JPH09231240A - 検索方法 - Google Patents
検索方法Info
- Publication number
- JPH09231240A JPH09231240A JP8065367A JP6536796A JPH09231240A JP H09231240 A JPH09231240 A JP H09231240A JP 8065367 A JP8065367 A JP 8065367A JP 6536796 A JP6536796 A JP 6536796A JP H09231240 A JPH09231240 A JP H09231240A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- search
- word
- processing unit
- central processing
- character string
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】検索方法に関し、例えば光ディスクに記録され
た辞書を検索する場合に適用して、ユーザーが検索語を
誤入力した場合でも、必要に応じてユーザーの意図する
検索結果を得ることができるようにする。 【解決手段】検索語に一致する検索対称文字列を検出
し、この検出結果より一致する検索対称文字列を検出で
きない場合にあいまい検索を開始する。
た辞書を検索する場合に適用して、ユーザーが検索語を
誤入力した場合でも、必要に応じてユーザーの意図する
検索結果を得ることができるようにする。 【解決手段】検索語に一致する検索対称文字列を検出
し、この検出結果より一致する検索対称文字列を検出で
きない場合にあいまい検索を開始する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検索方法に関し、
例えば光ディスクに記録された辞書を検索する場合に適
用して、検索語に一致する見出し語を検出し、この検出
結果より一致する見出し語を検出できない場合にあいま
い検索することにより、ユーザーが検索語を誤入力した
場合でも、必要に応じてユーザーの意図する検索結果を
得ることができるようにする。
例えば光ディスクに記録された辞書を検索する場合に適
用して、検索語に一致する見出し語を検出し、この検出
結果より一致する見出し語を検出できない場合にあいま
い検索することにより、ユーザーが検索語を誤入力した
場合でも、必要に応じてユーザーの意図する検索結果を
得ることができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクを利用した電子出版物
においては、CD−ROM化された辞書、辞典等があ
り、このようなCD−ROMにおいては、EB(Electr
onic Book )規格に従った構造により検索情報が記録さ
れるようになされている。これにより再生装置において
は、前方一致検索、後方一致検索等によりこの検索情報
を検索して、ユーザーがキー入力した単語(以下検索語
と呼ぶ)の意味等を確認できるようになされている。
においては、CD−ROM化された辞書、辞典等があ
り、このようなCD−ROMにおいては、EB(Electr
onic Book )規格に従った構造により検索情報が記録さ
れるようになされている。これにより再生装置において
は、前方一致検索、後方一致検索等によりこの検索情報
を検索して、ユーザーがキー入力した単語(以下検索語
と呼ぶ)の意味等を確認できるようになされている。
【0003】すなわちこの種のCD−ROMでは、CD
−ROMについて規定された一般的な管理データが最内
周に記録され、続いて検索情報、本文情報が記録され
る。ここで本文情報は、CD−ROMの内容を成す情報
であり、例えばCD−ROM化した辞書の場合、各単語
の意味がこの本文情報として、テキストデータ等の形式
で記録される。これに対して検索情報は、例えば表記形
インデックスの場合、本文情報の見出し語集と本文情報
のアドレスデータとで形成され、CD−ROM化した辞
書の場合、本文情報に対応する各単語が見出し語に割り
当てられ、各見出し語に割り当てられたアドレスデータ
により各単語の本文情報を再生できるようになされてい
る。
−ROMについて規定された一般的な管理データが最内
周に記録され、続いて検索情報、本文情報が記録され
る。ここで本文情報は、CD−ROMの内容を成す情報
であり、例えばCD−ROM化した辞書の場合、各単語
の意味がこの本文情報として、テキストデータ等の形式
で記録される。これに対して検索情報は、例えば表記形
インデックスの場合、本文情報の見出し語集と本文情報
のアドレスデータとで形成され、CD−ROM化した辞
書の場合、本文情報に対応する各単語が見出し語に割り
当てられ、各見出し語に割り当てられたアドレスデータ
により各単語の本文情報を再生できるようになされてい
る。
【0004】これに対応して再生装置においては、ユー
ザーの入力した検索語を基準にして、検索情報を検索し
て綴りの一致する見出し語を検出し、この見出し語に割
り当てられたアドレスデータより本文情報をアクセスす
る。これにより再生装置は、完全一致の検索方法により
検索して、検索語の意味等を表示する。これに対してユ
ーザが前方一致、後方一致の検索モードを選択した場
合、検索情報を検索して検索語の綴りを有してなる見出
し語を検出し、検出した見出し語を表示する。この状態
でユーザが見出し語を選択すると、対応する本文情報を
アクセスするようになされている。
ザーの入力した検索語を基準にして、検索情報を検索し
て綴りの一致する見出し語を検出し、この見出し語に割
り当てられたアドレスデータより本文情報をアクセスす
る。これにより再生装置は、完全一致の検索方法により
検索して、検索語の意味等を表示する。これに対してユ
ーザが前方一致、後方一致の検索モードを選択した場
合、検索情報を検索して検索語の綴りを有してなる見出
し語を検出し、検出した見出し語を表示する。この状態
でユーザが見出し語を選択すると、対応する本文情報を
アクセスするようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような再
生装置で英単語を入力する場合、綴りを誤って入力する
場合がある。このような場合でも、ユーザの意図する検
索結果を得ることができれば、便利であると考えられ
る。
生装置で英単語を入力する場合、綴りを誤って入力する
場合がある。このような場合でも、ユーザの意図する検
索結果を得ることができれば、便利であると考えられ
る。
【0006】この場合に、あいまい検索により検索対象
を検索してユーザーの意図した検索結果を得ることがで
きると考えられる。ところが従来のあいまい検索は、使
い勝手が悪い問題がある。
を検索してユーザーの意図した検索結果を得ることがで
きると考えられる。ところが従来のあいまい検索は、使
い勝手が悪い問題がある。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、光ディスクに記録された辞書等を検索する場合に、
ユーザーが検索語を誤入力した場合でも、必要に応じて
ユーザーの意図する検索結果を得ることができる検索方
法を提案しようとするものである。
で、光ディスクに記録された辞書等を検索する場合に、
ユーザーが検索語を誤入力した場合でも、必要に応じて
ユーザーの意図する検索結果を得ることができる検索方
法を提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、入力手段より入力された文字列と
一致する文字列を有してなる検索対象文字列を検出でき
ない場合、この文字列を基準にしたあいまい検索により
検索対象文字列の集合を検索する。
め本発明においては、入力手段より入力された文字列と
一致する文字列を有してなる検索対象文字列を検出でき
ない場合、この文字列を基準にしたあいまい検索により
検索対象文字列の集合を検索する。
【0009】これにより例えば前方一致検索により検索
対象文字列を検出できない場合でも、自動的にあいまい
検索によりユーザーの意図したと考えられる検索対象文
字列を検出することができる。従ってユーザーにおいて
は、前方一致検索により必要とする検索対象文字列を検
出できない場合に、改めてあいまい検索を指示すること
なく、意図した検索対象文字列を確認することができ、
その分使い勝手が向上される。
対象文字列を検出できない場合でも、自動的にあいまい
検索によりユーザーの意図したと考えられる検索対象文
字列を検出することができる。従ってユーザーにおいて
は、前方一致検索により必要とする検索対象文字列を検
出できない場合に、改めてあいまい検索を指示すること
なく、意図した検索対象文字列を確認することができ、
その分使い勝手が向上される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
発明の実施の形態を詳述する。
【0011】(1)全体構成 図2は、本発明の実施の形態に係る光ディスクの再生装
置を示す斜視図である。この再生装置1は、CD−RO
M及びコンパクトディスクでなる光ディスクを再生し
て、その再生結果を出力できるようになされている。す
なわち再生装置1は、全体として薄型の長方体形状に形
成され、表蓋2が開閉できるように形成されている。再
生装置1は、この表蓋2の内側面に、液晶表示パネル3
が配置され、この液晶表示パネル3に検索結果等を表示
するようになされている。また液晶表示パネル3に隣接
してスピーカー4が配置され、例えばコンパクトディス
クを再生する場合にはこのスピーカ4より再生音を出力
するようになされている。
置を示す斜視図である。この再生装置1は、CD−RO
M及びコンパクトディスクでなる光ディスクを再生し
て、その再生結果を出力できるようになされている。す
なわち再生装置1は、全体として薄型の長方体形状に形
成され、表蓋2が開閉できるように形成されている。再
生装置1は、この表蓋2の内側面に、液晶表示パネル3
が配置され、この液晶表示パネル3に検索結果等を表示
するようになされている。また液晶表示パネル3に隣接
してスピーカー4が配置され、例えばコンパクトディス
クを再生する場合にはこのスピーカ4より再生音を出力
するようになされている。
【0012】これに対して本体5側には、上面に種々の
操作子が配置される。すなわち上面の上段には、電源の
操作子6、マーカー設定の操作子7、ファンクションの
操作子F1〜F5が配置され、電源の操作子6を操作し
てこの再生装置1の電源をオンオフできるようになされ
ている。またマーカー設定の操作子7を操作して、例え
ば必要箇所にマーカを設定することができるようになさ
れている。これに対してファンクションの操作子F1〜
F5には、この再生装置1の処理内容に対応した種々の
機能が割り当てられ、例えばCD−ROM化された辞書
を再生する場合は、これらの操作子F1〜F5に検索方
法の選択機能、さらには後述するスペルチェック処理の
選択機能等が割り当てられるようになされている。なお
再生装置1では、各ファンクションの操作子F1〜F5
に割り当てた機能を、液晶表示パネル3の下段のメニュ
ー画面(SF1〜SF5)に表示するようになされてい
る。
操作子が配置される。すなわち上面の上段には、電源の
操作子6、マーカー設定の操作子7、ファンクションの
操作子F1〜F5が配置され、電源の操作子6を操作し
てこの再生装置1の電源をオンオフできるようになされ
ている。またマーカー設定の操作子7を操作して、例え
ば必要箇所にマーカを設定することができるようになさ
れている。これに対してファンクションの操作子F1〜
F5には、この再生装置1の処理内容に対応した種々の
機能が割り当てられ、例えばCD−ROM化された辞書
を再生する場合は、これらの操作子F1〜F5に検索方
法の選択機能、さらには後述するスペルチェック処理の
選択機能等が割り当てられるようになされている。なお
再生装置1では、各ファンクションの操作子F1〜F5
に割り当てた機能を、液晶表示パネル3の下段のメニュ
ー画面(SF1〜SF5)に表示するようになされてい
る。
【0013】中段の3列には、文字入力用の操作子9
が、入力モード切り換えの操作子10と共に配置され、
これらの操作子9、10を操作して検索語等を入力でき
るようになされている。また下段、右側には、カーソル
の操作子11が配置され、これらの操作子11を操作し
て表示画面を切り換え、また表示画面上でカーソルを移
動できるようになされている。下段、中央には、引く/
選ぶの操作子12が配置され、この引く/選ぶの操作子
12を操作して検索の指示を入力し、また見出し語の内
容を表示できるようになされている。下段、左側には、
戻るの操作子13が配置され、この操作子13を操作し
て表示画面を1画面前の状態に戻すことができるように
なされている。
が、入力モード切り換えの操作子10と共に配置され、
これらの操作子9、10を操作して検索語等を入力でき
るようになされている。また下段、右側には、カーソル
の操作子11が配置され、これらの操作子11を操作し
て表示画面を切り換え、また表示画面上でカーソルを移
動できるようになされている。下段、中央には、引く/
選ぶの操作子12が配置され、この引く/選ぶの操作子
12を操作して検索の指示を入力し、また見出し語の内
容を表示できるようになされている。下段、左側には、
戻るの操作子13が配置され、この操作子13を操作し
て表示画面を1画面前の状態に戻すことができるように
なされている。
【0014】これに対して本体5の側面には、矩形形状
の開口でなる光ディスクの挿入口14が形成される。こ
こでこの再生装置1では、所定の収納ケース15に光デ
ィスク17を収納した後、この収納ケース15を挿入口
14より挿入して光ディスク17を装填するようになさ
れている。
の開口でなる光ディスクの挿入口14が形成される。こ
こでこの再生装置1では、所定の収納ケース15に光デ
ィスク17を収納した後、この収納ケース15を挿入口
14より挿入して光ディスク17を装填するようになさ
れている。
【0015】図3は、この再生装置1を示すブロック図
である。この再生装置1において、ディスク再生部20
は、スピンドルモータにより光ディスク17を線速度一
定の条件で回転駆動し、この状態でこの光ディスク17
に光ピックアップよりレーザービームを照射する。さら
にディスク再生部20は、このレーザービームの戻り光
を光ピックアップで受光し、この受光結果に基づいて、
トラッキング制御、フォーカス制御及びスピンドル制御
の処理を実行する。またディスク再生部20は、制御信
号に応動して光ピックアップを移動させ、これによりシ
ークの処理を実行する。
である。この再生装置1において、ディスク再生部20
は、スピンドルモータにより光ディスク17を線速度一
定の条件で回転駆動し、この状態でこの光ディスク17
に光ピックアップよりレーザービームを照射する。さら
にディスク再生部20は、このレーザービームの戻り光
を光ピックアップで受光し、この受光結果に基づいて、
トラッキング制御、フォーカス制御及びスピンドル制御
の処理を実行する。またディスク再生部20は、制御信
号に応動して光ピックアップを移動させ、これによりシ
ークの処理を実行する。
【0016】またディスク再生部20は、この戻り光の
光量変化に応じて信号レベルの変化する再生信号を生成
し、この再生信号を2値化して再生クロックを生成す
る。さらにディスク再生部20は、この再生クロックを
基準にして2値化した信号を順次ラッチし、これにより
シリアルデータを再生する。ディスク再生部20は、C
D−ROMについて規定されたデータ処理手法等に従っ
て、このシリアルデータを復号化処理、誤り訂正処理、
デインターリーブ処理し、これにより光ディスク17に
記録されたデータを再生する。
光量変化に応じて信号レベルの変化する再生信号を生成
し、この再生信号を2値化して再生クロックを生成す
る。さらにディスク再生部20は、この再生クロックを
基準にして2値化した信号を順次ラッチし、これにより
シリアルデータを再生する。ディスク再生部20は、C
D−ROMについて規定されたデータ処理手法等に従っ
て、このシリアルデータを復号化処理、誤り訂正処理、
デインターリーブ処理し、これにより光ディスク17に
記録されたデータを再生する。
【0017】中央処理ユニット(CPU)21は、ラン
ダムアクセスメモリ(RAM)22及びリードオンリメ
モリ(ROM)23と共に、この再生装置1全体の動作
を制御する制御手段を構成する。すなわち中央処理ユニ
ット21は、ランダムアクセスメモリ22にワークエリ
アを確保して、リードオンリメモリ23に格納された処
理手順を実行することにより、ディスク再生部20を制
御して光ディスク17を再生し、ディスク再生部20よ
り出力される再生結果を処理する。
ダムアクセスメモリ(RAM)22及びリードオンリメ
モリ(ROM)23と共に、この再生装置1全体の動作
を制御する制御手段を構成する。すなわち中央処理ユニ
ット21は、ランダムアクセスメモリ22にワークエリ
アを確保して、リードオンリメモリ23に格納された処
理手順を実行することにより、ディスク再生部20を制
御して光ディスク17を再生し、ディスク再生部20よ
り出力される再生結果を処理する。
【0018】このとき中央処理ユニット21は、操作子
6〜13、F1〜F5の操作に応動して、全体の動作を
切り換え、必要に応じてシークの処理を実行して所望の
トラックを再生する。また中央処理ユニット21は、ラ
ンダムアクセスメモリ22をバッファメモリとして使用
して検索結果等を蓄積し、このランダムアクセスメモリ
22の内容に従ってリードオンリメモリ23に格納され
たフォント情報により表示制御部24を制御し、これに
より検索結果等を表示する。
6〜13、F1〜F5の操作に応動して、全体の動作を
切り換え、必要に応じてシークの処理を実行して所望の
トラックを再生する。また中央処理ユニット21は、ラ
ンダムアクセスメモリ22をバッファメモリとして使用
して検索結果等を蓄積し、このランダムアクセスメモリ
22の内容に従ってリードオンリメモリ23に格納され
たフォント情報により表示制御部24を制御し、これに
より検索結果等を表示する。
【0019】このためリードオンリメモリ23は、中央
処理ユニット21の処理プログラム、フォント情報を格
納するようになされ、この実施の形態では、さらに光デ
ィスク17の検索処理に供するチェックテーブル、置換
テーブルのデータを格納するようになされている。これ
により再生装置1では、このチェックテーブル、置換テ
ーブルを使用して検索の処理を実行し、例えばユーザー
が綴りを間違えて入力した場合でも、ユーザーの意図し
た検索結果を簡易かつ確実に表示できるようになされて
いる。
処理ユニット21の処理プログラム、フォント情報を格
納するようになされ、この実施の形態では、さらに光デ
ィスク17の検索処理に供するチェックテーブル、置換
テーブルのデータを格納するようになされている。これ
により再生装置1では、このチェックテーブル、置換テ
ーブルを使用して検索の処理を実行し、例えばユーザー
が綴りを間違えて入力した場合でも、ユーザーの意図し
た検索結果を簡易かつ確実に表示できるようになされて
いる。
【0020】(2)光ディスクの構成 図4は、この再生装置1に適用される光ディスク17を
示す斜視図であり、この実施の形態において、光ディス
ク17は、英和辞書、和英辞書、国語辞書、逆引きの国
語辞書が一体にCD−ROM化されたものである。なお
この再生装置1は、この光ディスク17に限らず、一般
のCD−ROM化された辞書等についても再生できるよ
うになされている。
示す斜視図であり、この実施の形態において、光ディス
ク17は、英和辞書、和英辞書、国語辞書、逆引きの国
語辞書が一体にCD−ROM化されたものである。なお
この再生装置1は、この光ディスク17に限らず、一般
のCD−ROM化された辞書等についても再生できるよ
うになされている。
【0021】すなわち光ディスク17は、一般のCD−
ROMと同様に最内周に管理データの記録領域25が形
成され、この管理データの記録領域25にこの光ディス
ク17のボリューム等のデータ、管理用テーブル(すな
わちTOCでなる)等を記録する。光ディスク17にお
いては、この管理データにより一般のCD−ROMと識
別できるようになされている。
ROMと同様に最内周に管理データの記録領域25が形
成され、この管理データの記録領域25にこの光ディス
ク17のボリューム等のデータ、管理用テーブル(すな
わちTOCでなる)等を記録する。光ディスク17にお
いては、この管理データにより一般のCD−ROMと識
別できるようになされている。
【0022】さらに光ディスク17は、検索情報DK及
び本文情報DNが記録され、ここでは英和辞書、和英辞
書、国語辞書、逆引きの国語辞書の内容が本文情報DN
として記録される。これに対して検索情報DKは、表記
形インデックスにより形成され、見出し語が、本文情報
DNを指定するアドレスデータ等と共に記録される。な
