JPH09231167A - 出力装置へのデ−タ転送制御方法およびそのためのデ−タ転送装置 - Google Patents

出力装置へのデ−タ転送制御方法およびそのためのデ−タ転送装置

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JPH09231167A
JPH09231167A JP8032399A JP3239996A JPH09231167A JP H09231167 A JPH09231167 A JP H09231167A JP 8032399 A JP8032399 A JP 8032399A JP 3239996 A JP3239996 A JP 3239996A JP H09231167 A JPH09231167 A JP H09231167A
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Hiroshi Nagaoka
弘志 長岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デ−タ転送制御装置に使用可能な出力装置の
制約をなくしてデ−タ転送システムの利便性を高めるこ
とを目的とする。 【解決手段】 出力装置へのデ−タ転送処理を制御する
プログラムのデ−タ転送制御仕様に関する所定部分を選
択的に設定可能なかたちにしている。選択設定の対象と
しては例えば次のものがある。 ・異常状態から回復した出力装置に対し直近の転送デ−
タを再送するかどうか ・直近の転送デ−タに対する前記出力装置からのどの応
答信号(ACK信号またはBUSY信号)を待って次デ
−タの転送を開始するかどうか ・最終デ−タの転送に対する前記出力装置からの応答信
号(ACK信号)を待って転送処理の終了とするかどう

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出力装置へのデ−
タ転送制御方法およびそのためのデ−タ転送装置に関
し、特に制御プログラムのデ−タ転送制御仕様に関する
部分の設定に任意性を持たせることによりデ−タ転送制
御仕様の異なる出力装置をサポートできるようにしたも
のである。
【0002】一般に、プリンタなどの出力装置は各社か
らデ−タ転送制御仕様の異なる各種タイプのものが提供
されており、その中から任意の出力装置を選択してデ−
タ転送装置(パソコンやワークステーションなど)に接
続できる、すなわち元々はデ−タ転送制御仕様が対応し
ない出力装置についてもデ−タ転送装置の方でサポート
できるようにすることが望ましく、本発明は、このよう
な要請に応えるものである。
【0003】
【従来の技術】図6は、従来の、プリンタへのデ−タ転
送方式の概要を示す説明図であり、31はデ−タ転送装
置、32はプログラムメモリ、33は制御用LSI、34はイ
ンタフェース制御部、35は転送デ−タを保持するバッフ
ァ、36はセントロニクスインタフェース、37はプリンタ
をそれぞれ示している。なお、セントロニクスインタフ
ェース36は非同期方式の8ビット・パラレル転送のイン
タフェースである。
【0004】また、(b) のタイムチャートはデ−タ転送
装置31からプリンタ37に送信される8ビットデ−タおよ
びストローブ信号(DSTB)と、これらに対するプリ
ンタ37からの応答信号としてのBUSY信号およびAC
K信号との時間軸上での関連性を示している。
【0005】ストローブ信号、BUSY信号およびAC
K信号の各信号はインタフェース制御部34で送受信され
ており、それぞれの機能は次のようになっている。 ・デ−タの転送をデ−タ転送装置31からプリンタ37に知
らせること(ストローブ信号) ・転送デ−タの受信が終了したことをプリンタ37からデ
−タ転送装置31に知らせること(ACK信号) ・次のデ−タをまだ受信できないことをプリンタ37から
デ−タ転送装置31に知らせること(BUSY信号)
【0006】プリンタ37は、 ・ストローブ信号の受信に基づいてBUSY信号をオン
とし、 ・BUSY信号がオンからオフになったことに基づいて
ACK信号を「1」レベルから「0」レベルに変化させ
ている。
【0007】もっとも、BUSY信号およびACK信号
が、このようにストローブ信号の受信に関連して正しく
変化した形のいわば有意な信号としてデ−タ転送装置31
に送信されるかどうかは、プリンタ37側のデ−タ転送制
御仕様によってまちまちである。
【0008】すなわち、どのタイプのプリンタ37もイン
タフェース制御部34との間にはBUSY信号およびAC
K信号を送信するためのライン(ピン)を有している
が、そのラインにどのような形のBUSY信号およびA
CK信号を送り出すかはプリンタ37のデ−タ転送制御仕
