JPH09235433A - ポリオレフィン系樹脂塗料用変性ポリオレフィン系樹脂組成物とその製造法 - Google Patents
ポリオレフィン系樹脂塗料用変性ポリオレフィン系樹脂組成物とその製造法Info
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- JPH09235433A JPH09235433A JP8146841A JP14684196A JPH09235433A JP H09235433 A JPH09235433 A JP H09235433A JP 8146841 A JP8146841 A JP 8146841A JP 14684196 A JP14684196 A JP 14684196A JP H09235433 A JPH09235433 A JP H09235433A
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Abstract
オレフィン表面を蒸気洗浄又は脱脂することなくポリオ
レフィン基材に密着性を有し、更にベ−スコ−ト及び/
又はトップコ−トに対する層間密着性、耐ガソホ−ル性
等の諸物性の改善された変性塩素化ポリオレフィン系樹
脂組成物及びその製造法。 【解決方法】 α−β−不飽和カルボン酸及び/又はそ
の無水物からなる群から選ばれた1種又は2種以上の化
合物で変性したポリオレフィンを、1〜50重量%の範
囲で塩素化した酸価が1〜500mgKOH/gの塩素化
ポリオレフィンと1分子当り1個のエポキシ基を有する
明細書に記載の構造式の化合物及び/又はその樹脂とよ
りなるポリオレフィン系樹脂塗料用変性ポリオレフィン
系樹脂組成物とその製造法。
Description
脂、例えば、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体を主成
分とする成型品又はフィルムの、塗料用のプライマ−と
して使用される変性ポリオレフィン系樹脂組成物とその
製造法。更に詳しくはポリオレフィン系樹脂の成型品又
はフイルムの塗料用として、ポリオレフィン基材の表面
にトリクロロエタン等の塩素系有機溶剤で蒸気洗浄又は
脱脂することなく、塗布して得られる基材との密着性又
はベ−スコ−ト及び/又はトップコ−トに対する層間密
着性、耐ガソホ−ル性、耐湿性、耐衝撃性、耐屈曲性
等、物性の良好な塗膜を与える分子内に1個のエポキシ
基を有するエポキシ化合物又はその樹脂を含有する変性
塩素化ポリオレフィン系樹脂組成物並びにその製造法に
関するものである。
価で、優れた性能、例えば、耐薬品性、耐水性、耐熱性
等を有し、自動車部品等の工業用材料として広い分野で
使用されている。しかしながら、このような特徴を有し
ながらポリオレフィン系樹脂は結晶性で表面に反応性に
富んだ官能基を有しないため、ポリオレフィン系樹脂成
型品やフイルムに対して塗装や接着を施すことが困難で
ある。これを改善するため、当該樹脂表面を酸処理ある
いはコロナ放電又はプラズマ処理等の物理的方法により
改質して塗膜の付着力を向上させる試みが行われてい
る。例えば、自動車バンパ−の塗装工程においてはまず
プラスチック表面をトリクロロエタン等の塩素系溶剤で
蒸気洗浄又は脱脂して素材表面に付着した油分を除去す
る必要があった。これはこれら塩素系有機溶剤が油に対
する洗浄力が極めて大であるためである。しかしなが
ら、これらの場合は工程が煩雑になるか又は膨大な設備
投資を必要とする。また、必ずしも上記の複雑な工程や
設備投資に見合った効果が得られるとは言い難い。更に
これら塩素系有機溶剤は地球を取り巻くオゾン層を破壊
する原因となる物質であるため、1995年には全地球
的規模でそれらの生産、使用及び移送が全面的に禁止さ
れることになった。
ような、不飽和ポリカルボン酸又はその酸無水物で変性
