JPH09239940A - 化粧紙の製造方法 - Google Patents

化粧紙の製造方法

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Publication number
JPH09239940A
JPH09239940A JP8054454A JP5445496A JPH09239940A JP H09239940 A JPH09239940 A JP H09239940A JP 8054454 A JP8054454 A JP 8054454A JP 5445496 A JP5445496 A JP 5445496A JP H09239940 A JPH09239940 A JP H09239940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
base paper
resin
heating
thermosetting resin
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8054454A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Katsuma
由喜 勝間
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Eidai Co Ltd
Original Assignee
Eidai Co Ltd
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Publication date
Application filed by Eidai Co Ltd filed Critical Eidai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で表面に毛羽立ちのない意匠性に優れる
化粧紙を得る。 【解決手段】 原紙3の表面もしくは裏面に熱硬化性樹
脂よりなるシーラーを塗布し、そのシーラーの硬化前に
その表面を押圧加熱処理し、その表面にトップコート塗
料を塗布して化粧紙の製造を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、合板やパーティ
クルボード等の表面に貼着使用される化粧紙の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種化粧紙としては、大別して原紙の
全体に樹脂含浸する樹脂含浸処理タイプのものと、原紙
に紙間剥離防止のためのシーラー処理が行われた後その
表面にトップコートが塗布されるシーラー処理タイプと
のものとがある。上記の樹脂含浸処理タイプのものは原
紙の全体に樹脂を含浸するのでその含浸樹脂量が多くな
って製造コストが高くなる。これに対し、シーラー処理
タイプのものはシーラーとして樹脂は使用するもののそ
の樹脂量は少ないのでそれほど製造コストは高くならな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シーラ
ー処理タイプの化粧紙には下記のような問題点がある。
【0004】すなわち、原紙の表面にある小さな毛羽立
ちが表面仕上がりを悪いものとして、高い意匠性が得ら
れない。樹脂含浸処理タイプのものでは原紙表面が樹脂
により覆われるのでそのような問題はない。
【0005】この発明は、安価で表面に毛羽立ちのない
意匠性に優れる化粧紙を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明では、化粧紙の製造を、原紙の表面に熱硬化性樹
脂を塗布し、その熱硬化性樹脂の硬化前にその表面を押
圧加熱処理して行う構成とした。
【0007】請求項2記載の発明では、化粧紙の製造
を、さらに、その表面にトップコート塗料を塗布して行
う構成とした。
【0008】請求項1、2記載の発明によれば、原紙表
面にある毛羽立ちはシーラー処理による半硬化の熱硬化
性樹脂が付着する状態で押圧、かつ、加熱され、押さえ
付けられた毛羽は付着された樹脂が熱硬化性であるので
熱により硬化されてその状態から復帰することがなく、
これにより、毛羽立ちがない表面平滑性が得られる。
【0009】請求項3記載の発明では、原紙の表面もし
くは裏面に熱硬化性樹脂よりなるシーラーを塗布し、そ
のシーラーの硬化前にその表面を押圧加熱処理し、その
表面にトップコート塗料を塗布してなる構成とした。
【0010】請求項3記載の発明によれば、化粧紙の紙
間剥離を防止するシーラを利用して請求項1、2記載の
発明の作用が得られる。
【0011】上記押圧加熱処理においては、請求項4記
載の発明のように、その押圧圧力を35〜140kg/
cm2、ロールの加熱温度を80〜150℃とすること
が好ましい。
【0012】請求項5記載の発明にあるように、原紙と
してはチタン紙もしくは薄葉紙が用いられるが、チタン
紙の方が表面の毛羽立ちが多いのでこの発明がより有効
となる。
【0013】なお、チタン紙より薄葉紙のほうが表面に
毛羽立ちの少ない点において化粧紙として表面平滑性に
優れ好ましいが、薄葉紙の場合は薄くて隠蔽性に劣るの
で基材に貼った際に基材の色、模様が化粧紙表面に露呈
し、通常はベタ印刷が必要となり、また、薄葉紙の場合
質感に乏しいので意匠性も優れない。その観点におい
て、化粧紙としてはチタン紙が汎用されているが、この
発明はそのチタンの化粧紙として使用する際の毛羽立ち
