JPH09233741A - 回転電機 - Google Patents
回転電機Info
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- JPH09233741A JPH09233741A JP3456596A JP3456596A JPH09233741A JP H09233741 A JPH09233741 A JP H09233741A JP 3456596 A JP3456596 A JP 3456596A JP 3456596 A JP3456596 A JP 3456596A JP H09233741 A JPH09233741 A JP H09233741A
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- iron core
- core
- stator core
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 固定子鉄心の内径よりも回転子鉄心用の板の
外径の方が多少大きくなるよう同板を抜加工しなければ
ならない場合に、フープ材を効率よく利用して鉄心を製
造することができるＰＭモータ等の回転電機を提供す
る。 【解決手段】 リング状の板１Ａ−１を積層してなる円
筒状の外周部１Ａと、幅の狭い帯状のフープ材１Ｂ−１
を連続巻きしてなる円筒状の内周部１Ｂとによって固定
子鉄心１を構成する。このことにより、固定子鉄心１の
内径よりも回転子鉄心用の板２−１の外径の方が大きく
なるよう同板２−１を抜加工しなければならなくても、
固定子鉄心外周部用の板１Ａ−１の内径は固定子鉄心１
の内径よりも充分に大きいため、板２−１と板１Ａ−１
とを１つのフープ材の同一箇所から抜加工することがで
きると共に、内周部１Ｂを上記の如く巻鉄心としたた
め、フープ材を効率よく利用して鉄心を製造することが
できる。
外径の方が多少大きくなるよう同板を抜加工しなければ
ならない場合に、フープ材を効率よく利用して鉄心を製
造することができるＰＭモータ等の回転電機を提供す
る。 【解決手段】 リング状の板１Ａ−１を積層してなる円
筒状の外周部１Ａと、幅の狭い帯状のフープ材１Ｂ−１
を連続巻きしてなる円筒状の内周部１Ｂとによって固定
子鉄心１を構成する。このことにより、固定子鉄心１の
内径よりも回転子鉄心用の板２−１の外径の方が大きく
なるよう同板２−１を抜加工しなければならなくても、
固定子鉄心外周部用の板１Ａ−１の内径は固定子鉄心１
の内径よりも充分に大きいため、板２−１と板１Ａ−１
とを１つのフープ材の同一箇所から抜加工することがで
きると共に、内周部１Ｂを上記の如く巻鉄心としたた
め、フープ材を効率よく利用して鉄心を製造することが
できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は回転電機に関し、特
に永久磁石形回転電機に適用して有用なものである。
に永久磁石形回転電機に適用して有用なものである。
【０００２】
【従来の技術】図６は従来の標準的な永久磁石形同期電
動機（以下、ＰＭモータという）の全体構造を一部破断
して示す側面図、図７は図６に示すＰＭモータの回転子
の拡大断面図、図８は固定子鉄心用の板の正面図、図９
は回転子鉄心用の板の正面図、図１０は固定子鉄心用の
板の抜加工工程を示す説明図、図１１は回転子鉄心用の
板の抜加工工程を示す説明図である。
動機（以下、ＰＭモータという）の全体構造を一部破断
して示す側面図、図７は図６に示すＰＭモータの回転子
の拡大断面図、図８は固定子鉄心用の板の正面図、図９
は回転子鉄心用の板の正面図、図１０は固定子鉄心用の
板の抜加工工程を示す説明図、図１１は回転子鉄心用の
板の抜加工工程を示す説明図である。
【０００３】図６及び図７に示すように、フレーム２６
の内側には、固定子鉄心２１と、この固定子鉄心２１に
巻かれた固定子巻線２２とを有してなる固定子１１が支
持されている。この固定子１１の内側には、回転子鉄心
