JPH092361A - 自動二輪車 - Google Patents
自動二輪車Info
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- JPH092361A JPH092361A JP7159538A JP15953895A JPH092361A JP H092361 A JPH092361 A JP H092361A JP 7159538 A JP7159538 A JP 7159538A JP 15953895 A JP15953895 A JP 15953895A JP H092361 A JPH092361 A JP H092361A
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- air
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- duct
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Links
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- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 abstract description 19
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J50/00—Arrangements specially adapted for use on cycles not provided for in main groups B62J1/00 - B62J45/00
- B62J50/30—Means for ventilation within devices provided on the cycle, e.g. ventilation means in a battery container
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J17/00—Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
- B62J17/02—Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for shielding only the rider's front
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J17/00—Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
- B62J17/10—Ventilation or air guiding devices forming part of fairings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J40/00—Arrangements of air cleaners specially adapted for cycles
- B62J40/10—Arrangements of air cleaners specially adapted for cycles characterised by air duct arrangements
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J9/00—Containers specially adapted for cycles, e.g. panniers or saddle bags
- B62J9/10—Containers specially adapted for cycles, e.g. panniers or saddle bags integrated with the cycle
- B62J9/18—Containers specially adapted for cycles, e.g. panniers or saddle bags integrated with the cycle in a dummy fuel tank
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】エンジン上方のスペースに設けられた物品収納
室内の温度上昇を防止するとともに、この物品収納室内
を乾燥した状態に保ち、しかも走行時に前方から吹く走
行風をエンジンの新気導入の為のみならず他の用途にも
使用して走行風を送る送風ダクトを有効に利用する。 【構成】本発明に係る自動二輪車1は、走行風を取り入
れる走行風取入口48を車体の前部に開口させ、この走行
風取入口48から延ばした通風ダクト49をエンジン3の上
