JPH09232759A - 多層プリント配線板および多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents

多層プリント配線板および多層プリント配線板の製造方法

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JPH09232759A
JPH09232759A JP4114096A JP4114096A JPH09232759A JP H09232759 A JPH09232759 A JP H09232759A JP 4114096 A JP4114096 A JP 4114096A JP 4114096 A JP4114096 A JP 4114096A JP H09232759 A JPH09232759 A JP H09232759A
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時定 竹田
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聡 磯田
Kenshirou Fukusato
健志郎 福里
Hiroyoshi Yokoyama
博義 横山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アディティブ法によって外層回路を形成して
多層プリント配線板の製造コストを低減する。アディテ
ィブ法で外層回路を形成するに当たり外面における内層
配線板のスルーホールと対応する部位が加熱時に膨れ上
がることがないようにする。 【解決手段】 内層回路6どうしをスルーホール7で接
続した内層配線板2の外面に絶縁性を有する合成樹脂か
らなるフィルム3を加熱、軟化させて圧着する。前記フ
ィルム3の外面に無電解めっきによって外層回路4を形
成する。前記スルーホール7内にフィルム3の一部を埋
設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スルーホールによ
って内層回路どうしを接続する多層プリント配線板およ
び多層プリント配線板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内層回路どうしをスルーホールに
よって接続する構造の多層プリント配線板を製造する手
法としては積層プレス法がある。この積層プレス法によ
れば、先ず、プリプレグの表裏両面に銅箔を積層プレス
装置によって張り付け、両面銅張り積層板を製造する。
前記プリプレグとは、エポキシ樹脂をガラス繊維製布状
物に含浸させたものである。
【0003】次に、この両面銅張り積層板にスルーホー
ルとなる貫通孔をドリルによって穿設し、その後、電気
めっきを施して貫通孔の孔壁面に導体を形成する。これ
により、両面銅張り積層板の表裏の銅箔がスルーホール
を介して接続する。
【0004】スルーホールを形成した後、この両面銅張
り積層板の表裏両面に例えば感光性ドライフィルムを使
用してレジストを内層回路の回路パターンと同じ形状に
形成し、銅箔の露出部分をエッチングにより除去する。
このエッチング工程により両面銅張り積層板の表裏両面
に内層回路が形成され、レジストを除去することによっ
て内層配線板が得られる。
【0005】次に、これまでの工程で形成した内層配線
板の表裏両面にプリプレグと銅箔とをこの順に重ね、積
層プレス装置によって張り付ける。プレスを行った後、
多層プリント配線板の外層回路どうしを接続するための
スルーホールを形成し、内層配線板に内層回路を形成し
たときと同様にして表裏両面の銅箔に外層回路を形成す
る。積層プレス法によれば、ここまでの工程によって、
内層回路どうしをスルーホールで接続した4層プリント
配線板が得られ、前記外層回路を形成する工程を繰り返
し行うことにより、さらに層数を増やすことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、スルーホー
ルで内層回路どうしを接続した多層プリント配線板を形
成するに当たって積層プレス法を採用したのでは、製造
コストを低減するにも限界がある。これは、プレス工程
で積層物を位置合わせする作業を人手に頼らざるを得
ず、しかも、この作業の効率が低いからである。例え
ば、内層配線板の両面に外層回路を形成するためには、
プレス台に銅箔とプリプレグをこの順に載置し、その上
に内層配線板を載置し、さらにこの内層配線板の上にプ
リプレグと銅箔とをこの順に載置し、これらの積層物の
位置を揃えた状態でプレスを行う。このとき、薄くかつ
軟弱な部材をプレス台上に積み上げなければならない。
この煩雑な作業は人手に頼らざるを得ず、コストダウン
を図る上で妨げになっている。
