JPH0923154A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JPH0923154A
JPH0923154A JP7172236A JP17223695A JPH0923154A JP H0923154 A JPH0923154 A JP H0923154A JP 7172236 A JP7172236 A JP 7172236A JP 17223695 A JP17223695 A JP 17223695A JP H0923154 A JPH0923154 A JP H0923154A
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる係数でロックする可能性のある場合
は、所定の一方の係数を選択して設定するPLL回路を
提供することを目的としている。 【構成】 位相比較部1と、LPF(ループフィルタ)
2と、VCO(電圧制御発振器)3と、係数乗算器4
と、1/N分周器5と、入力する基準信号と1/N分周
器よりの比較信号よりロック外れとその方向を検出する
アンロック検出回路6と、前記アンロック検出信号に基
づき前記係数乗算器の係数を設定する係数制御部9とで
構成するPLL回路において、ロックする複数のVCO
制御電圧を比較して係数の制御方向を判別し方向判別信
号を出力する制御方向判別部7と、前記アンロック検出
信号及び、方向判別信号により係数のアップまたはダウ
ンを切り替えて制御するアップダウン制御回路8とを設
け、該アップダウン制御信号により前記係数制御部を制
御して前記係数乗算器の係数を決定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PLL回路に係わり、
とくに係数乗算器を有するPLL回路におけるオーバラ
ップ点における係数設定を安定にするものに関する。
【0002】
【従来の技術】ロック周波数範囲を拡大するため、従来
のPLL回路は、図12に示すように、入力する基準信
号と1/N分周器5よりの比較信号の位相を比較して位
相差検出信号を出力する位相比較部1と、前記位相差検
出信号を積分して高周波成分を除去しVCO制御電圧を
出力するLPF(ループフィルタ)2と、該VCO制御
電圧に応じた周波数の信号を発生するVCO(電圧制御
発振器)3と、該VCO3よりの信号に所定の可変係数
を乗算してクロック信号を出力する係数乗算器4と、該
係数乗算器4よりのクロック信号を1/N分周して比較
信号を出力する前記1/N分周器5と、前記基準信号と
比較信号よりロック外れとアンロック方向を検出するア
ンロック検出回路6と、前記アンロック検出回路6より
のアンロック検出信号に基づき前記係数乗算器の係数を
設定する係数制御部9とで構成していた。しかし、この
構成では図12に示すように、同一周波数の入力基準信
号(Href)に対するロックするVCO制御電圧は、
係数の異なる複数(図13ではの2個)のカーブ(Qn
とQn+1)上にオーバーラップしてVCO制御電圧
(Vl),VCO制御電圧(Vh)として存在し、何方
の係数に設定してもロックする。
【0003】しかし、係数(Qn)でロックした場合と
係数(Qn+1)でロックした場合ではVCO制御電圧
が(Vl)または(Vh)と異なり、入力する基準信号
と1/N分周器5よりの比較信号の位相差は図14に示
すように、前者は比較信号が基準信号より進み、後者は
比較信号が基準信号より遅れてロックする。このように
位相の異なるクロック信号で映像信号をサンプリングし
た場合、図15に示すように、サンプリング位置がづれ
るため、異なるデータをサンプリングし、このサンプリ
ングデータをもとの映像信号に戻して表示してみると、
方やぼやけ、方やはっきりするといった具合に、異なる
係数でロックした場合、映像品質の異なる映像を再生し
てしまうという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上述べた問
題点を解決し、上述のように異なる係数でロックする可
能性のある場合は、所定の一方の係数を選択して設定す
るPLL回路を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、入力する基準信号と1/N分周器よりの比
較信号の位相を比較して位相差検出信号を出力する位相
比較部と、前記位相差検出信号を積分して高周波成分を
除去しVCO制御電圧を出力するLPF(ループフィル
タ)と、該VCO制御電圧に応じた周波数の信号を発生
するVCO(電圧制御発振器)と、該VCOよりの信号
に所定の可変係数を乗算してクロック信号を出力する係
数乗算器と、該係数乗算器よりのクロック信号を1/N
分周して比較信号を出力する前記1/N分周器と、前記
基準信号と比較信号よりロック外れとアンロック方向を
検出するアンロック検出回路と、前記アンロック検出回
路よりのアンロック検出信号に基づき前記係数乗算器の
係数を設定する係数制御部とで構成するPLL回路にお
いて、係数を可変したときにロックする複数のVCO制
御電圧を比較して係数の制御方向を判別して方向判別信
号を出力する制御方向判別部と、前記アンロック検出信
号及び、方向判別信号により係数のアップまたはダウン
を切り替えて制御するアップダウン制御回路とを設け、
該アップダウン制御回路よりのアップダウン制御信号に
より前記係数制御部を制御して前記係数乗算器の係数を
