JPH09236112A - クラッチケーブルの防振装置 - Google Patents

クラッチケーブルの防振装置

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Publication number
JPH09236112A
JPH09236112A JP6919596A JP6919596A JPH09236112A JP H09236112 A JPH09236112 A JP H09236112A JP 6919596 A JP6919596 A JP 6919596A JP 6919596 A JP6919596 A JP 6919596A JP H09236112 A JPH09236112 A JP H09236112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
clutch
bracket
elastic body
clutch cable
Prior art date
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Pending
Application number
JP6919596A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Arai
靖 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Flexible Shafts (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラッチケーブルの防振、剛性をアップし、
クラッチ効率の低下を抑える。 【解決手段】 ブラケット6の孔6aに弾性体12を介して
クラッチケーブル3を支持し、アウターケーブル4に固
着したつば状のケーシングキャップ9と、ブラケット6
の間に、低硬度の環状のストッパ部11(弾性体12)を挿
通すると共に、このストッパ部11の外周にケーブル軸方
向の厚さがストッパ部11より小さく高硬度の環状の弾性
体15を配置した。フットペダルの踏込量によって、スト
ッパ部11が圧縮され、さらに踏み込むことによって弾性
体15が圧縮する。弾性体15が高硬度のため、弾性体全体
の変化量が少なく、防振と剛性がステップアップする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】自動車のクラッチ装置におい
て、クラッチケーブルを採用しているものにあっては、
クラッチケーブルを中間部で支持することになるが、支
持ブラケットからエンジンの振動が伝わらないように防
振ゴムを介して取り付けられている。本発明は、防振措
置を行なって支持し、クラッチを引っ張り操作により作
動させるクラッチケーブルの防振装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、自動車のクラッチ装
置は、回動自在にされたフットペダル1とミッション側
のアーム2とをクラッチケーブル3によって連結し、フ
ットペダル1の踏込みによってアーム2が回転し、クラ
ッチを切るようになっている。クラッチケーブル3のア
ウターケーブル4は車体に固定されたブラケット5およ
びミッションに固定されたブラケット6に支持されてい
る。インナーケーブル7はアウターケーブル4に挿通さ
れている。ミッション側のブラケット6とアーム2の間
にはばね8が介装され、ばね8の付勢力によってアーム
2およびインナーケーブル7の位置が決められている。
【0003】クラッチケーブル3にエンジンからの振動
を防ぐようにしたものには、アーム2にダイナミックダ
ンパを取り付けて振動を減衰させるようにしたものがあ
る(特開昭61-81826号公報参照)。効果的にはブラケッ
トとアウターケーブルとの間に弾性体を挟むのが良い
が、軸方向に弾性体を挟んだものがある。例えば、外周
を規制するケースに内装した弾性体を、インナーケーブ
ルに挿通したものがあり、一定以上の力が加わると弾性
体がケースに密に充填されることになり、急激に弾性係
数が小さくなって振動が伝わりやすくなるので、弾性体
の外形形状を鼓状に変えて、急激に弾性係数が小さくな
らないようにしたものがある(実公昭63-47289号公報参
照)。
【0004】アウターケーブルとブラケットとの間に弾
性体を挟む場合は、アウターケーブルにEリングを取り
付け、Eリング面とブラケット面との間に筒状の弾性体
を介装させるものがある(実公昭60-27694号公報参
照)。上記構造と類似したものを図5および図6を参照
して説明する。
【0005】図5に示すように、アウターケーブル4は
その外周にケーシングキャップ9がかしめ部10によって
固着され、拡径されたストッパ部11を有する筒状の弾性
体12がケーシングキャップ9の筒部に挿通され、ケーシ
ングキャップ9とストッパ部11とが当接されている。弾
性体12はブラケット6の孔6aに嵌着され、同様にストッ
パ部11がブラケット6の面に当接するようになってい
る。アウターケーブル4は前述したように2点間(中間
部も支持しても良い)で支持され、同様の支持構造を持
ち、エンジンからの振動が伝達されないようにされてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クラッチケ
ーブル3はアウターケーブル3とインナーケーブル7と
からなり、フットペダル1を踏み込むとインナーケーブ
ル7が引っ張られる。クラッチケーブル3は2点間にお
いて曲線部分を含んで配設されるので、インナーケーブ
ル7が緊張するとアウターケーブル4の両端は2点間の
ブラケット5,6と圧接することになる。したがって、
フットペダル1を踏み込むと図6に示すようにストッパ
部11が変形を起こすことになる。しかしながら、防振効
果を上げようとしてストッパ部11を柔らかいものや、厚
いものにすると変形量が多くなり、クラッチケーブル3
を通常に設置するとフットペダル1の踏込量を多くして
クラッチの断続を行わなければならない。
【0007】本発明は、エンジンからの振動を防ぐと共
に操作性の良いクラッチケーブルの防振装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、クラッチケーブルの外周に備えたケーシン
グキャップと、前記クラッチケーブルを挿通するブラケ
ット間に、ケーブル軸方向の厚さを異にした複数の環状
の弾性体を挟むように介在させたことを特徴とする。
【0009】また、上記構成において、複数の環状の弾
性体のうち、ケーシングキャップとブラケット間に挟ま
れる厚さの大きい方を厚さの小さい方より低硬度の弾性
体としたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】エンジンの振動を伝達させないた
めには、通常、クラッチケーブルのアウターケーブルに
筒状の弾性体を挿通し、弾性体をブラケットで支持す
る。このとき、ケーブル軸方向において、ケーシングキ
ャップとブラケット間に弾性体のストッパ部が挟まれ
る。このストッパ部に対し、同心円上に、軸方向に厚さ
の異なる筒状の弾性体を複数配置させる。フットペダル
を踏み込んだ時にストッパ部が圧縮され、踏込量を多く
すると複数の厚さの異なる筒状の弾性体が次々に圧縮さ
れ、弾性係数が順次小さくなり、全体の変形量も小さ
く、操作性も良い。
【0011】また、ストッパ部を含め、複数の厚さの異
なる弾性体のうち、厚さの大きい方を厚さの小さい方よ
り低硬度の弾性体にすることで、より、全体の変形量も
小さくなり、操作性も良くなる。なお、複数の厚さの異
なる弾性体の同心円上の配列は各弾性体が独自に作用す
るので適宜変更できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1ないし図3に示すように、クラッチケー
ブル3はつば状のケーシングキャップ9を形成した筒体
13に挿通され、クラッチケーブル3の外側のアウターケ
ーブル4がかしめ10によって筒体13に固定されている。
また、筒体13に挿通する弾性体12には拡径されたストッ
パ部11が形成され、ストッパ部11の端面とケーシングキ
ャップ9の面が当接され、ブラケット6の孔6aに弾性体
12が嵌着されるようになっている。また、ストッパ部11
の反対側端面はブラケット6の面に当接するようになっ
ている。
【0013】ケーシングキャップ9はその外周がストッ
パ部11を覆うように軸方向に延びる環状部14が形成さ
れ、その端部に第2の環状の弾性体15が取り付けられて
いる。ストッパ部11の厚さTはケーシングキャップ面と
ブラケット面との間であり、第2の環状の弾性体15の厚
さtおよび、ケーシングキャップ面からの厚さt0 はス
トッパ部11の厚さTより小さく、ブラケット面との間に
隙間が形成されている。また、第2の環状の弾性体15の
硬度はストッパ部11のそれよりも大きくされている。
【0014】クラッチケーブル3を設置した段階では、
ストッパ部11がケーシングキャップ面とブラケット面と
の間で圧接されることになる。フットペダルを操作する
と、インナーケーブル7が引っ張られ、アウターケーブ
ル4がブラケット6側に押し付けられるようになり、最
初に低硬度のストッパ部11が押圧されて圧縮する。
【0015】踏込量を大きくすると次に、図4に示すよ
うに、高硬度の環状の弾性体15がブラケット6に圧接さ
れるようになり、全体の弾性係数が急激に小さくなって
ケーシングキャップ9の移動を抑えるようになり(図7
参照)、防振・剛性の性能がステップアップし、クラッ
チ効率の低下を抑えることになる。このほかにも、スト
ッパ部11,弾性体15の厚み、硬度を変化させて所望のク
ラッチフィーリングを設計できる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したもので
あるので、クラッチケーブルの軸方向に硬度の異なる弾
性体を作用させ、フットペダルの踏込量によって性能を
合成することにより、防振と剛性がステップアップし、
クラッチ効率の低下を抑えることができる。また、複数
の弾性体の性質や弾性体の厚さ、ケーシングキャップと
ブラケット間等を変えることにより、クラッチフィーリ
ングのチューニングにも効果があり、クラッチの操作性
も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例のクラッチケーブルの防振
装置を示す側断面図である。
【図2】図1に示すクラッチケーブル取り付け前の防振
装置を示す側断面図である。
【図3】図2に示す防振装置の展開図である。
【図4】図1に示す防振装置のクラッチ作動時の状態を
示す側断面図である。
【図5】従来のクラッチケーブルの防振装置を示す側断
面図である。
【図6】図5に示す防振装置のクラッチ作動時の状態を
示す側断面図である。
【図7】実施例の防振装置と従来の防振装置との弾性係
数を比較したグラフである。
【図8】従来のクラッチケーブルの取付構造を示す側面
図である。
【符号の説明】
3 クラッチケーブル 6 ブラケット 9 ケーシングキャップ 11 低硬度の弾性体 15 高硬度の弾性体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチケーブルの外周に備えたケーシ
    ングキャップと、前記クラッチケーブルを挿通するブラ
    ケット間に、ケーブル軸方向の厚さを異にした複数の環
    状の弾性体を挟むように介在させたことを特徴とするク
    ラッチケーブルの防振装置。
  2. 【請求項2】 複数の環状の弾性体のうち、ケーシング
    キャップとブラケット間に挟まれる厚さの大きい方を厚
    さの小さい方より低硬度の弾性体としたことを特徴とす
    る請求項1記載のクラッチケーブルの防振装置。
JP6919596A 1996-02-29 1996-02-29 クラッチケーブルの防振装置 Pending JPH09236112A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6919596A JPH09236112A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 クラッチケーブルの防振装置

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JP6919596A JPH09236112A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 クラッチケーブルの防振装置

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JPH09236112A true JPH09236112A (ja) 1997-09-09

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JP6919596A Pending JPH09236112A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 クラッチケーブルの防振装置

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