JPH09188211A - 助手席用エアバッグカバー - Google Patents
助手席用エアバッグカバーInfo
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- JPH09188211A JPH09188211A JP8001137A JP113796A JPH09188211A JP H09188211 A JPH09188211 A JP H09188211A JP 8001137 A JP8001137 A JP 8001137A JP 113796 A JP113796 A JP 113796A JP H09188211 A JPH09188211 A JP H09188211A
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Abstract
るウインドシールドガラスへの衝撃荷重を低減する。 【解決手段】 エアバッグカバー16は、インストルメ
ントパネル10の開口部14を閉塞する蓋部としてのリ
ッド部20を備えている。リッド部20の破断線部とし
てのティア部44を挟んで車両前側はフロントリッド4
6となっており、車両後側はリヤリッド48となってい
る。リヤリッド48のリヤヒンジ部52の板厚T2は、
フロントリッド46のフロントヒンジ部50の板厚T1
に比べて薄肉となっており(T1>T2)、リヤヒンジ
部52の剛性がフロントヒンジ部50の剛性よりも低く
設定されている。
Description
カバーに係り、特に、自動車のウインドシールドガラス
に面するインストルメントパネル上面にエアバッグ袋体
展開用の開口を有するトップマウント型の助手席用エア
バッグカバーに関する。
バッグカバーの一例としては、特開平7−96811号
公報に示される構造が知られている。
ント型の助手席用エアバッグカバー70では、エアバッ
グ装置72内に折り畳んだ状態で収納されたエアバッグ
袋体74が展開する時に、エアバッグ袋体の展開圧によ
って、助手席用エアバッグカバー70のリッド75に形
成された破断線部76が破断して、車両前側のフロント
リッド78と車両後側のリヤリッド80との2枚のリッ
ドが車両前後方向に観音開きするようになっている。
な助手席用エアバッグカバー70では、フロントリッド
78とリヤリッド80とが車両前後方向に略対称に展開
する構成となっている。従って、エアバッグ袋体74
は、助手席用エアバッグカバー70のリッド75に形成
された破断線部76を破断し、フロントリッド78とリ
ヤリッド80とから略同じ強さの反力を受けながら、フ
ロントリッド78とリヤリッド80とが車両前後方向に
展開されることによって生じた開口部から、インストル
メントパネル82の上面82Aに対して略真上(図3の
矢印U方向)に向かって展開する。このため、エアバッ
グ袋体74は、ウインドシールドガラス86に略真下か
ら当接することになり、ウインドシールドガラス86に
大きな衝撃荷重が作用する。
体展開時のエアバッグ袋体によるウインドシールドガラ
スへの衝撃荷重を低減することができる助手席用エアバ
ッグカバーを得ることが目的である。
は、トップマウント型助手席用エアバッグ装置のエアバ
ッグカバーの蓋部を、破断線部を挟んで車両前方側蓋部
と車両後方側蓋部との2枚構成とし、かつ前記エアバッ
グカバーに一体成形される前記車両後方側蓋部のヒンジ
部の剛性を、前記エアバッグカバーに一体成形される前
記車両前方側蓋部のヒンジ部の剛性よりも低く設定した
ことを特徴としている。
開圧によってエアバッグカバーの破断線部が破断され、
2枚の扉部が車両前後方向に展開されて、開口部からエ
アバッグ袋体が車室内に膨張展開する。この際、車両後
方側蓋部のヒンジ部の剛性が、車両前方側蓋部のヒンジ
部の剛性よりも低いため、車両前方側蓋部に対して車両
後方側蓋部が容易に展開する。従って、車両前方側蓋部
に対して車両後方側蓋部の展開角度が大きくなり、エア
バッグ袋体は車両前方側蓋部に案内されて、展開方向を
車両後方へ偏向する。
助手席用エアバッグカバーにおいて、前記車両後方側蓋
部のヒンジ部は前記車両前方側蓋部のヒンジ部よりも薄
肉に設定されたことを特徴としている。
の車両後方側蓋部のヒンジ部を車両前方側蓋部のヒンジ
部よりも薄肉にすることによって、車両前方側蓋部に対
して車両後方側蓋部の展開角度が大きくなり、エアバッ
グ袋体は車両前方側蓋部に案内されて、展開方向を車両
後方へ偏向する。
ーの一実施形態を図1及び図2に従って説明する。
印UPは車両上方方向を示す。図2に示される如く、本
実施形態では車室内の助手席の車両前方に配設されたイ
ンストルメントパネル10の上面10Aにおいて、ウイ
ンドシールドガラス12と対向する位置に、車幅方向に
長手状とされた矩形状のエアバッグ袋体展開用の開口部
14が形成されている。この開口部14はエアバッグカ
バー16によって閉塞されており、このエアバッグカバ
ー16は、インストルメントパネル10内に配設された
助手席用エアバッグ装置18の一部を構成している。
6は、インストルメントパネル10の開口部14を閉塞
する蓋部としてのリッド部20と、このリッド部20の
裏面20Aに一体的に下方に突設された矩形状の枠部2
2とで構成されている。リッド部20の外周部には、裏
面20A側に爪部21が突出形成されており、この爪部
21によって、インストルメントパネル10の開口部1
4に係合している。枠部22の下端部近傍には円筒状の
インフレータ24が矩形状のインフレータケース26を
介して固定されている。
6に穿設された円形の取付孔28に挿入されており、イ
ンフレータケース26の取付孔28の縁部には、エアバ
ッグ袋体38の開口縁部38Aが、バッグリテーナ40
によって保持されており、バッグリテーナ40によりイ
