JPH09238481A - 電力変換装置 - Google Patents
電力変換装置Info
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- JPH09238481A JPH09238481A JP8045964A JP4596496A JPH09238481A JP H09238481 A JPH09238481 A JP H09238481A JP 8045964 A JP8045964 A JP 8045964A JP 4596496 A JP4596496 A JP 4596496A JP H09238481 A JPH09238481 A JP H09238481A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電力変換装置において、入力電圧と出力電圧
の位相がずれたときでも、歪みがなく安定な出力電圧を
得る。 【解決手段】 スイッチング素子とダイオードとを逆並
列接続してなるスイッチング回路を2個直列に接続した
コンバータ回路、上記スイッチング回路を2個直列に接
続した切替回路、上記スイッチング回路を2個直列に接
続したインバータ回路、及びコンデンサを有し、これら
を互いに並列接続してなるメイン回路と、交流電源、交
流出力端を備えた電力変換装置において、基準信号発生
回路からの基準信号に基づく基準指令をパルス幅変調
し、これを上記切替回路へのタイミング信号として使用
する。
の位相がずれたときでも、歪みがなく安定な出力電圧を
得る。 【解決手段】 スイッチング素子とダイオードとを逆並
列接続してなるスイッチング回路を2個直列に接続した
コンバータ回路、上記スイッチング回路を2個直列に接
続した切替回路、上記スイッチング回路を2個直列に接
続したインバータ回路、及びコンデンサを有し、これら
を互いに並列接続してなるメイン回路と、交流電源、交
流出力端を備えた電力変換装置において、基準信号発生
回路からの基準信号に基づく基準指令をパルス幅変調
し、これを上記切替回路へのタイミング信号として使用
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無停電電源装置
のような交流電圧を一旦直流電圧に変換しさらに交流電
圧に変換する電力変換装置に関するものである。
のような交流電圧を一旦直流電圧に変換しさらに交流電
圧に変換する電力変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、例えば従来の電力変換装置の
回路構成を示す回路構成図である。図において、Aはコ
ンバータ回路、Bは切替回路、Cはインバータ回路であ
り、それぞれ2個の直列接続されたスイッチング回路
1、2および3、4そして5、6からなっている。この
スイッチング回路1は、例えばトランジスタあるいはF
ETなどのスイッチング素子1sとこのスイッチング素
子1sに逆並列接続されたフライホールダイオード1d
とによって構成されている。またスイッチング回路2、
3、4、5、6も同様である。コンバータ回路Aと平滑
コンデンサ7と切替回路Bとインバータ回路Cは互いに
並列に接続されて折り、メイン回路を構成している。
回路構成を示す回路構成図である。図において、Aはコ
ンバータ回路、Bは切替回路、Cはインバータ回路であ
り、それぞれ2個の直列接続されたスイッチング回路
1、2および3、4そして5、6からなっている。この
スイッチング回路1は、例えばトランジスタあるいはF
ETなどのスイッチング素子1sとこのスイッチング素
子1sに逆並列接続されたフライホールダイオード1d
とによって構成されている。またスイッチング回路2、
3、4、5、6も同様である。コンバータ回路Aと平滑
コンデンサ7と切替回路Bとインバータ回路Cは互いに
並列に接続されて折り、メイン回路を構成している。
【0003】コンバータ回路Aの中間点とリアクトル8
の一端が接続され、リアクトル8の他端は交流電圧源9
の一端に接続される。また、交流電圧源9の他端は、切
替回路Bの中間点に接続される。交流出力端となるイン
バータ回路Cの中間点と切替回路Bの中間点の間に負荷
10が接続される。従って、入力となる交流電圧源9の
一端と、出力端である負荷10の一端は共通線で接続さ
れている。
の一端が接続され、リアクトル8の他端は交流電圧源9
の一端に接続される。また、交流電圧源9の他端は、切
替回路Bの中間点に接続される。交流出力端となるイン
バータ回路Cの中間点と切替回路Bの中間点の間に負荷
10が接続される。従って、入力となる交流電圧源9の
一端と、出力端である負荷10の一端は共通線で接続さ
れている。
【0004】次に図11で示した回路の動作を入力電
圧、出力電圧が正極性の時を例に挙げて説明する。ここ
で、入力電圧とは交流電圧源9の電圧、出力電圧とは負
荷10の両端電圧のことである(以下同様)。
圧、出力電圧が正極性の時を例に挙げて説明する。ここ
で、入力電圧とは交流電圧源9の電圧、出力電圧とは負
荷10の両端電圧のことである(以下同様)。
【0005】まず、図12及び図13を用いて、コンバ
ータ回路Aの回路動作について説明する。図13に示す
ように、入力電圧が正の極性の場合、切替回路Bのスイ
ッチング素子4sがONする。コンバータ回路Aのスイ
ッチング素子1s、2sは、正弦波PWM制御により、
相補的にON/OFFするように制御される(図13参
照)。スイッチング素子2sがON、スイッチング素子
1sがOFFの時、電流は交流電圧源9からリアクトル
8、スイッチング素子2s、ダイオード4dを通り交流
電圧源9に流れ込む。このときリアクトル8にエネルギ
ーが蓄えられる。一方、スイッチング素子2sがOF
F、スイッチング素子1sがONの時、電流は交流電圧
源9からリアクトル8、ダイオード1d、平滑コンデン
サ7、ダイオード4dを通り、交流電圧源9に流れ込
む。このときリアクトル8のエネルギーは減少し、平滑
コンデンサ7が充電される。
ータ回路Aの回路動作について説明する。図13に示す
ように、入力電圧が正の極性の場合、切替回路Bのスイ
ッチング素子4sがONする。コンバータ回路Aのスイ
ッチング素子1s、2sは、正弦波PWM制御により、
相補的にON/OFFするように制御される(図13参
照)。スイッチング素子2sがON、スイッチング素子
1sがOFFの時、電流は交流電圧源9からリアクトル
8、スイッチング素子2s、ダイオード4dを通り交流
電圧源9に流れ込む。このときリアクトル8にエネルギ
ーが蓄えられる。一方、スイッチング素子2sがOF
F、スイッチング素子1sがONの時、電流は交流電圧
源9からリアクトル8、ダイオード1d、平滑コンデン
サ7、ダイオード4dを通り、交流電圧源9に流れ込
む。このときリアクトル8のエネルギーは減少し、平滑
コンデンサ7が充電される。
【0006】次に、図12及び図13を用いて、インバ
ータ回路Cの回路動作について説明する。図13に示す
ように、出力電圧が正の極性の場合、切替回路Bのスイ
ッチング素子4sがONする。インバータ回路Cのスイ
ッチング素子5sと6sは、正弦波PWM制御により、
相補的(排他的)にON/OFFするように制御される
(図13参照)。スイッチング素子5sがON、スイッ
チング素子6sがOFFの時、出力端であるインバータ
回路Cの中間点は直流母線電圧の電位となり、電流が平
滑コンデンサ7からスイッチング素子5s、負荷10、
スイッチング素子4sを通り、平滑コンデンサ7は放電
される。一方、スイッチング素子5sがOFF、スイッ
チング素子6sがONの時、出力端であるインバータ回
路Cの中間点は0電位となり、図示されていないが、出
力フィルタを通せば出力電圧として、正弦波電圧が得ら
れる。
ータ回路Cの回路動作について説明する。図13に示す
ように、出力電圧が正の極性の場合、切替回路Bのスイ
ッチング素子4sがONする。インバータ回路Cのスイ
ッチング素子5sと6sは、正弦波PWM制御により、
相補的(排他的)にON/OFFするように制御される
(図13参照)。スイッチング素子5sがON、スイッ
チング素子6sがOFFの時、出力端であるインバータ
回路Cの中間点は直流母線電圧の電位となり、電流が平
滑コンデンサ7からスイッチング素子5s、負荷10、
スイッチング素子4sを通り、平滑コンデンサ7は放電
される。一方、スイッチング素子5sがOFF、スイッ
チング素子6sがONの時、出力端であるインバータ回
路Cの中間点は0電位となり、図示されていないが、出
力フィルタを通せば出力電圧として、正弦波電圧が得ら
れる。
【0007】続いて、図13を用いて、スイッチング素
子1s、2s、3s、4s、5s、6sを制御するタイ
ミングを、例えば入力電圧波形波形11が出力電圧波形
19と同期し、ほぼ同一値かつ同極性となる場合につい
て説明する。はじめに、入力電圧波形11が正極性の場
合について説明する。スイッチング素子4sの指令12
は、入力電圧波形11に基づき“H”であり、入力電圧
波形11が正極性の期間“H”であり続ける。また、ス
イッチング素子3の指令18は、スイッチング素子4s
のインバータをとったものとなるので、“L”とな
る。。スイッチング素子1sの変調指令13と、スイッ
チング素子5sの変調指令14とは同一のものであり、
キャリア15と比較され、スイッチング素子1sのパル
ス幅変調信号16と、スイッチング素子5sのパルス幅
変調信号17とが生成される。
子1s、2s、3s、4s、5s、6sを制御するタイ
ミングを、例えば入力電圧波形波形11が出力電圧波形
19と同期し、ほぼ同一値かつ同極性となる場合につい
て説明する。はじめに、入力電圧波形11が正極性の場
合について説明する。スイッチング素子4sの指令12
