JPH09237205A - プログラム暴走検出装置 - Google Patents

プログラム暴走検出装置

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JPH09237205A
JPH09237205A JP8043834A JP4383496A JPH09237205A JP H09237205 A JPH09237205 A JP H09237205A JP 8043834 A JP8043834 A JP 8043834A JP 4383496 A JP4383496 A JP 4383496A JP H09237205 A JPH09237205 A JP H09237205A
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JP
Japan
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program
output
routine
microcomputer
runaway
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JP8043834A
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Inventor
Kenji Sunami
堅二 角南
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータにおけるプログラム暴走を確実
に検出する。 【解決手段】 マイコンと、そのマイコンから所定周期
で出力されるはずのクリア信号(所謂ウォッチドックパ
ルス)CSが所定の判定時間T以内に入力されなかった
時に、プログラム暴走が発生したと判断してマイコンへ
リセット信号を出力するウォッチドックタイマと、を備
えたシステムにおいて、マイコンがクリア信号CSを出
力するために定期的に実行するルーチンは、当該ルーチ
ンが実行される毎にカウンタCNTの値を1インクリメ
ントして(S110)、カウンタCNTの値が所定値K
になった場合にだけ、クリア信号CSが出力されるよう
に構成されている(S120:YES,S130,S1
40)。この結果、プログラムの暴走時に上記ルーチン
が誤ってコールされたとしても、ウォッチドックタイマ
へクリア信号CSは出力されず、プログラム暴走の検出
率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータにお
けるプログラム暴走を検出するためのプログラム暴走検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実開平5−30951
号公報に記載されているように、マイクロコンピュータ
を備えたシステムにおいては、プログラムが暴走したこ
とを検出してシステムを初期状態から再起動させるため
に、ウォッチドックタイマが用いられている。
【0003】このウォッチドックタイマは、マイクロコ
ンピュータがプログラムの実行に応じて定期的に出力す
るアクセス信号(所謂ウォッチドックパルス)により内
部のタイマがクリアされ、予め設定された所定時間以内
にマイクロコンピュータからのアクセス信号が入力され
ず、内部のタイマがタイムアウトになると、プログラム
の暴走が発生したと判断して、マイクロコンピュータへ
リセット信号を出力するように構成されている。そし
て、これにより、マイクロコンピュータにてプログラム
の暴走が発生したときに、マイクロコンピュータを速や
かに初期化して、システムの再起動を図るようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
マイクロコンピュータは、ウォッチドックタイマへのア
クセス信号(ウォッチドックパルス)を出力するために
設けられた所定の出力ルーチンを定期的にコールし、そ
のルーチン内に配置された出力命令を実行することによ
り、上記アクセス信号を出力するようにしている。
【0005】よって、プログラムが暴走した時に、上記
出力ルーチンが誤ってコールされた場合にも、ウォッチ
ドックタイマへアクセス信号が出力されてしまい、この
結果、ウォッチドックタイマがプログラムの暴走を検出
できずに、システムを再起動させることができなくなっ
てしまう。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みなされた
ものであり、プログラムの暴走を確実に検出することの
できるプログラム暴走検出装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】上記目
的を達成するためになされた請求項1に記載のプログラ
ム暴走検出装置では、プログラムを実行するプログラム
実行手段が、暴走検出手段へのアクセス信号を出力する
ために設けられた所定の出力ルーチンを定期的に実行す
ることにより、暴走検出手段へのアクセス信号を所定時
間Tよりも短い周期で出力する。そして、暴走検出手段
は、プログラム実行手段からのアクセス信号が上記所定
時間T以内に入力されない場合に、プログラム実行手段
にてプログラムの暴走が発生したと判定する。
