JPH09231451A - 公衆電話機 - Google Patents
公衆電話機Info
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- JPH09231451A JPH09231451A JP6171596A JP6171596A JPH09231451A JP H09231451 A JPH09231451 A JP H09231451A JP 6171596 A JP6171596 A JP 6171596A JP 6171596 A JP6171596 A JP 6171596A JP H09231451 A JPH09231451 A JP H09231451A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coin
- hook
- lever
- return lever
- switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 硬貨返却レバーの硬貨ストッパ部の動作時期
をフックスイッチの動作時期から遅らせるようにする。 【解決手段】 硬貨返却レバー40が弾性変形可能に形
成され、硬貨返却レバー40の回動軸と硬貨ストツパ部
50との中間部が、硬貨ストッパ部50が硬貨蓄積軌道
に進入する方向に付勢手段で付勢されていて、硬貨返却
レバー40の弾性変形によって、オンフックによるフッ
クレバー10のフックスイッチ駆動部によるフックスイ
ッチの作動から遅れて、硬貨ストッパ部50が硬貨蓄積
軌道Bから退出するようにした。
をフックスイッチの動作時期から遅らせるようにする。 【解決手段】 硬貨返却レバー40が弾性変形可能に形
成され、硬貨返却レバー40の回動軸と硬貨ストツパ部
50との中間部が、硬貨ストッパ部50が硬貨蓄積軌道
に進入する方向に付勢手段で付勢されていて、硬貨返却
レバー40の弾性変形によって、オンフックによるフッ
クレバー10のフックスイッチ駆動部によるフックスイ
ッチの作動から遅れて、硬貨ストッパ部50が硬貨蓄積
軌道Bから退出するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬貨返却レバーの
硬貨ストッパ部の動作時期をフックスイッチの動作時期
から遅らせるようにした公衆電話機に関する。
硬貨ストッパ部の動作時期をフックスイッチの動作時期
から遅らせるようにした公衆電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】公衆電話機では、ハンドセット(送受話
器)のオンフック、オフフックに応じてフックスイッチ
と硬貨処理装置に設けた硬貨返却レバーとが機構的に連
動するように設けてある。
器)のオンフック、オフフックに応じてフックスイッチ
と硬貨処理装置に設けた硬貨返却レバーとが機構的に連
動するように設けてある。
【0003】即ち、フックレバーのフック部からハンド
セットを外すと、フックレバーが回動し、このフックレ
バーの回動によってフックスイッチが作動して通話に必
要な回路が形成されると共に、同じくフックレバーの回
動に応じて硬貨処理装置の硬貨返却レバーも回動して、
硬貨返却レバーの硬貨ストッパ部が硬貨蓄積軌道内に進
入して投入硬貨が硬貨蓄積軌道に蓄積可能にされる。
セットを外すと、フックレバーが回動し、このフックレ
バーの回動によってフックスイッチが作動して通話に必
要な回路が形成されると共に、同じくフックレバーの回
動に応じて硬貨処理装置の硬貨返却レバーも回動して、
硬貨返却レバーの硬貨ストッパ部が硬貨蓄積軌道内に進
入して投入硬貨が硬貨蓄積軌道に蓄積可能にされる。
【0004】そして、ハンドセットをフック部に掛ける
と、ハンドセットの重量でフックレバーが回動して、フ
ックスイッチが作動して前記回路が遮断されると共に、
硬貨返却レバーも回動して硬貨返却レバーの硬貨ストッ
パ部が硬貨蓄積軌道から退出して、硬貨蓄積軌道内の硬
貨が返却される。
