JPH09232481A - 電子部品用コネクタ - Google Patents
電子部品用コネクタInfo
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- JPH09232481A JPH09232481A JP8269915A JP26991596A JPH09232481A JP H09232481 A JPH09232481 A JP H09232481A JP 8269915 A JP8269915 A JP 8269915A JP 26991596 A JP26991596 A JP 26991596A JP H09232481 A JPH09232481 A JP H09232481A
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Abstract
ができ、測定精度を向上させる。 【解決手段】 絶縁材からなる支持部材22の遊端部に
金属製の接触子23を設ける。接触子23は楕円形に形
成され、その長軸側の一端部が上方に位置して第1の接
触部分23aを形成し、他端部が下方に位置して第2の
接触部分23bを形成する。電子部品4のリード端子5
を接触子23に押し付けて支持部材22を下方に弾性変
形させ、接触子23を測定回路基板2の端子7に押し付
けると、接触子23は第2の接触部分23bを接触子2
3の略中心を回動支点として回動する。
Description
の電子部品の特性測定に用いられる電気部品用コネクタ
に関する。
の超高周波用素子(半導体デバイス等)の需要が急速に
高まってきていることから、超高周波で使用可能な電子
部品用コネクタの要求が増加している。このような超高
周波電子部品の特性測定においては、接触子の長さが長
いとインダクタンスおよびストレーキャパシタンスの影
響が大きくなることから、できる限り短いものを使用す
ることが好ましい。また、接触子と測定器本体間もケー
ブルで接続すると、ケーブルによるインダクタンスおよ
びストレーキャパシタンスの影響によって測定誤差が生
じるため、接触子を測定回路基板に直接設けているのが
一般的である。
いられる電子部品用コネクタの従来例を示す図である。
この電子部品用コネクタ1は、測定回路基板2上に並設
された帯状の金属片からなる複数個の接触子3を備え、
この接触子3に電子部品4のリード端子5を押圧部材6
によって所定圧で押付け、測定回路基板2の端子7を介
して電子部品4に電流または電圧を印加することにより
電子部品4の電気的特性を測定するようにしたものであ
る。
の表面に酸化膜が形成されていたり汚れたりしている
と、これらが絶縁層を形成して良好な電気的接続が得ら
れなくなるため、通常接触子3のばね性を利用したワイ
ピングアクションと呼ばれる動作によって接触子3をリ
ード端子5の表面に摺接することにより、良好な導通を
得るようにしている。なお、接触子3は端子7上に半田
付けによって固定されている。
帯での特性試験では、インダクタンス、ストレーキャパ
シタンスを低くし測定精度を高めるために接触子3を小
片状に形成するとともに、接触子3を測定回路基板2上
に直接設けているが、たとえば1mm以下の長さに形成
した時、リード端子5との接触圧を高くするためには接
触子3の剛性を高くしなければならないが、一方では接
触子3の先端部の高さ精度や、リード端子5自体の高さ
精度のため、ある程度の弾性変形量が要求されることか
ら、繰り返し使用していると、金属疲労のため破損する
という問題があった。特に、ばね材で剛性を高くするに
は板厚を厚くする必要があるが、厚くすると金属疲労が
顕著に現れ、耐久性が低下する。また、剛性を高くする
と十分な弾性変形量が得られなくなる。さらに、良好な
導通を得るためにばね性を利用したワイピングアクショ
ンを行わせるためにも、接触子3はリード端子5が接触
を開始してからもある程度弾性変形する必要がある。こ
のため、接触子3を小型化すればする程、上記した問題
が発生し、高精度な測定が困難となる。
ためになされたもので、その目的とするところは、接触
子に弾性をもたせる必要がなく、接触子の小型化を可能
にするとともに耐久性を向上させることができ、また良
好なワイピングアクションを得ることができ、特に超高
周波特性をもつ電子部品の特性測定に用いて好適な電子
部品用コネクタを提供することにある。
本発明は、一端を固定した片持ち支持構造の弾性および
絶縁性を有する支持部材と、この支持部材の自由端部に
設けられた導電性接触子とを備え、この接触子は、前記
自由端部から前方で上側に位置する第1の接触部分と、