し、塩素化した塩素化ポリオレフィンと1分子当り2個
以上のエポキシ基を有する化合物及び/又はその樹脂と
の架橋反応で得られる硬化塗料組成物は、耐ガソホ−ル
性は向上するが、スプレ−塗装又は他の塗工方式に使用
するまでの保存期間中に粒子が生成する問題がある。ま
た上記変性塩素化ポリオレフィン固形物を製造するに際
し、特開昭59−112021号に見られるような固形
化装置中での高熱により架橋反応が起り、固形化物を再
溶解したときにゲルが生ずるという問題点があった。
エタン等の塩素系有機溶剤でポリオレフィン表面を蒸気
洗浄又は脱脂することなしに、ポリオレフィン基材に密
着性を有し、更にベ−スコ−ト及び/又はトップコ−ト
に対する層間密着性、耐ガソホ−ル性等の諸物性を向上
させる変性塩素化ポリオレフィン固形物を得ること。更
には特公平1−16414号に見られるような硬化塗料
組成物の保存期間中に粒子が生成したり又は得られた固
形物が溶解したときに生ずるゲルの問題点をも解決する
ことを目的とするものである。
うな問題を解決するためにその第1は、α,β−不飽和
カルボン酸及び/又はその無水物からなる群から選ばれ
た1種あるいは2種以上の化合物で変性したポリオレフ
ィンを、1〜50重量%の範囲で塩素化した酸価が1〜
500mg・KOH/gの塩素化ポリオレフィン(1)と1分
子当り1個のエポキシ基を有する下記〔構造式〕の化合
物及び/又はその樹脂(2)とよりなることを特徴とす
るポリオレフィン系樹脂塗料用変性ポリオレフィン系樹
脂組成物であり、
び/又はその無水物からなる群から選ばれた1種あるい
は2種以上の化合物で変性したポリオレフィンを、1〜
50重量%の範囲で塩素化した酸価が1〜500mg・KOH
/gである変性塩素化ポリオレフィン(1)と1分子当
り1個のエポキシ基を有する上記〔構造式〕の化合物及
び/又はその樹脂(2)とよりなるポリオレフィン系樹
脂塗料用変性ポリオレフィン系樹脂組成物を脱溶剤して
固形化することを特徴とする変性塩素化ポリオレフィン
系樹脂組成物の製造法であり、
を有する化合物及び/又は樹脂(2)のエポキシ価が1
0〜1000g/当量であることを特徴とする第1記載
のポリオレフィン系樹脂塗料用変性ポリオレフィン系樹
脂組成物であり、
を有する化合物及び/又は樹脂(2)のエポキシ価が1
0〜1000g/当量である第2記載のポリオレフィン
系樹脂塗料用変性ポリオレフィン系樹脂組成物を脱溶剤
して固形化することを特徴とするポリオレフィン系樹脂
組成物の製造法であり、
(1)と1分子当り1個のエポキシ基を有する化合物及
び/又はその樹脂(2)との重量部比が100:0.1
〜50である第2記載のポリオレフィン系樹脂塗料用変
性ポリオレフィン系樹脂組成物を脱溶剤して固形化する
ことを特徴とするポリオレフィン系樹脂組成物の製造法
であり、
いて開口部のあるスクリュ−シャフト部分に脱溶媒用吸
引部を備え、押出機の吐出口部分に水中カットペレタイ
ザ−を備えたベント付き押出機に変性塩素化ポリオレフ
ィン溶液を供給して、変性塩素化ポリオレフィン溶液か
ら一挙に得られたポリオレフィン系樹脂塗料用変性ポリ
オレフィン系樹脂組成物を脱溶剤し、固形化することを
特徴とする第2記載のポリオレフィン系樹脂組成物の製
造法であり、
いて開口部のあるスクリュ−シャフト部分に脱溶媒用吸
引部を備え、押出機の吐出口部分にドラム冷却型フレ−
カ−を備えたベント付き押出機に変性塩素化ポリオレフ
ィン溶液を供給して、変性塩素化ポリオレフィン溶液か
ら一挙に得られた固形状の変性塩素化ポリオレフィン樹
脂を第2記載のポリオレフイン系樹脂塗料用変性ポリオ
レフィン系樹脂組成物を脱溶剤し、固形化することを特
徴とするポリオレフィン系樹脂組成物の固形化法に関す
るものである。
フイルムの塗料用に使用される変性ポリオレフィン樹脂
組成物はポリオレフィン系基材に対して優秀な密着性、
更にベ−スコ−ト及び/又はトップコ−トに対する層間