様に基づくことになる。図示のタイムチャートはBUS
Y信号およびACK信号のそれぞれが有意な場合を示し
ている。
【0009】また、プリンタ37で用紙無しやオフライン
となるなどの異常が発生したとき、、異常発生前の最後
に受信したデ−タを保持しておくものと、破棄してしま
うものとがある。
【0010】正常状態に復帰したとき、前者のプリンタ
はその保持デ−タを用いて印刷処理を続行することがで
きるが、後者のプリンタはデ−タ転送装置31に割り込み
信号を送ってこの最後の受信デ−タを再転送してもらわ
なければならない。
【0011】このように、プリンタ37によってそのデ−
タ転送制御仕様(応答信号の有意性、異常発生前の最後
に受信したデ−タを保持するかどうかなど)が異なって
おり、デ−タ転送装置31の制御プログラムは自システム
で使用するプリンタ37のデ−タ転送制御仕様に1対1対
応の内容になっている。
【0012】例えば、使用するプリンタ37が、 ・有意なBUSY信号を送信する場合には、BUSY信
号のオンからオフへの変化を確認してから次デ−タの転
送を開始する形のプログラム内容とし、 ・有意なACK信号を送信する場合には、ACK信号の
変化を確認してから次デ−タの転送を開始する形のプロ
グラム内容とし、 ・有意でないACK信号を送信する場合には、最終デ−
タの転送終了時点をそのストローブ信号の送信時点とす
る形のプログラム内容とし、 ・有意なACK信号を送信する場合には、最終デ−タの
転送終了時点をそのストローブ信号に対するACK信号
の受信時点とする形のプログラム内容とし、 ・異常発生前の最後に受信したデ−タを保持する場合に
は、正常状態への復帰後にも当該デ−タを再転送しない
形のプログラム内容とし、 ・異常発生前の最後に受信したデ−タを保持しない場合
には、正常状態への復帰後には当該デ−タを再転送する
形のプログラム内容としている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の出
力装置へのデ−タ転送制御方式では、デ−タ転送用の制
御プログラムがそのシステムで使用する出力装置のみに
対応する形で設定されているので、設定された制御プロ
グラムとはデ−タ転送制御仕様が異なる出力装置を使用
するためにはこの制御プログラムそのものを新たに作成
しなければならないという問題点があった。
【0014】そこで、本発明では、制御プログラムを、
そのデ−タ転送制御仕様に関する所定部分の内容が選択
的に設定可能なかたちのものとし、デ−タ転送制御仕様
の異なる出力装置をサポートできるようにすることによ
り、プログラムの一部を選択的に設定するといったわず
かの作業でデ−タ転送装置に使用可能な出力装置の制約
を払拭してデ−タ転送システムの利便性を高めることを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明で
は、次のような出力装置へのデ−タ転送制御方法および
デ−タ転送装置を用いている。 ・制御プログラムの走行によりデ−タ転送装置から出力
装置へのデ−タ転送処理を制御する方法において、前記
制御プログラムを、そのデ−タ転送制御仕様に関する所
定部分が選択的に設定可能なかたちのものとし、デ−タ
転送制御仕様の異なる出力装置をサポートできるように
したことを特徴とする出力装置へのデ−タ転送制御方法 ・出力装置へのデ−タ転送処理を制御し、かつデ−タ転
送制御仕様に関する所定部分についての選択的な設定が
可能な制御プログラムを保持する手段と、前記出力装置
からの、デ−タ転送に関する制御信号を受ける手段と、
前記制御信号に応じて、デ−タ転送制御を、選択的に設
定された前記制御プログラム内容に合致した形で実行す
る手段とを備えたことを特徴とするデ−タ転送装置
【0016】また、このデ−タ転送装置に次の構成用件
を付加したものも用いている。 ・前記出力装置への直近の転送デ−タを保持する手段を
有し、前記所定部分が、異常状態から回復した出力装置
に対し直近の転送デ−タを再送するかどうかについての
ものであること
【0017】
【発明の実施の形態】図1乃至図5を参照して本発明の
実施の形態を説明する。なお、以下の説明では必要に応
じて、セントロニクス仕様のプリンタを出力装置の一例
としており、そこでの転送デ−タ、ストローブ信号、A
CK信号およびBUSY信号それぞれのタイムチャート
は図6と同様である。
【0018】また、説明の便宜上、ACK信号およびB
USY信号はともに有意なものとし、次デ−タ転送開始
用の応答信号としてはACK信号またはBUSY信号の
いずれかが、最終デ−タ転送終了判断用の応答信号とし
てはACK信号のみがそれぞれ用いられ、さらには次デ