は、入力電圧波形11に基づき“H”であり、入力電圧
波形11が正極性の期間“H”であり続ける。また、ス
イッチング素子3の指令18は、スイッチング素子4s
のインバータをとったものとなるので、“L”とな
る。。スイッチング素子1sの変調指令13と、スイッ
チング素子5sの変調指令14とは同一のものであり、
キャリア15と比較され、スイッチング素子1sのパル
ス幅変調信号16と、スイッチング素子5sのパルス幅
変調信号17とが生成される。
【0008】また、回路動作では説明を省いたが、入力
電圧波形11が負極性(図13におけるT1の期間)の
場合について説明する。スイッチング素子4sの指令1
2は“L”であり、入力電圧波形11が負極性の期間
“L”であり続ける。また、スイッチング素子3の指令
18は、スイッチング素子4sのインバータをとったも
のとなる。スイッチング素子1sの変調指令13と、ス
イッチング素子5sの変調指令14とは同一のものであ
り、キャリア15と比較され、スイッチング素子1sの
パルス幅変調信号16と、スイッチング素子5sのパル
ス幅変調信号17とが生成される。
電圧波形11が負極性(図13におけるT1の期間)の
場合について説明する。スイッチング素子4sの指令1
2は“L”であり、入力電圧波形11が負極性の期間
“L”であり続ける。また、スイッチング素子3の指令
18は、スイッチング素子4sのインバータをとったも
のとなる。スイッチング素子1sの変調指令13と、ス
イッチング素子5sの変調指令14とは同一のものであ
り、キャリア15と比較され、スイッチング素子1sの
パルス幅変調信号16と、スイッチング素子5sのパル
ス幅変調信号17とが生成される。
【0009】次に、スイッチング素子の指令を出力する
制御装置において、処理の遅延等により入力電圧と出力
電圧とが同期から外れたり、位相が遅れたり進んだりし
た場合における、従来のスイッチング素子のタイミング
について図14を用いて説明する。入力電圧と出力電圧
とが同期からずれたり、位相がずれた場合、入力電圧波
形11と出力電圧波形19との極性が異なる期間が生じ
てしまう。図におけるT2及びT4の期間、入力電圧波
形11と出力電圧波形19は正極性または負極性で同一
であるため、上述したように、コンバータ回路Aとイン
バータ回路Cの制御は問題なく行うことができる。
制御装置において、処理の遅延等により入力電圧と出力
電圧とが同期から外れたり、位相が遅れたり進んだりし
た場合における、従来のスイッチング素子のタイミング
について図14を用いて説明する。入力電圧と出力電圧
とが同期からずれたり、位相がずれた場合、入力電圧波
形11と出力電圧波形19との極性が異なる期間が生じ
てしまう。図におけるT2及びT4の期間、入力電圧波
形11と出力電圧波形19は正極性または負極性で同一
であるため、上述したように、コンバータ回路Aとイン
バータ回路Cの制御は問題なく行うことができる。
【0010】次に、T3の期間は、入力電圧波形11が
負極性、出力電圧波形19が正極性の期間となり、切替
回路Bは入力電圧の極性に合わせてスイッチング素子4
sをOFF、スイッチング素子3sをONしている。し
かしスイッチング素子5sの変調指令14は、出力電圧
波形19に基づき正極性の場合の指令を与えているた
め、出力電圧は出力電圧波形20の斜線部Dのような大
きな歪みを生じた出力電圧波形が出力される。
負極性、出力電圧波形19が正極性の期間となり、切替
回路Bは入力電圧の極性に合わせてスイッチング素子4
sをOFF、スイッチング素子3sをONしている。し
かしスイッチング素子5sの変調指令14は、出力電圧
波形19に基づき正極性の場合の指令を与えているた
め、出力電圧は出力電圧波形20の斜線部Dのような大
きな歪みを生じた出力電圧波形が出力される。
【0011】また逆にT5の期間は、入力電圧波形11
が正極性、出力電圧波形19が負極性の期間であり、切
替回路Bは入力電圧の極性に合わせスイッチング素子4
sをON、スイッチング素子3sをOFFしている。し
かしスイッチング素子5sの変調指令14は、出力電圧
波形19に基づき負極性の場合の指令を与えているた
め、出力電圧は出力電圧波形20の斜線部Eのような大
きな歪みを生じた出力電圧波形が出力される。
が正極性、出力電圧波形19が負極性の期間であり、切
替回路Bは入力電圧の極性に合わせスイッチング素子4
sをON、スイッチング素子3sをOFFしている。し
かしスイッチング素子5sの変調指令14は、出力電圧
波形19に基づき負極性の場合の指令を与えているた
め、出力電圧は出力電圧波形20の斜線部Eのような大
きな歪みを生じた出力電圧波形が出力される。
【0012】これらの大きな歪みは、出力電圧の振動の
原因にもなる。その対策として従来は、出力電圧波形2
1のようにT3、T5の期間は、出力電圧波形21が0
電位を持つようにすべく、スイッチング素子5sの変調
指令14をインバータ出力電圧変調指令22のように変
更し、その変更されたインバータ出力電圧変調指令22
及びキャリア15により、スイッチング素子5sのパル
ス幅変調指令23は、T3の期間では“H”とし、T5
の期間では“L”としている。
原因にもなる。その対策として従来は、出力電圧波形2
1のようにT3、T5の期間は、出力電圧波形21が0
電位を持つようにすべく、スイッチング素子5sの変調
指令14をインバータ出力電圧変調指令22のように変
更し、その変更されたインバータ出力電圧変調指令22
及びキャリア15により、スイッチング素子5sのパル
ス幅変調指令23は、T3の期間では“H”とし、T5
の期間では“L”としている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電力変
換装置の制御方法では、切替回路Bをコンバータ回路A
とインバータ回路Cで共有しているため、入力電圧と出
力電圧の位相がずれた場合、切替回路Bの制御をコンバ
ータ回路Aの動作に合わせ、インバータ回路Cの出力電
圧波形を歪ませて対策する方法であった。しかしこの方
法では、大きな歪みは改善され、振動も減少するもの
の、入力電圧と出力電圧の極性が異なっている期間は出
力電圧波形を0電位に保つよう制御するので、0クロス
付近での歪みは残り、所望の出力電圧波形を得られない
という問題があった。この発明は、かかる問題点を解決
するためになされたもので、第1の目的は、交流電圧源
の電圧極性とインバータ動作による出力電圧極性が異な
った場合においても、歪みの少ない所望の出力電圧波形
を得ることができる電力変換装置の制御方法を得るもの
である。また、第2の目的は、短絡防止時間における電
圧歪みをも改善し、歪みの少ない所望の出力電圧波形を
得ることができる電力変換装置の制御方法を得るもので
ある。
換装置の制御方法では、切替回路Bをコンバータ回路A
とインバータ回路Cで共有しているため、入力電圧と出
力電圧の位相がずれた場合、切替回路Bの制御をコンバ
ータ回路Aの動作に合わせ、インバータ回路Cの出力電
圧波形を歪ませて対策する方法であった。しかしこの方
法では、大きな歪みは改善され、振動も減少するもの
の、入力電圧と出力電圧の極性が異なっている期間は出
力電圧波形を0電位に保つよう制御するので、0クロス
付近での歪みは残り、所望の出力電圧波形を得られない
という問題があった。この発明は、かかる問題点を解決
するためになされたもので、第1の目的は、交流電圧源
の電圧極性とインバータ動作による出力電圧極性が異な
った場合においても、歪みの少ない所望の出力電圧波形
を得ることができる電力変換装置の制御方法を得るもの
である。また、第2の目的は、短絡防止時間における電
圧歪みをも改善し、歪みの少ない所望の出力電圧波形を
得ることができる電力変換装置の制御方法を得るもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係わる電力
変換装置の制御方法は、スイッチング素子とダイオード
とを逆並列接続してなるスイッチング回路を2個直列に
接続したコンバータ回路、上記スイッチング回路を2個
直列に接続した切替回路、上記スイッチング回路を2個
直列に接続したインバータ回路、及びコンデンサを有
し、これらを互いに並列接続してなるメイン回路と、こ
のメイン回路における上記コンバータ回路、上記切替回
路、及び上記インバータ回路を制御するタイミング信号
を発生するタイミング信号出力手段と、このタイミング
信号を形成するための基準となる基準信号を発生する基
準信号発生手段と、この基準信号発生手段により発生し
た上記基準信号を基準指令に変調する基準指令変調手段
と、上記コンバータ回路の中間点にその一端が接続さ
れ、他端が上記切替回路の中間点に接続される交流電源
と、上記切替回路及び上記インバータ回路の両中間点と
の間に接続される交流出力端とを備え、上記タイミング
信号出力手段における上記切替回路への上記タイミング
信号は、基準信号発生手段からの上記基準信号に基づく
上記基準指令をパルス幅変調した信号としたものであ
る。
変換装置の制御方法は、スイッチング素子とダイオード
とを逆並列接続してなるスイッチング回路を2個直列に
接続したコンバータ回路、上記スイッチング回路を2個
直列に接続した切替回路、上記スイッチング回路を2個
直列に接続したインバータ回路、及びコンデンサを有
し、これらを互いに並列接続してなるメイン回路と、こ
のメイン回路における上記コンバータ回路、上記切替回
路、及び上記インバータ回路を制御するタイミング信号
を発生するタイミング信号出力手段と、このタイミング
信号を形成するための基準となる基準信号を発生する基
準信号発生手段と、この基準信号発生手段により発生し
た上記基準信号を基準指令に変調する基準指令変調手段