決定するようにした。
【0006】
【作用】以上のように構成したので、本発明のPLL回
路によれば、基準信号と比較信号からアンロック状態を
検出し、このアンロック検出信号からロックする方向に
係数を可変し、ロックさせ、さらに、係数をアップまた
はダウンして1つ上または1つ下の係数でロックするか
確認し、2個以上のロック状態がある場合、VCO制御
電圧データを所定の基準電圧データとの差を算出して差
の少ない方即ち、基準電圧データに近い方でロックする
係数を選択して設定するようにし、また、VCO制御電
圧データと基準電圧データとの差が両者同じ場合は係数
の小さい方(または大きい方)を固定的に選択して設定
するようにしている。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明によるPLL回
路を詳細に説明する。図1は本発明によるPLL回路の
一実施例を示すブロック図である。図において、1は位
相比較部で、入力する基準信号(Href)と1/N分
周器5よりの比較信号(Hvari)の位相を比較して
位相差検出信号(Spd)を出力している。2はLPF
(ループフィルタ)で、前記位相差検出信号(Spd)
を積分して高周波成分を除去しVCO制御電圧(Vc)
を出力している。3はVCO(電圧制御発振器)で、前
記VCO制御電圧に応じた周波数の信号を発生してい
る。4は係数乗算器で、前記VCO3よりの信号に可変
の係数(Q)を乗算してクロック信号(Sck)を出力
している。5は前記1/N分周器で、前記クロック信号
を1/N分周して、比較信号(Hvari)を出力して
いる。
【0008】6はアンロック検出回路で、前記基準信号
(Href)と比較信号(Hvari)を入力し、所定
の値以上の位相ずれが所定回数連続すると、アンロック
状態と判断してアンロック信号(Sul)と、その位相
ずれが高い周波数にずれているか低い周波数にずれてい
るかを示すアンロック方向信号(Suld)とを出力し
ている。7は制御方向判別部で、前記LPFよりのVC
O制御電圧をフィールド毎に所定の基準電圧(Vs)と
比較して、前後の比較結果が異なる場合は基準電圧に近
い方のフィールドで設定した係数の方向の制御方向判別
信号を、また前後の比較結果が同じ場合は係数の小さい
方の方向の制御方向判別信号(Scd)を出力するよう
にしている。8はアップダウン制御回路で、前記アンロ
ック検出回路6よりのアンロック信号(Sul)とアン
ロック方向信号(Suld)および、前記制御方向判別
部7よりの制御方向判別信号(Scd)を入力し、現在
の係数よりアップするかダウンするかを制御するアップ
ダウン制御信号(Scu/d)を出力している。9は係
数制御部で、前記アップダウン制御信号(Scu/d)
により係数(Q)を設定し、前記係数乗算器4に入力し
ている。
【0009】図2は、前記係数制御部9の一実施例を示
す詳細回路ブロック図である。図において、91はアッ
プダウンカウンタで、前記アップダウン制御回路8より
のアップダウン制御信号(Scu/d)である後述のア
ップダウン信号(Su/d)およびアップダウンイネー
ブル信号(Seu/d)に基づいて、フィールドエッジ
信号(Sveg)をアップカウントまたはダウンカウン
トし、カウントデータ(Dc)を出力している。92は
ルックアップテーブルを構成するROMで、予め図9−
(b)に示す係数データ(Dq)を記憶しており、前記
カウントデータ(Dc)をROMアドレスに入力してこ
れに対応する係数データ(Dq)を出力している。尚、
本実施例ではルックアップテーブル92はROMで構成
したが、不揮発性RAMで構成しデータ入力部を設け、
外部よりデータを可変入力できるようにすることによ
り、出力するクロック周波数範囲及び、入力周波数範囲
を拡大することが可能となることはいうまでもない。9
3は設定データフォーマット変換部で、前記ROM92
よりの係数データ(Dq)を前記係数乗算器4の入力デ
ータフォーマット(例えばシリアルデータ)に変換して
係数(Q)を出力している。
【0010】図3はアップダウン制御回路の一実施例を
示す詳細回路ブロック図である。図において、81は第
1のDラッチで、前記アンロック検出回路6よりのアン
ロック信号(Sul)をイネーブル信号とし、アンロッ
ク方向信号(Suld)をデータとしてフィールドエッ
ジ信号(Sveg)にてラッチし、反転出力端子(−
Q)より方向反転信号(−Suldr)を出力してい
る。82はセレクタで、前記アンロック方向信号(Su
ld)と方向反転信号(−Suld)を入力し、前記制
御方向判別部7よりの制御方向判別信号(Scd)によ
り選択してアップダウン信号(Su/d)を出力してい
る。83は第2のDラッチで、アンロック信号(Su
l)をデータとしてフィールドエッジ信号(Sveg)
にてラッチしてアンロックラッチ信号(Sulr)を出
力している。84は第1のオア回路で、前記アンロック
信号(Sul)とアンロックラッチ信号(Sulr)と
の論理和をとりアンロックタイミング信号(Sult)
を出力している。85は第2のオア回路で、前記アンロ
ックタイミング信号(Sult)と前記制御方向判別部
7よりの制御方向判別信号(Scd)との論理和をと
り、アップダウンイネーブル信号(Seu/d)を出力
している。
【0011】図4は制御方向判別部7の一実施例を示す
詳細回路ブロック図である。図において70はA/D変
