JPH09235946A - 断熱形材 - Google Patents

断熱形材

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JPH09235946A
JPH09235946A JP8042365A JP4236596A JPH09235946A JP H09235946 A JPH09235946 A JP H09235946A JP 8042365 A JP8042365 A JP 8042365A JP 4236596 A JP4236596 A JP 4236596A JP H09235946 A JPH09235946 A JP H09235946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
profile
longitudinal direction
caulking
neutral shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP8042365A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitomo Kimura
義智 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
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Publication date
Application filed by YKK AP Inc filed Critical YKK AP Inc
Priority to JP8042365A priority Critical patent/JPH09235946A/ja
Publication of JPH09235946A publication Critical patent/JPH09235946A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肉厚の薄い形材を用いてカシメによるソリが
生じない断熱形材とする。 【解決手段】 本体部11と連結部12を有する一側形
材10と、本体部21と連結部22を有する他側形材2
0とを、断熱材30を連結部12,22にカシメするこ
とで固着して連結した断熱形材において、中立軸を連結
部12の突出方向中間位置としてカシメした時に中立軸
を境とした両側部分が伸びて長手方向にソリが生じない
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱ドアや断熱窓
を構成する枠材、框として用いる断熱形材に関する。
【0002】
【従来の技術】断熱ドアや断熱窓を構成する枠材、框と
して用いる断熱形材としては、アルミ材を押し出し成形
した一側形材とアルミ材を押し出し成形した他側形材を
断熱材を介して連結したものが知られている。
【0003】具体的には、一側形材と他側形材に受け片
とカシメ片を相対向してそれぞれ一体的に設け、断熱材
を板状体とし、その断熱材の一側部を一側形材の受け片
に接してカシメ片をカシメして固着し、断熱材の他側部
を他側形材の受け片に接してカシメ片をカシメして固着
することで一側形材と他側形材を断熱材を介して連結し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の一側形材、他側
形材は長年の実績に基づいて所定の肉厚としており、前
述のように断熱材をカシメにより固着した断熱形材には
何らの問題がなく、枠材、框として用いることができ
た。
【0005】本発明者が断熱形材を構成する一側形材、
他側形材の肉厚について研究したところ、従来の肉厚よ
りも薄くしても枠材、框として用いた場合に強度上問題
がないことを見い出した。
【0006】上記のことに鑑み本発明者が、従来の肉厚
より薄い種々の形状の一側形材と他側形材を断熱材を介
して連結して断熱形材としたところ、図1に示す断面形
状の一側形材10と他側形材20の場合に長手方向のソ
リ(弯曲変形)が生じて枠材、框として用いることがで
きなかった。
【0007】前記一側形材10は縦板状の本体部11に
おける一端部に縦板状の連結部12を本体部11とほぼ
直角に外側方に向けて一体的に設け、この連結部12に
受け片13と一対のカシメ片14を一体的に設けた断面
形状である。
【0008】前記他側形材20は縦板状の本体部21
の、一端部に縦板状の連結部22を本体部21とほぼ直
角に外側方に向けて一体的に設け、この連結部22に受
け片23と一対のカシメ片24を一体的に設け、前記本
体部21の他端部に縦板状の内向部25を本体部21と
ほぼ直角に内側方に向けて一体的に設けた断面形状であ
る。
【0009】そして、所定の厚さと幅を有する長尺板状
の断熱材30の幅方向一側部を一側形材10の受け片1
3に接してカシメ片14をカシメすることで固着し、こ
の断熱材30の幅方向他側部を他側形材20の受け片2
3に接してカシメ片24をカシメすることで固着し、そ
れによって一側形材10と他側形材20を断熱材30を
介して連結して断熱形材としてある。
【0010】そこで、本発明は従来の肉厚よりも薄い一
側形材と他側形材に断熱材をカシメによって固着するこ
とで一側形材と他側形材を断熱材を介して連結した断熱
形材において、長手方向のソリが生じないようにした断
熱形材を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者が前述のように
図1に示す断面形状の断熱形材に長手方向のソリが生じ
る原因を鋭意研究した結果次のことを見い出した。
【0012】カシメ片14,24を矢印a方向にカシメ
する時に受け片13,23、カシメ片14,24が加圧
されることで押しつぶされ、その時の変形により連結部
12,22が長手方向に伸びる。カシメ片14,24の
変形によりカシメ片14,24の連結部12,22つけ
根14a,24aにおいて曲げの内側に長手方向に伸び
が発生する。このように、連結部12,22に長手方向
の伸びAが発生するが、本体部11,21側に伸びが生
じない。
【0013】断熱形材の中立軸Bが本体部11,21と
連結部12,22との境界部分に位置する。
