JPH09235766A - 手洗吐水管の取付構造 - Google Patents

手洗吐水管の取付構造

Info

Publication number
JPH09235766A
JPH09235766A JP18651996A JP18651996A JPH09235766A JP H09235766 A JPH09235766 A JP H09235766A JP 18651996 A JP18651996 A JP 18651996A JP 18651996 A JP18651996 A JP 18651996A JP H09235766 A JPH09235766 A JP H09235766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hand
insertion portion
lid
mounting hole
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18651996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3118692B2 (ja
Inventor
Nobunori Doi
延宣 土井
Mikiya Asai
幹也 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP08186519A priority Critical patent/JP3118692B2/ja
Publication of JPH09235766A publication Critical patent/JPH09235766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3118692B2 publication Critical patent/JP3118692B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ナットを用いずに、手洗吐水管をタンクの蓋部
へ取り付け得る構造を提供する。 【解決手段】手洗吐水管10の基部下面10bに垂設し
た挿入部11に、平面部を形成し、ここに係合突起14
を突設する。取付孔20には直線部21に可動部23を
形成し、その下半部に係合凹部24を設ける。挿入部1
1を取付孔20に挿入し、90度回転させることによ
り、係合突起14と係合凹部24とを凹凸嵌合させ、抜
止め及び廻り止めとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器に設置される
ロータンクの蓋部へ手洗吐水管を取り付けるための構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、水洗便器Uに備えつけられる従
来の洗浄水用タンクTを示すものである。タンクTに
は、洗浄水を供給するためのボールタップ1が設けら
れ、タンクTの蓋部Sへ起立状態に取り付けられた手洗
吐水管3の下端部にボールタップ1から分岐させた配管
2が接続され、タンクT内への洗浄水供給と同時に手洗
吐水管3へも洗浄水を送給するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の手洗吐水管
3は、基部にボルト部を垂設し、このボルト部をタンク
Tの蓋部Sに形成した取付孔へ挿入して貫通させたの
ち、下側からナットを当該ボルト部に螺合させて締めつ
けるという取付手段を採用している。
【0004】このように、従来の手洗吐水管の取付に
は、作業性の悪いナットの締付工程を要するため、手洗
器付きのタンクの生産能率を高めるのが難しかった。
【0005】また万一、ナットが緩んだ場合には、手洗
吐水管の取付状態が不安定になるという問題が起こる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ナットを用い
ずに手洗吐水管をタンクの蓋部へ取り付けることのでき
る手段、及び、ナットを用いる場合にあってはナットが
万一緩んだとしても手洗吐水管の取付状態を安定に保持
できる手段を提供するものである。本発明が採用する手
段の特徴とするところは、手洗吐水管の基部に挿入部を
垂設し、タンクの蓋部に上記挿入部を挿通させる取付孔
を形成し、該取付孔の開口縁部に弾性変形し得る可変部
を形成し、前記挿入部と前記可変部との間に凹凸嵌合す
る係合構造を設けたことにある。
【0007】なお、手洗吐水管の挿入部にボルト部を形
成しておけば、ナットを併用した取付が可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】手洗吐水管の基部の下面に当該基
部よりも若干小径の挿入部を垂設し、当該挿入部におけ
る上方部に係合突起を突設する。但し、この係合突起と
吐水管基部の下面との間には適宜の間隔が形成されるよ
うに設定する。
【0009】タンクの蓋部に、上記挿入部を挿入させる
ための取付孔を形成する。この取付孔の開口縁部の適所
に、弾性変形し得る可変部を設ける。この可変部は、例
えば蓋部を余り硬質でない合成樹脂で製作し、開口縁部
に形成したスリットにより揺動し得る可動片として構成
することができる。
【0010】タンク蓋部の取付孔における可変部には、
手洗吐水管の挿入部に突設した係合突起と嵌合し得る係
合凹部を形成する。可変部の係合凹部と挿入部の係合突
起とを嵌合させるには、挿入部を取付孔へ挿入したあ
と、挿入部を所定角度だけ回転させることで係合突起が
係合凹部に嵌まり込むように寸法関係を適当に設定すれ
ばよい。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を、図面に基づいて説明す
る。図1乃至図3に示す如く、手洗吐水管10における
基部10aの下面10bに挿入部11を垂設し、タンク
の蓋部Sには、この挿入部11を挿入させるための取付
孔20を形成する。
【0012】挿入部11は手洗吐水管10の基部10a
よりも小径に形成され、当該挿入部11を取付孔20へ
挿入したときに、基部下面10bがタンクの蓋部Sに当
接する。本実施例では、挿入部11の側周面を、タンク
蓋部Sの取付孔20に対する係合構造が設けられる上部
領域と、雄螺子から成るボルト部12を形成した下部領
域との2領域より構成するものとした。
【0013】挿入部11の上部領域は、中心軸方向の高
さ寸法がタンク蓋部Sの厚み寸法とほぼ等しく設定され
ており、中心軸を挟んで対向する平行な一組の平面部1
3,13が形成され、各平面部13,13それぞれのほ
ぼ中央に、基部下面10aから適宜間隔(例えば上部領
域の幅寸法の約半分)を置いて、三角柱状の係合突起1
4,14が突設されている。また挿入部11の側周面に
は、前記平面部13,13に対し直角となる位置に、一
組の切欠面15,15が中心軸を挟んで軸方向全長にわ
たり平行に形成されている。
【0014】挿入部11の上部領域において、前記平面
部13,13と切欠面15,15との間は円筒面16で
接続されているが、図2の(C)に示す如く、一部の円
筒面16の下半部には大径部17が形成されている。こ
の大径部17は、手洗吐水管10をタンク蓋部Sに取り
付けた際に回り止めとして機能するものであるが、これ
については後述する。
【0015】一方、合成樹脂で製作されるタンク蓋部S
の取付孔20は、挿入部11の平面断面形状(図2
(C)参照)と対応する平面形状を有し、一組の平行な
直線部分21と一組の円弧部分22とから成っている。
