JPH10278390A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH10278390A
JPH10278390A JP9092161A JP9216197A JPH10278390A JP H10278390 A JPH10278390 A JP H10278390A JP 9092161 A JP9092161 A JP 9092161A JP 9216197 A JP9216197 A JP 9216197A JP H10278390 A JPH10278390 A JP H10278390A
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JP
Japan
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data
fifo
fifo memory
timer
time
Prior art date
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JP9092161A
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English (en)
Inventor
Koichi Fujii
晃一 藤井
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FIFOメモリ内のデータを確実にプリント
処理できるとともに、ソフトウェアの負荷を軽減し、高
速なプリント処理が可能なプリンタ装置を提供する。 【解決手段】 タイマ回路33には、ホスト装置がFI
FOメモリ21へデータを書き込む際のストローブ信
号、および、プリント処理部のCPUがFIFOメモリ
21のデータを読み出す際のリード信号がOR回路34
を介して入力され、タイマが起動される。設定時間が経
過すると、タイマ回路33はCPUに対してFIFOタ
イムアウト割り込みを発する。その際にタイマ回路33
から出力されるFIFOタイムアウト割り込み信号をO
R回路34を介してタイマ回路33に入力し、タイマを
再起動する。FIFOメモリ21に対する読み書きがな
く、設定時間以上経過後も、設定時間ごとにFIFOタ
イムアウト割り込みが発生し、FIFOメモリ21から
のデータ転送を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホスト装置からの
データをFIFOメモリで受信し、FIFOメモリから
内部の受信バッファへのデータを転送するプリンタ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ホスト装置とプリンタ装置間のデ
ータ転送速度の高速化のために、プリンタ装置のデータ
受信部に受信バッファとは別にFIFOメモリを設ける
ことが一般的になっている。このようなプリンタ装置に
おいては、FIFOメモリに一定数以上のデータが蓄積
された時点で受信バッファにデータをブロック転送す
る。これによって、データを受信するたびにソフトウェ
アが受信処理を行なう場合に比べ、受信処理を簡略化し
て高速なデータ転送を実現することができる。
【0003】FIFOメモリから受信バッファへの受信
データの転送は、FIFOメモリに一定数以上のデータ
が蓄積された時に、例えば、プリンタ装置内のCPU
(以下、プリンタCPUと呼ぶ)に対して割り込み信号
を発生したり、あるいは、DMA(Direct Me
mory Access)転送要求信号を発生してDM
Aコントローラを起動し、ブロック転送を行なってい
る。しかし、FIFOメモリ内のデータ数が一定数に達
する前に、印字データの後端に到達するなどしてホスト
装置からのデータ転送が終了すると、ブロック転送を要
求するプリンタCPUへの割り込み信号またはDMAコ
ントローラの起動信号が発生せず、一定数未満のデータ
がFIFOメモリ内に残り、データの取りこぼしが発生
する。この問題を解決するために、例えば特開平3−2
08121号公報では、FIFOメモリに一定時間(以
下、FIFOタイムアウト時間と呼ぶ)以上、ホスト装
置からデータ転送がなかった場合に、プリンタCPUに
対してFIFOメモリからのデータ読み出しを促す割り
込み(以下、FIFOタイムアウト割り込みと呼ぶ)信