方に設けた物品収納室29内に通してからエンジン3のエ
アクリーナボックス37に接続し、通風ダクト49には物品
収納室29内に開口する通気孔50を穿設する一方、走行風
取入口48には走行風を通風ダクト49側かライダ側に選択
的に導く切換手段(開閉リッド51)を設け、エアクリー
ナボックス37からは別な冷却ダクト52を延ばして車体内
部の冷却部(燃料タンク4)に導いた。
室内の温度上昇を防止するとともに、この物品収納室内
を乾燥した状態に保ち、しかも走行時に前方から吹く走
行風をエンジンの新気導入の為のみならず他の用途にも
使用して走行風を送る送風ダクトを有効に利用する。 【構成】本発明に係る自動二輪車1は、走行風を取り入
れる走行風取入口48を車体の前部に開口させ、この走行
風取入口48から延ばした通風ダクト49をエンジン3の上
方に設けた物品収納室29内に通してからエンジン3のエ
アクリーナボックス37に接続し、通風ダクト49には物品
収納室29内に開口する通気孔50を穿設する一方、走行風
取入口48には走行風を通風ダクト49側かライダ側に選択
的に導く切換手段(開閉リッド51)を設け、エアクリー
ナボックス37からは別な冷却ダクト52を延ばして車体内
部の冷却部(燃料タンク4)に導いた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘルメット等を収納可
能な物品収納室が設けられた自動二輪車に関する。
能な物品収納室が設けられた自動二輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】ロードスポーツタイプの自動二輪車にお
いて、本来燃料タンクが設けられるエンジン上方のスペ
ースにヘルメット等を収納可能な大容量の物品収納室を
設けた車種がある。この場合、燃料タンクは着座シート
の下方等に設置される。
いて、本来燃料タンクが設けられるエンジン上方のスペ
ースにヘルメット等を収納可能な大容量の物品収納室を
設けた車種がある。この場合、燃料タンクは着座シート
の下方等に設置される。
【0003】このようにエンジンの上方に物品収納室を
設けた場合、エンジンの熱で物品収納室内の温度が上昇
しやすいため、物品収納室の周壁に断熱材を設ける等し
て物品収納室内の温度上昇を防いでいる。
設けた場合、エンジンの熱で物品収納室内の温度が上昇
しやすいため、物品収納室の周壁に断熱材を設ける等し
て物品収納室内の温度上昇を防いでいる。
【0004】ところで、走行時に前方から吹く走行風を
送風ダクトでエンジンのエアクリーナボックス内に導
き、エンジンの新気を導入するようにした自動二輪車が
ある。上記送風ダクトは、その先端部が車体の前部に開
口し、そこから後方に延びてエンジンのエアクリーナボ
ックスに繋がる。
送風ダクトでエンジンのエアクリーナボックス内に導
き、エンジンの新気を導入するようにした自動二輪車が
ある。上記送風ダクトは、その先端部が車体の前部に開
口し、そこから後方に延びてエンジンのエアクリーナボ
ックスに繋がる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな自動二輪車には次のような問題点がある。
うな自動二輪車には次のような問題点がある。
【0006】まず物品収納室の周壁に断熱材を設けた場
合、物品収納室の周囲の壁が厚くなるので必然的に物品
収納室の容量が犠牲になってしまう。また、断熱材を設
けることによるコストアップを免れない。さらに、物品
収納室内を乾燥した状態に保つことも不可能である。
合、物品収納室の周囲の壁が厚くなるので必然的に物品
収納室の容量が犠牲になってしまう。また、断熱材を設
けることによるコストアップを免れない。さらに、物品
収納室内を乾燥した状態に保つことも不可能である。
【0007】一方、走行風をエンジンのエアクリーナボ
ックスに導くには長い送風ダクトが必要であり、エンジ
ンの新気導入のためだけに長い送風ダクトを設けるのは
不経済である上、車体内部のスペースの有効利用を図る
ことができない。
ックスに導くには長い送風ダクトが必要であり、エンジ
ンの新気導入のためだけに長い送風ダクトを設けるのは
不経済である上、車体内部のスペースの有効利用を図る
ことができない。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、エンジン上方のスペースに設けら
れた物品収納室内の温度上昇を防止するとともに物品収
納室内を乾燥した状態に保ち、しかも走行時に前方から
吹く走行風をエンジンの新気導入の為のみならず他の用
途にも使用して走行風を送る送風ダクトを有効に利用す
ることのできる自動二輪車を提供することを目的とす
る。
めになされたもので、エンジン上方のスペースに設けら
れた物品収納室内の温度上昇を防止するとともに物品収
納室内を乾燥した状態に保ち、しかも走行時に前方から
吹く走行風をエンジンの新気導入の為のみならず他の用