直線部分21には、スリット26を形成して外方へ弾性
的に揺動可能な可動部23が設けられている。この可動
部23の中央下半部には前記挿入部11における係合突
起14と嵌合可能な係合凹部24が凹設されている。タ
ンク蓋部Sの上面からこの係合凹部24までの間隔は、
挿入部11における基部下面10aから係合突起14ま
での間隔寸法に等しく設定される。また円弧部分22に
おける直線部分21寄りの一端側には、挿入部11の大
径部17と係合する係止段部25が設けられている。
【0016】前述の如く構成された手洗吐水管10をタ
ンク蓋部Sへ取り付ける手順は、次の通りである。ま
ず、手洗吐水管10における挿入部11の切欠面15,
15とタンク蓋部Sにおける取付孔20の直線部分2
1,21とを対応させると共に、当該挿入部11の係合
突起14,14と取付孔20の円弧部分22,22とを
対応させるようにして、挿入部11を取付孔20へ挿入
し、基部下面10bをタンク蓋部Sの表面に当接させ
る。次いで、この手洗吐水管10を、平面視して時計回
り方向へ回転させる。すると、挿入部11の円筒面16
が取付孔20の可動部23を外方へ押して取付孔20を
拡径するため、挿入部11は取付孔20内における回転
が可能である。
【0017】挿入部11が90度回転すると、挿入部1
1の係合突起14と取付孔20の係合凹部24とが合致
し嵌合する。このとき同時に、挿入部11の大径部17
が取付孔20の係止段部17と係合するため、挿入部1
1が時計回り方向へ90度を越えて回転するのが阻止さ
れる。また、係合突起14と係合凹部24の形状に基づ
き、反時計回り方向の回転も阻止される。さらに取付孔
20の係合凹部24は可動部23の下半部に形成されて
いるため、ここに係合突起14が嵌合することにより、
挿入部11の上方への抜止めも施されることになる。
【0018】このように本発明に係る取付構造によれ
ば、挿入部11を取付孔20へ挿入し90度だけ回転さ
せるという作業を行うだけで、手洗吐水管10をタンク
蓋部Sへ簡単に取り付けることができる。しかも通常の
使用態様においては、手洗吐水管10が容易に脱落した
り回転したりすることはない。
【0019】ところで本実施例では、手洗吐水管10の
挿入部11にボルト部12を形成したので、ナットを用
いた固定を併用することができる。手洗吐水管10を前
述のようにして蓋Sへ取り付けたのち、下側からナット
をボルト部12へ螺合して締めつけることにより、手洗
吐水管10の取付状態をより強固なものとすることがで
きる。
【0020】但し、図面に示した実施例では、ナットを
締めつける方向が、手洗吐水管10を取り付ける際の回
転方向とは反対となっているから、ナットの締付を過度
に行うと、手洗吐水管10が反時計回りに回転して蓋S
から外れるおそれがある。そこで手洗吐水管10の挿入
部11と蓋Sの取付孔20との係合構造を図示したもの
とは対称的に構成し、手洗吐水管10を反時計回りに9
0度回転させることにより蓋Sへ取り付けられるように
すれば、ナットの締付によって手洗吐水管10が蓋Sか
ら外れるおそれがなくなる。
【0021】あるいは、手洗吐水管10の挿入部11と
蓋Sの取付孔20との係合構造は図示する通りとし、ボ
ルト部12を逆ネジに形成することによっても、上記と
同様の機能が発揮される。
【0022】なおボルト部を形成したことにより、本実
施例の手洗吐水管は、従来のタンクの蓋へナットを用い
て取り付けることが可能となっている。
【0023】〔その他の実施例〕本発明の実施態様は前
記に限定されない。挿入部11のボルト部12は、必ず
しも必要ではなく、本発明構造のみを用いて手洗吐水管
10を取り付けるときには当該ボルト部12は省略可能
である。
【0024】また取付孔の可動部は、スリットを形成し
て揺動可能とする以外に、取付孔の開口縁部の一部を弾
性体で形成することも考えられる。
【0025】その他、本発明は、実施の状況に応じて適
宜変更することを妨げない。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、手洗吐水管の挿入部を
タンク蓋部の取付孔へ挿入したのち回転させて挿入部と
取付孔との間に設けた係合構造を凹凸嵌合させるだけ、
当該手洗吐水管を蓋へ取り付けることができるから、従
来の如きナットの締付工程が不要であり、よってタンク
の生産能率の向上がもたらされる。
【0027】挿入部にボルト部を形成した場合には、ナ
ットによる固定を併用できるから、より強固な取付構造
が得られる。この場合において、ナットに緩みが生じた
としても、本発明は手洗吐水管の挿入部と蓋の取付孔と
の間に係合構造を有しているから、従来のように手洗吐
水管が不安定になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るものであって、手洗吐
水管の挿入部の要部と取付孔とを示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係るものであって、図
(A)は挿入部の側面図、図(B)は同挿入部の正面
図、図(C)は図(A)のX−X線における同挿入部の
平面断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係るものであって、図
(A)は取付孔の平面図、図(B)は同取付孔の縦断面
図である。
【図4】従来のロータンクを示す部分切欠正面図であ
る。
【符号の説明】
10 手洗吐水管 11 挿入部 12 ボルト部 14 係合突起 20 取付孔 23 可動部 24 係合凹部 25 係止段部 S タンク蓋部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器に設置される洗浄水タンクの蓋部へ
    手洗吐水管を起立状態に取り付けるための構造であっ
    て、手洗吐水管の基部に挿入部を垂設し、タンクの蓋部
    に上記挿入部を挿通させる取付孔を形成し、該取付孔の
    開口縁部に弾性変形し得る可変部を形成し、前記挿入部
    と前記可変部との間に凹凸嵌合する係合構造を設けたこ
    とを特徴とする手洗吐水管の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記手洗吐水管の基部に設けた挿入部に
    ボルト部が形成されている請求項1に記載の手洗吐水管
    の取付構造。
JP08186519A 1995-12-28 1996-06-11 手洗吐水管の取付構造 Expired - Fee Related JP3118692B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08186519A JP3118692B2 (ja) 1995-12-28 1996-06-11 手洗吐水管の取付構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35480895 1995-12-28
JP7-354808 1995-12-28
JP08186519A JP3118692B2 (ja) 1995-12-28 1996-06-11 手洗吐水管の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09235766A true JPH09235766A (ja) 1997-09-09
JP3118692B2 JP3118692B2 (ja) 2000-12-18