お本文情報DN及び検索情報DKは、英和辞書、和英辞
書、国語辞書、逆引きの国語辞書でそれぞれ別ファイル
により形成され、管理用テーブルにより管理されるよう
になされている。
び本文情報DNが記録され、ここでは英和辞書、和英辞
書、国語辞書、逆引きの国語辞書の内容が本文情報DN
として記録される。これに対して検索情報DKは、表記
形インデックスにより形成され、見出し語が、本文情報
DNを指定するアドレスデータ等と共に記録される。な
お本文情報DN及び検索情報DKは、英和辞書、和英辞
書、国語辞書、逆引きの国語辞書でそれぞれ別ファイル
により形成され、管理用テーブルにより管理されるよう
になされている。
【0023】図5は、英和辞書の検索情報DK及び本文
情報DNの構造を示す略線図である。英和辞書において
は、各単語の意味が本文情報DNに割り当てられ、各単
語が見出し語として本文情報DNを指定するアドレスデ
ータと共に記録される。ここで光ディスク17では、検
索情報DKがn次の階層構造により形成され、英和辞書
においては、nは値3に設定されるようになされてい
る。これにより検索情報DKは、第1次、第2次、第3
次インデックスブロックBL1、BL2、BL3に階層
化されるようになされている。
情報DNの構造を示す略線図である。英和辞書において
は、各単語の意味が本文情報DNに割り当てられ、各単
語が見出し語として本文情報DNを指定するアドレスデ
ータと共に記録される。ここで光ディスク17では、検
索情報DKがn次の階層構造により形成され、英和辞書
においては、nは値3に設定されるようになされてい
る。これにより検索情報DKは、第1次、第2次、第3
次インデックスブロックBL1、BL2、BL3に階層
化されるようになされている。
【0024】このうち最下位層でなる第3次インデック
スブロックBL3は、JIS(Japan Industrial Stand
ard )コード順(すなわちアルファベット順でなる)に
配列されてなる見出し語がブロック化されて、各見出し
語に本文情報DNを指定するアドレスデータがそれぞれ
割り当てられて形成されるようになされている。
スブロックBL3は、JIS(Japan Industrial Stand
ard )コード順(すなわちアルファベット順でなる)に
配列されてなる見出し語がブロック化されて、各見出し
語に本文情報DNを指定するアドレスデータがそれぞれ
割り当てられて形成されるようになされている。
【0025】第2次インデックスブロックBL2は、そ
れぞれ第3次インデックスブロックBL3に対応するキ
ーデータがJISコード順に配列され、これらのキーデ
ータがブロック化されて形成されるようになされてい
る。ここでこのキーデータは、それぞれ対応する第3次
インデックスブロックBL3の、最も末尾に位置する見
出し語により形成されるようになされている。また各キ
ーデータには、第3次インデックスブロックBL3を指
定するアドレスがそれぞれ割り当てられるようになされ
ている。
れぞれ第3次インデックスブロックBL3に対応するキ
ーデータがJISコード順に配列され、これらのキーデ
ータがブロック化されて形成されるようになされてい
る。ここでこのキーデータは、それぞれ対応する第3次
インデックスブロックBL3の、最も末尾に位置する見
出し語により形成されるようになされている。また各キ
ーデータには、第3次インデックスブロックBL3を指
定するアドレスがそれぞれ割り当てられるようになされ
ている。
【0026】第1次インデックスブロックBL1は、そ
れぞれ第2次インデックスブロックBL2に対応するキ
ーデータがアルファベット順に纏められて形成されるよ
うになされている。ここでこの第1次インデックスブロ
ックBL1のキーデータは、第2次インデックスブロッ
クBL2のキーデータと同様に、1階層下層でなる第2
次インデックスブロックBL2の、最も末尾に位置する
見出し語により形成されるようになされている。また各
キーデータには、第2次インデックスブロックBL2を
指定するアドレスが割り当てられるようになされてい
る。
れぞれ第2次インデックスブロックBL2に対応するキ
ーデータがアルファベット順に纏められて形成されるよ
うになされている。ここでこの第1次インデックスブロ
ックBL1のキーデータは、第2次インデックスブロッ
クBL2のキーデータと同様に、1階層下層でなる第2
次インデックスブロックBL2の、最も末尾に位置する
見出し語により形成されるようになされている。また各
キーデータには、第2次インデックスブロックBL2を
指定するアドレスが割り当てられるようになされてい
る。
【0027】これによりこの光ディスク17において
は、所望の見出し語を検索する場合、矢印Aで示すよう
に、第3次インデックスブロックBL3を先頭の見出し
語より順次検索するだけでなく、矢印Bで示すように、
必要に応じて第1次、第2次、第3次インデックスブロ
ックBL1、BL2、BL3を順次辿って検索できるよ
うになされ、その分前方一致検索において検索速度を向
上できるようになされている。
は、所望の見出し語を検索する場合、矢印Aで示すよう
に、第3次インデックスブロックBL3を先頭の見出し
語より順次検索するだけでなく、矢印Bで示すように、
必要に応じて第1次、第2次、第3次インデックスブロ
ックBL1、BL2、BL3を順次辿って検索できるよ
うになされ、その分前方一致検索において検索速度を向
上できるようになされている。
【0028】なお第1次及び第2インデックスブロック
BL1、BL2においては、JISコード上で何ら意味
を持たない値「FF」hのデータが付加されてキーデー
タが形成され、これにより各インデックスブロックにお
けるキーデータが、一定の語長により記録されるように
なされている。これにより光ディスク17は、第1次、
第2次、第3次インデックスブロックBL1、BL2、
BL3を順次辿って検索する際の、再生装置における負
担を低減するようになされている。なお光ディスク17
では、他の和英辞書、国語辞書、逆引きの国語辞書につ
いても、同様に検索情報DKが階層化されて形成される
ようになされている。
BL1、BL2においては、JISコード上で何ら意味
を持たない値「FF」hのデータが付加されてキーデー
タが形成され、これにより各インデックスブロックにお
けるキーデータが、一定の語長により記録されるように
なされている。これにより光ディスク17は、第1次、
第2次、第3次インデックスブロックBL1、BL2、
BL3を順次辿って検索する際の、再生装置における負
担を低減するようになされている。なお光ディスク17
では、他の和英辞書、国語辞書、逆引きの国語辞書につ
いても、同様に検索情報DKが階層化されて形成される
ようになされている。
【0029】(3)中央処理ユニットの構成 中央処理ユニット21(図3)は、光ディスク17が装
填されると、リードオンリメモリ23に格納された処理
手順に従って、ディスク再生部20の動作を制御し、光
ディスク17の最内周に記録された管理データを再生す
る。これにより中央処理ユニット21は、この管理デー
タにより光ディスク17の種類を判別し、この判別結果
に基づいて表示制御部24を制御して光ディスク17に
対応した目次画面を表示する。
填されると、リードオンリメモリ23に格納された処理
手順に従って、ディスク再生部20の動作を制御し、光
ディスク17の最内周に記録された管理データを再生す
る。これにより中央処理ユニット21は、この管理デー
タにより光ディスク17の種類を判別し、この判別結果
に基づいて表示制御部24を制御して光ディスク17に
対応した目次画面を表示する。
【0030】これにより図6に示すように、中央処理ユ
ニット21は、図5について上述した光ディスク17が
装填されると、目次画面において、対応するメニューS
F1〜SF5を液晶表示パネル3の下欄に表示し、この
状態でファンクションキーF1〜F5が操作されると、
目次画面を対応する画面に切り換える。
ニット21は、図5について上述した光ディスク17が
装填されると、目次画面において、対応するメニューS
F1〜SF5を液晶表示パネル3の下欄に表示し、この
状態でファンクションキーF1〜F5が操作されると、
目次画面を対応する画面に切り換える。
【0031】すなわち中央処理ユニット21は、第1の
ファンクションキーF1が押圧操作されると、液晶表示
パネル3の表示画面を国語辞書における検索語の入力画
面に切り換える。ここでユーザーが単語入力の操作子9
を操作すると、中央処理ユニット21は、対応する文字
を表示画面に順次表示し、この状態でユーザが引く/選
ぶの操作子12を操作すると、前方一致の検索手法によ
る検索情報SKの検索結果を表示する。
ファンクションキーF1が押圧操作されると、液晶表示
パネル3の表示画面を国語辞書における検索語の入力画
面に切り換える。ここでユーザーが単語入力の操作子9
を操作すると、中央処理ユニット21は、対応する文字
を表示画面に順次表示し、この状態でユーザが引く/選
ぶの操作子12を操作すると、前方一致の検索手法によ
る検索情報SKの検索結果を表示する。
【0032】すなわち中央処理ユニット21は、ディス
ク再生部20を制御して検索情報DKを所定量だけラン
ダムアクセスメモリ22に取り込んだ後、この取り込ん
だ検索情報DKより見出し語を順次ロードして検索語と
比較する。中央処理ユニット21は、この比較結果より
検索語を一部含んでなる見出し語を検出し、検出した見
出し語をランダムアクセスメモリ22に保持する。この
一連の処理を必要回数だけ繰り返して、中央処理ユニッ
ト21は、検索結果をランダムアクセスメモリ22に蓄
積し、この検索結果を表示する。この状態でユーザーが
カーソルの操作子11により見出し語を選択して、引く
/選ぶの操作子12を操作すると、中央処理ユニット2
1は、対応する見出し語の本文情報DNを再生し、これ
によりユーザーの選択した見出し語の内容を表示する。
ク再生部20を制御して検索情報DKを所定量だけラン
ダムアクセスメモリ22に取り込んだ後、この取り込ん
だ検索情報DKより見出し語を順次ロードして検索語と
比較する。中央処理ユニット21は、この比較結果より
検索語を一部含んでなる見出し語を検出し、検出した見
出し語をランダムアクセスメモリ22に保持する。この
一連の処理を必要回数だけ繰り返して、中央処理ユニッ
ト21は、検索結果をランダムアクセスメモリ22に蓄
積し、この検索結果を表示する。この状態でユーザーが
カーソルの操作子11により見出し語を選択して、引く
/選ぶの操作子12を操作すると、中央処理ユニット2
1は、対応する見出し語の本文情報DNを再生し、これ
によりユーザーの選択した見出し語の内容を表示する。
【0033】これに対して中央処理ユニット21は、第
2のファンクションキーF2が押圧操作されると、液晶
表示パネル3の表示画面を、逆引きの国語辞書における
検索語の入力画面に切り換える。この状態で第1のファ
ンクションキーF1が押圧操作された場合と同様に、中
央処理ユニット21は、ユーザーのキー入力を受け付
け、光ディスク17を再生してユーザーの所望する単語
の内容を表示する。このとき中央処理ユニット21は、
後方一致の検索手法により検索情報SKの検索結果を表
示し、これによりいわゆる逆引きによる検索処理を実行
する。
2のファンクションキーF2が押圧操作されると、液晶
表示パネル3の表示画面を、逆引きの国語辞書における
検索語の入力画面に切り換える。この状態で第1のファ
ンクションキーF1が押圧操作された場合と同様に、中
央処理ユニット21は、ユーザーのキー入力を受け付
け、光ディスク17を再生してユーザーの所望する単語
の内容を表示する。このとき中央処理ユニット21は、
後方一致の検索手法により検索情報SKの検索結果を表
示し、これによりいわゆる逆引きによる検索処理を実行
する。
【0034】これに対して第3のファンクションキーF
3が操作されると、中央処理ユニット21は、図7に示
すように、液晶表示パネル3の表示画面を英和辞書にお
ける検索語の入力画面に切り換える。この状態で中央処
理ユニット21は、操作子9の操作に応動して検索語の
綴りを入力すると共に、入力した検索語を図8に示すよ
うに表示画面に表示する。なおこの図7及び図8に示す
表示画面において、中央処理ユニット21は、操作子9
の入力モード、他の操作子の案内も併せて表示するよう
になされ、これにより使い勝手を向上するようになされ
ている。
3が操作されると、中央処理ユニット21は、図7に示
すように、液晶表示パネル3の表示画面を英和辞書にお
ける検索語の入力画面に切り換える。この状態で中央処
理ユニット21は、操作子9の操作に応動して検索語の
綴りを入力すると共に、入力した検索語を図8に示すよ
うに表示画面に表示する。なおこの図7及び図8に示す
表示画面において、中央処理ユニット21は、操作子9
の入力モード、他の操作子の案内も併せて表示するよう
になされ、これにより使い勝手を向上するようになされ
ている。
【0035】さらに中央処理ユニット21は、ユーザー
が検索語を入力した後、引く/選ぶの操作子12を操作
すると、図9に示すように、検索結果でなる見出し語を
表示した後、操作子11の操作に応動して見出し語の内
容を表示する。このとき中央処理ユニット21は、後述
する検索処理により検索語に対応する見出し語を表示す
る。
が検索語を入力した後、引く/選ぶの操作子12を操作
すると、図9に示すように、検索結果でなる見出し語を
表示した後、操作子11の操作に応動して見出し語の内
容を表示する。このとき中央処理ユニット21は、後述
する検索処理により検索語に対応する見出し語を表示す
る。
【0036】なおこの図9に示す表示画面は、英単語
「HOUSE」を検索語に設定した場合の前方一致検索
による検索結果を示し、中央処理ユニット21は、表示
画面右上隅に数字を表示して、検出した見出し語の数を
表すようになされている。従ってこの場合は、62件の
見出し語が検出されたことになる。
「HOUSE」を検索語に設定した場合の前方一致検索
による検索結果を示し、中央処理ユニット21は、表示
画面右上隅に数字を表示して、検出した見出し語の数を
表すようになされている。従ってこの場合は、62件の
見出し語が検出されたことになる。
【0037】このようにして見出し語を検索する処理に
おいて、中央処理ユニット21は、始めに前方一致検索
により検索語の綴りを有してなる見出し語を検出し、こ
こで対応する見出し語を何ら検出できない場合、中央処
理ユニット21は、綴りの入力ミスを考慮したあいまい
検索により、図10に示すように、ユーザーの意図した
と考えられる見出し語を表示する。これにより再生装置
1では、単語入力時の負担を低減して、その分使い勝手
を向上するようになされている。
おいて、中央処理ユニット21は、始めに前方一致検索
により検索語の綴りを有してなる見出し語を検出し、こ
こで対応する見出し語を何ら検出できない場合、中央処
理ユニット21は、綴りの入力ミスを考慮したあいまい
検索により、図10に示すように、ユーザーの意図した
と考えられる見出し語を表示する。これにより再生装置
1では、単語入力時の負担を低減して、その分使い勝手
を向上するようになされている。
【0038】これに対して図8に示す入力画面におい
て、ユーザーが第5のファンクションキーF5を押圧操
作すると、中央処理ユニット21は、全体の動作モード
をスペルチェックの動作モードに切り換え、検索語をス
ペルチェックする。ここで中央処理ユニット21は、図
1について上述したあいまい検索と同一の検索処理によ
り、ユーザーの意図したと考えられる見出し語を表示す
る。
て、ユーザーが第5のファンクションキーF5を押圧操
作すると、中央処理ユニット21は、全体の動作モード
をスペルチェックの動作モードに切り換え、検索語をス
ペルチェックする。ここで中央処理ユニット21は、図
1について上述したあいまい検索と同一の検索処理によ
り、ユーザーの意図したと考えられる見出し語を表示す
る。
【0039】これに対して第4のファンクションキーF
4が操作されると、中央処理ユニット21は、液晶表示
パネル3の表示画面を和英辞書における検索語の入力画
面に切り換える。この状態で中央処理ユニット21は、
操作子9の操作に応動して検索語の綴りを入力すると共
に、入力した検索語を表示画面に表示する。さらに中央
処理ユニット21は、続いてユーザーが引く/選ぶの操
作子12を操作すると、検索情報SKを検索して得られ
る見出し語を表示した後、操作子の操作に応動して見出
し語の内容を表示する。
4が操作されると、中央処理ユニット21は、液晶表示
パネル3の表示画面を和英辞書における検索語の入力画
面に切り換える。この状態で中央処理ユニット21は、
操作子9の操作に応動して検索語の綴りを入力すると共
に、入力した検索語を表示画面に表示する。さらに中央
処理ユニット21は、続いてユーザーが引く/選ぶの操
作子12を操作すると、検索情報SKを検索して得られ
る見出し語を表示した後、操作子の操作に応動して見出
し語の内容を表示する。
【0040】これに対して第5のファンクションキーF
5が操作されると、中央処理ユニット21は、全体の動
作モードを直接スペルチェックの動作モードに切り換
え、液晶表示パネル3の表示画面を、図11に示すスペ
ルチェックの入力画面に切り換える。ここでこのスペル
チェックの入力画面は、英和辞書の入力画面に類似して
形成され、中央処理ユニット21は、図12に示すよう
に操作子5の操作に応動してスペルチェックする単語の
綴りを順次入力すると共に表示する。
5が操作されると、中央処理ユニット21は、全体の動
作モードを直接スペルチェックの動作モードに切り換
え、液晶表示パネル3の表示画面を、図11に示すスペ
ルチェックの入力画面に切り換える。ここでこのスペル
チェックの入力画面は、英和辞書の入力画面に類似して
形成され、中央処理ユニット21は、図12に示すよう
に操作子5の操作に応動してスペルチェックする単語の
綴りを順次入力すると共に表示する。
【0041】続いて中央処理ユニット21は、ユーザー
が引く/選ぶの操作子12を操作すると、図10につい
て上述したと同一のあいまい検索により、図13に示す
ように対応する検索情報SKを検索して見出し語を表示
した後、操作子の操作に応動して見出し語の内容を表示
する。これにより再生装置1では、あいまいな綴りを簡
易に確認できるようになされている。なおこの図13に
おいては、英単語「AQUERIUS」をスペルチェッ
クした際の、検索結果を示す。
が引く/選ぶの操作子12を操作すると、図10につい
て上述したと同一のあいまい検索により、図13に示す
ように対応する検索情報SKを検索して見出し語を表示
した後、操作子の操作に応動して見出し語の内容を表示
する。これにより再生装置1では、あいまいな綴りを簡
易に確認できるようになされている。なおこの図13に
おいては、英単語「AQUERIUS」をスペルチェッ
クした際の、検索結果を示す。
【0042】(3−1)検索処理の概略 図14は、検索語の入力に関する中央処理ユニット21
の処理手順を示すフローチャートである。中央処理ユニ
ット21は、ユーザーにおいて検索語及びスペルチェッ
クの入力画面が選択されると、この処理手順を開始す
る。なおこの図14に示す処理手順は、国語辞書、逆引
きの国語辞書、和英辞書、英和辞書に共通する処理手順
である。すなわち中央処理ユニット21は、検索語の入
力画面を表示した状態で操作子9の操作に応動して検索
語の入力を受け、また入力した検索語を表示する。
の処理手順を示すフローチャートである。中央処理ユニ
ット21は、ユーザーにおいて検索語及びスペルチェッ
クの入力画面が選択されると、この処理手順を開始す
る。なおこの図14に示す処理手順は、国語辞書、逆引
きの国語辞書、和英辞書、英和辞書に共通する処理手順
である。すなわち中央処理ユニット21は、検索語の入
力画面を表示した状態で操作子9の操作に応動して検索
語の入力を受け、また入力した検索語を表示する。
【0043】このとき中央処理ユニット21は、検索語
が1文字でも入力されると、ステップSP1からステッ
プSP2に移り、先行検索を開始する。ここでこの先行
検索は、検索語が確定する以前に、それまで入力された
文字により検索語が形成されているものと仮定して検索
する処理である。これに対して検索処理は、見出し語を
順次ロードして検索語と比較し、ユーザーの意図した見
出し語を検出する処理でなる。これにより中央処理ユニ
ット21は、この先行検索において、検索語が入力され
る毎に順次処理対象の見出し語を変更して検索の処理を
実行することになる。
が1文字でも入力されると、ステップSP1からステッ
プSP2に移り、先行検索を開始する。ここでこの先行
検索は、検索語が確定する以前に、それまで入力された
文字により検索語が形成されているものと仮定して検索
する処理である。これに対して検索処理は、見出し語を
順次ロードして検索語と比較し、ユーザーの意図した見
出し語を検出する処理でなる。これにより中央処理ユニ
ット21は、この先行検索において、検索語が入力され
る毎に順次処理対象の見出し語を変更して検索の処理を