途にも使用して走行風を送る送風ダクトを有効に利用す
ることのできる自動二輪車を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る自動二輪車は、走行風を取り入れる走
行風取入口を車体の前部に開口させ、この走行風取入口
から延ばした送風ダクトをエンジン上方に設けた物品収
納室内に通してからエンジンのエアクリーナボックスに
接続し、上記送風ダクトには上記物品収納室内に開口す
る通気孔を穿設する一方、上記走行風取入口には走行風
を送風ダクト側かライダ側に選択的に導く切換手段を設
け、上記エアクリーナボックスからは別な冷却ダクトを
延ばして車体内部の冷却部に導いたことを特徴とするも
のである。
め、本発明に係る自動二輪車は、走行風を取り入れる走
行風取入口を車体の前部に開口させ、この走行風取入口
から延ばした送風ダクトをエンジン上方に設けた物品収
納室内に通してからエンジンのエアクリーナボックスに
接続し、上記送風ダクトには上記物品収納室内に開口す
る通気孔を穿設する一方、上記走行風取入口には走行風
を送風ダクト側かライダ側に選択的に導く切換手段を設
け、上記エアクリーナボックスからは別な冷却ダクトを
延ばして車体内部の冷却部に導いたことを特徴とするも
のである。
【0010】
【作用】このように構成された自動二輪車が走行する
と、前方から吹く走行風が走行風取入口に入り、送風ダ
クトを通ってエンジンのエアクリーナボックスに流れ、
この走行風が新気としてエンジンに吸入される。
と、前方から吹く走行風が走行風取入口に入り、送風ダ
クトを通ってエンジンのエアクリーナボックスに流れ、
この走行風が新気としてエンジンに吸入される。
【0011】この送風ダクトはエンジン上方に設けられ
た物品収納室内に通されており、送風ダクトに穿設され
ている通気孔が物品収納室内に開口しているため、送風
ダクト内を流れる走行風が通気孔から物品収納室内に供
給され、物品収納室内の温度上昇が防止されるととも
に、物品収納室内が乾燥した状態に保たれる。
た物品収納室内に通されており、送風ダクトに穿設され
ている通気孔が物品収納室内に開口しているため、送風
ダクト内を流れる走行風が通気孔から物品収納室内に供
給され、物品収納室内の温度上昇が防止されるととも
に、物品収納室内が乾燥した状態に保たれる。
【0012】また、エアクリーナボックスからは別な冷
却ダクトが延びて車体内部の冷却部に導かれているた
め、エアクリーナボックスに流れた走行風の一部が冷却
部に供給され、冷却部の冷却に利用される。
却ダクトが延びて車体内部の冷却部に導かれているた
め、エアクリーナボックスに流れた走行風の一部が冷却
部に供給され、冷却部の冷却に利用される。
【0013】一方、走行風取入口に設けられた切換手段
を操作することにより、走行風は送風ダクト側かライダ
側に選択的に導かれる。走行風がライダ側に導かれるよ
うにすればライダを涼ませることができる。
を操作することにより、走行風は送風ダクト側かライダ
側に選択的に導かれる。走行風がライダ側に導かれるよ
うにすればライダを涼ませることができる。
【0014】このように、走行時に前方から吹く走行風
が、エンジンの新気導入の為のみならず他の用途にも使
用されるので、走行風の送風ダクトを有効に利用するこ
とができる。
が、エンジンの新気導入の為のみならず他の用途にも使
用されるので、走行風の送風ダクトを有効に利用するこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明に係る自動二輪車の左
側面図であり、図2は図1のII-II 線に沿う縦断面図で
ある。また、図3(A),(B) は図1のIII 部拡大図であ
る。
しながら説明する。図1は本発明に係る自動二輪車の左
側面図であり、図2は図1のII-II 線に沿う縦断面図で
ある。また、図3(A),(B) は図1のIII 部拡大図であ
る。
【0016】この自動二輪車1の車体フレーム2は、例
えばエンジン3と燃料タンク4を強度メンバーとして利
用した形式のものであり、その前頭部にはヘッドパイプ
5が位置し、ヘッドパイプ5からは左右一対のメインパ
イプ6が後斜め下方に延び、メインパイプ6の後端に左
右一対のセンタープレート7が固定されている。なお、
メインパイプ6は図2に示すような長方形の断面を備え
ている。また、左右のセンタープレート7の間は図示し
ないブリッジ部材により連結固定される。
えばエンジン3と燃料タンク4を強度メンバーとして利
用した形式のものであり、その前頭部にはヘッドパイプ
5が位置し、ヘッドパイプ5からは左右一対のメインパ
イプ6が後斜め下方に延び、メインパイプ6の後端に左
右一対のセンタープレート7が固定されている。なお、
メインパイプ6は図2に示すような長方形の断面を備え
ている。また、左右のセンタープレート7の間は図示し
ないブリッジ部材により連結固定される。