【0007】発明者は、積層プレス法ではなくアディテ
ィブ法を採用することにより上述した不具合を解消しよ
うと考えた。すなわち、外層回路の絶縁膜を、内層配線
板の表裏両面にフィルムを接着することにより形成し、
外層回路の導体層を無電解めっきによって形成すること
により、外層回路を形成するためにプレス工程が不要に
なってコストダウンを図ることができるからである。
【0008】しかしながら、スルーホールを有する内層
配線板の表裏両面にアディティブ法によって外層回路を
形成した多層プリント配線板は、例えばリフロー炉内な
どの高温雰囲気中に投入すると内層配線板のスルーホー
ルと対応する外面が膨れ上がってしまうことがあった。
これは、スルーホール内に残存している空気が膨張し、
加熱されて軟化している外層回路の絶縁層(フィルム)
が前記空気の圧力によって変形するためと考えられる。
【0009】多層プリント配線板の外面に前記膨れ上が
り部分が多数形成されて外面の平坦度が低くなると、こ
こに例えば表面実装型半導体装置のリードを半田付けす
るパッドを形成する場合にはパッド上面の高さが一定で
なくなる。この場合、上面が相対的に低くなるパッドと
半導体装置のリードとの間に隙間が形成され易く、加熱
してもこのリードを半田付けできないことがある。
【0010】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、アディティブ法によって外層回路を
形成することにより多層プリント配線板の製造コストを
低減できるようにすることを第1の目的とする。また、
アディティブ法で外層回路を形成するに当たり外面にお
ける内層配線板のスルーホールと対応する部位が加熱時
に膨れ上がることがないようにすることを第2の目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る多層プ
リント配線板は、表裏両面の導体層どうしをスルーホー
ルで接続した内層配線板と、絶縁性を有する合成樹脂に
よって形成し前記内層配線板の外面に密着させたフィル
ムと、このフィルムの外面に無電解めっきを施すことに
よって形成した導体層とを備え、前記スルーホールに合
成樹脂材を埋設したものである。
【0012】したがって、内層配線板のスルーホール内
に合成樹脂材が埋設されてここに空気が残存しないか
ら、温度が上昇してもフィルムにおける前記スルーホー
ルと対応する部分が膨れ上がってしまうことがない。
【0013】第2の発明に係る多層プリント配線板は、
第1の発明に係る多層プリント配線板において、スルー
ホールに埋設する合成樹脂材を、孔の中央に位置づけら
れた膜状体と、開口側合成樹脂部とから構成したもので
ある。
【0014】この構成を採ると、内層配線板のスルーホ
ールの孔径を大きくとっても外層部分の外面を平坦に形
成できる。すなわち、スルーホールの孔径を大きく設定
すると、フィルムがスルーホールに入り込む量が増大し
て外面に凹みが生じることがあるが、スルーホールの中
央に位置づけられた膜状体によってスルーホール内の実
質的な容積が減少するから、前記フィルムがスルーホー
ルに入り込む量が少なくてよい。
【0015】第3の発明に係る多層プリント配線板の製
造方法は、表裏両面の導体層どうしをスルーホールで接
続した内層配線板を形成した後、内部を真空とした容器
中でこの内層配線板の外面に、絶縁性を有する合成樹脂
によって形成したフィルムをこれが軟化して前記スルー
ホールに埋め込まれる粘度となるように加熱しながら圧
着させ、フィルム冷却後、フィルム外面に無電解めっき
で導体層を形成するものである。
【0016】したがって、真空状態で内層配線板のスル
ーホール内にフィルムの一部からなる合成樹脂材が埋設
され、このスルーホール内に空気が残存しないから、こ
の多層プリント配線板を電子部品実装工程で加熱して
も、フィルムにおける前記スルーホールと対応する部分
が膨れ上がってしまうことがない。このため、積層プレ
ス法で形成した多層プリント配線板と同等の耐熱性を有
する多層プリント配線板をプレス工程が不要なアディテ
ィブ法で形成できる。
【0017】第4の発明に係る多層プリント配線板の製
造方法は、第3の発明に係る多層プリント配線板の製造
方法において、内層配線板の形成後であってフィルムを
圧着させる以前に、絶縁性を有する合成樹脂を設定濃度
になるよう溶剤に溶融させた溶液中に内層配線板を浸漬
し、溶液から引き上げたのち回路形成面が鉛直となるよ
うに立て、この内層配線板の表裏両面に熱風を吹き付け
るものである。
【0018】この構成を採ると、内層配線板のスルーホ
ール内の中央部に合成樹脂からなる膜状体が形成され、
この膜状体の存在によってスルーホール内の実質的な容
積が減少する。このため、フィルムの圧着工程でスルー
