JPH09235182A - 融液面初期位置調整装置および融液面初期位置調整方法 - Google Patents

融液面初期位置調整装置および融液面初期位置調整方法

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JPH09235182A
JPH09235182A JP34250596A JP34250596A JPH09235182A JP H09235182 A JPH09235182 A JP H09235182A JP 34250596 A JP34250596 A JP 34250596A JP 34250596 A JP34250596 A JP 34250596A JP H09235182 A JPH09235182 A JP H09235182A
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雅彦 浦野
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篤志 尾崎
Tomohiro Kakegawa
知弘 掛川
Hideki Nakano
秀樹 中野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 オペレータによらず自動的に融液面初期位置
を調整し得る装置および方法を提供する。 【解決手段】 種子結晶26の吊り材としてワイヤ32
を用いCZ法によりシリコン等の単結晶を育成する単結
晶引上げ装置において、種子結晶の基準位置を検出し、
基準位置からW−Xだけ上方の位置までワイヤ32を下
方に巻出した後に前記基準位置より上方へ巻上げ、単結
晶の重量の有無によるワイヤ32の伸びを補正し、ワイ
ヤ32を融液16上に10分間放置することにより熱に
よるワイヤ伸びを一定とさせる等の操作を自動的に行わ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多結晶材料を融解
し種子結晶を多結晶材料の融液から引き上げることによ
り単結晶を得る単結晶引上げ装置において結晶育成開始
時点の融液面の上下方向の初期位置を調整する融液面初
期位置調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコン等の半導体の多結晶材料
から単結晶を得る方法として、引上げ法(Czochralski
(チョクラルスキー)法:以下、「CZ法」という。)
が知られている。CZ法は、高純度の多結晶材料をルツ
ボ等に入れていったん融解し、種子結晶を材料の融液に
接触させてから引き上げることにより単結晶を得る方法
である。
【0003】この場合、融液面上には、工業用テレビカ
メラなどが配置されており、これによりシリコン単結晶
と融液との界面における単結晶の見かけ上の直径値dを
測定し、この見かけ上の直径値dに基づき単結晶の実際
の直径値Dが所定の値となるように引上げ速度を制御
し、温度の調節等も行なうことにより、略円柱形状のシ
リコン単結晶インゴットを得ていた。
【0004】しかし、工業用テレビカメラと融液面との
距離をLとし、Lの基準値をL。としたとき、実際の単
結晶体の直径値Dは、例えば下式 D=(α+βX+γX2 )×d で近似される。上式において、α,β,γは所定の定数
であり、X=L−L。である。また、X/Lは非常に微
小な数である。したがって、基準値L。が変化すると、
工業用テレビカメラにより測定した見かけ上の直径値d
と実際の直径値Dとの間の関係がくるってしまい、単結
晶体の直径を所定の値に維持することができなくなる。
【0005】この結果、引き上げられた単結晶体の実際
の直径値が所定の値よりも大きな場合には、所定の直径
値となるまで単結晶体の外周が研磨され削られる。最近
は、単結晶体の直径が大径化する傾向にあり、この削り
しろのロスが製造コスト上無視できない問題となってい
た。
【0006】上記したLの基準値L。は、単結晶引上げ
の開始時点で種子結晶を融液面に接触させた状態におけ
る値が用いられるので、この融液面初期位置を正確に調
整し測定することが非常に重要な課題であった。このた
め、融液面初期位置調整装置として特公平5−5987
6号公報に開示されたものなどが知られている。
【0007】最近、上記したCZ法による単結晶引上げ
装置において、種子結晶の吊り材として撚り線ワイヤを
用い、これをドラムにより巻取りや巻出しを行って種子
結晶を昇降する方式の場合、単結晶体が成長し重量が増
すにつれ、ワイヤが引張られて「撚り」が解消する方向