換部で、前記LPF2よりのVCO制御電圧(Vc)を
デジタル信号に変換し、VCO制御電圧データ(Dv
c)を出力している。71は偏差値算出部で、前記VC
O制御電圧データ(Dvc)と基準データ(Dvs)と
の差の絶対値をフィールド毎に算出し、各々の偏差値デ
ータ(Dvc−s)を算出している。711は第1のレ
ジスタで、前記VCO制御電圧データ(Dvc)をフィ
ールド遅延信号(Svd)の立ち上がりにて記憶してい
る。712は第2のレジスタで、前記第1のレジスタに
記憶する1フィールド前のVCO制御電圧データ(Dv
c−1)を、フィールド遅延信号(Svd)の立ち上が
りにて記憶している。713は基準データ記憶部で、R
OMで構成したVCO制御電圧可変範囲の略中央値を基
準データ(Dvs)として記憶している。尚、本実施例
では基準データ記憶部713はROMで構成したが、不
揮発性RAMを使用し、データ入力部を設けて外部から
データを可変入力出来るようにしてもよい。714aは
第1の減算器で、前記第1のレジスタ711に記憶する
VCO制御電圧データ(Dvc)と基準データ(Dv
s)との差の絶対値を算出し、偏差値データ(Dvc−
s)を出力している。714bは第2の減算器で、前記
第2のレジスタ712に記憶するVCO制御電圧データ
(Dvc─1)と基準データ(Dvs)との差の絶対値
を算出し、偏差値データ(Dvc−1−s)を出力して
いる。
【0012】また、図4−(b)において、714は減
算器で、前記A/D変換部70よりのVCO制御電圧デ
ータ(Dvc)と基準データ(Dvs)との差の絶対値
を算出し、偏差値データ(Dvc−s)を出力してい
る。711aは第1のレジスタで、前記偏差値データ
(Dvc−s)をフィールド遅延信号(Svd)の立ち
上がりにて記憶して出力している。712aは第2のレ
ジスタで、前記第1のレジスタ711aに記憶する1フ
ィールド前の偏差値データ(Dvc−1−s)をフィー
ルド遅延信号(Svd)の立ち上がりにて記憶して出力
している。72は方向判別部で、前記偏差値データ(D
vc−s)と1フィールド前の偏差値データ(Dvc−
1−s)を比較して比較結果から、係数のアップまたは
ダウン方向を判別するの制御方向判別信号(Scd)を
出力している。73はフィールド信号生成部で、入力す
る垂直同期信号(Vsync)のエッジを検出してフィ
ールドエッジ信号(Sveg)を出力するフィールドエ
ッジ検出回路731と、前記フィールドエッジ信号(S
veg)を所定時間遅延してフィールド遅延信号(Sv
d)を出力するフレーム遅延回路732とで構成してい
る。
【0013】図5は前記方向判別部72の一実施例を示
す詳細ブロック図である。図において、721は第1の
比較部で、前記偏差値算出部71よりの偏差値データ
(Dvc−s)と1フィールド前の偏差値データ(Dv
c−1−s)を比較して、1フィールド前の偏差値デー
タ(Dvc−1−s)が現在の偏差値データ(Dvc−
s)と異なる場合の異値信号(Sn)と、同じ場合の同
値信号(Seq)を出力している。722は異値方向判
別部で、前記異値信号(Sn)の立ち上がりエッジを検
出して異値エッジ信号(Segn)を出力している。7
23は同値方向判別部で、前記同値信号(Seq)およ
び、前記アップダウンカウンタ91よりのカウントデー
タ(Dc)から同値エッジ信号(Segeq)を出力し
ている。724は制御方向判別信号合成部で、アップダ
ウン制御回路8よりのアンロックタイミング信号(Su
lt)の立ち下がりからフィールドエッジ信号(Sve
g)までの間に、前記異値エッジ信号(Segn)と同
値エッジ信号(Segeq)との論理和出力でHレベル
をラッチした方向判別信号(Scd)を出力している。
【0014】図6は前記方向判別部72の一実施例を示
す詳細回路ブロック図で、図6−(a)は異値方向判別
部722及び制御方向判別信号合成部724の詳細を示
し、図6−(b)は同値方向判別部723の詳細を示し
ている。図6−(a)において、7221は第1の立ち
上がりエッジ検出回路で、前記第1の比較部721より
の異値信号(Sn)の立ち上がりエッジを検出し、異値
エッジ信号(Segn)を出力している。7241は第
3のオア回路で、前記異値エッジ信号(Segn)と前
記同値方向判別部723よりの同値エッジ信号(Seg
eq)との論理和を判別クロック信号(Sdck)とし
て出力している。7242は立ち下がりエッジ検出回路
で、前記アップダウン制御回路よりのアンロックタイミ
ング信号(Sult)の立ち下がりエッジを検出してい
る。7243は第1のHラッチ回路で、前記立ち下がり
エッジ検出回路7242よりの立ち下がりエッジ信号
(Segd)でリセットし、該第1のHラッチ回路72
43の反転出力をエネーブル信号として、フィールドエ
ッジ信号(Sveg)でHレベルをラッチし、変化可能
信号(Sech)を出力している。7244は第2のH
ラッチ回路で、フィールド遅延信号(Svd)でリセッ
トし、前記第1のHラッチ回路7243よりの変化可能
信号(Sech)の間に前記第3のオア回路7241よ
りの判別クロック信号(Sdck)でHレベルをラッチ
し、方向判別信号(Scd)を出力している。
【0015】図6−(b)において、7231は第3の
レジスタで、前記係数制御部9のアップダウンカウンタ
91よりのカウントデータ(Dc)をフィールド遅延信
号(Svd)で順次記憶して出力している。7232は