ホール内に入り込むフィルムの量が少なくてよいから、
スルーホールにフィルムの一部が入り込んでも外面が凹
まずにこれが平坦になるようなスルーホールの孔径を大
きく設定できる。すなわち、スルーホールを穿設すると
きに使用するドリルをその分太くできる。
【0019】ドリルは、太さに応じて長さが決まってお
り、太いものを選択すると必然的に長くなるから、スル
ーホールの孔径を大きくできると、内層配線板にスルー
ホールを穿設するドリルとしてより長いものを使用でき
る。すなわち、スルーホールを穿設するに当たって内層
配線板を複数枚重ねて一度に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態 以下、第1および第3の発明に係る多層プリント配線板
およびその製造方法の一実施の形態を図1ないし図6に
よって詳細に説明する。図1は第1の発明に係る多層プ
リント配線板を示す断面図、図2は真空ラミネータの構
成を示す斜視図、図3は内層配線板の断面図、図4はフ
ィルムを圧着した状態を示す断面図、図5は外層回路ど
うしを接続するスルーホールを穿設した状態を示す断面
図、図6は外面にめっきレジストを設けた状態を示す断
面図である。
【0021】これらの図において、符号1はこの実施の
形態による4層プリント配線板を示す。この4層プリン
ト配線板1は、内層配線板2と、この内層配線板2の表
裏両側に密着させたフィルム3と、このフィルム3の外
面に形成した外層回路4と、この4層プリント配線板1
の表裏両面の外層回路4,4どうしを接続するスルーホ
ール5などから構成している。
【0022】前記内層配線板2は、導体層をアディティ
ブ法によって形成し、めっき触媒入り積層板2aの表裏
両面に内層回路6を形成するとともに、これらの内層回
路6,6どうしを接続するスルーホール7を形成してい
る。
【0023】前記フィルム3は、絶縁性を有する合成樹
脂、例えばエポキシ樹脂によって形成し、加熱すること
により軟化した状態で前記内層配線板2の表裏両面に圧
着している。また、このフィルム3は、一部を内層配線
板2のスルーホール7内に開口側から埋設している。さ
らに、このフィルム3は、一部が上述したようにスルー
ホール7内に埋め込まれても外層回路4と内層回路6と
の間の絶縁性を確保できるように、圧着前の厚みが15
0μm程度のものを使用している。この実施の形態で
は、フィルム3の厚みを150μmにするために、フィ
ルム製造工程においてエポキシ樹脂製フィルム基材に液
状エポキシ樹脂を複数回重ね塗りしている。
【0024】前記外層回路4は、外面に接着剤8を塗布
したフィルム3に無電解めっきによって形成している。
なお、この多層プリント配線板1の表裏両面に位置づけ
られた外層回路4,4どうしを接続するスルーホール5
も無電解めっきによって形成している。外層回路4やス
ルーホール5の開口部に隣接して設けた符号9で示すも
のは無電解めっき用レジストである。このレジスト9
は、感光性ドライフィルムを接着剤付きフィルム3に接
着させ、露光、現像することによって形成している。
【0025】図2において符号10は前記フィルム3を
内層配線板2に圧着させるための真空ラミネータを示
し、この真空ラミネータ10は、内部を真空に保つチャ
ンバー11内にフィルム3を巻回したリール12と、こ
のリール12から引き出したフィルム3を内層配線板2
に圧着させるラミネートロール13とを備えるととも
に、内層配線板2を図2において右方向へ搬送する搬送
装置(図示せず)を備えている。
【0026】前記リール12およびラミネートロール1
3は、内層配線板2の搬送路の上下方向の両側に配設
し、内層配線板2の表裏両面にフィルム3を圧着させる
ように構成している。また、ラミネートロール13は、
ヒータ(図示せず)を内蔵し、圧着時にフィルム3を予
め定めた温度に加熱する構成を採っている。このヒータ
は、フィルム圧着時に内層配線板2の外面が70〜80
℃に昇温され、ラミネートロール13に添接し加熱され
たフィルム3が200〜300ポイズ程度の粘度になる
まで軟化するような発熱量が得られるものを使用してい
る。
【0027】次に、上述した4層プリント配線板1を製
造する方法について説明する。先ず、図3に示すように
アディティブ法によって内層配線板2を形成する。すな
わち、めっき触媒入り積層板2aに接着剤(図示せず)
を塗布し、スルーホール7となる貫通孔をドリル(図示
せず)によって穿設する。
【0028】そして、この積層板の表裏両面に無電解め
っき用感光性ドライフィルムレジストを接着し、露光、
現像工程を経て導体不要部分を覆ってスルーホール部と
回路部を露出させる。前記無電解めっき用感光性ドライ
フィルムレジストにおける導体不要部分を覆う部位を図
3中に符号14で示す。その後、このレジスト付き積層