実行することになる。
【0044】すなわち中央処理ユニット21は、検索語
が1文字入力されると、この文字に対応する検索情報D
Kを所定量だけランダムアクセスメモリ22に転送す
る。さらに中央処理ユニット21は、このランダムアク
セスメモリ22に転送した検索情報DKより、この1文
字に対応する見出し語をロードして比較する。この過程
で続く文字が入力されると、中央処理ユニット21は、
この入力に対応して処理基準を切り換え、ランダムアク
セスメモリ22よりこの付加された文字に対応する見出
し語をロードして比較する。またこのとき必要に応じて
改めて光ディスク17をシークし、光ディスク17より
ランダムアクセスメモリ22に検索情報DKを転送し、
この転送した検索情報DKより同様の処理を実行する。
が1文字入力されると、この文字に対応する検索情報D
Kを所定量だけランダムアクセスメモリ22に転送す
る。さらに中央処理ユニット21は、このランダムアク
セスメモリ22に転送した検索情報DKより、この1文
字に対応する見出し語をロードして比較する。この過程
で続く文字が入力されると、中央処理ユニット21は、
この入力に対応して処理基準を切り換え、ランダムアク
セスメモリ22よりこの付加された文字に対応する見出
し語をロードして比較する。またこのとき必要に応じて
改めて光ディスク17をシークし、光ディスク17より
ランダムアクセスメモリ22に検索情報DKを転送し、
この転送した検索情報DKより同様の処理を実行する。
【0045】これにより中央処理ユニット21は、一部
無駄と考えられる処理を実行するものの、引く/選択の
操作子12の操作によるユーザーの検索指示を受け付け
て検索を開始する場合に比して、この引く/選択の操作
子12が操作されてから短い時間で検索結果を得ること
ができ、その分待ち時間を低減することができる。
無駄と考えられる処理を実行するものの、引く/選択の
操作子12の操作によるユーザーの検索指示を受け付け
て検索を開始する場合に比して、この引く/選択の操作
子12が操作されてから短い時間で検索結果を得ること
ができ、その分待ち時間を低減することができる。
【0046】特に、検索情報が階層化されていない、単
に見出し語をJISコード順に配列した検索情報につい
て、先頭文字がアルファベットの末尾の見出し語を検索
する場合等には、検索結果の待ち時間を格段的に低減す
ることができる。また図5について上述したような階層
構造による検索情報DKについても、予め最下層のイン
デックスブロックBL3をランダムアクセスメモリ22
に転送できる等により、待ち時間を格段に低減すること
ができる。
に見出し語をJISコード順に配列した検索情報につい
て、先頭文字がアルファベットの末尾の見出し語を検索
する場合等には、検索結果の待ち時間を格段的に低減す
ることができる。また図5について上述したような階層
構造による検索情報DKについても、予め最下層のイン
デックスブロックBL3をランダムアクセスメモリ22
に転送できる等により、待ち時間を格段に低減すること
ができる。
【0047】かくして再生装置1では、入力手段でなる
操作子5より検索基準の入力が開始された時点で検索を
開始することにより、キー入力の時間を有効に利用し
て、見かけの検索に要する時間を短縮し、その分使い勝
手を向上するようになされている。
操作子5より検索基準の入力が開始された時点で検索を
開始することにより、キー入力の時間を有効に利用し
て、見かけの検索に要する時間を短縮し、その分使い勝
手を向上するようになされている。
【0048】このようにして中央処理ユニット21は、
ステップSP2において先行検索を開始すると、続いて
ステップSP3に移り、ここで引く/選ぶの操作子12
が押圧操作されたか否か判断する。ここで否定結果が得
られると、中央処理ユニット21は、ステップSP4に
移り、先行検索を継続した後、ステップSP3に戻る。
これにより中央処理ユニット21は、先行検索を開始す
ると、ステップSP3−SP4−SP3の処理手順を繰
り返す。
ステップSP2において先行検索を開始すると、続いて
ステップSP3に移り、ここで引く/選ぶの操作子12
が押圧操作されたか否か判断する。ここで否定結果が得
られると、中央処理ユニット21は、ステップSP4に
移り、先行検索を継続した後、ステップSP3に戻る。
これにより中央処理ユニット21は、先行検索を開始す
ると、ステップSP3−SP4−SP3の処理手順を繰
り返す。
【0049】これに対してユーザーが引く/選ぶの操作
子12を押圧操作して検索開始の指示を入力すると、ス
テップSP3において肯定結果が得られることにより、
中央処理ユニット21は、ステップSP5に移り、1画
面分の候補(すなわち検索により検出された見出し語で
なる)を蓄積できたか否か判断する。ここでこの実施の
形態においては、図9等に示したように、8件分の候補
を1画面で表示できるようになされており、中央処理ユ
ニット21は、このステップSP5において、未だ8件
分の候補を検出していない場合、ステップSP5を繰り
返す。
子12を押圧操作して検索開始の指示を入力すると、ス
テップSP3において肯定結果が得られることにより、
中央処理ユニット21は、ステップSP5に移り、1画
面分の候補(すなわち検索により検出された見出し語で
なる)を蓄積できたか否か判断する。ここでこの実施の
形態においては、図9等に示したように、8件分の候補
を1画面で表示できるようになされており、中央処理ユ
ニット21は、このステップSP5において、未だ8件
分の候補を検出していない場合、ステップSP5を繰り
返す。
【0050】これに対して8件分の候補が検出される
と、中央処理ユニット21は、ステップSP6に移り、
この8件分の候補を表示し、バックグラウンド検索を開
始する。ここでこのバックグラウンド検索は、検索結果
を表示し、かつ各操作子の操作を受け付ける状態で、さ
らには引き続き見出し語を検索する処理である。
と、中央処理ユニット21は、ステップSP6に移り、
この8件分の候補を表示し、バックグラウンド検索を開
始する。ここでこのバックグラウンド検索は、検索結果
を表示し、かつ各操作子の操作を受け付ける状態で、さ
らには引き続き見出し語を検索する処理である。
【0051】これにより再生装置1では、検索を開始し
た後、表示画面に対応する8件分の検索結果が得られた
時点で、それまでの検索結果を表示画面に表示し、残る
検索対象を検索するようになされている。従って再生装
置1では、検索を開始した後、候補が表示されるまでの
待ち時間を格段的に低減することができ、これによって
もさらに一段と使い勝手を向上することができるように
なされている。また引き続いてバックグラウンド検索す
ることにより、検索漏れを防止することができるように
なされている。さらに各操作子の操作を受け付けるよう
にしたことにより、ユーザーにおいては意図した見出し
語が表示された時点で、例えばこの見出し語の内容を確
認すること等の作業を実施でき、その分使い勝手を向上
することができる。
た後、表示画面に対応する8件分の検索結果が得られた
時点で、それまでの検索結果を表示画面に表示し、残る
検索対象を検索するようになされている。従って再生装
置1では、検索を開始した後、候補が表示されるまでの
待ち時間を格段的に低減することができ、これによって
もさらに一段と使い勝手を向上することができるように
なされている。また引き続いてバックグラウンド検索す
ることにより、検索漏れを防止することができるように
なされている。さらに各操作子の操作を受け付けるよう
にしたことにより、ユーザーにおいては意図した見出し
語が表示された時点で、例えばこの見出し語の内容を確
認すること等の作業を実施でき、その分使い勝手を向上
することができる。
【0052】かくして中央処理ユニット21は、このよ
うにしてバックグラウンドの検索を開始すると、ステッ
プSP7に移り、検索情報DKの対応する見出し語を全
て検索したか否か判断する。ここで否定結果が得られる
と、中央処理ユニット21は、ステップSP7を繰り返
すのに対し、対応する見出し語を全て検索すると、ステ
ップSP8に移ってこの処理手順を終了する。
うにしてバックグラウンドの検索を開始すると、ステッ
プSP7に移り、検索情報DKの対応する見出し語を全
て検索したか否か判断する。ここで否定結果が得られる
と、中央処理ユニット21は、ステップSP7を繰り返
すのに対し、対応する見出し語を全て検索すると、ステ
ップSP8に移ってこの処理手順を終了する。
【0053】図15は、中央処理ユニット21の表示画
面切り換え処理を示すフローチャートである。中央処理
ユニット21は、1画面分の候補を表示すると、ユーザ
ーの操作に応動して、図14について上述した処理手順
を終了した後、又は図14について上述した処理手順と
同時並列的に、この処理手順を実行する。すなわち中央
処理ユニット21は、8件の候補が蓄積されると、ステ
ップSP10からステップSP11に移り、図16
(A)に示すように8件の候補を1画面H1に表示す
る。続いて中央処理ユニット21は、ステップSP12
に移り、スクロールの操作子(カーソルの操作子でな
る)11が操作されたか否か判断する。
面切り換え処理を示すフローチャートである。中央処理
ユニット21は、1画面分の候補を表示すると、ユーザ
ーの操作に応動して、図14について上述した処理手順
を終了した後、又は図14について上述した処理手順と
同時並列的に、この処理手順を実行する。すなわち中央
処理ユニット21は、8件の候補が蓄積されると、ステ
ップSP10からステップSP11に移り、図16
(A)に示すように8件の候補を1画面H1に表示す
る。続いて中央処理ユニット21は、ステップSP12
に移り、スクロールの操作子(カーソルの操作子でな
る)11が操作されたか否か判断する。
【0054】ここで肯定結果が得られると、中央処理ユ
ニット21は、ステップSP13に移り、次の1画面分
の候補がランダムアクセスメモリ22に蓄積されている
か否か判断する。ここで検索を指示して十分に時間が経
過している場合は肯定結果が得られることがあり、この
場合中央処理ユニット21は、ステップSP14に移
る。ここで中央処理ユニット21は、次の8件分の候補
を選択し、これら8件の候補を表示する。すなわち中央
処理ユニット21は、矢印C(図16(A))で示すよ
うに液晶表示パネルに表示する候補を次の8件に切り換
えた後、ステップSP12に戻る。これにより再生装置
1では、検索順に、検索結果を8件の表示件数に区切っ
て表示するようになされている。
ニット21は、ステップSP13に移り、次の1画面分
の候補がランダムアクセスメモリ22に蓄積されている
か否か判断する。ここで検索を指示して十分に時間が経
過している場合は肯定結果が得られることがあり、この
場合中央処理ユニット21は、ステップSP14に移
る。ここで中央処理ユニット21は、次の8件分の候補
を選択し、これら8件の候補を表示する。すなわち中央
処理ユニット21は、矢印C(図16(A))で示すよ
うに液晶表示パネルに表示する候補を次の8件に切り換
えた後、ステップSP12に戻る。これにより再生装置
1では、検索順に、検索結果を8件の表示件数に区切っ
て表示するようになされている。
【0055】ところでこのような検索処理においては、
候補が8件の整数倍に至らない場合がある。この場合中
央処理ユニット21は、ステップSP13において否定
結果が得られることにより、ステップSP15に移り、
ここで未だ表示していない残りの候補が存在するか否か
判断する。ここで否定結果が得られる場合は、ランダム
アクセスメモリ22に格納された候補については、全て
表示したことになることから、中央処理ユニット21
は、ステップSP12に戻る。
候補が8件の整数倍に至らない場合がある。この場合中
央処理ユニット21は、ステップSP13において否定
結果が得られることにより、ステップSP15に移り、
ここで未だ表示していない残りの候補が存在するか否か
判断する。ここで否定結果が得られる場合は、ランダム
アクセスメモリ22に格納された候補については、全て
表示したことになることから、中央処理ユニット21
は、ステップSP12に戻る。
【0056】これに対して図16(A)のように、8件
の整数倍に満たない候補が残っている場合、ステップS
P15において肯定結果が得られることにより、中央処
理ユニット21は、ステップSP16に移り、候補を補
って表示する。ここで中央処理ユニット21は、ランダ
ムアクセスメモリ22に格納された最も新しい候補(図
16(A)においては20番目の候補でなる)から、以
前に検出された8件の候補を選択し、記号Dで示すよう
にこの8件により表示画面H3を形成する。これにより
再生装置1では、検索結果の件数が表示件数で区切って
余る場合は、現在得られている末尾の検出結果について
は、以前に得られた検出結果と共に、表示件数分表示
し、これにより他の表示画面H1、H2と同一の形式に
より表示するようになされている。
の整数倍に満たない候補が残っている場合、ステップS
P15において肯定結果が得られることにより、中央処
理ユニット21は、ステップSP16に移り、候補を補
って表示する。ここで中央処理ユニット21は、ランダ
ムアクセスメモリ22に格納された最も新しい候補(図
16(A)においては20番目の候補でなる)から、以
前に検出された8件の候補を選択し、記号Dで示すよう
にこの8件により表示画面H3を形成する。これにより
再生装置1では、検索結果の件数が表示件数で区切って
余る場合は、現在得られている末尾の検出結果について
は、以前に得られた検出結果と共に、表示件数分表示
し、これにより他の表示画面H1、H2と同一の形式に
より表示するようになされている。
【0057】すなわちこの実施の形態のように、バック
グラウンドで検索処理を実行すると、このように検索結
果を表示した状態で、新たな候補が検出される場合があ
る。この場合に、検出された8件に満たない候補を空欄
と共に表示すると、ユーザーにおいては、検索処理を完
了したものと判断する場合が考えられる。この場合、ユ
ーザーにおいては、所望の見出し語が検出される直前
で、次のキー操作を実行する場合が考えられる。すなわ
ちユーザーの誤操作を招き、さらにはユーザーに無駄な
キー入力操作を強いることになる。
グラウンドで検索処理を実行すると、このように検索結
果を表示した状態で、新たな候補が検出される場合があ
る。この場合に、検出された8件に満たない候補を空欄
と共に表示すると、ユーザーにおいては、検索処理を完
了したものと判断する場合が考えられる。この場合、ユ
ーザーにおいては、所望の見出し語が検出される直前
で、次のキー操作を実行する場合が考えられる。すなわ
ちユーザーの誤操作を招き、さらにはユーザーに無駄な
キー入力操作を強いることになる。
【0058】ところがこの実施の形態のように、検出さ
れた8件に満たない候補についても、他の表示画面H
1、H2と同一の形式で表示すれば、あたかも検索が完
了したとの印象を与えることなく、それまでの検索結果
を検索途中で表示することができる。これにより再生装
置1では、ユーザーの勘違いを防止するようになされ、
これによっても使い勝手を向上することができるように
なされている。
れた8件に満たない候補についても、他の表示画面H
1、H2と同一の形式で表示すれば、あたかも検索が完
了したとの印象を与えることなく、それまでの検索結果
を検索途中で表示することができる。これにより再生装
置1では、ユーザーの勘違いを防止するようになされ、
これによっても使い勝手を向上することができるように
なされている。
【0059】かくして中央処理ユニット21は、このよ
うにして候補を補って表示画面H3を形成した後、ステ
ップSP12に戻り、ここで再びスクロールの操作子1
1が押圧操作されたか否か判断する。ここで否定結果が
得られると、ステップSP17に移り、新たに候補が検
出されたか否か判断し、否定結果が得られると、ステッ
プSP12に戻る。これに対して未だ検索処理を実行中
の場合、このステップSP12−SP17−SP12の
処理手順を繰り返している途中で、ステップSP17に
おいて肯定結果が得られる場合があり、この場合中央処
理ユニット21は、ステップSP18に移り、現在の表
示画面が候補を補った表示か否か判断する。
うにして候補を補って表示画面H3を形成した後、ステ
ップSP12に戻り、ここで再びスクロールの操作子1
1が押圧操作されたか否か判断する。ここで否定結果が
得られると、ステップSP17に移り、新たに候補が検
出されたか否か判断し、否定結果が得られると、ステッ
プSP12に戻る。これに対して未だ検索処理を実行中
の場合、このステップSP12−SP17−SP12の
処理手順を繰り返している途中で、ステップSP17に
おいて肯定結果が得られる場合があり、この場合中央処
理ユニット21は、ステップSP18に移り、現在の表
示画面が候補を補った表示か否か判断する。
【0060】ここで否定結果が得られると、中央処理ユ
ニット21は、ステップSP19に移り、検出した候補
をランダムアクセスメモリ22に蓄積した後、ステップ
SP12に戻る。これにより再生装置1においては、続
いてカーソルの操作子11を操作して、この新たに検出
した次候補を確認することができるようになされてい
る。これに対して現在の表示画面が候補を補った表示の
場合、ステップSP18において肯定結果が得られるこ
とにより、中央処理ユニット21は、ステップSP20
に移る。ここで中央処理ユニット21は、検出した候補
をランダムアクセスメモリ22に蓄積すると共に(図1
6(B))、矢印Eで示すように、この新たに検出した
候補が表示画面の最下欄に配置されるように、候補をス
クロールしてなる表示画面H4を形成する(図16
(C))。
ニット21は、ステップSP19に移り、検出した候補
をランダムアクセスメモリ22に蓄積した後、ステップ
SP12に戻る。これにより再生装置1においては、続
いてカーソルの操作子11を操作して、この新たに検出
した次候補を確認することができるようになされてい
る。これに対して現在の表示画面が候補を補った表示の
場合、ステップSP18において肯定結果が得られるこ
とにより、中央処理ユニット21は、ステップSP20
に移る。ここで中央処理ユニット21は、検出した候補
をランダムアクセスメモリ22に蓄積すると共に(図1
6(B))、矢印Eで示すように、この新たに検出した
候補が表示画面の最下欄に配置されるように、候補をス
クロールしてなる表示画面H4を形成する(図16
(C))。
【0061】これにより中央処理ユニット21は、バッ
クグラウンド検索の処理を実行して、新たな候補が検出
されると、8件の表示件数を単位にして、順次表示画面
を更新し、バックグラウンド検索による検索処理結果を
ユーザーに順次告知するようになされている。
クグラウンド検索の処理を実行して、新たな候補が検出
されると、8件の表示件数を単位にして、順次表示画面
を更新し、バックグラウンド検索による検索処理結果を
ユーザーに順次告知するようになされている。
【0062】(3−2)英和辞書の検索 中央処理ユニット21は、光ディスク17の英和辞書に
ついては、前方一致検索により検索を開始し、候補を何
ら検出できない場合、可能な場合は日本人の癖を考慮し
たあいまい検索により候補を検出する。図1は、この検
索処理の切り換えに供する中央処理ユニット21の処理
手順を示すフローチャートである。
ついては、前方一致検索により検索を開始し、候補を何
ら検出できない場合、可能な場合は日本人の癖を考慮し
たあいまい検索により候補を検出する。図1は、この検
索処理の切り換えに供する中央処理ユニット21の処理
手順を示すフローチャートである。
【0063】すなわち中央処理ユニット21は、光ディ
スク17が装填されると、ディスク再生部20を制御し
て管理データを再生し、この管理データをランダムアク
セスメモリ22に保存する。この状態で図7、図10等
について上述した検索語の入力画面が選択されると、中
央処理ユニット21は、ステップSP30からステップ
SP31に移り、このランダムアクセスメモリ22に保
存した管理データより、光ディスク17が日本人向けの
光ディスクか否か判断する。
スク17が装填されると、ディスク再生部20を制御し
て管理データを再生し、この管理データをランダムアク
セスメモリ22に保存する。この状態で図7、図10等
について上述した検索語の入力画面が選択されると、中
央処理ユニット21は、ステップSP30からステップ
SP31に移り、このランダムアクセスメモリ22に保
存した管理データより、光ディスク17が日本人向けの
光ディスクか否か判断する。
【0064】ここで否定結果が得られると、中央処理ユ
ニット21は、ステップSP32に移り、英和辞書にお
いては、一連の表示画面においてスペルチェックに関す
る表示を中止するように設定する。さらに中央処理ユニ
ット21は、続くステップSP33において前方一致の
検索処理を実行し、ステップSP34に移ってこの処理
手順を終了する。
ニット21は、ステップSP32に移り、英和辞書にお
