JP2007105695A - 木質系床材の表面塗装方法 - Google Patents

木質系床材の表面塗装方法 Download PDF

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Hideki Kanai
英樹 金井
Takashi Goto
高史 後藤
Minoru Hoshino
稔 星野
Takashi Tsunoda
敬 角田
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Abstract

【課題】表面を手触りよく、また見栄えよく塗装して仕上げることのできる木質系床材の塗装方法を提供する。
【解決手段】木質系床材の塗装方法であって、上記木質系床材に下塗り塗装を施し、下塗りした木質系床材の表面を乾燥後、圧締ロールによってロール加工し、圧締された下塗り塗装膜をさらに上塗りし、仕上げることを特徴とする木質系床材の表面塗装方法。上記木質系床材を厚さ5〜10mmの無垢単板Aとすることが好ましい。また、上記圧締を鉄ロールと硬質ゴムロールとの間で行うとともに、圧締圧力は5〜20kgf/cm2 とすることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、床材の塗装方法に関する。さらに詳しくは、木質系床材の表面塗装方法に関する。
近年、高級感を付与するために木目のきれいな天然木の単板を表面材料として用いた種々の化粧材が提案されている。例えば、下記特許文献1には、厚さ2mm以下の天然木突板に生地研磨、下塗り加工を施した後、圧縮加工してなる化粧材用単板を2次元曲面または3次元曲面を有する基材上に重ね、基材表面に沿って成形すると共に貼り合わせた後、上塗りまたは中塗りと上塗りを行うことを特徴とする化粧材の製造方法が開示されている。上記の方法によって得られた化粧材は高級乗用車の内装材等に用いられる旨の記載がある。
特開平2−277602号公報(第1〜3頁、第1図)
一方、天然木の風合いを持つ木目のきれいな木質系床材も種々提案されており、例えば、天然木の単板の表面を見栄えよく塗装して高級感を付与することが行われている。通常、上記単板は床材として用いられるため、ある程度の厚みが求められ、肉厚の単板に下塗り塗装を行い、さらに、上塗りを行って製品として出荷される。しかしながら、下塗り塗装の際の目止め処理の不備により表面が毛羽立つ、あるいは下塗り塗装後の乾燥工程において、上記肉厚の単板中に含まれた空気、水分等が加熱等により気泡となり下塗り塗装膜に凹凸部分が生じる、等の問題が起こる。本発明はこのような問題を解決して表面を平滑に手触りよく、また見栄えよく仕上げることのできる木質系床材の塗装方法を提供することを、その課題とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、木質系床材の塗装方法であって、上記木質系床材に下塗り塗装を施し、下塗りした木質系床材の表面を乾燥後、圧締ロールによってロール加工し、圧締された下塗り塗装膜をさらに上塗りし、仕上げることを特徴とする木質系床材の表面塗装方法が提供される。上記木質系床材としては、単板からなるものであればとくに限定されず、例えば、ナラ、スギ、ヒノキ、マツ、クス等の無垢単板、あるいはこれらの木材のチップを一体的に集成してなる集成材等があげられる。
請求項2に記載の木質系床材の表面塗装方法は、請求項1に記載の発明に加えて、上記木質系床材が厚さ5〜10mmの無垢単板であることが好ましい。本発明の方法を適用して塗装された上記無垢単板はそのまま、床材として用いられるが、合板等他の基材と複合して床材に用いてもよい。
請求項3に記載の木質系床材の表面塗装方法は、請求項1に記載の発明に加えて、上記圧締を鉄ロールと硬質ゴムロールとの間で行うとともに、圧締圧力が5〜20kgf/cm2 とされる。
請求項4に記載の木質系床材の表面塗装方法は、請求項1に記載の発明に加えて、上記上塗り塗装がクリアないしは木質系の淡色で行われることが好ましい。
請求項1に記載の発明にかかる木質系床材の表面塗装方法は上記のとおりであり、上記木質系床材に下塗り塗装を施し、乾燥工程終了後、下塗り塗装膜の表面を圧締ロールによって圧締し、圧締された下塗り塗装膜をさらに上塗りして仕上げるため、下塗り塗装膜に生じた乾燥工程における熱膨張部分や、目止め処理の不備により毛羽立ちした部分等がならされ、表面を平滑に仕上げることができる。
請求項2に記載の木質系床材の表面塗装方法は上記のとおりであり、請求項1の木質系床材の表面塗装方法の有する効果に加え、上記木質系床材が厚さ5〜10mmの無垢単板とされているため、樹木の種類に限定されることなく、無垢の単板を重厚な高級感のある木質系床材に仕上げることができる。