【0017】そして、メインパイプ6の前部から垂下す
るエンジンブラケット8とセンタープレート7との間に
エンジン3が固定され、センタープレート7の後上部に
燃料タンク4が固定される。燃料タンク4の後部はステ
ー9を介してセンタープレート7に連結される。
るエンジンブラケット8とセンタープレート7との間に
エンジン3が固定され、センタープレート7の後上部に
燃料タンク4が固定される。燃料タンク4の後部はステ
ー9を介してセンタープレート7に連結される。
【0018】ヘッドパイプ5には、前輪11を支持するフ
ロントフォーク12がフロントフェンダ13やハンドルバー
14とともに左右回動自在に軸支される。一方、左右のセ
ンタープレート7間に架設されたピボット軸15には後輪
16を支持するスイングアーム17が上下回動自在に軸支さ
れている。このスイングアーム17は、ショックアブソー
バ18と複数のリンク19,20からなるサスペンション機構
21により緩衝懸架される。
ロントフォーク12がフロントフェンダ13やハンドルバー
14とともに左右回動自在に軸支される。一方、左右のセ
ンタープレート7間に架設されたピボット軸15には後輪
16を支持するスイングアーム17が上下回動自在に軸支さ
れている。このスイングアーム17は、ショックアブソー
バ18と複数のリンク19,20からなるサスペンション機構
21により緩衝懸架される。
【0019】エンジン3の上部にはキャブレタ23が設け
られており、エンジン3の前部から延出する排気マフラ
24は下方に湾曲し、後輪16の右側を通って後方に延びて
いる。なお、25はエンジン3の冷却水を熱交換させるラ
ジエータであり、26は電源用のバッテリである。エンジ
ン3の出力は、チェーン27を介して後輪16に伝達される
ようになっている。
られており、エンジン3の前部から延出する排気マフラ
24は下方に湾曲し、後輪16の右側を通って後方に延びて
いる。なお、25はエンジン3の冷却水を熱交換させるラ
ジエータであり、26は電源用のバッテリである。エンジ
ン3の出力は、チェーン27を介して後輪16に伝達される
ようになっている。
【0020】メインパイプ6の上部には、ヘルメット28
等を収容可能な大容量の物品収納室29が設けられてい
る。この物品収納室29は、例えば上方に開口する収納容
器30をメインパイプ6に固定し、その開口部を開閉自在
なトランクリッド31で密閉するように構成したものであ
る。トランクリッド31は収納容器30の後上部に設けられ
たヒンジ32を軸に回動し、閉塞時には図示しないキー付
ロック機構により施錠される。なお、収納容器30の前上
部にはコイン等の小物を収容するために小容量の収納ボ
ックス33が一体的に設けられており、その上部開口部が
ヒンジ34を軸に開閉するボックスリッド35で密閉され
る。
等を収容可能な大容量の物品収納室29が設けられてい
る。この物品収納室29は、例えば上方に開口する収納容
器30をメインパイプ6に固定し、その開口部を開閉自在
なトランクリッド31で密閉するように構成したものであ
る。トランクリッド31は収納容器30の後上部に設けられ
たヒンジ32を軸に回動し、閉塞時には図示しないキー付
ロック機構により施錠される。なお、収納容器30の前上
部にはコイン等の小物を収容するために小容量の収納ボ
ックス33が一体的に設けられており、その上部開口部が
ヒンジ34を軸に開閉するボックスリッド35で密閉され
る。
【0021】このように構成された物品収納室29の後部
にはエンジン3の吸入空気を浄化するエアクリーナボッ
クス37が配置されており、その下部から前方に延びるイ
ンレトパイプ38がキャブレタ23に接続されている。ま
た、エアクリーナボックス37の後方かつ燃料タンク4の
上に着座シート39が設けられている。なお、車体フレー
ム2のセンタープレート7にはライダの足を載せるフッ
トレスト40が固定されている。
にはエンジン3の吸入空気を浄化するエアクリーナボッ
クス37が配置されており、その下部から前方に延びるイ
ンレトパイプ38がキャブレタ23に接続されている。ま
た、エアクリーナボックス37の後方かつ燃料タンク4の
上に着座シート39が設けられている。なお、車体フレー
ム2のセンタープレート7にはライダの足を載せるフッ
トレスト40が固定されている。
【0022】この自動二輪車1の車体は合成樹脂等で形
成されたフレームカバー41により全面的に覆われる。こ
のフレームカバー41の前部は車体フレーム2のヘッドパ
イプ5よりも前方までをカバーしており、フレームカバ
ー41の前方にはフロントカウル42が設けられ、フレーム
カバー41の後部には尾灯43が設けられている。また、フ
ロントカウル42には透明なウィンドシールド44と前照灯
45が取り付けられ、前照灯45の上部には走行風誘導口46
が後方に延びるダクト状に形成されている。
成されたフレームカバー41により全面的に覆われる。こ
のフレームカバー41の前部は車体フレーム2のヘッドパ