板2aに無電解銅めっきを施す。めっき工程終了後、図
3に示すように、内層回路6とスルーホール7とを有す
る内層配線板2が形成される。
【0029】次いで、前記内層配線板2の表裏両面の導
体層部分の外面に従来周知の黒化処理を施し、この内層
配線板2を図2に示す真空ラミネータ10に投入するこ
とによって、真空中で表裏両面にフィルム3を圧着させ
る。この圧着工程では、上述したようにフィルム3がラ
ミネートロール13に添接されてその粘度が200〜3
00ポイズ程度になるように軟化するとともに、このフ
ィルム3が触れる内層配線板2の外面が70〜80℃に
達するようにラミネートロール13のヒータを発熱させ
る。また、このときには、上述したように軟化したフィ
ルム3をラミネートロール13で内層配線板2に予め定
めた圧力をもって押し付けながら、図示してない搬送装
置によって内層配線板2を図2の右側へ移動させる。
【0030】このようにフィルム3をラミネートする
と、フィルム3におけるフィルム形成時に重ね塗りした
表層部分が軟化して内層配線板2の外面上を流動し、図
4に示すように、スルーホール7内に断面略臼形となっ
てここを満たすように埋め込まれる。スルーホール7内
に埋め込まれたフィルム3の埋込部分を図4において符
号3aで示す。なお、図4中に符号3bで示す空洞部分
は真空状態になっている。そして、内層配線板2の全て
がラミネートロール13,13の間を通過することによ
って、内層配線板2の表裏両面の全域にフィルム3が圧
着される。
【0031】なお、この真空ラミネータ10は、内層配
線板2を順次ラミネートロール13へ搬送しながら圧着
を行う構成を採っており、内層配線板2どうしがフィル
ム3を介して連結されるので、圧着部の下流側で内層配
線板2,2間のフィルム3を図2中に二点鎖線矢印Cで
示すように切断する。その後、内層配線板2の側部から
突出する不要なフィルム3を切除し、フィルム3を硬化
させる。
【0032】フィルム3が硬化した後、フィルム付き内
層配線板2の表裏両面に接着剤を塗布し、さらに、外層
回路4どうしを接続するためのスルーホール5(図1)
となる貫通孔15を図5に示すように穿設する。なお、
この穿設工程の前工程で塗布した接着剤を図5中に符号
16で示す。
【0033】次に、このフィルム付き内層配線板2の表
裏両面に感光性ドライフィルムレジストを接着し、露
光、現像工程を経て図6に示すように、無電解めっき用
レジスト9で導体不要部分を覆って外層回路4となる部
分および前記貫通孔15の開口部のみを露出させる。し
かる後、このフィルム付き内層配線板2を無電解めっき
浴中に浸漬させ、前記露出部および貫通孔15の孔壁面
に無電解めっきにより導体層を形成する。
【0034】このように無電解めっきを施すことによっ
て、図1に示すように外層回路4およびスルーホール5
が形成され、2層の内層回路6,6と、2層の外層回路
4,4を有する4層プリント配線板1が得られる。
【0035】したがって、このようにアディティブ法に
よって外層部分を形成した4層プリント配線板1は、真
空状態で内層配線板2のスルーホール7内にフィルム3
の一部(埋込部分3a)が埋設されてここに空気が残存
しないから、外層回路4に例えば半導体装置などのよう
な電子部品を表面実装するに当たってこの4層プリント
配線板1をリフロー炉(図示せず)に投入して加熱して
も、フィルム3における前記スルーホール7と対応する
部分が膨れ上がってしまうことがない。この結果、加熱
前、加熱中の何れにおいても外層回路4の上面が全域に
わたって同じ高さになる。
【0036】図1に示した4層プリント配線板1にJI
S−C−5012−9−3で規定する熱衝撃試験を実施
したところ、積層プレス法によって4層の導体層を積層
させた4層プリント配線板と同じ良好な結果が得られ
た。すなわち、これら両種の配線板を260℃の半田浴
中に5分以上浸漬しても、内層配線板のスルーホールと
対応する部分が膨れ上がる現象は見られなかった。
【0037】また、上述した方法(アディティブ法)に
よって4層プリント配線板1を形成すると、積層プレス
装置を使用しなくてよい。なお、この実施の形態では内
層配線板2をもアディティブ法で形成したが、これを積
層プレス法で形成する場合には積層プレス装置を使用す
るのは内層配線板2を形成するときのみとなる。すなわ
ち、従来の積層プレス法で4層プリント配線板1を形成
する場合にはプレス工程を二度実施しなければならない
のに対し、この実施の形態で示した方法を採るとプレス
工程は不要になる。
【0038】なお、ここでは4層プリント配線板1を形
成する形態について説明したが、図1に示した4層プリ
ント配線板1を内層配線板として図4〜図6で示した各
工程を実施することによって、6層プリント配線板を形