請求項3に記載の木質系床材の表面塗装方法は上記のとおりであり、請求項1の木質系床材の表面塗装方法の有する効果に加え、上記圧締を鉄ロールと硬質ゴムロールとの間で行うとともに、圧締圧力が5〜20kgf/cm2 とされているため、木質系床材中に含まれた空気、水分等が乾燥工程における加熱により気泡となって生じた下塗り塗装膜の凹凸部分はならされ、平滑となるため、手触りよく、また見栄えよく表面塗装することができる。
請求項4に記載の木質系床材の表面塗装方法は上記のとおりであり、請求項1の木質系床材の表面塗装方法の有する効果に加え、上記上塗り塗装をクリアないしは木質系の淡色で行うことにより、着色された色合いや下塗り塗装膜の風合いを生かし、無垢の単板を重厚な高級感のある木質系床材に仕上げることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して、詳細に説明する。図1は、厚さ5〜10mmの無垢単板に本発明にかかる木質系床材の表面塗装方法を適用した実施例を示す説明図である。上記肉厚の単板(以下、厚単板と称する)Aは、通常、白木の状態であり、生地が白っぽいため、床材として用いるに先だって、床材としての高級感、重厚感を出すため着色工程1で薄茶色、焦げ茶色、黒色等、所望の色に着色される。通常、上記着色工程1は、生地に顔料や染料等をロールコータやフローコータ等により塗布することにより行われる。
上記着色剤の塗布を終了した後、着色乾燥工程2で乾燥された厚単板Aは砥の粉等によって着色面を目止め処理し、下塗り塗装工程3で下塗り塗装が行われる。下塗り塗装は、厚単板A中に含まれる樹脂(ヤニ)の表面への移行防止、あるいは厚単板Aの表面の荒れを防止するとともに、厚単板Aの木目を生かして高級感を付与する等の目的で行われる。上記下塗り塗装用の塗料としては、例えば、常温硬化型のウレタン系塗料が用いられ、ロールコータ等により塗布される。ついで、下塗り塗装された厚単板Aは下塗り乾燥工程4において下塗り塗装膜を乾燥させるとともに、十分に硬化させる。
下塗り乾燥工程4で乾燥された上記厚単板Aは、さらに圧締工程5に送られ、下塗り乾燥工程4で形成された下塗り塗装膜を圧締する。上記圧締は、下塗りされた厚単板Aを鉄ロールと硬質ゴムロールとの間に送り込み、上記下塗り塗装膜と鉄ロールとを接触させ、両ロール間に5〜20kgf/cm2 の圧締圧力を掛けて行われる。この圧締工程5によって、厚単板A中に含まれた空気、水分等が加熱により気泡となって下塗り塗装膜中に生じた凹凸や、目止めの不備によって生じた毛羽立ち等はならされ、平滑にされる。
このように、表面を平滑にされた厚単板Aは上塗り塗装工程6でさらに上塗りされ、仕上げられる。このとき用いられる上塗り塗料は上記着色工程1で着色された色合い、あるいは下塗り塗装膜の風合いを保つため、クリアないしは木質系の淡色のものを用いることが好ましい。例えば、紫外線硬化型のクリアないしは木質系の淡色の色調を有する塗料を上塗り塗料として用いることにより、表面を平滑に、また見栄えよく仕上げることができる。また、食器等が落下しても表面が傷付き難い耐衝撃性に優れた塗膜を形成することができる。
無垢単板に本発明にかかる木質系床材の表面塗装方法を適用した実施例を示す説明図である。
符号の説明
A 厚単板
1 着色工程
2 着色乾燥工程
3 下塗り工程
4 下塗り乾燥工程
5 圧締工程
6 上塗り工程

Claims (4)

  1. 木質系床材の塗装方法であって、上記木質系床材に下塗り塗装を施し、下塗りした木質系床材の表面を乾燥後、圧締ロールによってロール加工し、圧締された下塗り塗装膜をさらに上塗りし、仕上げることを特徴とする木質系床材の表面塗装方法。
  2. 上記木質系床材が厚さ5〜10mmの無垢単板である請求項1に記載の木質系床材の表面塗装方法。
  3. 上記圧締を鉄ロールと硬質ゴムロールとの間で行うとともに、圧締圧力が5〜20kgf/cm2 である請求項1に記載の木質系床材の表面塗装方法。
  4. 上記上塗り塗装がクリアないしは木質系の淡色で行われる請求項1に記載の木質系床材の表面塗装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009172547A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Panasonic Electric Works Co Ltd 木質系複合床材の表面塗装方法

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