JPH09234877A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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Publication number
JPH09234877A
JPH09234877A JP4084296A JP4084296A JPH09234877A JP H09234877 A JPH09234877 A JP H09234877A JP 4084296 A JP4084296 A JP 4084296A JP 4084296 A JP4084296 A JP 4084296A JP H09234877 A JPH09234877 A JP H09234877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foam
waste liquid
print head
wiping
ink
Prior art date
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Pending
Application number
JP4084296A
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English (en)
Inventor
Hideaki Haigo
英明 拜郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09234877A publication Critical patent/JPH09234877A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃液フォームが、汚れの吸収力、保持力に優
れるインクジエットプリンタを提供する。 【解決手段】 ワイピング部材18aをクリーニングす
るワイパーフォーム22として、吸水性がよく、保持力
もあり、インクが逆戻りしないフォームであり、長さ1
インチ当たりのセル数が40〜70セル程度である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、印字ヘッドのノズルからイン
ク液滴を記録用紙に噴射して印字を行うインクジェット
プリンタは、一定の印字機能を維持するために、インク
液滴をノズルから噴射する印字ヘッドのノズル面を払拭
するワイピング部材を備えている。
【0003】そして、そのようなワイピング部材を備え
るものにおいて、ワイピング部材によるワイピング機能
を長期間に亘って維持するために、印字ヘッドのノズル
面の払拭後のワイピング部材の先端の軌跡とオーバーラ
ップする位置に、払拭によってノズル面からワイピング
部材に付着した異物、余剰インク等の汚れを吸収除去す
るワイパーフォームを設けることが知られている(例え
ば実開平6ー5957号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ワイパーフォーム等の廃液フォームとしては、ワイピン
グ部材に付着した汚れを素早く拭き取ることができ、し
かも汚れがワイピング部材に逆戻りしないことが要求さ
れるが、従来のワイパーフォームはウレタンフォームに
よって製造されていたが、前述した要求を満たすのは困
難であった。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、廃液フォームが、汚れの吸収力、保持力に優れるイ
ンクジエットプリンタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、イン
ク液滴をノズルから噴射する印字ヘッドと、該印字ヘッ
ドにおいて生ずる廃液を吸収する廃液フォームとを有す
るインクジェットプリンタを前提とし、前記廃液フォー
ムが、長さ1インチ当たりのセル数が40〜70セル程
度である構成とする。
【0007】請求項1の発明によれば、印字ヘッドにお
いて生ずる廃液を吸収する廃液フォームは、セル数が長
さ1インチ当たり40〜70セル程度とされ、それによ
って汚れの保持力、吸収力が確保される。
【0008】請求項2の発明は、請求項1のインクジェ
ットプリンタにおいて、さらに、前記印字ヘッドのノズ
ル面を払拭するワイピング部材を備え、前記廃液フォー
ムが、前記ワイピング部材をクリーニングするワイパー
フォームである。
【0009】請求項2の発明によれば、ワイピング部材
の汚れが、ワイパーフォームによって確実に吸収され、
保持され、そして、その汚れがワイピング部材側に戻る
ことがない。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2のイン
クジェットプリンタにおいて、さらに、前記印字ヘッド
の残留インクを吸引するパージ装置を備え、前記廃液フ
ォームが、前記パージ装置により吸引されたインクを吸
収する廃液フォームである。
【0011】請求項3の発明によれば、廃液フォームに
よって、パージ装置より吸引された残留インクが確実に
吸収され、保持される。
【0012】請求項4の発明は、請求項1〜3記載のイ
ンクジェットプリンタにおいて、さらに、前記印字ヘッ
ドの全ノズルから記録とは関連しない噴射を行わせる予
備噴射装置を備え、前記廃液フォームが前記予備噴射装
置により噴射されたインクを吸収する廃液フォームであ
る。
【0013】請求項4の発明によれば、廃液フォームに
よって、予備噴射装置により噴射されたインクが確実に
吸収され、保持される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】インクジェットプリンタの全体構成を示す
図1及びインクジェットプリンタの回復機構、紙送り機
構等を示す図2において、インクジェットプリンタ1は
本体フレーム2を有し、該本体フレーム2の前部に手差
