JPH09232658A - レーザー電源装置 - Google Patents

レーザー電源装置

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JPH09232658A
JPH09232658A JP8033989A JP3398996A JPH09232658A JP H09232658 A JPH09232658 A JP H09232658A JP 8033989 A JP8033989 A JP 8033989A JP 3398996 A JP3398996 A JP 3398996A JP H09232658 A JPH09232658 A JP H09232658A
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JP
Japan
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power
power supply
voltage
laser
supply device
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JP8033989A
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English (en)
Inventor
Koichi Morio
浩一 森尾
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光として出力しない注入電力のコントロール
をやめることによりスイッチング損失を最小にし、且つ
昇圧を行うことのできるレーザー電源装置を提供する。 【解決手段】 商用電源を整流する整流部D1が商用電
源を直流に変換し、昇圧コンバータ部15が前記変換さ
れた直流を昇圧すると共にパワーコントロールする。さ
らに、インバータ部17が高周波に変換して調整された
マッチング部23を介して放電電極21に電流を流して
レーザー光を発光させる。昇圧コンバータ部15に設け
られているスイッチ素子Q0により昇圧及びパワーコン
トロールを行うが、スイッチ素子Q0がオフの場合にお
いても商用電源の電圧の√2倍の電圧をインバータ部1
7に印加する。スイッチ素子Q0がオフで昇圧及びパワ
ーコントロールをしていない状態でも一定の電流が流れ
おり、マッチング部23はこの電流により放電電極21
が光を発する直前の状態としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザー電源装
置に係り、特にパワーコントロールに特徴を有するレー
ザー電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4を参照するに、従来より一般的な高
周波放電レーザー電源装置1では、商用三相交流Aを直
流に変換する整流ダイオードD1と、この整流ダイオー
ドD1により整流された直流をパワーコントロールする
バックコンバータ部3と、パワーコントロールされた直
流を高周波に変換するインバータ部5と、インバータ部
5により高周波化された電圧を昇圧する昇圧トランスT
と、供給された高周波を効率よく使用するためのマッチ
ング部7及び放電電極9を備えた放電部11を有してい
る。
【0003】前記レーザー電源装置1に使用されている
バックコンバータ部3は、平滑コンデンサC1と、スイ
ッチ素子Q1と、還流ダイオードD2、インダクタL
1、キャパシタC2等を有している。
【0004】このバックコンバータ部3では、スイッチ
素子Q1でチョッパすることにより供給電力のパワーコ
ントロールを行っている。また、リップルを抑えるため
インダクタL1やキャパシタC2によりフィルターをか
けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5を
参照するに、このような従来の技術にあっては、バック
コンバータ部3でパワーコントロールする際に、光とし
て出力しない電力についてもパワーコントロールを行っ
ているためスイッチング損失が生じている。
【0006】また、一般にレーザー光を発するためには
商用電圧以上の電圧が必要であるが、バックコンバータ
部3では商用の入力電圧以上の電圧を得ることができな
いため昇圧トランスTを使用しており、重量的、スペー
ス的に不利であるという問題がある。
【0007】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、光として出力しない
注入電力のパワーコントロールをやめることによりスイ
ッチング損失を最小にし、且つ昇圧を行うことのできる
ような小型で高性能なレーザー電源装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明のレーザー電源装置は、商用
電源を整流する整流部と、この整流部により整流された
直流を昇圧・パワーコントロールする昇圧コンバータ部
と、この昇圧コンバータ部により昇圧・パワーコントロ
ールされた電圧を印加してレーザー光を発する放電電極
と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0009】従って、整流部が商用電源を直流に変換
し、昇圧コンバータ部が前記変換された直流を昇圧する
と共にパワーコントロールして、放電電極に電流を流し
てレーザー光と発光させる。
【0010】請求項2による発明のレーザー電源装置
は、商用電源を整流する整流部と、この整流部により整
流された直流を昇圧・パワーコントロールする昇圧コン
バータ部と、この昇圧コンバータ部により昇圧・パワー
コントロールされた電源を高周波に変換するインバータ
部と、レーザー光を発する放電電極に効率良く電流を流
すためのマッチング部と、を備えてなることを特徴とす
るものである。
【0011】従って、整流部が商用電源を直流に変換
し、昇圧コンバータ部が前記変換された直流を昇圧する
と共にパワーコントロールする。さらに、パワーコント
ロールされた直流をインバータ部が高周波に変換し、調
整されたマッチングを介して放電電極に電流を流してレ
ーザー光を発光させる。
【0012】請求項3による発明のレーザー電源装置
は、請求項2記載の昇圧コンバータ部が、昇圧・パワー
コントロールのためのスイッチ素子を備えると共に前記
スイッチ素子がオフの場合には前記商用電源の電圧の√
2倍の電圧を前記インバータ部に印加するものであるこ
とを特徴とするものである。
【0013】従って、昇圧コンバータ部に設けられてい
るスイッチ素子の切換えにより昇圧及びパワーコントロ
ールを行うが、前記スイッチ素子がオフの場合において
も商用電源の電圧の√2倍の電圧をインバータ部に印加
する。
【0014】請求項4による発明のレーザー電源装置
は、請求項2、3記載のマッチング部が、前記スイッチ
素子がオフの場合に前記放電電極からレーザー光を発す
る直前の状態となるように設定されていることを特徴と
するものである。
【0015】従って、スイッチ素子がオフで昇圧及びパ
ワーコントロールをしていない状態(昇圧ゼロの状態)
でも一定の電流が流れおり、マッチング部はこの電流に
より放電電極が光を発する直前の状態となるようにして
いる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基づいて説明する。
【0017】図1には、この発明にかかるレーザー電源
装置13の回路が示されている。図1を参照するに、こ
のレーザー電源装置13では、例えば商用200Vの三
相交流A等を整流する整流ダイオードD1と、昇圧する
と共にパワーコントロールする昇圧コンバータ部15
と、複数のスイッチ素子Q1〜Q4の切換えにより昇圧
された電圧を高周波に変換するインバータ部17と、絶
縁のための絶縁トランス19を挟んで放電電極21に所
定の電力を供給するマッチング部23が設けられてい
る。
【0018】前記昇圧コンバータ部15では、平滑コン
デンサC1及びインダクタL1により前記請求ダイオー
ドD1で整流された直流を平滑化している。また、昇圧
及びパワーコントロールを行うためのスイッチ素子Q0
が設けられており、ダイオードD2及びコンデンサC2
が設けられている。なお、このダイオードD2及びコン
デンサC2は必ずしも必要ではない。
【0019】すなわち、図2を参照するに、スイッチ素
子Q0がオフの時は入力される例えば商用の三相交流A
の電圧の√2倍の電圧が常にインバータ部17に印加さ
れる(図2中V0)ので、スイッチ素子Q0がオフの時
に光が出力される直前の状態になるようにマッチング部
23や放電の条件、光共振の条件等を設定する。このと
き、スイッチ素子Q0はオフなのでスイッチ素子Q0に
よる損失はゼロである。
【0020】また、例えば図2中Q0に示されるよう
に、スイッチ素子Q0をオン・オフさせることによりP
WM(パルス幅変調)方法で出力電圧を昇圧・パワーコ
ントロールする。
【0021】以上の結果から、昇圧コンバータ部15に
より昇圧するので昇圧トランスを用いる必要がなく、重
量的及びスペース的に有利となる。
【0022】また、光が出力されない状態では、昇圧コ
ンバータ部15においてスイッチ素子Q0をオフとして
昇圧もパワーコントロールも行っていないので、スイッ
チング損失を最小に抑えることができる。
【0023】さらに、マッチング部23の調整により、
光を出力しない状態で光を発する直前の状態を維持して
いるので、光を出力する際にスイッチ素子Q0のオン・
オフ比を小さくすることができる。これによりスイッチ
ング損失を抑えることができる。
【0024】なお、この発明は前述の実施の形態に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述の実
施の形態においては、昇圧コンバータ部15においてス
イッチ素子Q0のオン・オフ切換えによりPWMでパワ
ーコントロールを行ったが、このほかにPFM(パルス
周波数変調)や、ヒステリシス制御等によりパワーコン
トロールを行うようにしても良い。
【0025】また、前述の実施の形態においてはCO2
レーザー用のレーザー電源装置13について説明した
が、このレーザー電源装置13におけるインバータ部1
7及びマッチング部23を取り除いて昇圧コンバータ部
15に放電電極21を接続することにより、YAGレー
ザー用の電源装置として使用することができる。
【0026】さらに、前述の実施の形態においては、放
電電極21をレーザー光を発する前の状態とすべく常に
インバータ部17に電圧を印加したが、これに代わり、
レーザー光を発するランプ内のガス圧、ランプ内径、ラ
ンプ長、ガスの種類等で設定することも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よるレーザー電源装置では、整流部が商用電源を直流に
変換し、昇圧コンバータ部が前記変換された直流を昇圧
・パワーコントロールして放電電極に印加するので、昇
圧トランスを設ける必要がなく重量及びスペースの面で
改善される。
【0028】請求項2の発明によるレーザー電源装置で
は、整流部が商用電源を直流に変換し、昇圧コンバータ
部が前記変換された直流を昇圧すると共にパワーコント
ロールし、インバータ部が高周波に変換して調整された
マッチングを介して放電電極に電流を流してレーザー光
を発光させるので、昇圧コンバータ部により昇圧及びパ
ワーコントロールを行うことができる。これに伴い、昇
圧トランスを用いる必要がなく、重量及びスペースの面
で改善される。
【0029】請求項3の発明によるレーザー電源装置で
は、昇圧コンバータ部に設けられているスイッチ素子の
切換えにより昇圧及びパワーコントロールを行うので、
昇圧トランスを用いる必要がなくなり、重量及びスペー
スの面で改善される。また、前記スイッチ素子がオフの
場合においても商用電源の電圧の√2倍の電圧をインバ
ータ部に印加して昇圧コンバータ部によるパワーコント
ロールを行うことなくマッチング部の働きにより放電電
極に光を発する直前の状態に保持することができるの
で、光を出力する際にスイッチ素子のオン・オフ比を小
さくすることができ、スイッチング損失を抑えることが
できる。
【0030】請求項4の発明によるレーザー電源装置で
は、スイッチ素子がオフで昇圧及びパワーコントロール
をしていない状態(昇圧ゼロの状態)でも一定の電流が
流れおり、マッチング部はこの電流により放電電極が光
を発する直前の状態となるようにすることができる。こ
の場合、スイッチ素子はオフなのでスイッチング損失を
ゼロにすることができる。また、光を出力する際にスイ
ッチ素子のオン・オフ比を小さくすることができるの
で、スイッチング損失を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるレーザー電源装置を示す回路
図である。
【図2】昇圧コンバータにおけるスイッチ素子と電圧と
の関係を示すグラフである。
【図3】このレーザー電源装置による出力を示すグラフ
である。
【図4】従来のレーザー電源装置を示す回路図である。
【図5】図4に示されたレーザー電源装置の出力を示す
グラフである。
【符号の説明】
13 レーザー電源装置 15 昇圧コンバータ部 17 インバータ部 21 放電電極 23 マッチング部 D1 整流ダイオード(整流部) Q0 スイッチ素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源を整流する整流部と、この整流
    部により整流された直流を昇圧・パワーコントロールす
    る昇圧コンバータ部と、この昇圧コンバータ部により昇
    圧・パワーコントロールされた電圧を印加してレーザー
    光を発する放電電極と、を備えてなることを特徴とする
    レーザー電源装置。
  2. 【請求項2】 商用電源を整流する整流部と、この整流
    部により整流された直流を昇圧・パワーコントロールす
    る昇圧コンバータ部と、この昇圧コンバータ部により昇
    圧・パワーコントロールされた電源を高周波に変換する
    インバータ部と、レーザー光を発する放電電極に効率良
    く電流を流すためのマッチング部と、を備えてなること
    を特徴とするレーザー電源装置。
  3. 【請求項3】 前記昇圧コンバータ部が、昇圧・パワー
    コントロールのためのスイッチ素子を備えると共に前記
    スイッチ素子がオフの場合には前記商用電源の電圧の√
    2倍の電圧を前記インバータ部に印加するものであるこ
    とを特徴とする請求項2記載のレーザー電源装置。
  4. 【請求項4】 前記マッチング部が、前記スイッチ素子
    がオフの場合に前記放電電極からレーザー光を発する直
    前の状態となるように設定されていることを特徴とする
    請求項2、3記載のレーザー電源装置。
JP8033989A 1996-02-21 1996-02-21 レーザー電源装置 Pending JPH09232658A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013507790A (ja) * 2009-10-13 2013-03-04 コヒレント, インコーポレイテッド パルスレーザのためのrf電源のデジタルパルス幅変調制御
JP2013089788A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Mitsubishi Electric Corp レーザ加工機用電源装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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