ンフレータケース26の取付孔28の縁部とエアバッグ
袋体38の開口縁部38Aとの連結部が密閉されてい
る。なお、エアバッグ袋体38は、インフレータ24の
上方に折り畳まれた状態で収容されている。
されており、ガス発生物質には着火手段が設けられてい
る。従って、車両が所定値以上の急減速を行った場合に
は図示しない加速度センサの作動によりガス発生物質は
着火手段を介して着火されて燃焼を開始し、燃焼して発
生したガスが、インフレータ24の外周部に形成された
ガス噴出孔42からエアバッグ袋体38内に放射状に噴
射されることによって、折り畳まれた状態で収容された
エアバッグ袋体38が膨出展開するようになっている。
前方の位置には、車幅方向に伸びる破断線部としてのテ
ィア部44が形成されており、このティア部44には裏
面側からV溝が形成されている。また、図2に示される
如く、ティア部44の車幅方向両端部からは、車両前後
方向に向けてティア部45が形成されており、エアバッ
グ袋体38が展開する場合に、ティア部44、ティア部
45が容易に破断するようになっている。
で車両前側は、車両前方側蓋部としてのフロントリッド
46となっており、車両後側は、車両後方側蓋部として
のリヤリッド48となっている。枠部22の前壁部22
Aの根元部と連結するフロントリッド46の部位は、フ
ロントヒンジ部50となっており、エアバッグ袋体展開
時に、フロントリッド46はこのフロントヒンジ部50
を回転中心にして上方(図1の矢印A方向)へ展開する
ようになっている。また、枠部22の後壁部22Bの根
元部と連結するリヤリッド48の部位は、リヤヒンジ部
52となっており、エアバッグ袋体展開時に、リヤリッ
ド48はこのリヤヒンジ部52を回転中心にして上方
(図1の矢印B方向)へ展開するようになっている。
ロントヒンジ部50の板厚T1に比べて薄肉となってお
り(T1>T2)、リヤヒンジ部52の剛性がフロント
ヒンジ部50の剛性よりも低く設定されている。
本実施形態の助手席用エアバッグカバーでは、車両が急
激に著しい減速状態になるとインフレータ24からガス
が発生し、ガスがエアバッグ袋体38内に噴出されるた
め、エアバッグ袋体38が膨張展開し、エアバッグカバ
ー16のリッド部20を図1の実線の状態から想像線の
状態に押し開けるとともに、車室内へ急速に展開する。
於いて破断し、フロントリッド46とリヤリッド48と
が観音開きするが、リヤヒンジ部52がフロントヒンジ
部50よりも薄肉にされており、リヤヒンジ部52の剛
性がフロントヒンジ部50の剛性よりも低く設定されて
いるため、フロントリッド46に対してリヤリッド48
が容易に展開する。即ち、エアバッグ袋体38はリヤリ
ッド48から受ける反力より大きな反力をフロントリッ
ド46から受けながら展開する。
開途中において、フロントリッド46の展開角度θ1に
対してリヤリッド48の展開角度θ2が大きくなり、エ
アバッグ袋体38はフロントリッド46に案内されて、
展開方向を車両後方(図1の矢印C方向)へ偏向する。
このため、エアバッグ袋体38のウインドシールドガラ
ス12への当接角度が小さくなり、エアバッグ袋体展開
時のエアバッグ袋体38によるウインドシールドガラス
12への衝撃荷重を低減することができる。
バーでは、一体成形されるエアバッグカバー16のリッ
ド部20のリヤヒンジ部52の板厚T2をフロントヒン
ジ部50の板厚T1より薄肉とすることによって、リヤ
ヒンジ部52の剛性をフロントヒンジ部50の剛性より
も低く設定したため、構造が簡単で低コスト化が図れ
る。
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本実施形態では、リヤヒンジ部52の板
厚T2をフロントヒンジ部50の板厚T1より薄肉とす
ることによって、リヤヒンジ部52の剛性がフロントヒ
ンジ部50の剛性よりも低くなるようにしたが、これに
代えて、リヤヒンジ部52とフロントヒンジ部50との
内の少なくとも一方にインサートを設け、インサートの
厚さ又は材質等を変えることによって、リヤヒンジ部5
2の剛性がフロントヒンジ部50の剛性よりも低くなる
ようにしても良い。
ト型助手席用エアバッグ装置のエアバッグカバーの蓋部
を、破断線部を挟んで車両前方側蓋部と車両後方側蓋部
との2枚構成とし、かつエアバッグカバーに一体成形さ
れる車両後方側蓋部のヒンジ部の剛性を、エアバッグカ
バーに一体成形される車両前方側蓋部のヒンジ部の剛性
よりも低く設定したので、エアバッグ袋体展開時のエア
バッグ袋体によるウインドシールドガラスへの衝撃荷重
を低減することができるという優れた効果を有する。
助手席用エアバッグカバーにおいて、前記車両後方側蓋
部のヒンジ部は前記車両前方側蓋部のヒンジ部よりも薄
肉に設定されているので、請求項1記載の効果に加え
て、構造が簡単で低コスト化が図れるという優れた効果
を有する。
カバーが適用された車室前部を示す車両斜め後方から見
た斜視図である。
ーの図1に対応する断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 トップマウント型助手席用エアバッグ装
置のエアバッグカバーの蓋部を、破断線部を挟んで車両
前方側蓋部と車両後方側蓋部との2枚構成とし、かつ前
記エアバッグカバーに一体成形される前記車両後方側蓋
部のヒンジ部の剛性を、前記エアバッグカバーに一体成
形される前記車両前方側蓋部のヒンジ部の剛性よりも低
く設定したことを特徴とする助手席用エアバッグカバ
ー。 - 【請求項2】 前記車両後方側蓋部のヒンジ部は前記車
両前方側蓋部のヒンジ部よりも薄肉に設定されたことを
特徴とする請求項1記載の助手席用エアバッグカバー。
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