と、ハンドセットの重量でフックレバーが回動して、フ
ックスイッチが作動して前記回路が遮断されると共に、
硬貨返却レバーも回動して硬貨返却レバーの硬貨ストッ
パ部が硬貨蓄積軌道から退出して、硬貨蓄積軌道内の硬
貨が返却される。
【0005】しかして、通話継続状態においてフックレ
バーに外力が一時的に加えられると、フックレバーが一
時的に回動し、フックスイッチが作動して通過回路が遮
断される前に、硬貨返却レバーの硬貨ストッパ部が一時
的に硬貨蓄積軌道から退出して、硬貨ストッパ部で返却
阻止状態にあった硬貨蓄積軌道内の硬貨が返却されてし
まう場合がある。
バーに外力が一時的に加えられると、フックレバーが一
時的に回動し、フックスイッチが作動して通過回路が遮
断される前に、硬貨返却レバーの硬貨ストッパ部が一時
的に硬貨蓄積軌道から退出して、硬貨ストッパ部で返却
阻止状態にあった硬貨蓄積軌道内の硬貨が返却されてし
まう場合がある。
【0006】このような事態の発生を防ぐためには、フ
ックレバーに連動する硬貨ストッパ部の硬貨蓄積軌道か
らの退出時期を、フックスイッチの作動による回路の遮
断より遅らせる必要がある。
ックレバーに連動する硬貨ストッパ部の硬貨蓄積軌道か
らの退出時期を、フックスイッチの作動による回路の遮
断より遅らせる必要がある。
【0007】このため、従来では、フックレバー、フッ
クスイッチ及び硬貨返却レバーの硬貨ストッパ部の各位
置と移動ストロークを考慮して、硬貨返却レバーの回動
軸の位置を配置していた。
クスイッチ及び硬貨返却レバーの硬貨ストッパ部の各位
置と移動ストロークを考慮して、硬貨返却レバーの回動
軸の位置を配置していた。
【0008】しかしながら、電話機及び硬貨処理装置の
デザイン上、ほとんどがフックレバー、フックスイッチ
及び硬貨ストッパ部の位置が先に決定されてしまうた
め、硬貨ストッパ部の退出時期を遅らせる目的で硬貨返
却レバーの回動軸の位置を移動ストロークを考慮して配
置すると、硬貨処理装置の他の部材に干渉するなどの不
都合が生じる。
デザイン上、ほとんどがフックレバー、フックスイッチ
及び硬貨ストッパ部の位置が先に決定されてしまうた
め、硬貨ストッパ部の退出時期を遅らせる目的で硬貨返
却レバーの回動軸の位置を移動ストロークを考慮して配
置すると、硬貨処理装置の他の部材に干渉するなどの不
都合が生じる。
【0009】このため、従来では、フックレバーで硬貨
返却レバーを直接回動させる1軸式の構成ではなく、中
間に他の回動レバーを介在させる2軸式あるいは3軸式
の構成が用いられていた。
返却レバーを直接回動させる1軸式の構成ではなく、中
間に他の回動レバーを介在させる2軸式あるいは3軸式
の構成が用いられていた。
【0010】この2軸式の例として実公平4−2724
0がある。この実公平4−27240では、フックレバ
ーと硬貨返却レバーとの間に別の回動レバーを介在させ
て、フックレバーの回動によってまずこの回動レバーを
回動させ、この回動レバーの回動によって硬貨返却レバ
ーを回動させるようにして、機構的に二段階に回動を伝
達させるようにすることによって、硬貨返却レバーの硬
貨ストッパ部の硬貨蓄積軌道からの退出時期をフックス
イッチの作動時期から遅らせるようにしていた。
0がある。この実公平4−27240では、フックレバ
ーと硬貨返却レバーとの間に別の回動レバーを介在させ
て、フックレバーの回動によってまずこの回動レバーを
回動させ、この回動レバーの回動によって硬貨返却レバ
ーを回動させるようにして、機構的に二段階に回動を伝
達させるようにすることによって、硬貨返却レバーの硬
貨ストッパ部の硬貨蓄積軌道からの退出時期をフックス
イッチの作動時期から遅らせるようにしていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに従来の公衆電話機のフックレバーの回動を機構的に
二段階に伝達させるようにする構造では、フックレバー
と硬貨返却レバーとの間に別個の連結レバーを介在させ
て機構的に連結させた構造であるため、構造が極めて複