【0008】ここで、請求項1に記載のプログラム暴走
検出装置では、プログラム実行手段が上記アクセス信号
を出力するために実行する出力ルーチンが、予め設定さ
れた2以上の所定回数だけ実行される毎にアクセス信号
が出力されるように構成されている。
【0009】従って、請求項1に記載のプログラム暴走
検出装置によれば、プログラム実行手段にてプログラム
の暴走が発生し、上記出力ルーチンが誤ってコールされ
てしまったとしても、そのルーチンが所定回数だけ実行
されない限り、暴走検出手段へのアクセス信号は出力さ
れない。この結果、プログラム暴走の検出率を大幅に向
上させることができる。しかも、追加の部品を一切必要
とせず、また、暴走検出手段の構成を一切変更する必要
なく、上記効果を得ることができる。
【0010】次に、請求項2に記載のプログラム暴走検
出装置においては、プログラム実行手段が、特定のレジ
スタRに所定値mがセットされることを条件として暴走
検出手段へアクセス信号を出力するように構成された信
号出力回路と、0から上記所定値m以上の所定数nまで
を繰り返してカウント可能なカウンタCと、を備えたマ
イクロコンピュータによって構成されている。
【0011】そして、このプログラム実行手段が上記ア
クセス信号を出力するために実行する出力ルーチンは、
当該ルーチンが実行される毎に上記カウンタCの値を1
ずつ増加又は減少せるための演算命令と、この演算命令
が実行された後のカウンタCの値を上記レジスタRにセ
ットするためのセット命令とを備えている。
【0012】このプログラム暴走検出装置では、プログ
ラム実行手段が出力ルーチンを実行する毎に、上記演算
命令とセット命令とが実行されて、カウンタCの値が1
ずつ増加又は減少されると共に、その演算後のカウンタ
Cの値がレジスタRにセットされる。よって、上記出力
ルーチンがカウンタCによりカウント可能な[n+1]
回実行される内の1回の割合で、レジスタRに所定値m
がセットされ、その時に、信号出力回路にてアクセス信
号を出力するための条件が成立する。
【0013】従って、請求項2に記載のプログラム暴走
検出装置によれば、出力ルーチン内に、当該ルーチンの
実行回数が所定回数になったか否かを判定する判定命令
の如き分岐命令を設ける必要なく、出力ルーチンが[n
+1]回実行される毎に暴走検出手段へアクセス信号を
出力することができ、この結果、非常に簡単なプログラ
ム構成で、プログラム暴走の確実な検出が達成できる。
【0014】尚、信号出力回路が、レジスタRに所定値
mがセットされることのみを条件としてアクセス信号を
出力するものであれば、出力ルーチンは上記演算命令と
セット命令だけで構成することができる。また、信号出
力回路が、アクセス信号を出力するために他の条件を必
要とするものならば、その条件を成立させるための命令
を出力ルーチン内に追加して設けておけばよい。
【0015】次に、請求項3に記載のプログラム暴走検
出装置では、請求項1又は請求項2に記載のプログラム
暴走検出装置において、暴走検出手段は、プログラムの
暴走が発生したと判定したとき、プログラム実行手段を
初期状態にさせるためのリセット信号を出力するように
構成されている。
【0016】よって、請求項3に記載のプログラム暴走
検出装置によれば、上述した如くプログラム暴走の発生
を確実に検出することができる上に、プログラム暴走が
発生した際に、プログラム実行手段の動作を初期化し
て、正常な状態に復帰させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形
態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明
の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ること
は言うまでもない。
【0018】[第1実施例]まず、図1は、第1実施例
のマイクロコンピュータシステムの構成を表すブロック
図である。図1に示すように、本第1実施例のシステム
は、CPU1,ROM3,RAM5,及び上記各部を接
続するバス7等を備えた、プログラム実行手段としての
周知のシングルチップマイクロコンピュータ(以下、マ
イコンという)9と、マイコン9へ動作電圧(例えば5
V)を供給する電源IC11とを備えている。
【0019】そして、電源IC11の内部には、マイコ
ン9から後述するように出力されるアクセス信号として
のクリア信号(所謂ウォッチドックパルス)CSを監視
し、そのクリア信号CSが予め設定された判定時間T以
内に入力されなかった時に、マイコン9にてプログラム
の暴走が発生したと判断して、マイコン9の動作を初期
状態に戻すためのリセット信号RSを出力する、暴走検
出手段としてのウォッチドックタイマ13が備えられて
いる。
【0020】このように構成された第1実施例のマイク
ロコンピュータシステムにおいては、マイコン9が、図
2に示すウォッチドックタイマ・クリアルーチンを定期
的に実行することにより、電源IC11内のウォッチド
ックタイマ13へ、クリア信号CSを上記判定時間Tよ
りも短い周期T1で出力する。
【0021】そこで次に、マイコン9で実行されるウォ
