JP2005305845A - 液体吐出ヘッドのクリーニング装置及び液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出ヘッドのクリーニング装置及び液体吐出装置 Download PDF

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    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/16535Cleaning of print head nozzles using wiping constructions

Abstract

【課題】 所定の液体を液体吐出ノズルから吐出する液体吐出ヘッドのクリーニング装置及びそれを備えた液体吐出装置において、上記液体吐出ヘッドのノズル面のクリーニング効果を向上する。
【解決手段】 インクの液滴を吐出するインク吐出ノズル13が設けられたノズル面12aを有するプリントヘッド10に対して相対的に移動して該ノズル面12aをクリーニングするプリントヘッド10のクリーニング装置であって、上記ノズル面12aに接触する面が繊維質の吸収体23で形成され該ノズル面12aをワイプするクリーニングローラ20を備えたものである。これにより、外周面が繊維質の吸収体23で形成されたクリーニングローラ20によって、上記ノズル面12aに付着したインクを吸収すると共にごみを除去して、該ノズル面12aのクリーニング効果を向上することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、所定の液体を液体吐出ノズルから吐出する液体吐出ヘッドのクリーニング装置及びそれを備えた液体吐出装置に関し、詳しくは、上記液体吐出ヘッドのノズル面に接触する面が繊維質の吸収体で形成されたクリーニングローラにより、上記ノズル面に付着した液体を吸収すると共にごみを除去して、該ノズル面のクリーニング効果を向上する液体吐出ヘッドのクリーニング装置及び液体吐出装置に関するものである。
従来から、液体吐出ヘッド内に供給された所定の液体を液体吐出ノズルから吐出する液体吐出装置として、例えばインクジェットプリンタが普及している。このインクジェットプリンタは、プリントヘッドのノズル面に設けられた微小なインク吐出ノズルから微量なインク滴を記録紙上に吐出させて印刷を行うようになっている。このようなインクジェットプリンタにおいて、プリントヘッドが長時間続けて印刷動作を行わず、プリントヘッドのインク吐出ノズルからインク滴が吐出されていない場合には、前回の印刷動作によりインク吐出ノズルの付近に残ったままのインクが蒸発乾燥して増粘、固化してしまうことがあった。この場合には、その後の印刷動作において、正常なインク吐出が困難となり、画質が低下することがあった。
このため、従来では、やや硬めのゴム製等のブレードをプリントヘッドのノズル面に押し当ててスライドさせることにより、該ノズル面に付着して増粘、固化したインクをワイプして除去することでノズル面のクリーニングを行っていた。これに関連して、複数のブレードを回転軸に取り付けて回転させ、ワイピング効果をさらに高める技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、プリントヘッドのノズル面をワイプするクリーニングブレードやクリーニングローラなどの払拭部材を改良したものとして、多孔質の発泡体で形成された払拭部材が提案されている。これは、多孔質の発泡体の内部に形成される気孔(セル)で生じる毛細管力を利用して、プリントヘッドのノズル面に付着したインクを吸収しながら汚れや異物を払拭するもので、この発泡体内に形成される気孔径の平均値をインク吐出ノズルの孔径以下とすることにより、さらに優れたクリーニング効果が期待できるというものである(例えば、特許文献2参照)。
特開昭57−34969号公報 特許2738855号公報
しかし、上記特許文献1に記載の技術においては、やや硬めのゴム製等のブレードをプリントヘッドのノズル面に押し当てて該ノズル面上をスライドさせることにより、ノズル面に付着したインクをワイピングするようにしているので、上記ブレードによりノズル面に大きな力が加わり、該ノズル面を傷つけてしまう場合があった。また、上記ブレードでは、ワイピング効果にのみ頼らざるを得ないが、ワイピングするだけではインク吐出ノズルにインクが残ってしまうことがあった。なお、複数のブレードを用いた場合でも、上記と同様に、ノズル面を傷つけてしまう場合があると共に、インク吐出ノズル付近にインクが残ってしまうため、インクの吐出不良の問題点があった。
また、上記特許文献2に記載の技術においては、クリーニングローラを構成する多孔質の発泡体の製造条件によって、その内部に形成される気孔径の平均値を制御することが可能であるが、上記発泡体内の気孔径は、それを製造する温度や湿度やロットなどにより変化が大きい。そのため、上記発泡体内の気孔径の平均値を安定させることが困難であるので、同じ規格の製品を大量生産することが容易でなく、量産向きでないという問題点があった。また、上記クリーニングローラをプリントヘッドのノズル面に圧接させることにより、上記発泡体内の気孔が変形することもある。そのため、上記クリーニングローラの使用状態を考慮して上記発泡体内の気孔径をミクロンオーダーで設定することは容易でなかった。その結果、このようなクリーニングローラでプリントヘッドのノズル面をワイピングするときに、該ノズル面にインクの拭きムラが発生することがあった。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、液体吐出ヘッドのノズル面に接触する面が繊維質の吸収体で形成されたクリーニングローラにより、上記ノズル面に付着した液体を吸収すると共にごみを除去して、該ノズル面のクリーニング効果を向上する液体吐出ヘッドのクリーニング装置及び液体吐出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による液体吐出ヘッドのクリーニング装置は、所定の液体を吐出する液体吐出ノズルが設けられたノズル面を有する液体吐出ヘッドに対して相対的に移動して該ノズル面をクリーニングする液体吐出ヘッドのクリーニング装置であって、上記液体吐出ヘッドのノズル面に接触する面が繊維質の吸収体で形成され該ノズル面をワイプするクリーニングローラを備えたものである。
このような構成により、上記液体吐出ヘッドのノズル面に接触する面が繊維質の吸収体で形成され該ノズル面をワイプするクリーニングローラを、該液体吐出ヘッドに対して相対的に移動することによって、上記ノズル面に付着した液体を吸収すると共にごみが除去され、該ノズル面のクリーニング効果が向上する。
また、本発明による液体吐出装置は、所定の液体を吐出する液体吐出ノズルが設けられたノズル面を有する液体吐出ヘッドと、この液体吐出ヘッドに対して相対的に移動して上記ノズル面をクリーニングするクリーニング装置とを備え、上記液体吐出ノズルから液体を吐出する液体吐出装置において、上記クリーニング装置は、上記液体吐出ヘッドのノズル面に接触する面が繊維質の吸収体で形成され該ノズル面をワイプするクリーニングローラを備えて成り、上記クリーニングローラを上記ノズル面の長手方向に直交する方向に相対的に移動するものである。
このような構成により、上記液体吐出ヘッドのノズル面に接触する面が繊維質の吸収体で形成され該ノズル面をワイプするクリーニングローラを、該液体吐出ヘッドに対して相対的に移動することによって、上記ノズル面に付着した液体を吸収すると共にごみが除去され、該ノズル面のクリーニング効果が向上する。
請求項1及び5に係る発明によれば、液体吐出ヘッドのノズル面に接触する面が繊維質の吸収体で形成され該ノズル面をワイプするクリーニングローラを、該液体吐出ヘッドに対して相対的に移動することによって、ノズル面に付着した液体を吸収すると共にごみを除去して、ノズル面のクリーニング効果を向上することができる。したがって、液体吐出ヘッドから吐出される液体の吐出安定性の向上を図ることができる。
ここで、請求項2及び6に係る発明によれば、上記クリーニングローラは、上記ノズル面に圧接させた状態で従動回転しながら該ノズル面上を移動することにより、ノズル面に付着した液体を吸収すると共にごみを除去して、上記ノズル面のクリーニング効果を向上することができる。
また、請求項3及び7に係る液体吐出装置によれば、上記クリーニングローラの断面周囲長の整数倍の長さと、該クリーニングローラを上記ノズル面に圧接させた状態で従動回転して移動する距離とが異なる長さに設定されたことにより、ワイプ動作の繰り返しにおいて上記クリーニングローラの外周面がノズル面に接触する面を異ならせて該ノズル面をワイプすることができる。したがって、上記クリーニングローラの外周面に配設された繊維質の吸収体で、上記ノズル面に付着した汚れを除去して、該ノズル面のクリーニング効果を向上することができる。
さらに、請求項4及び8に係る発明によれば、上記クリーニングローラは、上記ノズル面に対してワイプを開始する位置を、その前のワイプ開始位置と異ならせてワイプすることにより、ワイプ動作の繰り返しにおいて上記クリーニングローラの外周面がノズル面に接触する面を異ならせて該ノズル面をワイプすることができる。したがって、上記クリーニングローラの外周面に配設された繊維質の吸収体で、上記ノズル面に付着した汚れを除去して、該ノズル面のクリーニング効果を向上することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明による液体吐出装置の一例としてのインクジェットプリンタの実施形態を示す斜視図である。このインクジェットプリンタ1は、記録紙上にインク滴を吐出して画像を形成するもので、プリンタ本体部2と、ヘッドカートリッジ3(図2参照)と、記録紙トレイ4とを備えている。
図1に示すプリンタ本体部2は、記録紙トレイ4内に収納された記録紙を搬送するための搬送機構や、吐出対象物としての記録紙に対して印画を適正に行わせるための制御装置部を内部に収容したものであり、その前面下部に設けられたトレイ挿入口5に記録紙トレイ4が着脱可能状態に装着されている。なお、このトレイ挿入口5は、記録紙の排紙口も兼ねており、プリンタ本体部2で印画された記録紙が記録紙トレイ4の上面の排紙受け部4aから排紙されるようになっている。また、このプリンタ本体部2の前面上部には、表示パネル(表示部)6が設けられており、インクジェットプリンタ1の全体動作の状態を表示するようになっている。
また、プリンタ本体部2の上面側には、上蓋7が開閉可能に取り付けられており、この上蓋7を開くと、プリンタ本体部2の上面側にヘッドカートリッジ3を収納する収納部8が形成されている。このプリンタ本体部2の収納部8には、ヘッドカートリッジ3が矢印Zのように収納されて、着脱可能な状態に保持されるようになっている。このヘッドカートリッジ3は、その筐体がプリンタ本体部2の幅方向、すなわち記録紙の幅方向に全幅にわたって細長く伸びており、例えばイエローY,マゼンタM,シアンC,ブラックKの4色のインクを記録紙上に吐出して画像を形成するものであって、インクタンク9と、プリントヘッド10と、ヘッドキャップ11とを備えて構成されている。
図2は、図1に示すヘッドカートリッジ3の構成を示す一部断面側面図である。このヘッドカートリッジ3の内部には、四つのインクタンク9(9y,9m,9c,9k)が装填されている。このインクタンク9は、インク(所定の液体)を貯蔵する液体容器となるもので、各インクタンク9の内部にY,M,C,Kの4色のインクが収容されている。このインクタンク9は、その内部に収容されたインクをプリントヘッド10内に供給するようになっている。このプリントヘッド10は、インクタンク9から供給されたインクを記録紙の全幅に対応して吐出するフルライン型の液体吐出ヘッドと呼ばれるものであって、その下面にはノズル面12aを構成するノズル部材12が配設されており、このノズル部材12にインク吐出ノズル(液体吐出ノズル)13の列が記録紙の全幅に対応して設けられている。
図3は、図2に示すプリントヘッド10のノズル面12aの付近を拡大して示す断面図である。このプリントヘッドの下面に配設されたノズル部材12の上方には、インク吐出ノズル13の位置に対応してヘッドチップ14が設けられている。このヘッドチップ14は、印画信号に基づいてインク吐出を制御するロジック回路や後述する発熱抵抗体15を駆動するトランジスタを備えたものであり、インク吐出ノズル13に対向する位置に発熱抵抗体15を備えている。そして、この発熱抵抗体15が発熱することにより、インク加圧室16内のインクに吐出エネルギーを付与し、インク吐出ノズル13からインク滴を吐出させるようになっている。
さらに、上記ヘッドチップ14の上面には、流路板17が設けられている。この流路板17は、図2に示すインクタンク9内のインクを上記インク加圧室16へ供給するためのインク流路18を形成する部材となるものである。この流路板17は、図3中においては左右に分離して示されているが、互いに連結されて一体構造を成している。そして、この流路板17は、ノズル部材12を支持するヘッドフレーム19,19の間に挟まれた状態で配設されている。
また、図2に示すように、上記プリントヘッド10の下面側には、ヘッドキャップ11が着脱可能に装着されている。このヘッドキャップ11は、プリントヘッド10に対して矢印A又はBに示す方向に相対的に移動するようになっており、図2に示す装着状態で該プリントヘッド10のノズル面12aを保護するようになっている。具体的には、四周に立ち上り片を有する細長い箱状に形成され、その全体が硬質樹脂等でできており、その内側にクリーニングローラ20が設けられている。
このクリーニングローラ20は、上記プリントヘッド10のノズル面12aに対して相対的に移動しながら該ノズル面12aをクリーニングするクリーニング装置を構成するもので、円柱状に形成されており、上記ヘッドキャップ11内の一側部にて該ヘッドキャップ11の長手方向に取り付けられ、プリントヘッド10のノズル面12aの長手方向と平行となっている。このクリーニングローラ20は、その中心部に硬質プラスチック又は金属でできた回転軸21が設けられており、図2に示すように、この回転軸21がヘッドキャップ11の底面から立設した軸受部22に回転可能に保持されている。
また、図3に示すように、このクリーニングローラ20の回転軸21の外周面には、例えば多孔質の発泡ウレタンやゴムなどの弾性体でできたクッション部22が配設され、さらにその外周面には、繊維質の吸収体23が配設されている。この吸収体23は、クリーニングローラ20が矢印C方向に従動回転しながら矢印A方向に移動するときに、上記ノズル面12aに接触して、該ノズル面12aに付着したインク滴や異物などの汚れを拭き取って清掃する部材となるもので、液体を吸収する繊維質状の材料、例えばポリエチレンなどの化学繊維を凝縮してできている。これにより、この繊維質の吸収体23の内部には、図3においてD部を拡大して示すように、一本一本の繊維の間に大きさの異なる多数個の気孔が形成される。
また、この吸収体23は、糸の形態を経ずに、繊維シートを機械的又は化学的、熱的に処理し、接着剤や繊維自身が絡まりあう力で互いを接合して作る布、すなわち不織布で形成してもよい。この場合にも、不織布でできた吸収体23の内部には、大きさの異なる多数個の気孔が形成される。
そして、このようなクリーニングローラ20は、上記ノズル面12aに圧接させた状態で従動回転しながら該ノズル面12a上を移動するようになっている。このクリーニングローラ20の外周面を構成する吸収体23は、一本一本の繊維がランダムな大きさの気孔を作り出しており、こられの大きさの異なる気孔によって、ノズル部材12のノズル面12aに付着した汚れを拭き取ると共に、これらの気孔で生じる毛細管力を上記ノズル面12aに及ぼすことができる。
上述したように、クリーニングローラ20は、円柱状に形成されているので、上記吸収体23の表面における様々な繊維の状態を、上記ノズル面12aに接触させることができる。これにより、上記ノズル面12aには、該ノズル面12aに付着した汚れやインク滴の大きさや形状に適合した繊維質の吸収体23が接触するようになる。したがって、複数回のワイプを繰り返すうちに、上記ノズル面12aに付着した除去しにくい汚れやインク滴についても、それに適合した状態の吸収体23と接触して除去することが可能となる。
このとき、図4に示すように、上記クリーニングローラ20の断面周囲長の整数倍の長さと、該クリーニングローラ20を上記ノズル面12aに圧接させた状態で従動回転して移動する距離とが異なる長さに設定されている。例えば、上記クリーニングローラ20がノズル面12aのワイプ開始位置Sからワイプ終了位置Eまで移動する距離をLとし、上記クリーニングローラ20の断面周囲の長さをaとし、該クリーニングローラ20の回転数をnとし、αを所定の長さとすれば、
L=n×a+α(但し、α≠a)
の関係が成立する。
これにより、図4に示すように、ワイプ開始位置Sに位置するクリーニングローラ20をノズル面12aに圧接させた状態で従動回転しながら矢印A方向に移動してワイプ終了位置Eに到達した後で、このクリーニングローラ20を矢印F方向に下方移動してノズル面12aと接触させない状態で矢印B方向に移動してワイプ開始位置Sに戻し、上述の動作を繰り返し行った場合には、上記クリーニングローラ20の外周面に配設された吸収体23が上記ワイプ開始位置Sにおいてノズル面12aに接触する面を、前回と異ならせることができる。これにより、上記クリーニングローラ20を再び矢印A方向に移動してノズル面12aをワイプすることにより、上記吸収体23の表面における様々な繊維の状態がノズル面12aに接触するようになり、該ノズル面12aに付着した汚れやインク滴を除去することができる。したがって、複数回のワイプを繰り返すうちに、なかなか除去できない汚れについても、上記繊維状の吸収体23で除去することができ、上記ノズル面12aのクリーニング効果を向上することができる。
さらに、図5に示すように、上記クリーニングローラ20は、上記ノズル面12aに対してワイプを開始するワイプ開始位置Sを、その前のワイプ開始位置Sと異ならせて上記ノズル面12aをワイプするようにしてもよい。これにより、上記クリーニングローラ20によりノズル面12aをクリーニングする動作を繰り返し行った場合には、該クリーニングローラ20のワイプ開始位置Sを毎回異ならせて、ノズル面12aをワイプすることができる。したがって、上述したと同様に、複数回のワイプを繰り返すうちに、なかなか除去できない汚れについても、上記繊維状の吸収体23で除去することができ、上記ノズル面12aのクリーニング効果を向上することができる。
なお、図2に示すように、ヘッドキャップ11の底面部には、インク受部材30が敷設されている。このインク受部材30は、上記プリントヘッド10のインク吐出ノズル13から予備吐出されたインク滴を受けるもので、吸湿性を有する部材、例えばスポンジ等からできており、ヘッドキャップ11の底面の全体にて予備吐出されたインク滴を受けるようになっている。これにより、プリントヘッド10のインク吐出ノズル13から予備吐出されたインクの跳ね返りを防止すると共に、そのインクがヘッドキャップ11の底面に溜まらないように吸収することができる。したがって、予備吐出インクがインク受部材30で跳ね返ってノズル面12aに再付着するのを防止できる。
次に、このように構成された液体吐出装置の液体吐出性能を維持する動作について、図6及び図7を参照して説明する。まず、図1に示すプリンタ本体部2の収納部8には、ヘッドカートリッジ3が矢印Zのように収納されて固定状態で保持されている。また、トレイ挿入口5には記録紙トレイ4が収納されている。このとき、図6に示すように、記録紙トレイ4内の記録紙31をプリントヘッド10の下面側に搬送する搬送ベルト32は下降した状態であるとする。次に、このプリントヘッド10からインクを吐出して記録紙31上に画像形成するときには、まずヘッドキャップ11を矢印A方向に移動させてプリントヘッド10から取り外し、該ヘッドキャップ11をノズル部材12から退避させる。すなわち、図7(a)に示す待機状態においてプリントヘッド10の下面に装着されたヘッドキャップ11を、図7(b)に示すように、矢印A方向に移動して該プリントヘッド10に対して相対的に移動させる。
ここで、このヘッドキャップ11の内部には、上記クリーニングローラ20が設けられているので、図7(b)に示すように、該ヘッドキャップ11を矢印A方向に移動して開く動作に伴って、上記クリーニングローラ20がノズル面12aを全長にわたって適度な圧力で押圧された状態で従動回転しながら該ノズル面12a上を移動する。これにより、ノズル面12aに付着したごみや増粘固化したインクを上記クリーニングローラ20で拭き取ってクリーニングが行われる。
このとき、クリーニングローラ20の外周面に配設された吸収体23の一本一本の繊維が作り出すランダムな大きさの気孔による毛細管力の働きを、ムラなくノズル面12aに分散させることができるため、該ノズル面12aにインクの拭きムラが発生し難くなり、プリントヘッド10のノズル面12aのクリーニング効果を向上することができる。このとき、上記特許文献2に記載の従来技術のように、クリーニングローラがプリントヘッドに接触する面に、気孔径の平均値が制御された多孔質の発泡体を用いなくてもよいので、同じ規格の製品を容易に大量生産することもできる。
また、図4に示したように、上記クリーニングローラ20の断面周囲長の整数倍の長さと、該クリーニングローラ20を上記ノズル面12aに圧接させた状態で従動回転して移動する距離Lとが異なる長さに設定されていることにより、ワイプ動作の繰り返しにおいて上記クリーニングローラ20がノズル面12aに接触する面を異ならせて該ノズル面12aをワイプすることができる。したがって、上記クリーニングローラ20によるワイプを繰り返し行った場合には、上記クリーニングローラ20の外周面に配設された吸収体23がノズル面12aに接触する面を異ならせて該ノズル面12aをワイプすることができる。したがって、複数回のワイプを繰り返すうちに、なかなか除去できない汚れについても、上記クリーニングローラ20の吸収体23で除去することができ、上記ノズル面12aのクリーニング効果を向上することができる。
さらに、図5に示したように、上記クリーニングローラ20は、上記ノズル面12aに対してワイプを開始するワイプ開始位置Sを、その前のワイプ開始位置と異ならせて上記ノズル面12aをワイプするようにしてもよい。この場合には、上記クリーニングローラ20のワイプ開始位置Sを毎回異ならせて、上記ノズル面12aをワイプすることができる。したがって、上述したと同様の効果を得ることができる。
このようなクリーニング動作をした後で、図7(c)に示すように、上記ヘッドキャップ11を退避位置に退避させる。この状態で、上記搬送ベルト32を上昇させてから上記記録トレイ4内の記録紙31をプリントヘッド10の下面側に搬送する。そして、この搬送された記録紙31上に、プリントヘッド10のインク吐出ノズル13からインク滴を吐出して画像を形成する。このとき、プリントヘッド10のノズル面12aは適切にクリーニングされているので、プリントヘッド10のから吐出されるインク滴の吐出安定性の向上を図ることができ、高画質の画像を形成することができる。
なお、以上の説明において、クリーニングローラ20は、その回転軸21の外周に配設されたクッション部22の外周面に繊維質の吸収体23を配設したものとしたが、本発明はこれに限られず、繊維質の吸収体23を、クッション部22と同時成形して一体化することもできる。この場合にも、上述したと同様の効果を得ることができる。
なお、以上の説明においては、インクジェットプリンタに適用された例について述べたが、本発明はこれに限らず、液体吐出ヘッドの液体吐出ノズルから液体を吐出するものであればどのようなものでもよい。例えば、記録方式がインクジェット方式のファクシミリ装置や複写機等についても適用可能である。
そして、液体吐出装置の液体吐出ヘッドのノズルから吐出される液体はインクに限られず、液室内の液体を吐出してドット列又はドットを形成するものであれば、他の液体の吐出装置にも適用することができる。例えば、DNA鑑定などにおいてDNA含有溶液をパレット上に吐出するための液体吐出装置や、プリント配線基板の配線パターンを形成するための導電性粒子を含む液体を吐出する液体吐出装置にも適用することができる。
本発明による液体吐出装置の一例としてのインクジェットプリンタの実施形態を示す斜視図である。 図1に示すインクジェットプリンタの収納部内に収納されるヘッドカートリッジの構成を示す一部断面側面図である。 図2に示すプリントヘッドのノズル面の付近を拡大して示す断面図である。 図3に示すクリーニングローラの断面周囲長の整数倍の長さと、該クリーニングローラのノズル面の移動距離とを異なる長さに設定してワイプする動作を示す説明図である。 図3に示すクリーニングローラのノズル面に対するワイプ開始位置を、その前のワイプ開始位置と異ならせてワイプする動作を示す説明図である。 図1に示すインクジェットプリンタの収納部内にヘッドカートリッジが収納された状態を示す一部断面側面図である。 図6に示すヘッドキャップの移動によりプリントヘッドのインク吐出性能を維持する動作を説明する説明図である。
符号の説明
1…インクジェットプリンタ
2…プリンタ本体部
3…ヘッドカートリッジ
9…インクタンク
10…プリントヘッド
11…ヘッドキャップ
12…ノズル部材
12a…ノズル面
13…インク吐出ノズル
20…クリーニングローラ
22…クッション部
23…吸収体
S…ワイプ開始位置
E…ワイプ終了位置

Claims (8)

  1. 所定の液体を吐出する液体吐出ノズルが設けられたノズル面を有する液体吐出ヘッドに対して相対的に移動して該ノズル面をクリーニングする液体吐出ヘッドのクリーニング装置であって、
    上記液体吐出ヘッドのノズル面に接触する面が繊維質の吸収体で形成され該ノズル面をワイプするクリーニングローラを備えたことを特徴とする液体吐出ヘッドのクリーニング装置。
  2. 上記クリーニングローラは、上記ノズル面に圧接させた状態で従動回転しながら該ノズル面上を移動することを特徴とする請求項1記載の液体吐出ヘッドのクリーニング装置。
  3. 上記クリーニングローラの断面周囲長の整数倍の長さと、該クリーニングローラを上記ノズル面に圧接させた状態で従動回転して移動する距離とが異なる長さに設定されたことを特徴とする請求項1記載の液体吐出ヘッドのクリーニング装置。
  4. 上記クリーニングローラは、上記ノズル面に対してワイプを開始する位置を、その前のワイプ開始位置と異ならせてワイプすることを特徴とする請求項1記載の液体吐出ヘッドのクリーニング装置。
  5. 所定の液体を吐出する液体吐出ノズルが設けられたノズル面を有する液体吐出ヘッドと、この液体吐出ヘッドに対して相対的に移動して上記ノズル面をクリーニングするクリーニング装置とを備え、上記液体吐出ノズルから液体を吐出する液体吐出装置において、
    上記クリーニング装置は、上記液体吐出ヘッドのノズル面に接触する面が繊維質の吸収体で形成され該ノズル面をワイプするクリーニングローラを備えて成り、
    上記クリーニングローラを上記ノズル面の長手方向に直交する方向に相対的に移動することを特徴とする液体吐出装置。
  6. 上記クリーニングローラは、上記ノズル面に圧接させた状態で従動回転しながら該ノズル面上を移動することを特徴とする請求項5記載の液体吐出装置。
  7. 上記クリーニングローラの断面周囲長の整数倍の長さと、該クリーニングローラを上記ノズル面に圧接させた状態で従動回転して移動する距離とが異なる長さに設定されたことを特徴とする請求項5記載の液体吐出装置。
  8. 上記クリーニングローラは、上記ノズル面に対してワイプを開始する位置を、その前のワイプ開始位置と異ならせてワイプすることを特徴とする請求項5記載の液体吐出装置。
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