密着性、耐ガソホ−ル性、耐湿性、耐衝撃性、耐屈曲性
等の物性の良好な塗膜を与える利点を有することが判明
した。この場合1分子に1個のエポキシ基を有する化合
物及び/又はその樹脂(2)のエポキシ価が10g/当
量未満ではエポキシ基を有する化合物又はその樹脂とし
ての作用がなく、また1000g/当量を超過するとス
プレ−塗装においてポリオレフィン系樹脂組成物の粘度
が上昇して使用することはできない。
物で変性したポリオレフィンの塩素化物と1分子当り2
個以上のエポキシ基を有する化合物及び/又はその樹脂
を構成要素とするポリプロピレン系樹脂用硬化塗料組成
物に関する前記の特公平1−16414号は本発明者等
の研究の結果によると、1分子当り2個以上のエポキシ
基を有する化合物及び/又はその樹脂を使用しているた
め、スプレ−塗装又は他の塗工方式において使用に供す
るまでの溶液安定性が問題となっている。更に溶液の保
存期間中に粒子が生成する欠点があることが判明した。
そのため本発明においては上記したように1分子当り1
個のエポキシ基を有する化合物及び/又はその樹脂
(2)を使用することによつて、スプレ−塗装又は他の
塗工方式で使用するまでの保存期間中に1分子当り2個
以上のエポキシ基を有する化合物及び/又はその樹脂と
酸無水物又は有機酸に起因するような架橋反応が抑えら
れることを見出して鋭意研究した結果、本発明を完成す
るに至ったもので、本発明のポリオレフィン系樹脂塗料
用変性ポリオレフィン系樹脂組成物はポリオレフィン系
基材やフイルムに対して優秀な密着性、更にはベ−スコ
−ト及び/又はトップコ−トに対する層間密着性、耐ガ
ソホ−ル性、耐湿性、耐衝撃性、耐屈曲性等の物性の良
好な塗膜を与えるのである。
トルエン溶液等の溶液状であるが、実際に実用に供され
るのは、例えば、海外及び国内でも遠隔地の場合には輸
送コスト及び安全確保の観点から該変性塩素化ポリオレ
フィン固形物の形として輸送され、それがまた理にかな
っているのである。そこで固形物化する方法としては、
例えば、特公平7−59607号において本出願人が既
に記載した固形化装置が使用される。本発明者等は前記
の1分子当り1個のエポキシ基を有する化合物及び/又
はその樹脂(2)を安定剤として使用すると、固形化し
た際の粒子やゲルの生成が抑制されることを見出した。
に溶解した低濃度から任意の濃度に至る変性塩素化ポリ
オレフィン溶液をスクリュ−シャフト部分に脱溶剤用吸
引部を備え、かつ押出機の吐出口部分に水中カットペレ
タイザ−を備えたベント付き押出機に供給して、変性塩
素化ポリオレフィンのハロゲン化溶剤溶液から一挙に固
形状の変性塩素化ポリオレフィンを製造する方法であ
り、かつ変性塩素化ポリオレフィンのハロゲン化溶剤溶
液をフラッシュ濃縮機を経て、スクリュ−シャフト部分
に脱溶剤用吸引部を備え、押出機の吐出口部分に水中カ
ットペレタイザ−を備えたベント付き押出機に供給し
て、変性塩素化ポリオレフィンのハロゲン化溶剤溶液か
ら一挙に固形状の変性塩素化ポリオレフィンを製造する
方法である。この方法では樹脂濃度が5%程度の極端に
低い濃度から50%以上の高濃度に至る任意の濃度の変
性塩素化ポリオレフィンのハロゲン化溶剤溶液からベン
ト付き押出機を使用することによって、塩素化ポリオレ
フィンの固形状物を提供することが可能である。
ロゲン化炭化水素、テトラクロロエチレン等が使用され
るが、特にクロロホルムが好適である。更に本発明に使
用のベント付き押出機について詳述すると、ベント付き
押出機には2軸、4軸など多軸型のものがあるが、樹脂
表面の更新性には異方向の、セルフクリ−ニング性には
同方向の2軸又は4軸の多軸型が好適である。ベント付
き押出機の軸の形状に螺旋状のほかシリンダ−内での混
合、混練、機械的な練りによる発熱強化、シ−ル性等を
目的とした各種のディスク、シ−ルリング、ロ−タ等を