成することができる。このように、導体層の数が4層か
ら6層へ、さらに8層へ増えてもプレス工程は一度でよ
い。また、内層配線板2やフィルム3を形成する合成樹
脂材料はエポキシ樹脂に限定されることはなく、適宜変
更することができる。
【0039】第2の実施の形態 内層配線板2は以下に説明するようにドライフィルム
テンティング エッチング法によって形成することもで
きる。この方法によって内層配線板2を形成して4層プ
リント配線板を形成する手順を図7および図8によって
詳細に説明する。
【0040】図7はドライフィルム テンティング エッ
チング法によって形成した内層配線板の断面図、図8は
図7に示した内層配線板にフィルムを圧着した状態を示
す断面図である。これらの図において前記図1ないし図
6で説明したものと同一もしくは同等部材については、
同一符号を付し詳細な説明は省略する。先ず、両面銅張
り積層板2bにスルーホール7となる貫通孔をドリル
(図示せず)によって穿設し、その後、電気めっきを施
すことによってスルーホール7を形成する。スルーホー
ル形成後、この両面銅張り積層板2bの銅箔における内
層回路6となる部分と、前記スルーホール7の開口部と
を感光性ドライフィルムレジスト(図示せず)で覆い、
露出している導体層をエッチングによって除去する。
【0041】次いで、前記感光性ドライフィルムレジス
トを塩化鉄溶液や塩化銅溶液などの剥離液で剥離、除去
する。この工程が終了した後、図7に示すように内層配
線板2が形成される。しかる後、前記内層配線板2の表
裏両面の導体層部分の外面に従来周知の黒化処理を施
し、この内層配線板2を図2に示す真空ラミネータ10
に投入することによって、真空中で表裏両面にフィルム
3を圧着させる。
【0042】この圧着工程での各種条件は、前記第1の
実施の形態と同じとする。そして、この圧着工程が終了
することによって、図4に示すように、内層配線板2の
表裏両面の全域にフィルム3が圧着される。
【0043】フィルム3が硬化した後は、前記第1の実
施の形態と同じ手法を採ってスルーホールおよび外層回
路を形成することによって、4層プリント配線板が形成
される。
【0044】第3の実施の形態 第2の発明および第4の発明に係る多層プリント配線板
および多層プリント配線板の製造方法の一実施の形態を
図9ないし図12によって詳細に説明する。図9は内層
配線板を合成樹脂の溶液中に浸漬するときの状態を示す
断面図、図10は乾燥工程で熱風を内層配線板に吹き付
けている状態を示す断面図、図11はフィルムを圧着さ
せた状態を示す断面図、図12は無電解めっき後の状態
を示す断面図である。これらの図において前記図1ない
し図8で説明したものと同一もしくは同等部材について
は、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0045】図9中に符号21で示すものは溶液槽で、
この溶液槽21内には、フィルム3の材料であるエポキ
シ樹脂を溶剤に溶融させたエポキシ樹脂溶液22が溜め
てある。このエポキシ樹脂溶液22の濃度は、この実施
の形態では、エポキシ樹脂の固形分が20〜30%とな
るように設定している。
【0046】内層配線板2のスルーホール7の孔径を前
記第1,2の実施の形態で示したスルーホール7より大
きくとる場合には、内層配線板2を形成してその外面の
導体層に黒化処理を施した後であってフィルム3を圧着
させる以前に、図9に示すように、内層配線板2を溶液
槽21内のエポキシ樹脂溶液22中に浸漬し、しかる
後、この内層配線板2をエポキシ樹脂溶液22から引き
上げる。このとき、前記スルーホール7内にエポキシ樹
脂溶液22が残存する。なお、ここでは、導体層をアデ
ィティブ法によって形成した内層配線板2、すなわち第
1の実施の形態を採るときに使用する内層配線板2を用
いている。
【0047】このように内層配線板2をエポキシ樹脂溶
液22から引き上げた後、図10に示すように、回路形
成面(内層回路6を形成した表裏両面)が鉛直となるよ
うに立て、この回路形成面に熱風を吹き付ける。この熱
風は、図10中に矢印で示すように、内層配線板2の表
裏両面の回路形成面にそれぞれ垂直な方向をもって吹き
付ける。この実施の形態では、内層配線板2を図示して
ない乾燥炉中に立てた状態で固定し、熱風を吹き付ける
手法を採っている。
【0048】このように熱風を吹き付けることにより、
前記スルーホール7内に残存しているエポキシ樹脂溶液
22がスルーホール7の深さ方向の中央部に寄せ集めら
れ、ここで乾燥して膜状体23となって硬化する。次
に、この内層配線板2を前記図2で示した真空ラミネー
タ10に投入し、外面にフィルム3を圧着させる。な
お、圧着工程でのラミネートロール13の温度、押圧力