雑となり、このためコスト高となるばかりでなく、構造
が複雑なため故障も生じやすく、動作の信頼性が劣下し
ていた。
うに従来の公衆電話機のフックレバーの回動を機構的に
二段階に伝達させるようにする構造では、フックレバー
と硬貨返却レバーとの間に別個の連結レバーを介在させ
て機構的に連結させた構造であるため、構造が極めて複
雑となり、このためコスト高となるばかりでなく、構造
が複雑なため故障も生じやすく、動作の信頼性が劣下し
ていた。
【0012】本発明はこのような問題を解決し、構造が
簡単でコストを低減でき、且つ故障も生じにくく、動作
の信頼性を高くした公衆電話機を提供することを目的と
している。
簡単でコストを低減でき、且つ故障も生じにくく、動作
の信頼性を高くした公衆電話機を提供することを目的と
している。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の公衆電話機では、前記硬貨返却レバーが弾
性変形可能に形成され、前記硬貨返却レバーの前記回動
軸と前記硬貨ストッパ部との中間部が前記硬貨ストッパ
部が前記硬貨蓄積軌道に進入する方向に付勢手段で付勢
されていて、前記硬貨返却レバーの弾性変形によって、
オンフックによる前記フックレバーのフックスイッチ駆
動部による前記フックスイッチの作動から遅れて、前記
硬貨ストッパ部が硬貨蓄積軌道から退出するようにした
ことを特徴としている。
に、本発明の公衆電話機では、前記硬貨返却レバーが弾
性変形可能に形成され、前記硬貨返却レバーの前記回動
軸と前記硬貨ストッパ部との中間部が前記硬貨ストッパ
部が前記硬貨蓄積軌道に進入する方向に付勢手段で付勢
されていて、前記硬貨返却レバーの弾性変形によって、
オンフックによる前記フックレバーのフックスイッチ駆
動部による前記フックスイッチの作動から遅れて、前記
硬貨ストッパ部が硬貨蓄積軌道から退出するようにした
ことを特徴としている。
【0014】このため、フックレバーの回動によってフ
ックレバーの硬貨返却レバー駆動部が硬貨返却レバーの
回動軸の一端側にある係合アーム部を駆動して硬貨返却
レバーを回動させる方向の回動力が作用したとき、この
回動軸の他端側にはこの回動力に抗する付勢力が作用し
ているため、硬貨返却レバーが弾性変形し、その後に弾
性復帰が除々に生じて、硬貨返却レバーの硬貨ストッパ
部が硬貨蓄積軌道から退出する。従って、フックレバー
の回動によってフックスイッチが作動した後に硬貨スト
ッパ部が退出するから、通話継続中に硬貨が返却される
ことがなくなる。
ックレバーの硬貨返却レバー駆動部が硬貨返却レバーの
回動軸の一端側にある係合アーム部を駆動して硬貨返却
レバーを回動させる方向の回動力が作用したとき、この
回動軸の他端側にはこの回動力に抗する付勢力が作用し
ているため、硬貨返却レバーが弾性変形し、その後に弾
性復帰が除々に生じて、硬貨返却レバーの硬貨ストッパ
部が硬貨蓄積軌道から退出する。従って、フックレバー
の回動によってフックスイッチが作動した後に硬貨スト
ッパ部が退出するから、通話継続中に硬貨が返却される
ことがなくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1〜5は本発明の一実施形態を
示している。図1に示すように、公衆電話機1のケース
本体2内に硬貨処理装置3が固定されている。ケース本
体2の前面開口部2aには、前蓋4が取付けられてい
る。前蓋4のフック穴5の裏面縁部から突設された支持
片6、7によって、フックレバー10が前蓋4の裏面に
回動自在に取付けられている。
施の形態を説明する。図1〜5は本発明の一実施形態を
示している。図1に示すように、公衆電話機1のケース
本体2内に硬貨処理装置3が固定されている。ケース本
体2の前面開口部2aには、前蓋4が取付けられてい
る。前蓋4のフック穴5の裏面縁部から突設された支持
片6、7によって、フックレバー10が前蓋4の裏面に
回動自在に取付けられている。
【0016】即ち、図2に示すようにフックレバー10
はその中央部の両側に突設された回動軸11、12が前