イプ5よりも前方までをカバーしており、フレームカバ
ー41の前方にはフロントカウル42が設けられ、フレーム
カバー41の後部には尾灯43が設けられている。また、フ
ロントカウル42には透明なウィンドシールド44と前照灯
45が取り付けられ、前照灯45の上部には走行風誘導口46
が後方に延びるダクト状に形成されている。
【0023】左右のハンドルバー14はフレームカバー41
の前部に設けられた図示しない開口部から左右に突出
し、外部からライダの手で回動操作される。なお、物品
収納室29のトランクリッド31および収納ボックス33のボ
ックスリッド35はフレームカバー41の表面に滑らかに続
くようにされている。
の前部に設けられた図示しない開口部から左右に突出
し、外部からライダの手で回動操作される。なお、物品
収納室29のトランクリッド31および収納ボックス33のボ
ックスリッド35はフレームカバー41の表面に滑らかに続
くようにされている。
【0024】フレームカバー41の前部には、前方に向か
って開口する走行風取入口48が設けられている。この走
行風取入口48は、フロントカウル42に設けられた走行風
誘導口46の直ぐ後に位置しており、走行風取入口48から
は左右一対のパイプ状の送風ダクト49が後方に向かって
延びている。
って開口する走行風取入口48が設けられている。この走
行風取入口48は、フロントカウル42に設けられた走行風
誘導口46の直ぐ後に位置しており、走行風取入口48から
は左右一対のパイプ状の送風ダクト49が後方に向かって
延びている。
【0025】送風ダクト49は物品収納室29の内部両脇に
通されてからエアクリーナボックス37に接続されてい
る。送風ダクト49が物品収納室29の収納容器30を貫通す
る部分には気密構造が採られており、送風ダクト49には
物品収納室29内に開口する複数の通気孔50が穿設されて
いる。
通されてからエアクリーナボックス37に接続されてい
る。送風ダクト49が物品収納室29の収納容器30を貫通す
る部分には気密構造が採られており、送風ダクト49には
物品収納室29内に開口する複数の通気孔50が穿設されて
いる。
【0026】一方、前記走行風取入口48には開閉リッド
51が設けられている。この開閉リッド51はライダの手動
操作あるいはサーボモータ等の駆動源に駆動されて図3
(A)に示す位置と図3(B) に示す位置との間で回動す
る。図3(A) の状態では走行風取入口48が開かれ、図3
(B) の状態では走行風取入口48が閉じられる。走行風取
入口48が閉じられた際には、開閉リッド51の表面がフレ
ームカバー41前部の斜面形状に滑らかに続くようになっ
ている。
51が設けられている。この開閉リッド51はライダの手動
操作あるいはサーボモータ等の駆動源に駆動されて図3
(A)に示す位置と図3(B) に示す位置との間で回動す
る。図3(A) の状態では走行風取入口48が開かれ、図3
(B) の状態では走行風取入口48が閉じられる。走行風取
入口48が閉じられた際には、開閉リッド51の表面がフレ
ームカバー41前部の斜面形状に滑らかに続くようになっ
ている。
【0027】ところで、エアクリーナボックス37からは
別な冷却ダクト52が2本、左右に並んで後方に延びてお
り、これらの冷却ダクト52は下方に湾曲し、その後端部
が燃料タンク4の上面に向かって開口している。
別な冷却ダクト52が2本、左右に並んで後方に延びてお
り、これらの冷却ダクト52は下方に湾曲し、その後端部
が燃料タンク4の上面に向かって開口している。
【0028】この自動二輪車1の走行時において、開閉
リッド51が図3(A) に示すように開かれている場合、前
方から吹く走行風が矢印で示すようにフロントカウル42
に設けられた走行風誘導口46を通って走行風取入口48に
入る。走行風取入口48に入った走行風は送風ダクト49を
通ってエアクリーナボックス37に流れ、この走行風が新
気としてエンジン3(キャブレタ23)に吸入される。
リッド51が図3(A) に示すように開かれている場合、前
方から吹く走行風が矢印で示すようにフロントカウル42
に設けられた走行風誘導口46を通って走行風取入口48に
入る。走行風取入口48に入った走行風は送風ダクト49を
通ってエアクリーナボックス37に流れ、この走行風が新
気としてエンジン3(キャブレタ23)に吸入される。
【0029】走行風が送風ダクト49を通る際、走行風の
一部が送風ダクト49に穿設された通気孔50から物品収納
室29内に供給され、これでエンジン3の熱による物品収
納室29内の温度上昇が防止される。したがって、物品収
納室29の周壁に断熱材を設ける必要がなくなり、収納容
器30の壁厚を薄くして物品収納室29の容量を大きく確保
するとともにコストダウンを図ることができる。しか
も、走行風の流入により物品収納室29内が乾燥した状態
に保たれる。