号を発生し、FIFOメモリ内に残留しているデータを
受信バッファへ転送している。
【0004】また近年、高速データ転送が可能なインタ
フェース規格の出現や、ホスト装置とプリンタ装置間の
ハンドシェイク制御のハードウェア化などにより、ホス
ト装置からのデータ転送速度の高速化が図られている。
そのため、プリンタ装置において処理に時間を要する印
字データが転送された場合、プリンタ装置における印字
データの処理速度がホスト装置とプリンタ装置間のデー
タ転送速度を下回り、FIFOメモリからのデータを一
時保管する受信バッファが満杯の状態が発生し、FIF
Oメモリ内のデータを受信バッファへ転送できなくなる
場合がある。この場合、FIFOメモリが満杯になるま
ではホスト装置からのデータを受信することができる。
この間、FIFOメモリ内のデータ量が一定数となると
割り込みやDMA転送要求等が発生するが、受信バッフ
ァの空きが無ければデータ転送を行なわずに転送処理を
終了する。FIFOメモリも満杯になるとプリンタ装置
はホスト装置からデータを受信することができなくな
る。プリンタ装置は、ホスト装置との通信方式に従っ
て、ホスト装置からのデータの送出を停止させる。
【0005】プリンタ装置内では、FIFOメモリが満
杯となってホスト装置からのデータの送出が停止した状
態が一定時間以上続くと、上述のFIFOタイムアウト
割り込みが発生する。このとき、受信バッファに空きが
できていれば、FIFOメモリ内のデータを受信バッフ
ァに転送して、再びホスト装置からのデータ転送を受け
ることができる。しかし、多くの場合には、FIFOタ
イムアウト割り込みが発生した時点でも受信バッファは
満杯の状態である。このような状態に陥ると、FIFO
メモリ内のデータ数に変化が生じないため、FIFOメ
モリからのブロック転送を要求する割り込み信号やDM
Aコントローラの起動信号は発生しない。さらに、上述
の特開平3−208121号公報における構成では、一
度FIFOタイムアウト割り込みが発生すると、次にホ
スト装置からFIFOメモリへの書き込みがないとFI
FOタイムアウト割り込みは発生しないので、FIFO
メモリへのアクセスを要求する割り込み信号が発生しな
くなる。したがって、プリンタCPUによる処理が進ん
で受信バッファに空きが生じ、データを受け付けること
ができるようになり、FIFOメモリからデータを読み
出すことが可能となった後も、FIFOメモリ内のデー
タを受信バッファに転送するための割り込みやDMAコ
ントローラの起動信号が発生せず、FIFOメモリから
データを読み出すことができなくなるという問題があっ
た。
【0006】この問題を解決する一つの方法として、F
IFOタイムアウト割り込みが発生した時に受信バッフ
ァが満杯であると、プリンタCPUはFIFOメモリへ
のアクセスのきっかけを得るためにソフトウェアにより
タイマを起動して、一定時間が経過すると受信バッファ
のステータスの確認を行ない、受信バッファがデータ受
入可能となった時点でデータをFIFOメモリから読み
出す方法がある。
【0007】図5は、従来のプリンタ装置におけるFI
FOタイムアウト発生時の割り込み処理の一例を示すフ
ローチャートである。FIFOタイムアウト割り込みが
発生した場合、プリンタCPUで実行されるソフトウェ
アは、例えば図5に示すように、まずS41において受
信バッファが満杯か否かを判定し、空きがあればS42
においてFIFOメモリ内のデータを受信バッファに転
送する。もし受信バッファが満杯の場合には、S43に
おいて、タイマを起動して一定時間後にFIFOタイム
アウト割り込みがかかるように設定し、割り込み処理を
終了する。一定時間経過後、再びFIFOタイムアウト
割り込みが発生し、図5に示す処理が実行される。これ
によって、受信バッファが満杯の状態の間は一定時間ご
とに受信バッファの状態を監視し、受信バッファに空き
が発生していたらFIFOメモリ内のデータを受信バッ
ファへ転送することができる。そのため、FIFOメモ
リからデータを読み出すことができなくなるということ
はない。
【0008】しかし、このようなソフトウェアによって
タイマを起動する方法の場合、タイマを起動する処理に
よりソフトウェアの負荷が増大し、割り込み処理の時間
が長くなって他の処理を圧迫し、プリンタ装置の印刷時