記支持片6、7の軸穴に回動自在に軸支され(なお、こ
の回動軸と軸穴の関係を逆にしてもよい。)、図4に示
すようにフックレバー10の一端のフック部13が、ス
トッパ14が穴5の下縁5aに当接するまで、前蓋4の
穴5から外方へ突出可能にされている。
はその中央部の両側に突設された回動軸11、12が前
記支持片6、7の軸穴に回動自在に軸支され(なお、こ
の回動軸と軸穴の関係を逆にしてもよい。)、図4に示
すようにフックレバー10の一端のフック部13が、ス
トッパ14が穴5の下縁5aに当接するまで、前蓋4の
穴5から外方へ突出可能にされている。
【0017】フックレバー10の他端側にはほぼ「く」
字状のアーム部15が延設されており、このアーム部1
5の先端部の一方の側壁からは、回動軸11、12と平
行に、フックスイッチ20を押圧してOFFにし、フッ
クスイッチ20から離れるとONにするフックスイッチ
駆動部としてのスイッチ押圧体16が突設されている。
そして、反対側の側壁からは、回動軸11、12と平行
に、硬貨返却レバー駆動部としての円柱状の駆動腕17
が突設され、この駆動腕17にはローラー18が回動自
在に取付けられている。
字状のアーム部15が延設されており、このアーム部1
5の先端部の一方の側壁からは、回動軸11、12と平
行に、フックスイッチ20を押圧してOFFにし、フッ
クスイッチ20から離れるとONにするフックスイッチ
駆動部としてのスイッチ押圧体16が突設されている。
そして、反対側の側壁からは、回動軸11、12と平行
に、硬貨返却レバー駆動部としての円柱状の駆動腕17
が突設され、この駆動腕17にはローラー18が回動自
在に取付けられている。
【0018】前蓋4の穴5の裏面上方には、オフフック
によって通話に必要な回路を形成し、オンフックによっ
て該回路を遮断するためのフックスイッチ20が固定さ
れている。
によって通話に必要な回路を形成し、オンフックによっ
て該回路を遮断するためのフックスイッチ20が固定さ
れている。
【0019】このフックスイッチ20は例えばマイクロ
スイッチから成り、図3に示すようにハンドセットHを
フックレバー10のフック部13に掛けると、ハンドセ
ットの重量でフックレバー10が反時計回りに回動して
フックレバー10のスイッチ押圧体16がフックスイッ
チ20のスイッチ片(図示せず)を押圧してフックスイ
ッチ20をOFFにして通話に必要な回路を遮断し、図
4に示すようにハンドセットHをフック部13から外す
と、後述するようにフックレバー10は時計回りに回動
して、スイッチ押圧体16はフックスイッチ20のスイ
ッチ片から離れるため、フックスイッチ20はONして
通話などに必要な回路が形成される。
スイッチから成り、図3に示すようにハンドセットHを
フックレバー10のフック部13に掛けると、ハンドセ
ットの重量でフックレバー10が反時計回りに回動して
フックレバー10のスイッチ押圧体16がフックスイッ
チ20のスイッチ片(図示せず)を押圧してフックスイ
ッチ20をOFFにして通話に必要な回路を遮断し、図
4に示すようにハンドセットHをフック部13から外す
と、後述するようにフックレバー10は時計回りに回動
して、スイッチ押圧体16はフックスイッチ20のスイ
ッチ片から離れるため、フックスイッチ20はONして
通話などに必要な回路が形成される。
【0020】硬貨処理装置3は、図1に示すように、矩
形平板状の基板30の前面側に硬貨選別軌道構成板31
及び硬貨蓄積軌道構成板32が取付けられて基板30と
の間に硬貨選別軌道A及び硬貨蓄積軌道Bが構成された
ものであって、前蓋4の硬貨投入口(図示せず)から投
入された硬貨は選別装置(図示せず)によって硬貨選別
軌道Aを通過中に適否を判別されて不適貨は排除され、
適正貨は硬貨蓄積軌道Bに進み、基板30に回動自在に
設けられた硬貨返却レバー40の硬貨ストッパ部50に
よって適正貨が返却口への落下を阻止された状態で硬貨
蓄積軌道B内に蓄積される。
形平板状の基板30の前面側に硬貨選別軌道構成板31