と、上記コンバータ回路の中間点にその一端が接続さ
れ、他端が上記切替回路の中間点に接続される交流電源
と、上記切替回路及び上記インバータ回路の両中間点と
の間に接続される交流出力端とを備え、上記タイミング
信号出力手段における上記切替回路への上記タイミング
信号は、基準信号発生手段からの上記基準信号に基づく
上記基準指令をパルス幅変調した信号としたものであ
る。
【0015】また、基準指令変調手段は、基準信号を変
調した第1基準指令と、切替回路を制御するタイミング
信号の上記第1基準指令に所定の電圧補正を加えた第2
基準指令とを有し、この第2基準指令をパルス幅変調す
るための基準指令として出力するようにしたものであ
る。
調した第1基準指令と、切替回路を制御するタイミング
信号の上記第1基準指令に所定の電圧補正を加えた第2
基準指令とを有し、この第2基準指令をパルス幅変調す
るための基準指令として出力するようにしたものであ
る。
【0016】また、基準信号に対して入力電圧に基づく
変調を行い、入力指令を出力する入力指令変調手段と、
上記基準信号に対して出力電圧に基づく変調を行い、出
力指令を出力する出力指令変調手段と、を備え、基準指
令変調手段より出力された基準指令と上記入力指令とを
足しあわせ、その足しあわせた指令に基づいてパルス幅
変調を行い、コンバータ回路を制御するとともに、上記
基準指令と上記出力指令とを足しあわせ、その足しあわ
せた指令に基づいてパルス幅変調を行い、インバータ回
路を制御するようにしたものである。
変調を行い、入力指令を出力する入力指令変調手段と、
上記基準信号に対して出力電圧に基づく変調を行い、出
力指令を出力する出力指令変調手段と、を備え、基準指
令変調手段より出力された基準指令と上記入力指令とを
足しあわせ、その足しあわせた指令に基づいてパルス幅
変調を行い、コンバータ回路を制御するとともに、上記
基準指令と上記出力指令とを足しあわせ、その足しあわ
せた指令に基づいてパルス幅変調を行い、インバータ回
路を制御するようにしたものである。
【0017】さらに、切替回路を制御するタイミング信
号にのみ、所定の電圧補正を加えた基準指令を用いるよ
うにしたものである。
号にのみ、所定の電圧補正を加えた基準指令を用いるよ
うにしたものである。
【0018】
実施の形態1.以下、この発明の実施形態1を図面とと
もに説明する。図1は、この発明の実施形態1である電
力変換装置の回路構成を示す回路構成図であり、図2
は、図1で示す電力変換装置の回路動作を示す動作説明
図であり、図3は、電力変換装置のタイミングチャート
である。
もに説明する。図1は、この発明の実施形態1である電
力変換装置の回路構成を示す回路構成図であり、図2
は、図1で示す電力変換装置の回路動作を示す動作説明
図であり、図3は、電力変換装置のタイミングチャート
である。
【0019】図1において、Aはコンバータ回路、Bは
切替回路、Cはインバータ回路であり、それぞれ2個の
直列接続されたスイッチング回路1、2および3、4そ
して5、6からなっている。このスイッチング回路1
は、例えばトランジスタあるいはFETなどのスイッチ
ング素子1sとこのスイッチング素子1sに逆並列接続
されたフライホールダイオード1dとによって構成され
ている。またスイッチング回路2、3、4、5、6も同
様である。コンバータ回路Aと平滑コンデンサ7と切替
回路Bとインバータ回路Cは互いに並列に接続されてお
り、メイン回路を構成している。
切替回路、Cはインバータ回路であり、それぞれ2個の
直列接続されたスイッチング回路1、2および3、4そ
して5、6からなっている。このスイッチング回路1
は、例えばトランジスタあるいはFETなどのスイッチ
ング素子1sとこのスイッチング素子1sに逆並列接続
されたフライホールダイオード1dとによって構成され
ている。またスイッチング回路2、3、4、5、6も同
様である。コンバータ回路Aと平滑コンデンサ7と切替
回路Bとインバータ回路Cは互いに並列に接続されてお
り、メイン回路を構成している。
【0020】このメイン回路における上記コンバータ回
路、切替回路、及びインバータ回路に対して、排他的に
各スイッチング回路をON/OFF制御するタイミング
信号を発生するタイミング信号出力手段が接続されてい
る。また、このタイミング信号を形成するための基準と
なる基準信号を発生する基準信号発生手段も同様に形成
されている。さらに、この基準信号発生手段から出力さ
れる基準信号である基準正弦波を、所定の変調を行い、
基準指令を発生する基準指令変調手段も形成されてい
る。
路、切替回路、及びインバータ回路に対して、排他的に
各スイッチング回路をON/OFF制御するタイミング
信号を発生するタイミング信号出力手段が接続されてい
る。また、このタイミング信号を形成するための基準と
なる基準信号を発生する基準信号発生手段も同様に形成
されている。さらに、この基準信号発生手段から出力さ
れる基準信号である基準正弦波を、所定の変調を行い、
基準指令を発生する基準指令変調手段も形成されてい
る。
【0021】コンバータ回路Aの中間点とリアクトル8
の一端が接続され、リアクトル8の他端は交流電圧源9
の一端に接続される。また、交流電圧源9の他端は、切
替回路Bの中間点に接続される。交流出力端となるイン
バータ回路Cの中間点と切替回路Bの中間点の間に負荷
10が接続される。従って、入力となる交流電圧源9の
一端と、出力端である負荷10の一端は共通線で接続さ
れている。
の一端が接続され、リアクトル8の他端は交流電圧源9
の一端に接続される。また、交流電圧源9の他端は、切
替回路Bの中間点に接続される。交流出力端となるイン
バータ回路Cの中間点と切替回路Bの中間点の間に負荷
10が接続される。従って、入力となる交流電圧源9の
一端と、出力端である負荷10の一端は共通線で接続さ
れている。
【0022】次に、図3のタイミングチャートについて
説明する。図3において、25は切替回路Bのスイッチ
ング素子3sの変調指令Vvns(基準指令)であり、例
えば独自にオフセットをVdc/2もち、入力電圧及び出
力電圧と同周波数で、制御上のすべての指令の基準とな
る基準信号である基準正弦波28とは位相が反転したも
のである。この切替回路Bのスイッチング素子3sの変
調指令Vvnsは、基準正弦波28を変調する基準指令変
調手段により変調される。26はインバータ動作をする
ための出力指令である出力電圧指令Vouts、27はイン
バータ回路Cのスイッチング素子5sの変調信号Vwns
であり、変調指令Vvns25と出力電圧指令Vouts26
とのたし合わせたものである。
説明する。図3において、25は切替回路Bのスイッチ
ング素子3sの変調指令Vvns(基準指令)であり、例
えば独自にオフセットをVdc/2もち、入力電圧及び出
力電圧と同周波数で、制御上のすべての指令の基準とな
る基準信号である基準正弦波28とは位相が反転したも
のである。この切替回路Bのスイッチング素子3sの変
調指令Vvnsは、基準正弦波28を変調する基準指令変
調手段により変調される。26はインバータ動作をする
ための出力指令である出力電圧指令Vouts、27はイン
バータ回路Cのスイッチング素子5sの変調信号Vwns
であり、変調指令Vvns25と出力電圧指令Vouts26
とのたし合わせたものである。
【0023】29はスイッチング素子3sのパルス幅変
調信号であり、スイッチング素子3sの変調指令Vvns
25及びキャリアに基づいて作成されている。30はス
イッチング素子5sのパルス幅変調信号であり、スイッ
チング素子5sの変調信号Vwns27及びキャリアに基
づいて作成されている。31はこれらのスイッチングに
よる出力端の持つ電位である。また、Vdcは平滑コン
デンサ7の両端電圧(直流母線電圧)を示している。
調信号であり、スイッチング素子3sの変調指令Vvns
25及びキャリアに基づいて作成されている。30はス
イッチング素子5sのパルス幅変調信号であり、スイッ
チング素子5sの変調信号Vwns27及びキャリアに基
づいて作成されている。31はこれらのスイッチングに
よる出力端の持つ電位である。また、Vdcは平滑コン
デンサ7の両端電圧(直流母線電圧)を示している。
【0024】次に、本発明の実施形態1における電力変
換装置の動作について説明する。まずはじめに、入力電
圧及び出力電圧が同期し、位相の変化がない場合につい
て説明する。切替回路Bでは、基準正弦波(入力電圧及
び出力電圧と同位相:sinθ)の位相を反転し、独自
にオフセットをVdc/2分もち振幅Vdc/2のスイッチ
ング素子3sの変調指令Vvns25を作成する。 Vvns=Vdc/2*{1+sin(θ−π)} そして、予め定められたキャリアによりPWM変調し、
スイッチング素子3sのパルス幅変調信号29を作成
し、このパルス幅変調信号29に基づいてスイッチング
回路3s、4sをON/OFF制御する。
換装置の動作について説明する。まずはじめに、入力電
圧及び出力電圧が同期し、位相の変化がない場合につい
て説明する。切替回路Bでは、基準正弦波(入力電圧及
び出力電圧と同位相:sinθ)の位相を反転し、独自
にオフセットをVdc/2分もち振幅Vdc/2のスイッチ
ング素子3sの変調指令Vvns25を作成する。 Vvns=Vdc/2*{1+sin(θ−π)} そして、予め定められたキャリアによりPWM変調し、
スイッチング素子3sのパルス幅変調信号29を作成
し、このパルス幅変調信号29に基づいてスイッチング
回路3s、4sをON/OFF制御する。
【0025】また、入力電圧に基づいて、コンバータ動
作をするための指令である入力電圧指令Vinsが作成さ
れ、さらに、その入力電圧指令Vinsと変調指令Vvnsと
