JPH0688375B2 - プリント化粧合板の製造方法 - Google Patents
プリント化粧合板の製造方法Info
- Publication number
- JPH0688375B2 JPH0688375B2 JP62015584A JP1558487A JPH0688375B2 JP H0688375 B2 JPH0688375 B2 JP H0688375B2 JP 62015584 A JP62015584 A JP 62015584A JP 1558487 A JP1558487 A JP 1558487A JP H0688375 B2 JPH0688375 B2 JP H0688375B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plywood
- base plate
- printed decorative
- decorative plywood
- polishing
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明は、プリント化粧合板の製造方法に関するもの
である。さらに詳しくは、この発明は、化粧面の外観仕
上りが良好で、台板合板の歩留りを向上させることので
きる改良されたプリント化粧合板の製造方法に関するも
のである。
である。さらに詳しくは、この発明は、化粧面の外観仕
上りが良好で、台板合板の歩留りを向上させることので
きる改良されたプリント化粧合板の製造方法に関するも
のである。
(背景技術) 壁材、床材、あるいは家具等に様々なパターンをラミネ
ート形成した化粧合板が用いられている。
ート形成した化粧合板が用いられている。
従来、このプリント化粧合板については、合板の表面を
研摩して平滑化した後に、接着剤を用いてパターン紙を
ラミネートして化粧合板を製造している。
研摩して平滑化した後に、接着剤を用いてパターン紙を
ラミネートして化粧合板を製造している。
プリント化粧合板は多様なパターンを有し、しかも低価
格であること、さらにはその製造も容易であることから
建築材料として有用なものであるが、その基板として台
板合板を用いていることから、台板合板の導管、目ボ
レ、単板割れ、凹みなどによって化粧面が平滑に、かつ
美しく仕上らず、台板合板の歩留りが必ずしも良好でな
いという問題があった。
格であること、さらにはその製造も容易であることから
建築材料として有用なものであるが、その基板として台
板合板を用いていることから、台板合板の導管、目ボ
レ、単板割れ、凹みなどによって化粧面が平滑に、かつ
美しく仕上らず、台板合板の歩留りが必ずしも良好でな
いという問題があった。
このため、化粧面の外観仕上りが良好で、しかも台板合
板の歩留も向上させることのできるプリント化粧台板の
製造法の実現が望まれていた。
板の歩留も向上させることのできるプリント化粧台板の
製造法の実現が望まれていた。
(発明の目的) この発明は、以上の通りの事情を鑑みてなされたもので
あり、従来方法による問題を解決した、化粧面が平滑で
仕上りが美しいプリント化粧合板を、台板合板の歩留り
良く製造することのできる改善された方法を提供するこ
とを目的としている。
あり、従来方法による問題を解決した、化粧面が平滑で
仕上りが美しいプリント化粧合板を、台板合板の歩留り
良く製造することのできる改善された方法を提供するこ
とを目的としている。
(発明の開示) この発明のプリント化粧合板の製造方法は、上記の目的
を実現するために、台板合板の表面に目止め処理を施
し、表面を研摩した後にパターン紙をラミネートするこ
とを特徴としている。
を実現するために、台板合板の表面に目止め処理を施
し、表面を研摩した後にパターン紙をラミネートするこ
とを特徴としている。
この方法で行う台板合板の表面の目止め処理は、これま
でに知られているプリント化粧合板の製造法では全く行
われていない処理である。この目止め処理を行うことに
より、研摩およびラミネート加工を行った後に得られる
プリント化粧合板の化粧面の外観仕上りは良好なものと
なり、台板合板の欠点である、導管、目ボレ、単板割
れ、凹みなどに帰因する化粧面の凹凸やプリント紙の浮
上りやしわの発生を抑え、台板合板の歩留りを向上させ
ることができる。
でに知られているプリント化粧合板の製造法では全く行
われていない処理である。この目止め処理を行うことに
より、研摩およびラミネート加工を行った後に得られる
プリント化粧合板の化粧面の外観仕上りは良好なものと
なり、台板合板の欠点である、導管、目ボレ、単板割
れ、凹みなどに帰因する化粧面の凹凸やプリント紙の浮
上りやしわの発生を抑え、台板合板の歩留りを向上させ
ることができる。
図面に示したこの発明の実施例に沿って、次に詳しくこ
の発明の方法について説明する。
の発明の方法について説明する。
第1図に示したように、たとえば、プリント化粧合板用
の台板合板1は送りロール2,3によって搬送させなが
ら、目止め処理工程において、その表面にナチュラルロ
ールコーター4によって目止め剤5を塗布する。この塗
布によって形成した目止め剤層6を、リバースロールコ