前記自由端部から後方で下側に位置する第2の接触部分
とを有し、前記接触子の上方および下方に電子部品をそ
れぞれ配置し、上方の電子部品の端子で前記接触子方向
に力を加えて前記接触子の第1、第2の接触部分を前記
各電子部品の端子と接触させることを特徴とする。ま
た、本発明は、一端を固定した片持ち支持構造の弾性お
よび絶縁性を有する支持部材と、この支持部材の自由端
部に設けられた導電性接触子とを備え、この接触子は、
前記支持部材の自由端部から前方で下側に位置する第1
の接触部分と、前記自由端部から上側に位置する第2の
接触部分とを有し、前記接触子の上方および下方に電子
部品をそれぞれ配置し、上方の電子部品の端子で前記接
触子方向に力を加えて前記接触子の第1、第2の接触部
分を前記各電子部品の端子と接触させることを特徴とす
る。
ら見て楕円状の形状であることを特徴とする。また、本
発明において、接触子は、側面から見て平行四辺形状で
あることを特徴とする。また、本発明は、一端を固定し
た片持ち支持構造の弾性および絶縁性を有する支持部材
と、この支持部材の自由端部に設けられた導電性接触子
とからなる接触片を支持部材の幅方向に複数個並設し、
前記接触子は、前記自由端部から前方で上側に位置する
第1の接触部分と、前記自由端部から後方で下側に位置
する第2の接触部分とを有し、前記接触片の上方および
下方に電子部品をそれぞれ配置し、上方の電子部品の端
子で前記接触片方向に力を加えて前記各接触子の第1、
第2の接触部分を前記各電子部品の複数端子と接触させ
ることを特徴とする。また、本発明は、一端を固定した
片持ち支持構造の弾性および絶縁性を有する支持部材
と、この支持部材の自由端部に設けられた導電性接触子
とからなる接触片を支持部材の幅方向に複数個並設し、
前記接触子は、前記自由端部から前方で下側に位置する
第1の接触部分と、前記自由端部から後方で上側に位置
する第2の接触部分とを有し、前記接触片の上方および
下方に電子部品をそれぞれ配置し、上方の電子部品の端
子で前記接触片方向に力を加えて前記各接触子の第1、
第2の接触部分を前記各電子部品の複数端子と接触させ
ることを特徴とする。
持構造の弾性および絶縁性を有する支持部材を備え、こ
の支持部材の自由端部に支持部材と所定の角度で交差す
る接触子を一体に設け、この接触子の表面に導電部を設
けたことを特徴とする。また、本発明において、支持部
材の自由端部に側方から見て上下方向に傾斜して延在す
る第1、第2の接触部分によって接触子を構成したこと
を特徴とする。また、本発明において、接触子の第1、
第2の接触部分は支持部材から先端までの長さが異な
り、第1の接触部分が長く形成されていることを特徴と
する。さらに、本発明において、接触子の表面に凹凸を
形成したことを特徴とする。
縁性を有する支持部材とは別個に形成されることにより
小さく形成することが可能である。また、接触子は、第
1、第2の接触部分が支持部材の長手方向および上下方
向にずれていることにより、第1の接触部分が上方の電
子部品の端子によって押圧されると接触子の略中心を回
動支点として回動する。このため、第1の接触部分が上
方の電子部品の端子表面を摺接し、第2の接触部分が下
方の電子部品の端子表面を摺接し、ワイピングアクショ
ンを行う。支持部材は、接触子とは別部材で形成されて
いるため、その剛性、長さ等を自由に決定することがで
きる。表面に凹凸がある接触子は、端子の表面に付着し
ている酸化膜、汚れ等を取り除き、良好な導通を確実に
する。
延在するように設けられる接触子は、表面に導電部が設
けられ、電子部品の端子に接触する。電子部品は、大量
生産されるため、その端子は安価な半田めっき等の表面
処理しているため、表面に酸化膜が形成されていたり、
また汚れていたりして電気的に絶縁層を形成している場
合が多い。したがって、電気的に端子側は大きなワイピ
ングアクションをする必要があるが、測定装置の測定回
路基板端子は確実な導通を得るために、金めっき等の表
面処理をするのが一般的であるので、基板端子側では小
さなワイピングアクションでも確実に導通を得ることが
できる。また測定回路基板は測定回路が構成されている
ので、きわめて高価であるから、その測定回路と一体構
成されている端子部の接触子の摺動による摩耗を少なく
し、摩耗による寿命を延ばすことが要求される。これら
のことから、接触子の第2接触部分(基板端子側)を第
1の接触部分(電子部品側)より短く子、回動支点を接
触子の略中心より下方(第2接触部分側)に移し、第1
背SYそくぶぶんでのワイピング量を大きく維持しなが
