JP3006491B2 - トランザクション実行状態管理システム、管理方法、および管理プログラムを記憶する媒体 - Google Patents

トランザクション実行状態管理システム、管理方法、および管理プログラムを記憶する媒体

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JP3006491B2
JP3006491B2 JP8139899A JP13989996A JP3006491B2 JP 3006491 B2 JP3006491 B2 JP 3006491B2 JP 8139899 A JP8139899 A JP 8139899A JP 13989996 A JP13989996 A JP 13989996A JP 3006491 B2 JP3006491 B2 JP 3006491B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、疎結合多重計算機
システム上に構築された分散トランザクションシステム
におけるトランザクション実行状態管理システム、管理
方法、および管理プログラムを記憶する媒体に関する。
【0001】
【従来の技術】従来の技術として、特開平6−6003
1号公報には、トランザクションモニタを用いてトラン
ザクションの実行状態を管理する方式が記載されてい
る。この従来の技術においては、トランザクションモニ
タが、各計算機のアプリケーションプログラム実行部と
交信してトランザクション状態を監視し、トランザクシ
ョン構造管理部が、各々の計算機上のトランザクション
・モニタと交信してトランザクションの状況をまとめて
いる。
【0002】また、特開昭62−255440号公報に
は、動的に起動されたバッチジョブの終了待ち合わせを
行う方式が記載されている。この従来の技術において
は、起動要求されたジョブの情報を起動ジョブ管理情報
記憶部に保持した上で、該ジョブのジョブ制御言語を読
み込んで実行して該ジョブの終了を待ち合わせ、終了後
には起動ジョブ管理情報記憶部から該ジョブの情報を削
除している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−60031
号公報記載の技術においては、各計算機に別々に投入さ
れたトランザクションは各々独立に処理される。この方
式では、障害が発生した後の再送により同一のトランザ
クション処理要求が複数の計算機に投入された場合に、
トランザクションが多重に実行されてしまい、トランザ
クションの順次実行制御ができないという問題点があ
る。
【0004】特開昭62−255440号公報記載の技
術においては、自身が起動した一つの処理要求から発生
した子ジョブを待ち合わせることはできるが、連続して
投入される複数の処理要求のあいだで待ち合わせを行う
ことができないので、やはりトランザクションの順次実
行制御ができないという問題点がある。
【0005】また、特開平6−60031号公報記載の
技術においては、トランザクション実行中に計算機に障
害が発生し、トランザクションモニタからトランザクシ
ョン構造管理部への通知が途絶えるとトランザクション
の実行状態が不明になってしまうという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、疎結合多重計算機システ
ム上に構築された分散トランザクション処理システム
が、端末から投入されたトランザクションメッセージに
対する処理を確実に実行することができるようにするこ
とにある。
【0007】本発明の他の目的は、順次実行する必要が
あるトランザクションが、異なる計算機に投入されて実
行されたとしても、トランザクション間の実行順序を保
証し、システムの信頼性を向上させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のトランザクショ
ン実行状態管理システムは、利用者が端末から入力した
トランザクションメッセージを回線制御装置を介して複
数の計算機の内の任意の計算機が受信し、受信した当該
トランザクションメッセージに対応するトランザクショ
ン処理を開始する場合は、当該複数の計算機で共有され
るログファイルに当該トランザクションメッセージに付
加された通番とともに開始ログを出力し、当該トランザ
クション処理が終了した場合には、当該ログファイルに
当該通番とともに終了ログを出力してトランザクション
処理の実行状態を管理するトランザクション実行状態管
理システムであって、前記複数の計算機のそれぞれは、
通番順に順次実行しなければならないトランザクション
メッセージを受信し、受信した当該トランザクションメ
ッセージに対応するトランザクション処理を開始する際
に、当該トランザクション処理に先立って実行が完了し
ていなければならない通番のトランザクション処理の完
了ログが出力されているか否かを前記ログファイルを参
照して調べ、当該完了ログが出力されている場合は、受
信したトランザクションメッセージに対応するトランザ
クション処理を実行し、当該完了ログが出力されていな