間の増大を招くという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、FIFOメモリ内のデータ
を確実にプリント処理できるとともに、ソフトウェアの
負荷を軽減し、高速なプリント処理が可能なプリンタ装
置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホスト装置か
らのデータをFIFOメモリを介してプリント処理部で
受け取り、プリントを行なうプリント装置において、タ
イマは、ホスト装置からFIFOメモリへの書き込み時
に起動され、所定時間経過後にプリント処理部に対して
タイムアウト信号を発するので、FIFOメモリ内にデ
ータが存在する状態で所定時間以上ホスト装置からFI
FOメモリに対してデータの書き込みがない場合にタイ
ムアウト信号が出力されてプリント処理部が起動され
る。そのため、FIFOメモリ内に所定数未満のデータ
が残っている場合でも、FIFOメモリ内のデータを取
りこぼすことなく、確実にプリント処理部で処理するこ
とができる。また、本発明では、タイマは自己が発する
タイムアウト信号で再起動するので、FIFOメモリが
満杯であり、タイムアウト信号発生時までにFIFOメ
モリ内のデータをプリント処理部が読み出せない状態で
あっても、タイムアウト信号発生後に自動的にタイマが
起動される。そのため、ホスト装置からFIFOメモリ
に対してデータの書き込みがなくても、繰り返しタイム
アウト信号が発せられる。従って、例えばタイムアウト
信号によって割り込み処理を行なう場合、割り込み処理
のためのソフトウェアはタイムアウト信号による割り込
みのたびにFIFOメモリの読み出しが可能か否かの判
断を行ない、可能な場合だけFIFOメモリから受信バ
ッファへデータ転送を行なえばよく、従来に比べてソフ
トウェアの負荷が軽減される。そのため、多くをソフト
ウェアで行なっているプリント処理を高速化し、高速な
プリンタ装置を実現することができる。
【0011】さらに、タイマが起動されてからタイムア
ウト信号を発するまでの所定時間を可変とすることによ
り、例えばFIFOメモリからのデータ取りこぼしを防
ぐためのタイムアウト信号は短時間で発生し、その後の
FIFOメモリの読み出しが可能か否かを確認するため
のタイムアウト信号は、ある程度の時間が経ってから発
生させるというように、タイムアウト信号を発生させる
時間間隔を最適化することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図2は、本発明のプリンタ装置の
実施の一形態を示すブロック構成図である。図中、1は
ホスト装置、2はプリンタ装置、3はプリント処理部、
4はホストインタフェース、11はCPU、12はプロ
グラムROM、13はフォントROM、14はRAM、
15は操作パネル、16はパネルインタフェース、17
はプリンタエンジン、18はエンジンインタフェース、
19はバス、20は受信バッファである。プリンタ装置
2には、ホスト装置1が直接あるいは間接的に接続され
ている。ホスト装置1とプリンタ装置2の間を直接接続
するためのインタフェースとしては、パーソナルコンピ
ュータ、ワークステーション、ワードプロセッサなどと
直接1対1に接続するもの、例えば、SCSI、IEE
E1284、IEEE1394、USBなどがある。ま
た、間接的に接続するためのインタフェースとしては、
例えばEthernetなどのネットワークを介して接
続するものがある。
【0013】プリンタ装置2は、ホストインタフェース
3及びプリント処理部4を有している。ホストインタフ
ェース3は、ホスト装置1とデータや制御コマンドなど
のやり取りを行なうとともに、ホスト装置1から送られ
てきたデータをプリント処理部4へ受け渡す。
【0014】プリント処理部4は、CPU11、プログ
ラムROM12、フォントROM13、RAM14、パ
ネルインタフェース16、エンジンインタフェース18
を有し、これらの構成ブロックをアドレス線、データ
線、制御線からなるバス19で接続している。また、パ
ネルインタフェース16には操作パネル15が、エンジ
ンインタフェース18にはプリンタエンジン17がそれ
ぞれ接続されている。
【0015】CPU11は、プログラムROM12内の
プログラムに従って動作し、プリンタ装置2内の動作を
制御する。特に、CPU11はホストインタフェース3
が受信したデータをRAM14へ転送するとともに、デ
ータを解析し、フォントROM13を用いるなどしてプ
リントイメージを生成し、エンジンインタフェース18
を介してプリンタエンジン17に生成したイメージをプ
リントさせる。プログラムROM12は、CPU11の
動作を規定したプログラムが格納されている。フォント
ROM13には、文字コードに対応した文字イメージを
プリントするための文字イメージそのものあるいは文字
の外郭をベクトル化したアウトラインデータ等が格納さ
れている。RAM14は、CPU11の作業用に主に用
いられる。特にホスト装置1から送られてきたデータを
格納する受信バッファ20の領域が、このRAM14内
に確保されている。また、プリントされるまでの各段階
のイメージデータなども格納される。
【0016】操作パネル15は、ユーザからの指示を受
け付けるとともに、ユーザに対するメッセージや状態の
表示などを行なう。パネルインタフェース16は、操作
パネル15をバス19に接続する。プリンタエンジン1
7は、実際にプリントを行なう。エンジンインタフェー
ス18は、プリンタエンジン17をバス19に接続す
る。
【0017】図3は、ホストインタフェース3の一例を
示すブロック構成図である。図中、21はFIFOメモ
リ、22はハンドシェイクコントローラ、23は割り込
みコントローラである。FIFOメモリ21は、ホスト
装置1から送られてくるデータを一時保持するためのメ
モリである。ハンドシェイクコントローラ22は、ホス
ト装置1に対応したインタフェース規格を満足し、ホス
ト装置1とハンドシェイクを行ない、ホスト装置1から
のデータをFIFOメモリ21内に書き込む。
【0018】割り込みコントローラ23は、FIFOメ
モリ21内のデータ数を監視し、データ数が設定値にな
ると、FIFOメモリ21からのデータ転送を要求する
割り込み信号をCPU11に対して発する。また、FI
FOメモリ21に対するホスト装置1からのデータの書
き込み、および、FIFOメモリ21からのデータ読み
出しが一定時間以上ない場合には、FIFOタイムアウ
ト割り込み信号を発生する。これらの割り込み信号によ
り、CPU11に対してFIFOメモリ21内のデータ
をRAM14内に確保された受信バッファ20に転送す
るように促す。
【0019】図1は、割り込みコントローラ23の一例
を示すブロック構成図である。図中、31はFIFOデ
ータカウンタ、32はコンパレータ、33はタイマ回
路、34はOR回路である。FIFOデータカウンタ3
1は、ホスト装置1からのストローブ信号ごとにカウン
トアップし、CPU11からのリード信号ごとにカウン
トダウンし、FIFOメモリ21内のデータ数を計数す
る。コンパレータ32は、CPU11からのデータ及び
ライト信号によって設定値を記憶し、記憶している設定
値とFIFOデータカウンタ31の値が等しくなった時
にCPU11に対して割り込み信号を発生し、FIFO
メモリ21からのデータの読み出しを促す。
【0020】タイマ回路33は、CPU11からのデー
タ及びライト信号によって設定値を記憶し、OR回路3
4を介して、ホスト装置1からのストローブ信号、CP
U11からのリード信号、もしくは自身が出力するFI
FOタイムアウト割り込み信号のいずれかにより時間計
測を開始する。そして、計測値が設定値に到達すると、
FIFOタイムアウト割り込み信号を発生する。発生し
たFIFOタイムアウト割り込み信号は、OR回路34
に入力され、タイマ回路33の時間計測を再び開始させ
る。これによって、FIFOタイムアウト割り込み信号
は、CPU11によって設定されている設定時間ごと
に、繰り返し発生する。
【0021】次に本発明のプリンタ装置の実施の一形態
における動作の一例を説明する。割り込みコントローラ
23内のコンパレータ32及びタイマ回路33には、C
PU11によって設定値が書き込まれている。
【0022】ホスト装置1からプリンタ装置2にデータ
を転送する場合、ホスト装置1はデータ線上にデータを
セットし、ストローブ信号を発する。ハンドシェイクコ
ントローラ22は、ホスト装置1からのストローブ信号
に応じてデータ線上のデータをFIFOメモリ21に取
り込み、ホスト装置1に対して必要なハンドシェイクを
返す。このときのストローブ信号は割り込みコントロー