第4のレジスタで、前記第3のレジスタに記憶する1フ
ィールド前のカウントデータ(Dc−1)をフィールド
遅延信号(Svd)で順次記憶して出力している。72
33は第2の比較部で、前記カウントデータ(Dc)と
1フィールド前のカウントデータ(Dc−1)の大きさ
を比較して1フィールド前のカウントデータ(Dc−
1)がカウントデータ(Dc)より大きいとHレベルと
する比較信号(Scc)を出力している。7234は第
1のアンド回路で、前記第2の比較部7233よりの比
較信号(Scc)と、前記第1の比較部721よりの同
値信号(Seq)の論理積を出力している。7235は
第2の立ち上がりエッジ検出回路で、前記アンド回路7
234よりの信号の立ち上がりエッジを検出して同値エ
ッジ信号(Segeq)を出力し、第3のオア回路72
41に入力している。
【0016】図7はアンロック検出回路6の一実施例を
示すブロック図である。図において、61aは第1のエ
ッジ検出回路で、入力する基準信号(Href)の立ち
上がりを検出してエッジ信号(Seghr)を出力して
いる。61bは第2のエッジ検出回路で、1/N分周器
5よりの比較信号(Hvari)の立ち上がりを検出し
てエッジ信号(Seghv)を出力している。62はカ
ウンタで、前記第2のエッジ検出回路61bよりのエッ
ジ信号(Seghv)でリセットし、前記係数乗算部4
より出力するクロック信号(Sck)をカウントしてい
る。63aはa値デコーダで、前記カウンタ62よりの
データのa値をデコードしてデコード信号(Sa)を出
力している。63bはb値デコーダで、前記カウンタ6
2よりのデータのb値をデコードしてデコード信号(S
b)を出力している。64はSRフリップフロップで、
S端子に前記デコード信号(Sa)、R端子に前記デコ
ード信号(Sb)を入力し、反転(−Q)端子よりゲー
トパルス(Pg)を出力している。
【0017】65は第3のDラッチで、前記ゲートパル
ス(Pg)をデータとして、前記第1のエッジ検出回路
61aよりのエッジ信号(Segh)でラッチし、Q端
子からは位相ロック時Hレベル、アンロック時Lレベル
のロック変化信号(Slch)を出力し、−Q端子から
は位相ロック時Lレベル、アンロック時Hレベルのアン
ロック変化信号(Sulch)を出力している。66a
は第2のアンド回路で、前記エッジ信号(Segh)と
アンロック変化信号(Sulch)の論理積をとりアン
ロックエッジ信号(Segul)を出力している。66
bは第3のアンド回路で、前記エッジ信号(Segh)
とロック変化信号(Slch)の論理積をとりロックエ
ッジ信号(Segl)を出力している。67aは第1の
積算カウンタで、前記第2のアンド回路66aよりの論
理積出力のアンロックエッジ信号(Segul)をカウ
ントしている。67bは第2の積算カウンタで、前記第
3のアンド回路66bよりの論理積出力のロックエッジ
信号(Segl)をカウントしている。68aは第1の
X値デコーダで、第1の積算カウンタ67aよりの出力
の所定の数(例えば5)をデコードして第1のデコード
信号(Sxs)を出力している。68bは第2のX値デ
コーダで、第1の積算カウンタ67bよりの出力の所定
の数(例えば5)をデコードして第2のデコード信号
(Sxr)を出力している。
【0018】69aは第1のインバータで前記第1のデ
コード信号(Sxs)を反転して前記第2の積算カウン
タ67bをリセットしている。69bは第2のインバー
タで前記第2のデコード信号(Sxr)を反転して前記
第1の積算カウンタ67aをリセットしている。60a
はSRフリップフロップで、前記第1のデコード信号
(Sxs)をS端子に、また、前記第2のデコード信号
(Sxr)をR端子に入力し、Q端子よりアンロック検
出信号(Sul)を出力している。60bは、第4のD
ラッチで、前記カウンタ62よりのデータの最上位ビッ
ト出力信号(MSB)をデータとし、前記第2のアンド
回路66aの論理積出力のアンロックエッジ信号(Se
gul)でラッチし、アンロック方向検出信号(Sul
d)を出力している。
【0019】以上の構成において、つぎにその動作を説
明する。いま、ロックしている状態において、入力基準
信号(Href)を現状より高い周波数fhに変化した
場合の動作を説明する。まず、アンロック検出回路6の
動作を図7に示すブロック図と図8に示すタイミング図
を参照して説明する。1/N分周器5よりの比較信号
(Hvari)の立ち上がりエッジ(Seghr)から
クロック信号(Sck)をカウントしてデコードしたa
値デコード信号(Sa)及びb値デコード信号(Sb)
から得たゲートパルス(Pg)を、基準信号(Hre
f)の立ち上がりエッジ信号(Seghr)にてラッチ
して出力するロック変化信号(Slch)は、基準信号
の変化によりロック状態のHレベルからアンロック状態
のLレベルに変化する。アンド回路66aでは、アンロ
ック変化信号(Sulch)と、基準信号(Href)
のエッジ信号(Seghr)との論理積から、アンロッ
ク時のエッジ信号(Segul)を得て、これを積算カ
ウンタ67aにてX回カウントするとロックが外れたと
判断し、SRフリップフロップ60aをセットしてHレ
ベルのアンロック信号(Sul)を出力し、また、アン
ド回路66bでは、ロック変化信号(Slch)と、基
準信号(Href)のエッジ信号(Seghr)との論
理積から、ロック時のエッジ信号(Segl)を得て、