い場合は、当該完了ログが出力されるまで当該トランザ
クション処理を待ち合わせるトランザクション制御手段
を備えたことを特徴とする。
【0009】本発明のトランザクション実行状態管理方
法は、利用者が端末から入力したトランザクションメッ
セージを回線制御装置を介して複数の計算機の内の任意
の計算機が受信し、受信した当該トランザクションメッ
セージに対応するトランザクション処理を開始する場合
は、当該複数の計算機で共有されるログファイルに当該
トランザクションメッセージに付加された通番とともに
開始ログを出力し、当該トランザクション処理が終了し
た場合には、当該ログファイルに当該通番とともに終了
ログを出力してトランザクション処理の実行状態を管理
するトランザクション実行状態管理方法であって、前記
複数の計算機のそれぞれが、通番順に順次実行しなけれ
ばならないトランザクションメッセージを受信し、受信
した当該トランザクションメッセージに対応するトラン
ザクション処理を開始する際に、当該トランザクション
処理に先立って実行が完了していなければならない通番
のトランザクション処理の完了ログが出力されているか
否かを前記ログファイルを参照して調べ、当該完了ログ
が出力されている場合は、受信したトランザクションメ
ッセージに対応するトランザクション処理を実行し、当
該完了ログが出力されていない場合は、当該完了ログが
出力されるまで当該トランザクション処理を待ち合わせ
るトランザクション制御ステップを含むことを特徴とす
る。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面を参照して詳細に説明する。
【0033】図1を参照すると、本発明の実施の形態
は、送受信装置3、トランザクション制御装置4、ログ
制御装置5、メッセージキュー制御装置6、重送検査装
置7、トランザクション実行装置8からなる複数の独立
したホスト2と、ホスト間で共有されるログファイル9
と、ホスト間で共有されるメッセージキューファイル1
0からなる疎結合システム1と、トランザクションメッ
セージを投入し、そのトランザクション結果を得る端末
装置12および投入されたトランザクションメッセージ
をホスト間で振り分け送受信を制御する回線制御装置1
1とから構成されている。
【0034】送受信装置3は、端末装置12から投入さ
れたトランザクションメッセージを受信し、またトラン
ザクションの結果を送信するためのホスト外へのインタ
フェースである。
【0035】トランザクション制御装置4は、端末毎の
状態を図示しないホスト間共有ファイルを用いて疎結合
システム内で一意に管理する。トランザクション制御装
置4は、送受信装置3からトランザクションメッセージ
を受け取り、実行すべきトランザクションを決定し、ト
ランザクション実行装置8にトランザクションの実行を
要求する。また、その結果をトランザクション実行装置
8から受け取り送受信装置3に渡すことにより、結果を
返却する。
【0036】トランザクション実行装置8は、実際に指
定されたプログラム制御によりデータベースの参照、更
新などのトランザクション処理を行う。
【0037】ログファイル9は、ホスト間で共有され、
端末毎に割り当てられたレコードを持ち、ログ制御装置
5を介してトランザクションの有効性をしめすログ情報
を格納する。このログファイル9は、トランザクション
制御装置4がトランザクション実行状態管理のために使
用するファイルと共用してもよい。
【0038】メッセージキューファイル10は、ホスト
間で共有され、メッセージキュー制御装置6を介在して
受信したトランザクションメッセージを格納する。格納
されたメッセージはいずれかのホストでトランザクショ
ンが実行されるまで保存され、トランザクション実行完
了後に消去される。トランザクションメッセージの格納
は、図示しないジャーナル情報により、任意のトランザ
クションメッセージに対して格納されたか否かという原
子性を有する。このようにトランザクションメッセージ
を保持しておくことにより、障害発生後のトランザクシ
ョンの確実な再実行を保証することができる。また、受
信されるメッセージに付加される通番などにより、指定
されたメッセージが既にメッセージキューファイルに格
納済であるか否かを重送検査装置7を介することにより
判断することができる。
【0039】端末装置12は、端末操作員がトランザク
ションメッセージを投入し、トランザクション処理結果
を受け取るものである。
【0040】回線制御装置11は、端末装置12から受
け取ったトランザクションメッセージをシステムの負荷
状況などに応じて、該トランザクションメッセージを各
ホストに分散して投入したり、特定のホストに投入した
トランザクションメッセージに対する応答がない等の回
線障害やホスト障害を認識した場合には、同一ホストあ
るいは他ホストへのトランザクションメッセージの再送
を行う。また、ホスト障害に起因する代替処理でトラン
ザクションメッセージを投入したホストとは別のホスト
からトランザクション処理結果が返却された場合にも、
送信したメッセージにあらかじめ付加しておいた通番な