ら第2背SYそくぶぶんでのワイピング量を少なくする
ことにより測定回路基板端子の摩耗による寿命を延ばし
ながら確実な導通が得られる。
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る電
子部品用コネクタの実施の形態を示す測定直前における
断面図、図2はリード端子を接触子に押付ける状態を示
す断面図、図3は測定時の状態を示す断面図、図4は接
触子を拡大して示す断面図である。なお、従来技術の欄
で示した構成部材等と同一のものについては同一符号を
もって示し、その説明を適宜省略する。これらの図にお
いて、電子部品用コネクタ20は、電子部品4のリード
端子5の並設方向に並設された複数個の接触片21を備
えている。この接触片21は、一端が固定された片持ち
支持構造の弾性および絶縁性を有する支持部材22と、
この支持部材22の自由端部に設けられた導電性を有す
る接触子23とで構成されている。
縁材によって形成され、適宜な幅、板厚、長さを有する
細帯状に形成され、自由端部側が測定回路基板2から離
間するように所定角度をもって上方に折り曲げられてい
る。そして、支持部材22の基端部は、上下一対の保持
部材24によって保持され、止めねじ25により測定回
路基板2上に固定されている。なお、支持部材22を上
方に折り曲げたが、保持部材24の高さを高くすればそ
の必要がない。
前記接触子23は、燐青銅、白金等の金属によって長軸
方向の長さが1mm程度の楕円形に形成され、支持部材
22に対して斜めに取付けられている。また、接触子2
3の上端側は、支持部材22の自由端部から前方でかつ
上側に位置することにより電子部品4のリード端子5と
の接触部分23a(第1の接触部分)を形成し、下端側
は支持部材22の自由端部より後方で下側に位置するこ
とにより測定回路基板2の端子7との接触部分23b
(第2の接触部分)を形成している。
タ20において、支持部材22は図1に示すように測定
回路基板2の表面に対して傾斜するよう上方に所定角度
折り曲げられており、接触子23を端子7の上方に離間
させている。この状態において、電子部品4を降下させ
てそのリード端子5を接触子23の第1の接触部分23
aに押付けると、支持部材22は下方に弾性変形し、第
2の接触部分23bが端子7に接触する(図2)。さら
にリード端子5を接触子23に押付けると、接触子23
は図3に示すように接触子の略中心を回動支点として反
時計方向に所要角度回動し、支持部材22を上方に凸と
なるように弾性変形させ、この状態で電子部品4の特性
測定を行う。この場合、図5に示すように接触子23を
逆向きに取付け、第1の接触部分23aを支持部材22
の自由端部から後方で上側に、第2の接触部分23bを
自由端部から前方で下側に位置させた場合は、支持部材
22が略S字状に弾性変形し、電子部品4の特性測定を
行う。
別部材で形成すると、接触子23を粒状ないし小片状に
形成して弾性をもたせる必要がなく、接触子23の材料
選択の自由度が拡大し耐久性を向上させるとともに接触
子23を小さく形成することができる。また、支持部材
22は、絶縁材によって接触子23とは別個に製作され
るものであるため、その長さ、板厚、剛性、弾性変形量
等を自由に決定することができ、リード端子5の高さ精
度のばらつきによる変形量の差を吸収することができ
る。また、支持部材22としてはセラミックス製のもの
に限らず、接触圧が厳密でなければガラスエポキシ樹脂
等の合成樹脂によって安価に製作されたものであっても
よい。
けると、接触子23は接触子23の略中心を回動支点と
して回動することにより、リード端子5と第1の接触部
分23a、端子7と第2の接触部分23bとの接触部表
面を摺接してワイピングアクションを行う。したがっ
て、接触子23とリード端子5および端子7との接触部
表面の酸化被膜、汚れ等を取り除き、接触抵抗が小さく
良好な電気的接続が得られる。
図である。この実施の形態においては、接触子23を小
片状の菱形に形成し、リード端子5を所定圧で接触子2
3に押付け接触子23の略中心を回動支点として回動さ
せた時、その平坦な下面25を端子7の表面に密接させ
るようにしている。このような構造においては、下面2
5が接触子23の回動角度を規定するストッパを形成す
るため、接触圧を厳密に設定する必要がない。
図である。この実施の形態においては、絶縁材からなる
支持部材22と薄い金属板からなる板ばね26を重ね合
わせ、支持部材22の自由端部に接触子23を設けてい
る。板ばね26は、接触子23のストロークおよび接触
子23とリード端子5との接触圧を確保するもので、支
持部材22より短く形成され、支持部材22とその基端
側を一致させて重ね合わされることにより、接触子23
とは電気的に接触していない。このような構造において
は、板ばね26の弾性によって接触子23のストローク
および接触子23とリード端子5との接触圧を確保する
ようにしているので、支持部材22を合成樹脂等の安価
な材料で製作することができ、コネクタの製造コストを
低減することができる。
図である。この実施の形態においては、ガラスエポキシ
樹脂、エンジニアリングプラスチック等の弾性を有する
合成樹脂によって小片状の菱形に形成された本体30の
表面にめっき、溶射等により導電部31を形成して接触
子23を構成し、この接触子23を絶縁材からなる支持
部材22の自由端部に溶着等によって接合している。導
電部31は表面に凹凸が形成されている。導電部31を
めっきにより形成する場合は、例えば5μm程度のNi
を下地としてめっきし、その上に1μm程度の硬質金を
めっきする。
表面に凹凸が形成されているので、接触子23が電子部
品の端子に押付けられて回動したとき、端子表面の汚
れ、酸化膜等を良好に取り除くことができる。したがっ
て、良好な導通を達成することができる。
図、図10(a)、(b)は接触子の拡大断面図および
接触子導通部の製作例である。この実施の形態において
は、弾性および絶縁性を有する複数の支持部材22と、
これら支持部材22の自由端部にプラスチック成形(射
出成形、圧縮成形等)で一体に設けられた接触子23と
でコネクタを構成している。支持部材22は、エンジニ
アリングプラスチック等の高弾性率プラスチック材料に
よって形成され、基部が連結部40によって連結されて
いる。支持部材22の間隔は、被測定電子部品の端子ピ
ッチと等しい。
形状に形成されることにより支持部材22に対して90
°より大きな角度(θ)で交差し、表面に導電部31が
形成されている。この接触子23の支持部材22より上
方に延在する部分は、つま先形状を呈して第1の接触部
分23aを構成し、被測定電子部品の端子が押付けられ
る。一方、支持部材22より下方に延在する部分は、踵
形状を呈して第2の接触部分23bを構成し、測定装置
の測定回路基板側端子に押付けられる。そして、第1、
第2の接触部分23a,23bの長さL1 ,L2 は異な
り、第2の接触部分23bが第1の接触部分23aより
短く形成されている。これは、被測定電子部品の端子に
対するワイピングアクションを確実にしながら測定装置
の測定回路基板側端子の摩耗による寿命を延ばすためで
ある。すなわち、接触子23の回動支点23Cを接触子
23の略中心より第2の接触部分23b側に移すことに
よりワイピング量は第1の接触部分23a側が多く、第
2の接触部分23b側が少なくなるようになっている。
表面状態のよい測定回路基板側端子は、接触子と少ない
ワイピング量でも確実な接触をするから、測定回路基板
側のワイピング量を少なくして高価な測定回路基板の摩
耗による寿命を延ばし、表面様態の悪い被測定電子部品
の端子とは多いワイピング量で確実な接触が得られるよ
うにしたものである。
金属をめっきするか、あるいは支持部材22と金属とを
プラスチック成形で一体に形成される。そのとき、導通
部31に楔状の突起31a,31bを設け、プラスチッ
クと金属との接着強度を高めている。一体に形成する方
法は、例えば図10(b)に示すように導通部31を被
測定電子部品の端子ピッチと等しいピッチで帯状金属板
31C上に製作しておき、支持部材22とプラスチック
成形により接触子23を一体で成形し、しかる後に金属
板31Cを導通部31から切り離せばよい。金属材料と
しては、金、銀−タングステン合金、SP−1(田中貴
金属株式会社の商品名)のような金−白金−パラジウム
−銀−銅−亜鉛−ニッケルの7元合金等が用いられる。
支持部材の自由端部に一体に設けているので、別個に製
作された小片状の接触子を後付けする作業が不要で、製
造性に優れ、また品質の一定なコネクタを製作すること
ができる。
ずれも支持部材22を薄板状に形成した例を示したが、
線状のものであってもよい。また、上記した実施の形態
においては、複数の支持部材22はは基部が連結部40
によって連結されている例を示したが、単品の支持部材
と単品の導電部31とで単品のコネクタをプラスチック
政経で一体に製作し、後に被測定電子部品の端子ピッチ
に一致するように単品のコネクタを複数個並べて固定し
たものであってもよい。さらに、上記した実施の形態に
おいては、電子部品の一種として測定回路基板2を用い
たが、基板に特定されるものではない。
品用コネクタは、一端を固定した片持ち支持構造の弾性
および絶縁性を有する支持部材と、この支持部材の自由
端部に設けられた導電性接触子とを備え、この接触子
は、前記自由端部から前方で上側もしくは下側に位置す
る第1の接触部分と、前記自由端部から後方で下側もし
くは上側に位置する第2の接触部分とを有し、前記接触
子の上方および下方に電子部品をそれぞれ配置し、上方
の電子部品の端子で前記接触子方向に力を加えて前記接
触子の第1、第2の接触部分を前記各電子部品の端子と
接触させるようにしたので、従来の弾性を有する金属製
の接触子に比べて接触子自体の長さを短くすることがで
きる。したがって、低インピーダンス、低ストレーキャ
パシタンスの接触子を得ることができ、測定誤差が少な
く、特に高周波特性をもつ電子部品の特性測定に用いて
好適である。また、接触子は電子部品の端子が押付けら
れたとき回動して端子の高さ精度のばらつきを吸収する
とともにワイピングアクションを行うので、端子との接
触抵抗が小さく、良好な電気的接続が得られる。また、
支持部材は接触子とは別個に製作されるので、その剛
性、長さ等を自由に決定することができる。
行四辺形に形成しているので、電子部品の端子を所定圧
で接触子に押付けると、接触子が回動してその下面が第
2の電子部品の端子に密接して接触子の回動角度を規定
する。したがって、接触圧を厳密に設定する必要がな
く、良好な電気的接続が得られる。
持構造の弾性および絶縁性を有する支持部材と、この支
持部材の自由端部に設けられた導電性接触子とからなる
接触片を支持部材の幅方向に複数個並設し、前記接触子
は、前記自由端部から前方で上側もしくは下側に位置す
る第1の接触部分と、前記自由端部から後方で下側もし
くは上側に位置する第2の接触部分とを有し、前記接触
片の上方および下方に電子部品をそれぞれ配置し、上方
の電子部品の複数端子で前記接触片方向に力を加えて前
記各接触子の第1、第2の接触部分を前記各電子部品の
複数端子と接触させるようにしたので、複数個のリード
端子を有する超高周波電子部品の特性測定に好適であ
る。
持構造の弾性および絶縁性を有する支持部材を備え、こ
の支持部材の自由端部に支持部材と所定の角度で交差す
る接触子をプラスチック成形で一体に設け、この接触子
の表面に導電部を設けたので、小片状の接触子を後付け
する作業が不要で、製造性に優れ、品質の一定なコネク
タを製作することができる。また、本発明は、接触子の
支持部材より下方に延在する第2の接触部部を、支持部
材の上方に延在する第1の接触部分よりも短く形成した
ので、高価な測定回路基板の寿命を延ばしながら確実か
つ良好な電気的接続が得られる。また、表面に凹凸があ
る接触子は、端子の表面に付着している酸化膜、汚れ等
を取り除き、良好な導通を確実にする。
形態を示す測定直前における断面図である。
面図である。
る。
る。
る。
る。
子導通部の製作例を示す図である。
る。
ード端子、6…押圧部材、7…端子、20…電子部品用
コネクタ、21…接触片、22…支持部材、23…接触
子、23a…第1の接触部分、23b…第2の接触部
分、23c…回動支点、26…板ばね、31…導電部、
31a,31b…楔状突起、31C…帯状金属板。
延在するように設けられる接触子は、表面に導電部が設
けられ、電子部品の端子に接触する。電子部品は、大量
生産されるため、その端子は安価な半田めっき等の表面
処理しているため、表面に酸化膜が形成されていたり、
また汚れていたりして電気的に絶縁層を形成している場
合が多い。したがって、電気的に端子側は大きなワイピ
ングアクションをする必要があるが、測定装置の測定回
路基板端子は確実な導通を得るために、金めっき等の表
面処理をするのが一般的であるので、基板端子側では小
さなワイピングアクションでも確実に導通を得ることが
できる。また測定回路基板は測定回路が構成されている
ので、きわめて高価であるから、その測定回路と一体構
成されている端子部の接触子の摺動による摩耗を少なく
し、摩耗による寿命を延ばすことが要求される。これら
のことから、接触子の第2接触部分(基板端子側)を第
1の接触部分(電子部品側)より短くし、回動支点を接
触子の略中心より下方(第2接触部分側)に移し、第1
接触部分でのワイピング量を大きく維持しながら第2接
触部分でのワイピング量を少なくすることにより測定回
路基板端子の摩耗による寿命を延ばしながら確実な導通
が得られる。
図、図10(a)、(b)は接触子の拡大断面図および
接触子導電部の製作例である。この実施の形態において
は、弾性および絶縁性を有する複数の支持部材22と、
これら支持部材22の自由端部にプラスチック成形(射
出成形、圧縮成形等)で一体に設けられた接触子23と
でコネクタを構成している。支持部材22は、エンジニ
アリングプラスチック等の高弾性率プラスチック材料に
よって形成され、基部が連結部40によって連結されて
いる。支持部材22の間隔は、被測定電子部品の端子ピ
ッチと等しい。
金属をめっきするか、あるいは支持部材22と金属とを
プラスチック成形で一体に形成される。そのとき、導電
部31に楔状の突起31a,31bを設け、プラスチッ
クと金属との接着強度を高めている。一体に形成する方
法は、例えば図10(b)に示すように導電部31を被
測定電子部品の端子ピッチと等しいピッチで帯状金属板
31C上に製作しておき、支持部材22をプラスチック
成形により接触子23と一体で成形し、しかる後に金属
板31Cを導電部31から切り離せばよい。金属材料と
しては、金、銀−タングステン合金、SP−1(田中貴
金属株式会社の商品名)のような金−白金−パラジウム
−銀−銅−亜鉛−ニッケルの7元合金等が用いられる。
ずれも支持部材22を薄板状に形成した例を示したが、
線状のものであってもよい。また、上記した実施の形態
においては、複数の支持部材22は基部が連結部40に
よって連結されている例を示したが、単品の支持部材と
単品の導電部31とで単品のコネクタをプラスチック成
形で一体に製作し、後に被測定電子部品の端子ピッチに
一致するように単品のコネクタを複数個並べて固定した
ものであってもよい。さらに、上記した実施の形態にお
いては、電子部品の一種として測定回路基板2を用いた
が、基板に特定されるものではない。
持構造の弾性および絶縁性を有する支持部材を備え、こ
の支持部材の自由端部に支持部材と所定の角度で交差す
る接触子をプラスチック成形で一体に設け、この接触子
の表面に導電部を設けたので、小片状の接触子を後付け
する作業が不要で、製造性に優れ、品質の一定なコネク
タを製作することができる。また、本発明は、接触子の
支持部材より下方に延在する第2の接触部分を、支持部
材の上方に延在する第1の接触部分よりも短く形成した
ので、高価な測定回路基板の寿命を延ばしながら確実か
つ良好な電気的接続が得られる。また、表面に凹凸があ
る接触子は、端子の表面に付着している酸化膜、汚れ等
を取り除き、良好な導通を確実にする。
形態を示す測定直前における断面図である。
面図である。
る。
る。
る。
る。
子導電部の製作例を示す図である。
る。
ード端子、6…押圧部材、7…端子、20…電子部品用
コネクタ、21…接触片、22…支持部材、23…接触
子、23a…第1の接触部分、23b…第2の接触部
分、23c…略回動支点、26…板ばね、31…導電
部、31a,31b…楔状突起、31C…帯状金属板。
Claims (10)
- 【請求項1】 一端を固定した片持ち支持構造の弾性お
よび絶縁性を有する支持部材と、この支持部材の自由端
部に設けられた導電性接触子とを備え、この接触子は、
前記自由端部から前方で上側に位置する第1の接触部分
と、前記自由端部から後方で下側に位置する第2の接触
部分とを有し、前記接触子の上方および下方に電子部品
をそれぞれ配置し、上方の電子部品の端子で前記接触子
方向に力を加えて前記接触子の第1、第2の接触部分を
前記各電子部品の端子と接触させることを特徴とする電
子部品用コネクタ。 - 【請求項2】 一端を固定した片持ち支持構造の弾性お
よび絶縁性を有する支持部材と、この支持部材の自由端
部に設けられた導電性接触子とを備え、この接触子は、
前記支持部材の自由端部から前方で下側に位置する第1
の接触部分と、前記自由端部から上側に位置する第2の
接触部分とを有し、前記接触子の上方および下方に電子
部品をそれぞれ配置し、上方の電子部品の端子で前記接
触子方向に力を加えて前記接触子の第1、第2の接触部
分を前記各電子部品の端子と接触させることを特徴とす
る電子部品用コネクタ。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の電子部品用コネ
クタにおいて、接触子は、側面から見て楕円状の形状で
あることを特徴とする電子部品用コネクタ。 - 【請求項4】 請求項1、2または3記載の電子部品用
コネクタにおいて、接触子は、側面から見て平行四辺形
状であることを特徴とする電子部品用コネクタ。 - 【請求項5】 一端を固定した片持ち支持構造の弾性お
よび絶縁性を有する支持部材と、この支持部材の自由端
部に設けられた導電性接触子とからなる接触片を支持部