及び硬貨蓄積軌道構成板32が取付けられて基板30と
の間に硬貨選別軌道A及び硬貨蓄積軌道Bが構成された
ものであって、前蓋4の硬貨投入口(図示せず)から投
入された硬貨は選別装置(図示せず)によって硬貨選別
軌道Aを通過中に適否を判別されて不適貨は排除され、
適正貨は硬貨蓄積軌道Bに進み、基板30に回動自在に
設けられた硬貨返却レバー40の硬貨ストッパ部50に
よって適正貨が返却口への落下を阻止された状態で硬貨
蓄積軌道B内に蓄積される。
【0021】この硬貨返却レバー40は、基板30の裏
面側に突設された支持片33、34によって回動自在に
取付けられている。硬貨返却レバー40は合成樹脂で一
体成形された弾性変形可能な薄板から成り、図2に示す
ように、水平方向の板状の基部41の両端には、直角方
向に支持腕42、43が突設されている。この支持腕4
2、43からは水平方向に円柱状の回動軸42a、43
aが突設され、この回動軸44、45が基板30の裏面
に突設された支持片33、34の軸穴に回動自在に軸支
されている(なお、この回動軸と軸穴の関係を逆にして
もよい)。基部41の基板30側の面には、板状の補強
用リブ44が突設されている。
面側に突設された支持片33、34によって回動自在に
取付けられている。硬貨返却レバー40は合成樹脂で一
体成形された弾性変形可能な薄板から成り、図2に示す
ように、水平方向の板状の基部41の両端には、直角方
向に支持腕42、43が突設されている。この支持腕4
2、43からは水平方向に円柱状の回動軸42a、43
aが突設され、この回動軸44、45が基板30の裏面
に突設された支持片33、34の軸穴に回動自在に軸支
されている(なお、この回動軸と軸穴の関係を逆にして
もよい)。基部41の基板30側の面には、板状の補強
用リブ44が突設されている。
【0022】基部41の右端には、上方に向かって三角
形板状の連結板部45が突設され、この連結板部45か
らは、基板30の穴35から前面側へ突出する係合アー
ム部46が突設されている。連結部45と係合アーム部
46の基部46a間にわたって三角形板状の補強用リブ
47が突設されている。
形板状の連結板部45が突設され、この連結板部45か
らは、基板30の穴35から前面側へ突出する係合アー
ム部46が突設されている。連結部45と係合アーム部
46の基部46a間にわたって三角形板状の補強用リブ
47が突設されている。
【0023】係合アーム部46の先端には、係合アーム
部46の基部46aから上方へ突出し、前記フックレバ
ー10の駆動腕17のローラー18より前蓋4側に位置
してローラー18に係合する係合部46bが設けられて
いる。なお、この係合アーム部46には補強用リブ46
c、46dが突設されている。
部46の基部46aから上方へ突出し、前記フックレバ
ー10の駆動腕17のローラー18より前蓋4側に位置
してローラー18に係合する係合部46bが設けられて
いる。なお、この係合アーム部46には補強用リブ46
c、46dが突設されている。
【0024】硬貨返却レバー40の基部41の他端に
は、下方に向かって三角形板状の連結板部48が突設さ
れている。この連結板部48の下端から逆L字状の板状
の脚部49が下方に向かって突設され、この脚部49の
下端からは基板30側へ向かって縦板状の硬貨ストッパ
部50が直角方向に突設されている。硬貨ストッパ部5
0は、硬貨返却レバー40の時計回りの回動によって、
基板30の長穴36から硬貨蓄積軌道B内に、硬貨スト
ッパ部の基部の水平板部51が基板30の裏面に当接す
るまで、進入することができる。
は、下方に向かって三角形板状の連結板部48が突設さ
れている。この連結板部48の下端から逆L字状の板状
の脚部49が下方に向かって突設され、この脚部49の
下端からは基板30側へ向かって縦板状の硬貨ストッパ
部50が直角方向に突設されている。硬貨ストッパ部5
0は、硬貨返却レバー40の時計回りの回動によって、
基板30の長穴36から硬貨蓄積軌道B内に、硬貨スト
ッパ部の基部の水平板部51が基板30の裏面に当接す