ラ23およびOR回路34にも入力される。
【0023】割り込みコントローラ23内のFIFOデ
ータカウンタ31は、ストローブ信号の入力によってカ
ウントアップする。FIFOデータカウンタ31のカウ
ント値はコンパレータ32において設定値と比較され
る。カウント値すなわちFIFOメモリ21内のデータ
数が設定値と等しくなった時、コンパレータ32はCP
U11に対して割り込み信号を発し、FIFOメモリ2
1から受信バッファ20へのデータの転送を要求する。
【0024】ホスト装置1からFIFOメモリ21にデ
ータを転送したときにストローブ信号がOR回路34に
入力され、これによってタイマ回路33が起動される。
FIFOメモリ21内のデータ数が設定値に達する前
に、印字データの後端に達してホスト装置1からデータ
が送られなくなった場合、コンパレータ32からの割り
込み信号は発生しないが、FIFOメモリ21へのデー
タ書き込み後、設定時間経過後にタイマ回路33からF
IFOタイムアウト割り込みをCPU11に対して発す
る。これによってホスト装置1から送られてきたデータ
がFIFOメモリ21内に取り残されることなく、デー
タの後端まで受信バッファ20に転送することができ
る。
【0025】図4は、本発明のプリンタ装置の実施の一
形態におけるFIFOタイムアウト発生時の割り込み処
理の一例を示すフローチャートである。CPU11は、
割り込みコントローラ23からFIFOタイムアウト割
り込みを受けると、まずS41において受信バッファ2
0が満杯か否かを判定し、空きがあればS42において
FIFOメモリ21からデータを読み出して受信バッフ
ァ20へ転送する。この転送は、FIFOメモリ21内
のデータがなくなるか、あるいは受信バッファ20が満
杯になるまで行なわれる。FIFOメモリ21からデー
タを読み出す際には、FIFOメモリ21に対してリー
ド信号を送る。このリード信号は割り込みコントローラ
23のFIFOデータカウンタ31にも入力され、FI
FOデータカウンタ31のダウンカウントに用いられ
る。それとともに、リード信号はOR回路34にも入力
され、タイマ回路33を起動する。これによって、受信
バッファ20が満杯で転送を打ち切る場合、設定時間後
に再びFIFOタイムアウト割り込みを発生させること
ができる。
【0026】FIFOタイムアウト割り込みが発生した
が、S41において受信バッファ20が満杯と判定さ
れ、FIFOメモリ21からの転送を行なうことができ
ない場合、CPU11はFIFOメモリ21からデータ
を読み出さずにそのまま割り込みを解除して処理を終了
する。しかし、FIFOタイムアウト割り込み信号がO
R回路34を介してタイマ回路33に入力されており、
FIFOタイムアウト割り込みと同時にタイマ回路33
はリセットされて新たに時間計測を開始する。そして、
さらに一定時間以上FIFOメモリ21に対するホスト
装置1からのデータの書き込み、及び、CPU11から
のFIFOメモリ21内のデータの読み出しがなく、タ
イマ回路33の時間計測値が設定値に達すると、再びF
IFOタイムアウト割り込みを発生する。再びCPU1
1は、図4に示したフローチャートに従って受信バッフ
ァ20の状態を確認し、受信バッファ20に空きがある
時は、FIFOメモリ21からデータを読み出して受信
バッファ20に転送し、受信バッファ20が満杯である
時、CPU11はFIFOメモリ21からデータを読み
出さずに、割り込みを解除して処理を終了する。以下、
受信バッファ20に空きができるまで、このような動作
を繰り返すことになる。なお、コンパレータ32におい
てFIFOメモリ21内のデータ数が所定値となって割
り込みが発生した場合も、CPU11は図4に示した処
理と同様の処理を行なうことができる。
【0027】受信バッファ20が満杯の状態でも、ホス
ト装置1からのデータの転送が続いている間は、ホスト
装置1からのストローブ信号がOR回路34を介してタ
イマ回路33に入力され、タイマ回路33のリセット及
び時間計測を開始させるので、FIFOタイムアウト割
り込みは発生しない。FIFOメモリ21内のデータ数
が所定値となった時点でコンパレータ32から割り込み
信号が出力され、CPU11に割り込みがかかるが、こ
の場合も図4と同様の処理によって、受信バッファ20
の状態を確認し、受信バッファ20に空きがある時はF