これを積算カウンタ67bにてX回カウントするとロッ
クしたと判断し、SRフリップフロップ60aをリセッ
トしてLレベルのアンロック信号(Sul)を出力しア
ップダウン制御回路8に入力している。また、前記カウ
ンタ62よりのデータの最上位ビット出力信号(MS
B)をアンロック時のエッジ信号(Segul)にてラ
ッチすることにより、アンロック方向(本例の場合、基
準信号より周波数の低い方向へアンロックしたのでHレ
ベル)のアンロック方向信号(Suld)を出力しアッ
プダウン制御回路8に入力している。
【0020】つぎに、アップダウン制御回路8の動作を
図3のブロック図、及び図10のタイミング図を参照し
て説明する。上述したように、アンロック検出部6で基
準信号が高い周波数に変化してアンロックとなったこと
を検出すると、Hレベルのアンロック信号(Sul)と
Hレベルのアンロック方向信号(Suld)がアップダ
ウン制御回路8に入力される。Hレベルのアンロック方
向信号(Suld)はセレクタ82を介して係数制御部
9のアップダウンカウンタ91のU/D制御端子に入力
し、カウントアップするように制御している。また、H
レベルのアンロック信号(Sul)は1フィールド期間
ラッチしたアンロックラッチ信号(Sulr)と第1の
オア回路84にて合成して1フィールド期間Hレベルを
延長したアンロックタイミング信号(Sult)とし
て、第2のオア回路85を介してアップダウンカウンタ
91のイネーブル端子に入力し、アップダウンを動作可
能とし、アンロックになった次ぎのフィールドでも強制
的にカウントが進ようにしている。第2のオア回路85
の他の入力はこの過程ではまだLレベルであるため、第
1のオア回路84の出力がそのままアップダウンカウン
タ91に入力される。また、セレクタもこの過程ではA
側を選択している。
【0021】つぎに、制御方向判別手段7の動作を図
4,図5及び図6に示すブロック図と図10に示すタイ
ミング図を参照して説明する。図4−(a)に示すよう
に、前記LPF2よりのVCO制御電圧(Vc)をA/
D変換部70にてデジタル信号に変換したVCO制御電
圧データ(Dvc)を第1のレジスタ711に入力し、
該VCO制御電圧データ(Dvc)をフィールドエッジ
検出部731にて入力する垂直同期信号の立ち下がりを
検出し、これをフィールド遅延回路732で所定期間遅
延したフィールド遅延信号(Svd)のタイミングで記
憶し、1フィールド前のVCO制御電圧データ(Dvc
−1)を第2のレジスタ712に記憶している。前記記
憶するVCO制御電圧データ(Dvc)及び1フィール
ド前のVCO制御電圧データ(Dvc−1)から基準デ
ータ記憶部713に記憶する所定の基準データ(Dvs
td)を第1の減算器714aまたは第2の減算器71
4bにて各々減算して、その差の絶対値の偏差値データ
(Dvc)及び、1フィールド前の偏差値データ(Dv
c−1)を算出し、方向判別部72に入力している。図
4─(b)の実施例の場合は、減算したデータをレジス
タに記憶するようにしたもので出力結果は同じである。
図5に示すように、方向判別部72の第1の比較部72
1では、前記偏差値データ(Dvc)と1フィールド前
の偏差値データ(Dvc−1)との大きさを比較し、1
フィールド前の偏差値データが大きければLレベル、小
さければHレベルとする、異値信号(Sn)を出力し、
異値方向判別部722に入力し、また、現在の偏差値デ
ータ(Dvc)が、1フィールド前の偏差値データ(D
vc−1)と同じ場合Hレベルとする同値信号(Se
q)を出力し、同値方向判別部723に入力している。
異値方向判別部722では前記異値信号(Sn)の立ち
上がり、即ち現在の偏差値データ(Dvc)が1フレー
ム前の偏差値データ(Dvc−1)より大きくなったフ
ィールドを検出し、第1の立ち上がりエッジ検出回路7
221でその立ち上がりエッジを検出して異値エッジ信
号(Segn)を制御方向判別信号合成部724の第3
のオア回路7241に入力している。図10の例の場
合、現在の偏差値データ(Dvc)=βが1フィールド
前の偏差値データ(Dvc−1)=αより大きい(α<
β)場合を示しており、異値信号(Sn)はHレベルと
なり、この立ち上がりを検出して異値エッジ信号(Se
gn)を出力している。一方、同値方向判別部723で
は、アップダウンカウンタ91よりのカウントデータ
(Dc)をフィールド遅延信号(Svd)で順次2フィ
ールド分記憶してその大きさを比較し、現在のフィール
ドのカウントデータ(Dc)が1フィールド前のカウン
トデータ(Dc−1)より大きいとHレベルを出力する
比較信号(Scc)を出力し、同値信号(Seq)との
論理積信号の立ち上がりを検出し、制御方向判別信号合
成部724の第3のオア回路7241に入力している。
図10の例の場合、同値信号(Seq)はLレベルであ
るので論理積信号の立ち上がりは無く、同値エッジ信号
(Segeq)はLレベルのままである。
【0022】図6に示す制御方向判別信号合成部724
では、立ち下がりエッジ検出回路7242で第1のオア
回路84よりの1フィールド期間延長したアンロックタ
イミング信号(Sult)が立ち下がり、即ちアップダ
ウンカウンタ91がディスエーブルされるのを検出し、
第1のHラッチ回路7243で前記アンロックタイミン
グ信号(Sult)の立ち下がりエッジ信号(Seg
d)にてをリセットして−Q出力をHレベルとし、つぎ