２と、この回転子鉄心２中に設けられた永久磁石１０
と、回転軸であるシャフト２５とを有してなる回転子８
が設けられており、シャフト２５はフレーム２６の両端
部に設けられたブラケット２４にベアリング２３を介し
て回転可能に支持されている。なお、図７中の９はダン
パーである。
の内側には、固定子鉄心２１と、この固定子鉄心２１に
巻かれた固定子巻線２２とを有してなる固定子１１が支
持されている。この固定子１１の内側には、回転子鉄心
２と、この回転子鉄心２中に設けられた永久磁石１０
と、回転軸であるシャフト２５とを有してなる回転子８
が設けられており、シャフト２５はフレーム２６の両端
部に設けられたブラケット２４にベアリング２３を介し
て回転可能に支持されている。なお、図７中の９はダン
パーである。
【０００４】固定子鉄心２１は、一般のかご形誘導電機
と同様の構造であり、図８に示すような内周側に多数の
スロット部２１−１ａを有するリング状の板２１−１
を、多数積層して構成されている。この板２１−１は、
図１０に示すように、フープ材３１をロールフィード３
２を経てプレス機３３に供給し、このフープ材３１か
ら、プレス機３３で、ワンパンチ総型を使用して抜加工
される。
と同様の構造であり、図８に示すような内周側に多数の
スロット部２１−１ａを有するリング状の板２１−１
を、多数積層して構成されている。この板２１−１は、
図１０に示すように、フープ材３１をロールフィード３
２を経てプレス機３３に供給し、このフープ材３１か
ら、プレス機３３で、ワンパンチ総型を使用して抜加工
される。
【０００５】一方、回転子鉄心８は、図９に示すような
永久磁石を挿入するための穴２−１ｂ等を有する円盤状
の板２−１を多数積層して構成されている。この板２−
１は、図１１に示すように、フープ材４１をロールフィ
ード４２によりプレス機４３に供給し、このフープ材４
１から、プレス機４３で、ワンパンチ総型を使用して抜
加工される。そしてこのとき、板２−１は、各穴２−１
ｂの外周部２−１ａが結合されて極間が離れず一体に保
つことができるように、その外径が、固定子鉄心２１の
内径Ｄ（即ち、図８に示す板２１−１の内径Ｄ）よりも
５ｍｍ程度大きくなるよう抜加工される。
永久磁石を挿入するための穴２−１ｂ等を有する円盤状
の板２−１を多数積層して構成されている。この板２−
１は、図１１に示すように、フープ材４１をロールフィ
ード４２によりプレス機４３に供給し、このフープ材４
１から、プレス機４３で、ワンパンチ総型を使用して抜
加工される。そしてこのとき、板２−１は、各穴２−１
ｂの外周部２−１ａが結合されて極間が離れず一体に保
つことができるように、その外径が、固定子鉄心２１の
内径Ｄ（即ち、図８に示す板２１−１の内径Ｄ）よりも
５ｍｍ程度大きくなるよう抜加工される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】図１２に一般のかご形
誘導電動機の鉄心を示す。同図に示すように、一般のか
ご形誘導電動機では、積層して回転子鉄心５２を構成す
る円盤状の板５２−１が、外径挽前も加工後も一体とな
る形状であるため、積層して固定子鉄心５１を構成する
リング状の板５１−１の内側部分を使用して打抜くこと
ができる。即ち、図１２中に一点鎖線で示すように、１
つのフープ材５３の同一箇所５３ａから固定子鉄心用の
板５１−１と回転子鉄心用の板５２−１とを抜加工する
ことができる。
誘導電動機の鉄心を示す。同図に示すように、一般のか
ご形誘導電動機では、積層して回転子鉄心５２を構成す
る円盤状の板５２−１が、外径挽前も加工後も一体とな
る形状であるため、積層して固定子鉄心５１を構成する
リング状の板５１−１の内側部分を使用して打抜くこと
ができる。即ち、図１２中に一点鎖線で示すように、１
つのフープ材５３の同一箇所５３ａから固定子鉄心用の
板５１−１と回転子鉄心用の板５２−１とを抜加工する
ことができる。
【０００７】これに対し、ＰＭモータでは、前述の如
く、回転子鉄心用の板２−１を、その外径が固定子鉄心