に戻されワイヤが伸びることが判明した。たとえば、図
5に示すように、単結晶体の重量が15kgのときにワ
イヤ1メートル当り約10.0ミリメートルも伸びる。
このため、単結晶引上げ時には、「撚り」が戻され伸び
た状態でドラムに巻き取られるが、単結晶体を取外して
新たな種子結晶を取り付けドラムを逆回転させて種子結
晶を下降させる時には、ワイヤへの引張力がなくなりワ
イヤの「撚り」が復活しようとするため、ドラム巻取り
時よりもワイヤの長さが短くなる。この結果、ワイヤの
長さが短くなった分だけのかなり大きな誤差が生じるこ
とが判明した。したがって、ドラムの回転量により種子
結晶の移動距離を計算し、これに基づいて融液面の初期
位置を決定する方式の場合には、上記のワイヤの伸縮に
より融液面位置に大きな誤差が発生する。
【0008】また、種子結晶の吊り材としてワイヤを用
いる上記したCZ法の単結晶引上げ装置において、高温
の融液上にワイヤを放置しておくと高熱によりワイヤが
伸びることが判明した。この伸び量は放置時間の経過と
ともに増加し、図6に示すように、10分間でワイヤ3
メートル当り1.2ミリメートルに達し、それ以上は放
置しても伸び量はほぼ一定となることも判明した。した
がって、この場合も、ドラムの回転量により種子結晶の
移動距離を計算し融液面の初期位置を決定する方式の場
合には、上記のワイヤの伸縮により融液面位置に誤差が
発生する。
【0009】また、種子結晶の吊り材としてワイヤを用
いる上記したCZ法の単結晶引上げ装置において、種子
結晶を基準位置で停止させる場合、種子結晶の昇降速度
が停止位置の誤差の原因となることが判明した。従来の
単結晶引上げ装置では、基準位置センサが設けられてお
り、種子結晶の先端を検出するとドラムを駆動するモー
タが自動的に停止するように構成されているが、基準位
置センサでの種子結晶先端の検出から実際に種子結晶が
停止するまでにはわずかではあるが「時間遅れ」があ
り、これが原因で停止位置に誤差が生じる。この停止位
置誤差は、種子結晶の移動速度が250ミリメートル/
分の場合に最大0.7ミリメートルとなることも判明し
た。したがって、この場合も、ドラムの回転量により種
子結晶の移動距離を計算し融液面の初期位置を決定する
方式の場合には、上記の停止位置誤差により融液面位置
に誤差が発生する。
【0010】さらに、種子結晶の吊り材としてワイヤを
用いる上記したCZ法の単結晶引上げ装置においては、
融液面の初期位置を測定した後、種子結晶をいったん上
昇させ、測定された融液面初期位置に基づきルツボ位置
を規定位置に修正すべく上下移動させていた。種子結晶
をいったん上昇させるのは、種子結晶位置をそのままに
してルツボのみを上昇させると、種子結晶が融液内に沈
んでしまうためである。上記のルツボ昇降操作によって
も融液位置に誤差が発生する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方法では、種子結晶の昇降、ルツボの上下方向
移動等の操作は、オペレータが手動で行っており、精度
を確保すべく慎重な操作を行うため下降、停止、上昇等
の各操作ごとに長時間を要し、オペレータにより操作の
微妙なバラツキがあり、これが精度に影響を及ぼしてい
た。
【0012】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、本発明の解決しようとする課題は、オ
ペレータによらず自動的に融液面初期位置を調整し得る
装置および方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1、6記載の融液面初期位置調整装
置および融液面初期位置調整方法は、結晶材料を収容し
加熱して融解させる加熱容器と、前記加熱容器内の前記
結晶材料の融液上において昇降可能に構成されたワイヤ
と、前記ワイヤに取り付けられる種子結晶を有し、引上
げ法により前記結晶材料の単結晶を育成する単結晶引上
げ装置および単結晶引上げ方法において、前記種子結晶
の基準位置を検出し、前記基準位置から第1の所定値だ
け離れた位置まで前記ワイヤを下方に巻出した後に前記
基準位置より上方へ巻上げ、前記単結晶の重量の有無に
よる前記ワイヤの伸びを補正することを特徴とする。
【0014】また、本発明の請求項2、7記載の融液面
初期位置調整装置および融液面初期位置調整方法は、結
晶材料を収容し加熱して融解させる加熱容器と、前記加
熱容器内の前記結晶材料の融液上において昇降可能に構
成されたワイヤと、前記ワイヤに取り付けられる種子結