るまで、進入することができる。
【0025】連結板部48の下端側部にはバネ掛止部5
2が突設され、このバネ掛止部52と基板30の裏面に
突設されたバネ掛止部37との間に掛けられたコイルバ
ネ53によって、硬貨返却レバー40は回動軸42a、
43aを中心として時計回りに回動する方向に付勢され
ている。なお、連結板部48には補強用リブ54が突設
され、脚部49にも補強用リブ55が突設されている。
2が突設され、このバネ掛止部52と基板30の裏面に
突設されたバネ掛止部37との間に掛けられたコイルバ
ネ53によって、硬貨返却レバー40は回動軸42a、
43aを中心として時計回りに回動する方向に付勢され
ている。なお、連結板部48には補強用リブ54が突設
され、脚部49にも補強用リブ55が突設されている。
【0026】このように硬貨返却レバー40は、回動軸
42a、43aより下側部分において、コイルバネ53
によって時計回りに付勢されているため、フックレバー
10のフック部13からハンドセットが外すと、図4に
示すように、硬貨返却レバー40は回動軸42a、43
aを中心に時計回りに回動して、硬貨返却レバー40の
下端の硬貨ストッパ部50は前記したようにその水平板
部51が基板30の裏面に当接した状態で基部30の長
穴36から硬貨蓄積軌道B内に進入した状態となり、硬
貨蓄積軌道Bに進入した硬貨をこの硬貨ストッパ部50
で返却口方向への落下を阻止すると共に、硬貨返却レバ
ー40の上端の係合アーム部46の係合部46bは、フ
ックレバー10のアーム部15の駆動腕17のローラー
18に接触して、ローラー18を回動させつつフックレ
バー10を回動軸11、12を中心に時計回りに回動さ
せ、フックレバー10のフック部13は前蓋4のフック
穴5から外方へ突出した状態となる。
42a、43aより下側部分において、コイルバネ53
によって時計回りに付勢されているため、フックレバー
10のフック部13からハンドセットが外すと、図4に
示すように、硬貨返却レバー40は回動軸42a、43
aを中心に時計回りに回動して、硬貨返却レバー40の
下端の硬貨ストッパ部50は前記したようにその水平板
部51が基板30の裏面に当接した状態で基部30の長
穴36から硬貨蓄積軌道B内に進入した状態となり、硬
貨蓄積軌道Bに進入した硬貨をこの硬貨ストッパ部50
で返却口方向への落下を阻止すると共に、硬貨返却レバ
ー40の上端の係合アーム部46の係合部46bは、フ
ックレバー10のアーム部15の駆動腕17のローラー
18に接触して、ローラー18を回動させつつフックレ
バー10を回動軸11、12を中心に時計回りに回動さ
せ、フックレバー10のフック部13は前蓋4のフック
穴5から外方へ突出した状態となる。
【0027】そして、フックレバー10のフック部13
にハンドセットHを掛けると、ハンドセットHの重量で
フックレバー10は反時計回りに回動する。このため、
フックレバー10のアーム部15から突設されたスイッ
チ押圧体16が、フックスイッチ20のスイッチ部を押
圧するため、フックスイッチ20はOFFとなって通話
などに必要な回路が遮断されると共に、アーム部15か
ら突設された駆動腕17のローラー18によって、硬貨
返却レバー40の上端の係合部46bは、図5に示すよ
うに、前蓋4方向へ押圧される。
にハンドセットHを掛けると、ハンドセットHの重量で
フックレバー10は反時計回りに回動する。このため、
フックレバー10のアーム部15から突設されたスイッ
チ押圧体16が、フックスイッチ20のスイッチ部を押
圧するため、フックスイッチ20はOFFとなって通話
などに必要な回路が遮断されると共に、アーム部15か
ら突設された駆動腕17のローラー18によって、硬貨
返却レバー40の上端の係合部46bは、図5に示すよ
うに、前蓋4方向へ押圧される。
【0028】しかして、硬貨返却レバー40はその回転
中心である回動軸42a、43aより下方部分でコイル
バネ53によって引っ張られて時計回りに(即ち、フッ
クレバー10の駆動腕17による駆動方向とは逆方向
