JPH11105007A - 化粧板及びその製造方法 - Google Patents

化粧板及びその製造方法

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JPH11105007A
JPH11105007A JP29169397A JP29169397A JPH11105007A JP H11105007 A JPH11105007 A JP H11105007A JP 29169397 A JP29169397 A JP 29169397A JP 29169397 A JP29169397 A JP 29169397A JP H11105007 A JPH11105007 A JP H11105007A
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JP
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foil
layer
woodworking
base
release film
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Application number
JP29169397A
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English (en)
Inventor
Koichi Nakagawa
浩一 中川
Hidekatsu Matsui
英勝 松井
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SENEI KK
WASHIN CHEMICAL INDUSTRY CO LT
WASHIN CHEMICAL INDUSTRY CO Ltd
Original Assignee
SENEI KK
WASHIN CHEMICAL INDUSTRY CO LT
WASHIN CHEMICAL INDUSTRY CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本来の導管と木工箔に形成された擬似導管と
の双方を生かすことにより、高級材と同様の優れた外観
を有する化粧板及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 離型フィルム、着色層及び接着層がこの
順に積層されてなる下地用木工箔の接着層を、研摩さ
れ、着色シーラー処理された木地に当接し、加熱、加圧
して熱転写し、離型フィルムを除去して下地箔層を形成
する。この下地箔層に擬似導管を形成し、着色目止処理
を施し、その後、着色層に代えて保護層が設けられたこ
と以外、下地用木工箔と同様の構成の表層用木工箔を、
下地箔層上に同様の操作で熱転写し、次いで、この表層
用木工箔を押圧し、木質板の本来の導管と擬似導管との
双方がその表面に表出されている外観に優れた化粧板を
得る。尚、下地箔層上に、中間層用木工箔を熱転写して
中間箔層を形成した後、この中間箔層上に表層用木工箔
を熱転写することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木工箔を利用した
化粧板及びその製造方法に関する。本発明の化粧板は、
低級材を使用した場合であっても、高級材と同様の優れ
た意匠性を有し、家具、建具及び什器等に使用すること
ができる。また、本発明の方法は単板にも合板にも適用
することができる。
【0002】
【従来の技術】各種製品の表面仕上げは、素材が金属で
ある場合は塗装加工及びメッキ加工、素材がプラスチッ
クである場合は塗装加工及び熱転写箔による表面加工、
素材が木質である場合は塗装加工、印刷及び塩ビシート
等のプラスチックシートの貼着加工等により実施されて
いる。
【0003】しかし、近年、塗装加工時に排出される有
機溶剤の作業環境への悪影響が問題となっており、それ
らの改善或いは広くは地球環境への対応等で、有機溶剤
の削減又は回収が求められている。このような溶剤の回
収には大がかりな装置及び人手を要するため、十分には
なされていないのが実情である。また、木質板の表面加
工は従来から主に塗装により行われているが、木材には
導管があり表面硬さが一定ではないため、塗料が木地に
吸い込まれる状況に差があり、塗りムラ、色ムラ等を生
ずる。更に、木質繊維が立ち上がることにより発生する
毛羽立ちを取るため又は表面を平滑にするための研摩、
及び次工程に進めるための乾燥時間の設定等が必要とな
り、長い複雑な工程となるため、加工工程の短縮化が強
く要望されている。
【0004】塗装加工における上記の問題を解決するた