いては、一連の表示画面においてスペルチェックに関す
る表示を中止するように設定する。さらに中央処理ユニ
ット21は、続くステップSP33において前方一致の
検索処理を実行し、ステップSP34に移ってこの処理
手順を終了する。
【0065】これに対して光ディスク17が日本人向け
の光ディスクの場合、ステップSP31において肯定結
果が得られることにより、中央処理ユニット21は、ス
テップSP35に移る。ここで中央処理ユニット21
は、入力された検索語が全て英数字か否か判断する。こ
れにより中央処理ユニット21は、ユーザーがギリシャ
文字等を入力した場合、このステップSP35において
否定結果が得られることにより、ステップSP32から
ステップSP33に移り、前方一致検索により候補を検
出する。
の光ディスクの場合、ステップSP31において肯定結
果が得られることにより、中央処理ユニット21は、ス
テップSP35に移る。ここで中央処理ユニット21
は、入力された検索語が全て英数字か否か判断する。こ
れにより中央処理ユニット21は、ユーザーがギリシャ
文字等を入力した場合、このステップSP35において
否定結果が得られることにより、ステップSP32から
ステップSP33に移り、前方一致検索により候補を検
出する。
【0066】これに対して入力された検索語が全て英数
字の場合、ステップSP35において、肯定結果が得ら
れることにより、中央処理ユニット21は、ステップS
P36に移る。ここで中央処理ユニット21は、管理デ
ータに基づいて、光ディスク17の検索情報DKが表記
型インデックスか否か判断する。ここでこの種の光ディ
スク17においては、前方一致検索等によりあいまい検
索可能なように、読み替えた見出し語等により検索情報
を形成したものがある。中央処理ユニット21は、この
ような光ディスク17については、このステップSP3
6において否定結果が得られることにより、ステップS
P32からステップSP33に移り、前方一致検索によ
り候補を検出する。
字の場合、ステップSP35において、肯定結果が得ら
れることにより、中央処理ユニット21は、ステップS
P36に移る。ここで中央処理ユニット21は、管理デ
ータに基づいて、光ディスク17の検索情報DKが表記
型インデックスか否か判断する。ここでこの種の光ディ
スク17においては、前方一致検索等によりあいまい検
索可能なように、読み替えた見出し語等により検索情報
を形成したものがある。中央処理ユニット21は、この
ような光ディスク17については、このステップSP3
6において否定結果が得られることにより、ステップS
P32からステップSP33に移り、前方一致検索によ
り候補を検出する。
【0067】これに対して図5について上述したよう
な、文字情報と見出し語が1:1の対応関係に保持され
た表記型インデックスの光ディスク17においては、ス
テップSP36において肯定結果が得られることによ
り、中央処理ユニット21は、ステップSP37に移
り、始めに前方一致検索を開始する。続いて中央処理ユ
ニット21は、ステップSP38に移り、この前方一致
検索により1件でも候補を検出できたか否か判断し、こ
こで肯定結果が得られると、ステップSP34に移る。
これに対して1件も候補を検出できない場合、中央処理
ユニット21は、ステップSP39に移り、あいまい検
索により候補を検出した後、ステップSP34に移って
この処理手順を終了する。
な、文字情報と見出し語が1:1の対応関係に保持され
た表記型インデックスの光ディスク17においては、ス
テップSP36において肯定結果が得られることによ
り、中央処理ユニット21は、ステップSP37に移
り、始めに前方一致検索を開始する。続いて中央処理ユ
ニット21は、ステップSP38に移り、この前方一致
検索により1件でも候補を検出できたか否か判断し、こ
こで肯定結果が得られると、ステップSP34に移る。
これに対して1件も候補を検出できない場合、中央処理
ユニット21は、ステップSP39に移り、あいまい検
索により候補を検出した後、ステップSP34に移って
この処理手順を終了する。
【0068】これにより中央処理ユニット21は、ユー
ザーが綴りを誤って検索語を入力した場合でも、いちい
ちユーザーの指示を受けることなく、あいまい検索によ
りユーザーが意図したと考えられる候補を表示し、その
分ユーザーの使い勝手を向上するようになされている。
ザーが綴りを誤って検索語を入力した場合でも、いちい
ちユーザーの指示を受けることなく、あいまい検索によ
りユーザーが意図したと考えられる候補を表示し、その
分ユーザーの使い勝手を向上するようになされている。
【0069】特に、図14について上述したように、先
行検索を併せて実施して、このように前方一致検索によ
り候補を検出できない場合に自動的にあいまい検索の処
理を実行すれば、最終的にユーザーの意図する検索結果
を短い時間で検出することができる。また先行検索中に
おいて、前方一致検索により候補を検出できない場合、
この先行検索において、自動的にあいまい検索に動作を
切り換えることにより、これによっても最終的にユーザ
ーの意図する検索結果を短い時間で検出することができ
る。
行検索を併せて実施して、このように前方一致検索によ
り候補を検出できない場合に自動的にあいまい検索の処
理を実行すれば、最終的にユーザーの意図する検索結果
を短い時間で検出することができる。また先行検索中に
おいて、前方一致検索により候補を検出できない場合、
この先行検索において、自動的にあいまい検索に動作を
切り換えることにより、これによっても最終的にユーザ
ーの意図する検索結果を短い時間で検出することができ
る。
【0070】また前方一致検索からあいまい検索に切り
換える処理を、図15について上述した、1画面分の検
索結果が得られた時点で検索結果を表示する処理と組み
合わせて実施することにより、ユーザーにおいては、前
方一致検索による検出結果と、このように前方一致検索
から動作を切り換えたあいまい検索により検索結果とを
区別することなく確認することができ、その分使い勝手
を向上することができる。
換える処理を、図15について上述した、1画面分の検
索結果が得られた時点で検索結果を表示する処理と組み
合わせて実施することにより、ユーザーにおいては、前
方一致検索による検出結果と、このように前方一致検索
から動作を切り換えたあいまい検索により検索結果とを
区別することなく確認することができ、その分使い勝手
を向上することができる。
【0071】(3−3)あいまい検索 (3−3−1)1バイトコードによるあいまい検索 図17は、中央処理ユニット21のあいまい検索処理を
示すフローチャートである。中央処理ユニット21は、
あいまい検索を開始すると、ステップSP40からステ
ップSP41に移り、2バイトコードの文字列でなる検
索語より1バイトコードの文字列を生成する。すなわち
中央処理ユニット21は、検索語をASCII(Americ
an Standard Code for Information Interchange)コー
ドに変換し、これにより1バイトコードの文字列を生成
する。
示すフローチャートである。中央処理ユニット21は、
あいまい検索を開始すると、ステップSP40からステ
ップSP41に移り、2バイトコードの文字列でなる検
索語より1バイトコードの文字列を生成する。すなわち
中央処理ユニット21は、検索語をASCII(Americ
an Standard Code for Information Interchange)コー
ドに変換し、これにより1バイトコードの文字列を生成
する。
【0072】これにより中央処理ユニット21は、この
1バイトコードの文字列を基準にしたあいまい検索の処
理を実行して、あいまい検索の処理を高速度化、簡略化
するようになされている。実際上、検索情報DKがあい
まい検索用に作成された光ディスクではなく、光ディス
ク17のように、検索情報が単なる前方一致検索用に作
成された光ディスクについてあいまい検索する場合、中
央処理ユニット21側の負担が特に大きく、その分処理
に要する時間が増大する。これによりこの実施の形態の
ように、1バイトコードによりあいまい検索すれば、中
央処理ユニット21の負担を格段的に低減することがで
き、その分処理に要する時間を低減することができる。
特に、前方一致検索に続いてあいまい検索する場合に、
このようにあいまい検索に要する負担を低減すれば、そ
の分ユーザーに対して、前方一致検索だけで検出された
検出結果を表示する場合と、続くあいまい検索により検
出された検出結果を表示する場合とで、待ち時間の点
で、違和感なく検索結果を表示することができ、その分
使い勝手を向上することができる。
1バイトコードの文字列を基準にしたあいまい検索の処
理を実行して、あいまい検索の処理を高速度化、簡略化
するようになされている。実際上、検索情報DKがあい
まい検索用に作成された光ディスクではなく、光ディス
ク17のように、検索情報が単なる前方一致検索用に作
成された光ディスクについてあいまい検索する場合、中
央処理ユニット21側の負担が特に大きく、その分処理
に要する時間が増大する。これによりこの実施の形態の
ように、1バイトコードによりあいまい検索すれば、中
央処理ユニット21の負担を格段的に低減することがで
き、その分処理に要する時間を低減することができる。
特に、前方一致検索に続いてあいまい検索する場合に、
このようにあいまい検索に要する負担を低減すれば、そ
の分ユーザーに対して、前方一致検索だけで検出された
検出結果を表示する場合と、続くあいまい検索により検
出された検出結果を表示する場合とで、待ち時間の点
で、違和感なく検索結果を表示することができ、その分
使い勝手を向上することができる。
【0073】なお中央処理ユニット21は、この1バイ
トコードの文字列生成処理を、検索語が1文字入力され
る毎に実行する。従って前方一致検索において候補を検
出できないことによりこのあいまい検索を実行する場
合、中央処理ユニット21は、先行検索における前方一
致検索時に、事前にこのような1バイトコードの文字列
を用意し、この用意した1バイトコードの文字列によ
り、又は続いて入力される文字を付加してなる1バイト
コードの文字列により、あいまい検索の処理を実行す
る。
トコードの文字列生成処理を、検索語が1文字入力され
る毎に実行する。従って前方一致検索において候補を検
出できないことによりこのあいまい検索を実行する場
合、中央処理ユニット21は、先行検索における前方一
致検索時に、事前にこのような1バイトコードの文字列
を用意し、この用意した1バイトコードの文字列によ
り、又は続いて入力される文字を付加してなる1バイト
コードの文字列により、あいまい検索の処理を実行す
る。
【0074】続いて中央処理ユニット21は、ステップ
SP42に移り、見出し語をロードした後、続くステッ
プSP43において、この見出し語に英数字以外の文字
が含まれているか否か判断する。ここで否定結果が得ら
れると、中央処理ユニット21は、ステップSP44に
移り、検索語と同様にして、この見出し語より1バイト
コードの文字列を生成する。
SP42に移り、見出し語をロードした後、続くステッ
プSP43において、この見出し語に英数字以外の文字
が含まれているか否か判断する。ここで否定結果が得ら
れると、中央処理ユニット21は、ステップSP44に
移り、検索語と同様にして、この見出し語より1バイト
コードの文字列を生成する。
【0075】続いて中央処理ユニット21は、ステップ
SP45に移り、ここでこの1バイトコードによる検索
語と見出し語について、あいまいさを加味した比較処理
を実行する。この比較処理において、中央処理ユニット
21は、この見出し語を候補に設定するか否かの判断を
実行し、候補についてはランダムアクセスメモリ22に
蓄積する。
SP45に移り、ここでこの1バイトコードによる検索
語と見出し語について、あいまいさを加味した比較処理
を実行する。この比較処理において、中央処理ユニット
21は、この見出し語を候補に設定するか否かの判断を
実行し、候補についてはランダムアクセスメモリ22に
蓄積する。
【0076】中央処理ユニット21は、続いてステップ
SP46に移り、ここで次の見出し語を入力した後、ス
テップSP43に戻る。これにより中央処理ユニット2
1は、ステップSP43−SP44−SP45−SP4
6−SP43の処理手順を繰り返して、1バイトコード
によるあいまいさを加味した比較処理により検索情報か
ら順次候補を選択し、高速度であいまい検索するように
なされている。
SP46に移り、ここで次の見出し語を入力した後、ス
テップSP43に戻る。これにより中央処理ユニット2
1は、ステップSP43−SP44−SP45−SP4
6−SP43の処理手順を繰り返して、1バイトコード
によるあいまいさを加味した比較処理により検索情報か
ら順次候補を選択し、高速度であいまい検索するように
なされている。
【0077】これに対して見出し語に英数字以外の文字
が含まれている場合、ステップSP43において否定結
果が得られることにより、中央処理ユニット21は、ス
テップSP47に移る。ここで中央処理ユニット21
は、1バイトコードによる場合と同様にして、2バイト
コードによる検索語と見出し語について、あいまいさを
加味した比較処理を実行した後、ステップSP43に戻
る。これにより中央処理ユニット21は、必要な場合に
だけ、2バイトコードにより検索の処理を実行し、その
分検索速度を高速度化するようになされている。
が含まれている場合、ステップSP43において否定結
果が得られることにより、中央処理ユニット21は、ス
テップSP47に移る。ここで中央処理ユニット21
は、1バイトコードによる場合と同様にして、2バイト
コードによる検索語と見出し語について、あいまいさを
加味した比較処理を実行した後、ステップSP43に戻
る。これにより中央処理ユニット21は、必要な場合に
だけ、2バイトコードにより検索の処理を実行し、その
分検索速度を高速度化するようになされている。
【0078】(3−3−2)見出し語の入力処理と先頭
文字の置換 図18は、中央処理ユニット21における見出し語の入
力処理を示すフローチャートである。中央処理ユニット
21は、検索を開始すると、ステップSP50からステ
ップSP51に移り、ここで先頭2文字が検索語と一致
する見出し語をランダムアクセスメモリ22よりロード
する。これにより中央処理ユニット21は、先頭2文字
が検索語と一致する見出し語よりあいまいさを加味した
比較処理を開始する。
文字の置換 図18は、中央処理ユニット21における見出し語の入
力処理を示すフローチャートである。中央処理ユニット
21は、検索を開始すると、ステップSP50からステ
ップSP51に移り、ここで先頭2文字が検索語と一致
する見出し語をランダムアクセスメモリ22よりロード
する。これにより中央処理ユニット21は、先頭2文字
が検索語と一致する見出し語よりあいまいさを加味した
比較処理を開始する。
【0079】すなわちユーザーが綴りを誤って入力する
場合でも、先頭2文字に限って見れば極めて誤りが少な
い特徴がある。従ってこの実施の形態のように、先頭2
文字が検索語と一致する見出し語より処理を開始すれ
ば、ユーザーの意図する見出し語を短時間で検出するこ
とができ、その分待ち時間を短縮することができる。特
にこの実施の形態のように、あいまい検索用に作成され
た検索情報ではなく、単なる前方一致検索用に作成され
た検索情報を用いてあいまい検索する場合、一般に処理
に要する時間が増大することにより、先頭2文字が検索
語と一致する見出し語を処理開始位置に設定すれば、ユ
ーザーの意図する見出し語を短時間で検出することがで
きる。従ってその分待ち時間を低減して使い勝手を向上
することができる。
場合でも、先頭2文字に限って見れば極めて誤りが少な
い特徴がある。従ってこの実施の形態のように、先頭2
文字が検索語と一致する見出し語より処理を開始すれ
ば、ユーザーの意図する見出し語を短時間で検出するこ
とができ、その分待ち時間を短縮することができる。特
にこの実施の形態のように、あいまい検索用に作成され
た検索情報ではなく、単なる前方一致検索用に作成され
た検索情報を用いてあいまい検索する場合、一般に処理
に要する時間が増大することにより、先頭2文字が検索
語と一致する見出し語を処理開始位置に設定すれば、ユ
ーザーの意図する見出し語を短時間で検出することがで
きる。従ってその分待ち時間を低減して使い勝手を向上
することができる。
【0080】また、前方一致検索に続いてあいまい検索
する場合、このようにあいまい検索に要する負担を低減
すれば、その分ユーザーに対して、前方一致検索による
検索結果を表示する場合と、続くあいまい検索による検
索結果を表示する場合とで、待ち時間の点で、極端な違
和感を与えることなく検索結果を表示することができ、
その分使い勝手を向上することができる。
する場合、このようにあいまい検索に要する負担を低減
すれば、その分ユーザーに対して、前方一致検索による
検索結果を表示する場合と、続くあいまい検索による検
索結果を表示する場合とで、待ち時間の点で、極端な違
和感を与えることなく検索結果を表示することができ、
その分使い勝手を向上することができる。
【0081】さらにユーザーの意図する見出し語を検索
処理の速い段階で検出できることにより、検出順に検出
結果を表示して、このユーザーの意図する見出し語を先
頭近傍に表示することができ、これによってもユーザー
の使い勝手を向上することができる。さらに先行検索、
及びバックグラウンド検索を併せて適用したことによ
り、早期に表示されるユーザーが必要とする見出し語に
ついて内容を迅速に確認することができる。これによっ
てもさらに一段と使い勝手を向上することができる。
処理の速い段階で検出できることにより、検出順に検出
結果を表示して、このユーザーの意図する見出し語を先
頭近傍に表示することができ、これによってもユーザー
の使い勝手を向上することができる。さらに先行検索、
及びバックグラウンド検索を併せて適用したことによ
り、早期に表示されるユーザーが必要とする見出し語に
ついて内容を迅速に確認することができる。これによっ
てもさらに一段と使い勝手を向上することができる。
【0082】特に、検索語の入力において、先頭2文字
に限って見れば極めて誤りが少ないことにより、このよ
うなあいまい検索により初期の段階で検索される検索結
果においては、表示画面に表示した際に、前方一致検索
による検索結果に対して、違和感の少ない検索結果から
順次配列して表示することができる。これによりこの実
施の形態では、前方一致検索による検索結果を表示する
場合と、続くあいまい検索による検索結果を表示する場
合とで、表示内容の点でも極端に違和感を与えないよう
にでき、その分使い勝手を向上することができる。
に限って見れば極めて誤りが少ないことにより、このよ
うなあいまい検索により初期の段階で検索される検索結
果においては、表示画面に表示した際に、前方一致検索
による検索結果に対して、違和感の少ない検索結果から
順次配列して表示することができる。これによりこの実
施の形態では、前方一致検索による検索結果を表示する
場合と、続くあいまい検索による検索結果を表示する場
合とで、表示内容の点でも極端に違和感を与えないよう
にでき、その分使い勝手を向上することができる。
【0083】具体的にこの実施の形態では、検索語の入
力が開始されると検索を開始することにより、中央処理
ユニット21は、始めの1文字が入力された時点で、光
ピックアップをシークさせ、先頭1文字が一致する位置
から所定量の見出し語をランダムアクセスメモリ22に
ロードする。さらに中央処理ユニット21は、2文字目
の入力を待って、このランダムアクセスメモリ22に格
納した見出し語を順次サーチし、次に始めに先頭2文字
が一致した見出し語をロードした後、このロードした見
出し語より続くあいまいさを加味した比較処理を実行す
る。
力が開始されると検索を開始することにより、中央処理
ユニット21は、始めの1文字が入力された時点で、光
ピックアップをシークさせ、先頭1文字が一致する位置
から所定量の見出し語をランダムアクセスメモリ22に
ロードする。さらに中央処理ユニット21は、2文字目
の入力を待って、このランダムアクセスメモリ22に格
納した見出し語を順次サーチし、次に始めに先頭2文字
が一致した見出し語をロードした後、このロードした見
出し語より続くあいまいさを加味した比較処理を実行す
る。
【0084】ところで図5について上述した検索情報S
Kを階層構造により形成した光ディスク17について、
このように先頭文字を基準にして検索情報DKをサーチ
する場合、上位階層のインデックスブロックをサーチし
て、先頭文字が検索語と一致する見出し語が格納されて
なる最下層のインデックスブロックBL3を検出するこ
とができる。これによりこの実施の形態では、あいまい
検索に不適当とされる階層化された検索情報DKについ
ては、この階層化された構造を有効に利用して、検索速
度を向上するようになされている。