などの諸条件は前記第1の実施の形態と同じ設定とす
る。
【0049】真空ラミネータ10で内層配線板2にフィ
ルム3を圧着させると、ラミネートロール13によって
加熱されて軟化したフィルム3の表層部がスルーホール
7内にここを満たすように埋め込まれ、図11に示すよ
うに埋込部分3aが形成される。すなわち、スルーホー
ル7内は、中央部に位置づけられた膜状体23と、この
膜状体23の両側に位置づけられた前記埋込部分3aと
によって満たされる。
【0050】このようにフィルム3を内層配線板2に圧
着させた後、前記第1,2の実施の形態と同様にフィル
ム付き内層配線板2の外面に接着剤16を塗布する工
程、スルーホール用貫通孔15を穿設する工程、無電解
めっき用レジスト9を形成する工程、無電解めっき工程
などを経て図12に示す4層プリント配線板24が形成
される。
【0051】この実施の形態を採ると、内層配線板2に
フィルム3を圧着させるときにスルーホール7内の実質
的な容積が前工程で形成した膜状体23によって減少し
ているから、スルーホール7の孔径が第1,2の実施の
形態を採るときのスルーホールに較べて大きくても、フ
ィルム3におけるスルーホール7内に埋め込まれる部分
(埋込部分3a)の体積が相対的に小さくてよい。
【0052】すなわち、前記第1,2の実施の形態で説
明した方法を採る場合には、スルーホール7の孔径を大
きく設定するとフィルム3がスルーホール7に入り込む
量が増大して外面に凹みが生じることがあるが、この第
3の実施の形態の方法を採ると前記膜状体23の体積分
だけフィルム3の埋込量が少なくてよい。したがって、
スルーホール7の孔径を大きくとっても外層部分の外面
を凹むことなく平坦に形成できる。
【0053】図12に示した4層プリント配線板24の
外面の表面粗さを測定したところ、内層配線板2のスル
ーホール7と対応する部位でもRmax で0〜3μm程度
となり、積層プレス法で同じ構造となるように形成した
4層プリント配線板と略同じ表面粗さが得られた。
【0054】また、内層配線板2に形成するスルーホー
ル7の孔径が大きいと、スルーホール形成用貫通孔を両
面銅張り積層板にドリルで穿設するときに相対的に太い
ドリルを使用できる。ドリルは、一般に太いものほど長
くなるので、スルーホールを穿設するに当たって内層配
線板となる銅張り積層板を複数枚重ねて一度に行うこと
ができる。
【0055】なお、ここでは4層プリント配線板24を
形成する形態について説明したが、図12に示した4層
プリント配線板24を内層配線板として図9〜図11で
示した各工程を実施することによって、6層プリント配
線板を形成することができ、さらに同じことを繰り返す
ことによって層数を増やすことができる。その上、内層
配線板2やフィルム3を形成する合成樹脂材料はエポキ
シ樹脂に限定されることはなく、適宜変更することがで
きる。
【0056】
【実施例】第2の実施の形態では、内層配線板2を形成
する両面銅張り積層板としてANSI規格によるFR−
4材で基材(プリプレグ)を形成したものを使用した。
また、第1,第2の実施の形態で用いた内層配線板2の
厚みは0.6mm、スルーホール7となる貫通孔の孔径は
0.3mmとした。フィルム3は、エポキシ樹脂製フィル
ム基材に液状エポキシ樹脂を2回重ね塗りすることによ
って厚みが150μmとなるように形成した。また、フ
ィルム3の圧着条件は、圧着時に内層配線板2の外面の
温度が70〜80℃になり、フィルム3が粘度にして2
00〜300ポイズになるように軟化するように設定し
た。
【0057】内層配線板2の厚み、スルーホール7とな
る貫通孔の孔径、フィルム3の厚みおよび圧着条件を上
述したように設定することにより、内層配線板2のスル
ーホール7内がフィルム3の一部によって満たされると
ともにフィルム3の外面が凹まずに平坦に形成され、最
も良好な結果が得られた。
【0058】第3の実施の形態では、内層配線板2の厚
みおよびスルーホール用貫通孔の孔径を下記の表1に示
すように変えて4層プリント配線板24を形成し、積層
プレス法で同じ構造となるように形成した4層プリント
配線板と本発明の4層プリント配線板とを表面粗さと耐
熱性において比較した。なお、表面粗さは、4層プリン
ト配線板24の外面における内層配線板2のスルーホー
ル7と対応する部位を測定した。測定器は、東京精密
(株)製Surfcom(商品名)を使用した。また、
耐熱性は、JIS−C−5012−9−3で規定する熱
衝撃試験によって判定した。この熱衝撃試験の判定基準
は、本発明の4層プリント配線板と積層プレス製4層プ
リント配線板を260℃の半田浴中に5分以上浸漬し、
内層配線板のスルーホールと対応する部分が膨れ上がる
か否かを目視により判定した。また、第3の実施の形態