用の板２１−１の内径よりも５ｍｍ程度大きくなるよう
抜加工しなければならないため、上記のかご形誘導電動
機の場合のように１つのフープ材の同一箇所から板２−
１と板２１−１とを抜加工することはできず、図１０及
び図１１に示す如く、別々のフープ材３１，４１からそ
れぞれ抜加工しなければならなかった。そして、固定子
鉄心用の板２１−１を抜加工した後、この板２１−１の
内側部分３４（図１０参照）は使用されずに処分されて
いた。
く、回転子鉄心用の板２−１を、その外径が固定子鉄心
用の板２１−１の内径よりも５ｍｍ程度大きくなるよう
抜加工しなければならないため、上記のかご形誘導電動
機の場合のように１つのフープ材の同一箇所から板２−
１と板２１−１とを抜加工することはできず、図１０及
び図１１に示す如く、別々のフープ材３１，４１からそ
れぞれ抜加工しなければならなかった。そして、固定子
鉄心用の板２１−１を抜加工した後、この板２１−１の
内側部分３４（図１０参照）は使用されずに処分されて
いた。
【０００８】従って本発明は上記従来技術に鑑み、固定
子鉄心の内径よりも回転子鉄心用の板の外径の方が多少
大きくなるよう同板を抜加工しなければならない場合
に、フープ材を効率よく利用して鉄心を製造することが
できるＰＭモータ等の回転電機を提供することを課題と
する。
子鉄心の内径よりも回転子鉄心用の板の外径の方が多少
大きくなるよう同板を抜加工しなければならない場合
に、フープ材を効率よく利用して鉄心を製造することが
できるＰＭモータ等の回転電機を提供することを課題と
する。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の回転電機は、リング状の板を積層してなる円筒状の
外周部と、帯状の板を連続的に巻いてなる円筒状の内周
部とからなる固定子鉄心を有することを特徴とする。
明の回転電機は、リング状の板を積層してなる円筒状の
外周部と、帯状の板を連続的に巻いてなる円筒状の内周
部とからなる固定子鉄心を有することを特徴とする。
【００１０】従って上記構成の回転電機によれば、固定
子鉄心が外周部と内周部とに分割されているため、外周
部の内径は固定子鉄心の内径（内周部の内径）よりも大
きく、従って［従来の技術］の項において説明したＰＭ
モータの如く固定子鉄心の内径よりも回転子鉄心用の板
の外径の方が大きくなるように同板を抜加工しなければ
ならない場合にも、回転子鉄心用の板と固定子鉄心外周
部用の板とを一つのフープ材の同一箇所から抜加工する
ことができ、また固定子鉄心内周部は帯状の板を連続的
に巻いてなる巻鉄心とするため、フープ材を効率よく利
用して鉄心を製造することができる。即ち、本発明の回
転電機の鉄心は、次のようにして製造することができ
る。
子鉄心が外周部と内周部とに分割されているため、外周
部の内径は固定子鉄心の内径（内周部の内径）よりも大
きく、従って［従来の技術］の項において説明したＰＭ
モータの如く固定子鉄心の内径よりも回転子鉄心用の板
の外径の方が大きくなるように同板を抜加工しなければ
ならない場合にも、回転子鉄心用の板と固定子鉄心外周
部用の板とを一つのフープ材の同一箇所から抜加工する
ことができ、また固定子鉄心内周部は帯状の板を連続的
に巻いてなる巻鉄心とするため、フープ材を効率よく利
用して鉄心を製造することができる。即ち、本発明の回
転電機の鉄心は、次のようにして製造することができ
る。
【００１１】１つのフープ材の同一箇所の外側部分と内
側部分とからリング状の板と円盤状の板とを抜加工する
ようにして前記リング状の板と前記円盤状の板とを多数
抜加工した後、前記リング状の板を積層して円筒状の外
周部を構成し、この外周部と、帯状の板を連続的に巻い
てなる円筒状の円周部とによって固定子鉄心を構成し、
前記円盤状の板を積層して回転子鉄心を構成する。
側部分とからリング状の板と円盤状の板とを抜加工する
ようにして前記リング状の板と前記円盤状の板とを多数
抜加工した後、前記リング状の板を積層して円筒状の外
周部を構成し、この外周部と、帯状の板を連続的に巻い
てなる円筒状の円周部とによって固定子鉄心を構成し、
前記円盤状の板を積層して回転子鉄心を構成する。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づき詳細に説明する。なお、本実施の形態例に係
るＰＭモータは鉄心の構成に工夫を施したものであり、
その他の構成は図５に示す従来のＰＭモータと同様であ
る。従って、以下においては、鉄心に関して詳細に説明
し、その他の構成に関する詳細な説明は省略する。
面に基づき詳細に説明する。なお、本実施の形態例に係
るＰＭモータは鉄心の構成に工夫を施したものであり、
その他の構成は図５に示す従来のＰＭモータと同様であ
る。従って、以下においては、鉄心に関して詳細に説明
し、その他の構成に関する詳細な説明は省略する。
【００１３】図１は本発明の実施の形態例に係るＰＭモ
ータの鉄心の断面図、図２は図１に示す鉄心を構成する
板の抜加工工程を示す説明図、図３（ａ）は図２に示す
抜加工工程における抜加工の説明図、図３（ｂ）は抜加
工された固定子鉄心外周部用の板の正面図、図３（ｃ）
は抜加工された回転子鉄心用の板の正面図、図４は固定
子鉄心外周部の製造後の状態を示す斜視図、図５は固定
子鉄心内周部の製造方法を示す説明図（（ａ）は製造途
中の状態を示す斜視図、（ｂ）は製造後の状態を示す斜
視図）である。
ータの鉄心の断面図、図２は図１に示す鉄心を構成する
板の抜加工工程を示す説明図、図３（ａ）は図２に示す
抜加工工程における抜加工の説明図、図３（ｂ）は抜加
工された固定子鉄心外周部用の板の正面図、図３（ｃ）
は抜加工された回転子鉄心用の板の正面図、図４は固定
子鉄心外周部の製造後の状態を示す斜視図、図５は固定
子鉄心内周部の製造方法を示す説明図（（ａ）は製造途
中の状態を示す斜視図、（ｂ）は製造後の状態を示す斜
視図）である。
【００１４】図１に示すように、本実施の形態例に係る
ＰＭモータは、外側の固定子鉄心１と、内側の回転子鉄
心２とを有している。そして、回転子鉄心２は、従来と
同様に円盤状の板２−１を多数積層してなるものである
一方、詳細は後述するが、固定子鉄心１は、リング状の
板１Ａ−１を多数積層してなる円筒状の外周部１Ａと、
スロット部１Ｂ−１ａを有する帯状のフープ材１Ｂ−１
を多数回連続巻きしてなる円筒状の内周部１Ｂとからな
るものである。
ＰＭモータは、外側の固定子鉄心１と、内側の回転子鉄
心２とを有している。そして、回転子鉄心２は、従来と
同様に円盤状の板２−１を多数積層してなるものである
一方、詳細は後述するが、固定子鉄心１は、リング状の
板１Ａ−１を多数積層してなる円筒状の外周部１Ａと、
スロット部１Ｂ−１ａを有する帯状のフープ材１Ｂ−１
を多数回連続巻きしてなる円筒状の内周部１Ｂとからな
るものである。
【００１５】そして上記構成の鉄心は、以下のようにし
て製造することができる。
て製造することができる。
【００１６】まず図２に示すようなタンデム方式等の鉄
心加工法によって、固定子鉄心外周部用の板１Ａ−１
と、回転子鉄心用の板２−１とを抜加工する。
心加工法によって、固定子鉄心外周部用の板１Ａ−１
と、回転子鉄心用の板２−１とを抜加工する。
【００１７】即ち、フープ材３をロールフィード４を経
てプレス機５に供給し、このプレス機５でフープ材３か
ら回転子鉄心用の板２−１を抜加工し、続いてフープ材
３をロールフィード７を経てプレス機６に供給し、この
プレス機６でフープ材３から固定子鉄心外周部用の板１
Ａ−１を抜加工する。このとき、１枚の板２−１と１Ａ
−１は、図３（ａ）に示すように、１つのフープ材３の
同一箇所３ａの内側部分と外側部分とから抜加工する。
抜加工された板２−１と、板１Ａ−１とを図３（ａ）と
図３（ｂ）とに示す。同様にして、フープ材３から板２
−１と板１Ａ−１とを多数抜加工する。勿論このときに
は、板２−１は、前述の如く、極間が離れず一体に保つ
ために、その外径が固定子鉄心１の内径よりも５ｍｍ程
度大きくなるよう抜加工される。