Kを階層構造により形成した光ディスク17について、
このように先頭文字を基準にして検索情報DKをサーチ
する場合、上位階層のインデックスブロックをサーチし
て、先頭文字が検索語と一致する見出し語が格納されて
なる最下層のインデックスブロックBL3を検出するこ
とができる。これによりこの実施の形態では、あいまい
検索に不適当とされる階層化された検索情報DKについ
ては、この階層化された構造を有効に利用して、検索速
度を向上するようになされている。
【0085】かくして図19(A)に示すように、例え
ばユーザーが「RITE」の文字列を検索語として入力
した場合、中央処理ユニット21は、「RI」の位置よ
り見出し語を内蔵の記憶手段にロードしてあいまいさを
加味した比較処理を実行することになる。
ばユーザーが「RITE」の文字列を検索語として入力
した場合、中央処理ユニット21は、「RI」の位置よ
り見出し語を内蔵の記憶手段にロードしてあいまいさを
加味した比較処理を実行することになる。
【0086】すなわち中央処理ユニット21は、見出し
語をロードするとステップSP52に移り、あいまいさ
を加味した比較処理を実行した後、ステップSP53に
移る。ここで中央処理ユニット21は、先頭1文字が検
索語と一致する見出し語について、全て入力したか否か
判断し、否定結果が得られると、ステップSP54に移
って次の見出し語をロードし、ステップSP52に戻
る。これにより中央処理ユニット21は、図19(B)
において矢印Fで示すように、先頭2文字が「RI」で
始まる見出し語より先頭2文字が「RZ」で始まる見出
し語まで、ステップSP52−SP53−SP54−S
P52の処理手順を繰り返し、順次見出し語を入力して
あいまいさを加味した比較処理を実行する。
語をロードするとステップSP52に移り、あいまいさ
を加味した比較処理を実行した後、ステップSP53に
移る。ここで中央処理ユニット21は、先頭1文字が検
索語と一致する見出し語について、全て入力したか否か
判断し、否定結果が得られると、ステップSP54に移
って次の見出し語をロードし、ステップSP52に戻
る。これにより中央処理ユニット21は、図19(B)
において矢印Fで示すように、先頭2文字が「RI」で
始まる見出し語より先頭2文字が「RZ」で始まる見出
し語まで、ステップSP52−SP53−SP54−S
P52の処理手順を繰り返し、順次見出し語を入力して
あいまいさを加味した比較処理を実行する。
【0087】中央処理ユニット21は、このようにして
先頭2文字が「RZ」で始まる見出し語まで処理を完了
すると、先頭1文字が「R」で始まる見出し語より先頭
2文字が「RH」で始まる見出し語までについては、未
だ処理を完了していないことにより、ステップSP53
において否定結果が得られ、同様にステップSP54に
移る。ここで中央処理ユニット21は、続いて先頭1文
字が「R」で始まる見出し語をロードした後、ステップ
SP52に戻る。すなわち図19(C)及び(D)にお
いてそれぞれ矢印G及びHで示す順序により見出し語を
入力して処理する。これにより中央処理ユニット21
は、先頭文字については、概ね正しく入力されていると
判断して、検索の処理を実行し、その分検索に要する時
間を短縮するようになされている。
先頭2文字が「RZ」で始まる見出し語まで処理を完了
すると、先頭1文字が「R」で始まる見出し語より先頭
2文字が「RH」で始まる見出し語までについては、未
だ処理を完了していないことにより、ステップSP53
において否定結果が得られ、同様にステップSP54に
移る。ここで中央処理ユニット21は、続いて先頭1文
字が「R」で始まる見出し語をロードした後、ステップ
SP52に戻る。すなわち図19(C)及び(D)にお
いてそれぞれ矢印G及びHで示す順序により見出し語を
入力して処理する。これにより中央処理ユニット21
は、先頭文字については、概ね正しく入力されていると
判断して、検索の処理を実行し、その分検索に要する時
間を短縮するようになされている。
【0088】ところでユーザーが「WRITE」と入力
するところを誤って「RITE」と入力する場合もあ
る。また「PHOTO」と入力するところを誤って「F
OTO」と入力する場合もある。この実施の形態のよう
に、先頭1文字については、正しく入力されているもの
としてあいまい検索する場合、検索速度を向上できる反
面、このように先頭文字の綴りを間違えた場合は、該当
する見出し語を検出できなくなる。このため中央処理ユ
ニット21は、リードオンリメモリ23に格納した置換
テーブルを参照し、この種の間違いの可能性のある見出
し語についても、処理対象としてロードする。
するところを誤って「RITE」と入力する場合もあ
る。また「PHOTO」と入力するところを誤って「F
OTO」と入力する場合もある。この実施の形態のよう
に、先頭1文字については、正しく入力されているもの
としてあいまい検索する場合、検索速度を向上できる反
面、このように先頭文字の綴りを間違えた場合は、該当
する見出し語を検出できなくなる。このため中央処理ユ
ニット21は、リードオンリメモリ23に格納した置換
テーブルを参照し、この種の間違いの可能性のある見出
し語についても、処理対象としてロードする。
【0089】すなわち図20は、この置換テーブルの内
容を示す図表である。この置換テーブルは、日本人にお
いて間違える可能性の高い英単語の先頭文字が、正しい
文字と共に記録されて形成されるようになされている。
ちなみに第1行目は、正しくは「V」と入力する先頭文
字を、間違えて「B」と入力した場合に対応し、続く2
行目は、逆に正しくは「B」と入力するところを、間違
えて「V」と入力した場合に対応する。さらに3行目
は、正しくは「WR」又は「L」と入力するところを、
間違えて「R」と入力した場合に対応する。
容を示す図表である。この置換テーブルは、日本人にお
いて間違える可能性の高い英単語の先頭文字が、正しい
文字と共に記録されて形成されるようになされている。
ちなみに第1行目は、正しくは「V」と入力する先頭文
字を、間違えて「B」と入力した場合に対応し、続く2
行目は、逆に正しくは「B」と入力するところを、間違
えて「V」と入力した場合に対応する。さらに3行目
は、正しくは「WR」又は「L」と入力するところを、
間違えて「R」と入力した場合に対応する。
【0090】またこの置換テーブルにおいては、この先
頭文字だけでなく、この先頭文字との関連において間違
える可能性の高い先頭2文字の文字についても、記録さ
れるようになされている。すなわち第5行目は、先頭2
文字を正しくは「PH」と入力するところを、間違えて
「F」と入力した場合に対応し、第8行目は、逆に先頭
2文字を正しくは「KN」と入力するところを、間違え
て「N」と入力した場合に対応する。
頭文字だけでなく、この先頭文字との関連において間違
える可能性の高い先頭2文字の文字についても、記録さ
れるようになされている。すなわち第5行目は、先頭2
文字を正しくは「PH」と入力するところを、間違えて
「F」と入力した場合に対応し、第8行目は、逆に先頭
2文字を正しくは「KN」と入力するところを、間違え
て「N」と入力した場合に対応する。
【0091】中央処理ユニット21は、先頭1文字が検
索語と一致する見出し語全てについて、入力処理を完了
すると、ステップSP53において、肯定結果が得られ
ることにより、ステップSP55に移る。ここで中央処
理ユニット21は、置換テーブルを参照した後、ステッ
プSP56に移り、置換テーブルにより先頭文字を置換
できるか否か判断する。すなわち中央処理ユニット21
は、検索語の先頭1文字又は先頭2文字が、置換テーブ
ルの1回目の欄に記載された文字に該当する場合、置換
可能と判断してステップSP57に移る。
索語と一致する見出し語全てについて、入力処理を完了
すると、ステップSP53において、肯定結果が得られ
ることにより、ステップSP55に移る。ここで中央処
理ユニット21は、置換テーブルを参照した後、ステッ
プSP56に移り、置換テーブルにより先頭文字を置換
できるか否か判断する。すなわち中央処理ユニット21
は、検索語の先頭1文字又は先頭2文字が、置換テーブ
ルの1回目の欄に記載された文字に該当する場合、置換
可能と判断してステップSP57に移る。
【0092】ここで中央処理ユニット21は、検索語の
先頭1文字又は先頭2文字を2回目の文字に置き換えて
なる第2の検索語を生成し、ステップSP52に移る。
これにより中央処理ユニット21は、この置換した第2
の検索語によりステップSP52−SP53−SP54
−SP52の処理手順を繰り返す。
先頭1文字又は先頭2文字を2回目の文字に置き換えて
なる第2の検索語を生成し、ステップSP52に移る。
これにより中央処理ユニット21は、この置換した第2
の検索語によりステップSP52−SP53−SP54
−SP52の処理手順を繰り返す。
【0093】すなわち中央処理ユニット21において
は、図21に示すように、「RITE」の検索語につい
ては、先頭2文字が「RI」で始まる見出し語から「R
H」で始まる見出し語までについて、あいまいさを加味
した比較処理を実行した後(図21(A))、続いて先
頭1文字が「L」で始まる見出し語について順次入力し
てあいまいさを加味した比較処理を実行する(図21
(B))。さらにこの先頭文字が「R」で始まる検索語
については、置換テーブルにおいて、3回目の該当文字
「WR」が記述されていることにより、中央処理ユニッ
ト21は、先頭1文字が「L」で始まる見出し語につい
てあいまいさを加味した比較処理を完了すると、ステッ
プSP56において否定結果が得られ、ステップSP5
7において検索語の先頭文字「R」を文字「WR」に置
換して、同様の処理を繰り返す。すなわちこの場合は、
先頭2文字が「WR」で始まる見出し語より、先頭文字
「W」で始まる見出し語を入力処理した後、ステップS
P58に移ってこの処理手順を終了する。
は、図21に示すように、「RITE」の検索語につい
ては、先頭2文字が「RI」で始まる見出し語から「R
H」で始まる見出し語までについて、あいまいさを加味
した比較処理を実行した後(図21(A))、続いて先
頭1文字が「L」で始まる見出し語について順次入力し
てあいまいさを加味した比較処理を実行する(図21
(B))。さらにこの先頭文字が「R」で始まる検索語
については、置換テーブルにおいて、3回目の該当文字
「WR」が記述されていることにより、中央処理ユニッ
ト21は、先頭1文字が「L」で始まる見出し語につい
てあいまいさを加味した比較処理を完了すると、ステッ
プSP56において否定結果が得られ、ステップSP5
7において検索語の先頭文字「R」を文字「WR」に置
換して、同様の処理を繰り返す。すなわちこの場合は、
先頭2文字が「WR」で始まる見出し語より、先頭文字
「W」で始まる見出し語を入力処理した後、ステップS
P58に移ってこの処理手順を終了する。
【0094】かくしてこのように検索語の先頭文字が正
しいものと仮定して検索の処理を実行した後、間違える
可能性のある先頭文字について、改めて検索語を検索す
ることにより、階層化された検索情報DKを対象として
あいまい検索する場合でも、検索対象を低減して短時間
でユーザーの意図する見出し語を検出することができ
る。特に図5について上述したような検索情報DKにつ
いては、対応する最下層のインデックスブロックを光デ
ィスク17より再生するだけで良いことにより、光ディ
スク17のアクセス回数を低減でき、その分検索に要す
る時間を低減することができる。また単に見出し語をコ
ード順に配列しただけの検索情報の場合でも、検索対象
を低減できることにより、その分検索速度を向上するこ
とができる。
しいものと仮定して検索の処理を実行した後、間違える
可能性のある先頭文字について、改めて検索語を検索す
ることにより、階層化された検索情報DKを対象として
あいまい検索する場合でも、検索対象を低減して短時間
でユーザーの意図する見出し語を検出することができ
る。特に図5について上述したような検索情報DKにつ
いては、対応する最下層のインデックスブロックを光デ
ィスク17より再生するだけで良いことにより、光ディ
スク17のアクセス回数を低減でき、その分検索に要す
る時間を低減することができる。また単に見出し語をコ
ード順に配列しただけの検索情報の場合でも、検索対象
を低減できることにより、その分検索速度を向上するこ
とができる。
【0095】また先頭2文字の一致したあいまい検索結
果に続いて、先頭2文字を置き換えたあいまい検索結果
を表示できることにより、前方一致検索により候補を検
出できなかった場合にあいまい検索する場合には、前方
一致検索により検索結果を表示する場合と、あいまい検
索による検索結果を表示する場合とで、ユーザーに極端
な違和感を与えることなく検索結果を表示することがで
き、その分ユーザーの使い勝手を向上することができ
る。
果に続いて、先頭2文字を置き換えたあいまい検索結果
を表示できることにより、前方一致検索により候補を検
出できなかった場合にあいまい検索する場合には、前方
一致検索により検索結果を表示する場合と、あいまい検
索による検索結果を表示する場合とで、ユーザーに極端
な違和感を与えることなく検索結果を表示することがで
き、その分ユーザーの使い勝手を向上することができ
る。
【0096】(3−3−3)あいまいさを加味した比較
処理 図22は、あいまいさを加味した比較処理を示すフロー
チャートである。中央処理ユニット21は、この処理手
順において、ステップSP60からステップSP61に
移り、検索語より文字数を検出する。続いて中央処理ユ
ニット21は、ステップSP62に移り、この検出した
文字数より検索語に対応する許容値を設定する。ここで
中央処理ユニット21は、図23に示すように、検索語
の文字数に対応して予めリードオンリメモリ23に格納
されてなる許容値をロードすることにより、このステッ
プSP62の処理を実行する。
処理 図22は、あいまいさを加味した比較処理を示すフロー
チャートである。中央処理ユニット21は、この処理手
順において、ステップSP60からステップSP61に
移り、検索語より文字数を検出する。続いて中央処理ユ
ニット21は、ステップSP62に移り、この検出した
文字数より検索語に対応する許容値を設定する。ここで
中央処理ユニット21は、図23に示すように、検索語
の文字数に対応して予めリードオンリメモリ23に格納
されてなる許容値をロードすることにより、このステッ
プSP62の処理を実行する。
【0097】続いて中央処理ユニット21は、ステップ
SP63に移り、ここでランダムアクセスメモリ22よ
りロードした見出し語の文字数を検出し、この文字数が
検索語の文字数を中心にした許容値の範囲(すなわち検
索語の文字数±許容値の範囲でなる)にあるか否か判断
する。ここで否定結果が得られると、中央処理ユニット
21は、ステップSP64に移り、この処理手順を終了
する。
SP63に移り、ここでランダムアクセスメモリ22よ
りロードした見出し語の文字数を検出し、この文字数が
検索語の文字数を中心にした許容値の範囲(すなわち検
索語の文字数±許容値の範囲でなる)にあるか否か判断
する。ここで否定結果が得られると、中央処理ユニット
21は、ステップSP64に移り、この処理手順を終了
する。
【0098】これにより中央処理ユニット21は、入力
手段より入力された文字列でなる検索語の文字数に比し
て、検索対象文字列でなる見出し語の文字数が所定値以
上異なる場合は、予め検出対象より除外するようになさ
れている。すなわち検索語の文字数に比して、見出し語
の文字数が大きく異なる場合、この見出し語について
は、ユーザーの意図した見出し語の可能性が極めて低い
と考えられる。従ってこのような見出し語について、検
索対象より除外すれば、その分検索に要する時間を短縮
することができる。特に、あいまい検索においては、続
く具体的比較処理に時間を要することにより、このよう
に予め処理対象より除外して、格段的に処理時間を短縮
することができる。これにより再生装置1では、検索の
待ち時間を短縮して使い勝手を向上するようになされ、
また前方一致検索に続くあいまい検索による検索結果を
表示する場合と、前方一致検索だけの検索結果を表示す
る場合とで、ユーザーの違和感を低減するようになされ
ている。
手段より入力された文字列でなる検索語の文字数に比し
て、検索対象文字列でなる見出し語の文字数が所定値以
上異なる場合は、予め検出対象より除外するようになさ
れている。すなわち検索語の文字数に比して、見出し語
の文字数が大きく異なる場合、この見出し語について
は、ユーザーの意図した見出し語の可能性が極めて低い
と考えられる。従ってこのような見出し語について、検
索対象より除外すれば、その分検索に要する時間を短縮
することができる。特に、あいまい検索においては、続
く具体的比較処理に時間を要することにより、このよう
に予め処理対象より除外して、格段的に処理時間を短縮
することができる。これにより再生装置1では、検索の
待ち時間を短縮して使い勝手を向上するようになされ、
また前方一致検索に続くあいまい検索による検索結果を
表示する場合と、前方一致検索だけの検索結果を表示す
る場合とで、ユーザーの違和感を低減するようになされ
ている。
【0099】かくして中央処理ユニット21は、ステッ
プSP63において、肯定結果が得られると、図24に
示すステップSP65に移り、具体的な比較処理を開始
する。このステップSP65において、中央処理ユニッ
ト21は、検索語側ポインタ及び見出し語側ポインタを
値1に設定し、これによりこれらのポインタを初期状態
にセットする。ここで図25に示すように、検索語側ポ
インタ及び見出し語側ポインタは、先頭文字を基準にし
てそれぞれ検索語及び見出し語の各文字を指定するポイ
ンタで、これにより初期状態において、各ポインタはそ
れぞれ検索語及び見出し語の先頭文字を指定することに
なる。
プSP63において、肯定結果が得られると、図24に
示すステップSP65に移り、具体的な比較処理を開始
する。このステップSP65において、中央処理ユニッ
ト21は、検索語側ポインタ及び見出し語側ポインタを
値1に設定し、これによりこれらのポインタを初期状態
にセットする。ここで図25に示すように、検索語側ポ
インタ及び見出し語側ポインタは、先頭文字を基準にし
てそれぞれ検索語及び見出し語の各文字を指定するポイ
ンタで、これにより初期状態において、各ポインタはそ
れぞれ検索語及び見出し語の先頭文字を指定することに
なる。
【0100】中央処理ユニット21は、続くステップS
P66において、各ポインタにより指定される検索語及
び見出し語の文字コードを比較することにより、検索語
及び見出し語の対応する文字が一致するか否か判断す
る。ここで肯定結果が得られると、中央処理ユニット2
1は、ステップSP67に移り、ここで検索語側ポイン
タにより指定される文字が検索語の最後の文字か否か判
断する。ここでこの判断は、先のステップSP61にお
いて検出した検索語の文字数と検索語側ポインタとを比
較することにより実行される。
P66において、各ポインタにより指定される検索語及
び見出し語の文字コードを比較することにより、検索語
及び見出し語の対応する文字が一致するか否か判断す
る。ここで肯定結果が得られると、中央処理ユニット2
1は、ステップSP67に移り、ここで検索語側ポイン
タにより指定される文字が検索語の最後の文字か否か判
断する。ここでこの判断は、先のステップSP61にお
いて検出した検索語の文字数と検索語側ポインタとを比
較することにより実行される。
【0101】このステップSP67において否定結果が
得られると、中央処理ユニット21は、ステップSP6
8に移り、検索語側ポインタ及び見出し語側ポインタを
それぞれ値1だけ進めた後、ステップSP66に戻る。
これにより中央処理ユニット21は、検索語及び見出し
語が完全に一致する場合、検索語及び見出し語の先頭文
字より文字単位で、順次ステップSP66−SP67−
SP68−SP66の処理手順を繰り返す。
得られると、中央処理ユニット21は、ステップSP6
8に移り、検索語側ポインタ及び見出し語側ポインタを
それぞれ値1だけ進めた後、ステップSP66に戻る。
これにより中央処理ユニット21は、検索語及び見出し
語が完全に一致する場合、検索語及び見出し語の先頭文
字より文字単位で、順次ステップSP66−SP67−
SP68−SP66の処理手順を繰り返す。
【0102】さらにこれらの場合に、この処理を繰り返
して検索語の末尾に至ると、ステップSP67において
肯定結果が得られることにより、中央処理ユニット21
は、ステップSP69に移り、この見出し語を候補に設
定する。すなわち中央処理ユニット21は、この見出し
語を候補としてランダムアクセスメモリ22に格納した
後、ステップSP70に移ってこの処理手順を終了す
る。これにより中央処理ユニット21では、ステップS
P66−SP67−SP68−SP66の処理手順を単
純に繰り返して、許容値の範囲で、前方一致検索による
検索結果と同一の見出し語を候補として選択できるよう