晶を有し、引上げ法により前記結晶材料の単結晶を育成
する単結晶引上げ装置および単結晶引上げ方法におい
て、前記ワイヤを前記融液上に所定時間放置することに
より前記ワイヤの熱による伸びを一定とすることを特徴
とする。
【0015】また、本発明の請求項3、8記載の融液面
初期位置調整装置および融液面初期位置調整方法は、結
晶材料を収容し加熱して融解させる加熱容器と、前記加
熱容器内の前記結晶材料の融液上において昇降可能に構
成されたワイヤと、前記ワイヤに取り付けられる種子結
晶を有し、引上げ法により前記結晶材料の単結晶を育成
する単結晶引上げ装置および単結晶引上げ方法におい
て、前記種子結晶を所定の下降速度で下降させることに
より前記種子結晶の停止位置の誤差を低減させることを
特徴とする。
【0016】また、本発明の請求項4、9記載の融液面
初期位置調整装置および融液面初期位置調整方法は、結
晶材料を収容し加熱して融解させる加熱容器と、前記加
熱容器内の前記結晶材料の融液上において昇降可能に構
成されたワイヤと、前記ワイヤに取り付けられる種子結
晶を有し、引上げ法により前記結晶材料の単結晶を育成
する単結晶引上げ装置および単結晶引上げ方法におい
て、前記加熱容器の速度を検出し、前記加熱容器を所定
の上昇速度で上昇させることにより前記融液の面の初期
位置を調整する。
【0017】また、本発明の請求項5、10記載の融液
面初期位置調整装置および融液面初期位置調整方法は、
結晶材料を収容し加熱して融解させる加熱容器と、前記
加熱容器内の前記結晶材料の融液上において昇降可能に
構成されたワイヤと、前記ワイヤに取り付けられる種子
結晶を有し、引上げ法により前記結晶材料の単結晶を育
成する単結晶引上げ装置および単結晶引上げ方法におい
て、前記種子結晶の基準位置と、前記種子結晶の速度
と、前記加熱容器の速度を検出し、前記基準位置から第
1の所定値だけ離れた位置まで前記ワイヤを下方に巻出
し、前記融液上に所定時間放置することにより前記ワイ
ヤの熱による伸びを一定にさせ、前記ワイヤを前記基準
位置より上方へ巻上げることにより前記単結晶の重量の
有無による前記ワイヤの伸びを補正し、前記種子結晶を
所定の下降速度で下降させることにより前記種子結晶の
停止位置の誤差を低減させるようにして前記基準位置か
ら第2の所定値だけ離れた位置で停止させ、前記加熱容
器を所定の上昇速度で上昇させ、前記種子結晶と前記融
液とが接触したときに前記加熱容器の上昇を停止させる
ことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発
明に係る融液面初期位置調整装置の一実施形態の構成を
示したものである。
【0019】図1に示すように、この融液面初期位置調
整装置は、石英ルツボ14と、ワイヤ32と、シードチ
ャック24と、種子結晶26と、基準位置センサ30
と、コントローラ52を備えている。コントローラ52
は、マイクロコンピュータ等により構成され、図示しな
いCPU(Central Processing Unit :中央演算装
置)、ROM(Read Only Memory:読出し専用メモ
リ)、RAM(Random Access Memory:随時書込み読出
しメモリ)等を備えている。
【0020】石英ルツボ14は黒鉛ルツボ12内に収納
されている。石英ルツボ14と黒鉛ルツボ12は加熱容
器に相当している。石英ルツボ14内には高純度の多結
晶シリコンが収容され、このシリコンは黒鉛ルツボ12
の周囲に配置された図示しないヒータによりシリコンの
融点(約1400°C)以上に加熱され融解し融液とな
っている。16Aは融液面である。
【0021】黒鉛ルツボ12の底部には、ルツボ移動軸
10が取り付けられ、ルツボ移動軸10は軸受44によ
り上下移動可能に支持されている。また、ルツボ移動軸
10には、上下方向への駆動を行うモータ18が取り付
けられている。モータ18の始動、回転速度、停止等は
コントローラ52により制御される。ルツボ移動軸10
にはパルスジェネレータ22が取り付けられ、その上下
移動速度に比例した数のパルスをコントローラ52に出
力する。これにより、コントローラ52はルツボ移動軸
10の上下移動速度を検出する。
【0022】シリコンの融液面16A上には、シリコン
の単結晶である種子結晶26がシードチャック24によ
りワイヤ32に取り付けられ保持されている。ワイヤ3
2は鋼撚り線等の撚り線ワイヤであり、ドラム34に巻
回されている。ドラム34は、鋼などにより形成された
円筒体の表面に螺旋溝等が形成されており、この螺旋溝