てプレス機５に供給し、このプレス機５でフープ材３か
ら回転子鉄心用の板２−１を抜加工し、続いてフープ材
３をロールフィード７を経てプレス機６に供給し、この
プレス機６でフープ材３から固定子鉄心外周部用の板１
Ａ−１を抜加工する。このとき、１枚の板２−１と１Ａ
−１は、図３（ａ）に示すように、１つのフープ材３の
同一箇所３ａの内側部分と外側部分とから抜加工する。
抜加工された板２−１と、板１Ａ−１とを図３（ａ）と
図３（ｂ）とに示す。同様にして、フープ材３から板２
−１と板１Ａ−１とを多数抜加工する。勿論このときに
は、板２−１は、前述の如く、極間が離れず一体に保つ
ために、その外径が固定子鉄心１の内径よりも５ｍｍ程
度大きくなるよう抜加工される。
【００１８】次に、図４に示すように、上記抜加工によ
って得られた多数の板１Ａ−１（図３（ｂ）参照）を所
定の鉄心長になるよう積層し、各板１Ａ−１の溝部１Ａ
−１ａが連続してなる外周面の溝１Ａａにおいて、カシ
メ又は溶接することにより一体化して、円筒状の固定子
鉄心外周部１Ａを構成する。
って得られた多数の板１Ａ−１（図３（ｂ）参照）を所
定の鉄心長になるよう積層し、各板１Ａ−１の溝部１Ａ
−１ａが連続してなる外周面の溝１Ａａにおいて、カシ
メ又は溶接することにより一体化して、円筒状の固定子
鉄心外周部１Ａを構成する。
【００１９】また、図４（ａ），（ｂ）に示すように、
幅方向の一端側にスロット部１Ｂ−１ａを所定の間隔で
連続的に抜加工し且つ他端側に溝部１Ｂ−１ｂを所定の
間隔で連続的に抜加工した幅の狭い帯状のフープ材１Ｂ
−１を、巻型ロール７によって所定の鉄心長になるよう
多数回連続巻きし、溝部１Ｂ−１ｂが連続してなる外周
面の溝１Ｂｂにおいて、カシメ又は溶接することにより
一体化して、円筒状の固定子鉄心内周部１Ｂを構成す
る。なお図５（ｂ）中の１Ｂａはスロット部１Ｂ−１ａ
が連続してなる極スロット（コイル溝）である。
幅方向の一端側にスロット部１Ｂ−１ａを所定の間隔で
連続的に抜加工し且つ他端側に溝部１Ｂ−１ｂを所定の
間隔で連続的に抜加工した幅の狭い帯状のフープ材１Ｂ
−１を、巻型ロール７によって所定の鉄心長になるよう
多数回連続巻きし、溝部１Ｂ−１ｂが連続してなる外周
面の溝１Ｂｂにおいて、カシメ又は溶接することにより
一体化して、円筒状の固定子鉄心内周部１Ｂを構成す
る。なお図５（ｂ）中の１Ｂａはスロット部１Ｂ−１ａ
が連続してなる極スロット（コイル溝）である。
【００２０】そして、この内周部１Ｂを上記外周部１Ａ
の内周側に圧入して、固定子鉄心１を構成する（図１参
照）。
の内周側に圧入して、固定子鉄心１を構成する（図１参
照）。
【００２１】一方、回転子鉄心２は、上記抜加工によっ
て得られた多数の板２−１（図３（ｃ）参照）を所定の
鉄心長になるよう積層して従来どおりに構成される。
て得られた多数の板２−１（図３（ｃ）参照）を所定の
鉄心長になるよう積層して従来どおりに構成される。
【００２２】以上のように、本実施の形態例によれば、
回転子鉄心用の板２−１の外径が固定子鉄心１の内径Ｄ
よりも５ｍｍ程度大きくなるように同板２−１を抜加工
しなければならなくても、固定子鉄心１が外周部１Ａと
内周部１Ｂとから構成されることにより、つまり従来一
体であった固定子鉄心（図８の固定子鉄心用の板２１−
１参照）をその外周部と内周部とに分割した構成とする
ことにより、外周部１Ａの内径（即ち固定子鉄心外周部
用の板１Ａ−１の内径）が固定子鉄心１の内径Ｄよりも
充分に大きいため、この固定子鉄心外周部用の板１Ａ−
１と、上記回転子鉄心用の板２−１とを１つのフープ材
３の同一箇所３ａから抜加工することができると共に、
固定子鉄心１の内周部１Ｂは幅の狭い帯状のフープ材１
Ｂ−１による巻鉄心としたことにより、フープ材を効率
よく利用して鉄心を製造することができる。このため材
料費を大幅に低減することができる。
回転子鉄心用の板２−１の外径が固定子鉄心１の内径Ｄ
よりも５ｍｍ程度大きくなるように同板２−１を抜加工
しなければならなくても、固定子鉄心１が外周部１Ａと