になされている。
して検索語の末尾に至ると、ステップSP67において
肯定結果が得られることにより、中央処理ユニット21
は、ステップSP69に移り、この見出し語を候補に設
定する。すなわち中央処理ユニット21は、この見出し
語を候補としてランダムアクセスメモリ22に格納した
後、ステップSP70に移ってこの処理手順を終了す
る。これにより中央処理ユニット21では、ステップS
P66−SP67−SP68−SP66の処理手順を単
純に繰り返して、許容値の範囲で、前方一致検索による
検索結果と同一の見出し語を候補として選択できるよう
になされている。
【0103】これに対してポインタにより指定される文
字が相違する場合、ステップSP66において否定結果
が得られることにより、中央処理ユニット21は、ステ
ップSP71に移り、許容値を値1だけ減算する。続い
て中央処理ユニット21は、ステップSP72に移り、
候補が既に1画面分蓄積されているか否か判断する。こ
こで否定結果が得られると、中央処理ユニット21はス
テップSP73に移り、この相違する文字の関係がチェ
ックテーブルに記録された関係か否か判断する。
字が相違する場合、ステップSP66において否定結果
が得られることにより、中央処理ユニット21は、ステ
ップSP71に移り、許容値を値1だけ減算する。続い
て中央処理ユニット21は、ステップSP72に移り、
候補が既に1画面分蓄積されているか否か判断する。こ
こで否定結果が得られると、中央処理ユニット21はス
テップSP73に移り、この相違する文字の関係がチェ
ックテーブルに記録された関係か否か判断する。
【0104】ここで図26に示すように、チェックテー
ブルは、日本人が間違いを侵し易い文字の関係が記述さ
れて形成されるようになされている。すなわちチェック
テーブルは、正しくは「C」と入力すべきところを
「S」と入力する場合の関係(1行目、検索語「S」と
見出し語「C」の関係)、正しくは「M」と入力すべき
ところを「N」と入力する場合の関係(2行目、検索語
「N」と見出し語「M」の関係)等が記録されて形成さ
れるようになされている。なおこの図26において
「*」の表記は、任意の文字を示すワイルドカードの表
記である。従って「**」と「*」との関係は、同一文
字が繰り返されている関係を示す。またこれにより上述
した置換テーブルは、先頭文字に限ってこの種の関係を
記録していることになる。
ブルは、日本人が間違いを侵し易い文字の関係が記述さ
れて形成されるようになされている。すなわちチェック
テーブルは、正しくは「C」と入力すべきところを
「S」と入力する場合の関係(1行目、検索語「S」と
見出し語「C」の関係)、正しくは「M」と入力すべき
ところを「N」と入力する場合の関係(2行目、検索語
「N」と見出し語「M」の関係)等が記録されて形成さ
れるようになされている。なおこの図26において
「*」の表記は、任意の文字を示すワイルドカードの表
記である。従って「**」と「*」との関係は、同一文
字が繰り返されている関係を示す。またこれにより上述
した置換テーブルは、先頭文字に限ってこの種の関係を
記録していることになる。
【0105】中央処理ユニット21は、検索語側ポイン
タにより指定される検索語の文字をこのチェックテーブ
ルの検索語欄より検出し、見出し語欄より対応する文字
列を検出する。このとき中央処理ユニット21は、検索
語欄に記録された文字数に対応して、検索語側ポインタ
により指定される文字だけでなく、この文字の前後の文
字をも含めてチェックテーブルの検索語欄をサーチし、
これにより対応する文字列を見出し語欄より検出する。
タにより指定される検索語の文字をこのチェックテーブ
ルの検索語欄より検出し、見出し語欄より対応する文字
列を検出する。このとき中央処理ユニット21は、検索
語欄に記録された文字数に対応して、検索語側ポインタ
により指定される文字だけでなく、この文字の前後の文
字をも含めてチェックテーブルの検索語欄をサーチし、
これにより対応する文字列を見出し語欄より検出する。
【0106】すなわち検索語側ポインタにより「S」の
文字が指定され、この文字について不一致の検出結果が
得られた場合、中央処理ユニット21は、見出し語欄の
「C」(左欄、1行目)の文字、「SC」(左欄、17
行目)の文字列等を検出し、また続く文字を含めた検索
により検索語欄「SH」(左から2欄、10行目)に対
応する「SSU」の文字列等を検出する。また検索語側
ポインタにより「O」の文字が指定され、この文字につ
いて不一致の検出結果が得られた場合、中央処理ユニッ
ト21は、同様にして見出し語欄の「ER」(左欄、1
0行目)の文字列等を検出し、前後の文字を加えた検索
により検索語欄「TOR」(左から2欄、18行目)に
対応する「TR」の文字列を検出する。
文字が指定され、この文字について不一致の検出結果が
得られた場合、中央処理ユニット21は、見出し語欄の
「C」(左欄、1行目)の文字、「SC」(左欄、17
行目)の文字列等を検出し、また続く文字を含めた検索
により検索語欄「SH」(左から2欄、10行目)に対
応する「SSU」の文字列等を検出する。また検索語側
ポインタにより「O」の文字が指定され、この文字につ
いて不一致の検出結果が得られた場合、中央処理ユニッ
ト21は、同様にして見出し語欄の「ER」(左欄、1
0行目)の文字列等を検出し、前後の文字を加えた検索
により検索語欄「TOR」(左から2欄、18行目)に
対応する「TR」の文字列を検出する。
【0107】中央処理ユニット21は、不一致の文字が
チェックテーブルに記載された関係に該当しない場合、
否定結果が得られることにより、ステップSP70に移
り、この処理手順を終了する。
チェックテーブルに記載された関係に該当しない場合、
否定結果が得られることにより、ステップSP70に移
り、この処理手順を終了する。
【0108】すなわち検索語及び見出し語の不一致文字
が、この種の関係の何れにも該当しない場合、検索語の
入力ミスではなく、見出し語自体がユーザーの意図した
ものではないと判断することができる。これによりこの
実施の形態では、このような見出し語については、この
比較処理を即座に中止して次の見出し語に処理対象を切
り換え、これにより検索精度を向上し、また検索速度を
向上するようになされている。
が、この種の関係の何れにも該当しない場合、検索語の
入力ミスではなく、見出し語自体がユーザーの意図した
ものではないと判断することができる。これによりこの
実施の形態では、このような見出し語については、この
比較処理を即座に中止して次の見出し語に処理対象を切
り換え、これにより検索精度を向上し、また検索速度を
向上するようになされている。
【0109】これに対してステップSP73において、
肯定結果が得られると、この場合単にユーザーが綴りを
間違えて検索語を入力した場合とも考えられることによ
り、中央処理ユニット21は、ステップSP74に移
り、図27に示す規則に従ってポインタの更新処理を実
行する。すなわち図28に示すように、例えば正しくは
「EARTHQUAKE」と入力すべきところを、誤っ
て「EARTHKAKE」と入力した場合、中央処理ユ
ニット21は、ポインタにより先頭から6文字が指定さ
れた時点で不一致の検出結果が得られ、チェックテーブ
ルの処理を実行することになる。
肯定結果が得られると、この場合単にユーザーが綴りを
間違えて検索語を入力した場合とも考えられることによ
り、中央処理ユニット21は、ステップSP74に移
り、図27に示す規則に従ってポインタの更新処理を実
行する。すなわち図28に示すように、例えば正しくは
「EARTHQUAKE」と入力すべきところを、誤っ
て「EARTHKAKE」と入力した場合、中央処理ユ
ニット21は、ポインタにより先頭から6文字が指定さ
れた時点で不一致の検出結果が得られ、チェックテーブ
ルの処理を実行することになる。
【0110】この場合チェックテーブルを検索して検索
語側「K」の文字と見出し語側「QU」文字列との関係
が検出されることになり、続く文字比較においては、検
索語側においては先頭文字から7文字目を、見出し語側
においては先頭文字から8文字目を一致するか否か判断
する必要がある。これにより中央処理ユニット21は、
検索語及び見出し語の不一致文字の関係が、チェックテ
ーブルに記述された検索語1文字と見出し語2文字が対
応する関係で、かつこの関係の1文字目が不一致の場合
(すなわちこの図28の関係に該当する場合でなる)、
見出し語側ポインタを値1だけ進め、これにより続く文
字比較の処理を対応する文字について実施できるように
する。
語側「K」の文字と見出し語側「QU」文字列との関係
が検出されることになり、続く文字比較においては、検
索語側においては先頭文字から7文字目を、見出し語側
においては先頭文字から8文字目を一致するか否か判断
する必要がある。これにより中央処理ユニット21は、
検索語及び見出し語の不一致文字の関係が、チェックテ
ーブルに記述された検索語1文字と見出し語2文字が対
応する関係で、かつこの関係の1文字目が不一致の場合
(すなわちこの図28の関係に該当する場合でなる)、
見出し語側ポインタを値1だけ進め、これにより続く文
字比較の処理を対応する文字について実施できるように
する。
【0111】また図29に示すように、例えば正しくは
「KINGDOM」と入力すべきところを、誤って「K
INDOM」と入力した場合、中央処理ユニット21
は、ポインタにより先頭から5文字が指定された時点で
不一致の検出結果が得られ、チェックテーブルの処理を
実行することになる。この場合チェックテーブルを検索
して検索語側「N」の文字と見出し語側「NG」文字列
との関係が検出されることになり、続く文字比較におい
ては、検索語側においては先頭文字から4文字目を、見
出し語側においては先頭文字から5文字目を一致するか
否か判断する必要がある。
「KINGDOM」と入力すべきところを、誤って「K
INDOM」と入力した場合、中央処理ユニット21
は、ポインタにより先頭から5文字が指定された時点で
不一致の検出結果が得られ、チェックテーブルの処理を
実行することになる。この場合チェックテーブルを検索
して検索語側「N」の文字と見出し語側「NG」文字列
との関係が検出されることになり、続く文字比較におい
ては、検索語側においては先頭文字から4文字目を、見
出し語側においては先頭文字から5文字目を一致するか
否か判断する必要がある。
【0112】これにより中央処理ユニット21は、検索
語及び見出し語の不一致文字の関係が、チェックテーブ
ルに記述された検索語2文字と見出し語1文字が対応す
る関係で、かつこの関係の1文字目が不一致の場合(す
なわちこの図29の関係に該当する場合でなる)、検索
語側ポインタを値1だけ戻し、これにより続く文字比較
の処理を対応する文字について実施できるようにする。
語及び見出し語の不一致文字の関係が、チェックテーブ
ルに記述された検索語2文字と見出し語1文字が対応す
る関係で、かつこの関係の1文字目が不一致の場合(す
なわちこの図29の関係に該当する場合でなる)、検索
語側ポインタを値1だけ戻し、これにより続く文字比較
の処理を対応する文字について実施できるようにする。
【0113】同様にして、中央処理ユニット21は、チ
ェックテーブルで検出された検索語及び見出し語の関係
に従ってポインタを操作した後、図30に示すステップ
SP75に移る。これに対して未だ候補が1画面分蓄積
されていない場合は、ステップSP72において否定結
果が得られることにより、このチェックテーブルによる
処理を省略してステップSP75に移る。
ェックテーブルで検出された検索語及び見出し語の関係
に従ってポインタを操作した後、図30に示すステップ
SP75に移る。これに対して未だ候補が1画面分蓄積
されていない場合は、ステップSP72において否定結
果が得られることにより、このチェックテーブルによる
処理を省略してステップSP75に移る。
【0114】すなわちこのようなチェックテーブルによ
る処理を実行する場合、検索の精度を向上できる反面、
このあいまいさを加味した比較処理に時間を要すること
になる。これによりこの実施の形態においては、一画面
分の候補を蓄積してこの候補を表示するまでの間、検索
の条件を緩く設定して短時間で候補を蓄積表示するよう
になされている。またこのようにして1画面分の候補を
表示した後においては、チェックテーブルによる処理を
実行することにより、検索の精度を高めるようになされ
ている。この場合、この検索結果の表示を待つユーザー
にとっては、短い時間で始めの1画面分について検索結
果を確認することができ、その分体感上の待ち時間を短
縮することができる。
る処理を実行する場合、検索の精度を向上できる反面、
このあいまいさを加味した比較処理に時間を要すること
になる。これによりこの実施の形態においては、一画面
分の候補を蓄積してこの候補を表示するまでの間、検索
の条件を緩く設定して短時間で候補を蓄積表示するよう
になされている。またこのようにして1画面分の候補を
表示した後においては、チェックテーブルによる処理を
実行することにより、検索の精度を高めるようになされ
ている。この場合、この検索結果の表示を待つユーザー
にとっては、短い時間で始めの1画面分について検索結
果を確認することができ、その分体感上の待ち時間を短
縮することができる。
【0115】またこの実施の形態では、先頭2文字が一
致する見出し語より、このあいまいさを加味した比較処
理を実行したことにより、このように緩い条件により検
索しても、殆どの場合で、検索開始直後の、1画面分の
候補が蓄積されるまでの間で、ユーザーの意図した見出
し語を候補として検出することができる。これによりこ
の実施の形態では、比較的緩い条件によっても意図する
見出し語を検出することができる場合は、緩い条件によ
り検索して、その分効率良く検索して、検索に要する全
体の時間をも低減するようになされている。
致する見出し語より、このあいまいさを加味した比較処
理を実行したことにより、このように緩い条件により検
索しても、殆どの場合で、検索開始直後の、1画面分の
候補が蓄積されるまでの間で、ユーザーの意図した見出
し語を候補として検出することができる。これによりこ
の実施の形態では、比較的緩い条件によっても意図する
見出し語を検出することができる場合は、緩い条件によ
り検索して、その分効率良く検索して、検索に要する全
体の時間をも低減するようになされている。
【0116】特に、前方一致検索で候補を検出できない
ときにあいまい検索する場合は、このように可能な限り
緩い条件により検索して、この間の検索速度を向上すれ
ば、最初の1画面分の検索結果が表示されるまでの待ち
時間を、単に前方一致による検索結果を表示する場合
と、あいまい検索により検索結果を表示する場合とで、
大差の無い時間に設定することができる。従ってこれに
よっても、ユーザーの違和感を有効に回避できる。
ときにあいまい検索する場合は、このように可能な限り
緩い条件により検索して、この間の検索速度を向上すれ
ば、最初の1画面分の検索結果が表示されるまでの待ち
時間を、単に前方一致による検索結果を表示する場合
と、あいまい検索により検索結果を表示する場合とで、
大差の無い時間に設定することができる。従ってこれに
よっても、ユーザーの違和感を有効に回避できる。
【0117】中央処理ユニット21は、ステップSP7
5において、不一致結果の得られた文字が予め登録され
た4つのパターンの何れかに該当するか否か判断する。
ここで図31に示すように、一般的に単語の入力ミス
は、1文字余分な文字が入っている第1のパターン、1
文字欠落した第2のパターン、別の文字を入力した第3
のパターン、隣り合う文字を入れ違えた第4のパターン
に分類することができる。従って不一致の文字がこの4
つのパターンの何れも該当しない場合、対応する見出し
語はユーザーの意図した見出し語である可能性が低いと
判断することができる。
5において、不一致結果の得られた文字が予め登録され
た4つのパターンの何れかに該当するか否か判断する。
ここで図31に示すように、一般的に単語の入力ミス
は、1文字余分な文字が入っている第1のパターン、1
文字欠落した第2のパターン、別の文字を入力した第3
のパターン、隣り合う文字を入れ違えた第4のパターン
に分類することができる。従って不一致の文字がこの4
つのパターンの何れも該当しない場合、対応する見出し
語はユーザーの意図した見出し語である可能性が低いと
判断することができる。
【0118】しかしながら単語の入力ミスでは、2文字
余分な文字を入力する場合、2文字欠落する場合等、こ
の一般的な入力ミスに該当しない場合もある。これによ
り中央処理ユニット21は、この4つのパターンの何れ
にも該当しない場合、ステップSP75において否定結
果が得られることにより、ステップSP76に移る。こ
こで中央処理ユニット21は、許容値は値0か否か判断
し、否定結果が得られると、ステップSP77に移る。
このステップSP77において中央処理ユニット21
は、検索語側ポインタ及び見出し語側ポインタを値1だ
け進め、図24について上述したステップSP66に戻
る。
余分な文字を入力する場合、2文字欠落する場合等、こ
の一般的な入力ミスに該当しない場合もある。これによ
り中央処理ユニット21は、この4つのパターンの何れ
にも該当しない場合、ステップSP75において否定結
果が得られることにより、ステップSP76に移る。こ
こで中央処理ユニット21は、許容値は値0か否か判断
し、否定結果が得られると、ステップSP77に移る。
このステップSP77において中央処理ユニット21
は、検索語側ポインタ及び見出し語側ポインタを値1だ
け進め、図24について上述したステップSP66に戻
る。
【0119】これにより中央処理ユニット21は、不一
致の文字が4つのパターンの何れにも該当しない場合、
検索語の文字長に応じて設定した許容値が値0になるま
で、このあいまいさを加味した比較処理を実行するよう
になされている。すなわち検索語の文字長が短い場合、
このような一般的な単語の入力ミスに該当しない入力ミ
スも少ないと考えられる。これに対して検索語の文字長
が長くなると、その分一般的な単語の入力ミスに該当し
ない入力ミスも多くなると考えられる。
致の文字が4つのパターンの何れにも該当しない場合、
検索語の文字長に応じて設定した許容値が値0になるま
で、このあいまいさを加味した比較処理を実行するよう
になされている。すなわち検索語の文字長が短い場合、
このような一般的な単語の入力ミスに該当しない入力ミ
スも少ないと考えられる。これに対して検索語の文字長
が長くなると、その分一般的な単語の入力ミスに該当し
ない入力ミスも多くなると考えられる。
【0120】この関係を有効に利用して中央処理ユニッ
ト21は、検索語の文字長に応じて設定した許容値が値
0になるまで、このあいまいさを加味した比較処理を実
行し、許容値が値0になるとステップSP76において
否定結果が得られることにより、ステップSP78に移
ってこの処理手順を終了する。これにより中央処理ユニ
ット21は、この種の入力ミスの実情を考慮して、見出
し語を順次検索対象より除外し、これにより可能な限り
候補を絞り込んで、ユーザーの意図した見出し語を確実
に検出するようになされている。
ト21は、検索語の文字長に応じて設定した許容値が値
0になるまで、このあいまいさを加味した比較処理を実
行し、許容値が値0になるとステップSP76において
否定結果が得られることにより、ステップSP78に移
ってこの処理手順を終了する。これにより中央処理ユニ
ット21は、この種の入力ミスの実情を考慮して、見出
し語を順次検索対象より除外し、これにより可能な限り
候補を絞り込んで、ユーザーの意図した見出し語を確実
に検出するようになされている。
【0121】これに対して不一致の文字が4つのパター
ンの何れかに該当する場合、中央処理ユニット21は、
ステップSP75において肯定結果が得られることによ
り、ステップSP79に移り、ここで検索語の終わりか
否か判断する。ここで否定結果が得られると、中央処理
ユニット21は、ステップSP80に移り、検索語側ポ
インタ及び見出し語側ポインタを値1だけ進めた後、図
24について上述したステップSP66に戻る。これに
より中央処理ユニット21は、不一致の文字が一般的な
入力ミスと考えられえる場合は、続く文字について一致
不一致の処理を実行する。
ンの何れかに該当する場合、中央処理ユニット21は、
ステップSP75において肯定結果が得られることによ
り、ステップSP79に移り、ここで検索語の終わりか
否か判断する。ここで否定結果が得られると、中央処理
ユニット21は、ステップSP80に移り、検索語側ポ
インタ及び見出し語側ポインタを値1だけ進めた後、図
24について上述したステップSP66に戻る。これに
より中央処理ユニット21は、不一致の文字が一般的な
入力ミスと考えられえる場合は、続く文字について一致
不一致の処理を実行する。
【0122】かくして中央処理ユニット21は、検索語
の先頭文字より、この一連の処理を順次実行し、許容値