内にワイヤ32が収納されるように構成されている。ド
ラム34の回転軸は、例えば鋼などで形成され、この回
転軸には回転駆動を行うモータ36が取り付けられてい
る。このような構成により、モータ36の回転方向によ
りドラム34が回転しワイヤ32が巻取り、又は巻出さ
れるようになっている。モータ36の始動、回転速度、
停止等はコントローラ52により制御される。
【0023】モータ36には、図示しないネジ棒が取り
付けられており、モータ36の回転によりネジ棒(図示
せず)がドラム34の軸方向(図1における水平方向)
に移動するようになっている。このような構成により、
モータ36を回転駆動させてドラム34を所定方向へ回
転させると、ワイヤ32が巻出されるが、この際、ネジ
棒(図示せず)の移動によりワイヤ32は水平方向に曲
げられることなく垂直に下降するようになっている。
【0024】また、ドラム34の回転軸にはパルスジェ
ネレータ40が取り付けられ、ドラム34の回転量に比
例した数のパルス及び回転の正転・逆転を示す信号がコ
ントローラ52に出力される。したがって、コントロー
ラ52は、パルスジェネレータ40によりドラム34の
回転量を測定することにより、ワイヤ32の上下方向移
動量が測定できるようになっている。
【0025】また、種子結晶26の位置は、融液面16
AからHの高さに配置された基準位置センサ30により
検出され、コントローラ52に出力される。この基準位
置センサ30は、例えば、光源と光検出器とを有し、種
子結晶26の先端が光源からの光を遮ったことを光検出
器で検出し、これをコントローラ52に出力することに
より、種子結晶26の先端が融液面16Aから高さHの
位置に到達したことをコントローラ52が検知する。
【0026】また、融液面16A上のLの位置には、単
結晶の直径を制御するための工業用テレビカメラ28が
配置されている。
【0027】上記の軸受44は抵抗48を介して直流電
源46の一つの出力端子に電気的に接続されている。こ
の直流電源46の他の出力端子には、ドラム34の回転
軸を支持するベース42が電気的に接続されている。ま
た、抵抗48と直流電源46には比較器50が電気的に
接続され、その出力はコントローラ52に出力されるよ
うに構成されている。
【0028】このように構成されているため、比較器5
0においては、通常は、V。>Vとなっているため、比
較器50の出力電圧はロウレベルであるが、種子結晶2
6の先端が融液16に接触すると、電源46からベース
42、ドラム34、ワイヤ32、シードチャック24、
種子結晶26、融液16、石英ルツボ14、黒鉛ルツボ
12、ルツボ移動軸10、軸受44、抵抗48からなる
回路が構成されて電流が流れる。このため、V。<Vと
なり、比較器50の出力電圧はハイレベルとなる。コン
トローラ52は、この結果より、種子結晶26と融液1
6との接触を検知する。
【0029】上記のような構成により、コントローラ5
2の指令によりモータ36を回転させ、ワイヤ32を巻
出すことにより種子結晶26を下降させ融液面16Aに
種子結晶26の先端を接触したことを検出した場合に
は、種子結晶26の下降を停止させる。その後、コント
ローラ52の指令によりモータ36を逆回転させ、ワイ
ヤ32を巻取り、種子結晶26を引き上げることによ
り、単結晶育成が開始される。以後、工業用テレビカメ
ラ28からの出力信号を処理することにより、シリコン
単結晶と融液16との界面における見かけ上の結晶直径
dを測定し、このdの値に基づき実際の結晶直径値が所
定値となるように引上げ速度を制御し、温度の調節等も
行なうことにより、略円柱形状のシリコン単結晶インゴ
ットを得ることができる。上記の単結晶育成中には、図
示しない回転機構により、黒鉛ルツボ12及び石英ルツ
ボ14と、ワイヤ32をそれぞれ所定の方向へ回転させ
る。
【0030】しかし、上記したように、工業用テレビカ
メラ28と融液面16Aとの距離をLとし、Lの基準値
をL。とし、工業用カメラ28に映った単結晶体の見か
け上の直径値をdとしたとき、実際の単結晶体の直径値
Dは、X=L−L。の関数となる。したがって、基準値
L。が変化すると、工業用テレビカメラ28から測定し
た見かけ上の直径値dと実際の直径値Dとの間の関係が
くるってしまい、単結晶体の直径を所定の値に維持する
ことができなくなる。本実施形態においては、以下に説
明するように、この点を支障なく解決するように制御し
ている。
【0031】本実施形態の融液面初期位置調整装置にお
ける融液面の初期位置の調整方法について、図1の装置
構成図と図2のフローチャート図に基づいて説明する。