を採るに当たっては、エポキシ樹脂溶液22の濃度をエ
ポキシ樹脂の固形分が20〜30%となるように設定す
るとともに、乾燥工程で内層配線板2に吹き付ける熱風
の温度を150℃とし乾燥時間を60分とした。エポキ
シ樹脂溶液22の濃度を上記のように設定すると、内層
配線板2のスルーホール用貫通孔の孔径が0.5mmであ
るときにこの孔径の約1/3程度の厚みをもって膜状体
23を形成でき、最もよい結果が得られた。なお、他の
条件は第1,2の実施の形態での条件と同じとした。
【0059】
【表1】
【0060】この表1から分かるように、アディティブ
法で外層部分を形成した4層プリント配線板と、積層プ
レス法で形成した従来の4層プリント配線板とでは外面
の表面粗さと耐熱性ともに略同じ結果が得られた。
【0061】また、第1,2の実施の形態を採るときに
は内層配線板2の厚みを0.6mmとし、スルーホール用
貫通孔の孔径を0.3mmとすることがフィルム外面に凹
みが生じないようにするための限界であったが、第3の
実施の形態を採ることにより、内層配線板2の厚みを1
mmとし、スルーホール用貫通孔の孔径を0.5mmとして
もフィルム外面に凹みが生じることがない。すなわち、
第1,2の実施の形態による4層プリント配線板1は、
内層配線板2とフィルム3や外層回路4の厚みを含めて
も1mm程度の厚みでしか形成できないが、第3の実施の
形態を採ることにより、厚みが1.3〜1.4mmの4層
プリント配線板24を形成できる。
【0062】しかも、第1,2の実施の形態を採るとき
にはスルーホール用貫通孔の孔径が0.3mmであるた
め、長いドリルを使用できず、内層配線板2を複数枚重
ねて一度に孔開けを行うにも2枚しか重ねることができ
ないが、第3の実施の形態を採ることにより、太くかつ
長いドリルを使用できるので内層配線板2を重ねる枚数
を増やすことができ、孔開け加工の効率が高くなる。
【0063】
【発明の効果】第1の発明に係る多層プリント配線板
は、表裏両面の導体層どうしをスルーホールで接続した
内層配線板と、絶縁性を有する合成樹脂によって形成し
前記内層配線板の外面に密着させたフィルムと、このフ
ィルムの外面に無電解めっきを施すことによって形成し
た導体層とを備え、前記スルーホールに合成樹脂材を埋
設したため、内層配線板のスルーホール内に空気が残存
しないから、温度が上昇してもフィルムにおける前記ス
ルーホールと対応する部分が膨れ上がってしまうことが
ない。
【0064】したがって、外層部分を積層プレス法で形
成したものと同等の耐熱性をもち、加熱時にも外面の平
坦度を高く維持できる多層プリント配線板をアディティ
ブ法によって形成できる。
【0065】第2の発明に係る多層プリント配線板は、
第1の発明に係る多層プリント配線板において、スルー
ホールに埋設する合成樹脂材を、孔の中央に位置づけら
れた膜状体と、開口側合成樹脂部とから構成したため、
スルーホール内の膜状体の存在によってスルーホール内
の実質的な容積が減少し、スルーホール内へ入り込むフ
ィルムが少なくなるから、内層配線板のスルーホールの
孔径を大きくとっても外層部分の外面を平坦に形成でき
る。
【0066】したがって、加熱時に外面の平坦度を高く
維持できるばかりか、スルーホールの孔径が大きくても
外面が凹むことがない多層プリント配線板をアディティ
ブ法によって形成できる。
【0067】第3の発明に係る多層プリント配線板の製
造方法は、表裏両面の導体層どうしをスルーホールで接
続した内層配線板を形成した後、内部を真空とした容器
中でこの内層配線板の外面に、絶縁性を有する合成樹脂
によって形成したフィルムをこれが軟化して前記スルー
ホールに埋め込まれる粘度となるように加熱しながら圧
着させ、フィルム冷却後、フィルム外面に無電解めっき
で導体層を形成するため、真空状態で内層配線板のスル
ーホール内にフィルムの一部からなる合成樹脂材が埋設
され、このスルーホール内に空気が残存しないから、こ
の多層プリント配線板を電子部品実装工程で加熱しても
フィルムにおける前記スルーホールと対応する部分が膨
れ上がってしまうことがない。
【0068】したがって、積層プレス法で形成した多層
プリント配線板と同等の耐熱性を有する多層プリント配
線板をプレス工程が不要なアディティブ法で形成できる
から、信頼性の高い多層プリント配線板を安価に得るこ
とができる。
【0069】第4の発明に係る多層プリント配線板の製
造方法は、第3の発明に係る多層プリント配線板の製造
方法において、内層配線板の形成後であってフィルムを
圧着させる以前に、絶縁性を有する合成樹脂を設定濃度
になるよう溶剤に溶融させた溶液中に内層配線板を浸漬
し、溶液から引き上げたのち回路形成面が鉛直となるよ
うに立て、この内層配線板の表裏両面に熱風を吹き付け