どの重送検査情報に基づいて、トランザクションメッセ
ージを投入した端末装置12へ結果を返却する。
【0041】次に、本発明の実施の形態の動作につい
て、図1〜図3を参照して説明する。
【0042】端末装置12は、端末操作員が投入したト
ランザクションメッセージを、回線制御装置11へ渡
す。
【0043】回線制御装置11は、重送検査用の情報を
トランザクションメッセージに付加し、システムの負荷
状態に応じて、または単純なラウンドロビン方式に基づ
いて一つのホストを選択し、トランザクションメッセー
ジを送信する。
【0044】送受信装置3は、回線制御装置11から送
信されたトランザクションメッセージを受信し、トラン
ザクション制御装置4へ渡す(ステップ201)。
【0045】トランザクション制御装置4は、受信した
トランザクションメッセージをメッセージキューファイ
ル10に書き込む前にログ制御装置5を使用してログフ
ァイル9にメッセージ書き込み開始ログを記録する(ス
テップ202)。この際、トランザクションメッセージ
に付加されてきた重送検査用の情報も共に記録してお
く。この後、トランザクション制御装置4は、受信した
トランザクションメッセージをメッセージキュー制御装
置6によりメッセージキューファイル10に格納する
(ステップ203)。重送検査用の情報はトランザクシ
ョンメッセージそのものと同時に記録される。また、こ
のトランザクションメッセージの格納処理はジャーナル
等の情報を用いて、たとえ格納処理中に障害が発生した
としても、トランザクションメッセージの格納が完了し
たか、あるいはされる前の状態かということを認識する
ことができる。トランザクションメッセージの格納処理
が完了した後、トランザクション制御装置4は、ログ制
御装置5を使用してログファイル9にメッセージ書き込
み完了ログを記録する(ステップ204)。トランザク
ション制御装置4によるトランザクションの実行要求
は、速やかにトランザクション実行装置8に対して行わ
れるか、あるいはシステムの負荷が高い場合等には適当
な時期に、メッセージキューファイル10からトランザ
クションメッセージを読み出して行われる。
【0046】トランザクション実行装置8は、要求され
たトランザクション処理を行う(ステップ205)。ト
ランザクション処理実行装置8は、その応答メッセージ
をトランザクション制御装置4へとわたす。
【0047】トランザクション制御装置4は、ログ制御
装置5を使用してトランザクション完了ログを記録する
(ステップ206)。また、トランザクションの完了と
ともにメッセージキューファイル10に格納されていた
トランザクションメッセージを削除する。
【0048】また、トランザクション制御装置4は、応
答メッセージを送受信装置3へ渡す。該応答メッセージ
は、さらに回線制御装置11を経由して端末装置12へ
返却される。端末操作員は、端末装置12に返却された
情報によりトランザクション処理結果を得ることが可能
である。
【0049】上述の3種類のログのうち、トランザクシ
ョン完了ログはトランザクションの実行が行われていな
いことを表す。このため、ログファイル9中の初期値は
トランザクション完了ログとする。
【0050】回線障害等が発生したために、端末装置1
2から回線制御装置11を介してトランザクションメッ
セージが再送される場合は、予め付加された重送検査用
の情報とともに再送である旨の情報が付加されてホスト
2へ送信される。トランザクション制御装置4は、送受
信制御装置3を介して受け取ったトランザクションメッ
セージが再送である旨を認識し、重送検査装置7により
重送であるか否か、すなわち既にメッセージキューファ
イル10に同一のメッセージが格納されているか否かを
判断する。重送であればすでにトランザクションメッセ
ージは受付られているので、該トランザクションメッセ
ージをメッセージキューファイル10に格納しない。こ
の際、重送であった旨を回線制御装置11に返却するこ
ともできる。また、重送でなければ、このトランザクシ
ョンメッセージは初めて受信したものであり、ログの取
得、メッセージキューファイル10への格納など上述し
た通常の処理を行う。
【0051】上述の処理で記録されたログは次のように
使用される。
【0052】複数のトランザクションが連携して一つの
処理を行う場合、それら複数のトランザクションを順次
に実行しなければならないことがある。たとえば、直前
のトランザクションの処理結果において、次に起動すべ
きトランザクションが決定される場合である。この場
合、受信したトランザクションメッセージの有効性を判
断する必要がある。すなわち、トランザクションメッセ
ージを受信することのみでトランザクションを起動する
のではなく、直前のトランザクションが完了しているこ
とを確認しなければならない。直前のトランザクション
の完了前であれば、受信したトランザクションメッセー
ジは無効であり、トランザクションの実行を拒否する、
あるいは起動保留状態とし、直前のトランザクション完
了時にあらためてトランザクションの起動を行うなどの
処理が必要となる。この判断のためにはトランザクショ
ンの実行区間を認識することが不可欠となる。