材の幅方向に複数個並設し、前記接触子は、前記自由端
部から前方で上側に位置する第1の接触部分と、前記自
由端部から後方で下側に位置する第2の接触部分とを有
し、前記接触片の上方および下方に電子部品をそれぞれ
配置し、上方の電子部品の端子で前記接触片方向に力を
加えて前記各接触子の第1、第2の接触部分を前記各電
子部品の複数端子と接触させることを特徴とする電子部
品用コネクタ。 - 【請求項6】 一端を固定した片持ち支持構造の弾性お
よび絶縁性を有する支持部材と、この支持部材の自由端
部に設けられた導電性接触子とからなる接触片を支持部
材の幅方向に複数個並設し、前記接触子は、前記自由端
部から前方で下側に位置する第1の接触部分と、前記自
由端部から後方で上側に位置する第2の接触部分とを有
し、前記接触片の上方および下方に電子部品をそれぞれ
配置し、上方の電子部品の端子で前記接触片方向に力を
加えて前記各接触子の第1、第2の接触部分を前記各電
子部品の複数端子と接触させることを特徴とする電子部
品用コネクタ。 - 【請求項7】 一端を固定した片持ち支持構造の弾性お
よび絶縁性を有する支持部材を備え、この支持部材の自
由端部に支持部材と所定の角度で交差する接触子を一体
に設け、この接触子の表面に導電部を設けたことを特徴
とする電子部品用コネクタ。 - 【請求項8】 請求項7記載の電子部品用コネクタにお
いて、支持部材の自由端部に側方から見て上下方向に傾
斜して延在する第1、第2の接触部分によって接触子を
構成したことを特徴とする電子部品用コネクタ。 - 【請求項9】 請求項1,2,5,6または8記載の電
子部品用コネクタにおいて、接触子の第1、第2の接触
部分は支持部材から先端までの長さが異なり、第1の接
触部分が第2の接触部分より長く形成されていることを
特徴とする電子部品用コネクタ。 - 【請求項10】 請求項1,2,5,6または8記載の
電子部品用コネクタにおいて、接触子の表面に凹凸を形
成したことを特徴とする電子部品用コネクタ。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7-300161 | 1995-11-17 | ||
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Publications (2)
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0919816A3 (en) * | 1997-11-25 | 2000-03-22 | Kabushiki Kaisha Nihon Micronics | Electrical connecting apparatus |
JP2007248460A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-27 | Johnstech Internatl Corp | 電子装置のテストセット及びそれに用いられる端子 |
JP2020165775A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社日本マイクロニクス | プローブカード |
JP2020165774A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社日本マイクロニクス | 多ピン構造プローブ体及びプローブカード |
JP2020165773A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社日本マイクロニクス | 電気的接触子及びプローブカード |
-
1996
- 1996-10-11 JP JP26991596A patent/JP3675989B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN111751586A (zh) * | 2019-03-29 | 2020-10-09 | 日本麦可罗尼克斯股份有限公司 | 多针结构探针体及探针卡 |
CN111751584A (zh) * | 2019-03-29 | 2020-10-09 | 日本麦可罗尼克斯股份有限公司 | 电触头及探针卡 |
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---|---|
JP3675989B2 (ja) | 2005-07-27 |
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