Family

ID=26503819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08186519A Expired - Fee Related JP3118692B2 (ja) 1995-12-28 1996-06-11 手洗吐水管の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3118692B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103089784A (zh) * 2013-01-16 2013-05-08 厦门瑞尔特卫浴科技股份有限公司 单向安装的螺栓组件
JP2017115482A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 株式会社Lixil 手洗い吐水管の接続構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103089784A (zh) * 2013-01-16 2013-05-08 厦门瑞尔特卫浴科技股份有限公司 单向安装的螺栓组件
JP2017115482A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 株式会社Lixil 手洗い吐水管の接続構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP3118692B2 (ja) 2000-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09235766A (ja) 手洗吐水管の取付構造
JP3185012B2 (ja) 便座の取付構造
CN215191153U (zh) 一种壁挂式洗手液瓶
GB2038981A (en) Handle, or other member, securement arrangements
US6485141B2 (en) Lens-installing apparatus for rimless eyeglasses
JP2005314937A (ja) 混合水栓
JP3552511B2 (ja) 壁用ブラケット
JPH10103565A (ja) 浄化槽
JP3390804B2 (ja) カバー水栓
JP4933376B2 (ja) 配管取付部材へ挿通した配管の取付構造
CN221095322U (zh) 一种具有止转功能的面盆龙头
JPH0247536Y2 (ja)
JP2000144830A (ja) 水栓蛇口
JPH075352Y2 (ja) 分岐栓の取付け構造
JP2004232253A (ja) 混合水栓
JPH0220283Y2 (ja)
JPH11303165A (ja) ユニット用バスデッキ混合栓の取付け構造
JPH0995985A (ja) 節水コマ
KR200175242Y1 (ko) 고정구
JP2007275211A (ja) 家具用脚
JP3044597B2 (ja) シンク
JPH0324953Y2 (ja)
KR200159071Y1 (ko) 해사용 실린더캡 텐션구
JP3007103U (ja) 共聴機器
KR960002707Y1 (ko) 모니터의 회전각도 조정장치

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees