JPH09233945A - 接ぎ木用クリップおよび接ぎ木用クリップの供給装置 - Google Patents

接ぎ木用クリップおよび接ぎ木用クリップの供給装置

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JPH09233945A
JPH09233945A JP8046497A JP4649796A JPH09233945A JP H09233945 A JPH09233945 A JP H09233945A JP 8046497 A JP8046497 A JP 8046497A JP 4649796 A JP4649796 A JP 4649796A JP H09233945 A JPH09233945 A JP H09233945A
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JP
Japan
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clip
seedling
grafting
graft
clips
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JP8046497A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Yurino
善久 百合野
Osamu Akishika
修 秋鹿
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 台木用苗の台部を内包する保持部に穂木用苗
の穂部を容易に挿入できるようにする。 【解決手段】 保持部31の長さ方向に形成されるすり
割32と反対側の一対の把持部33,33を把持してす
り割32を開いて孔31aを拡げ、台木用苗21の台部
21bと穂木用苗11の穂部11aとの接合部分を内包
させる際に、前記把持部33の中央部に切り欠き部33
aを形成することにより保持部31の孔の両端部の断面
積が中央部分の断面積より大きくなる。すなわち、把持
部33の長さ方向の中央部に切り欠き部33aを形成し
て前記保持部31の両端部の内径を中央部の内径より拡
開させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接ぎ木用クリップ
およびその供給装置に係り、詳しくは台木用苗の台部と
穂木用苗の穂部との接合部分を把持する接ぎ木用クリッ
プおよびこれを1個ずつ供給する接ぎ木用クリップの供
給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の接ぎ木用クリップの供給装置が
適用される接ぎ木装置は、一般に、穂木用苗を植設した
苗ポットを列状に複数個連ねたトレイを搬送する穂木用
搬送コンベヤと、台木用苗を植設した苗ポットを列状に
複数個連ねたトレイを搬送する台木用搬送コンベヤとを
備えていて、所定の接ぎ木処理位置において、前記によ
り搬送されてきた穂木用苗から穂部を切断し、この穂部
を、穂部を切断・除去した台木用苗の台部に接ぎ木用ク
リップによって把持して自動的に接合する装置である。
【0003】前記クリップの形状は、例えば、台木用苗
の台部と穂木用苗の穂部とを内包し得る円筒部と、この
円筒部の長さ方向に穿設されたスリットと、このスリッ
トを開閉するための把持部とを有している。そして、こ
のクリップの供給は、多数のクリップを収納したクリッ
プ収納部から、クリップが1個ずつ自由落下によってシ
ュート内を通過してシュート出口に取り出されるが、こ
うして取り出されたクリップは、シュート出口において
クリップ開閉機構に受け渡され、所定の接ぎ木処理位置
に移動されて、前記台部の先端部を把持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
接ぎ木用クリップの供給装置によれば、クリップにバリ
などの自由落下妨害要素があるために、前記クリップが
自由落下によってシュート内を通過する際に、シュート
途中や出口の受け渡し部などの供給路上において引っ掛
かり、詰まりを生じるおそれがあった。
【0005】そして、このようなクリップの詰まりが発
生すると、その後はクリップが供給されなくなるため、
接ぎ木用クリップの供給装置自身に故障が発生したと判
断して運転が自動的に停止されるなど、円滑な運転が妨
げられていた。また、クリップ供給装置が停止した状態
から、再び動作を続行するためには、オペレータがクリ
ップの詰まりを取り除いてから、スタートボタンを押す
などの操作を行わなければならず、煩雑であるなどの課
題があった。
【0006】まず、本発明の目的とするところは、台木
用苗の台部を内包する保持部に穂木用苗の穂部を容易に
挿入できるようにした接ぎ木用クリップを提供すること
にある。
【0007】そして、本発明の他の目的とするところ
は、上記のような課題を解消するためになされたもの
で、シュート内を通過するクリップを強制的な力で送り
出すことにより、クリップの詰まりを防止するようにし
た接ぎ木用クリップの供給装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る接ぎ木用クリップは、台木用苗(2
1)の台部(21b)と穂木用苗(11)の穂部(11
a)との接合部分を内包する孔(31a)を有する保持
部(31)と、該保持部(31)の長さ方向に形成され
るすり割(32)と、該すり割(32)が形成された前
記保持部(31)の反対側に突設され、前記すり割(3
2)を開く一対の把持部(33)とを備えたものであっ
て、前記把持部(33)に、その長さ方向の中央部の面
積が両端側の面積より小さくなる切り欠き部(33a)
を形成したことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、前記切り欠き部
(33a)が、前記把持部(33)を2分割するように
形成されている。
【0010】請求項3記載の発明は、前記切り欠き部
(33a)が、前記把持部(33)の中央部を穿設した
孔である。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1ないし請
求項3のいずれか1記載の多数のクリップ(30)を収
納するクリップ収納部から、該クリップ(30)を1個
ずつ台木用苗(21)の台部(21b)の先端部にあて
がうように供給する接ぎ木用クリップの供給装置であっ
て、前記クリップ(30)を整列させるパーツフィーダ
(16)と、該整列されたクリップ(30)を出口(1
7c)に導くシュート(17)と、該シュート(17)
の中間部に設けられ、前記クリップ(30)を出口(1
7c)に向けて強制的に送り出す回転部材(51)と、
を備え、かつ該回転部材(51)が、周面に毛束(5
4)を植設させてなることを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、前記毛束(54)
が、前記回転部材(51)の周面に千鳥状に植設されて
いる。
【0013】請求項6記載の発明は、前記毛束(54
a)が、前記回転部材(51)の周面に、前記クリップ
(30)の保持部(31)の外径より狭い間隔で2列に
植設されている。
【0014】請求項7記載の発明は、前記回転部材(5
1)が、エアーによって回転されてなる。
【0015】[作用]以上の構成に基づいて、本発明の
接ぎ木用クリップは、保持部(31)の長さ方向に形成
されるすり割(32)と反対側の一対の把持部(33,
33)を把持してすり割(32)を開いて孔(31a)
を拡げ、台木用苗(21)の台部(21b)と穂木用苗
(11)の穂部(11a)との接合部分を内包させる際
に、前記把持部(33)の中央部に切り欠き部(33
a)を形成することにより保持部(31)の孔の両端部
の断面積が中央部分の断面積より大きくなる。すなわ
ち、把持部(33)の長さ方向の中央部に切り欠き部
(33a)を形成して前記保持部(31)の両端部の内
径を中央部の内径より拡開させる。
【0016】また、接ぎ木用クリップの供給装置は、多
数のクリップ(30)を収納したクリップ収納部から、
クリップ(30)を1個づつ台木用苗(21)の台部
(21b)先端部にあてがうように供給するものであ
り、そのためにパーツフィーダ(16)にて整列された
クリップ(30)をシュート(17)によって出口(1
7c)に導く途中に、クリップ(30)を出口(17
c)に向けて強制的な力で送り出す回転部材(51)を
備え、該回転部材(51)がクリップ(30)に作用し
て、該クリップ(30)を強制的に移動させる役目をな
す。
【0017】なお、上述の括弧内の符号は、図面を対照
するためのものであって、本発明の構成を何ら限定する
ものではない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態について説明する。
【0019】図1および図2は、本発明に係るクリップ
供給装置が適用される接ぎ木装置の全体構成を示す。同
図において、接ぎ木装置10は、穂木用苗11を植設し
た苗ポット12を列状に複数個連ねたトレイ13を搬送
する穂木用搬送コンベヤ14と、同様に、台木用苗21
を植設した苗ポット22を列状に複数個連ねたトレイ2
3を搬送する台木用搬送コンベヤ24とを備えている。
【0020】そして、所定の接ぎ木処理位置において、
図3(a)〜(c)に示すように、前記により搬送され
てきた穂木用苗11から穂部11aを切断し、この切断
した穂部11aを、運搬装置15(図1,図2参照)に
より把持して台木側に運搬し、穂部21aを切断・除去
した台木用苗21の台部21bに自動的に接合する。こ
の接合の際に、前記穂部11aと台部21bとを内包し
て保持する接ぎ木用のクリップ30が用いられる。
【0021】本実施の形態のクリップ30は、図4に示
すように、前記台部21bと穂部11aとを内包し得る
孔31aを有する所定長さ(例えば13mm)の円筒状の
保持部31と、この保持部31を長さ方向に切開したす
り割32と、前記保持部31の背面に所定の角度隔てて
突設したすり割開閉用の把持部33,33とを備え、こ
の把持部33,33の長さ方向中央部には、切り欠き部
33aを形成して把持部33,33を把持して孔31a
を拡げた際に、保持部31の両端部の断面積がその中央
部分の断面積より大きくなるようにした。
【0022】このように形成されたクリップ30は、図
1および図2に示すパーツフィーダ(クリップ収納部)
16に収納され、パーツフィーダ16の振動によって整
列されて後述のシュート17に導かれる。本実施の形態
の接ぎ木用クリップの供給装置は、図5に示すように架
台34の上部に、振動によってクリップ30を整列させ
るパーツフィーダ16が載置され、このパーツフィーダ
16の出口にシュート17を連設した構成である。この
シュート17は、図6(b)および図7に示すように樋
状通路17aをスリットを有する蓋17bによって閉蓋
し、これによりクリップ30のシュート17外への落下
を防止するとともに、若干突出させるようにしている。
また、シュート17の中間部には、前記クリップ30を
出口17c(図5参照)に向けて強制的に送り出す送り
出し手段50を備えている。
【0023】前記送り出し手段50は、図6(a)
(b)および図7に示すようにシュート17内の樋状通
路17aに導かれてクリップ30を送り出せるようにス
リットに沿って回転可能に配置された回転部材としての
ブラシ51と、このブラシ51を回転させるモータ52
とを有している。そして、前記ブラシ51は、図7およ
び図8に示すように回転円筒体53の外周面を例えば4
等分して複数本の毛束54を千鳥状に植設したもので、
回転円筒体53は、止めねじ55によりモータ52の軸
52aに固定されている。
【0024】そして、前記ブラシ51の回転に伴って、
その先端部がシュート17内のクリップ30に作用して
強制的に出口17cに向けて送り出される。このため、
クリップ30に多少のバリなどがあったとしても、クリ
ップ30がシュート17内で詰まることはなく、確実に
送り出される。また、シュート17の樋状通路17a内
でクリップ30が左右いずれかに傾斜して配置されてい
ても、ブラシ51の毛束54が千鳥状に植設されている
ので、クリップ30の傾斜方向側に植設されている毛束
54によって正規の状態にクリップ30が起こされ、し
たがって滑らかに送り出されることになる。
【0025】なお、前記回転円筒体53を回転させるモ
ータ52は、装置が動作している間は、連続的に回転を
行うような制御であってもよいが、前記ブラシ51の摩
耗を少なくするために、前記シュート17の出口17c
に導かれたクリップ30が後述のクリップ開閉機構18
に受け渡されるときにのみ回転する、間欠的な回転制御
であってもよい。
【0026】また、シュート17の出口17cには、図
10および図11に示すようにクリップ開閉機構18が
配設され、このクリップ開閉機構18によって前記台木
用苗21の台部21bにクリップ30が供給される。
【0027】前記クリップ開閉機構18は、その前部に
一対の開閉爪19,19を有し、この開閉爪19,19
を支点26,26を介してスライド板58に連結し、エ
アシリンダ25によってスライド板58を前後に摺動さ
せるようになっている。一方、前記スライド板58の側
部には、クリップ押え27と、クリップ押え27を開閉
制御するためのエアシリンダ28とが設けられている。
【0028】なお、前記開閉爪19とスライド板58お
よびエアシリンダ25、ならびにクリップ押え27とエ
アシリンダ28などは、別体のエアシリンダ42により
リニアレール43に沿って、台木用搬送コンベヤ24上
の苗ポット22に向け移動可能となっている。
【0029】そして、前記クリップ30がパーツフィー
ダ16からシュート17の出口17cに導かれると、そ
の出口17cで前記開閉爪19,19がエアシリンダ2
5の作動により支点26,26を中心として開閉され、
この開閉によりクリップ30の把持部33,33を把持
し、すり割32を開閉させる。その後、クリップ30
は、この状態のまま運搬移動され、台木用苗21の台部
21aの先端部をゆるく把持する。クリップ開閉機構1
8は、穂木用苗11の穂部11aと台木用苗21の台部
21bとが接合するまではクリップ30を把持してい
る。
【0030】また、クリップ30の把持部33,33を
把持して孔31aを拡げた際に、その両端部の断面積が
その中央部分の断面積より大きくなるように切り欠き部
33aが形成されているので、クリップ開閉機構18に
よってすり割32を開放した場合、図12に示すように
クリップ30の長さ方向両端側の拡開径Aが中央部の拡
開径Bより大きく開く。したがって、穂木用苗11の穂
部11aを台木用苗21の台部21aに接合させる際の
挿入操作が容易となる。
【0031】なお、前記シュート17の出口17c部分
には、図9(a)(b)に示すように前記クリップ開閉
機構18の前方を塞いでクリップ30がみだりに落下す
るのを防止する落下防止ガイド35が、支点35aを中
心として上下に回動自在に設けられている。
【0032】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0033】シュート17の内部にクリップ30がない
状態から運転を開始する場合は、パーツフィーダ16を
起動させると、パーツフィーダ16によりクリップ30
が整列されて連続的にシュート17側に導かれ、該クリ
ップ30はシュート17の樋状通路17aから出口17
cに向け自然落下される。そして、出口17cにおいて
は、図9(a)(b)の落下防止ガイド34により、ク
リップ30は1個づつ前記クリップ開閉機構18に受け
渡される。
【0034】クリップ30がシュート17内の樋状通路
17aを通過する際、クリップ30にバリなどの自由落
下妨害要素があると、クリップ30が樋状通路17a内
で引っ掛かってしまうおそれがあるが、シュート17の
中間部に設けられた前記送り出し手段50により、その
ブラシ51がクリップ30に作用して強制的に出口17
cに向けて送り出すため、途中での引っ掛かることがな
くなる。また、シュート17の樋状通路17a内でクリ
ップ30が左右いずれかに傾斜して配置されていても、
ブラシ51の毛束54が千鳥状に植設されているので、
クリップ30の傾斜方向側に植設されている毛束54に
よって正規の状態にクリップ30が起こされ、したがっ
て滑らかに送り出されることになる。
【0035】また、同様の理由から、シュート17の出
口17cであるクリップ受け渡し側においても、クリッ
プ30の引っ掛かりはなくなるため、シュート17での
クリップ30の詰まりによる装置停止は解消される。
【0036】なお、前記ブラシ51を回転させるモータ
52は、装置の動作中は常に連続的に回転させる制御で
あってもよいが、ブラシ51の摩耗防止を図る観点から
は、クリップ30がクリップ開閉機構18に受け渡され
るときにのみ回転させる制御の方が好ましい。
【0037】上述の実施の形態では、クリップ30の把
持部33,33に切り欠き部33aを形成してクリップ
開閉機構18によりすり割32を開く際に、クリップ3
0の長さ方向両端側の拡開径Aを中央部の拡開径Bより
大きくするようにしたが、図13(a)(b)に示すよ
うに、クリップ30aの把持部33,33の中央部に切
り欠き孔33bを形成して把持部33,33を把持して
保持部31の孔31aを拡げても、その両端部の断面積
が中央部分の断面積より大きくなり、上記実施の形態と
同様の効果が得られる。
【0038】また、上述の実施の形態では、クリップ3
0の保持部31の内周面を平坦に形成したが、図14に
示すようにクリップ30bの内周面に長さ方向に延びる
凹凸であるスプライン孔31bを形成してもよい。この
ようにスプライン孔31bを形成することにより穂木用
苗の穂部の挿入が容易となり、しかもクリップ30bに
よって接ぎ木用苗をスプライン孔31bの凹凸によって
確実に把持することができ、しかも接ぎ木用苗が回転し
にくくなるため、接合面がずれることがなくなる。
【0039】上述の実施の形態では、樋状通路17a内
で左右いずれかに傾いてしまったクリップ30を正規の
状態に起こすために、ブラシ51を、回転円筒体53の
周面に毛束54を千鳥状に配置して形成したが、回転円
筒体53の周面の毛束54を千鳥状に配置したブラシ5
1に限定されるものでなく、例えば図15に示すように
回転円筒体53の周面に2列に毛束54aを植設させて
ブラシ51aを形成し、すり割32側の保持部31に側
方から接触して、クリップ30を左右から保持し、樋状
通路17aに沿って送り出すものであってもよい。すな
わち、2列の毛束54aは、その間隔wと回転円筒体5
3の外径Wとの間にw<Wなる関係を有し、クリップ3
0を左右から挟むことと、送り出しこととを同時に行う
ようにしてもよい。
【0040】また、上述の実施の形態では、ブラシ51
をモータ52によって回転させてクリップ30を送り出
すようにしたが、本実施の形態が適用されるクリップ供
給装置は、接ぎ木装置に付随して配置されるものである
ため、例えば接ぎ木装置のクリップ開閉機構18の開閉
爪19,19を開閉させるエアーシリンダ25よりのエ
アーを、例えば図16に示すようにエアーパイプ56に
よってブラシ51の先端部に導き、これによりブラシ5
1を回転させるとともに、シュート17内のクリップ3
0をエアーによって送り出るようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の接ぎ木用クリップは、保持部の長さ方向に形成される
すり割と反対側の一対の把持部を把持してすり割を開
き、台木用苗の台部と穂木用苗の穂部との接合部分を内
包させる際に、把持部33の長さ方向中央部の面積を両
端側の面積より小さくなるように切り欠き部33aを形
成して前記保持部の中央部の内径を両端部の内径より拡
開させるようにしたので、穂木用苗の穂部を容易に挿入
することができる。
【0042】また、接ぎ木用クリップの供給装置は、多
数のクリップを収納したクリップ収納部から、クリップ
を1個づつ台木用苗の台部先端部にあてがうように供給
するものであり、そのためにパーツフィーダにて整列さ
れたクリップをシュートによって出口に導く途中に、ク
リップを出口に向けて強制的な力で送り出すための回転
部材を備えていて、この回転部材がクリップに作用し
て、該クリップを強制的に移動させるようにしたので、
クリップにバリなどの自由落下妨害要素があっても該ク
リップを確実に送り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接ぎ木用クリップの供給装置が適用さ
れる接ぎ木装置の全体正面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】(a)は苗ポットに植設された穂木用苗を示す
正面図、(b)は苗ポットに植設された台木用苗を示す
正面図、(c)は苗ポットに植設された接ぎ木用苗を示
す正面図である。
【図4】クリップの外観を示す斜視図である。
【図5】接ぎ木用クリップの供給装置を示す側面図であ
る。
【図6】(a)はシュートの中間部に取り付けた送り出
し手段を示す側面図、(b)はその平面図である。
【図7】送り出し手段の拡大断面図である。
【図8】回転部材を示す側面図である。
【図9】(a)はシュートの出口部分を示す左側面図、
(b)はシュートの出口部分を示す右側面図である。
【図10】クリップ開閉機構を示す平面図である。
【図11】同上のクリップ開閉機構を示す側面図であ
る。
【図12】本発明の第1実施の形態のクリップを示す拡
大平面図である。
【図13】本発明の第2実施の形態のクリップを示し、
(a)はその側面図、(b)はその平面図である。
【図14】第3実施の形態のクリップを示す平面図であ
る。
【図15】本発明の第4の実施の形態に係る接ぎ木用ク
リップの供給装置を示す拡大断面図である。
【図16】第5の実施の形態を示す送り出し手段を示
し、(a)はその斜視図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
11 穂木用苗 11a 穂部 16 パーツフィーダ 17 シュート 17c 出口 21 台木用苗 21b 台部 30 クリップ 31 保持部 31a 孔 32 すり割 33 把持部 33a 切り欠き部 33b 切り欠き孔 51 回転部材(ブラシ) 54 毛束

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台木用苗の台部と穂木用苗の穂部との接
    合部分を内包する孔を有する保持部と、該保持部の長さ
    方向に形成されるすり割と、該すり割が形成された前記
    保持部の反対側に突設され、前記すり割を開く一対の把
    持部と、を備えた接ぎ木用クリップにおいて、 前記把持部の長さ方向中央部分に、該把持部を把持して
    前記保持部の孔を拡げた際に、その中央部分の断面積が
    その両端部の断面積より小さくなるように切り欠き部を
    形成した、 ことを特徴とする接ぎ木用クリップ。
  2. 【請求項2】 前記切り欠き部が、前記把持部を2分割
    するように形成されている、 ことを特徴とする請求項1記載の接ぎ木用クリップ。
  3. 【請求項3】 前記切り欠き部が、前記把持部の中央部
    を穿設した孔である、 ことを特徴とする請求項1記載の接ぎ木用クリップ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1記
    載の多数のクリップを収納するクリップ収納部から、該
    クリップを1個ずつ台木用苗の台部先端部にあてがうよ
    うに供給する接ぎ木用クリップの供給装置において、 前記クリップを整列させるパーツフィーダと、 該整列されたクリップを出口に導くシュートと、 該シュートの中間部に設けられ、前記クリップを出口に
    向けて強制的に送り出す回転部材と、を備え、 かつ該回転部材が、周面に毛束を植設させてなる、 ことを特徴とする接ぎ木用クリップの供給装置。
  5. 【請求項5】 前記毛束が、前記回転部材の周面に千鳥
    状に植設されている、 ことを特徴とする請求項4記載の接ぎ木用クリップの供
    給装置。
  6. 【請求項6】 前記毛束が、前記回転部材の周面に、前
    記クリップの保持部の外径より狭い間隔で2列に植設さ
    れている、 ことを特徴とする請求項4記載の接ぎ木用クリップの供
    給装置。
  7. 【請求項7】 前記回転部材が、エアーによって回転さ
    れてなる、 ことを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれか1
    記載の接ぎ木用クリップの供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009131230A (ja) * 2007-12-03 2009-06-18 Nasunikkusu Kk 幼苗の接ぎ木具
CN102696426A (zh) * 2012-06-27 2012-10-03 方小玲 一种适用于植物压条的夹紧装置
CN114867342A (zh) * 2019-12-27 2022-08-05 株式会社Elm 嫁接装置

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