め、プラスチック製品の表面加工に多用されている熱転
写箔を木質板にそのまま適用した場合、化粧板の外観、
印象がプラスチックの感じとなり、従来からの塗装加工
による本来の木製品のぬくもり感等を有する製品は得ら
れない。更に、木材には前記のように導管があり、毛羽
立ちがあり、表面がポーラスである等、平滑なプラスチ
ック製品の表面とは大きく異なっており、従来の熱転写
箔をそのまま使用しても満足できる熱転写はできない。
具体的には、木質板の導管部に熱転写箔が熱転写されな
かったり、熱転写されてもブリッジ構造となって十分密
着しないこともある。特に、熱転写箔が着色透明(ステ
イン)又はエナメルの場合は、導管部に熱転写箔が転写
されないと、その部分だけ木地が透けて白く見える現
象、所謂、銀目が発生して品質の高い商品が得られな
い。
【0005】また、木質板の表面にエンボス加工を施し
て擬似導管を形成し、この擬似導管と本来の木材の導管
との双方に着色ステイン塗料を塗布し、本来の導管と擬
似導管とによって、低級材を用いながら高級感を有する
化粧板を得る方法も提案されている。しかし、このよう
に、木質板の表面に直接エンボス加工を施した場合、本
来の木目と擬似導管による木目とが同程度に強調されて
混在し、必ずしも優れた外観を有する化粧板を得ること
はできない。更に、木質板の表面の傷等も隠蔽されずに
そのまま残ってしまい、これによって高級感が損なわれ
るとの問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するものであり、従来の木製品の塗装工程の少な
くとも一部或いはその全工程を木工箔による加工工程と
置き換え、且つ下地箔に擬似導管を形成し、この擬似導
管と本来の木目との双方をバランスよく生かすことによ
り、木製品本来の木質感及びぬくもり感を失うことのな
い化粧板及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0007】また、化粧板は、その外観によって品質が
評価され、傷等があれば等級が低くなり、価格も低下す
る。そのため、上記の従来の技術のように、傷等が十分
に隠蔽されない場合は、商品価値が下がるのは避けられ
ない。一方、本発明では、木質板本来の外観が何ら損な
われることなく、且つ傷等は確実に隠蔽される。従っ
て、等級の高い化粧板を歩留まりよく得ることができ、
減少の一途をたどる天然木の有効利用を図ることができ
る。更に、本発明では、メープル、ラミン、ラワン等の
低級材を用いながら、チーク、ウォールナット、ケヤ
キ、ナラ、ニレ等の高級材と同等の外観を有する化粧板
とすることができ、天然銘木の保護という観点からも有
用である。
【0008】尚、研磨された木地に施されたシーラーの
表面に直接接合される下地用木工箔としては、木質板の
導管及び木材の繊維が立ち上がる毛羽立ち等に対応し得
るように構成された木工箔を使用しなければならない。
また、表層用木工箔では、表面の光沢、艶、或いは物性
等が重要であり、それぞれの木工箔はおのずとその作
用、目的が異なる。そのため、下地用、表層用等、目的
に応じた構成の木工箔を、従来の塗膜の一部に代えて、
好ましくはすべてを木工箔に置き換え、且つ下地箔層に
擬似導管を設け、この擬似導管と木質板の本来の導管と
を、化粧板の表面に表出させることにより、上記目的を
達成することができるものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の塗装工
程の一部又は木地の研摩工程を除くすべての工程を木工
箔を用いた工程に置き換えたことを特徴とする。また、
下地用木工箔を熱転写し、下地箔層を押圧した後、下地
箔層の表面に擬似導管を形成し、或いは下地箔層の表面
に擬似導管を形成した後、その表面に転写される中間層
用木工箔又は表層用木工箔を押圧することにより、本来
の導管と擬似導管との双方が化粧板の表面にバランスよ
く表出されるようにしたことを特徴とするものである。
【0010】本発明では、熱転写時の加熱ロールによる
熱と圧力で木地表面の毛羽立ちを押え込み、木地表面を
平滑にすることができる。そのため、下地用木工箔以外
の箔は使用せず、塗料を用いる場合、中塗りの塗装なし
に、直ちに上塗り塗装をすることができる。そのように
すれば操作が簡略化されるとともにコスト節減にもな
り、非常に好都合である。本発明の化粧板の製造方法で
は、多種多様な工程を任意に組合せることもでき、所要
性能によって第1発明及び第3発明のように、適宜の構
成の化粧板とすることができる。
【0011】以下に、塗装工程と対応する木工箔との関
係並びに擬似導管の形成及び押圧について詳述する。 (1) 下地処理と下地用木工箔について 従来の塗装工程における下地処理には、木製品の木目の