内周部１Ｂとから構成されることにより、つまり従来一
体であった固定子鉄心（図８の固定子鉄心用の板２１−
１参照）をその外周部と内周部とに分割した構成とする
ことにより、外周部１Ａの内径（即ち固定子鉄心外周部
用の板１Ａ−１の内径）が固定子鉄心１の内径Ｄよりも
充分に大きいため、この固定子鉄心外周部用の板１Ａ−
１と、上記回転子鉄心用の板２−１とを１つのフープ材
３の同一箇所３ａから抜加工することができると共に、
固定子鉄心１の内周部１Ｂは幅の狭い帯状のフープ材１
Ｂ−１による巻鉄心としたことにより、フープ材を効率
よく利用して鉄心を製造することができる。このため材
料費を大幅に低減することができる。
【００２３】［表１］には、本実施の形態例の場合と従
来の場合とにおいて使用するフープ材の比較を、具体的
な数値例を挙げて示す。同表に示すように、使用するフ
ープ材の幅の合計が、従来の場合には２４４ｍｍであっ
たのに対し、本実施の形態例の場合には１５６ｍｍとな
り、大幅に低減している。このことから、上記の如く材
料費を大幅に低減できることが分かる。
来の場合とにおいて使用するフープ材の比較を、具体的
な数値例を挙げて示す。同表に示すように、使用するフ
ープ材の幅の合計が、従来の場合には２４４ｍｍであっ
たのに対し、本実施の形態例の場合には１５６ｍｍとな
り、大幅に低減している。このことから、上記の如く材
料費を大幅に低減できることが分かる。
【００２４】
【表１】
【００２５】
【発明の効果】以上発明の実施の形態と共に具体的に説
明したように本発明によれば、従来のＰＭモータの如く
回転子鉄心用の板をその外径が固定子鉄心の内径よりも
大きくなるようフープ材から抜加工しなければならなく
ても、固定子鉄心を外周部と内周部とに分割すると共に
外周部は積層鉄心とし内周部は巻鉄心とすることによ
り、フープ材を効率より利用して鉄心を製造することが
でき、従来に比べて大幅に材料費を低減することが可能
となる。
明したように本発明によれば、従来のＰＭモータの如く
回転子鉄心用の板をその外径が固定子鉄心の内径よりも
大きくなるようフープ材から抜加工しなければならなく
ても、固定子鉄心を外周部と内周部とに分割すると共に
外周部は積層鉄心とし内周部は巻鉄心とすることによ
り、フープ材を効率より利用して鉄心を製造することが
でき、従来に比べて大幅に材料費を低減することが可能
となる。
【図１】本発明の実施の形態例に係るＰＭモータの鉄心
の断面図である。
の断面図である。
【図２】図１に示す鉄心を構成する板の抜加工工程を示
す説明図である。
す説明図である。
【図３】（ａ）は図２に示す抜加工工程における抜加工
の説明図、（ｂ）は抜加工された固定子鉄心外周部用の
板の正面図、（ｃ）は抜加工された回転子鉄心用の板の
正面図である。
の説明図、（ｂ）は抜加工された固定子鉄心外周部用の
板の正面図、（ｃ）は抜加工された回転子鉄心用の板の
正面図である。
【図４】固定子鉄心外周部の製造後の状態を示す斜視図
である。
である。
【図５】固定子鉄心内周部の製造方法を示す説明図であ
って、（ａ）には製造途中の状態を示し、（ｂ）には製
造後の状態を示す。
って、（ａ）には製造途中の状態を示し、（ｂ）には製
造後の状態を示す。
【図６】従来の標準的なＰＭモータの全体構造を一部破
断して示す側面図である。
断して示す側面図である。
【図７】図６に示すＰＭモータの回転子の拡大断面図で
ある。
ある。
【図８】従来の固定子鉄心用の板の正面図である。
【図９】従来の回転子鉄心用の板の正面図である。
【図１０】従来の固定子鉄心用の板の抜加工工程を示す
説明図である。
説明図である。
【図１１】従来の回転子鉄心用の板の抜加工工程を示す
説明図である。
説明図である。
【図１２】一般のかご形誘導電動機の鉄心を示す断面図
である。
である。
１ 固定子鉄心 １Ａ 固定子鉄心外周部 １Ａ−１ 固定子鉄心外周部用の板 １Ａ−１ａ 溝部 １Ｂ 固定子鉄心内周部 １Ｂａ 極スロット １Ｂ−１，３ フープ材 １Ｂ−１ａ スロット部 １Ｂ−１ｂ 溝部 ２ 回転子鉄心 ２−１ 回転子鉄心用の板
