JP2800045B2 - 自動2輪車の冷却風導入装置 - Google Patents

自動2輪車の冷却風導入装置

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JP2800045B2
JP2800045B2 JP1273664A JP27366489A JP2800045B2 JP 2800045 B2 JP2800045 B2 JP 2800045B2 JP 1273664 A JP1273664 A JP 1273664A JP 27366489 A JP27366489 A JP 27366489A JP 2800045 B2 JP2800045 B2 JP 2800045B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は座席シートとヘッドパイプの間のエンジン上
方に荷物収納ケースが配設された自動2輪車の冷却風導
入装置に関する。
(従来の技術) 従来、座席シートとヘッドパイプの間のエンジン上方
の空間は、燃料タンクの設置場所として利用されてき
た。
その後、限られた自動2輪車の空間を有効に活用する
ために、座席シートとヘッドパイプの間のエンジン上方
に荷物収納ケースを配設した自動2輪車が開発されてい
る。
(発明が解決しようとする課題) 従来、荷物収納ケースに吸気口と排気口とを設け、走
行中に荷物収納ケース内を積極的に換気するようにした
もの(特開昭62−103274号公報参照)や、通風ダクトの
入口端を車体前方に開口させ、通風ダクトの出口端を吸
気装置に向けて開口させたもの(特開昭63−154476号公
報参照)が知られている。
しかしながら、荷物収納ケース内の換気、冷却と吸気
装置の冷却とを兼ねた装置は開発されていなかった。
荷物収納ケース内を換気するための装置と、吸気装置
を冷却するための装置とを別々に設置する場合には、そ
れぞれについて設置スペースを必要とし、自動2輪車に
おいて機能および装置を共有し、省スペース化および低
コスト化を図るという要請に反する。
また、荷物収納ケースがエンジン上方に配設されてい
る場合には、エンジンの輻射熱により荷物収納ケースが
加熱され、収容物に悪影響を及ぼすおそれがある。特
に、車体前方がカウリングで覆われた自動2輪車は、荷
物収納ケース内の換気、冷却および吸気装置の冷却が不
充分となるおそれが強い。
本発明は上記の事情を考慮してなされもので、荷物収
納ケースの換気、冷却と吸気装置の冷却を同一の装置で
行なうことができ、荷物収納室内および吸気装置の温度
上昇を防止することができるとともに、省スペース化お
よび低コスト化を図ることができる自動2輪車の冷却風
導入装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明に係る自動2輪車の冷却風導入装置は、上述し
た課題を解決するために、座席シートとヘッドパイプの
間のエンジン上方に荷物収納ケースが配設され、この荷
物収納ケースの下方にエンジンへ吸気を供給する吸気装
置が配設された自動2輪車の冷却風導入装置において、
上記荷物収納ケースは内部に形成される荷物収納室を仕
切壁により前室と後室に区画し、上記前室に冷却風を内
部に取り入れる冷却風流入口を前側に開口させ、この冷
却風流入口の位置より上部の仕切壁に前室と後室を連通
させる開口部を形成し、上記仕切壁の下部に前室と後室
の下部間を連通させる冷却風排出通路を形成し、この排
出通路の後端に前記吸気装置に向って開口する冷却風吹
出し口を設けたものである。
(作用) 収納ケースの前部に設けられた冷却風流入口から荷物
収納ケース内に入った冷却風は荷物収納ケース内を換気
し、エンジンの輻射熱による内部の温度上昇を防止す
る。荷物収納室内を換気した冷却風は、荷物収納ケース
の下部に設けられた冷却風吹出し口から吸気装置へ吹き
付けられる。この冷却風により吸気装置の温度上昇が防
止される。荷物収納ケース内を通って吸気装置へ冷却風
が案内されるため、従来のような送風用ダクトが不要と
なる。
したがって、荷物収納ケース内の換気、冷却と吸気装
置の冷却とを同一の装置で行なうことができ、荷物収納