が加算されたコンバータ回路Aのスイッチング素子1s
の変調指令Vunsが作成される。 Vins=Va*sinθ+ERin (Va:入力電圧指令振幅(例えば100×21/2)) (ERin:誤差増幅値) Vuns=Vvns+Vins このように作成された変調指令Vunsに対して、キャリ
アとの比較によりPWM変調し、その値に基づいて、ス
イッチング素子1s、2sをON/OFF制御する。
作をするための指令である入力電圧指令Vinsが作成さ
れ、さらに、その入力電圧指令Vinsと変調指令Vvnsと
が加算されたコンバータ回路Aのスイッチング素子1s
の変調指令Vunsが作成される。 Vins=Va*sinθ+ERin (Va:入力電圧指令振幅(例えば100×21/2)) (ERin:誤差増幅値) Vuns=Vvns+Vins このように作成された変調指令Vunsに対して、キャリ
アとの比較によりPWM変調し、その値に基づいて、ス
イッチング素子1s、2sをON/OFF制御する。
【0026】また、出力電圧に基づいて、インバータ動
作をするための指令である出力電圧指令Voutsが作成さ
れ、さらに、その出力電圧指令Vouts変調指令Vvnsと
が加算されたインバータ回路Cのスイッチング素子5s
の変調指令Vunsが作成される。 Vouts=Vl*sinθ+ERout (Vl:出力電圧指令振幅(例えば100×21/2)) (ERout:誤差増幅値) Vwns=Vvns+Vins このように作成された変調指令Vwnsに対して、キャリ
アとの比較によりPWM変調し、その値に基づいて、ス
イッチング素子5s、6sをON/OFF制御する。
作をするための指令である出力電圧指令Voutsが作成さ
れ、さらに、その出力電圧指令Vouts変調指令Vvnsと
が加算されたインバータ回路Cのスイッチング素子5s
の変調指令Vunsが作成される。 Vouts=Vl*sinθ+ERout (Vl:出力電圧指令振幅(例えば100×21/2)) (ERout:誤差増幅値) Vwns=Vvns+Vins このように作成された変調指令Vwnsに対して、キャリ
アとの比較によりPWM変調し、その値に基づいて、ス
イッチング素子5s、6sをON/OFF制御する。
【0027】以下に、図2に示す回路図において、入力
電圧と出力電圧がともに正の極性のときを例にとり説明
する。スイッチング素子4sがONし、スイッチング素
子1sがONの時、コンバータ回路Aでは、交流電圧源
9からリアクトル8、ダイオード1d、平滑コンデンサ
7、ダイオード4d、を導通して交流電圧源9に戻る。
(図2(a)L1参照)ここで、平滑コンデンサ7を充
電する。また、スイッチング素子1sがOFFの時、コ
ンバータ回路Aではリアクトル8、スイッチング素子2
s、ダイオード4d、を導通して交流電圧源9に戻る。
(図2(b)L2参照) ここでは、平滑コンデンサ7を充電しない。
電圧と出力電圧がともに正の極性のときを例にとり説明
する。スイッチング素子4sがONし、スイッチング素
子1sがONの時、コンバータ回路Aでは、交流電圧源
9からリアクトル8、ダイオード1d、平滑コンデンサ
7、ダイオード4d、を導通して交流電圧源9に戻る。
(図2(a)L1参照)ここで、平滑コンデンサ7を充
電する。また、スイッチング素子1sがOFFの時、コ
ンバータ回路Aではリアクトル8、スイッチング素子2
s、ダイオード4d、を導通して交流電圧源9に戻る。
(図2(b)L2参照) ここでは、平滑コンデンサ7を充電しない。
【0028】一方、インバータ回路Cでは、スイッチン
グ素子5sがONの時、平滑コンデンサ7、スイッチン
グ素子5s、負荷10、スイッチング素子4sを導通
し、平滑コンデンサ7を放電する。(図2(a)L3参
照) また、スイッチング素子5sがOFFの時、スイッチン
グ素子4sとダイオード6dに出力端に付けるフィルタ
のインダクタによって電流を流す。(図2(b)L4参
照)
グ素子5sがONの時、平滑コンデンサ7、スイッチン
グ素子5s、負荷10、スイッチング素子4sを導通
し、平滑コンデンサ7を放電する。(図2(a)L3参
照) また、スイッチング素子5sがOFFの時、スイッチン
グ素子4sとダイオード6dに出力端に付けるフィルタ
のインダクタによって電流を流す。(図2(b)L4参
照)
【0029】次に、入力電圧と出力電圧がともに正の極
性の時に、スイッチング素子4sがOFFし、スイッチ
ング素子3sがONとなった場合について説明する。コ
ンバータ回路Aでは、交流電圧源9から、リアクトル
8、ダイオード1d、スイッチング素子3sを導通し、
交流電圧源9に戻る。(図2(c)L5参照) 一方、インバータ回路Cでは、スイッチング素子5sと
ダイオード3dに出力端に付けるフィルタのインダクタ
によって電流を流す。(図2(c)L6参照)
性の時に、スイッチング素子4sがOFFし、スイッチ
ング素子3sがONとなった場合について説明する。コ
ンバータ回路Aでは、交流電圧源9から、リアクトル
8、ダイオード1d、スイッチング素子3sを導通し、
交流電圧源9に戻る。(図2(c)L5参照) 一方、インバータ回路Cでは、スイッチング素子5sと
ダイオード3dに出力端に付けるフィルタのインダクタ
によって電流を流す。(図2(c)L6参照)
【0030】続いて、入力電圧及び出力電圧が同期せ
ず、位相がずれてしまった場合について説明する。例え
ば、入力電圧と出力電圧との位相がずれてしまった場合
において、切替回路Bのスイッチング素子3sの変調指
令Vvns25は、上述したように独自にオフセットをV
dc/2分持ち振幅Vdc/2、入力電圧,出力電圧と
同周波数で、制御上のすべての指令の基準となる正弦波
28とは位相が反転したものとなる。 Vvns=Vdc/2*{1+sin(θ−π)} そして、その変調指令Vvns25を予め定められたキャ
リアによりPWM変調し、スイッチング素子3sのパル
ス幅変調信号29を作成し、このパルス幅変調信号29
に基づいてスイッチング回路3s、4sをON/OFF
制御する。
ず、位相がずれてしまった場合について説明する。例え
ば、入力電圧と出力電圧との位相がずれてしまった場合
において、切替回路Bのスイッチング素子3sの変調指
令Vvns25は、上述したように独自にオフセットをV
dc/2分持ち振幅Vdc/2、入力電圧,出力電圧と
同周波数で、制御上のすべての指令の基準となる正弦波
28とは位相が反転したものとなる。 Vvns=Vdc/2*{1+sin(θ−π)} そして、その変調指令Vvns25を予め定められたキャ
リアによりPWM変調し、スイッチング素子3sのパル
ス幅変調信号29を作成し、このパルス幅変調信号29
に基づいてスイッチング回路3s、4sをON/OFF
制御する。
【0031】ここで出力電圧指令(インバータ動作をす
るための指令)Vouts26がαだけ基準正弦波からずれ
ているとすると Vouts=Vl*sin(θ−α)+ERout (Vl:出力電圧指令振幅) (ERout:誤差増幅値) インバータ回路Cのスイッチング素子5Sの変調指令V
wns27は、VvnsとVoutsをたし合わせたものとなる。 Vwns=Vvns+Vouts このように作成された変調指令Vwnsをキャリアとの比
較によりPWM変調し、その値に基づいて、スイッチン
グ素子5s、6sをON/OFF制御する。
るための指令)Vouts26がαだけ基準正弦波からずれ
ているとすると Vouts=Vl*sin(θ−α)+ERout (Vl:出力電圧指令振幅) (ERout:誤差増幅値) インバータ回路Cのスイッチング素子5Sの変調指令V
wns27は、VvnsとVoutsをたし合わせたものとなる。 Vwns=Vvns+Vouts このように作成された変調指令Vwnsをキャリアとの比
較によりPWM変調し、その値に基づいて、スイッチン
グ素子5s、6sをON/OFF制御する。
【0032】また、図示しなかったが、入力電圧指令
(コンバータ動作をするための指令)Vinsがβだけ基
準正弦波からずれているとすると Vins =Va×sin(θ−β)+ERin (Va:入力電圧指令振幅) (ERin:誤差増幅値) コンバータ回路Aのスイッチング素子1sの変調指令V
unsは、VvnsとVinsをたし合わせたものとなる。 Vuns=Vvns+Vins このように作成された変調指令Vunsをキャリアとの比
較によりPWM変調し、その値に基づいて、スイッチン
グ素子1s、2sをON/OFF制御する。
(コンバータ動作をするための指令)Vinsがβだけ基
準正弦波からずれているとすると Vins =Va×sin(θ−β)+ERin (Va:入力電圧指令振幅) (ERin:誤差増幅値) コンバータ回路Aのスイッチング素子1sの変調指令V
unsは、VvnsとVinsをたし合わせたものとなる。 Vuns=Vvns+Vins このように作成された変調指令Vunsをキャリアとの比
較によりPWM変調し、その値に基づいて、スイッチン
グ素子1s、2sをON/OFF制御する。
【0033】以下に、図4で示す回路図において、上記
のような指令で制御した場合の回路動作を、入力電圧が
負の極性、出力電圧が正の極性、切替回路Bのスイッチ
ング素子3sの変調指令は、入力電圧の位相と同位相の
時を例にして説明する。出力電圧指令Vouts26が
“0”をクロスする点以前は、スイッチング素子5sの
変調指令信号Vwns27がスイッチング素子3sの変調
指令信号Vvns25より大きく、出力電圧指令Vouts2
6が“0”をクロスする点以後は、スイッチング素子3
sの変調指令信号Vvns25がスイッチング素子5sの
変調指令信号Vwns27より大きくなる。(図3(c)
参照)
のような指令で制御した場合の回路動作を、入力電圧が
負の極性、出力電圧が正の極性、切替回路Bのスイッチ
ング素子3sの変調指令は、入力電圧の位相と同位相の
時を例にして説明する。出力電圧指令Vouts26が
“0”をクロスする点以前は、スイッチング素子5sの
変調指令信号Vwns27がスイッチング素子3sの変調
指令信号Vvns25より大きく、出力電圧指令Vouts2
6が“0”をクロスする点以後は、スイッチング素子3
sの変調指令信号Vvns25がスイッチング素子5sの
変調指令信号Vwns27より大きくなる。(図3(c)
参照)
【0034】図4に出力電圧指令Vouts26が“0”を
クロスする点以前の回路動作を説明する。この場合、切
替回路B,インバータ回路Cの各スイッチング素子のO
N,OFFにより、3種類のモードがある。まず、図4
(a)中のタイミングチャートに示した「A」のモード
では、スイッチング素子3s、5sが両方ONした状態
である。このとき電流は、スイッチング素子5sとダイ
オード3dに出力端に付けるフィルタのインダクタによ
って電流を流し、出力端の電圧は「0」電位である。
(図4(a)参照)
クロスする点以前の回路動作を説明する。この場合、切
替回路B,インバータ回路Cの各スイッチング素子のO
N,OFFにより、3種類のモードがある。まず、図4
(a)中のタイミングチャートに示した「A」のモード
では、スイッチング素子3s、5sが両方ONした状態
である。このとき電流は、スイッチング素子5sとダイ
オード3dに出力端に付けるフィルタのインダクタによ
って電流を流し、出力端の電圧は「0」電位である。
(図4(a)参照)
【0035】次に、図4(b)中のタイミングチャート
に示した「B」のモードでは、スイッチング素子3sは
OFF、スイッチング素子5sはONした状態である。
このとき電流は、平滑コンデンサ7、スイッチング素子
5s、負荷10、スイッチング素子4sを導通し、平滑
コンデンサ7を放電し、出力端の電圧は「正」の電位を
持つ。(図4(b)参照)
に示した「B」のモードでは、スイッチング素子3sは
OFF、スイッチング素子5sはONした状態である。
このとき電流は、平滑コンデンサ7、スイッチング素子
5s、負荷10、スイッチング素子4sを導通し、平滑
コンデンサ7を放電し、出力端の電圧は「正」の電位を
持つ。(図4(b)参照)
【0036】最後に、図4(c)中のタイミングチャー
トに示した「C」のモードでは、スイッチング素子3s
と5sの両方がOFFの状態である。このとき電流は、
スイッチング素子4sとダイオード6dに出力端に付け
るフィルタのインダクタによって電流を流し、出力端の
電圧は「0」電位である。(図4(c)参照)
トに示した「C」のモードでは、スイッチング素子3s
と5sの両方がOFFの状態である。このとき電流は、
スイッチング素子4sとダイオード6dに出力端に付け
るフィルタのインダクタによって電流を流し、出力端の
電圧は「0」電位である。(図4(c)参照)
【0037】これらの出力端の電位を平均的に見れば、
出力電圧指令Vouts26どおりの正の極性を持った出力
電圧が得られる。図4では入力電圧が負の極性、出力電
圧が正の極性を持つ位相がずれた状態について説明した
が、この動作は上述したように入力電圧、出力電圧共に
が正の極性を持った正常な場合も同様の動作をする。
出力電圧指令Vouts26どおりの正の極性を持った出力
電圧が得られる。図4では入力電圧が負の極性、出力電
圧が正の極性を持つ位相がずれた状態について説明した
が、この動作は上述したように入力電圧、出力電圧共に
が正の極性を持った正常な場合も同様の動作をする。
【0038】続いて、図5を用いて、出力電圧指令Vou
ts26が“0”をクロスする点以後の回路動作を説明す
る。つまりこの場合は入力電圧、出力電圧共に負の極性
を持つ正常な状態であり、切替回路B,インバータ回路
Cの各スイッチング素子のON,OFFにより、3種類
のモードがある。まず、図5(a)中のタイミングチャ
ートに示した「D」のモードでは、スイッチング素子3
sと5sが両方ONした状態である。このとき電流は、
スイッチング素子3sとダイオード5dの出力端につけ
るフィルタのインダクタによって電流を流し、出力端の
電圧31は「0」電位である。(図5(a)参照)
ts26が“0”をクロスする点以後の回路動作を説明す
る。つまりこの場合は入力電圧、出力電圧共に負の極性
を持つ正常な状態であり、切替回路B,インバータ回路
Cの各スイッチング素子のON,OFFにより、3種類
のモードがある。まず、図5(a)中のタイミングチャ
ートに示した「D」のモードでは、スイッチング素子3
sと5sが両方ONした状態である。このとき電流は、
スイッチング素子3sとダイオード5dの出力端につけ
るフィルタのインダクタによって電流を流し、出力端の
電圧31は「0」電位である。(図5(a)参照)
【0039】次に、図5(b)中のタイミングチャート
に示した「E」のモードでは、スイッチング素子3sは
ON、スイッチング素子5sはOFFの状態である。こ
のとき電流は、平滑コンデンサ7、スイッチング素子3
s、負荷10、スイッチング素子6sを導通し、平滑コ
ンデンサ7を放電し、出力端の電圧は「負」の電位を持
つ。(図5(b)参照)
に示した「E」のモードでは、スイッチング素子3sは
ON、スイッチング素子5sはOFFの状態である。こ
のとき電流は、平滑コンデンサ7、スイッチング素子3
s、負荷10、スイッチング素子6sを導通し、平滑コ
ンデンサ7を放電し、出力端の電圧は「負」の電位を持
つ。(図5(b)参照)
【0040】最後に、図5(c)中のタイミングチャー
トに示した「F」のモードでは、スイッチング素子3s
と5sの両方がOFFの状態である。このとき電流は、
スイッチング素子6sとダイオード4dに出力端に付け
るフィルタのインダクタによって電流を流し、出力端の
電圧は「0」電位である。(図5(c)参照)
トに示した「F」のモードでは、スイッチング素子3s
と5sの両方がOFFの状態である。このとき電流は、
スイッチング素子6sとダイオード4dに出力端に付け
るフィルタのインダクタによって電流を流し、出力端の
電圧は「0」電位である。(図5(c)参照)
【0041】これらの出力端の電位を平均的に見れば、
出力電圧指令Vouts26どおりの負の極性を持った出力
電圧が得られる。図5では入力電圧、出力電圧共に負の
極性を持つ正常な状態について説明したが、この動作は
入力電圧が正、出力電圧が負の極性を持った場合も同様
の動作をする。
出力電圧指令Vouts26どおりの負の極性を持った出力
電圧が得られる。図5では入力電圧、出力電圧共に負の
極性を持つ正常な状態について説明したが、この動作は
入力電圧が正、出力電圧が負の極性を持った場合も同様
の動作をする。
【0042】以上のような制御をするため、切替回路B
をコンバータ回路Aとインバータ回路Cで共有している
にもかかわらず、入力電圧と出力電圧の位相がずれて
も、出力端にフィルタをつけることによって、出力電圧
指令Vouts26のような、歪みのない出力電圧波形が出
力できる。また、入力と出力の位相がずれてしまうと短
絡してしまい、短絡電流によって素子が破損するのが懸
念されるが、本実施形態により短絡は防げ、素子の破損
を防止することができる。さらに、切替回路Bをスイッ
チング素子の駆動回路を非絶縁(例えば、チャージポン
プ回路等)にすることができる。また、本実施例では切
替回路Bのスイッチング素子3sの変調指令を正弦波と
したが、台形波,三角波,矩形波でも同様の効果を得る
ことができる。
をコンバータ回路Aとインバータ回路Cで共有している
にもかかわらず、入力電圧と出力電圧の位相がずれて
も、出力端にフィルタをつけることによって、出力電圧
指令Vouts26のような、歪みのない出力電圧波形が出
力できる。また、入力と出力の位相がずれてしまうと短
絡してしまい、短絡電流によって素子が破損するのが懸
念されるが、本実施形態により短絡は防げ、素子の破損
を防止することができる。さらに、切替回路Bをスイッ
チング素子の駆動回路を非絶縁(例えば、チャージポン
プ回路等)にすることができる。また、本実施例では切
替回路Bのスイッチング素子3sの変調指令を正弦波と
したが、台形波,三角波,矩形波でも同様の効果を得る
ことができる。
【0043】また、電力変換装置を無停電電源装置とし
た場合、入力系統に発電機がつながれる場合があり、電
源系統と発電機との切り換えによる位相急変が発生した
り、制御計算時間の遅れなどによっても入力電圧と出力
電圧の指令に位相のずれが生じたりしても、切替回路B
のスイッチング素子3s,4sをPWM制御し、キャリ
ア周波数でスイッチングを行っているため、例えば入力
電圧が負、出力電圧が正で切替回路Bを出力電圧と同位
相で制御した場合、ダイオード4d、コンデンサ7、ス
イッチング素子1s、リアクトル8の電流経路(短絡電
流)及び、スイッチング素子4s、ダイオード2d、リ
アクトル8の電流経路に加え、ダイオード3d、スイッ
チング素子1s、リアクトル8の電流経路で電流が流れ
るので、商用周波数でスイッチングする場合より短絡電
流が流れる時間が短くなり、短絡電流のため素子を壊し
てしまう可能性を低減できる。
た場合、入力系統に発電機がつながれる場合があり、電
源系統と発電機との切り換えによる位相急変が発生した
り、制御計算時間の遅れなどによっても入力電圧と出力
電圧の指令に位相のずれが生じたりしても、切替回路B
のスイッチング素子3s,4sをPWM制御し、キャリ
ア周波数でスイッチングを行っているため、例えば入力
電圧が負、出力電圧が正で切替回路Bを出力電圧と同位
相で制御した場合、ダイオード4d、コンデンサ7、ス
イッチング素子1s、リアクトル8の電流経路(短絡電
流)及び、スイッチング素子4s、ダイオード2d、リ
アクトル8の電流経路に加え、ダイオード3d、スイッ
チング素子1s、リアクトル8の電流経路で電流が流れ
るので、商用周波数でスイッチングする場合より短絡電
流が流れる時間が短くなり、短絡電流のため素子を壊し
てしまう可能性を低減できる。
【0044】実施形態2.本実施形態では、上述した実
施形態1で説明した切替回路Bのスイッチング素子3s
の変調指令に、切替回路を制御するタイミング信号のO
NからOFFへの立ち上がり前の一定時間に相当する短
絡防止時間による出力電圧歪みの補正を加える。まず、
図6、図7を用いて切替回路Bの短絡防止時間の影響に
よる電圧歪みについて説明する。図6は、例えば負荷に
コンデンサインプット型の整流器を接続した場合の切替
回路Bの中間点から流れ出る中間点電流を正としてみた
ときの電流波形であり、図7、図8は、短絡防止時間の
影響による電圧歪みの発生について示した回路図であ
る。図9は、スイッチング素子3sの変調指令を示す電
流波形を示した図である。
施形態1で説明した切替回路Bのスイッチング素子3s
の変調指令に、切替回路を制御するタイミング信号のO
NからOFFへの立ち上がり前の一定時間に相当する短
絡防止時間による出力電圧歪みの補正を加える。まず、
図6、図7を用いて切替回路Bの短絡防止時間の影響に
よる電圧歪みについて説明する。図6は、例えば負荷に
コンデンサインプット型の整流器を接続した場合の切替
回路Bの中間点から流れ出る中間点電流を正としてみた
ときの電流波形であり、図7、図8は、短絡防止時間の
影響による電圧歪みの発生について示した回路図であ
る。図9は、スイッチング素子3sの変調指令を示す電
流波形を示した図である。
【0045】切替回路Bに流れる中間点電流32は、実
施形態1で説明したようにコンバータ電流とインバータ
電流の関係から、図6に示すような電流が流れる。この
電流の向きのよって切替回路Bの短絡防止時間の影響に
よる電圧歪みの極性が変わり、T6からT8の期間につ
いて、図7、図8を用いてその動作を説明する。
施形態1で説明したようにコンバータ電流とインバータ
電流の関係から、図6に示すような電流が流れる。この
電流の向きのよって切替回路Bの短絡防止時間の影響に
よる電圧歪みの極性が変わり、T6からT8の期間につ
いて、図7、図8を用いてその動作を説明する。
【0046】まず、図6のT6とT8の期間について図
7を用いて説明する。T6とT8の期間は、ほとんどイ
ンバータ電流は流れず、コンバータ電流のみであるか
ら、切替回路Bのスイッチング素子4sがONした場合
の電流の経路はL7のようになる。(図7(a)参照) ここでスイッチング素子4sがOFFし、短絡防止時間
に入っても、コンバータ電流はダイオード4dをながれ
るので、切替回路Bの中間点の電位は直流母線電圧の基
準側と同電位となる。
7を用いて説明する。T6とT8の期間は、ほとんどイ
ンバータ電流は流れず、コンバータ電流のみであるか
ら、切替回路Bのスイッチング素子4sがONした場合
の電流の経路はL7のようになる。(図7(a)参照) ここでスイッチング素子4sがOFFし、短絡防止時間
に入っても、コンバータ電流はダイオード4dをながれ
るので、切替回路Bの中間点の電位は直流母線電圧の基
準側と同電位となる。
【0047】しかしこの期間は本来、スイッチング素子
3sがONしている期間であり、スイッチング素子3s
がONしている期間は切替回路Bの中間点の電位は直流
母線電圧のプラス側と同電位でなければならない。よっ
て、切替回路Bの中間点の電位は低くなってしまう。
3sがONしている期間であり、スイッチング素子3s
がONしている期間は切替回路Bの中間点の電位は直流
母線電圧のプラス側と同電位でなければならない。よっ
て、切替回路Bの中間点の電位は低くなってしまう。
【0048】スイッチング素子3sがONしている場合
の電流の経路は、L8となる。(図7(b)参照) ここで、スイッチング素子3sがOFFし、短絡防止時
間になると、電流の経路はL9となる。(図7(b)参
照) このときの切替回路Bの中間点の電位はダイオード4d
を介して直流母線電圧の基準と同じ電位になる。これは
本来はスイッチング素子4sがONし、図7(a)のL
7の経路を流れるべき期間であり、この期間と同様の電
位を持つので問題ない。
の電流の経路は、L8となる。(図7(b)参照) ここで、スイッチング素子3sがOFFし、短絡防止時
間になると、電流の経路はL9となる。(図7(b)参
照) このときの切替回路Bの中間点の電位はダイオード4d
を介して直流母線電圧の基準と同じ電位になる。これは
本来はスイッチング素子4sがONし、図7(a)のL
7の経路を流れるべき期間であり、この期間と同様の電
位を持つので問題ない。
【0049】次に、T7の期間について、同様に図8を
用いて説明する。T7の期間はインバータ電流が流れる
期間であるから、切替回路Bのスイッチング素子4sが
ONした場合の電流の経路は、L10となる。(図8
(a)参照) ここでスイッチング素子4sがOFFし、短絡防止時間
に入ると、電流の経路はL11となる。(図8(a)参
照) インバータ電流はダイオード3dをながれるので、切替
回路Bの中間点の電位は直流母線電圧のプラス側と同電
位となる。この期間は本来、スイッチング素子3sがO
Nしている期間であり、スイッチング素子3sがONし
ている期間は切替回路Bの中間点の電位は直流母線電圧
のプラス側と同電位であるので問題ない。
用いて説明する。T7の期間はインバータ電流が流れる
期間であるから、切替回路Bのスイッチング素子4sが
ONした場合の電流の経路は、L10となる。(図8
(a)参照) ここでスイッチング素子4sがOFFし、短絡防止時間
に入ると、電流の経路はL11となる。(図8(a)参
照) インバータ電流はダイオード3dをながれるので、切替
回路Bの中間点の電位は直流母線電圧のプラス側と同電
位となる。この期間は本来、スイッチング素子3sがO
Nしている期間であり、スイッチング素子3sがONし
ている期間は切替回路Bの中間点の電位は直流母線電圧
のプラス側と同電位であるので問題ない。
【0050】スイッチング素子3sがONしている場合
の電流の経路は、L12となる。(図8(b)参照) ここでスイッチング素子3sがOFFし、短絡防止時間
になっても、インバータ電流はダイオード3dを流れる
ので、このときの切替回路Bの中間点の電位はダイオー
ド3dを介して直流母線電圧のプラス側と同じ電位にな
る。この期間は本来スイッチング素子4sがONし、図
8(a)のL10の経路を流れ、切替回路Bの中間点の
電位は直流母線電圧の基準となるべき期間であるため、
切替回路Bの中間点の電位は高くなってしまう。
の電流の経路は、L12となる。(図8(b)参照) ここでスイッチング素子3sがOFFし、短絡防止時間
になっても、インバータ電流はダイオード3dを流れる
ので、このときの切替回路Bの中間点の電位はダイオー
ド3dを介して直流母線電圧のプラス側と同じ電位にな
る。この期間は本来スイッチング素子4sがONし、図
8(a)のL10の経路を流れ、切替回路Bの中間点の
電位は直流母線電圧の基準となるべき期間であるため、
切替回路Bの中間点の電位は高くなってしまう。
【0051】以上述べたような切替回路Bの中間点電圧
の短絡防止時間による歪みを補正するために、本実施形
態では、スイッチング素子3sの変調指令Vvns25に
対して、切替回路Bの中間点の電流32の向きによって
極性の違う補正(ΔV分の電圧)を加え、短絡防止時間
の影響による電圧歪みの分だけ振幅を小さくする。(図
9:補正後のスイッチング素子3s変調指令Vvnsa33
参照(第2基準指令)) このような変調指令で切替回路Bを制御する。このとき
の補正を加える前の切替回路Bのスイッチング素子3s
の変調指令Vvns25は、補正分の電圧が十分に出せる
ように、振幅を小さくする。
の短絡防止時間による歪みを補正するために、本実施形
態では、スイッチング素子3sの変調指令Vvns25に
対して、切替回路Bの中間点の電流32の向きによって
極性の違う補正(ΔV分の電圧)を加え、短絡防止時間
の影響による電圧歪みの分だけ振幅を小さくする。(図
9:補正後のスイッチング素子3s変調指令Vvnsa33
参照(第2基準指令)) このような変調指令で切替回路Bを制御する。このとき
の補正を加える前の切替回路Bのスイッチング素子3s
の変調指令Vvns25は、補正分の電圧が十分に出せる
ように、振幅を小さくする。
【0052】補正分の電圧をΔVとし、 Vvns=(Vdc/2−ΔV)×{1+sin(θ−
π)} とする。このVvnsに切替回路Bの中間点の電流32の
向きによって極性の違う補正(ΔV)を加え、ΔVを加
えた場合にピークがVdc/2となるようにする。
π)} とする。このVvnsに切替回路Bの中間点の電流32の
向きによって極性の違う補正(ΔV)を加え、ΔVを加
えた場合にピークがVdc/2となるようにする。
【0053】さらに、インバータ回路Cのスイッチング
素子5sの変調指令Vwns27を作成する際の、インバ
ータの出力電圧指令outs26とたし合わせる指令には、
補正を加える前の切替回路Bのスイッチング素子3sの
変調指令Vvns25を用いる。なぜなら、補正を加える
前の切替回路Bのスイッチング素子3sの変調指令Vvn
s25は、補正後のスイッチング素子3sの変調指令Vv
nsa33でスイッチング素子3sを制御した場合の、理
想の電圧であるから、補正後のスイッチング素子3sの
変調指令Vvnsa33に基づきインバータ回路Cのスイッ
チング素子5sの変調指令Vwns27を作成するより
