
係合することを可能としてリッド本体16aの後端部お
よび後壁部16cの上部に設けられる後係合部16fと
を一体に有して、合成樹脂により形成される。
【0013】リッド16における前壁部16bおよび後
壁部16cは、両壁部16b,16cの下部間にハウジ
ング8の上部すなわちバッグ収納容器10の上部が配置
されるようにして、リッド本体16aから下方に延設さ
れる。一方、バッグ収納容器10においてその上部の前
後両側外面には、複数ずつのリテーナ17…,17…が
固着されており、前壁部16bおよび後壁部16cの下
部には、それらのリテーナ17…,17…を係合可能と
して遊挿せしめる係止孔18…,18…がたとえば四角
形状にしてそれぞれ複数ずつ設けられる。これにより、
両壁部16b,16cすなわちリッド16が、インスト
ルメントパネル5の開口部15に装着されていない状態
では、バッグ収納容器10すなわちハウジング8にフロ
ーティング支持されることになり、エアバッグ装置6の
インストルメントパネル5への装着時にフレームパイプ
11のブラケット12とハウジング8との固着部に寸法
バラツキがあったとしても、インストルメントパネル5
の開口部15にリッド16を確実に装着することができ
る。
壁部16cは、両壁部16b,16cの下部間にハウジ
ング8の上部すなわちバッグ収納容器10の上部が配置
されるようにして、リッド本体16aから下方に延設さ
れる。一方、バッグ収納容器10においてその上部の前
後両側外面には、複数ずつのリテーナ17…,17…が
固着されており、前壁部16bおよび後壁部16cの下
部には、それらのリテーナ17…,17…を係合可能と
して遊挿せしめる係止孔18…,18…がたとえば四角
形状にしてそれぞれ複数ずつ設けられる。これにより、
両壁部16b,16cすなわちリッド16が、インスト
ルメントパネル5の開口部15に装着されていない状態
では、バッグ収納容器10すなわちハウジング8にフロ
ーティング支持されることになり、エアバッグ装置6の
インストルメントパネル5への装着時にフレームパイプ
11のブラケット12とハウジング8との固着部に寸法
バラツキがあったとしても、インストルメントパネル5
の開口部15にリッド16を確実に装着することができ
る。
【0014】リッド16におけるリッド本体16aの略
中央部には、インフレータ13からの高圧ガス導入に伴
なうバッグ14の展開に応じて破断し易くするための破
断部19が、車両Vの幅方向に沿って延びるようにして
設けられており、この破断部19は、リッド本体16a
の内面側を、たとえば三角形状に切欠くことにより薄肉
に形成される。
中央部には、インフレータ13からの高圧ガス導入に伴
なうバッグ14の展開に応じて破断し易くするための破
断部19が、車両Vの幅方向に沿って延びるようにして
設けられており、この破断部19は、リッド本体16a
の内面側を、たとえば三角形状に切欠くことにより薄肉
に形成される。
【0015】ところで、リッド本体16aの中央部の剛
性は元々低いものであり、その剛性が低い部分に薄肉の
破断部19が設けられることにより、リッド本体16a
の中央部の剛性はさらに低くなり、上方から押すことに
よりリッド本体16aの略中央部が凹んでしまう場合が
ある。そこで本発明に従えば、リッド本体16aの略中
央部を内方側から支持して剛性を高めるためのカバー2
01 が、リッド16内に収納、配設される。
性は元々低いものであり、その剛性が低い部分に薄肉の
破断部19が設けられることにより、リッド本体16a
の中央部の剛性はさらに低くなり、上方から押すことに
よりリッド本体16aの略中央部が凹んでしまう場合が
ある。そこで本発明に従えば、リッド本体16aの略中
央部を内方側から支持して剛性を高めるためのカバー2
01 が、リッド16内に収納、配設される。
【0016】図3を併せて参照して、カバー201 は、
合成樹脂により形成されるものであり、リッド16にお
ける前壁部16bおよび後壁部16cの内面に接触する
一対の側壁部20a,20aの上端が、上方に膨らんだ
円弧状の断面を有する円弧部20b1 で連結されて成る
ものであり、両側壁部20a,20aをリッド16の前
壁部16bおよび後壁部16cに弾発接触せしめるよう
にして前壁部16bおよび後壁部16c間に嵌合され、
円弧部20b1 の上端はリッド本体16aの略中央部内
面に当接せしめられる。而して、カバー201 は、リッ
ド本体16aの中央部を下方に押したときにカバー20
1 に作用する程度の力ではリッド16に対する相対移動
を規制する程度の摩擦係合力を、両側壁部20a,20
aと前壁部16bおよび後壁部16cとの間に生じるよ
うにして、リッド16に弾発嵌合せしめられる。しかも
カバー201 の両側壁部20a,20aには、リッド1
6の両壁部16a,16bにそれぞれ設けられた係止孔