ケースおよび吸気装置の温度上昇を防止することができ
るとともに、省スペース化および低コスト化を図ること
ができる。
(実施例) 以下、本発明に係る自動2輪車の冷却風導入装置の一
実施例について添付図面を参照して説明する。
第1図において、自動2輪車は前方にハンドル14によ
り操舵される前輪1、後方に後輪2が配設され、メイン
フレーム3、ダウンチューブ4およびアンダチューブ5
により囲まれた空間にエンジン6が搭載される。自動2
輪車の略中央に搭載されたエンジン6にはエンジン吸気
装置としてのエアクリーナ7およびキャブレタ8を通っ
て吸気が供給されるようになっている。
ヘッドパイプ9から後方に延びるメインフレーム3の
後部からは左右一対のシートレールおよびシートピラー
11が延び、左右のシートレール10およびシートピラー11
で挟まれた部分に燃料タンク12が配設される。シートレ
ール10の上部には座席シート13が配置される。
座席シート13とヘッドパイプ9の間のエンジン4上方
には荷物収納ケース16が配設される。荷物収納ケース16
の下方には吸気装置としてのエアクリーナ7およびキャ
ブレタ8が配設される。荷物収納ケース16内にはヘルメ
ット17や電装品の電源としてのバッテリ18を収容する荷
物収納室16Aが形成される。荷物収納ケース16にはヘル
メット17を出し入れするための蓋19が前上方のヒンジ20
により開閉可能に設けられる。なお、符号21はカウリン
グを示す。
カウリング21の前側には、第2図および第3図に示す
ように、走行風取入れ口22が設けられ、この走行風取入
れ口22は荷物収納ケース16の前部に設けられた冷却風流
入口23と走行風取入れ管で形成される案内通路24により
連結される。これらの走行風取入れ口22、案内通路24お
よび冷却風流入口23は車体の左右にそれぞれ設けられ
る。
荷物収納ケース16内の荷物収納室16Aは仕切壁25によ
り前室と後室に区画される。前室には仕切壁25の左右両
側部の隔壁26と側方隔壁27により仕切られた水切り室28
が前室の左右両側に設けられる。この水切り室28の前側
は冷却風流入口23と連通されると共に、側方隔壁27の上
部に設けられた水切り室出口29によりバッテリ18が設け
られたバッテリ室30と連通される。バッテリ室30は前室
の中央部に形成される。
バッテリ18はバッテリ室30内でバッテリ受け部31,32
により保持されている。バッテリ室30の後方にはヘルメ
ット17等を収納するためのヘルメット収納室33が設けら
れる。ヘルメット収納室33内にはヘルメット17以外に雨
具やその他の荷物、小物類等を収納することができるよ
うになっている。後室のヘルメット収納室33と前室のバ
ッテリ室30とはバッテリ受け部32の上部に設けられた連
通窓としての開口部37により連通している。
また、バッテリ室30のバッテリ18に沿って縦方向に冷
却風通路34aが形成され、この冷却風通路34aはバッテリ
室30およびヘルメット収納室33の下部に前後方向に形成
された冷却風排出通路34bと連通される。冷却風排出通
路34bとヘルメット収納室33との間には隔壁は設けられ
ず、ヘルメット収納室33内の空気はヘルメット17の下方
から冷却風排出通路34b内に流入し得るようになってい
る。
冷却風排出通路34bの後部は扇状に拡がっており、こ
の冷却風排出通路34bの後端部にエンジン吸気装置のキ
ャブレタ8ヘ向って冷却風を吹き付ける冷却風吹出し口
35が形成される。冷却風吹出し口35は荷物収納ケース16
の下部に設けられ、エンジン吸気装置としてのキャブレ
タ8へ向って開口部が形成される。
この実施例において、走行風取入れ口22から取り入れ
られた走行風は走行風取入れ管で構成される案内通路24
を通って、冷却風として冷却風流入口23から前室側の水
切り壁28内に流入し、仕切壁25の隔壁26にぶつかって流
速を落し、水切り室28内で塵埃や水滴等を除去した後、
水切り室出口29からバッテリ室30内に流入する。
バッテリ室30に流入した冷却風はバッテリ室30内を換
気し、バッテリ室30内の温度上昇を防止する。バッテリ
室30内に流入した冷却風は、ここで二手に分かれ、一方