も、歪みのない出力電圧波形を得ることができるからで
ある。
素子5sの変調指令Vwns27を作成する際の、インバ
ータの出力電圧指令outs26とたし合わせる指令には、
補正を加える前の切替回路Bのスイッチング素子3sの
変調指令Vvns25を用いる。なぜなら、補正を加える
前の切替回路Bのスイッチング素子3sの変調指令Vvn
s25は、補正後のスイッチング素子3sの変調指令Vv
nsa33でスイッチング素子3sを制御した場合の、理
想の電圧であるから、補正後のスイッチング素子3sの
変調指令Vvnsa33に基づきインバータ回路Cのスイッ
チング素子5sの変調指令Vwns27を作成するより
も、歪みのない出力電圧波形を得ることができるからで
ある。
【0054】本実施形態によれば、切替回路Bの中間点
の短絡防止時間による歪みを補正しインバータ回路Cの
スイッチング素子5sの変調指令を作成する際の、イン
バータの出力電圧指令26とたし合わせる指令を、補正
を加える前の切替回路Bのスイッチング素子3sの変調
指令25としたため、上述した実施形態1の効果に加
え、さらに出力電圧波形を良好にすることができる。ま
た、本実施形態では補正前の切替回路Bのスイッチング
素子3sの変調指令Vvnsを正弦波として説明したが、
この変調指令を台形波、三角波、矩形波としても、同様
の効果を得ることができる。
の短絡防止時間による歪みを補正しインバータ回路Cの
スイッチング素子5sの変調指令を作成する際の、イン
バータの出力電圧指令26とたし合わせる指令を、補正
を加える前の切替回路Bのスイッチング素子3sの変調
指令25としたため、上述した実施形態1の効果に加
え、さらに出力電圧波形を良好にすることができる。ま
た、本実施形態では補正前の切替回路Bのスイッチング
素子3sの変調指令Vvnsを正弦波として説明したが、
この変調指令を台形波、三角波、矩形波としても、同様
の効果を得ることができる。
【0055】実施形態3.本実施形態3では、切替回路
Bのスイッチング素子3sの変調指令Vvnsは上述した
実施形態1で説明したように短絡防止時間による補正を
かけず、変わりにコンバータ回路A及び又はインバータ
回路Cに対して短絡防止時間による出力電圧歪みの補正
をかけるようにしたものである。図10は、スイッチン
グ素子3sの変調指令を示す電流波形を示した図であ
る。図において、34は本実施形態により振幅をΔVだ
け小さく補正された補正後のスイッチング素子3sの変
調指令を示す電流波形、35はインバータ(コンバー
タ)出力電圧である。
Bのスイッチング素子3sの変調指令Vvnsは上述した
実施形態1で説明したように短絡防止時間による補正を
かけず、変わりにコンバータ回路A及び又はインバータ
回路Cに対して短絡防止時間による出力電圧歪みの補正
をかけるようにしたものである。図10は、スイッチン
グ素子3sの変調指令を示す電流波形を示した図であ
る。図において、34は本実施形態により振幅をΔVだ
け小さく補正された補正後のスイッチング素子3sの変
調指令を示す電流波形、35はインバータ(コンバー
タ)出力電圧である。
【0056】以下に、本実施形態3の動作について説明
する。まず、補正を加える前の切替回路Bのスイッチン
グ素子3sの変調指令Vvns25は、上述した実施形態
2と同様に短絡防止時間の影響による電圧歪みの分だけ
振幅を小さくして、補正後のスイッチング素子3sの変
調指令Vvnsa34とする。そして、補正後のスイッチン
グ素子3sの変調指令Vvnsa34に基づいて、上述した
実施形態1と同様に入力電圧に基づいて作成された入力
電圧指令Vins及び出力電圧に基づいて作成された出力
電圧指令Voutsと、加算することによりコンバータ回路
Aのスイッチング素子1sの変調指令Vuns及びインバ
ータ回路Cのスイッチング素子5sの変調指令Vunsが
作成される。このように、実施形態1と同様の方法でイ
ンバータ回路C(コンバータ回路A)のスイッチング素
子5s(1s)の変調指令を求め、T6、T8の期間は
高く、T7の期間は低く補正を加える。
する。まず、補正を加える前の切替回路Bのスイッチン
グ素子3sの変調指令Vvns25は、上述した実施形態
2と同様に短絡防止時間の影響による電圧歪みの分だけ
振幅を小さくして、補正後のスイッチング素子3sの変
調指令Vvnsa34とする。そして、補正後のスイッチン
グ素子3sの変調指令Vvnsa34に基づいて、上述した
実施形態1と同様に入力電圧に基づいて作成された入力
電圧指令Vins及び出力電圧に基づいて作成された出力
電圧指令Voutsと、加算することによりコンバータ回路
Aのスイッチング素子1sの変調指令Vuns及びインバ
ータ回路Cのスイッチング素子5sの変調指令Vunsが
作成される。このように、実施形態1と同様の方法でイ
ンバータ回路C(コンバータ回路A)のスイッチング素
子5s(1s)の変調指令を求め、T6、T8の期間は
高く、T7の期間は低く補正を加える。
【0057】本実施形態によれば、切替回路Bの中間点
の短絡防止時間による歪みを補正するためインバータ回
路C(コンバータ回路A)のスイッチング素子5s(1
s)の変調指令に補正を加えたので、上述した実施形態
1の効果に加え、さらに出力電圧波形を良好にすること
ができる。また、本実施形態では補正前の切替回路Bの
スイッチング素子3sの変調指令を正弦波として説明し
たが、台形波、三角波、矩形波でも同様の効果を得るこ
とができる。
の短絡防止時間による歪みを補正するためインバータ回
路C(コンバータ回路A)のスイッチング素子5s(1
s)の変調指令に補正を加えたので、上述した実施形態
1の効果に加え、さらに出力電圧波形を良好にすること
ができる。また、本実施形態では補正前の切替回路Bの
スイッチング素子3sの変調指令を正弦波として説明し
たが、台形波、三角波、矩形波でも同様の効果を得るこ
とができる。
【0058】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、以下に記載されるような効果を奏す
る。スイッチング素子とダイオードとを逆並列接続して
なるスイッチング回路を2個直列に接続したコンバータ
回路、上記スイッチング回路を2個直列に接続した切替
回路、上記スイッチング回路を2個直列に接続したイン
バータ回路、及びコンデンサを有し、これらを互いに並
列接続してなるメイン回路と、このメイン回路における
上記コンバータ回路、上記切替回路、及び上記インバー
タ回路を制御するタイミング信号を発生するタイミング
信号出力手段と、このタイミング信号を形成するための
基準となる基準信号を発生する基準信号発生手段と、こ
の基準信号発生手段により発生した上記基準信号を基準
指令に変調する基準指令変調手段と、上記コンバータ回
路の中間点にその一端が接続され、他端が上記切替回路
の中間点に接続される交流電源と、上記切替回路及び上
記インバータ回路の両中間点との間に接続される交流出
力端と、を備え、上記タイミング信号出力手段における
上記切替回路への上記タイミング信号は、基準信号発生
手段からの上記基準信号に基づく上記基準指令をパルス
幅変調した信号とするので、交流電圧源の電圧極性とイ
ンバータ動作による出力電圧極性が異なった場合におい
ても、歪みの少ない所望の出力電圧波形を得ることがで
きる。
されているので、以下に記載されるような効果を奏す
る。スイッチング素子とダイオードとを逆並列接続して
なるスイッチング回路を2個直列に接続したコンバータ
回路、上記スイッチング回路を2個直列に接続した切替
回路、上記スイッチング回路を2個直列に接続したイン
バータ回路、及びコンデンサを有し、これらを互いに並
列接続してなるメイン回路と、このメイン回路における
上記コンバータ回路、上記切替回路、及び上記インバー
タ回路を制御するタイミング信号を発生するタイミング
信号出力手段と、このタイミング信号を形成するための
基準となる基準信号を発生する基準信号発生手段と、こ
の基準信号発生手段により発生した上記基準信号を基準
指令に変調する基準指令変調手段と、上記コンバータ回
路の中間点にその一端が接続され、他端が上記切替回路
の中間点に接続される交流電源と、上記切替回路及び上
記インバータ回路の両中間点との間に接続される交流出
力端と、を備え、上記タイミング信号出力手段における
上記切替回路への上記タイミング信号は、基準信号発生
手段からの上記基準信号に基づく上記基準指令をパルス
幅変調した信号とするので、交流電圧源の電圧極性とイ
ンバータ動作による出力電圧極性が異なった場合におい
ても、歪みの少ない所望の出力電圧波形を得ることがで
きる。
【0059】また、基準指令変調手段は、基準信号を変
調した第1基準指令と、切替回路を制御するタイミング信
号の上記第1基準指令に所定の電圧補正を加えた第2基
準指令とを有し、この第2基準指令をパルス幅変調する
ための基準指令として出力するので、短絡防止時間にお
ける電圧歪みをも改善し、歪みの少ない所望の出力電圧
波形を得ることができる。
調した第1基準指令と、切替回路を制御するタイミング信
号の上記第1基準指令に所定の電圧補正を加えた第2基
準指令とを有し、この第2基準指令をパルス幅変調する
ための基準指令として出力するので、短絡防止時間にお
ける電圧歪みをも改善し、歪みの少ない所望の出力電圧
波形を得ることができる。
【0060】また、基準信号に対して入力電圧に基づく
変調を行い、入力指令を出力する入力指令変調手段と、
上記基準信号に対して出力電圧に基づく変調を行い、出
力指令を出力する出力指令変調手段と、を備え、基準指
令変調手段より出力された基準指令と上記入力指令とを
足しあわせ、その足しあわせた指令に基づいてパルス幅
変調を行い、コンバータ回路を制御するとともに、上記