という欠点を有効に補う。
【0014】請求項6記載の発明にあるように、押圧加
熱処理はスリップ回転する複数段の加熱ローラにより良
好に行われ、例えば、紙の表面平滑のために従来より用
いられているスーパーカレンダーと呼ばれローラ装置を
用いる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)チタン紙(酸化チタンよりなる不
透明性顔料を混抄したもの)よりなる原紙上にウレタン
樹脂によりシーラー処理(20g/m2)を行い、その
樹脂が半硬化の状態において、図1に示すスーパーカレ
ンダー1を通す。次に、その表面に不飽和ポリエステル
を20g/m2塗布乾燥し化粧紙を得る。
【0016】上記のスーパーカレンダー1は、現在紙の
表面平滑処理のために用いられているもので、複数段の
加熱ローラ2と補助ローラ4とを備え、加熱ローラ2が
スリップ回転するように構成されていて、それらの加熱
ローラ2と補助ローラ4間を順次シーラー処理された原
紙3が移動される。加熱ローラ2は内部にヒータ線が配
置されることで加熱構成を備えている。また、加熱ロー
ラ2それぞれは圧力バネ5からのバネ力が分散して与え
られ、その分散されたバネ力に基づく押圧力を発揮する
ようになっている。
【0017】この発明では、原紙3をシーラー処理によ
る樹脂が半硬化の状態においてスーパーカレンダー1に
通すことを特徴としている。これにより、原紙3表面は
加熱ローラ2それぞれにより押圧加熱される。すなわ
ち、表面にある毛羽立ちはシーラー処理による半硬化の
熱硬化性であるウレタン樹脂が付着する状態で、移動し
ながらローラ2それぞれにより押圧され、かつ、加熱さ
れる。その結果、押さえ付けられた毛羽はウレタン樹脂
が加熱硬化されることで、その状態から復帰することが
なく、これにより、十分な表面平滑性が得られる。
【0018】上記のスーパーカレンダー1のロールの押
圧圧力は35〜140kg/cm2、ロールの加熱温度
は80〜150℃が好ましい。
【0019】(第2の実施の形態)薄葉紙(50g/m
2)表面に、酢酸セルロース系樹脂をビヒクルとするイ
ンキでグラビア印刷を行い木目模様を形成する。その上
ににウレタン樹脂によりシーラー処理(15g/m2
を行い、その樹脂が半硬化の状態においてスーパーカレ
ンダー1を通す。次に、その表面に不飽和ポリエステル
を20g/m2塗布乾燥し化粧紙を得る。この場合も、
原紙表面に毛羽立ちのない十分な平滑性が得られた。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、安価で表面意匠性に優れる化粧紙を得るこ
とができるようになり、その結果、安価で見栄えの良い
化粧紙貼り化粧材が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明において用いられるスーパーカレンダ
ーの構成図
【符号の説明】
1 スーパーカレンダー 2 ローラ 3 原紙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原紙の表面に熱硬化性樹脂を塗布し、そ
    の熱硬化性樹脂の硬化前にその表面を押圧加熱処理して
    行うことを特徴とする化粧紙の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明における前記押圧加
    熱処理後に、その表面にトップコート塗料を塗布して行
    うことを特徴とする化粧紙の製造方法。
  3. 【請求項3】 原紙の表面もしくは裏面に熱硬化性樹脂
    よりなるシーラーを塗布し、そのシーラーの硬化前にそ
    の表面を押圧加熱処理し、その表面にトップコート塗料
    を塗布して行うことを特徴とする化粧紙の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記押圧加熱処理における押圧圧力を3
    5〜140kg/cm2、ロールの加熱温度を80〜1
    50℃とする請求項1、2、3記載の化粧紙の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記原紙をチタン紙もしくは薄葉紙とす
    る請求項1、2、3記載の化粧紙の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記押圧加熱処理をスリップ回転する複
    数段の加熱ローラにより行うことを特徴とする請求項
    1、2、3、4記載の化粧紙の製造方法。
JP8054454A 1996-03-12 1996-03-12 化粧紙の製造方法 Withdrawn JPH09239940A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006322122A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Kishu Paper Co Ltd 化粧板原紙

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006322122A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Kishu Paper Co Ltd 化粧板原紙

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