のフィールドエッジ信号(Sveg)でLレベルとする
変化可能信号(Sech)をイネーブル信号として第2
のHラッチ回路7244に入力し、第2のHラッチ回路
7244で前記異値信号(Sn)の立ち上がりエッジ信
号(Segn)と、比較信号(Scc)と同値信号(S
eq)の論理積信号の立ち上がりエッジ信号(Sege
q)との論理和をクロック信号(Sdck)としてHレ
ベルをラッチし、次の遅延フィールド信号が入力される
までHレベルとする方向判別信号(Scd)を出力し前
記アップダウン制御回路8の第2のオア回路85に入力
し係数制御部9のアップダウンカウンタ91のアップダ
ウンイネーブル信号(Seu/d)としている。例え
ば、図10の例の場合、第1のオア回路84よりの1フ
ィールド期間延長したアンロックタイミング信号(Su
lt)が立ち下がった後、即ち、アンロック状態からロ
ック状態になった時の偏差値データ(Dvc−1)より
1フィールド後の現在の偏差値データ(Dvc)が大き
くなった場合、異値信号(Sn)の立ち上がりエッジ信
号(Segn)をクロック信号(Sdck)として次ぎ
の遅延フィールド信号(Svd)までの期間Hレベルと
する方向判別信号(Scd)を出力し、第2のオア回路
85を介してアップダウンイネーブル信号(Seu/
d)としてアップダウンカウンタ91のイネーブル端子
に入力してカウント動作可能とするとともに、方向判別
信号(Scd)はまた前記セレクタ82を切り替えて反
転信号を選択してカウンタ91のU/D制御端子にLレ
ベルのアップダウン信号(Su/d)を入力することに
よりダウンカウントして1フィールド前のカウントに戻
すようにしている。
【0023】図11のタイミング図は、現在のフィール
ドの偏差値データ(Dvc)と1フィールド前の偏差値
データ(Dvc−1)が同じ場合を示しており、以下本
例の動作を説明する。図11の例の場合、方向判別部7
2では第1の比較部721の出力の異値信号(Sn)は
Lレベルとなり、異値エッジ信号(Segn)は検出さ
れず、一方同値信号(Seq)はHレベルとなる。同値
方向判別部723では、現在のフィールドのカウントデ
ータ(Dc)が1フィールド前のカウントデータ(Dc
−1)より大きいとHレベルを出力する比較信号(Sc
c)を出力し、Hレベルの同値信号(Seq)との論理
積信号の立ち上がりを検出し同値エッジ信号(Sege
q)を出力して制御方向判別信号合成部724の第3の
オア回路7241に入力し、クロック信号(Sdck)
として次ぎの遅延フィールド信号(Svd)までの期間
Hレベルとする方向判別信号(Scd)を出力し、第2
のオア回路85を介してアップダウンイネーブル信号
(Seu/d)としてアップダウンカウンタ91のイネ
ーブル端子に入力してカウント動作可能とするととも
に、方向判別信号(Scd)はまた前記セレクタ82を
切り替えて反転信号を選択してカウンタ91のU/D制
御端子にLレベルのアップダウン信号(Su/d)を入
力することによりダウンカウントして1フィールド前の
カウントに戻すようにしている。
【0024】つぎに、係数乗算器4を制御する係数制御
部9の動作を図2のブロック図と図10のタイミング図
を参照して説明する。アップダウンカウンタ91のイネ
ーブル端子にHレベルのアップダウンイネーブル信号
(Seu/d)が入力されると、U/D制御端子に入力
するアップダウン信号(Su/d)の状態に応じて、フ
ィールドエッジ信号(Sveg)をカウントし、例え
ば、U/D制御端子のアップダウン信号(Su/d)が
Hレベルのときはアップカウント、Lレベルのときはダ
ウンカウントするようにしている。このアップダウンカ
ウンタ91のカウントデータは図9に示すデータを予め
記憶するルックアップテーブルを参照して対応する係数
データを得、該係数データを係数乗算器4の入力フォー
マットに変換して出力している。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるPL
L回路によれば、基準信号と比較信号からアンロック状
態を検出し、このアンロック検出信号からロックする方
向に係数を可変し、ロックさせ、さらに、係数をアップ
またはダウンして1つ上または1つ下の係数でロックす
るか確認し、2個以上のロック状態がある場合、VCO
制御電圧データを所定の基準電圧データとの差を算出し
て差の少ない方即ち、基準電圧データに近い方でロック
する係数を選択して設定するようにし、また、VCO制
御電圧データと基準電圧データとの差が両者同じ場合は
係数の小さい方(または大きい方)を固定的に選択して
設定するようにしているので、異なる係数でロックする
可能性のある場合は、所定の一方の係数を選択して設定
し、ロック位相が変動しないようにしたPLL回路を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるPLL回路の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明による係数制御部の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明によるアップダウン制御回路の一実施例
を示すブロック図である。
【図4】本発明による制御方向判別手段の一実施例を示
すブロック図である。