18…,18…にそれぞれ対応した四角形状の孔21
…,21…がリテーナ17…,17…を遊挿させるよう
にしてそれぞれ設けられる。
合成樹脂により形成されるものであり、リッド16にお
ける前壁部16bおよび後壁部16cの内面に接触する
一対の側壁部20a,20aの上端が、上方に膨らんだ
円弧状の断面を有する円弧部20b1 で連結されて成る
ものであり、両側壁部20a,20aをリッド16の前
壁部16bおよび後壁部16cに弾発接触せしめるよう
にして前壁部16bおよび後壁部16c間に嵌合され、
円弧部20b1 の上端はリッド本体16aの略中央部内
面に当接せしめられる。而して、カバー201 は、リッ
ド本体16aの中央部を下方に押したときにカバー20
1 に作用する程度の力ではリッド16に対する相対移動
を規制する程度の摩擦係合力を、両側壁部20a,20
aと前壁部16bおよび後壁部16cとの間に生じるよ
うにして、リッド16に弾発嵌合せしめられる。しかも
カバー201 の両側壁部20a,20aには、リッド1
6の両壁部16a,16bにそれぞれ設けられた係止孔
18…,18…にそれぞれ対応した四角形状の孔21
…,21…がリテーナ17…,17…を遊挿させるよう
にしてそれぞれ設けられる。
【0017】また円弧部20b1 の幅方向略中央部に
は、インフレータ13からの高圧ガス導入に伴なうバッ
グ14の展開に応じて破断し易くするための複数の破断
用孔22…が一列に並んで設けられる。またリッド16
において、リッド本体16aの前端部および前壁部16
bの上部間には、カバー201 の外方に位置する複数の
補強リブ23a…が設けられ、リッド本体16aの後端
部および後壁部16cの上部間には、カバー201 の外
方に位置する複数の補強リブ23b…が設けられる。
は、インフレータ13からの高圧ガス導入に伴なうバッ
グ14の展開に応じて破断し易くするための複数の破断
用孔22…が一列に並んで設けられる。またリッド16
において、リッド本体16aの前端部および前壁部16
bの上部間には、カバー201 の外方に位置する複数の
補強リブ23a…が設けられ、リッド本体16aの後端
部および後壁部16cの上部間には、カバー201 の外
方に位置する複数の補強リブ23b…が設けられる。
【0018】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、リッド16におけるリッド本体16aの略中央部
に薄肉の破断部19が設けられていることにより、イン
フレータ13からの高圧ガス導入に伴なうバッグ14の
展開時には、カバー201 がその破断用孔22…に沿っ
て破断するとともにリッド本体16aが破断部19で破
断し、衝突の慣性で前方に移動しようとする助手席の乗
員を、バッグ14が助手席側に展開して拘束することに
なる。
ると、リッド16におけるリッド本体16aの略中央部
に薄肉の破断部19が設けられていることにより、イン
フレータ13からの高圧ガス導入に伴なうバッグ14の
展開時には、カバー201 がその破断用孔22…に沿っ
て破断するとともにリッド本体16aが破断部19で破
断し、衝突の慣性で前方に移動しようとする助手席の乗
員を、バッグ14が助手席側に展開して拘束することに
なる。
【0019】而して、略中央部に破断部19が設けられ
ていることにより、リッド本体16aにおける中央部の
剛性が低くなり、リッド本体16aが上方から比較的小
さな力で押しても凹み易くなるが、バッグ14の折畳み
状態ではリッド16との相対移動を規制されてリッド1
6内に収納されたカバー201 の円弧部20b1 でリッ
ド本体16aの略中央部内面が支持されているので、リ
ッド本体16aが凹むことが防止され、エアバッグ装置
6の商品性を向上することができる。
ていることにより、リッド本体16aにおける中央部の
剛性が低くなり、リッド本体16aが上方から比較的小
さな力で押しても凹み易くなるが、バッグ14の折畳み
状態ではリッド16との相対移動を規制されてリッド1
6内に収納されたカバー201 の円弧部20b1 でリッ
ド本体16aの略中央部内面が支持されているので、リ
ッド本体16aが凹むことが防止され、エアバッグ装置
6の商品性を向上することができる。
【0020】しかもカバー201 の円弧部20b1 が、
その幅方向に沿う略中央部で一列に並ぶ破断用孔22…
に沿って破断するものであるので、カバー201 がバッ
グ14の展開時に飛散することはなく、しかもカバー2
01 の破断時にバッグ14が補強リブ23a…,23b
…に接触して破損するおそれがないようにして、カバー
201 で補強リブ23a…,23b…をガードする構成
でリッド16に補強リブ23a…,23b…を設けるこ
とができる。
その幅方向に沿う略中央部で一列に並ぶ破断用孔22…
に沿って破断するものであるので、カバー201 がバッ