ッチドックタイマ・クリアルーチンについて、図2を用
いて説明する。まず、図2に示すウォッチドックタイマ
・クリアルーチンは、クリア信号CSの上記出力周期T
1を所定値K(但し、Kは2以上の整数)で割った時間
T2(=T1/K)毎にコールされて実行されるように
設定されている。
【0022】そして、マイコン9は、ウォッチドックタ
イマ・クリアルーチンの実行を開始すると、まず、ステ
ップ(以下、単に「S」と記す)110にて、RAM5
の所定アドレスに対応した8ビット(=1バイト)のメ
モリエリアからなるカウンタCNTを1インクリメント
し、続くS120にて、カウンタCNTの値が所定値K
になったか否かを判定する。尚、カウンタCNTの値
は、マイコン9が初期状態から動作を開始する際に
「0」に初期設定されている。
【0023】そして、カウンタCNTの値が所定値Kで
なければ、そのまま当該ルーチンを終了するが、カウン
タCNTの値が所定値Kであれば、S130に進んで、
クリア信号CSを所定のパルス幅で出力し、続くS14
0にて、カウンタCNTをゼロクリアした後、当該ルー
チンを終了する。
【0024】つまり、本第1実施例のマイクロコンピュ
ータシステムでは、マイコン9にてクリア信号CSを出
力するために実行されるウォッチドックタイマ・クリア
ルーチンが、予め設定された2以上の所定回数Kだけ実
行される毎にクリア信号CSが出力されるように構成さ
れている。
【0025】このような第1実施例のマイクロコンピュ
ータシステムにおいて、マイコン9が正常にプログラム
を実行している際には、ウォッチドックタイマ・クリア
ルーチンが上述した時間T2(=T1/K)毎に実行さ
れて、ウォッチドックタイマ13の判定時間Tよりも短
い周期T1毎に、マイコン9から電源IC11側へクリ
ア信号CSが出力されることとなる。
【0026】一方、マイコン9にてプログラムの暴走が
発生すると、ウォッチドックタイマ・クリアルーチンが
コールされなくなって、マイコン9からクリア信号CS
が出力されなくなる。そして、この状態が上記判定時間
Tよりも長く継続すると、電源IC11内のウォッチド
ックタイマ13が、マイコン9へリセット信号RSを出
力することとなり、これによって、マイコン9が初期状
態から動作を再開すこととなる。
【0027】ここで、本第1実施例のマイクロコンピュ
ータシステムによれば、マイコン9にてプログラムの暴
走が発生し、ウォッチドックタイマ・クリアルーチンが
誤ってコールされてしまったとしても、このルーチンが
所定回数Kだけ実行されない限り、電源IC11(ウォ
ッチドックタイマ13)へのクリア信号CSは出力され
ない。よって、図2におけるS110,S120,S1
40の処理を設けない構成の場合に比べて、プログラム
暴走の検出率を大幅に向上させることができる。
【0028】この結果、本第1実施例によれば、プログ
ラム暴走の発生を確実に検出して、マイコン9の動作を
初期状態に戻すことができる。しかも、追加の部品を一
切必要とせず、また、電源IC11(ウォッチドックタ
イマ13)の構成を一切変更する必要なく、上記効果を
得ることができる。
【0029】尚、上記第1実施例では、図2に示したウ
ォッチドックタイマ・クリアルーチンのS130にて、
クリア信号CSを所定のパルス幅で出力するようにし
た。これに対して、例えば、マイコン9と電源IC11
との間に、マイコン9からのクリア信号CSの立ち上り
エッジをパルス信号に変換して出力する微分回路を設
け、マイコン9側では、図2のS130にて、クリア信
号CSの出力レベルを反転させるようにしてもよい。但
し、この場合には、S130の処理が2回実行されてク
リア信号CSが立ち上がる毎に、電源IC11のウォッ
チドックタイマ13へ真のクリア信号としてのパルス信
号が入力されることとなるため、ウォッチドックタイマ
・クリアルーチンをコールすべき周期は、上述した第1
実施例の場合の半分の時間(=T1/K/2)に設定す
ることとなる。
【0030】[第2実施例]次に、第2実施例として、
マイコンの内部にウォッチドックタイマの機能を備えた
システムについて、図3及び図4を用いて説明する。ま
ず、図3は、第2実施例のマイクロコンピュータシステ
ムの構成を表すブロック図である。
【0031】図3に示すように、第2実施例のシステム
に用いられたマイコン15の内部には、当該マイコンの
外部に設けられた発振回路OSCを制御して基本クロッ
クを生成するクロックコントロール部17,このクロッ
クコントロール部17により生成された基本クロックを
分周して当該マイコン内部の動作クロックを生成するプ
リスケール部19,CPU21,ROM23,RAM2
5,所定のクリア信号CSが予め設定された判定時間T
以内に入力されなかった時に、プログラムの暴走が発生
したと判断するウォッチドックタイマ27,ウォッチド
ックタイマ27によりプログラムの暴走が発生したと判
断されると、当該マイコンの外部へリセット信号RSを
出力するリセット信号出力部29,及び,特定の8ビッ
トレジスタ(以下、単にレジスタという)31に、第1
の所定値$55がセットされ、更にその後、第2の所定
値$AAがセットされると、ウォッチドックタイマ27
へ上記クリア信号CSを出力する信号出力回路33等が
備えられている。
【0032】尚、上記「$」は、その後に続く数字及び
アルファベットが16進数を表していることを示してい
る。また、このようなマイコン15としては、例えば、
モトローラ社製の「MC68HC11K4」を用いるこ
とができる。そして、本第2実施例のマイクロコンピュ
ータシステムにおいて、上記リセット信号出力部29に
より出力されたリセット信号RSは、マイコン15の外
部に設けられたリセット回路35を経由して、マイコン
15のリセット端子に入力される。
【0033】このように構成された第2実施例のマイク
ロコンピュータシステムにおいて、マイコン15の内部
では、CPU21によって図4に示すウォッチドックタ
イマ・クリアルーチンが定期的に実行されることによ
り、レジスタ31に上記第1の所定値$55と第2の所
定値$AAとが順次セットされ、これにより、信号出力
回路33からウォッチドックタイマ27へ、クリア信号
CSが上記判定時間Tよりも短い周期T1で出力され
る。
【0034】そこで次に、第2実施例のマイコン15で
実行されるウォッチドックタイマ・クリアルーチンにつ
いて、図4を用いて説明する。まず、図4に示すウォッ
チドックタイマ・クリアルーチンは、クリア信号CSの
上記出力周期T1を8ビットのカウンタによりカウント
可能な値(即ち256)で割った時間T3(=T1/2
56)毎に、コールされて実行されるように設定されて
いる。
【0035】そして、マイコン15は、ウォッチドック
タイマ・クリアルーチンの実行を開始すると、まず、2
10にて、RAM25の所定アドレスに対応した8ビッ
トのメモリエリアからなるカウンタCNTを1インクリ
メントし、続くS220にて、カウンタCNTの値をレ
ジスタ31にセットする。そして、更に続くS230に
て、上記レジスタ31に第2の所定値$AAをセット
し、その後、当該ルーチンを終了する。
【0036】このようなウォッチドックタイマ・クリア
ルーチンでは、当該ルーチンが実行される毎に、S21
0にて、カウンタCNTの値が1ずつ増加され、続くS
220にて、演算後のカウンタCNTの値がレジスタ3
1にセットされるため、S220では、当該ルーチンが
8ビットのカウンタCNTでカウント可能な256回実
行される毎に(つまり、周期T1毎に)、レジスタ31
へ第1の所定値$55がセットされることとなる。そし
て、この場合にのみ、レジスタ31に第1の所定値$5
5がセットされた後、連続的に第2の所定値$AAがセ
ットされ、これによって、信号出力回路33からウォッ
チドックタイマ27へクリア信号CSが出力される。
【0037】従って、本第2実施例において、マイコン
15が正常にプログラムを実行している場合には、ウォ
ッチドックタイマ・クリアルーチンが上述した時間T3
(=T1/256)毎に実行されて、上記周期T1毎
に、信号出力回路33からウォッチドックタイマ27へ
クリア信号CSが出力されることとなる。
【0038】一方、マイコン15にてプログラムの暴走
が発生すると、図4のウォッチドックタイマ・クリアル
ーチンがコールされなくなって、信号出力回路33から
ウォッチドックタイマ27へクリア信号CSが出力され
なくなる。そして、この状態が上記判定時間Tよりも長
く継続すると、ウォッチドックタイマ27がプログラム
の暴走を検知し、リセット信号出力部29がリセット信
号RSを出力することとなる。すると、マイコン15の
外部に設けられたリセット回路35によって、マイコン
15にリセットがかけられ、これによって、マイコン1
5が初期状態から動作を再開することとなる。
【0039】ここで、本第2実施例のマイクロコンピュ
ータシステムにおいても、マイコン15にてクリア信号
CSを出力するために実行されるウォッチドックタイマ
・クリアルーチンが、予め設定された2以上の所定回数
(本実施例では256回)だけ実行される毎にクリア信
号CSが出力されるように構成されている。
【0040】従って、本第2実施例によっても、第1実
施例のシステムと同様の効果を得ることができ、プログ
ラム暴走を確実に検出してマイコン15の動作を初期状
態に戻すことができる。しかも、第2実施例のマイクロ
コンピュータシステムによれば、ウォッチドックタイマ
・クリアルーチン内に、当該ルーチンの実行回数が所定
回数になったか否かを判定するための図2におけるS1
20の如き分岐命令を設ける必要がないため、非常に簡
単なプログラム構成で、上記効果を得ることができる。
【0041】尚、本第2実施例では、マイコン15の内
部にてウォッチドックタイマ27及びリセット信号出力
部29を除いた部分が、プログラム実行手段に相当して
おり、マイコン15の内部にてウォッチドックタイマ2
7及びリセット信号出力部29からなる部分(つまり、
図3にて点線で囲んだ部分)と、マイコン15の外部に
設けられたリセット回路35とが、暴走検出手段に相当
している。また、図4のウォッチドックタイマ・クリア
ルーチンにおけるS210が、請求項2に記載の演算命
令に相当し、S220が、請求項2に記載のセット命令
に相当している。
【0042】ところで、上述した第2実施例では、カウ
ンタCNTとして8ビットのものを用いたため、ウォッ
チドックタイマ・クリアルーチンが256回実行される
毎に、ウォッチドックタイマ27へクリア信号CSが出
力されることとなるが、カウンタCNTのビット数、及
びウォッチドックタイマ・クリアルーチンの実行周期T
3は、ウォッチドックタイマ27の判定時間Tに応じて
適宜設定することができる。
【0043】また、上記第2実施例では、図4のS21
0でカウンタCNTの値を1ずつインクリメントするも
のであったが、これとは逆に、カウンタCNTの値を1
ずつデクリメントするようにしても、全く同様の効果を
得ることができる。また更に、上記第2実施例では、カ
ウンタCNTとしてRAM25のメモリエリアを用いた
が、マイコン15内に他のカウンタがあれば、それを用
いるようにしてもよい。
【0044】一方、上記第2実施例のマイコン15で
は、レジスタ31に、第1の所定値$55がセットさ
れ、更にその後、第2の所定値$AAがセットされる
と、信号出力回路33からウォッチドックタイマ27へ
クリア信号CSが出力されるものであったため、図4の
S230にて、レジスタ31に$AAをセットするよう
にしている。よって、信号出力回路33が、レジスタ3
1に第1の所定値$AAがセットされることのみを条件
としてクリア信号CSを出力するものであれば、図4の
S230は不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のマイクロコンピュータシステム
の構成を表すブロック図である。
【図2】 第1実施例のマイクロコンピュータで実行さ
れるウォッチドックタイマ・クリアルーチンを表すフロ
ーチャートである。
【図3】 第2実施例のマイクロコンピュータシステム
の構成を表すブロック図である。
【図4】 第2実施例のマイクロコンピュータで実行さ
れるウォッチドックタイマ・クリアルーチンを表すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1,21…CPU 3,23…ROM 5,25…
RAM 7…バス 9,15…マイクロコンピュータ(マイコン) 11
…電源IC 13,27…ウォッチドックタイマ 17…クロック
コントロール部 19…プリスケール部 29…リセット信号出力部
31…レジスタ 33…信号出力回路 35…リセット回路 OSC
…発振回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムを実行するプログラム実行手
    段と、 前記プログラム実行手段からのアクセス信号が所定時間
    以内に入力されない場合に、前記プログラム実行手段に
    てプログラムの暴走が発生したと判定する暴走検出手段
    とを備え、 前記プログラム実行手段が、前記アクセス信号を出力す
    るために設けられた所定の出力ルーチンを定期的に実行
    することにより、前記アクセス信号を前記所定時間より
    も短い周期で出力するように構成されたプログラム暴走
    検出装置において、 前記出力ルーチンは、当該ルーチンが予め設定された2
    以上の所定回数だけ実行される毎に、前記アクセス信号
    が出力されるように構成されていること、 を特徴とするプログラム暴走検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプログラム暴走検出装
    置において、 前記プログラム実行手段は、 特定のレジスタに所定値がセットされることを条件とし
    て前記暴走検出手段へ前記アクセス信号を出力するよう
    に構成された信号出力回路と、 0から前記所定値以上の所定数までを繰り返してカウン
    ト可能なカウンタと、 を備えたマイクロコンピュータからなり、 前記出力ルーチンは、当該ルーチンが実行される毎に前
    記カウンタの値を1ずつ増加又は減少せるための演算命
    令と、該演算命令が実行された後の前記カウンタの値を
    前記レジスタにセットするためのセット命令とを備えて
    いること、 を特徴とするプログラム暴走検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のプログラ
    ム暴走検出装置において、 前記暴走検出手段は、プログラムの暴走が発生したと判
    定したとき、前記プログラム実行手段を初期状態にさせ
    るためのリセット信号を出力するように構成されている
    こと、 を特徴とするプログラム暴走検出装置。
JP8043834A 1996-02-29 1996-02-29 プログラム暴走検出装置 Pending JPH09237205A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006079180A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Nec Electronics Corp マイクロコンピュータ
KR100820789B1 (ko) * 2001-04-06 2008-04-10 엘지전자 주식회사 실시간 기반 시스템 및 그의 모니터링 방법

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