に)付勢されているため、且つ、硬貨返却レバー40が
各補強リブで補強されていても硬貨返却レバー40のバ
ネ掛止部52より上方部分全体において弾性変形可能な
ため、図5に示すようにバネ掛止部52より上方部分全
体が前蓋4方向へ弾性変形し、このため、フックレバー
10の回動でスイッチ押圧体16で押圧されてフックス
イッチ20が作動して回路が遮断されても、未だ、硬貨
返却レバー40の下端の硬貨ストッパ部50は硬貨蓄積
軌道B内にとどまっている。
中心である回動軸42a、43aより下方部分でコイル
バネ53によって引っ張られて時計回りに(即ち、フッ
クレバー10の駆動腕17による駆動方向とは逆方向
に)付勢されているため、且つ、硬貨返却レバー40が
各補強リブで補強されていても硬貨返却レバー40のバ
ネ掛止部52より上方部分全体において弾性変形可能な
ため、図5に示すようにバネ掛止部52より上方部分全
体が前蓋4方向へ弾性変形し、このため、フックレバー
10の回動でスイッチ押圧体16で押圧されてフックス
イッチ20が作動して回路が遮断されても、未だ、硬貨
返却レバー40の下端の硬貨ストッパ部50は硬貨蓄積
軌道B内にとどまっている。
【0029】そして、その後に弾性復帰力によって除々
に硬貨返却レバー40が弾性変形状態から復帰するのに
伴って,除々に下端の硬貨ストッパ部50は硬貨蓄積軌
道Bから退出して、図3の状態となり、硬貨の返却口方
向への落下を可能にする。
に硬貨返却レバー40が弾性変形状態から復帰するのに
伴って,除々に下端の硬貨ストッパ部50は硬貨蓄積軌
道Bから退出して、図3の状態となり、硬貨の返却口方
向への落下を可能にする。
【0030】従って、例えば通話継続中にフックレバー
10に外力が一時的に加えられてフックスイッチ20が
OFFになる前に硬貨ストッパ部50が退出して硬貨蓄
積軌道B内の硬貨が返却されることがなくなる。
10に外力が一時的に加えられてフックスイッチ20が
OFFになる前に硬貨ストッパ部50が退出して硬貨蓄
積軌道B内の硬貨が返却されることがなくなる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の公衆電話
機では、前記硬貨返却レバーが弾性変形可能に形成さ
れ、前記硬貨返却レバーの前記回動軸と前記硬貨ストッ
パ部との中間部が前記硬貨ストッパ部が前記硬貨蓄積軌
道方向に付勢手段で付勢されていて、前記硬貨返却レバ
ーの弾性変形によって、オンフックによる前記フックレ
バーのフックスイッチ駆動部による前記フックスイッチ
の作動から遅れて、前記硬貨ストッパ部が硬貨蓄積軌道
から退出するようにしたので、フックレバーの回動を直
接に硬貨返却レバーに伝達する構造でありながら、硬貨
ストッパ部の硬貨蓄積軌道からの退出時を、フックスイ
ッチの作動時から遅らせることができるから、構造を著
しく簡易化でき、コスト減を図ることができ、また簡易
な構造のための動作の信頼性を向上させることができ
る。
機では、前記硬貨返却レバーが弾性変形可能に形成さ
れ、前記硬貨返却レバーの前記回動軸と前記硬貨ストッ
パ部との中間部が前記硬貨ストッパ部が前記硬貨蓄積軌
道方向に付勢手段で付勢されていて、前記硬貨返却レバ
ーの弾性変形によって、オンフックによる前記フックレ
バーのフックスイッチ駆動部による前記フックスイッチ
の作動から遅れて、前記硬貨ストッパ部が硬貨蓄積軌道
から退出するようにしたので、フックレバーの回動を直
接に硬貨返却レバーに伝達する構造でありながら、硬貨
ストッパ部の硬貨蓄積軌道からの退出時を、フックスイ
ッチの作動時から遅らせることができるから、構造を著
しく簡易化でき、コスト減を図ることができ、また簡易
な構造のための動作の信頼性を向上させることができ
る。
【0032】また、硬貨返却レバーの弾性変形量はコイ
ルバネの弾発力や硬貨返却レバーの板厚などによって変
えられるので、硬貨返却レバーの回動軸の位置をある程
度自由な配置が可能となり、このため、硬貨処理装置の
他の部材の配置も規制されず、また他の部材との干渉も