図2に示す手順に先立ち、融液面初期位置自動測定前の
準備を行う。まず、コントローラ52は、モータ36を
所定方向へ回転させることにより、種子結晶26を、基
準位置よりもわずかに上方となる位置で停止させる。ま
た、コントローラ52は、モータ18を所定方向へ回転
させることにより、黒鉛ルツボ12及び石英ルツボ14
を、融液面の初期位置とする位置よりも下方となる位置
で停止させる。この場合、ルツボ回転、種子結晶回転を
一定にしておくと、さらに測定精度が向上する。
【0032】上記の準備作業が完了した後、コントロー
ラ52は、モータ36を所定方向へ回転させることによ
り種子結晶26を下降させる(図2におけるステップS
1)。この際、仮に決定する基準位置には基準位置セン
サ30が設置されている。次に、コントローラ52は、
種子結晶26の先端が上記の基準位置に到達したか否か
を判定する(ステップS2)。種子結晶26の先端が上
記の基準位置に到達したと判定された場合には、その基
準位置をSP1としてコントローラ52内のRAM(図
示せず)等に記憶する(ステップS3)。
【0033】次に、コントローラ52は、モータ36を
所定方向へ回転させることにより種子結晶26を下降さ
せる(ステップS4)。コントローラ52は、上記した
基準位置SP1に基づき、その基準位置SP1から融液
面の初期位置となるべき位置に到達するまで下降させる
量(以下、「規定値W」という。)を計算しておき、種
子結晶26が、基準位置からW−Xだけ下降したか否
か、すなわち、融液面の初期位置となるべき位置よりも
Xだけ上方の位置に到達したか否かを判定する(ステッ
プS5)。この規定値Wは、基準位置センサ30の設置
位置、工業用カメラ28の設置位置、工業用カメラ28
と融液面16Aとの距離の基準値L0 とから計算され
る。またXの値としては、例えば、35ミリメートルを
採用する。ステップS5の判定は、ドラム34の回転量
に基づいてコントローラ52が種子結晶26の下降量を
算出することによって行われる。上記において、値(W
−X)は、第1の所定値に相当している。
【0034】この手順は、上記したように、ワイヤ32
に単結晶体が保持されてワイヤ32の撚りが解消し伸び
た状態から、単結晶がはずされ種子結晶26のみとなっ
た場合にワイヤ32の撚りが復元してワイヤ32が縮む
現象を予め再現してワイヤ32の縮みを発生させ、後に
ドラム34へワイヤ32を巻取り再度巻出しを行うこと
によりワイヤ32の長さの誤差をキャンセルさせるため
に行われる。
【0035】次に、種子結晶26の先端がW−Xの位置
に到達したことを検出した場合には、コントローラ52
は、モータ36を停止させることにより種子結晶26を
その位置で10分間停止させる(ステップS6)。
【0036】この手順は、上記したように、高温の融液
16上へのワイヤ32の放置により高熱によりワイヤ3
2が伸びるが10分間で伸びは一定となるという現象を
予め発生させることにより、ワイヤ32の長さの誤差の
発生を防止するために行われる。
【0037】次に、コントローラ52は、モータ36を
上記とは逆方向へ回転させることにより種子結晶26を
上昇させ(ステップS7)、上記した基準位置SP1よ
りもYだけ上方となる位置で停止させる(ステップS
8)。このYの値としては、例えば、10ミリメートル
を採用する。Yの位置へ到達させるための制御は、ドラ
ム34の回転量に基づいてコントローラ52が種子結晶
26の上昇量を算出することによって行われる。
【0038】次に、コントローラ52は、モータ36を
所定方向へ回転させることにより種子結晶26を下降さ
せるが、このときの下降速度を上記よりも遅くする(ス
テップS9)。この速度の値としては、例えば、1ミリ
メートル/分を採用する。速度の制御は、コントローラ
52にソフトウェア又はハードウェアとして内蔵される
タイマ(図示せず)により計時された時間と、ドラム3
4の回転量とに基づき、コントローラ52が行う。
【0039】この手順は、上記したように、基準位置セ
ンサ30での種子結晶26の先端の検出から種子結晶2
6の実際の停止までに生じる「時間遅れ」に起因して発
生する種子結晶停止位置の誤差を防止するために行われ
る。
【0040】次に、コントローラ52は、種子結晶26
が、基準位置に到達したか否かを判定する(ステップS
10)。ステップS10の判定は、種子結晶26の先端
が基準位置センサ30に到達したか否かを監視すること
によって行われる。種子結晶26の先端が基準位置に到
達したと判定された場合には、その基準位置をSP2と