−タ転送開始用の応答信号にはACK信号がデフォルト
されていることを前提とする。
【0019】図1は、本発明の基本的な実施形態を示す
説明図であり、1は、デ−タ転送装置であり、プログラ
ムメモリ2、インタフェース制御部3、バッファ4、ラ
ッチ5などからなっている。2は、プログラムメモリで
あり、出力装置7へのデ−タ転送処理を制御し、かつデ
−タ転送制御仕様に関する部分の内容が選択的に設定可
能なかたちの制御プログラムを保持している。3は、イ
ンタフェース制御部であり、出力装置7からの、デ−タ
転送に関する応答信号や割り込み信号を受けている。4
は、バッファであり、転送デ−タのそれぞれを保持して
いる。5は、ラッチであり、出力装置7への直近の転送
デ−タを保持している。6は、インタフェースであり、
デ−タ転送装置1と出力装置7との間でデ−タ転送を行
なうときに必要な手順、規格などからなる。7は、出力
装置であり、表示装置やプリンタなどである。
【0020】ここで、制御プログラムにおける選択対象
は、例えば、 ・異常状態から回復した出力装置7に対して直近の転送
デ−タを再送する(以下、再送モードという)かどうか ・直近の転送デ−タに対する出力装置7からのBUSY
信号を待って次デ−タの転送を開始する(以下、次デ−
タ転送開始BUSYモードという)かどうか ・最終デ−タの転送に対する出力装置7からのACK信
号を待って転送処理の終了とする(以下、最終デ−タ転
送終了条件付与モードという)かどうかなどである。
【0021】ユーザは、出力装置7のデ−タ転送制御仕
様を調べた上でこれらの選択対象についての指示を個々
に行なうことにより、制御プログラムの内容を使用出力
装置に合致した形に設定することができる。
【0022】したがって、従来のようにデ−タ転送装置
1のシステムプログラムを変更するといった面倒な作業
を行なうことなしに、デ−タ転送装置1はデ−タ転送制
御仕様の異なる各種の出力装置7をサポートすることが
可能となる。
【0023】デ−タ転送装置1は、再送モードが設定さ
れた場合には出力装置7からの割り込み信号に基づいて
その回復を確認した上でラッチ5のデ−タを出力装置7
に再度転送する。
【0024】デ−タ転送装置1は、次デ−タ転送開始用
の応答信号としてACK信号が設定された場合には出力
装置7からの(直近の転送デ−タに対応の)ACK信号
を確認した上でバッファ4の次デ−タをラッチ5に保持
するとともに出力装置7に転送し、また次デ−タ転送開
始用の応答信号としてBUSY信号が設定された場合に
は出力装置7からの(直近の転送デ−タに対応の)BU
SY信号を確認した上で同様の転送処理を実行する。
【0025】デ−タ転送装置1は、最終デ−タ転送終了
条件付与モードが設定された場合にはバッファ4に次デ
−タが残っていないこと及び出力装置7からの(直近の
転送デ−タに対応の)ACK信号を確認した上で転送処
理を終了し、当該設定がない場合には最後のデ−タ転送
の実行にともなって転送処理を終了する。
【0026】なお、次デ−タ転送開始、最終デ−タ転送
終了の確認、ラッチデ−タの再転送などの処理を制御プ
ログラム中の選択内容に対応させてどのタイミングで実
行するかの判断主体を、出力装置7からの応答信号や割
り込み信号を受けるインタフェース制御部3とするか、
これとは別の例えば主制御装置(図3参照)とするかは
任意である。
【0027】図2は、制御プログラム中のデ−タ転送制
御仕様部分を設定するときの手順を示す説明図であり、
その内容は次のようになっている。 再送モードが指定されたかどうかを判断し、「YES 」
の場合は次のステップに進み、「NO」の場合はステップ
に進む。 制御プログラムの所定部分を再送モードに設定して、
次のステップに進む。 次デ−タ転送開始BUSYモードが指定されたかどう
かを判断し、「YES 」の場合は次のステップに進み、
「NO」の場合はステップに進む。 制御プログラムの所定部分を次デ−タ転送開始BUS
Yモードに設定して、次のステップに進む。 最終デ−タ転送終了条件付与モードが指定されたかど
うかを判断し、「YES 」の場合は次のステップに進む。 制御プログラムの所定部分を最終デ−タ転送終了条件
付与モードに設定する。
【0028】この設定処理には指示コマンドが用いら
れ、ステップ、およびにおいて「NO」の場合の設
定内容は次のようにデフォルトされている。 ・ラッチ5の転送済デ−タを出力装置7に再送しないこ
と(ステップ) ・次デ−タ転送開始にはACK信号を用いること(ステ
ップ) ・最終デ−タの転送終了時点をそのストローブ信号の送
信時点とすること(ステップ)
【0029】図3は、本発明のデ−タ転送装置の概要を
示す説明図であり、11は、デ−タ転送装置(パソコンや