組み合わせることができる。蒸発した溶剤を抜き去るベ
ントは単一でも又は2個以上でもよいが、好ましくは2
〜5個でベント口より蒸発した溶剤はコンデンサ−で凝
縮、回収される。各ベントゾ−ンの圧力は常圧もしくは
減圧でもよく、残留溶剤の量を少なくするためには50
mmHg・abs〜400mmHg absの減圧度が好適である。例え
ば、原液供給側より200mmHg abs、150mmHg abs、
50mmHg abs等の組み合わせがあるがこれのみに限定さ
れるものではない。またベント付き押出機のシリンダ−
部への加熱には従来のように電気加熱、蒸気加熱、温水
加熱等がある。
ロックに分割されてブロックごとに温度調節を可能なら
しめている。例えば、変性塩素化ポリオレフィン濃度の
低い原料供給側では60〜170℃でよいが、蒸発して
変性塩素化ポリオレフィン濃度が高くなる吐出側では変
性塩素化ポリオレフィンの熱劣化による品質の低下を防
止するために70〜150℃の範囲に調節する必要があ
る。70℃未満では溶剤を効率よく蒸発させることが困
難であり、また170℃を超過すると変性塩素化ポリオ
レフィンの過熱による熱劣化が起こるようになる。好適
な温度範囲は80〜140℃である。押出機に供給され
る変性塩素化ポリオレフィンのハロゲン化溶剤溶液が押
出機シリンダ−によって加熱されてベント口から脱気さ
れる。この場合変性塩素化ポリオレフィン樹脂濃度の低
い場合はベントアップ現象が激しく、そのため本発明で
は開口部を持たない数個のシリンダ−やベント部にベン
トスタッファ−などを挿入することによって、変性塩素
化ポリオレフィン溶液のベントアップを抑制し、低樹脂
濃度溶液からの本発明の変性塩素化ポリオレフィンの製
造を可能ならしめた。溶剤離脱を終了した変性塩素化ポ
リオレフィン樹脂は押出機先端吐出口に取り付けられた
本発明に特有な水中カットペレタイザ−によってペレッ
ト状にカットされる。一方、溶剤離脱を終了した変性塩
素化ポリオレフィン樹脂を水中カットペレタイザ−を通
さずにドラム冷却型フレ−カ−装置を用いて固形状にす
る方式を用いてもよい。この方式は冷却効率が高く、樹
脂を水と接触させないため樹脂の化学変化を防止するこ
とができる利点がある。
レフィン(1)は公知の方法で製造することができる。
その製造法の一例としては、ポリオレフィン系樹脂、例
えば、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体などを単独
又は2種以上混合して溶解し、必要であれば熱分解によ
り変性したポリオレフィンの溶解樹脂をラジカル発生剤
の存在下にα,β−不飽和カルボン酸及び/又はその無
水物で変性した後、塩素化溶媒中に溶解し、紫外線の照
射下又は触媒の存在下において、常圧又は加圧下に50
〜150℃の温度で塩素ガスを吹き込み、反応させて得
ることができる。
ては、例えば、ジ−tert−ブチルパ−フタレ−ト、tert
−ブチルヒドロパ−オキサイド、ジクミルパ−オキサイ
ド、ベンゾイルパ−オキサイド、tert−ブチルパ−オキ
シベンゾエ−ト、tert−ブチルパ−オキシエチルヘキサ
ノエ−ト、tert−ブチルパ−オキシピバレ−ト、メチル
エチルケトンパ−オキサイド、ジ−tert−ブチルパ−オ
キサイドのようなパ−オキサイド類や、アゾビスイソブ
チロニトリル、アゾビスイソプロピオニトリル等のアゾ
ニトリル類がある。また変性反応に用いられるα,β−
不飽和カルボン酸及び/又はその酸無水物としては、例
えば、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、シトラ
コン酸、無水シトラコン酸、メサコン酸、イタコン酸、
無水イタコン酸、アコニット酸、無水アコニット酸、無
水ハイミック酸などがある。
ン酸及び/又はその無水物で変性したポリオレフィンの
塩素化物(1)の塩素化度は1〜50重量%の範囲で使