【0053】ここで上記のログと重送検査を組み合わせ
ることにより、トランザクションの実行中区間を把握す
ることができる。すなわちログ状態に応じたトランザク
ションの状態は以下のように判断することができる。
【0054】トランザクション制御装置4は、トランザ
クションメッセージを受信した(ステップ301)場
合、それが順次実行しなければならないトランザクショ
ンであれば、ログ制御装置5によりログを調べる。該ロ
グがトランザクション完了ログであればトランザクショ
ンは実行されていない(ステップ302および303)
状態であり、メッセージ書き込み開始ログであれば重送
検査を併用する。すなわち、メッセージ書き込み開始ロ
グに付加されている重送検査情報を用いて重送検査装置
7により重送検査を行う。その結果、メッセージが重送
であると分かればメッセージは保証されており、メッセ
ージ書き込み完了ログ書き込み前、すなわちトランザク
ション実行中と判断できる(ステップ304、305お
よび303)。メッセージが重送でなければ、メッセー
ジは受け付けられていないので、トランザクションは実
行していないと判断できる(ステップ304、305お
よび306)。該ログがメッセージ書き込み完了ログで
あればトランザクションが受け付けられており、実行中
であるかあるいはメッセージキューファイル10に格納
済であるので、トランザクション実行中であると判断す
ることができる(ステップ304および306)。
【実施例】次に、本発明の一実施例について、図1〜図
3を参照して詳細に説明する。
【0055】図1を参照すると、本発明の一実施例は送
受信装置3、トランザクション制御装置4、ログ制御装
置5、メッセージキュー制御装置6、重送検査装置7、
トランザクション実行装置8からなる複数の独立したホ
スト2と、ホスト間で共有されるログファイル9と、ホ
スト間で共有されるメッセージキューファイル10から
なる疎結合システム1と、利用者がトランザクションメ
ッセージを投入する端末装置12および投入されたメッ
セージをホスト間で振り分け送受信を制御する回線制御
装置11とから構成される。
【0056】次に、本発明の一実施例の動作について、
図1を参照して詳細に説明する。
【0057】トランザクションの実行完了時のメッセー
ジにより次に起動すべきトランザクションを指定する場
合がある(これを会話トランザクションという)。この
ような一連のトランザクションにより完結する処理の場
合、処理の途中で端末が障害となった、あるいは端末の
電源が切断されたというような場合、処理を中断し完結
させるためのトランザクションを起動する必要がある
(これを中断トランザクションという)。中断トランザ
クションは、前トランザクション完了時に指定されたト
ランザクションに中断である旨の情報を付加して起動さ
れたものである。このような場合、中断トランザクショ
ンを起動可能であるのはトランザクション完了時のみで
ある。すなわち、トランザクション実行中であるならば
起動すべきトランザクションが特定できず、その完了を
待ち合わせる必要がある。
【0058】会話トランザクションメッセージが端末装
置12から投入され、回線制御装置11、送受信制御装
置3を経由してトランザクション制御装置4に渡される
と、該トランザクション制御装置4は、端末装置12を
会話トランザクション実行状態とする。トランザクショ
ン制御装置4は、ログ制御装置5によりログファイル9
にメッセージ書き込み開始ログを記録し、メッセージキ
ュー制御装置6により受信したメッセージをメッセージ
キューファイル10へと格納する。
【0059】トランザクション制御装置4は、再びログ
制御装置5によりログファイル9をメッセージ書き込み
完了ログに更新した後、トランザクション実行装置8に
トランザクション実行を要求する。トランザクション実
行装置8で実行されたトランザクションは応答メッセー
ジに加え次のメッセージ投入により起動すべきトランザ
クションを指定する。
【0060】トランザクション制御装置4は、次に起動
すべきトランザクションを記憶するとともに、ログ制御
ファイル5を介してログファイル9をトランザクション
完了ログに更新する。また、このトランザクション完了
時にはメッセージキューファイル10に格納されたトラ
ンザクションメッセージは削除される。
【0061】この会話トランザクション実行中に端末装
置12において切断がおこなわれたとする。このとき切
断メッセージが端末装置12から、あるいは端末障害を
認識した回線制御装置11から端末切断を意味するトラ
ンザクションメッセージが投入されたとする。
【0062】トランザクション制御装置4では、該端末
装置12が会話トランザクション実行中であり、次のト
ランザクションは前のトランザクションの完了の後に起
動しなければならないため、トランザクションの実行状
態を確認する必要がある。そこで、該端末装置12に関
するログを確認する。ログ制御装置5を介してログファ
イル9を確認し、それがトランザクション完了ログであ
れば、前のトランザクション完了時に指定されたトラン
ザクションを中断トランザクションとして起動する。ト