基準指令と上記出力指令とを足しあわせ、その足しあわ
せた指令に基づいてパルス幅変調を行い、インバータ回
路を制御するようにしたので、交流電圧源の電圧極性と
インバータ動作による出力電圧極性が異なった場合にお
いても、より歪みの少ない所望の出力電圧波形を得るこ
とができる。
変調を行い、入力指令を出力する入力指令変調手段と、
上記基準信号に対して出力電圧に基づく変調を行い、出
力指令を出力する出力指令変調手段と、を備え、基準指
令変調手段より出力された基準指令と上記入力指令とを
足しあわせ、その足しあわせた指令に基づいてパルス幅
変調を行い、コンバータ回路を制御するとともに、上記
基準指令と上記出力指令とを足しあわせ、その足しあわ
せた指令に基づいてパルス幅変調を行い、インバータ回
路を制御するようにしたので、交流電圧源の電圧極性と
インバータ動作による出力電圧極性が異なった場合にお
いても、より歪みの少ない所望の出力電圧波形を得るこ
とができる。
【0061】また、切替回路を制御するタイミング信号
にのみ、所定の電圧補正を加えた基準指令を用いるよう
にしたので、交流電圧源の電圧極性とインバータ動作に
よる出力電圧極性が異なった場合においても、歪みの少
ない所望の出力電圧波形を得ることができる。
にのみ、所定の電圧補正を加えた基準指令を用いるよう
にしたので、交流電圧源の電圧極性とインバータ動作に
よる出力電圧極性が異なった場合においても、歪みの少
ない所望の出力電圧波形を得ることができる。
【0062】
【図1】 この発明の実施形態1である電力変換装置の
回路構成を示す回路構成図である。
回路構成を示す回路構成図である。
【図2】 電力変換装置の回路動作を示す動作説明図で
ある。
ある。
【図3】 電力変換装置のタイミングチャートである。
【図4】 電力変換装置の回路動作を示す動作説明図で
ある。
ある。
【図5】 電力変換装置の回路動作を示す動作説明図で
ある。
ある。
【図6】 切替回路Bの中間点から流れ出る中間点電流
を正としてみたときの電流波形図である。
を正としてみたときの電流波形図である。
【図7】 短絡防止時間の影響による電圧歪みの発生に
ついて示した回路図である。
ついて示した回路図である。
【図8】 短絡防止時間の影響による電圧歪みの発生に
ついて示した回路図である。
ついて示した回路図である。
【図9】 スイッチング素子3sの変調指令を示す電流
波形を示した図である。
波形を示した図である。
【図10】 スイッチング素子3sの変調指令を示す電
流波形を示した図である。
流波形を示した図である。
【図11】 従来の電力変換装置の回路構成を示す回路
構成図である。
構成図である。
【図12】 従来の電力変換装置の回路動作を示す動作
説明図である。
説明図である。
【図13】 従来の電力変換装置のタイミングチャート
である。
である。
【図14】 従来の電力変換装置のタイミングチャート
である。
である。
1、2、3、4、5、6 スイッチング回路 1s、2s、3s、4s、5s、6s スイッチング素
子 1d、2d、3d、4d、5d、6d ダイオード 7 平滑コンデンサ 8 リアクトル 9 交流電圧源 10 負荷
子 1d、2d、3d、4d、5d、6d ダイオード 7 平滑コンデンサ 8 リアクトル 9 交流電圧源 10 負荷
Claims (4)
- 【請求項1】 スイッチング素子とダイオードとを逆並
列接続してなるスイッチング回路を2個直列に接続した
コンバータ回路、上記スイッチング回路を2個直列に接
続した切替回路、上記スイッチング回路を2個直列に接
続したインバータ回路、及びコンデンサを有し、これら
を互いに並列接続してなるメイン回路と、 このメイン回路における上記コンバータ回路、上記切替
回路、及び上記インバータ回路を制御するタイミング信
号を発生するタイミング信号出力手段と、 このタイミング信号を形成するための基準となる基準信
号を発生する基準信号発生手段と、 この基準信号発生手段により発生した上記基準信号を基
準指令に変調する基準指令変調手段と、 上記コンバータ回路の中間点にその一端が接続され、他
端が上記切替回路の中間点に接続される交流電源と、 上記切替回路及び上記インバータ回路の両中間点との間
に接続される交流出力端と、を備え、 上記タイミング信号出力手段における上記切替回路への
上記タイミング信号は、基準信号発生手段からの上記基
準信号に基づく上記基準指令をパルス幅変調した信号と
することを特徴とする電力変換装置。 - 【請求項2】 基準指令変調手段は、基準信号を変調し
た第1基準指令と、切替回路を制御するタイミング信号
の上記第1基準指令に所定の電圧補正を加えた第2基準
指令とを有し、この第2基準指令をパルス幅変調するた
めの基準指令として出力することを特徴とする請求項第
1項記載の電力変換装置。 - 【請求項3】 基準信号に対して入力電圧に基づく変調
を行い、入力指令を出力する入力指令変調手段と、 上記基準信号に対して出力電圧に基づく変調を行い、出
力指令を出力する出力指令変調手段と、を備え、 基準指令変調手段より出力された基準指令と上記入力指
令とを足しあわせ、その足しあわせた指令に基づいてパ
ルス幅変調を行い、コンバータ回路を制御するととも
に、上記基準指令と上記出力指令とを足しあわせ、その
足しあわせた指令に基づいてパルス幅変調を行い、イン
バータ回路を制御することを特徴とする請求項第1項ま
たは第2項記載の電力変換装置。 - 【請求項4】 切替回路を制御するタイミング信号にの
み、所定の電圧補正を加えた基準指令を用いることを特
徴とする請求項第3項記載の電力変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8045964A JPH09238481A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8045964A JPH09238481A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 電力変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09238481A true JPH09238481A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=12733932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8045964A Pending JPH09238481A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 電力変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09238481A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000060150A (ja) * | 1998-08-12 | 2000-02-25 | Fuji Electric Co Ltd | 電力変換器の制御装置 |
JP2002354832A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-12-06 | Sanyo Denki Co Ltd | 電力変換装置 |
JP2003230281A (ja) * | 2002-01-31 | 2003-08-15 | Matsushita Ecology Systems Co Ltd | インバータ制御方法とその制御方法を用いた節電装置 |
US6671191B2 (en) | 2001-03-22 | 2003-12-30 | Sanyo Denki Co., Ltd. | Electric power conversion apparatus |
CN111342677A (zh) * | 2018-12-18 | 2020-06-26 | 协欣电子工业股份有限公司 | 电力转换器 |
JP2020110023A (ja) * | 2019-01-04 | 2020-07-16 | 協欣電子工業股▲ふん▼有限公司 | 電力変換装置 |
EP3683943A1 (en) * | 2019-01-17 | 2020-07-22 | Cotek Electronic Ind. Co., Ltd. | Power converter |
-
1996
- 1996-03-04 JP JP8045964A patent/JPH09238481A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000060150A (ja) * | 1998-08-12 | 2000-02-25 | Fuji Electric Co Ltd | 電力変換器の制御装置 |
JP2002354832A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-12-06 | Sanyo Denki Co Ltd | 電力変換装置 |
US6671191B2 (en) | 2001-03-22 | 2003-12-30 | Sanyo Denki Co., Ltd. | Electric power conversion apparatus |
JP2003230281A (ja) * | 2002-01-31 | 2003-08-15 | Matsushita Ecology Systems Co Ltd | インバータ制御方法とその制御方法を用いた節電装置 |
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