ワークステーションなど)の全体を制御する主制御装置 12は、プリント対象の文書や、制御プログラムのデ−タ
転送制御仕様に関する所定部分の内容を選択するときな
どに用いられ、例えばキーボードからなる入力装置 13は、入力装置12から入力された文書内容や選択内容な
どを表示するときに用いられ、例えばCRTやLCDな
どからなる表示装置 14は、制御プログラムを保持するためのプログラムメモ
リ 15は、作成文書デ−タなどを保持するための文書メモリ 16は、プリンタとの各種デ−タの送受信処理を担当する
制御LSI 17は、制御LSI16の一部であって、ラインセンスコマ
ンドやストローブ信号DSTBをプリンタに発行し、プ
リンタからの応答信号(BUSY信号、ACK 信号)や割り込
み信号を受信する機能を持つセントロニクスインタフェ
ース制御部 18は、セントロニクスインタフェース制御部17の一部で
あって、ラインセンスコマンドを発行してセントロニク
ス信号線(プリンタの内部信号線)の状態を調べるセン
トロニクス信号線確認部 19は、セントロニクスインタフェース制御部17の一部で
あって、ストローブ信号を発行して転送デ−タの送信を
プリンタに知らせるストローブ信号送信部 20は、セントロニクスインタフェース制御部17の一部で
あって、プリンタからの応答信号や割り込み信号を受け
る応答信号線制御部 21は、セントロニクスインタフェース制御部17の一部で
あって、セントロニクス信号線確認部18、ストローブ信
号送信部19および応答信号線制御部20を管理してこれら
とともにデ−タ転送の開始/ 終了、ストローブ信号の発
行、転送済デ−タの再送、さらにはラインセンスコマン
ドの発行を制御する制御管理部、22は、各転送デ−タの
バッファ 23は、直近の転送デ−タのラッチ 24は、セントロニクスインタフェース 25は、セントロニクスインタフェース仕様のプリンタを
それぞれ示している。
【0030】セントロニクスインタフェース制御部17
は、バッファ22に保持されているデ−タを1バイトずつ
ラッチ23およびプリンタ25に転送し、ストローブ信号送
信部19はこのデ−タ転送をプリンタ25に知らせるための
ストローブ信号を発行する(図6参照)。
【0031】ラッチ23の内容はこの直近の転送デ−タで
更新されて、プリンタ25がなんらかの異常でこれを印刷
することなしに破棄したときには更新後の当該転送デ−
タが再度転送されることになる。なお転送済デ−タはバ
ッファ22から削除される。
【0032】セントロニクス信号線確認部18が発行した
ラインセンスコマンドに対するプリンタ25からの応答が
「プリンタ不可」を示す異常状態のときには、セントロ
ニクスインタフェース制御部17はデ−タ転送処理を行な
わずにプリンタ25が異常状態であることを主制御装置11
に通知する。
【0033】プリンタ25から応答信号線制御部20に通知
される応答信号は前述の次デ−タ転送開始条件付与モー
ドや最終デ−タ転送終了条件付与モードのときの判断基
準デ−タとして用いられる(図4参照)。
【0034】図4は、本発明のプリンタ側へのデ−タ転
送処理手順を示す説明図であり、その内容は次のように
なっている。 (1) 次の処理を実行して、次のステップに進む。 ・ストローブ信号を送信 ・バッファ22のデ−タ1バイトをラッチ23およびプリン
タ25に転送 (2) バッファ22に転送デ−タが残っているかどうかを判
断し、「YES 」の場合は次のステップに進み、「NO」の
場合はステップ(6) に進む。 (3) 次デ−タ転送開始BUSYモードとなっているかど
うかを判断し、「YES 」の場合はステップ(5) に進み、
「NO」の場合は次のステップに進む。 (4) 直近の転送デ−タに対応のACK信号をプリンタ25
から受信したかどうかを確認し、「YES 」の場合はステ
ップ(1) に戻り、「NO」の場合はこの確認を繰り返す。 (5) 直近の転送デ−タに対応のBUSY信号がオン状態
からオフ状態への変化を受信したかどうかを確認し、
「YES 」の場合はステップ(1) に戻り、「NO」の場合は
この確認を繰り返す。 (6) 最終デ−タ転送終了条件付与モードとなっているか
どうかを判断し、「YES」の場合は次のステップに進
み、「NO」の場合はデ−タ転送処理を終了する。 (7) 直近の転送デ−タに対応のACK信号をプリンタ25
からの受信したかどうかを確認し、「YES 」の場合はデ
−タ転送処理を終了し、「NO」の場合はこの確認を繰り
返す。
【0035】なお、次デ−タ転送開始用の応答信号とし
てACK信号およびBUSY信号の双方を用いるときに
は、例えばステップ(4) とステップ(5) とがともに「YE
S 」の場合にステップ(1) に戻るようにすればよい。