【図5】本発明による方向判別部の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図6】本発明による方向判別部の一実施例を示す詳細
回路ブロック図である。
【図7】アンロック検出回路を示す詳細回路ブロック図
である。
【図8】アンロック検出回路の各部信号のタイミング図
である。
【図9】動作を説明するためのVCO電圧対係数と出力
周波数特性及びルックアップテーブルの例を示す図であ
る。
【図10】本発明によるPLL回路の各部信号のタイミ
ング図である。
【図11】本発明によるPLL回路の各部信号のタイミ
ング図である。
【図12】従来のPLL回路を示すブロック図である。
【図13】VCO電圧のオーバーラップ点を説明する図
である。
【図14】VCO電圧による位相差を示す図である。
【図15】位相の異なるクロック信号でサンプリングし
た場合の相違を示す図である。
【符号の説明】
1 位相比較器 2 LPF 3 VCO 4 係数乗算器 5 1/N分周器 6 アンロック検出回路 7 制御方向判別部 8 アップダウン制御回路 9 係数制御部 61a 第1のエッジ検出回路 61b 第2のエッジ検出回路 62 カウンタ 63a a値デコーダ 63b b値デコーダ 64 SRフリップフロップ 65 第3のDラッチ 66a 第2のアンド回路 66b 第3のアンド回路 67a 第1の積算カウンタ 67b 第2の積算カウンタ 68a 第1のX値デコーダ 68b 第2のX値デコーダ 69a SRフリップフロップ 69b 第4のDラッチ 71 偏差値算出部 72 方向判別部 73 フィールド信号生成部 711 第1のレジスタ 712 第2のレジスタ 713 基準データ記憶部 714a 第1の減算器 714b 第2の減算器 721 第1の比較部 722 異値方向判別部 723 同値方向判別部 724 制御方向判別信号合成部 731 フィールドエッジ検出回路 732 フィールド遅延回路 7221 第1の立ち上がりエッジ検出回路 7231 第3のレジスタ 7232 第4のレジスタ 7233 第2の比較部 7234 第1のアンド回路 7235 第2の立ち上がりエッジ回路 7241 第3のオア回路 7242 立ち下がりエッジ検出回路 7243 第1のHラッチ回路 7244 第2のHラッチ回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力する基準信号と1/N分周器よりの
    比較信号の位相を比較して位相差検出信号を出力する位
    相比較部と、前記位相差検出信号を積分して高周波成分
    を除去しVCO制御電圧を出力するLPF(ループフィ
    ルタ)と、前記VCO制御電圧に応じた周波数の信号を
    発生するVCO(電圧制御発振器)と、該VCOよりの
    信号に所定の可変係数を乗算してクロック信号を出力す
    る係数乗算器と、該係数乗算器よりのクロック信号を1
    /N分周して比較信号を出力する前記1/N分周器と、
    前記基準信号と比較信号よりロック外れとアンロック方
    向を検出するアンロック検出回路と、前記アンロック検
    出回路よりのアンロック検出信号に基づき前記係数乗算
    器の係数を設定する係数制御部とで構成するPLL回路
    において、係数を可変したときにロックする複数のVC
    O制御電圧を比較して係数の制御方向を判別して方向判
    別信号を出力する制御方向判別部と、前記アンロック検
    出信号及び、方向判別信号により係数のアップまたはダ
    ウンを切り替えて制御するアップダウン制御回路とを設
    け、該アップダウン制御回路よりのアップダウン制御信
    号により前記係数制御部を制御して前記係数乗算器の係
    数を決定するようにしてなることを特徴とするPLL回
    路。
  2. 【請求項2】 前記係数制御部は、前記アップダウン制
    御信号によりフィールド信号をカウントアップまたはカ
    ウントダウンするアップダウンカウンタと、該アップダ
    ウンカウンタよりの信号に基づいて係数を出力するルッ
    クアップテーブルと、該係数を前記係数乗算器の入力フ
    ォーマットにフォーマット変換する設定データフォーマ
    ット変換部とで構成してなることを特徴とする請求項1
    記載のPLL回路。
  3. 【請求項3】 前記ルックアップテーブルは、データ入
    力部を有し、不揮発性RAMまたはバックアップ回路付
    きRAMで構成し、外部から記憶するデータを書き換え
    るようにしてなることを特徴とする請求項2記載のPL
    L回路。
  4. 【請求項4】 前記アップダウン制御回路は、前記アン
    ロック検出信号の内のアンロック方向信号を反転して記
    憶する第1のDラッチと、該第1のDラッチよりの反転
    信号と前記アンロック方向検出信号とを切り替えてアッ
    プダウン信号を出力するセレクタと、前記アンロック検
    出信号の内のアンロック信号を1フィールド期間保持す
    る第2のDラッチと、該第2のDラッチよりの出力と前
    記アンロック信号の論理和を出力する第1のオア回路
    と、該第1のオア回路よりの信号と前記制御方向判別部
    よりの方向判別信号との論理和をとりイネーブル信号を
    出力する第2のオア回路とで構成してなることを特徴と
    する請求項1記載のPLL回路。
  5. 【請求項5】 前記制御方向判別部は、VCO制御電圧