が値0にならない範囲で、最後の文字が不一致の場合
で、かつ一般的な入力ミスと考えられる場合、ステップ
SP79よりステップSP81に移り、ここでこの見出
し語を候補に設定した後、ステップSP78に移ってこ
の処理手順を終了する。これに対して許容値が値0にな
らない範囲で、途中の文字が不一致の場合で、かつ最後
の文字が一致する場合は、上述したステップSP67よ
りステップSP69に移り、ここでこの見出し語を候補
に設定した後、ステップSP70に移ってこの処理手順
を終了する。
の先頭文字より、この一連の処理を順次実行し、許容値
が値0にならない範囲で、最後の文字が不一致の場合
で、かつ一般的な入力ミスと考えられる場合、ステップ
SP79よりステップSP81に移り、ここでこの見出
し語を候補に設定した後、ステップSP78に移ってこ
の処理手順を終了する。これに対して許容値が値0にな
らない範囲で、途中の文字が不一致の場合で、かつ最後
の文字が一致する場合は、上述したステップSP67よ
りステップSP69に移り、ここでこの見出し語を候補
に設定した後、ステップSP70に移ってこの処理手順
を終了する。
【0123】(4)実施例の動作 以上の構成において、収納ケース15に収納されて再生
装置1に装填された光ディスク17(図1〜図2)は、
中央処理ユニット21からの制御信号により動作を切り
換えるディスク再生部20により再生されて、再生デー
タが検出される。このディスク再生部20より得られる
再生データが必要に応じてランダムアクセスメモリ22
に格納されて、この再生データより光ディスク17に対
応した入力画面等が表示され、また検索結果等がこのラ
ンダムアクセスメモリ22に蓄積されて表示される。
装置1に装填された光ディスク17(図1〜図2)は、
中央処理ユニット21からの制御信号により動作を切り
換えるディスク再生部20により再生されて、再生デー
タが検出される。このディスク再生部20より得られる
再生データが必要に応じてランダムアクセスメモリ22
に格納されて、この再生データより光ディスク17に対
応した入力画面等が表示され、また検索結果等がこのラ
ンダムアクセスメモリ22に蓄積されて表示される。
【0124】具体的に、光ディスク17が辞書の場合、
光ディスク17の最内周に記録された管理データにより
光ディスク17の種類が判別され、対応する入力画面が
表示される(図6、図7、図11)。この入力画面にお
いて、ユーザーが単語を入力すると、再生装置では、検
索の処理が実行され、ユーザーの入力した検索語が光デ
ィスク17の検索情報DK(図5)より検索され、検索
結果が表示される(図9、図10)。この検索の処理は
(図14)、国語辞書、英和辞書等の光ディスク17に
共通して、ユーザーより検索語が1文字でも入力される
と開始され(ステップSP2)、これによりユーザーが
キー操作する時間を有効に利用して、その分検索に要す
る時間が短縮される。
光ディスク17の最内周に記録された管理データにより
光ディスク17の種類が判別され、対応する入力画面が
表示される(図6、図7、図11)。この入力画面にお
いて、ユーザーが単語を入力すると、再生装置では、検
索の処理が実行され、ユーザーの入力した検索語が光デ
ィスク17の検索情報DK(図5)より検索され、検索
結果が表示される(図9、図10)。この検索の処理は
(図14)、国語辞書、英和辞書等の光ディスク17に
共通して、ユーザーより検索語が1文字でも入力される
と開始され(ステップSP2)、これによりユーザーが
キー操作する時間を有効に利用して、その分検索に要す
る時間が短縮される。
【0125】またユーザーが引く/選ぶのキー12を操
作して検索開始を指示した後も継続して実行され(ステ
ップSP3−SP4)、検索結果を途中で表示した後も
検索が完了するまで実行される(ステップSP7)。こ
の検索において、検索開始を指示した後、検索結果でな
る候補が1画面分検出されると、検索結果が表示画面に
表示され、残りの検索処理はバックグラウンドで実行さ
れる(ステップSP5−SP6)。これにより検索を開
始した後、始めの検索結果を表示するまでの時間が短縮
され、ユーザーの待ち時間が短縮される。また検索の指
示が開始される前に検索を開始することによって、この
検索を開始した後、始めの検索結果を表示するまでの時
間が短縮される。
作して検索開始を指示した後も継続して実行され(ステ
ップSP3−SP4)、検索結果を途中で表示した後も
検索が完了するまで実行される(ステップSP7)。こ
の検索において、検索開始を指示した後、検索結果でな
る候補が1画面分検出されると、検索結果が表示画面に
表示され、残りの検索処理はバックグラウンドで実行さ
れる(ステップSP5−SP6)。これにより検索を開
始した後、始めの検索結果を表示するまでの時間が短縮
され、ユーザーの待ち時間が短縮される。また検索の指
示が開始される前に検索を開始することによって、この
検索を開始した後、始めの検索結果を表示するまでの時
間が短縮される。
【0126】この検索結果の表示は(図14)、1画面
分、8件の候補を表示画面に表示して実行され、(図
9、図10、図13)、検索を開始した後の始めの表示
画面では、最先に検出された候補より検出順に8件の候
補が表示される(図15(A))。この状態で新たに候
補が検出されると、検出された候補がランダムアクセス
メモリ22に順次蓄積される(ステップSP19、図1
5(B))。またユーザーがカーソルの操作子11を操
作して画面の切り換えを指示すると(ステップSP1
2)、表示画面の表示が続く8件分の候補の表示に切り
換わり(図15(A)H2)、これにより検索結果がユ
ーザーにより順次確認される(ステップSP14)。
分、8件の候補を表示画面に表示して実行され、(図
9、図10、図13)、検索を開始した後の始めの表示
画面では、最先に検出された候補より検出順に8件の候
補が表示される(図15(A))。この状態で新たに候
補が検出されると、検出された候補がランダムアクセス
メモリ22に順次蓄積される(ステップSP19、図1
5(B))。またユーザーがカーソルの操作子11を操
作して画面の切り換えを指示すると(ステップSP1
2)、表示画面の表示が続く8件分の候補の表示に切り
換わり(図15(A)H2)、これにより検索結果がユ
ーザーにより順次確認される(ステップSP14)。
【0127】この画面を切り換える際に、残る候補が8
件に満たない場合、すなわちユーザーの表示を希望する
候補が、検出した候補を8件単位で区切って余る候補の
場合、最新の候補が表示画面の最下欄になるように、以
前に検出された候補が補われて表示される(ステップS
P13−SP15−SP16、図15(A)H3)。こ
れによりユーザーに対してあたかも検索処理が完了した
かの印象を与えないように、最新の検出結果が表示され
る。
件に満たない場合、すなわちユーザーの表示を希望する
候補が、検出した候補を8件単位で区切って余る候補の
場合、最新の候補が表示画面の最下欄になるように、以
前に検出された候補が補われて表示される(ステップS
P13−SP15−SP16、図15(A)H3)。こ
れによりユーザーに対してあたかも検索処理が完了した
かの印象を与えないように、最新の検出結果が表示され
る。
【0128】またこのように候補を補った表示におい
て、新たに候補が検出されると、表示画面がスクロール
され(ステップSP17−SP18)、これにより逐次
表示画面が切り換えられて、最新の検索結果が表示され
る(図15(B)及び(C))。
て、新たに候補が検出されると、表示画面がスクロール
され(ステップSP17−SP18)、これにより逐次
表示画面が切り換えられて、最新の検索結果が表示され
る(図15(B)及び(C))。
【0129】これに対してユーザーが英和辞書を選択し
た場合、再生装置1では、綴りの入力画面が表示され
(図7及び図8)、ここでユーザーが単語を入力して引
く/選ぶの操作子12を操作すると、この入力された単
語を検索語に設定して前方一致検索により光ディスク1
7の検索情報が検索され、検索結果が表示される(図
9)。この前方一致検索により一致する見出し語を検出
できない場合(図1、ステップSP38)、続いてあい
まい検索によりユーザーの意図したと考えられる見出し
語が検索される(ステップSP39)。またユーザーが
単語を入力した後、直接、スペルチェックの操作子F5
が操作されると、同様にあいまい検索によりユーザーの
意図したと考えられる見出し語が検索されて表示され
る。さらに始めの入力画面でユーザーがスペルチェック
の操作子F5を操作すると、スペルチェックの入力画面
(図11)に切り換わり、この状態で単語を入力して引
く/選ぶの操作子12を操作すると、同様のあいまい検
索によりユーザーの意図したと考えられる見出し語が検
索されて表示される(図12及び図13)。
た場合、再生装置1では、綴りの入力画面が表示され
(図7及び図8)、ここでユーザーが単語を入力して引
く/選ぶの操作子12を操作すると、この入力された単
語を検索語に設定して前方一致検索により光ディスク1
7の検索情報が検索され、検索結果が表示される(図
9)。この前方一致検索により一致する見出し語を検出
できない場合(図1、ステップSP38)、続いてあい
まい検索によりユーザーの意図したと考えられる見出し
語が検索される(ステップSP39)。またユーザーが
単語を入力した後、直接、スペルチェックの操作子F5
が操作されると、同様にあいまい検索によりユーザーの
意図したと考えられる見出し語が検索されて表示され
る。さらに始めの入力画面でユーザーがスペルチェック
の操作子F5を操作すると、スペルチェックの入力画面
(図11)に切り換わり、この状態で単語を入力して引
く/選ぶの操作子12を操作すると、同様のあいまい検
索によりユーザーの意図したと考えられる見出し語が検
索されて表示される(図12及び図13)。
【0130】このあいまい検索の処理は(図1、図1
6)、始めに検索語及び見出し語が全て英数字か否か判
断されて(ステップSP35、ステップSP43)、英
数字が含まれる場合にだけ2バイトコードによるあいま
いさを加味した比較処理により(ステップSP47)、
また英数字が含まれていない場合は1バイトコードによ
るあいまいさを加味した比較処理により(ステップSP
44)、順次見出し語を検索語と比較して実行される。
これにより光ディスク17より再生したままの2バイト
コードにより検索処理する場合に比して、処理に要する
負担が格段的に低減され、その分高速度で検索処理を実
行して検索に要する時間が短縮される。
6)、始めに検索語及び見出し語が全て英数字か否か判
断されて(ステップSP35、ステップSP43)、英
数字が含まれる場合にだけ2バイトコードによるあいま
いさを加味した比較処理により(ステップSP47)、
また英数字が含まれていない場合は1バイトコードによ
るあいまいさを加味した比較処理により(ステップSP
44)、順次見出し語を検索語と比較して実行される。
これにより光ディスク17より再生したままの2バイト
コードにより検索処理する場合に比して、処理に要する
負担が格段的に低減され、その分高速度で検索処理を実
行して検索に要する時間が短縮される。
【0131】このあいまい検索においては(図18)、
検索語が1文字入力された時点で、光ディスク17に記
録された検索情報DKのアクセスが開始され、先頭1文
字の一致する見出し語がランダムアクセスメモリ22に
読み込まれる。さらに続いてこのランダムアクセスメモ
リ22に読み込まれた見出し語に対して、先頭2文字目
の綴りが入力されると、この先頭2文字の一致する見出
し語が中央処理ユニット21に読み出され(ステップS
P51)、この先頭2文字の一致する見出し語よりあい
まいさを加味した比較処理が開始される。
検索語が1文字入力された時点で、光ディスク17に記
録された検索情報DKのアクセスが開始され、先頭1文
字の一致する見出し語がランダムアクセスメモリ22に
読み込まれる。さらに続いてこのランダムアクセスメモ
リ22に読み込まれた見出し語に対して、先頭2文字目
の綴りが入力されると、この先頭2文字の一致する見出
し語が中央処理ユニット21に読み出され(ステップS
P51)、この先頭2文字の一致する見出し語よりあい
まいさを加味した比較処理が開始される。
【0132】この場合、先頭2文字程度は、綴りの入力
ミスが少ないことにより、ユーザーの意図した見出し語
に近い位置より検索を開始することができ、これにより
検索に要する体感上の待ち時間が低減される。また検索
結果を検索順に表示して、ユーザーの意図した見出し語
を上位に表示することができる。特に、検索結果が1画
面分蓄積されると、検索結果を表示する処理により、こ
のように先頭2文字の一致する見出し語よりあいまいさ
を加味した比較処理を開始して(図21(A))、ユー
ザの意図した見出し語を短時間で表示することができ
る。
ミスが少ないことにより、ユーザーの意図した見出し語
に近い位置より検索を開始することができ、これにより
検索に要する体感上の待ち時間が低減される。また検索
結果を検索順に表示して、ユーザーの意図した見出し語
を上位に表示することができる。特に、検索結果が1画
面分蓄積されると、検索結果を表示する処理により、こ
のように先頭2文字の一致する見出し語よりあいまいさ
を加味した比較処理を開始して(図21(A))、ユー
ザの意図した見出し語を短時間で表示することができ
る。
【0133】さらにこの検索処理では、先頭文字は一致
しているものとして検索処理が実行され(図19(D)
及び図19(A))、その分検索に要する時間が低減さ
れる。さらに置換テーブル(図20)によりこの先頭文
字が間違えて入力される可能性のある文字か否か判断さ
れ(ステップSP56)、間違えて入力する可能性のあ
る文字の場合、この置換テーブルにより先頭文字が置き
換えられて(ステップSP57)、同様に、置換した先
頭1文字が一致する範囲で、あいまいさを加味した比較
処理が実行される(図21(B)及び(C))。
しているものとして検索処理が実行され(図19(D)
及び図19(A))、その分検索に要する時間が低減さ
れる。さらに置換テーブル(図20)によりこの先頭文
字が間違えて入力される可能性のある文字か否か判断さ
れ(ステップSP56)、間違えて入力する可能性のあ
る文字の場合、この置換テーブルにより先頭文字が置き
換えられて(ステップSP57)、同様に、置換した先
頭1文字が一致する範囲で、あいまいさを加味した比較
処理が実行される(図21(B)及び(C))。
【0134】これにより必要最低限の範囲で検索の処理
を実行して、その分検索に要する時間が低減される。ま
た前方一致検索に好適で、あいまい検索には不向きとさ
れている検索情報が階層化された光ディスク17(図
5)については、上位階層のインデックスブロックを有
効に利用して、必要とする最下位のインデックスブロッ
クだけランダムアクセスメモリ22に読み出すことがで
き、これより検索情報が階層化された光ディスク17に
ついても、効率良くあいまい検索することができる。
を実行して、その分検索に要する時間が低減される。ま
た前方一致検索に好適で、あいまい検索には不向きとさ
れている検索情報が階層化された光ディスク17(図
5)については、上位階層のインデックスブロックを有
効に利用して、必要とする最下位のインデックスブロッ
クだけランダムアクセスメモリ22に読み出すことがで
き、これより検索情報が階層化された光ディスク17に
ついても、効率良くあいまい検索することができる。
【0135】さらにこのあいまいさを加味した比較処理
(図22)においては、検索語の文字数より設定された
許容値より(ステップSP61−SP62、図23)、
検索語に対して文字数が大きく異なる見出し語が検出さ
れ(ステップSP62)、この見出し語は実際に検索語
と比較処理されることなく、処理対象より除外される
(ステップSP63−SP64)。すなわち検索語に対
して文字数が大きく異なる見出し語は、ユーザーの意図
した見出し語でないと判断でき、これにより実際の比較
対象が低減されて、その分検索に要する時間が低減され
る。
(図22)においては、検索語の文字数より設定された
許容値より(ステップSP61−SP62、図23)、
検索語に対して文字数が大きく異なる見出し語が検出さ
れ(ステップSP62)、この見出し語は実際に検索語
と比較処理されることなく、処理対象より除外される
(ステップSP63−SP64)。すなわち検索語に対
して文字数が大きく異なる見出し語は、ユーザーの意図
した見出し語でないと判断でき、これにより実際の比較
対象が低減されて、その分検索に要する時間が低減され
る。
【0136】これに対して許容値を満足する見出し語の
場合(図24、図30)、ポインタにより検索語の対応
する文字と順次比較され、一致不一致が検出される(ス
テップSP66)。この処理において文字が一致する場
合は、続く文字に処理対象が切り換わる(ステップSP
67−SP68−SP66)。不一致の文字について
は、許容値が減算された後(ステップSP71)、候補
が既に1画面分蓄積されている場合、すなわち表示画面
に8件の候補が既に表示されている場合は、チェックテ
ーブルによる処理を経て、一般的な入力ミスのパターン
に該当するか否か判断されるのに対し(ステップSP7
2−SP73−SP74−SP75)、未だ1画面分の
候補が蓄積されていない場合、直接、一般的な入力ミス
のパターンに該当するか否か判断される(ステップSP
72−SP75)。
場合(図24、図30)、ポインタにより検索語の対応
する文字と順次比較され、一致不一致が検出される(ス
テップSP66)。この処理において文字が一致する場
合は、続く文字に処理対象が切り換わる(ステップSP
67−SP68−SP66)。不一致の文字について
は、許容値が減算された後(ステップSP71)、候補
が既に1画面分蓄積されている場合、すなわち表示画面
に8件の候補が既に表示されている場合は、チェックテ
ーブルによる処理を経て、一般的な入力ミスのパターン
に該当するか否か判断されるのに対し(ステップSP7
2−SP73−SP74−SP75)、未だ1画面分の
候補が蓄積されていない場合、直接、一般的な入力ミス
のパターンに該当するか否か判断される(ステップSP
72−SP75)。
【0137】これにより再生装置1では、最初の1画面
分の候補を蓄積するまでの間、緩い検索条件により高速
度で検索処理するのに対し、一旦1画面分の候補が蓄積
されると、精度の高い、負担の大きな検索条件により候
補を選択する。これによりユーザーの意図した見出し語
が検出される可能性の高い、検索開始から1画面分の候
補を蓄積するまで期間については、さらに検索速度を高
速度化してユーザーの待ち時間を短縮する。
分の候補を蓄積するまでの間、緩い検索条件により高速
度で検索処理するのに対し、一旦1画面分の候補が蓄積
されると、精度の高い、負担の大きな検索条件により候
補を選択する。これによりユーザーの意図した見出し語
が検出される可能性の高い、検索開始から1画面分の候
補を蓄積するまで期間については、さらに検索速度を高
速度化してユーザーの待ち時間を短縮する。
【0138】このチェックテーブルによる処理において
は、検索語及び見出し語間の不一致文字が、チェックテ
ーブル(図26)に記録された間違え易い関係に該当す
るか否か判断され、間違え易い関係でないと判断された
場合は、この見出し語が即座に比較処理対象より除外さ
れる。これに対して間違え易い関係と判断された場合
は、続いて一般的な入力ミスの4パターン(図31)に
該当するか否か判断され、該当しない場合は続く文字に
比較対象が切り換えられる(ステップSP74−SP7
5−SP76−SP77−SP66)。
は、検索語及び見出し語間の不一致文字が、チェックテ
ーブル(図26)に記録された間違え易い関係に該当す
るか否か判断され、間違え易い関係でないと判断された
場合は、この見出し語が即座に比較処理対象より除外さ
れる。これに対して間違え易い関係と判断された場合
は、続いて一般的な入力ミスの4パターン(図31)に
該当するか否か判断され、該当しない場合は続く文字に
比較対象が切り換えられる(ステップSP74−SP7
5−SP76−SP77−SP66)。
【0139】このとき許容値が値0か否か判断されるこ
とにより、見出し語の文字数が許容値を満足するか確認
され、許容値を満足しない見出し語については、即座に
検索対象より除外される(ステップSP76−SP7
8)。これに対して不一致文字が一般的な入力ミスのパ
ターンと判断された場合は、比較対象が次の文字に切り
換わる(ステップSP79−SP80−SP66)。こ
れによりポインタにより指定される検索語及び見出し語
の文字が順次比較され、許容値の範囲で、綴りのミスと
判断された見出し語、検索語と完全に一致する綴りを有
してなる見出し語が候補としてランダムアクセスメモリ
22に蓄積され(ステップSP69及びSP81)、表
示画面に表示される。
とにより、見出し語の文字数が許容値を満足するか確認
され、許容値を満足しない見出し語については、即座に