一部が送風ダクト49に穿設された通気孔50から物品収納
室29内に供給され、これでエンジン3の熱による物品収
納室29内の温度上昇が防止される。したがって、物品収
納室29の周壁に断熱材を設ける必要がなくなり、収納容
器30の壁厚を薄くして物品収納室29の容量を大きく確保
するとともにコストダウンを図ることができる。しか
も、走行風の流入により物品収納室29内が乾燥した状態
に保たれる。
【0030】ところで、この自動二輪車1のように燃料
タンク4が着座シート39の下に配置され、この燃料タン
ク4がエンジン3や排気マフラ24と共にフレームカバー
41で全面的に覆われるという車体レイアウトの場合、エ
ンジン3や排気マフラ24の熱を受けて燃料タンク4が温
暖化し、燃料タンク4の内部における燃料の揮発作用が
促進される懸念がある。
タンク4が着座シート39の下に配置され、この燃料タン
ク4がエンジン3や排気マフラ24と共にフレームカバー
41で全面的に覆われるという車体レイアウトの場合、エ
ンジン3や排気マフラ24の熱を受けて燃料タンク4が温
暖化し、燃料タンク4の内部における燃料の揮発作用が
促進される懸念がある。
【0031】したがって、燃料タンク4を冷却する必要
があるが、この自動二輪車1の場合はエアクリーナボッ
クス37に流れた走行風の一部が2本の冷却ダクト52を通
って燃料タンク4の上面に吹き付けられるので、冷却部
である燃料タンク4を効率良く冷却することができる。
があるが、この自動二輪車1の場合はエアクリーナボッ
クス37に流れた走行風の一部が2本の冷却ダクト52を通
って燃料タンク4の上面に吹き付けられるので、冷却部
である燃料タンク4を効率良く冷却することができる。
【0032】また、図3(B) に示すように開閉リッド51
が閉じられた状態で自動二輪車1を走行させた場合、フ
ロントカウル42の走行風誘導口46を通った走行風は矢印
で示すように開閉リッド51とフレームカバー41前部の表
面上を上方に流れてライダ側に導かれる。このため、ラ
イダを涼ませることができる。このように、開閉リッド
51は走行風を送風ダクト49側かライダ側に選択的に導く
切換手段として活用される。
が閉じられた状態で自動二輪車1を走行させた場合、フ
ロントカウル42の走行風誘導口46を通った走行風は矢印
で示すように開閉リッド51とフレームカバー41前部の表
面上を上方に流れてライダ側に導かれる。このため、ラ
イダを涼ませることができる。このように、開閉リッド
51は走行風を送風ダクト49側かライダ側に選択的に導く
切換手段として活用される。
【0033】このように構成された自動二輪車1によれ
ば、走行時に前方から吹く走行風がエンジン3の新気導
入の為のみならず物品収納室29内の冷却および乾燥、そ
して冷却部である燃料タンク4の冷却にも利用されるの
で、送風ダクト49を有効に利用することができる。
ば、走行時に前方から吹く走行風がエンジン3の新気導
入の為のみならず物品収納室29内の冷却および乾燥、そ
して冷却部である燃料タンク4の冷却にも利用されるの
で、送風ダクト49を有効に利用することができる。
【0034】なお、エアクリーナボックス37から延びる
冷却ダクト52は、燃料タンク4に限らず電装部品や他の
冷却部を冷却するようにしても構わない。
冷却ダクト52は、燃料タンク4に限らず電装部品や他の
冷却部を冷却するようにしても構わない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車は、走行風を取り入れる走行風取入口を車体の前
部に開口させ、この走行風取入口から延ばした送風ダク
トをエンジン上方に設けた物品収納室内に通してからエ
ンジンのエアクリーナボックスに接続し、上記送風ダク
トには上記物品収納室内に開口する通気孔を穿設する一
方、上記走行風取入口には走行風を送風ダクト側かライ
ダ側に選択的に導く切換手段を設け、上記エアクリーナ
ボックスからは別な冷却ダクトを延ばして車体内部の冷
却部に導いたことを特徴とするものである。
二輪車は、走行風を取り入れる走行風取入口を車体の前
部に開口させ、この走行風取入口から延ばした送風ダク
トをエンジン上方に設けた物品収納室内に通してからエ
ンジンのエアクリーナボックスに接続し、上記送風ダク
トには上記物品収納室内に開口する通気孔を穿設する一
方、上記走行風取入口には走行風を送風ダクト側かライ
ダ側に選択的に導く切換手段を設け、上記エアクリーナ
ボックスからは別な冷却ダクトを延ばして車体内部の冷
却部に導いたことを特徴とするものである。
【0036】このようにすれば、走行風により物品収納
室内の温度上昇を防止するとともに物品収納室内を乾燥
した状態に保ち、併せて車体内部の冷却部を冷却した
り、ライダを涼ませることができる。そして、このよう
に走行風がエンジンの新気導入の為のみならず他の用途
にも使用されるので、走行風を送る送風ダクトを有効に
利用することができる。