【0014】このように、断熱形材の中立軸Bを境とし
て一側部が長手方向に伸び、他側部が伸びないために断
熱形材は全体として図1の矢印Cのように長手方向にソ
リが生じることを見い出した。
【0015】前記の説明における中立軸Bは一側形材、
他側形材の断面形状、総面積によって決定される。例え
ば、図2に示すように連結部12,22の突出端部12
a,22aを結ぶ直線を基線X−Xとし、各連結部1
2,22、各本体部11,21、内向部25の基線X−
Xに関する断面一次モーメントを求める。この断面一次
モーメントを各部の総断面積で割ることで基線X−Xか
ら中立軸Bまでの距離eが求められる。つまり、中立軸
Bは図心と呼ばれるものである。
【0016】本発明者が前述のソリが生じる原因を鋭意
研究した結果、前記中立軸Bを連結部12,22の突出
端部寄りとしたり、連結部12,22よりも本体11,
21寄りとすることでソリが生じないようになった。
【0017】すなわち、本発明の断熱形材は、本体部の
一端部にカシメ片を備えた連結部を一側方に突出して一
体的に設けた一側形材と、本体部の一端部にカシメ片を
備えた連結部を一側方に突出して一体的に設けた他側形
材と、断熱材を備え、前記一側形材の連結部に断熱材の
一側部をカシメ片をカシメすることで固着し、この断熱
材の他側部を前記他側形材の連結部にカシメ片をカシメ
することで固着して一側部材と他側部材を断熱材を介し
て連結した断熱形材において、前記各連結部の本体部と
反対側の突出端部を結ぶ基線に対する中立軸を、連結部
における突出方向中間位置、又は連結部よりも本体部寄
り位置としたことを特徴とする断熱形材である。
【0018】
【作 用】本発明の断熱形材であれば、中立軸が連結
部の突出方向中間位置又は連結部よりも本体部寄り位置
であるので、カシメ片をカシメした時に連結部が長手方
向に伸びるが、中立軸が連結部の突出方向中間位置であ
れば伸び部分の中間に中立軸があることにより長手方向
にソリが生じないし、中立軸が連結部よりも本体部寄り
位置であれば伸びない部分に中立軸があることにより長
手方向にソリが生じない。したがって、肉厚が薄い一側
形材、他側形材を断熱材を介してカシメによって連結し
た断熱形材が長手方向にソリが生じない一直線状とな
り、枠材、框として用いることができる断熱形材とな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図3に示すように、一側形材10
を、その連結部12と本体部11とに亘って鉤形片15
を一体的に設けた断面形状とする。
【0020】このようにすれば、中立軸Bが連結部1
2,22の突出方向中間位置となり、本体部11,21
と連結部12,22の固着部分と位置がずれるから、カ
シメ片14,24をカシメした時に連結部12,22が
長手方向に伸びても、中立軸を境とした両側部分が伸び
るので長手方向にソリが生じない。
【0021】図4に示すように、他側形材20を、その
内向部25が長いものとする。
【0022】このようにすれば、中立軸Bが連結部1
2,22よりも本体部11,21寄り位置となり、本体
部11,21と連結部12,22の固着部分と位置がず
れるから、カシメ片14,24をカシメした時に連結部
12,22が長手方向に伸びても、本体部11,21に
おける中立軸を境とした連結部寄り部分によって両側部
分が伸びを支持するので長手方向にソリが生じない。
【0023】
【発明の効果】本発明の断熱形材であれば、中立軸が連
結部の突出方向中間位置又は連結部よりも本体部寄り位
置であるので、カシメ片をカシメした時に連結部が長手
方向に伸びるが、中立軸が連結部の突出方向中間位置で
あれば伸び部分の中間に中立軸があることにより長手方
向にソリが生じないし、中立軸が連結部よりも本体部寄
り位置であれば伸びない部分に中立軸があることにより
長手方向にソリが生じない。したがって、肉厚が薄い一
側形材、他側形材を断熱材を介してカシメによって連結
した断熱形材が長手方向にソリが生じない一直線状とな
り、枠材、框として用いることができる断熱形材とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の断熱形材のカシメによるソリを説明する
斜視図である。
【図2】中立軸の説明図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
10…一側形材、11…本体部、12…連結部、14…
カシメ片、20…他側形材、21…本体部、22…連結
部、24…カシメ片、30…断熱材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部の一端部にカシメ片を備えた連結
    部を一側方に突出して一体的に設けた一側形材と、 本体部の一端部にカシメ片を備えた連結部を一側方に突
    出して一体的に設けた他側形材と、 断熱材を備え、 前記一側形材の連結部に断熱材の一側部をカシメ片をカ
    シメすることで固着し、この断熱材の他側部を前記他側
    形材の連結部にカシメ片をカシメすることで固着して一
    側部材と他側部材を断熱材を介して連結した断熱形材に
    おいて、 前記各連結部の本体部と反対側の突出端部を結ぶ基線に
    対する中立軸を、連結部における突出方向中間位置、又
    は連結部よりも本体部寄り位置としたことを特徴とする
    断熱形材。
JP8042365A 1996-02-29 1996-02-29 断熱形材 Pending JPH09235946A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100502028B1 (ko) * 1996-09-17 2005-09-26 슈코 인터나치오날 카게 도어,윈도우또는건물외관용단열복합프로파일

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100502028B1 (ko) * 1996-09-17 2005-09-26 슈코 인터나치오날 카게 도어,윈도우또는건물외관용단열복합프로파일

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