IFOメモリ21からデータを読み出して受信バッファ
20に転送し、受信バッファ20が満杯である時は処理
を終了する。受信バッファ20が満杯の状態でさらにホ
スト装置1からのデータ転送が続き、FIFOメモリ2
1も満杯となると、ハンドシェイクコントローラ22は
ホスト装置1に対してデータの転送を停止させる。デー
タ転送が停止する直前にFIFOメモリ21にデータを
書き込んだ際のストローブ信号でタイマ33が起動して
おり、データ転送停止後、設定時間後にFIFOタイム
アウト割り込みが発生する。これによって上述の図4に
示した処理が実行される。この時点でまだ受信バッファ
20が満杯の状態の場合には、FIFOタイムアウト割
り込みによってタイマ回路33が起動され、受信バッフ
ァ20に空きができるまで設定時間ごとにFIFOタイ
ムアウト割り込みが発生することになる。
【0028】このような動作によって、受信バッファ2
0が満杯になり、その状態のままFIFOメモリ21内
のデータ数が所定値になっても転送できず、さらにFI
FOメモリ21が満杯となって所定時間経過後にFIF
Oタイムアウト割り込みが発生しても転送できない場合
であっても、本発明ではFIFOタイムアウト割り込み
信号によって再びタイマ回路33を起動するので、繰り
返しCPU11に対してFIFOタイムアウト割り込み
がかかり、受信バッファ20に空きができた時点で転送
を開始することができる。また、このときのCPU11
の動作は、図4に示すように、従来の図5に示す処理に
比べてソフトウェアによってタイマを起動する処理が不
要である。そのため、ソフトウェアの負荷を軽減するこ
とができる。CPU11は、負荷が軽減された分だけ、
データの解析やイメージ化およびイメージ処理等を行な
うことができ、受信バッファ20が満杯になっている時
間を短縮することができる。これによってホスト装置1
との間での転送を停止する時間を短縮して、全体の転送
速度を向上させることができる。あるいは、ソフトウェ
アの負荷が軽減された分だけ、より複雑な画像処理等を
行なうことも可能となる。
【0029】上述の例では、タイマ回路33にはCPU
11から予め設定値を書き込んでおいたが、これに限ら
ず、任意のタイミングで設定値を書き換えることもでき
る。例えば、ホスト装置1からFIFOメモリ21に書
き込むデータがなくなったとき、あるいは、CPU11
によるFIFOメモリ21からのデータの読み出しがな
くなったときに、最初のFIFOタイムアウト割り込み
までの設定時間は短く、FIFOタイムアウト割り込み
後に次のFIFOタイムアウト割り込みまでの設定時間
は長くなるように設定することもできる。このようなタ
イマ回路33の設定は、例えば図4のS41で受信バッ
ファ20が満杯の場合にタイマ回路33へ設定値をデー
タとして与えるとともにライト信号を与えることによっ
て行なうことができる。このように、タイマ回路33に
設定する設定値を制御し、最適化することによって、例
えば受信バッファ20が満杯で、CPU11によるデー
タ処理が追いつかない状況では、なるべくFIFOタイ
ムアウト割り込みを少なくしてCPU11の処理を優先
して全体の処理効率を向上させ、ひいては全体のデータ
転送速度を向上させることができる。また、データの終
端などでデータの取りこぼしを防ぐ場合には、なるべく
早くFIFOタイムアウト割り込みをかけることによっ
て、転送終了までに要する時間を短縮することができ、
全体としてデータ転送速度を向上させることができる。
【0030】上述の例ではCPU11がFIFOメモリ
21から受信バッファ20へのデータ転送を行なう例を
示したが、例えばDMAによってデータ転送を行なう場
合も同様である。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、FIFOメモリに所定数のデータが蓄積され
た場合及びFIFOメモリに少なくともデータの書き込
みがなされなくなって所定時間経過後にプリント処理部
に割り込みをかけるとともに、FIFOメモリに少なく
ともデータの書き込みがなされなくなって所定時間経過
後のFIFOタイムアウト割り込み信号でタイマを再起
動するので、受信バッファ及びFIFOメモリが満杯の
状態でFIFOメモリへの書き込みがない状態であって
も、所定時間ごとにプリント処理部に割り込みがかか