グ14の展開時に飛散することはなく、しかもカバー2
01 の破断時にバッグ14が補強リブ23a…,23b
…に接触して破損するおそれがないようにして、カバー
201 で補強リブ23a…,23b…をガードする構成
でリッド16に補強リブ23a…,23b…を設けるこ
とができる。
【0021】図4は本発明の第2実施例のカバーを示す
ものであり、上記第1実施例に対応する部分には同一の
参照符号を付す。
ものであり、上記第1実施例に対応する部分には同一の
参照符号を付す。
【0022】このカバー202 は、相互に対向する一対
の側壁部20a,20aと、両側壁部20a,20aの
長手方向中央部間を連結して上方に膨らんだ円弧状の断
面の円弧部20b2 と、両側壁部20a,20aの長手
方向両端部間をそれぞれ連結する一対の平板部20c,
20cと、円弧部20b2 および両平板部20c,20
c間をそれぞれ結ぶ一対の傾斜板部20d,20dとを
有して、合成樹脂により形成されるものであり、円弧部
20b2 、両平板部20c,20cおよび両傾斜板部2
0d,20dには、その幅方向略中央部で一列に並ぶ破
断用孔22…が設けられる。
の側壁部20a,20aと、両側壁部20a,20aの
長手方向中央部間を連結して上方に膨らんだ円弧状の断
面の円弧部20b2 と、両側壁部20a,20aの長手
方向両端部間をそれぞれ連結する一対の平板部20c,
20cと、円弧部20b2 および両平板部20c,20
c間をそれぞれ結ぶ一対の傾斜板部20d,20dとを
有して、合成樹脂により形成されるものであり、円弧部
20b2 、両平板部20c,20cおよび両傾斜板部2
0d,20dには、その幅方向略中央部で一列に並ぶ破
断用孔22…が設けられる。
【0023】かかるカバー202 は、上記第1実施例と
同様に、リッド16(図2参照)に弾発嵌合されるもの
であり、リッド本体16aの略中央部内面に円弧部20
b2が当接される。
同様に、リッド16(図2参照)に弾発嵌合されるもの
であり、リッド本体16aの略中央部内面に円弧部20
b2が当接される。
【0024】而して、カバー202 の両平板部20c,
20cおよび両傾斜板部20d,20dは、円弧部20
b2 に上方から力が作用したときに両側板部20a,2
0aの下端が相互に開くようにカバー202 が撓むのを
極力阻止する働きをし、リッド16の剛性を上記第1実
施例よりもさらに高めることができる。
20cおよび両傾斜板部20d,20dは、円弧部20
b2 に上方から力が作用したときに両側板部20a,2
0aの下端が相互に開くようにカバー202 が撓むのを
極力阻止する働きをし、リッド16の剛性を上記第1実
施例よりもさらに高めることができる。
【0025】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0026】たとえばカバーは、リッドに固着されてい
てもよく、リッドに上方から力が作用したときに凹みが
生じないようにリッドを支持するために、バッグの折畳
み状態ではリッドとの相対移動が規制されるようにして
リッド内にカバーが収納、配設されていればよい。また
本発明は、助手席用のエアバッグ装置に限らず、車両の
乗員用のエアバッグ装置として広く適用可能である。
てもよく、リッドに上方から力が作用したときに凹みが
生じないようにリッドを支持するために、バッグの折畳
み状態ではリッドとの相対移動が規制されるようにして
リッド内にカバーが収納、配設されていればよい。また
本発明は、助手席用のエアバッグ装置に限らず、車両の
乗員用のエアバッグ装置として広く適用可能である。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、リッド側
に膨らんで該リッドの内面の略中央部に接触する円弧部
を有するとともにバッグの展開に応じて破断することを
可能としたカバーが、バッグの折畳み状態ではリッドと
の相対移動を規制されてリッド内に収納されるので、リ
ッドのフローティング支持構造を活かしつつ、リッドの
中央部を押しても凹みが生じない程度までリッドの剛性
を高めてエアバッグ装置の商品性を向上することができ
る。
に膨らんで該リッドの内面の略中央部に接触する円弧部
を有するとともにバッグの展開に応じて破断することを
可能としたカバーが、バッグの折畳み状態ではリッドと
の相対移動を規制されてリッド内に収納されるので、リ
ッドのフローティング支持構造を活かしつつ、リッドの
中央部を押しても凹みが生じない程度までリッドの剛性
を高めてエアバッグ装置の商品性を向上することができ
る。
【図1】第1実施例の車両へのエアバッグ装置の搭載状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図2】図1の2−2線拡大断面図である。