用することができ、好ましくは15〜35重量%であ
る。塩素化度が5重量%より低いと溶液状態が悪くな
り、塩素化度か50重量%より高くなるとポリオレフィ
ン系樹脂との密着性及び耐溶剤性が悪くなる。また塩素
化ポリオレフィン(1)の酸価は1〜500mg・KOH/g
以上で、好ましくは10〜400mg・KOH/gである。酸
価が1mg・KOH/gより低いと耐溶剤性が悪くなり、酸価
が500mg・KOH/gよりも高いとベ−スコ−ト及び/又
はトップコ−トに対する層間密着性が悪くなる。
キシ基を有する化合物及び/又はその樹脂(2)として
は、塩素化ポリオレフィン(1)と相溶性の良いものが
好ましく、例えば、フェニルグリシジルエ−テル、2−
メチルフェニルグリシジルエ−テル、tert−ブチルフェ
ニルグリシジルエ−テル、4−クロロフェニルグリシジ
ルエ−テル、4−メトキシフエェルグリシジルエ−テ
ル、2−ビフェニルグリシジルエ−テル、1−ナフチル
グリシジルエ−テル、メチルグリシジルエ−テル、イソ
プロピルグリシジルエ−テル、ブチルグリシジルエ−テ
ル、tert−ブチルグリシジルエ−テル、2−エチルグリ
シジルエ−テル等があり、これらの1種あるいは2種以
上を混合して使用するとその効果が更に良くなる。
1個のエポキシ基を有する化合物及び/又はその樹脂
(2)との配合比は、重量部比で100:0.1〜50
の範囲が本発明の実施上望ましい。これはエポキシ基を
有する化合物及び/又はその樹脂(2)が上記0.1以
下では安定剤効果が充分でなく、50を越えるとポリオ
レフィン系樹脂の成型品及びフイルムに対する密着性が
低下するためである。
はその樹脂(2)を用いることにより、スプレ−塗装又
は他の塗工方式によって使用されるまでの保存期間中に
2官能エポキシ化合物と酸無水物もしくは有機酸に起因
する架橋反応が抑制されるため有利である。特に本発明
が目的とする塗料プライマ−は、本発明の樹脂組成物単
独でその用途に供される場合は勿論であるが、他方、本
発明の樹脂組成物にアクリル系重合物、ウレタン系重合
物及び/又はアルキドレジン等のポリマ−類、アルミペ
−スト、酸化アルミ、二酸化チタン、タルク、炭酸カル
シウム等の無機顔料やその他の有機顔料、有機溶剤等を
配合して塗料化して塗膜の耐久性向上を図る場合がむし
ろ一般的である。前記したように本発明者等の研究によ
り見出されたこの場合の塗料化時及び使用に供されるま
での保存期間中における粒子の生成や増粘現象を抑制し
たり、スプレ−時の作業性を向上せしめることは工業上
特に重要である。
は、トルエン、キシレン等の芳香族系有機溶剤が最も好
ましい。フィラ−としてはアルミペ−スト、酸化アル
ミ、二酸化チタン、タルク、炭酸カルシウム等の無機顔
料やその他の有機顔料が使用できる。本発明に使用され
る1分子当り1個のエポキシ基を有する化合物又はその
樹脂(2)の〔構造式〕は上記の通りである。
れらに限定されるものではない。
30000)280g、無水マレイン酸16.8g、ジ
クミルパ−オキサイド5.6g及びトルエン420gを
撹拌器を取り付けたオ−トクレ−ブ中に加え、窒素置換
を約5分間行った後、加熱撹拌しながら140℃で5時
間反応を行った。反応終了後、反応液を大量のメチルエ
チルケトン中に投入し樹脂を析出させた。この樹脂を更
にメチルエチルケトンで数回洗浄し、未反応の無水マレ
イン酸を除去した。得られた無水マレイン酸変性樹脂2
80g及びクロロホルム2520gを撹拌機器を取り付
けたオ−トクレ−プ中に加え、窒素置換を約5分間行っ
た後110℃に加熱し樹脂を充分に溶解させた。次いで
ジ−tert−ブチルパ−オキサイド2.8gを加え、塩素
ガスを吹き込んだ。189gの塩素ガスを3時間かけて
吹き込んだ後窒素ガスを吹き込み、未反応の塩素ガス及
び塩化水素を除去した。その反応液中にデナコ−ルEX