コントラストを消す方法或いは強調する方法があり、ま
た彩色を施すこともある。より具体的には、合成樹脂塗
料に染料又は顔料等を混合して使用するもので、一般に
目止、目止着色、シーラー、シーラー着色、木目着色、
木地着色等といわれるものがある。
【0012】本発明では、木地を研磨した後、その導管
等への着色目止は行わず、シーラー処理を施す。このシ
ーラー処理には、第5発明のように「水系の着色透明の
シーラー」を用いることが好ましい。このシーラーは非
常に粘度の低いものであり、その多くが木質板に含浸さ
れ、導管の表面及び木質板の外表面には厚さが高々2〜
3μm程度のシーラーの薄層が形成される。
【0013】上記「下地箔層」は、下地用木工箔を木質
板に熱転写した後、離型フィルムを剥離、除去すること
により形成される。また、上記「下地用木工箔」は、離
型フィルム及び接着層を備え、基材層と離型層とにより
構成される離型フィルム並びに着色層及び接着層がこの
順に積層されたものである。この離型フィルムは、下地
用木工箔を使用するまでの間、接着層を保護するための
ものであり、次工程に移る前に接着層から剥離され、除
去される。
【0014】基材層を構成する素材としては、ポリエチ
レンテレフタレート(以下、PETと略称する。)、ポ
リ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン(以下、
PPと略称する。)等のプラスチックが挙げられる。基
材層の厚さは10〜100μm、特に15〜30μm程
度とすることができる。また、紙又は紙の一面にプラス
チックフィルムが薄くコーティングされた、ポリプロピ
レンコート紙等の各種のコート紙、インディアンペーパ
ー、グラシンペーパー、アート紙、キャストコート紙な
どの、厚さが20〜200μm程度であって、十分な強
度を有する紙をベースとするものを基材層として使用す
ることもできる。
【0015】また、離型層は、熱転写後、離型フィルム
を接着層から容易に剥離するための層である。この離型
層は、ポリメチルメタアクリレート等のアクリル系樹
脂、メチルセルロース、エチルセルロース、アセチルセ
ルロース、ブチルセルロース、ニトロセルロース等のセ
ルロース系樹脂、カゼイン、ステアリン酸、ワックス
等、及びこれらの混合物によって形成することができ
る。
【0016】上記「接着層」は木工箔の最も重要な構成
部材であり、箔を熱転写し、離型フィルムを剥離した
後、化粧板の一部を構成することとなる部材である。こ
の接着層は、木地を研摩後、シーラーが含浸され、付着
された木質板の表面に直接密着することになり、木質板
に十分に接着するものが好ましい。このような接着層
は、エチレン酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂及びポ
リ酢酸ビニル等のポリマーのエマルジョンによって形成
することができる。また、ポリアミド、ロジンエステル
系樹脂、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、
アイオノマー樹脂、各種石油系樹脂及びフェノール樹脂
等を有機溶剤に溶解した樹脂溶液を用いて形成すること
もできる。
【0017】下地用木工箔は、以下のようにして作製す
ることができる。先ず、基材の表面にグラビアコータ
ー、ロールコーター、フローコーター等の各種コーター
で、塗料化された離型剤を塗布し、乾燥して、基材層と
離型層とからなる離型フィルムを形成する。その後、同
様の方法によって塗料化された着色剤、特に透明性の高
い着色剤を離型層に塗布し、乾燥して着色層を形成す
る。次いで、同様の方法によって塗料化された接着剤を
着色層に塗布し、乾燥して接着層を形成することによ
り、下地用木工箔を得ることができる。尚、着色層によ
って下地用木工箔は補色の作用を有するものとなるが、
用途、目的によっては、着色層は設けず、接着層に顔料
又は染料を含有させ、ステイン化或いはエナメル化する
ことにより、下地用木工箔に補色の作用を持たせること
もできる。
【0018】尚、上記の補色とは、木目があまりに強調
されすぎて、却って外観がよくない場合、或いは木地の
状況等によって同じ製品でも外観、色調等に差異がある
場合などに、色調、外観等を調整することをいう。この
補色の作用を持たせるために、下地用木工箔の着色層又
は接着層に、所要の染料及び/又は顔料を所定量配合す
ることができ、これによって仕上げ表面の色ムラ、色ブ
レ等を補正することができる。
【0019】また、下地用木工箔の熱転写は、通常、硬
度40〜80°のゴムロールを使用し、ロール温度12