し給紙部3が設けられると共に、上部でかつ手差し給紙
部3の後方に、インクジェット式の印字ヘッド4、回復
機構RM、紙送り機構LM等を内蔵するサブフレーム5
が載置されている。また、サブフレーム5の上部後方に
は、記録紙6を複数枚貯蔵する給紙カセット7が着脱可
能に取付けられている。
【0016】上記サブフレーム5の内部後方には円筒形
状のプラテンローラ8が回転可能に配置されている。プ
ラテンローラ8は、給紙カセット7又は手差し給紙部3
から供給された記録紙6を印字ヘッド4に対面させなが
ら搬送するものであり、紙送り機構LMの一部を構成し
ている。
【0017】上記プラテンローラ8の上側には、記録紙
6をプラテンローラ8に密着させるプレッシャローラ9
が設けられている。プラテンローラ8にはプラテンギヤ
10が一体的に設けられ、該プラテンギヤ10が紙送り
モータ(図示せず)によって回転駆動され、それによっ
てプラテンローラ8が回転するように構成されている。
尚、上記プラテンギヤ10は、給紙カセット7から記録
紙6を1枚づつプラテンローラ8に給紙するための給紙
ギヤ列(図示せず)にも駆動力を伝達するように構成さ
れている。
【0018】上記プラテンローラ8の前方には、キャリ
ッジ11が設けられている。キャリッジ11は、上記印
字ヘッド4及び該印字ヘッド4に供給するためのインク
を収容するインクカートリッジ12がそれぞれ交換可能
に搭載され、プラテンローラ8の軸線と平行に設けられ
たキャリッジ軸13に沿って移動可能に構成されてい
る。これによって、上記印字ヘッド4は、プラテンロー
ラ8の軸線に沿って往復移動せしめられる。
【0019】上記サブフレーム5の右側裏面には、キャ
リッジ11を駆動するキャリッジ駆動モータ14が配設
されている。キャリッジ駆動モータ14は、ベルト15
を介してキャリッジ11を駆動するものであり、ステッ
プモータあるいはDCモータが使用される。また、ベル
ト15に沿って、プラテンローラ8側には、目盛が付さ
れているテープ状の位置ゲージ16が配設されている。
【0020】また、上記プラテンローラ8の左側には、
印字ヘッド4の回復機構RMが配設されている。このよ
うな回復機構RMが設けられているのは、インクジェッ
ト式の印字ヘッド4は、使用中に内部に気泡が発生した
り、吐出面上にインクの液滴が付着したりする等の原因
により吐出不良を起こすので、これを良好な吐出状態に
回復させるためである。回復機構RMとしては、印字ヘ
ッド4内の残留インクを吸引するパージ装置17、印字
ヘッド4のノズル面をワイピングするワイピング部材1
8aを有するワイピング装置18等が採用されている。
【0021】前記パージ装置17は、進退可能な吸引キ
ャップ17aを有し、印字ヘッド4が回復エリアに移動
してきたときに、印字ヘッド4を吸引キャップ17aで
覆い、吸引ポンプ19により負圧を発生させて、印字ヘ
ッド4の内部の不良インクを吸引して、廃液タンク20
に排出するものである。 尚、吸引ポンプ19は、ポン
プカムギヤ21を介して紙送りモータ(図示せず)によ
り駆動される。
【0022】また、ワイピング部材18aをクリーニン
グするワイパーフォーム22(廃液フォーム)が配設さ
れている。ワイパーフォーム22としては、インクの吸
収・担持に好適な微細セルを有し長さ1インチ当たりの
セル数が40〜70セル程度であるフォーム(例えばウ
レタンフォーム)が用いられ、吸インク性がよく、保持
力もあり、インクが逆戻りしないことが確保されてい
る。具体的には、主原料としてポリエーテルポリオー
ル、イソシアネート、及び整泡剤、触媒等を混合して得
られるポリエーテルタイプウレタンフォームのインク吸
収・担持体であって、ポリエーテルポリオールとして粘
度1500〜30000CPのポリエーテルポリオール
を用い、主原料を同時にミキシングヘッド内に導くこと
によって混合・発泡されたセル数が40〜70セル/in
ch(セル径が略53〜93μmに対応する)のものが用
いられる。ここで、主原料のポリエーテルポリオールの
全部又は一部が、スチレン及び又はアクリロニトリル重
合体を含むコポリマーポリオールや、芳香族エステル変
成ポリエーテルポリオールである。
【0023】続いて、上記ワイパーフォーム22を用い
て、性能試験を行った。尚、印字ヘッド4のノズル面を
ワイピング部材18aでワイピングした後、ワイピング
部材18aに付着したインクをワイパーフォーム22で
拭き取り、拭き取れなくなると、ワイピング部材18a
にインクが残り、印字ヘッド4のノズル面が汚れたり、
そのインクが飛び散ったりして支障が生ずるので、その
ときの拭取り回数を使用寿命とした。
【0024】上記試験の結果は、次の表に示す通りであ
る。
【表1】 上記表1に示す結果より、セル数が40〜70セル/in
chの場合は、拭取り回数が100回程度であるが、セル
数が10〜40セル/inchの場合やセル数が70〜12
0セル/inchの場合には70回程度であった。よって、
セル数が40〜70セル/inchのの場合が望ましい。
【0025】上記ように構成すれば、ワイピング部材1
8aをクリーニングするワイパーフォーム22のセル数
を40〜70セル/inchとしているので、ワイピング装
置18によるワイピング性能が維持され、ワイピング機
能が向上する。即ち、ワイピング部材18aの汚れが、
ワイパーフォーム22によって確実に吸収されて、保持
され、しかもその汚れがワイピング部材18a側に戻る
ことがないので、ワイピング部材18aがワイピング機
能を十分に発揮できる状態にある。
【0026】上記実施の形態においては、廃液フォーム
としてのワイパーフォーム22に適用したものである
が、そのほか、上記パージ装置17に用いられる廃液タ
ンク20内に配設され廃液インクを吸収する廃液フォー
ム21aも、吸インク性がよく、保持力もあることが必
要とされることから、同様に適用することができる。