ーター7によって台板合板の表面に刷込み、次いで乾燥
させる。
の台板合板1は送りロール2,3によって搬送させなが
ら、目止め処理工程において、その表面にナチュラルロ
ールコーター4によって目止め剤5を塗布する。この塗
布によって形成した目止め剤層6を、リバースロールコ
ーター7によって台板合板の表面に刷込み、次いで乾燥
させる。
この場合、使用することのできる目止め剤については格
別の限定はなく、台板合板への刷込みや乾燥によって、
台板合板の欠点である導管部や単板割れ部、凹みなどを
容易に充填することができ、かつ簡単には剥離しないも
のであれば適宜なものを用いることができる。取扱いの
容易性などの点から、たとえば、パテ、セルロース系樹
脂、ポリビニルアルコール系樹脂などの水性の目止め剤
を用いるのが好ましい。
別の限定はなく、台板合板への刷込みや乾燥によって、
台板合板の欠点である導管部や単板割れ部、凹みなどを
容易に充填することができ、かつ簡単には剥離しないも
のであれば適宜なものを用いることができる。取扱いの
容易性などの点から、たとえば、パテ、セルロース系樹
脂、ポリビニルアルコール系樹脂などの水性の目止め剤
を用いるのが好ましい。
第2図には、この目止め処理の終了後の台板合板の表面
状態を断面として示している。台板合板1の表面には目
止め剤層6が形成され、また目止め剤は、台板合板1の
導管部8に充填されている。
状態を断面として示している。台板合板1の表面には目
止め剤層6が形成され、また目止め剤は、台板合板1の
導管部8に充填されている。
リバースロールコーターでの刷込みについては、次の研
摩工程での表面研摩によって台板合板1の導管部8等へ
充填した目止め剤が剥離しないように、また、未充填の
他の導管部や割れ目、凹部などが残されないようにする
ためにも欠かせない。
摩工程での表面研摩によって台板合板1の導管部8等へ
充填した目止め剤が剥離しないように、また、未充填の
他の導管部や割れ目、凹部などが残されないようにする
ためにも欠かせない。
次に、目止め処理された台板合板1を研摩工程に移す。
第3図に示したように、たとえば、ワイドサンダー9に
よって研摩を行う。この研摩によって、目止め剤を塗布
した面を、すなわち目止め剤層6および台板合板1表面
を研摩することにより、台板合板1表面を平滑にする。
第3図に示したように、たとえば、ワイドサンダー9に
よって研摩を行う。この研摩によって、目止め剤を塗布
した面を、すなわち目止め剤層6および台板合板1表面
を研摩することにより、台板合板1表面を平滑にする。
目止め剤の塗布による表面の凹凸が残されていると、表
面の平滑性が失われるので、この研摩工程では、目止め
剤が台板合板1の導管部8や他の凹みなどに充填された
状態で、かつ、目止め剤の存在による表面の凹凸が残ら
ないようにすることが必要である。
面の平滑性が失われるので、この研摩工程では、目止め
剤が台板合板1の導管部8や他の凹みなどに充填された
状態で、かつ、目止め剤の存在による表面の凹凸が残ら
ないようにすることが必要である。
研摩の終了した、目止め処理した台板合板1には、次
に、第4図に示したように、接着剤10を塗布し、ドライ
ヤー11によって乾燥した後、パターン紙12をラミネート
し、プレスロール13によって圧着させ、ラミネートを完
全なものとする。
に、第4図に示したように、接着剤10を塗布し、ドライ
ヤー11によって乾燥した後、パターン紙12をラミネート
し、プレスロール13によって圧着させ、ラミネートを完
全なものとする。
以上の目止め、研摩、そしてラミネートの工程を経るこ
とにより、表面の平滑なプリント化粧合板が得られる。
とにより、表面の平滑なプリント化粧合板が得られる。
これらの各工程の装置、操作は、格別限定的なものでな
く、台板合板やパターン紙の材質などを考慮して適宜な
ものとすることができる。また、製造工程の個々の態様
については、以上の例によって限定されるものでないこ
とはもちろんである。
く、台板合板やパターン紙の材質などを考慮して適宜な
ものとすることができる。また、製造工程の個々の態様
については、以上の例によって限定されるものでないこ
とはもちろんである。
(発明の効果) この発明の方法、すなわち以上の通りの目止め処理を施
しての研摩およびラミネートによるプリント化粧合板の
製造方法により、台板合板の表面は平滑になり、得られ
たプリント化粧合板の外観仕上りが従来のものより良好
となるばかりか、これまでは避けることのできなかった
台板合板の導管、目ボレ、単板割れ、凹みなどの存在に
よる歩留みの悪さも大幅に改善され、台板合板の歩留り
は著しく向上する。
しての研摩およびラミネートによるプリント化粧合板の
製造方法により、台板合板の表面は平滑になり、得られ
たプリント化粧合板の外観仕上りが従来のものより良好
となるばかりか、これまでは避けることのできなかった
台板合板の導管、目ボレ、単板割れ、凹みなどの存在に
よる歩留みの悪さも大幅に改善され、台板合板の歩留り
は著しく向上する。
第1図は、この発明の目止め処理工程の一例を示した正