−141(ナガセ化成工業株式会社製:フェニルグリシ
ジルエ−テルでエポキシ当量が154であるエポキシ化
合物)を樹脂に対して4重量%添加し、充分に撹拌し
た。得られた無水マレイン酸変性塩素化ポリプロピレン
(無水マレイン酸含量:1.0重量%、塩素含量:2
2.2重量%、Mw=25000)のクロロホルム溶液
をベント付押出機に供給した。シリンダ−内で脱溶剤さ
れた塩素化ポリオレフィンは水中カットペレタイザ−に
より固形状物を得た。配合処方を〔表1〕に、性能評価
結果を〔表2〕に示した。
B−E3を定法によりプレス成型したもので、100mm
×50mm、厚さ2mm)の表面をイソプロピルアルコ−ル
で洗浄し、実施例1〜12及び比較例1〜3の組成物の
トルエン溶解品をフォ−ドカップ No.4で12秒になる
ようシンナ−で粘度調整を行った後、エア−式スプレ−
ガン(明治機械製作所株式会社製F−88型)を用いて
塗装した。乾燥は80℃で30分間行い、室温に放冷し
た。次にメラミン塗料(関西ペイント株式会社製)及び
シンナ−を塗布量が50〜60g/m2 になるよう調合
し、エア−式スプレ−ガンを用いて塗装した。乾燥は1
20℃で30分間行い、室温に戻して24時間経過した
ものをテストした。評価は塗面上に素地に達する25個
のマス目を作り、その上にセロハンテ−プを圧着させて
塗面に対して90度の角度で引き剥がし、マス目の残存
数を調べた。 (2) 耐温水浸漬後の層間密着性:(1) の方法で塗装した
ポリプロピレン板を40℃に保った水道水中に240時
間浸漬し、(1) と同様の方法で評価した。 (3) 耐ガソホ−ル性:(1) の方法で塗装したポリプロピ
レン板を20℃に保ったガソホ−ル〔レギュラ−ガソリ
ン:エタノ−ル=90:10(重量比)〕中に120分
間浸漬し、塗膜状態を調べた。 (4) 粘度上昇度:組成物の20重量%トルエン溶液を4
0℃に保った恒温層中で、1か月間放置したものについ
て、経時前後の粘度の差を求めた(○−0〜0.5ポイ
ズ、△−0.5〜1ポイズ、×−1ポイズ以上) (5) 粒:組成物の20重量%トルエン溶液を40℃に保
った恒温層中で、1か月間放置したものについてJIS
K 5400に準じ測定した(○−良好、×−不良)。
イズ、×=1ポイズ以上 粒:○=40μ以上の粒がなく、40μ以下の粒が5個
未満のもの、×=40μ以上の粒が有り、40μ以下の
粒が5個以上のもの
ットペレタイザ−の替わりにドラム冷却型フレ−カ−装
置を用いて固形状物を得た。性能評価結果を〔表2〕に
示した。
−ルEX−141をエポライトM1230(共栄社油脂
化学工業株式会社製:長鎖アルキルの混合グリシジルエ
−テルでエポキシ当量が300〜340であるエポキシ
樹脂)に変更し、添加した。配合処方を〔表1〕に、性
能評価結果を〔表2〕に示した。
ットペレタイザ−の替わりにドラム冷却型フレ−カ−装
置を用いて固形状物を得た。性能評価結果を〔表2〕に
示した。
−ルEX−141をエピコ−ト828(シェル化学社
製:ビスフェノ−ルAとエピクロルヒドリンの縮合物で
エポキシ当量が184〜194であるエポキシ樹脂)に
変更し、添加した。配合処方を〔表1〕に、性能評価結
果を〔表2〕に示した。
ソタクチックポリプロピレン(Mw=40000)28
0g、無水マレイン酸16.8g、ベンゾイルパ−オキ
サイド5.6g及びトルエン420gに変更して得られ
た組成物は、無水マレイン酸含量:0.8重量%、塩素
含量:21.9重量%、Mw=35000であった。
ットペレタイザ−の替わりにドラム冷却型フレ−カ−装
置を用いて固形状物を得た。性能評価結果を〔表2〕に
示した。
−ルEX−141をエポライトM−1230に変更し、
添加した。配合処方を〔表1〕に、性能評価結果を〔表
2〕に示した。
ットペレタイザ−の替わりにドラム冷却型フレ−カ−装
置を用いて固形状物を得た。性能評価結果を〔表2〕に
示した。