0〜200℃、ロールスピード5〜20m/分及びロー
ル圧力2〜5kg/cm2の条件で実施することができ
る。このような乾式加工であるため、木質板の表面が平
滑となり、且つ形成される下地箔層の表面も滑らかとな
り、下地用木工箔に色付けがされていても色ムラを生ず
ることがない。尚、熱転写は、上記ゴムロールによる転
写だけでなく、真空転写法によって行うこともこともで
き、この真空転写法による場合も上記と同様に高温にて
処理することができる。
【0020】(2)擬似導管の形成及び目止処理 木質板の表面に転写された下地用木工箔から離型フィル
ムを除いて形成される下地箔層の表面には、上記「擬似
導管」が形成される。この擬似導管は、金属製のロール
の周面に、高級材の導管を模した擬似導管の形状に対応
した凸部が設けられたエンボスロールによって連続的に
形成することができる。この場合、木質板の搬送速度は
10〜30m/分、特に10〜15m/分程度とするこ
とが好ましい。また、エンボスロールの線圧は35〜5
0kg/cm、特に40kg/cm程度とすることが好
ましい。更に、擬似導管は、表面に擬似導管の形状に対
応した凸部を設けた金属板等によって形成することもで
きるが、この場合は工程が間欠的となり、生産性が高い
とはいえない。
【0021】擬似導管の深さは特に限定されないが、5
0〜250μm、柾目の場合は特に200〜250μ
m、板目の場合は特に50〜150μmとすることが好
ましい。擬似導管の深さをこの範囲とすれば、低級材か
らなる木質板を使用した場合であっても、この高級材の
木目を模した擬似導管が、木質板の本来の導管とともに
化粧板の表面に表出することにより、十分な高級感を有
する化粧板とすることができる。尚、本発明では、この
擬似導管には目止処理を施す。この目止処理は従来の方
法と同様にして行うことができるが、第5発明のように
「水系の着色透明の目止剤」を使用することが好まし
い。
【0022】(3) 中塗り塗装と中間層用木工箔につい
て 従来の塗装工程における中塗りは、下地処理面の平滑
化、塗膜着色及び深み付け等を目的として実施されるも
のであり、塗装工程ではサンディングシーラー、塗膜着
色といわれるものである。
【0023】上記「中間箔層」は、中間層用木工箔を下
地箔層に熱転写した後、離型フィルムを剥離、除去する
ことにより形成される。また、上記「中間層用木工箔」
は、離型フィルム及び接着層を備え、基材層、離型層、
保護層及び接着層がこの順に積層されたものであって、
基本的に前記下地用木工箔における着色層が保護層に置
き換わったものであり、保護層を除いた各層を構成する
素材は同様である。また、この中間層用木工箔は、前記
の下地用木工箔と同様にして作製することができる。
【0024】保護層は、中間箔層の物性を従来の塗装工
程による中塗り塗膜の物性と同等以上にするためのもの
であり、従来の塗装工程におけると同様の塗料等を使用
することができる。例えば、ラッカー塗料、アクリル樹
脂塗料、ポリウレタン樹脂塗料、ポリエステル樹脂塗
料、アミノアルキッド樹脂塗料等を使用することができ
る。この保護層には、必要に応じて顔料・染料等を添加
し、ステインにして使用することもできる。尚、この中
間層用木工箔の熱転写は、熱転写された下地用木工箔の
離型フィルムを剥離、除去して形成される下地箔層に、
中間層用木工箔の接着層を当接し、以下、下地用木工箔
の場合とほぼ同様の操作によって行うことができる。
【0025】(4) 上塗り塗装と表層用木工箔について 従来の塗装工程における上塗りは、塗装加工の最終工程
で、表面の光沢、艶のコントロールをするとともに、形
成される塗膜には表面硬度等、優れた塗膜物性が要求さ
れ、塗装工程では一般にトップコートクリヤー、フラッ
トクリヤー等といわれるものである。
【0026】上記「表層用木工箔からなる層」は、表層
用木工箔を下地箔層又は中間箔層に熱転写した後、離型
フィルムを剥離、除去することにより形成される。ま
た、上記「表層用木工箔」は、離型フィルム及び接着層
を備え、その具体的な構成は中間層用木工箔と同様であ
り、離型フィルム、保護層及び接着層からなる。
【0027】しかし、この表層用木工箔は化粧板の最外
層を形成するものであるため、その素材の特性等につい
ては異なった点もある。例えば、所要の光沢度ごとに離
型フィルムを構成する基材層を適宜使い分けることによ
り、化粧板の表面光沢、艶のコントロールをすることが
できる。このような基材層は、具体的には、PETフィ
ルム、PPフィルム等にマット加工して得られるコーテ
ィングマットフィルム、サンドブラストマットフィル
ム、ダイレクトマットフィルム等の表面状態をコントロ
ールしたフィルムにより構成することができる。これら