してコントローラ52内のRAM(図示せず)等に記憶
する(ステップS11)。
【0041】次に、コントローラ52は、モータ36を
所定方向へ回転させることにより、種子結晶26を下降
させる(ステップS12)。このときの速度は、ステッ
プS1及びS4の場合と同様の速度でよい。
【0042】次に、コントローラ52は、上記した基準
位置SP2に基づき、種子結晶26が、基準位置SP2
からW−Zだけ下降したか否か、すなわち、融液面の初
期位置となるべき位置よりもZだけ上方の位置に到達し
たか否かを判定する(ステップS13)。このZの値と
しては、例えば、5ミリメートルを採用する。ステップ
S13の判定は、ドラム34の回転量に基づいてコント
ローラ52が種子結晶26の下降量を算出することによ
って行われる。
【0043】次に、コントローラ52は、モータ36を
所定方向へ回転させることにより種子結晶26を下降さ
せるが、このときの下降速度を上記したステップS9と
同様に遅くする(ステップS14)。この速度の値、及
び速度の制御方法は、上記したステップS9の場合と同
様である。
【0044】次に、コントローラ52は、上記した基準
位置SP2に基づき、種子結晶26が、基準位置SP2
から規定値Wだけ下降したか否か、すなわち、融液面の
初期位置となるべき位置に到達したか否かを判定する
(ステップS15)。ステップS15の判定は、ドラム
34の回転量に基づいてコントローラ52が種子結晶2
6の下降量を算出することによって行われる。上記にお
いて、値Wは、第2の所定値に相当している。
【0045】種子結晶26が基準位置SP2から規定値
Wだけ下降した位置、すなわち、融液面の初期位置とな
るべき位置に到達したと判定された場合には、コントロ
ーラ52はモータ36を停止させて種子結晶26をその
位置に停止させる(ステップS16)。
【0046】次に、コントローラ52は、モータ18を
所定方向へ回転させることにより黒鉛ルツボ12及び石
英ルツボ14を上昇させ(ステップS17)、種子結晶
26の先端が融液面16Aに接触したか否かを判定し
(ステップS18)、種子結晶26の先端が融液面16
Aに接触したと判定された場合にルツボの上昇を停止さ
せる(ステップS19)。種子結晶26の先端と融液面
16Aとの接触の判定は、比較器50からの出力電圧に
基づいて行われる。
【0047】次に、コントローラ52は、図示しないブ
ザーやランプに信号を出力して鳴動又は点滅等を行わ
せ、融液面初期位置調整の終了をオペレータ等に報知す
る(ステップS20)。
【0048】従来の融液面初期位置調整方法では、図3
に示すようにルツボ位置のズレが1ミリメートルを超え
る場合もあり個々の引上げ時のバラツキも大きかった
が、本実施形態で説明したように融液面初期位置調整を
自動的に行わせるようにした結果、図4に示すように、
ルツボ位置のズレが1ミリメートル以内に収れんし、か
つ、個々の引上げ時のバラツキも少なくなった。
【0049】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明
の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同
一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いか
なるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0050】例えば、上記実施形態においては、単結晶
を得るための材料としてシリコン等の半導体を例に挙げ
て説明したが、本発明はこれには限定されず、他の結晶
材料であってもよい。
【0051】また、上記実施形態においては、単結晶体
の直径を測定するために工業用テレビカメラを用いる例
について説明したが、本発明はこれには限定されず、他
の撮像手段、例えばCCDのような固体撮像素子を用い
てもよい。
【0052】また、上記実施形態においては、電源46
として直流電源を例に挙げて説明したが、本発明はこれ
には限定されず、交流電源であってもよい。
【0053】また、上記実施形態においては、X=35
ミリメートル、Y=10ミリメートル、Z=5ミリメー
トルとした例について説明したが、本発明はこれには限
定されず、X,Y,Zは、上記以外の値であってもよ
い。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る融液
面初期位置調整装置および融液面初期位置調整方法によ