−ルEX−141をエピコ−ト828に変更し、添加し
た。配合処方を〔表1〕に、性能評価結果を〔表2〕に
示した。
タクチックポリプロピレンをブテン−プロピレン共重合
体(プロピレンモル比率:74%、Mw=44000)
に変更して得られた組成物は、無水マレイン酸含量:
1.2重量%、塩素含量:24.4重量%、Mw=41
000であった。
カットペレタイザ−の替わりにドラム冷却型フレ−カ−
装置を用いて固形状物を得た。性能評価結果を〔表2〕
に示した。
コ−ルEX−141をエポライトM−1230に変更
し、添加した。配合処方を〔表1〕に、性能評価結果を
〔表2〕に示した。
中カットペレタイザ−の替わりにドラム冷却型フレ−カ
−装置を用いて固形状物を得た。性能評価結果を〔表
2〕に示した。
−ルEX−141をエピコ−ト828に変更し、添加し
た。配合処方を〔表1〕に、性能評価結果を〔表2〕に
示した。
の無水物からなる群から選ばれた1種あるいは2種以上
の化合物で変性したポリオレフィンを、塩素化した変性
塩素化ポリオレフィン(1)に1分子当り1個のエポキ
シ基を有する化合物及び/又はその樹脂(2)を配合し
ベント付き押出機中で脱溶剤後、水中カットペレタイザ
−又はドラム冷却型フレ−カ−装置を用いて固形化した
組成物は、ポリプロピレン等のポリオレフィン成型品に
対する付着性やベ−スコ−ト及び/又はトップコ−トに
対する層間密着性、耐ガソホ−ル性、耐湿性、耐衝撃
性、耐屈曲性が良好で、2官能のエポキシ基を有する化
合物を配合したものと比較して、粘度上昇度が小さく、
粒子の生成も著しく少ない結果が得られた。
Claims (7)
- 【請求項1】 α,β−不飽和カルボン酸及び/又はそ
の無水物からなる群から選ばれた1種あるいは2種以上
の化合物で変性したポリオレフィンを、1〜50重量%
の範囲で塩素化した酸価が1〜500mg・KOH/gの塩素
化ポリオレフィン(1)と1分子当り1個のエポキシ基
を有する下記〔構造式〕の化合物及び/又はその樹脂
(2)とよりなることを特徴とするポリオレフィン系樹
脂塗料用変性ポリオレフィン系樹脂組成物。 【構造式】 - 【請求項2】 α,β−不飽和カルボン酸及び/又はそ
の無水物からなる群から選ばれた1種あるいは2種以上
の化合物で変性したポリオレフィンを、1〜50重量%
の範囲で塩素化した酸価が1〜500mg・KOH/gである
変性塩素化ポリオレフィン(1)と1分子当り1個のエ
ポキシ基を有する上記〔構造式〕の化合物及び/又はそ
の樹脂(2)とよりなるポリオレフィン系樹脂塗料用変
性ポリオレフィン系樹脂組成物を脱溶剤して固形化する
ことを特徴とする変性塩素化ポリオレフィン系樹脂組成
物の製造法。 - 【請求項3】 1分子当り1個のエポキシ基を有する化
合物及び/又は樹脂(2)のエポキシ価が10〜100
0g/当量であることを特徴とする請求項1記載のポリ
オレフィン系樹脂塗料用変性ポリオレフィン系樹脂組成
物。 - 【請求項4】 1分子当り1個のエポキシ基を有する化
合物及び/又は樹脂(2)のエポキシ価が10〜100
0g/当量である請求項2記載のポリオレフィン系樹脂
塗料用変性ポリオレフィン系樹脂組成物を脱溶剤して固
形化することを特徴とするポリオレフィン系樹脂組成物
の製造法。 - 【請求項5】 変性塩素化ポリオレフィン(1)と1分
子当り1個のエポキシ基を有する化合物及び/又はその
樹脂(2)との重量部比が100:0.1〜50である
請求項2記載のポリオレフィン系樹脂塗料用変性ポリオ
レフィン系樹脂組成物を脱溶剤して固形化することを特
徴とするポリオレフィン系樹脂組成物の製造法。 - 【請求項6】 スクリュ−シャフト上部において開口部
のあるスクリュ−シャフト部分に脱溶媒用吸引部を備
え、押出機の吐出口部分に水中カットペレタイザ−を備
えたベント付き押出機に変性塩素化ポリオレフィン溶液
を供給して、変性塩素化ポリオレフィン溶液から一挙に