り、受信バッファが空いたらばデータの転送を開始する
ことができる。
【0032】また、タイマの再起動はFIFOタイムア
ウト割り込み信号を用いて行なうので、ソフトウェアで
タイマを再起動する必要がなく、ソフトウェアの負荷を
軽減することができる。これにより、ホスト装置とプリ
ンタ装置の間の通信に関するソフトウェアの負荷が減少
した分だけ、プリント処理を行なうことができ、プリン
ト速度を向上させることができる。あるいは、ソフトウ
ェアの負荷が軽減された分だけ、画像処理等にソフトウ
ェアの負荷を割り振ることができ、より複雑な画像処理
を行なうことも可能となる。
【0033】さらに、FIFOタイムアウト割り込みが
発生するまでのタイマに設定する時間を可変とすること
により、FIFOタイムアウト割り込みの発生する間隔
を最適化することができ、これにより全体のデータ転送
速度を高速化することが可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプリンタ装置の実施の一形態におけ
る割り込みコントローラ23の一例を示すブロック構成
図である。
【図2】 本発明のプリンタ装置の実施の一形態を示す
ブロック構成図である。
【図3】 本発明のプリンタ装置の実施の一形態におけ
るホストインタフェース3の一例を示すブロック構成図
である。
【図4】 本発明のプリンタ装置の実施の一形態におけ
るFIFOタイムアウト発生時の割り込み処理の一例を
示すフローチャートである。
【図5】 従来のプリンタ装置におけるFIFOタイム
アウト発生時の割り込み処理の一例を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1…ホスト装置、2…プリンタ装置、3…プリント処理
部、4…ホストインタフェース、11…CPU、12…
プログラムROM、13…フォントROM、14…RA
M、15…操作パネル、16…パネルインタフェース、
17…プリンタエンジン、18…エンジンインタフェー
ス、19…バス、20…受信バッファ、21…FIFO
メモリ、22…ハンドシェイクコントローラ、23…割
り込みコントローラ、31…FIFOデータカウンタ、
32…コンパレータ、33…タイマ回路、34…OR回
路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置から送られてくるデータに従
    ってプリントを行なうプリンタ装置において、前記ホス
    ト装置からのデータを受信して保持するFIFOメモリ
    と、前記FIFOメモリからデータを読み出し該データ
    に従ってプリントを行なうプリント処理部と、少なくと
    も前記ホスト装置から前記FIFOメモリへの書き込み
    時に起動され所定時間経過後に前記プリント処理部に対
    してタイムアウト信号を発するタイマを有し、前記タイ
    マは、前記タイムアウト信号によって再起動されること
    を特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 前記タイマにおいて、起動されてから前
    記タイムアウト信号を発するまでの所定時間が可変であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
JP9092161A 1997-04-10 1997-04-10 プリンタ装置 Pending JPH10278390A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9092161A JPH10278390A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 プリンタ装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002014782A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Konica Corp 画像出力装置及びインクジェットプリンタ
JP2016052788A (ja) * 2015-10-23 2016-04-14 株式会社リコー 画像形成装置および画像形成システム

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