れば、オペレータ等の手動操作によらず自動的に融液面
初期位置を調整することができるため、融液面初期位置
調整のための各操作の時間が短縮されるとともに融液面
初期位置の精度も向上し、かつバラツキも少なくなる、
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る融液面初期位置調整装置の一実施
形態の構成を示す図である。
【図2】図1に示す融液面初期位置調整装置における融
液面の初期位置の調整方法を説明するフローチャート図
である。
【図3】従来の手動の融液面初期位置調整操作によるル
ツボ位置のズレと回数との関係を示す図である。
【図4】図1に示す融液面初期位置調整装置によるルツ
ボ位置のズレと回数との関係を示す図である。
【図5】従来の単結晶引上げ装置における単結晶の重量
とワイヤの伸びとの関係を示す図である。
【図6】従来の単結晶引上げ装置における熱(融液上放
置時間)とワイヤの伸びとの関係を示す図である。
【符号の説明】
10 ルツボ移動軸 12 黒鉛ルツボ 14 石英ルツボ 16 融液 16A 融液面 18 モータ 22 パルスジェネレータ 24 シードチャ
ック 26 種子結晶 28 工業用テレ
ビカメラ 30 基準位置センサ 32 ワイヤ 34 ドラム 36 モータ 40 パルスジェネレータ 42 ベース 44 軸受 46 直流電源 48 抵抗 50 比較器 52 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 秀樹 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越半 導体株式会社磯部工場内

Claims (10)

    整理番号 B95 186JP2 【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶材料を収容し加熱して融解させる加
    熱容器と、前記加熱容器内の前記結晶材料の融液上にお
    いて昇降可能に構成されたワイヤと、前記ワイヤに取り
    付けられる種子結晶を有し、引上げ法により前記結晶材
    料の単結晶を育成する単結晶引上げ装置において、 前記種子結晶の基準位置を検出し、前記基準位置から第
    1の所定値だけ離れた位置まで前記ワイヤを下方に巻出
    した後に前記基準位置より上方へ巻上げ、前記単結晶の
    重量の有無による前記ワイヤの伸びを補正することを特
    徴とする融液面初期位置調整装置。
  2. 【請求項2】 結晶材料を収容し加熱して融解させる加
    熱容器と、前記加熱容器内の前記結晶材料の融液上にお
    いて昇降可能に構成されたワイヤと、前記ワイヤに取り
    付けられる種子結晶を有し、引上げ法により前記結晶材
    料の単結晶を育成する単結晶引上げ装置において、 前記ワイヤを前記融液上に所定時間放置することにより
    前記ワイヤの熱による伸びを一定とすることを特徴とす
    る融液面初期位置調整装置。
  3. 【請求項3】 結晶材料を収容し加熱して融解させる加
    熱容器と、前記加熱容器内の前記結晶材料の融液上にお
    いて昇降可能に構成されたワイヤと、前記ワイヤに取り
    付けられる種子結晶を有し、引上げ法により前記結晶材
    料の単結晶を育成する単結晶引上げ装置において、 前記種子結晶を所定の下降速度で下降させることにより
    前記種子結晶の停止位置の誤差を低減させることを特徴
    とする融液面初期位置調整装置。
  4. 【請求項4】 結晶材料を収容し加熱して融解させる加
    熱容器と、前記加熱容器内の前記結晶材料の融液上にお
    いて昇降可能に構成されたワイヤと、前記ワイヤに取り
    付けられる種子結晶を有し、引上げ法により前記結晶材
    料の単結晶を育成する単結晶引上げ装置において、 前記加熱容器の速度を検出し、前記加熱容器を所定の上
    昇速度で上昇させることにより前記融液の面の初期位置
    を調整することを特徴とする融液面初期位置調整装置。
  5. 【請求項5】 結晶材料を収容し加熱して融解させる加
    熱容器と、前記加熱容器内の前記結晶材料の融液上にお
    いて昇降可能に構成されたワイヤと、前記ワイヤに取り
    付けられる種子結晶を有し、引上げ法により前記結晶材
    料の単結晶を育成する単結晶引上げ装置において、 前記種子結晶の基準位置と、前記種子結晶の速度と、前
    記加熱容器の速度を検出し、前記基準位置から第1の所
    定値だけ離れた位置まで前記ワイヤを下方に巻出し、前