    をデジタル信号に変換するA/D変換器と、所定の基準
    データを記憶する基準データ記憶部と、該基準データと
    前記A/D変換器よりの制御電圧データとの差をフィー
    ルド毎に算出する偏差値算出部と、該複数の偏差値の大
    きさをフィールド毎に比較し、その比較結果により係数
    制御方向を判別する方向判別部とで構成してなることを
    特徴とする請求項1記載のPLL回路。
  6. 【請求項6】 前記基準データ記憶部は、データ入力部
    を有し、不揮発性RAMまたはバックアップ回路付きR
    AMで構成し、外部から記憶するデータを書き換えるよ
    うにしてなることを特徴とする請求項5記載のPLL回
    路。
  7. 【請求項7】 前記偏差値算出部は、前記A/D変換器
    よりの制御電圧データを記憶する第1のレジスタと1フ
    ィールド前の制御電圧データを記憶する第2のレジスタ
    と、前記基準データ記憶部に記憶する基準データと前記
    2個のレジスタよりの信号の差を各々算出して偏差値を
    出力する第1の減算器及び第2の減算器とで構成してな
    ることを特徴とする請求項5記載のPLL回路。
  8. 【請求項8】 前記偏差値算出部は、前記基準データ記
    憶部に記憶する基準データと前記A/D変換器よりの制
    御電圧データの差を算出して偏差値を出力する減算器
    と、該偏差値を記憶する第1のレジスタと1フィールド
    前の偏差値を記憶する第2のレジスタとで構成してなる
    ことを特徴とする請求項5記載のPLL回路。
  9. 【請求項9】 前記方向判別部は、前記偏差値算出部よ
    りの2個の偏差値の大きさを比較する比較器と、該比較
    器の比較結果、1フィールド前の比較結果と現フィール
    ドでの比較結果が異なる場合の係数制御方向を判別する
    異値方向判別部と、1フィールド前の比較結果と現フィ
    ールドでの比較結果が同じ場合の係数制御方向を判別す
    る同値方向判別部と前記両方向判別部よりの判別信号を
    合成し、方向判別信号として出力する制御方向判別信号
    合成部とででなることを特徴とする請求項5記載のPL
    L回路。
  10. 【請求項10】 前記異値方向判別部は、前記偏差値算
    出部よりの2個の偏差値の比較結果、1フィールド前の
    比較結果が現フィールドでの比較結果より小さい時に出
    力する反転信号の立ち上がりエッジを検出する第1のエ
    ッジ検出回路でなることを特徴とする請求項4および請
    求項9記載のPLL回路。
  11. 【請求項11】 前記同値方向判別部は、前記係数制御
    部のアップダウンカウンタよりのカウントデータを記憶
    するの第3のレジスタと、1フィールド前のカウントデ
    ータを記憶するの第4のレジスタと、前記2個のレジス
    タに記憶するデータの大きさを比較する第2の比較器
    と、該第2の比較器よりの比較信号と前記偏差値算出部
    よりの2個の偏差値の比較結果、1フィールド前の比較
    結果と現フィールドでの比較結果が同じ場合に出力する
    イコール信号との論理積を出力するアンド回路と、該ア
    ンド回路よりの出力の立ち上がりエッジを検出する第2
    のエッジ検出回路とで構成してなることを特徴とする請
    求項2および請求項9記載のPLL回路。
  12. 【請求項12】 前記制御方向判別信号合成部は、前記
    異値方向判別部よりの異値エッジ信号と、前記同値方向
    判別部よりの同値エッジ信号の論理和を出力する第3の
    オア回路と、前記アップダウン制御回路の第1のオア回
    路よりの信号の立ち下がりエッジを検出する立ち下がり
    エッジ検出回路と、該立ち下がりエッジ信号でリセット
    し、反転出力信号をイネーブル信号としてフィールド信
    号のエッジでHレベルをラッチする第1のHレベルラッ
    チ回路と、該第1のHレベルラッチ回路よりの信号をイ
    ネーブル信号として前記第3のオア回路よりの信号にて
    Hレベルをラッチして方向判別信号を出力する第2のH
    レベルラッチ回路とでなることを特徴とする請求項4お
    よび請求項9記載のPLL回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007235576A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Toshiba Corp 位相同期ループ回路及びこの位相同期ループ回路で使用される制御方法
US8115526B2 (en) 2010-01-28 2012-02-14 Nihon Dempa Kogyo Co., Ltd PLL oscillator circuit

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JP2007235576A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Toshiba Corp 位相同期ループ回路及びこの位相同期ループ回路で使用される制御方法
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