検索対象より除外される(ステップSP76−SP7
8)。これに対して不一致文字が一般的な入力ミスのパ
ターンと判断された場合は、比較対象が次の文字に切り
換わる(ステップSP79−SP80−SP66)。こ
れによりポインタにより指定される検索語及び見出し語
の文字が順次比較され、許容値の範囲で、綴りのミスと
判断された見出し語、検索語と完全に一致する綴りを有
してなる見出し語が候補としてランダムアクセスメモリ
22に蓄積され(ステップSP69及びSP81)、表
示画面に表示される。
【0140】(5)実施の形態の効果 以上の構成によれば、前方一致検索により候補を検出で
きたか否か判断し、候補を検出できないとき、あいまい
検索の処理を実行することにより、その分ユーザーの負
担を低減してユーザーの意図する見出し語を検出するこ
とができ、使い勝手を向上することができる。
きたか否か判断し、候補を検出できないとき、あいまい
検索の処理を実行することにより、その分ユーザーの負
担を低減してユーザーの意図する見出し語を検出するこ
とができ、使い勝手を向上することができる。
【0141】さらにこのとき、1画面分の候補が検出さ
れた時点でこの候補を表示すること、先行検索の処理を
実行すること、1画面分検索結果が蓄積されるまでの間
はチェックテーブルにより処理を省略した緩い条件によ
り検索すること等により、あいまい検索においてこの1
画面分検索結果が蓄積されるまでの時間を短縮すること
ができ、その分前方一致検索に続くあいまい検索により
検索結果を表示する場合と、前方一致検索により検索結
果を表示する場合とで、待ち時間の点で、極端な違和感
を与えることなく検索結果を表示することができ、その
分使い勝手を向上することができる。
れた時点でこの候補を表示すること、先行検索の処理を
実行すること、1画面分検索結果が蓄積されるまでの間
はチェックテーブルにより処理を省略した緩い条件によ
り検索すること等により、あいまい検索においてこの1
画面分検索結果が蓄積されるまでの時間を短縮すること
ができ、その分前方一致検索に続くあいまい検索により
検索結果を表示する場合と、前方一致検索により検索結
果を表示する場合とで、待ち時間の点で、極端な違和感
を与えることなく検索結果を表示することができ、その
分使い勝手を向上することができる。
【0142】またあいまい検索において、検索語と見出
し語の比較処理を開始する位置を、先頭2文字が一致す
る見出し語に設定したことにより、ユーザーの意図した
と考えられる見出し語から順次検出することができ、前
方一致検索に続くあいまい検索により検索結果を表示す
る場合と、前方一致検索により検索結果を表示する場合
とで、表示内容の点でも、極端な違和感を与えることな
く検索結果を表示することができ、その分使い勝手を向
上することができる。
し語の比較処理を開始する位置を、先頭2文字が一致す
る見出し語に設定したことにより、ユーザーの意図した
と考えられる見出し語から順次検出することができ、前
方一致検索に続くあいまい検索により検索結果を表示す
る場合と、前方一致検索により検索結果を表示する場合
とで、表示内容の点でも、極端な違和感を与えることな
く検索結果を表示することができ、その分使い勝手を向
上することができる。
【0143】さらに間違え易い4つのパターンを基準に
してあいまい検索したことにより、入力ミスを考慮した
精度の高いあいまい検索を実現することができ、このあ
いまい検索を前方一致検索と組み合わせてユーザーの使
い勝手を向上することができる。
してあいまい検索したことにより、入力ミスを考慮した
精度の高いあいまい検索を実現することができ、このあ
いまい検索を前方一致検索と組み合わせてユーザーの使
い勝手を向上することができる。
【0144】(6)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、一画面分に対応する
検索結果が得られた時点で検索結果を表示する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、検出された候補
を追加表示する場合、さらには検索が完了して検索結果
を表示する場合等に広く適用することができる。
検索結果が得られた時点で検索結果を表示する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、検出された候補
を追加表示する場合、さらには検索が完了して検索結果
を表示する場合等に広く適用することができる。
【0145】また上述の実施の形態においては、検索結
果を、一画面に表示可能な8件を単位にして切り換えて
表示する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば操作子の操作に応動して半画面分づつ表示画
面をスクロールする場合にも広く適用することができ
る。
果を、一画面に表示可能な8件を単位にして切り換えて
表示する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば操作子の操作に応動して半画面分づつ表示画
面をスクロールする場合にも広く適用することができ
る。
【0146】さらに上述の実施の形態においては、チェ
ックテーブルによる処理を省略して検索の条件を緩く設
定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
種々の手法により検索の条件を切り換える場合、さらに
は固定した条件によりあいまい検索する場合にも広く適
用することができる。
ックテーブルによる処理を省略して検索の条件を緩く設
定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
種々の手法により検索の条件を切り換える場合、さらに
は固定した条件によりあいまい検索する場合にも広く適
用することができる。
【0147】また上述の実施の形態においては、検索語
の文字数により設定した許容値を用いて見出し語の語長
を判断する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、種々の比較基準により検索語と見出し語の語長を比
較する場合、さらには必要に応じてこの種の処理が省略
された場合にも広く適用することができる。
の文字数により設定した許容値を用いて見出し語の語長
を判断する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、種々の比較基準により検索語と見出し語の語長を比
較する場合、さらには必要に応じてこの種の処理が省略
された場合にも広く適用することができる。
【0148】さらに上述の実施の形態においては、先頭
2文字が一致する見出し語よりあいまい検索を開始する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の
開始位置よりあいまい検索する場合に広く適用すること
ができる。
2文字が一致する見出し語よりあいまい検索を開始する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の
開始位置よりあいまい検索する場合に広く適用すること
ができる。
【0149】また上述の実施の形態においては、ランダ
ムアクセスメモリに記録した置換テーブル、チェックテ
ーブルを利用してあいまい検索する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、種々の手法によりあいまい
検索する場合に広く適用することができる。
ムアクセスメモリに記録した置換テーブル、チェックテ
ーブルを利用してあいまい検索する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、種々の手法によりあいまい
検索する場合に広く適用することができる。
【0150】さらに上述の実施の形態においては、事前
に検索の処理を開始する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、事前に検索の処理を開始しない場合に
も広く適用することができる。
に検索の処理を開始する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、事前に検索の処理を開始しない場合に
も広く適用することができる。
【0151】さらに上述の実施の形態においては、CD
−ROM化した辞書において英和辞書を検索する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、種々のCD−
ROM化された辞書を検索する場合、さらには文字列に
より形成された種々のデータを検索する場合に広く適用
することができる。
−ROM化した辞書において英和辞書を検索する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、種々のCD−
ROM化された辞書を検索する場合、さらには文字列に
より形成された種々のデータを検索する場合に広く適用
することができる。
【0152】また上述の実施の形態においては、文字列
により形成された種々のデータを検索する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、画像データ等の種々
のデータを検索する場合にも広く適用することができ
る。
により形成された種々のデータを検索する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、画像データ等の種々
のデータを検索する場合にも広く適用することができ
る。
【0153】さらに上述の実施の形態においては、文字
列でなる検索語を検索の基準として入力し、この基準に
従って検索する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、検索対象のデータに対応した種々の基準により
検索する場合に広く適用することができる。
列でなる検索語を検索の基準として入力し、この基準に
従って検索する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、検索対象のデータに対応した種々の基準により
検索する場合に広く適用することができる。
【0154】さらに上述の実施の形態においては、前方
一致検索の後にあいまい検索に動作を切り換える場合に
ついて述べたが本発明はこれに限らず、後方一致検索の
後にあいまい検索に動作を切り換える場合等、要は、検
索語に一致する文字列を有してなる検索対称文字列を検
索した後、あいまい検索する場合に広く適用することが
できる。
一致検索の後にあいまい検索に動作を切り換える場合に
ついて述べたが本発明はこれに限らず、後方一致検索の
後にあいまい検索に動作を切り換える場合等、要は、検
索語に一致する文字列を有してなる検索対称文字列を検
索した後、あいまい検索する場合に広く適用することが
できる。
【0155】また上述の実施の形態においては、CD−
ROMでなる光ディスクに記録されたデータを検索する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の
記録媒体に記録されたデータを検索する場合に広く適用
することができる。
ROMでなる光ディスクに記録されたデータを検索する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の
記録媒体に記録されたデータを検索する場合に広く適用
することができる。
【0156】さらに上述の実施の形態においては、検索
処理に供するデータ処理部と検索結果を表示する表示部
とを一体に保持した再生装置に本発明を適用した場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、例えばメイン
フレームにより検索処理し、その検索結果をターミナル
により表示する場合等、種々の機器及びシステムにおい
てデータ検索する場合に広く適用することができる。
処理に供するデータ処理部と検索結果を表示する表示部
とを一体に保持した再生装置に本発明を適用した場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、例えばメイン
フレームにより検索処理し、その検索結果をターミナル
により表示する場合等、種々の機器及びシステムにおい
てデータ検索する場合に広く適用することができる。
【0157】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、検索語と
一致する文字列を有している検索対称文字列を検出でき
ない場合に、自動的にあいまい検索することにより、ユ
ーザーの負担を低減して、ユーザーの意図する検索結果
を検出することができ、その分使い勝手を向上すること
ができる。
一致する文字列を有している検索対称文字列を検出でき
ない場合に、自動的にあいまい検索することにより、ユ
ーザーの負担を低減して、ユーザーの意図する検索結果
を検出することができ、その分使い勝手を向上すること
ができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る再生装置について検
索処理の切り換えの説明に供するフローチャートであ
る。
索処理の切り換えの説明に供するフローチャートであ
る。
【図2】図1の再生装置の外観構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】図1の再生装置の全体構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図4】図1の再生装置に適用される光ディスクを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】図4の光ディスクのデータ構造の説明に供する
略線図である。
略線図である。
【図6】図1の再生装置のメニューを示す平面図であ
る。
る。
【図7】英和辞書の入力画面を示す平面図である。
【図8】図7の入力画面で単語を入力した状態を示す平
面図である。
面図である。
【図9】前方一致検索の検索結果の表示を示す平面図で
ある。
ある。
【図10】あいまい検索による検索結果の表示を示す平
面図である。
面図である。
【図11】スペルチェックにおける入力画面を示す平面
図である。
図である。
【図12】図11の入力画面で単語を入力した状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図13】スペルチェック結果の表示を示す平面図であ
る。
る。
【図14】図1の再生装置における検索開始時の中央処
理ユニットの処理手順を示すフローチャートである。
理ユニットの処理手順を示すフローチャートである。
【図15】図1の再生装置における表示画面切り換え処
理の処理手順を示すフローチャートである。
理の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】図15の処理手順の説明に供する略線図であ
る。
る。
【図17】図1の再生装置のあいまい検索処理における
処理手順を示すフローチャートである。
処理手順を示すフローチャートである。
【図18】図17の見出し語の入力処理手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図19】図18の処理手順の説明に供する略線図であ
る。
る。
【図20】図3の再生装置の置換テーブルを示す図表で
ある。
ある。
【図21】図20の置換テーブルを用いた図19の処理
手順の説明に供する略線図である。
手順の説明に供する略線図である。
【図22】図18のあいまいさを加味した比較処理にお
ける処理手順を示すフローチャートである。
ける処理手順を示すフローチャートである。
【図23】図22の許容値を示す図表である。
【図24】図22の処理手順の続きの処理手順を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図25】図24の処理手順におけるポインタの説明に
供する略線図である。
供する略線図である。
【図26】チェックテーブルを示す図表である。
【図27】図24の処理手順におけるポインタの更新の
規則を示す図表である。
規則を示す図表である。
【図28】図27の規則によるポインタの更新の説明に
供する略線図である。
供する略線図である。
【図29】図27の他の規則によるポインタの更新の説
明に供する略線図である。
明に供する略線図である。
【図30】図24の処理手順の続きの処理手順を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図31】図30の処理手順における4つのパターンを
示す図表である。
示す図表である。
1……再生装置、3……液晶表示パネル、6〜13、F
1〜F5……操作子、17……光ディスク、21……中
央処理ユニット、22……ランダムアクセスメモリ、2
3……リードオンリメモリ
1〜F5……操作子、17……光ディスク、21……中
央処理ユニット、22……ランダムアクセスメモリ、2
3……リードオンリメモリ
Claims (2)
- 【請求項1】 入力手段より入力された文字列を基準に
して検索対象文字列の集合を検索する検索方法におい
て、 前記文字列と一致する文字列を有してなる検索対象文字
列を検索し、 前記一致する文字列を有してなる検索対象文字列を検出
できない場合、前記文字列を基準にしたあいまい検索に
より前記検索対象文字列の集合を検索することを特徴と
する検索方法。 - 【請求項2】 前記あいまい検索は、 前記文字列及び前記検索対象文字列との間で、対応する
文字を順次比較して不一致の文字を検出し、 予め分類された、誤入力のパターンに従って、前記不一
致の文字を判定し、 前記パターンに該当しない場合、予め設定した評価値を
減算し、 前記評価値により、前記検索対象文字列を判定すること
を特徴とする請求項1に記載の検索方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8065367A JPH09231240A (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 検索方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8065367A JPH09231240A (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 検索方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003048243A Division JP2003223458A (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | 検索装置及び検索方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09231240A true JPH09231240A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=13284930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8065367A Pending JPH09231240A (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 検索方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09231240A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021006094A1 (ja) * | 2019-07-05 | 2021-01-14 | 富士フイルム富山化学株式会社 | 識別支援システム、識別支援クライアント、識別支援サーバ、及び識別支援方法 |
-
1996
- 1996-02-27 JP JP8065367A patent/JPH09231240A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021006094A1 (ja) * | 2019-07-05 | 2021-01-14 | 富士フイルム富山化学株式会社 | 識別支援システム、識別支援クライアント、識別支援サーバ、及び識別支援方法 |
JPWO2021006094A1 (ja) * | 2019-07-05 | 2021-01-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060221 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060421 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060530 |