生じない利点もある。
ルバネの弾発力や硬貨返却レバーの板厚などによって変
えられるので、硬貨返却レバーの回動軸の位置をある程
度自由な配置が可能となり、このため、硬貨処理装置の
他の部材の配置も規制されず、また他の部材との干渉も
生じない利点もある。
【図1】本発明の一実施形態を示す断面図
【図2】図1における要部を示す斜視図
【図3】図1の実施形態の動作説明図
【図4】図1の実施形態の動作説明図
【図5】図1の実施形態の動作説明図
1 公衆電話機 2 ケース本体 3 硬貨処理装置 4 前蓋 5 フック穴 10 フックレバー 13 フック部 16 スイッチ押圧体 17 駆動腕 20 フックスイッチ 30 基板 31 硬貨選別軌道構成板 32 硬貨蓄積軌道構成板 40 硬貨返却レバー 46 係合アーム部 50 硬貨ストッパ部
Claims (1)
- 【請求項1】硬貨処理装置と、 前記硬貨処理装置を支持するケース本体と、 前記ケース本体の前面開口部に取付けられる前蓋と、 前記前蓋に回動自在に軸支され、該軸に対する一端側の
フック部が前蓋から外方に突出し、該回動軸に対する他
端側にフックスイッチ駆動部及び硬貨返却レバー駆動部
が設けられたフックレバーと、 オフフックによる前記フックレバーの回動によって通話
に必要な回路を形成するためのフックスイッチと、 前記硬貨処理装置に回動自在に軸支され、該回動軸に対
する一端側に、前記フックレバーの回動に応じて前記フ
ックレバーの硬貨返却レバー駆動部に駆動される係合ア
ーム部を有し、該回動軸に対する他端側に硬貨ストッパ
部を有し、オフフックによる前記フックレバーの回動に
よって回動して該硬貨ストッパ部が硬貨処理装置の硬貨
蓄積軌道内に進入し、オンフックによる前記フックレバ
ーの回動によって回動して該硬貨ストッパ部が硬貨処理
装置の硬貨蓄積軌道から退出する硬貨返却レバーとを備
えた公衆電話機であって、 前記硬貨返却レバーが弾性変形可能に形成され、前記硬
貨返却レバーの前記回動軸と前記硬貨ストッパ部との中
間部が前記硬貨ストッパ部が前記硬貨蓄積軌道に進入す
る方向に付勢手段で付勢されていて、前記硬貨返却レバ
ーの弾性変形によって、オンフックによる前記フックレ
バーのフックスイッチ駆動部による前記フックスイッチ
の作動から遅れて、前記硬貨ストッパ部が硬貨蓄積軌道
から退出するようにしたことを特徴とする公衆電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6171596A JPH09231451A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 公衆電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6171596A JPH09231451A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 公衆電話機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09231451A true JPH09231451A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=13179212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6171596A Pending JPH09231451A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 公衆電話機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09231451A (ja) |
-
1996
- 1996-02-23 JP JP6171596A patent/JPH09231451A/ja active Pending
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