【0027】また、印字ヘッド4は、具体的には図示し
ていないが、印字開始前や、印字中の所定時間毎に、全
てのノズルから印字に関連しない噴射(予備噴射)を行
う予備噴射装置を備えている。この予備噴射装置による
予備噴射時に噴射されたインクを吸収する予備噴射用廃
液フォーム30aを収容した予備噴射用廃液タンク30
が、プラテンローラ8の右側に設けられている。この予
備噴射用廃液フォーム30aも、吸インク性がよく、保
持力もあることが必要とされることから、同様に、適用
することができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明は、上記のように、印字
ヘッドにおいて生ずる廃液を吸収する廃液フォームのセ
ル数を40〜70セル/inch程度としているので、廃液
を確実に吸収して、保持することができ、長期間に亘っ
て廃液吸収性能を維持することができる。
【0029】請求項2の発明は、前記廃液フォームを、
ワイピング部材をクリーニングするワイパーフォームと
して用いるようにしているので、ワイピング部材の汚れ
を、ワイパーフォームによって確実に吸収して保持し、
その汚れがワイピング部材側に戻ることがなくなり、長
期間に亘ってワイピング性能を発揮することが可能とな
る。
【0030】請求項3の発明は、前記廃液フォームを、
パージ装置により吸引されたインクを吸収する廃液フォ
ームとして用いるようにしているので、長期間に亘って
パージ装置により吸引されたインクを確実に吸収して、
保持することができ、廃液フォームを長期間に亘って交
換することなく、パージ装置を動作させることができ
る。
【0031】請求項4の発明は、前記廃液フォームを、
予備噴射装置により噴射されたインクを吸収する廃液フ
ォームとして用いるようにしているので、長期間に亘っ
て予備噴射装置により噴射されたインクを確実に吸収し
て、保持することができ、廃液フォームを長期間に亘っ
て交換することなく、予備噴射装置を動作させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェットプリンタの全体構
成を示す図である。
【図2】本発明に係るインクジェットプリンタの紙送り
機構、回復機構等を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 4 印字ヘッド 17 パージ装置 18 ワイピング装置 18a ワイピング部材 20 廃液タンク 22 ワイパーフォーム 30 予備噴射用廃液タンク 30a 予備噴射用廃液フォーム RM 回復装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク液滴をノズルから噴射する印字ヘ
    ッドと、該印字ヘッドにおいて生ずる廃液を吸収する廃
    液フォームとを有するインクジェットプリンタであっ
    て、 前記廃液フォームは、長さ1インチ当たりのセル数が4
    0〜70セル程度であることを特徴とするインクジェッ
    トプリンタ。
  2. 【請求項2】 さらに、前記印字ヘッドのノズル面を払
    拭するワイピング部材を備え、 前記廃液フォームが、前記ワイピング部材をクリーニン
    グするワイパーフォームであるところの請求項1記載の
    インクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 さらに、前記印字ヘッドの残留インクを
    吸引するパージ装置を備え、 前記廃液フォームが、前記パージ装置により吸引された
    インクを吸収する廃液フォームであるところの請求項1
    又は2記載のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 さらに、前記印字ヘッドの全ノズルから
    記録とは関連しない噴射を行わせる予備噴射装置を備
    え、前記廃液フォームが前記予備噴射装置により噴射さ
    れたインクを吸収する廃液フォームであるところの請求
    項1〜3記載のインクジェットプリンタ。
JP4084296A 1996-02-28 1996-02-28 インクジェットプリンタ Pending JPH09234877A (ja)

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JP4084296A JPH09234877A (ja) 1996-02-28 1996-02-28 インクジェットプリンタ

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JP4084296A Pending JPH09234877A (ja) 1996-02-28 1996-02-28 インクジェットプリンタ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001092696A2 (en) 2000-06-02 2001-12-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hollow product, fluid processing system and joining method of hollow members

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001092696A2 (en) 2000-06-02 2001-12-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hollow product, fluid processing system and joining method of hollow members

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