得られたポリオレフィン系樹脂塗料用変性ポリオレフィ
ン系樹脂組成物を脱溶剤し、固形化することを特徴とす
る請求項2記載のポリオレフィン系樹脂組成物の製造
法。 - 【請求項7】 スクリュ−シャフト上部において開口部
のあるスクリュ−シャフト部分に脱溶媒用吸引部を備
え、押出機の吐出口部分にドラム冷却型フレ−カ−を備
えたベント付き押出機に変性塩素化ポリオレフィン溶液
を供給して、変性塩素化ポリオレフィン溶液から一挙に
得られた固形状の変性塩素化ポリオレフィン樹脂を請求
項2記載のポリオレフイン系樹脂塗料用変性ポリオレフ
ィン系樹脂組成物を脱溶剤し、固形化することを特徴と
するポリオレフィン系樹脂組成物の固形化法。
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JP14684196A JP3828611B2 (ja) | 1995-12-29 | 1996-05-15 | 変性ポリオレフィン系樹脂組成物の固形物とそれを配合した塗料プライマー |
US08/835,568 US5821301A (en) | 1996-05-15 | 1997-04-09 | Modified polyolefin resin composition for polyolefin plastic paints, and method for producing the same |
EP97302455A EP0807671B1 (en) | 1996-05-15 | 1997-04-10 | Modified polyolefin resin composition for polyolefin plastic paints and method for producing the same |
DE69727995T DE69727995T2 (de) | 1996-05-15 | 1997-04-10 | Modifizierte Polyolefinharz-Zusammensetzung für Lacke für Polyolefine und Verfahren zur Herstellung derselben |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11181193A (ja) * | 1997-12-22 | 1999-07-06 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 安定性良好な塩素化ポリオレフィン組成物 |
WO2013146728A1 (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-03 | 日本製紙株式会社 | 塩素化ポリオレフィン系樹脂組成物 |
-
1996
- 1996-05-15 JP JP14684196A patent/JP3828611B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11181193A (ja) * | 1997-12-22 | 1999-07-06 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 安定性良好な塩素化ポリオレフィン組成物 |
WO2013146728A1 (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-03 | 日本製紙株式会社 | 塩素化ポリオレフィン系樹脂組成物 |
JP5484642B2 (ja) * | 2012-03-28 | 2014-05-07 | 日本製紙株式会社 | 塩素化ポリオレフィン系樹脂組成物 |
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