は連通窓を形成する開口部37からヘルメット収納室33内
に流入し、ヘルメット収納室33内を換気して、ヘルメッ
ト収納室33内の温度上昇を防止し、またヘルメット収納
室33内に雨具等が収容されている場合には、雨具の水分
を除去する。換気後の冷却風はヘルメット収納室33から
冷却風通路34b内に流入する。
一方、バッテリ室30から縦方向の冷却風通路34aに流
入した冷却風は、冷却風排出通路34bへ流れる。この冷
却風はヘルメット収納室33から流入した冷却風と共に冷
却風吹出し口35からキャブレタ8へ吹き付けられ、エン
ジン吸気装置のキャブレタ8を冷却し、その温度上昇を
防止する。
このように上記実施例によれば、冷却風流入口23から
導入した冷却風を前室のバッテリ室30および後室のヘル
メット収納室33内へ案内し、これらバッテリ室30および
ヘルメット収納室33内を換気するため、エンジン6の輻
射熱により荷物収納ケース16内の温度が上昇し、ヘルメ
ット17やバッテリ18等に悪影響が及ぶことを防止するこ
とができる。また、荷物収納ケース16内に雨具等の濡れ
たものが収容されている場合には、雨具等を乾燥させる
ことができる。
また、走行風取入れ口22から取り入れられた走行風を
荷物収納ケース16内を通ってキャブレタ8へ案内し、直
接吹き付けるため、従来のような送風用ダクトが不要と
なる。
したがって、荷物収納ケース16内の換気、冷却および
吸気装置としてのキャブレタ8の冷却を同一の装置で行
なうことができ、荷物収納ケース16およびキャブレタ8
の温度上昇を防止することができるとともに、省スペー
ス化および低コスト化を図ることができる。
〔発明の効果〕
本発明に係る自動2輪車の冷却風導入装置は荷物収納
ケースが仕切壁により前室と後室に区画され、前室の前
部に内部へ冷却風を取り入れる冷却風流入口を開口さ
せ、この冷却風流入口の位置より上部の仕切壁に前室と
後室を連通させる開口部を形成し、上記仕切壁の下部に
前室と後室の下部間を連通させる冷却風排出通路を形成
し、この排出通路の後端に吸気装置に向って開口する冷
却風吹出し口を設けたので、荷物収納ケース内の換気と
冷却および吸気装置の冷却を同一の装置で行なうことが
でき、荷物収納ケースおよび吸気装置の温度上昇を防止
することができるとともに、省スペース化および低コス
ト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動2輪車の冷却風導入装置を備
えた自動2輪車を示す側面図、第2図は第1図における
II−II線矢視断面図、第3図は第2図におけるIII−III
線矢視断面図である。 6……エンジン、13……座席シート、14……ハンドル、
16……荷物収納ケース、16A……荷物収納室、17……ヘ
ルメット、18……バッテリ、19……蓋、21……カウリン
グ、22……走行風取入れ口、23……冷却風流入口、24…
…案内通路、25……仕切壁、26,27……隔壁、28……水
切り室、30……バッテリ室、33……ヘルメット収納室、
34a……冷却風通路、34b……冷却風排出通路、35……冷
却風吹出し口、37……開口部(連通窓)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座席シートとヘッドパイプの間のエンジン
    上方に荷物収納ケースが配設され、この荷物収納ケース
    の下方にエンジンへ吸気を供給する吸気装置が配設され
    た自動2輪車の冷却風導入装置において、上記荷物収納
    ケースは内部に形成される荷物収納室を仕切壁により前
    室と後室に区画し、上記前室に冷却風を内部に取り入れ
    る冷却風流入口を前側に開口させ、この冷却風流入口の
    位置より上部の仕切壁に前室と後室を連通させる開口部
    を形成し、上記仕切壁の下部に前室と後室の下部間を連
    通させる冷却風排出通路を形成し、この排出通路の後端
    に前記吸気装置に向って開口する冷却風吹出し口を設け
    たことを特徴とする自動2輪車の冷却風導入装置。
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