【図3】カバーの斜視図である。
【図4】第2実施例のカバーの斜視図である。
6・・・エアバッグ装置 8・・・ハウジング 11・・・支持部材としてのフレームパイプ 13・・・インフレータ 14・・・バッグ 16・・・リッド 17・・・リテーナ 19・・・破断部 201 ,202 ・・・カバー 20b1 ,20b2 ・・・円弧部
Claims (1)
- 【請求項1】 固定の支持部材(11)に固定されるハ
ウジング(8)に設けられたリテーナ(17)に、破断
を容易として薄肉に形成された破断部(19)を略中央
部に有して前記ハウジング(8)の開口部を覆うリッド
(16)がフローティング支持され、ハウジング(8)
内には、インフレータ(13)が収納、固定されるとと
もに、該インフレータ(13)からの高圧ガスによるイ
ンフレータ(13)とは反対側への展開を可能としたバ
ッグ(14)が折畳み状態で収納されるエアバッグ装置
において、リッド(16)側に膨らんで該リッド(1
6)の内面の略中央部に接触する円弧部(20b1 ,2
0b2 )を有するとともにバッグ(14)の展開に応じ
て破断することを可能としたカバー(201 ,20 2 )
が、バッグ(14)の折畳み状態ではリッド(16)と
の相対移動を規制されてリッド(16)内に収納される
ことを特徴とするエアバッグ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8048546A JPH09240410A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | エアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8048546A JPH09240410A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | エアバッグ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09240410A true JPH09240410A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12806379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8048546A Pending JPH09240410A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | エアバッグ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09240410A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6131944A (en) * | 1998-03-25 | 2000-10-17 | Daimlerchrysler Ag | Airbag device for a motor vehicle and method of making same |
WO2007049514A1 (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-03 | Takata Corporation | 内装パネルアッセンブリ及びエアバッグ装置 |
JP2010173350A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Nippon Plast Co Ltd | 助手席用エアバッグ装置 |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP8048546A patent/JPH09240410A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6131944A (en) * | 1998-03-25 | 2000-10-17 | Daimlerchrysler Ag | Airbag device for a motor vehicle and method of making same |
WO2007049514A1 (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-03 | Takata Corporation | 内装パネルアッセンブリ及びエアバッグ装置 |
JP2010173350A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Nippon Plast Co Ltd | 助手席用エアバッグ装置 |
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