面図である。第2図は、目止め処理した台板合板の表面
状態を示した一部拡大断面図である。 第3図は、研摩工程の一例を示した正面図である。ま
た、第4図は、接着剤塗布からラミネートまでの工程を
例示した正面図である。 図中の番号は、次のものを示している。 1……台板合板、2,3……送りロール 4……ナチュラルロールコーター、 5……目止め剤、6……目止め剤層、 7……リバースロールコーター、8……導管部、 9……ワイドサンダー、10……接着剤、 11……ドライヤー、12……パターン紙、 13……プレスロール。
面図である。第2図は、目止め処理した台板合板の表面
状態を示した一部拡大断面図である。 第3図は、研摩工程の一例を示した正面図である。ま
た、第4図は、接着剤塗布からラミネートまでの工程を
例示した正面図である。 図中の番号は、次のものを示している。 1……台板合板、2,3……送りロール 4……ナチュラルロールコーター、 5……目止め剤、6……目止め剤層、 7……リバースロールコーター、8……導管部、 9……ワイドサンダー、10……接着剤、 11……ドライヤー、12……パターン紙、 13……プレスロール。
Claims (1)
- 【請求項1】台板合板の表面に目止め処理を施し、表面
を研摩した後にパターン紙をラミネートすることを特徴
とするプリント化粧合板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62015584A JPH0688375B2 (ja) | 1987-01-26 | 1987-01-26 | プリント化粧合板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62015584A JPH0688375B2 (ja) | 1987-01-26 | 1987-01-26 | プリント化粧合板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63183841A JPS63183841A (ja) | 1988-07-29 |
JPH0688375B2 true JPH0688375B2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=11892777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62015584A Expired - Lifetime JPH0688375B2 (ja) | 1987-01-26 | 1987-01-26 | プリント化粧合板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0688375B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02223441A (ja) * | 1988-09-17 | 1990-09-05 | Eidai Co Ltd | 化粧板の製造方法 |
JP2011224823A (ja) * | 2010-04-16 | 2011-11-10 | Marutama Sangyo Kk | 針葉樹合板の表面処理法 |
GB2620180A (en) * | 2022-06-30 | 2024-01-03 | Trade Fabrication Systems Ltd | Paper sheet application method for construction panels |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5010914A (ja) * | 1973-05-25 | 1975-02-04 | ||
JPS5070509A (ja) * | 1973-10-31 | 1975-06-12 | ||
JPS52134007A (en) * | 1976-04-30 | 1977-11-09 | Hamada Sangiyou Kk | Method of producing decorated board |
-
1987
- 1987-01-26 JP JP62015584A patent/JPH0688375B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5010914A (ja) * | 1973-05-25 | 1975-02-04 | ||
JPS5070509A (ja) * | 1973-10-31 | 1975-06-12 | ||
JPS52134007A (en) * | 1976-04-30 | 1977-11-09 | Hamada Sangiyou Kk | Method of producing decorated board |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63183841A (ja) | 1988-07-29 |
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