るため、内層配線板のスルーホール内の中央部に合成樹
脂からなる膜状体が形成され、この膜状体の存在によっ
てスルーホール内の実質的な容積が減少する。
【0070】このため、フィルムの圧着工程でスルーホ
ール内に入り込むフィルムの量が少なくてよいから、ス
ルーホールにフィルムの一部が入り込んでも外面が凹ま
ずにこれが平坦になるようなスルーホールの孔径を大き
く設定できる。すなわち、スルーホールを穿設するとき
に使用するドリルをその分太くできる。
【0071】ドリルは、太さに応じて長さが決まってお
り、太いものを選択すると必然的に長くなるから、スル
ーホールの孔径を大きくできると、内層配線板にスルー
ホールを穿設するドリルとしてより長いものを使用でき
る。すなわち、スルーホールを穿設するに当たって内層
配線板を複数枚重ねて一度に行うことができ、この孔開
け加工を効率よく行うことができる。したがって、外面
を高い平坦度になるように形成しながらスルーホールの
大径化を図り、内層配線板の孔開け加工の効率を高めて
製造コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の発明に係る多層プリント配線板を示す
断面図である。
【図2】 真空ラミネータの構成を示す斜視図である。
【図3】 内層配線板の断面図である。
【図4】 フィルムを圧着した状態を示す断面図であ
る。
【図5】 外層回路どうしを接続するスルーホールを穿
設した状態を示す断面図である。
【図6】 外面にめっきレジストを設けた状態を示す断
面図である。
【図7】 ドライフィルム テンティング エッチング法
によって形成した内層配線板の断面図である。
【図8】 図7に示した内層配線板にフィルムを圧着し
た状態を示す断面図である。
【図9】 内層配線板を合成樹脂の溶液中に浸漬すると
きの状態を示す断面図である。
【図10】 乾燥工程で熱風を内層配線板に吹き付けて
いる状態を示す断面図である。
【図11】 フィルムを圧着させた状態を示す断面図で
ある。
【図12】 無電解めっき後の状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…4層プリント配線板、2…内層配線板、3…フィル
ム、3a…埋込部分、4…外層回路、6…内層回路、7
…スルーホール、10…真空ラミネータ、11…チャン
バー、13…ラミネートロール、22…エポキシ樹脂溶
液、23…膜状体、24…4層プリント配線板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 博義 栃木県芳賀郡二宮町大字久下田1065番地 日立エーアイシー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層回路となる表裏両面の導体層どうし
    をスルーホールによって接続した内層配線板と、絶縁性
    を有する合成樹脂によって形成し前記内層配線板の外面
    に密着させたフィルムと、このフィルムの外面に無電解
    めっきを施すことによって形成した導体層とを備え、前
    記スルーホールに合成樹脂材を埋設したことを特徴とす
    る多層プリント配線板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多層プリント配線板にお
    いて、スルーホールに埋設する合成樹脂材を、孔の中央
    に位置づけられた膜状体と、開口側合成樹脂部とから構
    成したことを特徴とする多層プリント配線板。
  3. 【請求項3】 内層回路となる表裏両面の導体層どうし
    をスルーホールによって接続した内層配線板を形成した
    後、内部を真空とした容器中でこの内層配線板の外面
    に、絶縁性を有する合成樹脂によって形成したフィルム
    をこれが軟化して前記スルーホールに埋め込まれる粘度
    となるように加熱しながら圧着させ、このフィルムを冷
    却した後、前記フィルムの外面に無電解めっきによって
    導体層を形成することを特徴とする多層プリント配線板
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の多層プリント配線板の製
    造方法において、内層配線板を形成した後であってフィ
    ルムを内層配線板に圧着させる以前に、絶縁性を有する
    合成樹脂を溶剤に予め定めた濃度になるように溶融させ
    た溶液中に内層配線板を浸漬し、溶液から引き上げたの
    ち回路形成面が鉛直となるように立て、この内層配線板
    の表裏両面に熱風を吹き付けることを特徴とする多層プ
    リント配線板の製造方法。
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