    記融液上に所定時間放置することにより前記ワイヤの熱
    による伸びを一定にさせ、前記ワイヤを前記基準位置よ
    り上方へ巻上げることにより前記単結晶の重量の有無に
    よる前記ワイヤの伸びを補正し、前記種子結晶を所定の
    下降速度で下降させることにより前記種子結晶の停止位
    置の誤差を低減させるようにして前記基準位置から第2
    の所定値だけ離れた位置で停止させ、前記加熱容器を所
    定の上昇速度で上昇させ、前記種子結晶と前記融液とが
    接触したときに前記加熱容器の上昇を停止させることを
    特徴とする融液面初期位置調整装置。
  6. 【請求項6】 結晶材料を収容し加熱して融解させる加
    熱容器と、前記加熱容器内の前記結晶材料の融液上にお
    いて昇降可能に構成されたワイヤと、前記ワイヤに取り
    付けられる種子結晶を有し、引上げ法により前記結晶材
    料の単結晶を育成する単結晶引上げ方法において、 前記種子結晶の基準位置を検出し、前記基準位置から第
    1の所定値だけ離れた位置まで前記ワイヤを下方に巻出
    した後に前記基準位置より上方へ巻上げ、前記単結晶の
    重量の有無による前記ワイヤの伸びを補正することを特
    徴とする融液面初期位置調整方法。
  7. 【請求項7】 結晶材料を収容し加熱して融解させる加
    熱容器と、前記加熱容器内の前記結晶材料の融液上にお
    いて昇降可能に構成されたワイヤと、前記ワイヤに取り
    付けられる種子結晶を有し、引上げ法により前記結晶材
    料の単結晶を育成する単結晶引上げ方法において、 前記ワイヤを前記融液上に所定時間放置することにより
    前記ワイヤの熱による伸びを一定とすることを特徴とす
    る融液面初期位置調整方法。
  8. 【請求項8】 結晶材料を収容し加熱して融解させる加
    熱容器と、前記加熱容器内の前記結晶材料の融液上にお
    いて昇降可能に構成されたワイヤと、前記ワイヤに取り
    付けられる種子結晶を有し、引上げ法により前記結晶材
    料の単結晶を育成する単結晶引上げ方法において、 前記種子結晶を所定の下降速度で下降させることにより
    前記種子結晶の停止位置の誤差を低減させることを特徴
    とする融液面初期位置調整方法。
  9. 【請求項9】 結晶材料を収容し加熱して融解させる加
    熱容器と、前記加熱容器内の前記結晶材料の融液上にお
    いて昇降可能に構成されたワイヤと、前記ワイヤに取り
    付けられる種子結晶を有し、引上げ法により前記結晶材
    料の単結晶を育成する単結晶引上げ方法において、 前記加熱容器の速度を検出し、前記加熱容器を所定の上
    昇速度で上昇させることにより前記融液の面の初期位置
    を調整することを特徴とする融液面初期位置調整方法。
  10. 【請求項10】 結晶材料を収容し加熱して融解させる
    加熱容器と、前記加熱容器内の前記結晶材料の融液上に
    おいて昇降可能に構成されたワイヤと、前記ワイヤに取
    り付けられる種子結晶を有し、引上げ法により前記結晶
    材料の単結晶を育成する単結晶引上げ方法において、 前記種子結晶の基準位置と、前記種子結晶の速度と、前
    記加熱容器の速度を検出し、前記基準位置から第1の所
    定値だけ離れた位置まで前記ワイヤを下方に巻出し、前
    記融液上に所定時間放置することにより前記ワイヤの熱
    による伸びを一定にさせ、前記ワイヤを前記基準位置よ
    り上方へ巻上げることにより前記単結晶の重量の有無に
    よる前記ワイヤの伸びを補正し、前記種子結晶を所定の
    下降速度で下降させることにより前記種子結晶の停止位
    置の誤差を低減させるようにして前記基準位置から第2
    の所定値だけ離れた位置で停止させ、前記加熱容器を所
    定の上昇速度で上昇させ、前記種子結晶と前記融液とが
    接触したときに前記加熱容器の上昇を停止させることを
    特徴とする融液面初期位置調整方法。
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KR20110085992A (ko) 2008-10-21 2011-07-27 신에쯔 한도타이 가부시키가이샤 단결정 직경의 검출방법, 이를 이용한 단결정의 제조방법 및 단결정 제조장치

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