室内の温度上昇を防止するとともに物品収納室内を乾燥
した状態に保ち、併せて車体内部の冷却部を冷却した
り、ライダを涼ませることができる。そして、このよう
に走行風がエンジンの新気導入の為のみならず他の用途
にも使用されるので、走行風を送る送風ダクトを有効に
利用することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す自動二輪車の左側面
図。
図。
【図2】図1のII-II 線に沿う縦断面図。
【図3】図1のIII 部拡大図であり、(A) は開閉リッド
が開かれた状態を示す図、(B)は開閉リッドが閉じられ
た状態を示す図。
が開かれた状態を示す図、(B)は開閉リッドが閉じられ
た状態を示す図。
1 自動二輪車 2 車体フレーム 3 エンジン 4 車体内部の冷却部である燃料タンク 23 キャブレタ 28 ヘルメット 29 物品収納室 30 収納容器 31 トランクリッド 37 エアクリーナボックス 39 着座シート 48 走行風取入口 49 送風ダクト 50 通気孔 51 開閉リッド 52 冷却ダクト
Claims (1)
- 【請求項1】 走行風を取り入れる走行風取入口48を車
体の前部に開口させ、この走行風取入口48から延ばした
送風ダクト49をエンジン3上方に設けた物品収納室29内
に通してからエンジン3のエアクリーナボックス37に接
続し、この送風ダクト49には物品収納室29内に開口する
通気孔50を穿設する一方、走行風取入口48には走行風を
送風ダクト49側かライダ側に選択的に導く切換手段を設
け、エアクリーナボックス37からは別な冷却ダクト52を
延ばして車体内部の冷却部に導いたことを特徴とする自
動二輪車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7159538A JPH092361A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 自動二輪車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7159538A JPH092361A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 自動二輪車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH092361A true JPH092361A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15695958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7159538A Pending JPH092361A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 自動二輪車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH092361A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1790560A1 (en) * | 2005-11-25 | 2007-05-30 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Straddle-type vehicle |
JP2016003000A (ja) * | 2014-06-16 | 2016-01-12 | 川崎重工業株式会社 | 自動二輪車のエンジンの吸気ダクト |
JP2019151146A (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-12 | 本田技研工業株式会社 | ジャイロセンサの冷却構造 |
-
1995
- 1995-06-26 JP JP7159538A patent/JPH092361A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1790560A1 (en) * | 2005-11-25 | 2007-05-30 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Straddle-type vehicle |
JP2016003000A (ja) * | 2014-06-16 | 2016-01-12 | 川崎重工業株式会社 | 自動二輪車のエンジンの吸気ダクト |
JP2019151146A (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-12 | 本田技研工業株式会社 | ジャイロセンサの冷却構造 |
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