Claims (1)
- 【請求項１】 リング状の板を積層してなる円筒状の外
周部と、帯状の板を連続的に巻いてなる円筒状の内周部
とからなる固定子鉄心を有することを特徴とする回転電
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3456596A JPH09233741A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3456596A JPH09233741A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 回転電機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09233741A true JPH09233741A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12417848
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3456596A Withdrawn JPH09233741A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 回転電機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09233741A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5547904A (en) * | 1993-11-08 | 1996-08-20 | Jenaer Glaswerk Gmbh | Borosilicate glass having improved UV transmission, thermal and chemical properities and methods of making and using same |
| WO2011118264A1 (ja) * | 2010-03-26 | 2011-09-29 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 積層鉄心打ち抜き装置 |
-
1996
- 1996-02-22 JP JP3456596A patent/JPH09233741A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5547904A (en) * | 1993-11-08 | 1996-08-20 | Jenaer Glaswerk Gmbh | Borosilicate glass having improved UV transmission, thermal and chemical properities and methods of making and using same |
| WO2011118264A1 (ja) * | 2010-03-26 | 2011-09-29 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 積層鉄心打ち抜き装置 |
| JP2011205836A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Aisin Aw Co Ltd | 積層鉄心打ち抜き装置 |
| CN102714449A (zh) * | 2010-03-26 | 2012-10-03 | 爱信艾达株式会社 | 叠片式铁心冲裁装置 |
| US8720039B2 (en) | 2010-03-26 | 2014-05-13 | Aisin Aw Co., Ltd. | Laminated core punching apparatus |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030506 |