の基材層を有する離型フィルムを使用することにより従
来の塗装加工と同様に光沢度をコントロールすることが
できる。
【0028】上記のコーティングマットフィルムは、フ
ィルムに艶消塗料等をコーティングし、表面状態をコン
トロールしたフィルムである。また、サンドブラストマ
ットフィルムは、フィルム表面に砂を高圧で吹き付け、
フィルムを粗面化したものであり、得られる化粧板の表
面光沢をコントロールすることができる。更に、ダイレ
クトマットフィルムは、フィルム製造時、マット剤を添
加した原料樹脂を使用して製膜したフィルムである。
【0029】尚、この表層用木工箔の場合は、熱転写
後、離型フィルムを剥離、除去せず、そのままにしてお
くことが好ましい。そのようにすれば、化粧板の輸送、
保管に際し、その表面を保護することができ、化粧板の
包装を簡略化でき、場合によっては包装を省略すること
もできる。また、表層用木工箔では、その保護層に、中
間層用木工箔の保護層に使用されている塗料の他に、紫
外線硬化樹脂塗料と減摩剤を配合することもできる。そ
れによって、熱転写後に接着層等を再度硬化させて表層
箔からなる層の物性を向上させることができる。また、
表層用木工箔の離型フィルム及び接着層は、下地用木工
箔及び中間層用木工箔におけるものと同様であって、特
に相違はない。更に、この表層用木工箔の下地箔層或い
は中間箔層への熱転写は、下地用木工箔及び中間層用木
工箔の場合と同様にして行うことができる。
【0030】(5)木工箔の押圧 本発明の化粧板の製造方法では、下地用木工箔、中間層
用木工箔或いは表層用木工箔を熱転写した後、これを押
圧する。第6及び第8発明のように表層用木工箔を用い
る場合は、熱転写された表層用木工箔を押圧する。それ
によって、木質板の本来の導管と擬似導管との双方の形
状が化粧板の表面に表出してくる。また、第10及び第
11発明のように下地用木工箔のみを使用し、他の層は
塗料によって形成する場合は、熱転写された下地用木工
箔を押圧する。従って、この場合は、押圧によって表出
されるのは本来の導管のみである。しかし、他の層は塗
料層であるため、押圧しなくても化粧板の表面に擬似導
管も十分に表出してくる。更に、第13発明のように下
地用木工箔及び中間層用木工箔と、上塗り塗料とを使用
する場合は、熱転写された中間層用木工箔を押圧する。
それによって、本来の導管とと擬似導管との双方の形状
が化粧板の表面に表出してくる。
【0031】この押圧は所定の速度で搬送される中間製
品の所要表面をロールと接触させることによって連続的
に行うことができる。このように中間製品の一方の端部
から連続的に押圧することにより、木質板の本来の導管
及び擬似導管に空気が取り残され、外観不良等を生ずる
ことがない。
【0032】この押圧の面圧は、第6及び第8発明のよ
うに表層用木工箔を押圧する場合は、2.0〜4.0k
g/cm2、広葉樹の場合は特に3.0〜4.0kg/
cm2、針葉樹の場合は特に2.0〜2.5kg/cm2
とすることが好ましい。また、第10及び第11発明のよ
うに下地用木工箔を押圧する場合、並びに第13発明の
ように中間層用木工箔を押圧する場合も、2.0〜4.
0kg/cm2、広葉樹の場合は特に3.0〜4.0k
g/cm2、針葉樹の場合は特に2.0〜2.5kg/
cm2とすることが好ましい。面圧が低すぎる場合は、擬
似導管等が化粧板の表面に十分に表出されず、優れた外
観を有する化粧板を得ることができない。また、面圧が高
すぎる場合は、擬似導管が潰されてしまうこともあり、逆
に本来の木目及び擬似導管が目立ちすぎ、却って外観が
損なわれることがある。
【0033】尚、押圧の際の中間製品の搬送速度も、面
圧ほどではないが化粧板の外観に影響を及ぼす。この搬
送の速度は、面圧を上記の好ましい範囲としたうえで、
各発明ともに10〜15m/分程度とすることが好まし
い。搬送速度が遅すぎる場合は、面圧が適正であっても
擬似導管等が目立ちすぎることがあり、搬送速度が速す
ぎる場合は、面圧が適正であっても擬似導管等が十分に
表出されず、外観に優れた化粧板を得ることができない
ことがある。
【0034】近年、木製品用の良質材は減少の一途をた
どり、低級材を活用していかなければならない状況であ
るが、低級材ほど塗料の吸い込みムラ等を生じ易い。こ
のような場合、研磨した木地に、特に着色透明のシーラ
ーを施し、その後、無着色又は均一に着色した下地用木
工箔を熱転写し、次いで、塗装したり、他の箔を熱転写
したりすることで、低級材を活用することができる。ま
た、この下地用木工箔により形成される下地箔層の表面
に擬似導管を形成し、この擬似導管と木質板の本来の導
管の双方を化粧板の表面に表出させ、これらをともに生
かすことにより、優れた外観を有する化粧板を得ること
ができる。
【0035】更に、塗装作業は長い経験が必要で、少な
くとも4〜5年経験した作業者でないとムラのない塗装
は困難である。しかし、熱転写箔での加工、擬似導管の
形成及び箔の押圧等はさほど長い経験は必要としない。
また、作業者が変わっても同一品質、同一仕上げとする
ことが比較的容易である。
【0036】本発明において、下地用木工箔は、乾式に
よって加工することができ、木地表面の毛羽立ちが抑え
られる。また、木地及び下地箔層の表面は平滑となり、
色ムラを生ずることもなく、且つ従来のような塗装後の
乾燥、毛羽取り、研摩等の必要もない。更に、中間層用
木工箔は、木製品にぬくもり感を与える等、その目的は
中塗り工程と同様であるが、下地用木工箔と同様に乾式
加工であり、その表面は平滑性に優れる。また、表層用
木工箔も同様である。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、実施例及び比較例により本
発明を更に詳しく説明する。 実施例 この実施例では、下地用木工箔、中間層用木工箔及び表
層用木工箔を用いた。これらの各木工箔は、下地用木工
箔の着色層及び中間層木工箔と表層用木工箔の保護層を
除いていずれも同一のものを使用した。
【0038】(1) 熱転写箔の構成 離型フィルムは下記の構成とした。 1)基材層:ポリプロピレンコート紙 2)離型層:下記の配合の離型剤を用いて形成した。尚、
以下の数値はすべて重量%を表す。 ポリメチルメタアクリレート樹脂 50 界面活性剤 0.2 希釈剤 50 計 100.2
【0039】着色層及び接着層は下記の構成とした。 3)着色層:下記の配合の着色剤を用いて形成した。 変性メタアクリレート樹脂 40 着色剤 20 希釈剤 40 計 100
【0040】3)接着層:下記の配合の接着剤を用いて形
成した。 飽和ポリエステル樹脂 50 添加剤 10 希釈剤 40 計 100
【0041】(2) 下地用木工箔の作製 PPコート紙(三進セロファン株式会社製のPPラミネ
ート純白紙)に、上記離型剤をグラビアコーターによっ
てウェット塗布量10g/m2で塗布した後、80℃で
20秒乾燥した。その後、上記着色剤を同じくグラビア
コーターによってウェット塗布量10g/m2で塗布
し、80℃で20秒乾燥した。次いで、上記接着剤を同
じくグラビアコーターによってウェット塗布量10g/
2で塗布し、80℃で20秒乾燥して下地用木工箔を
得た。
【0042】(3) 中間層用木工箔の作製 PETフィルム(東レ株式会社製、商品名「ルミラーF
−65」)に、上記離型剤をグラビアコーターによって
ウェット塗布量10g/m2で塗布後、80℃で20秒
乾燥し、更にその上にポリウレタンサンディングシーラ
ーをグラビアコーターによってウェット塗布量10g/
2で塗布後、80℃で20秒乾燥し、更に上記接着剤
をグラビアコーターによってウェット塗布量10g/m
2で塗布後、80℃で20秒乾燥して中間層用木工箔を
得た。
【0043】(4) 表層用木工箔の作製 艶加工のPETフィルム(東レ株式会社製、商品名「ル
ミラー」25×74、1350)に、上記離型剤、ポリ
ウレタンフラットクリヤー、及び上記接着剤を、上記の
中間層用木工箔と同様の方法で塗布又は積層し、表層用
木工箔を得た。
【0044】(5) 本発明の化粧板の製造 未塗装の木質板をサンドペーパーにて平滑に研摩し、研
摩された木地表面に着色シーラーを塗布し、乾燥させ
た。乾燥後、下地用木工箔を当接し、硬度60°のシリ
コンゴムロールを使用して、ロール温度180℃、ロー
ル圧3kg/cm2、送りスピード10m/分の設定
で、下地用木工箔を加熱、加圧して熱転写した。その
後、離型フィルムを剥離、除去して下地箔層を形成し
た。
【0045】その後、下地箔層が形成された中間製品を
10m/分の速度で搬送させ、この下地箔層に40kg
/cmの線圧で、周面に高級材である楢材の導管を模し
た凸状模様が設けられた、外径30cmの鋼製のエンボ
スロールを押し当て、深さ120μmの擬似導管を形成
した。次いで、その上に上記中間層用木工箔を当接して
同様にして熱転写し、更に同様にして表層用木工箔を熱
転写した。その後、表層用木工箔が熱転写された中間製
品を10m/分の速度で搬送させ、この表層用木工箔の
表面に3.0kg/cm2の面圧で、外径30cmの加
圧ロールを押し当てて押圧し、木質板をベースとする化
粧板を製造した。
【0046】比較例 木質板を研磨し、研磨された木地表面に着色目止剤を塗
布して目止処理を行い、導管に目止剤を填入させた。ま
た、擬似導管の形成を行わなかった。それ以外は実施例
と同様にして化粧板を製造した。得られた化粧板の表面
には、低級材である木質板の本来の導管のみが表出さ
れ、木質板の表面にあったいくつかの傷も完全には隠蔽
されておらず、外観に劣る意匠性の低いものであった。
【0047】
【発明の効果】第6〜14発明によれば、従来の塗装工
程における下地処理に代えて、シーラー処理を施した
後、下地用木工箔を使用することにより、木地の塗料の
吸い込み差による塗りムラ、色ムラ、木材繊維が立ち上
がる毛羽立ち等を防止することができる。また、下地用
木工箔により形成される下地箔層に高級材の木目を模し
た擬似導管を形成し、且つ表層用木工箔を熱転写した
後、これを押圧すること等により、木質板の本来の導管
と擬似導管との双方を表出させ、低級材を用いながら高
級材と同様の優れた外観を有する第1〜5発明の化粧板
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧板の一例の断面を模して表わす一
部断面図である。
【図2】本発明の化粧板の他の例の断面を模して表わす
一部断面図である。
【図3】実施例の化粧板の表面の写真である。
【図4】擬似導管の形成及び目止剤の填入をしなかった
以外は実施例と同様にして製造した化粧板の表面の写真
である。
【符号の説明】
1;木質板、11;導管、2;着色目止シーラー層、
3;下地箔層、31;擬似導管、32;着色目止剤、
4;中間箔層、5;表層用木工箔からなる層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B44C 3/02 B44C 3/02 A

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質板、下地箔層及び表層箔から
    なる層又は上塗り塗料層が、この順に積層されてなり、
    上記木質板の導管の表面及び上記下地箔層と接する外表
    面には、シーラーが含浸され、付着されており、上記下
    地箔層の上記表層箔からなる層又は上記上塗り塗料層と
    接する側の表面には擬似導管が設けられ、該擬似導管に
    は目止剤が填入されており、且つ上記表層箔からなる層
    又は上記上塗り塗料層の表面には、上記木質板の導管及
    び上記擬似導管の形状が表出していることを特徴とする
    化粧板。
  2. 【請求項2】 上記下地箔層及び上記表層箔からなる層
    は、無色透明又は着色透明である請求項1記載の化粧板
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 木質板、下地箔層、中間箔層又は
    中塗り塗料層及び表層箔からなる層又は上塗り塗料層
    が、この順に積層されてなり、上記木質板の導管の表面
    及び上記下地箔層と接する外表面には、シーラーが含浸
    され、付着されており、上記下地箔層の上記中間箔層又
    は中塗り塗料層と接する側の表面には擬似導管が設けら
    れ、該擬似導管には目止剤が填入されており、且つ上記
    表層箔からなる層又は上記上塗り塗料層の表面には、上
    記木質板の導管及び上記擬似導管の形状が表出している
    ことを特徴とする化粧板。
  4. 【請求項4】 上記下地箔層、上記中間箔層及び上記表
    層箔からなる層は、無色透明又は着色透明である請求項
    3記載の化粧板。
  5. 【請求項5】 上記シーラー及び上記目止剤が水系であ
    り、且つ着色透明である請求項1乃至4のいずれか1項
    に記載の化粧板。
  6. 【請求項6】 木地を研摩した後、シーラー処理を施
    し、その後、離型フィルム及び接着層を備える下地用木
    工箔の接着層を、上記木地のシーラー処理された表面に
    当接し、加熱、加圧することにより、上記下地用木工箔
    を熱転写し、次いで、熱転写された上記下地用木工箔の
    離型フィルムを除去し、この離型フィルムが除去された
    面に擬似導管を設け、目止処理を行った後、この目止処
    理された面に、離型フィルム及び接着層を備える表層用
    木工箔の接着層を当接し、加熱、加圧することにより、
    上記表層用木工箔を熱転写し、その後、熱転写された上
    記表層用木工箔を押圧することを特徴とする化粧板の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 上記下地用木工箔及び上記表層用木工箔
    からそれぞれ上記離型フィルムを除いたものが無色透明
    又は着色透明である請求項6記載の化粧板の製造方法。
  8. 【請求項8】 木地を研摩した後、シーラー処理を施
    し、その後、離型フィルム及び接着層を備える下地用木
    工箔の接着層を、上記木地のシーラー処理された表面に
    当接し、加熱、加圧することにより、上記下地用木工箔
    を熱転写し、次いで、熱転写された上記下地用木工箔の
    離型フィルムを除去し、この離型フィルムが除去された
    面に擬似導管を形成し、目止処理を行った後、この目止
    処理された面に、離型フィルム及び接着層を備える中間
    層用木工箔の接着層を当接し、加熱、加圧することによ
    り、上記中間層用木工箔を熱転写し、その後、熱転写さ
    れた上記中間層用木工箔の離型フィルムを除去し、この
    離型フィルムが除去された面に、離型フィルム及び接着
    層を備える表層用木工箔の接着層を当接し、加熱、加圧
    することにより、上記表層用木工箔を熱転写し、次い
    で、熱転写された上記表層用木工箔を押圧することを特
    徴とする化粧板の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記下地用木工箔、上記中間層用木工箔
    及び上記表層用木工箔からそれぞれ上記離型フィルムを
    除いたものは無色透明又は着色透明である請求項8記載
    の化粧板の製造方法。
  10. 【請求項10】 木地を研摩した後、シーラー処理を施
    し、その後、離型フィルム及び接着層を備える下地用木
    工箔の接着層を、上記木地のシーラー処理された表面に
    当接し、加熱、加圧することにより、上記下地用木工箔
    を熱転写し、次いで、熱転写された上記下地用木工箔を
    押圧し、その後、この下地用木工箔の離型フィルムを除
    去し、この離型フィルムが除去された面に擬似導管を形
    成し、目止処理を行った後、この目止処理された面に上
    塗り塗装を施すことを特徴とする化粧板の製造方法。
  11. 【請求項11】 木地を研摩した後、シーラー処理を施
    し、その後、離型フィルム及び接着層を備える下地用木
    工箔の接着層を、上記シーラー処理された木地の表面に
    当接し、加熱、加圧することにより、上記下地用木工箔
    を熱転写し、次いで、熱転写された上記下地用木工箔を
    押圧し、その後、この下地用木工箔の離型フィルムを除
    去し、この離型フィルムが除去された面に擬似導管を形
    成し、目止処理を行った後、この目止処理された面に中
    塗り塗装を施し、その後、上塗り塗装することを特徴と
    する化粧板の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記下地用木工箔から上記離型フィル
    ムを除いたものが無色透明又は着色透明である請求項1
    0又は11記載の化粧板の製造方法。
  13. 【請求項13】 木地を研摩した後、シーラー処理を施
    し、その後、離型フィルム及び接着層を備える下地用木
    工箔の接着層を、上記木地のシーラー処理された表面に
    当接し、加熱、加圧することにより、上記下地用木工箔
    を熱転写し、次いで、熱転写された上記下地用木工箔の
    離型フィルムを除去し、この離型フィルムが除去された
    面に擬似導管を形成し、目止処理を行った後、この目止
    処理された面に、離型フィルム及び接着層を備える中間
    層用木工箔の接着層を当接し、加熱、加圧することによ
    り、上記中間層用木工箔を熱転写し、その後、熱転写さ
    れた上記中間層用木工箔を押圧し、次いで、この中間層
    用木工箔の離型フィルムを除去し、この離型フィルムが
    除去された面に上塗り塗装を施すことを特徴とする化粧
    板の製造方法。
  14. 【請求項14】 上記下地用木工箔及び上記中間層用木
    工箔からそれぞれ上記離型フィルムを除いたものが無色
    透明又は着色透明である請求項13記載の化粧板の製造
    方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8096064B2 (en) * 2007-01-26 2012-01-17 Forestry And Forest Products Research Institute Method for drying lumber, method of impregnating lumber with chemicals, and drying apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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