【0036】そして、最終デ−タ転送終了条件付与にA
CK信号またはBUSY信号のいずれか一方または双方
を用いるときの処理も次デ−タ転送開始条件付与の場合
と同様である。
【0037】また、ステップ(4) 、(5) 、(7) で「NO」
の判断が所定時間を越えて継続するときには、プリンタ
側で異常が発生している可能性が高いので図5の処理に
移行する。
【0038】図5は、本発明のプリンタ側での異常発生
時のデ−タ転送処理手順を示す説明図であり、その内容
は次のようになっている。 (11)ステップ(4) 、(5) 、(7) で「NO」の判断が所定時
間を越えて継続するときや、プリンタ25からの異常割り
込み信号を受信したときにはラインセンスコマンドを発
行してセントロニクス信号線(プリンタの内部信号線)
の状態を調べ、プリンタ25での異常発生を確認した上で
次のステップに進む。なお、確認できなかった場合には
デ−タ転送処理を継続する。 (12)プリンタ25へのデ−タ転送を中断して上位のアプリ
ケーション(主制御装置11)にエラー発生を通知する。
【0039】その後、プリンタ25が正常復帰したときの
処理手順は次のようになる。 (13)正常復帰にともなう割り込み信号をプリンタ25から
受信して、次のステップに進む。 (14)ラインセンスコマンドを発行してセントロニクス信
号線(プリンタの内部信号線)の状態を調べることによ
りプリンタ25の正常復帰を確認して、次のステップに進
む。なお、正常復帰を確認できなかった場合は所定時間
後に同じ処理を再実行する。 (15)再送モードとなっているかどうかを判断し、「YES
」の場合は次のステップに進み、「NO」の場合は図4
のステップ(2) に戻る。 (16)ラッチ23のデ−タをストローブ信号とともにプリン
タ25に転送して、図4のステップ(2) に戻る。
【0040】
【発明の効果】本発明は、このように、デ−タ転送装置
から出力装置へのデ−タ転送処理を制御するに際し、デ
−タ転送制御仕様に関する所定部分についての選択的な
設定が可能な制御プログラムを用いているので、プログ
ラムの一部を選択的に設定するといったわずかの作業で
各種の出力装置をデ−タ転送装置に使用することが可能
となってデ−タ転送システムの利便性を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、基本的な実施形態を示す説明図であ
る。
【図2】本発明の、制御プログラム中のデ−タ転送制御
部分を選択的に設定するときの処理手順を示す説明図で
ある。
【図3】本発明の、デ−タ転送装置の概要を示す説明図
である。
【図4】本発明の、プリンタ側へのデ−タ転送処理手順
を示す説明図である。
【図5】本発明の、プリンタ側での異常発生時のデ−タ
転送処理手順を示す説明図である。
【図6】従来の、プリンタへのデ−タ転送方式の概要を
示す説明図である。
【符号の説明】
図1において、 1・・・デ−タ転送装置 2・・・プログラムメモリ 3・・・インタフェース制御部 4・・・バッファ 5・・・ラッチ 6・・・インタフェース 7・・・出力装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御プログラムの走行によりデ−タ転送
    装置から出力装置へのデ−タ転送処理を制御する方法に
    おいて、 前記制御プログラムを、そのデ−タ転送制御仕様に関す
    る所定部分が選択的に設定可能なかたちのものとし、 デ−タ転送制御仕様の異なる出力装置をサポートできる
    ようにしたことを特徴とする出力装置へのデ−タ転送制
    御方法。
  2. 【請求項2】 出力装置へのデ−タ転送処理を制御し、
    かつデ−タ転送制御仕様に関する所定部分についての選
    択的な設定が可能な制御プログラムを保持する手段と、 前記出力装置からの、デ−タ転送に関する制御信号を受
    ける手段と、 前記制御信号に応じて、デ−タ転送制御を、選択的に設
    定された前記制御プログラム内容に合致した形で実行す
    る手段とを備えたことを特徴とするデ−タ転送装置。
  3. 【請求項3】 前記出力装置への直近の転送デ−タを保
    持する手段を有し、前記所定部分が、異常状態から回復
    した出力装置に対し直近の転送デ−タを再送するかどう
    かについてのものであることを特徴とする請求項2記載
    のデ−タ転送装置。
JP8032399A 1996-02-20 1996-02-20 出力装置へのデ−タ転送制御方法およびそのためのデ−タ転送装置 Pending JPH09231167A (ja)

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