ランザクション書き込み完了ログであれば、トランザク
ションはまさに実行中であるか、あるいはメッセージキ
ューファイルに格納済である。したがって、確実にトラ
ンザクションは実行されトランザクション完了の通知を
うけ、次のトランザクションが確定するまで中断トラン
ザクションの起動を保留する必要がある。トランザクシ
ョン書き込み開始ログであれば、重送検査を行う。すな
わちログ情報に付加された重送検査情報(トランザクシ
ョンを一意に識別するための情報、たとえば通番)を用
い、重送検査装置7を用いてメッセージキューファイル
10の重送検査を行う。つまり、重送でなければ直前の
メッセージは受け付けられておらず、したがってトラン
ザクションは実行中ではない。すなわち、即時に中断ト
ランザクションを起動することが可能である。もし重送
であれば、トランザクションはトランザクション書き込
み完了ログを記録する前であるが、メッセージは受付済
であり確実に実行されるため、メッセージ書き込み完了
ログの場合と同様に中断トランザクション起動を保留
し、トランザクションの完了を待ち合わせなければなら
ない。
【0063】上記は、端末切断による中断トランザクシ
ョン起動の場合であるが、これは通常の会話トランザク
ションの次メッセージ入力に関しても同様の処理が必要
である。すなわち、投入されたトランザクションメッセ
ージにより会話を継続するためには直前のトランザクシ
ョン処理結果において指定されたトランザクションに対
して受信したメッセージを渡さなければならない。これ
は、トランザクション実行中に受信したトランザクショ
ンでは、起動すべきトランザクションが特定できず、そ
のためトランザクション処理自体が不可能であることを
意味する。会話を継続できるか否かは、投入されたトラ
ンザクションの有効性を判断し、有効であれば次トラン
ザクションを起動し、無効であれば例えば拒否するとい
う処理が必要となる。
【0064】以上により、本発明の一実施例であるトラ
ンザクション実行状態管理システムの処理が終了する。
【0065】本発明の一実施例であるトランザクション
実行状態管理システムは、先行トランザクションメッセ
ージが投入されたホストとは別のホストにトランザクシ
ョン投入された場合にもそのトランザクションの有効性
を確実に判断することができる効果を有している。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトランザ
クション実行状態管理システム、管理方法、および管理
プログラムを記憶する媒体は、疎結合多重計算機システ
ム上に構築された分散トランザクション処理システム
が、端末から投入されたトランザクションメッセージに
対する処理を確実に実行することができる効果を有して
いる。
【0067】また、順次実行する必要があるトランザク
ションが、異なる計算機に投入されて実行されたとして
も、トランザクション間の実行順序を保証し、システム
の信頼性を向上させることができる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のトランザクション実行状態管
理システムの実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明のトランザクション実行状態管
理システムにおけるログファイル、メッセージキューフ
ァイルへのアクセス手順を示す流れ図である。
【図3】図3は、本発明のトランザクション実行状態管
理システムにおけるトランザクションの有効性を判断す
る手順を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 疎結合システム 2 ホスト 3 送受信装置 4 トランザクション制御装置 5 ログ制御装置 6 メッセージキュー制御装置 7 重送検査装置 8 トランザクション実行装置 9 ログファイル 10 メッセージキューファイル 11 回線制御装置 12 端末装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−65745(JP,A) 特開 平8−36547(JP,A) 特開 平7−36831(JP,A) 特開 平1−200457(JP,A) 特開 平6−60040(JP,A) 特開 平7−210436(JP,A) 特開 昭63−155352(JP,A) 特開 平6−110736(JP,A) 特開 昭63−307540(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/00 518 G06F 12/00 531 G06F 15/00 310 G06F 15/16 620

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者が端末から入力したトランザクシ
    ョンメッセージを回線制御装置を介して複数の計算機の
    内の任意の計算機が受信し、受信した当該トランザクシ
    ョンメッセージに対応するトランザクション処理を開始
    する場合は、当該複数の計算機で共有されるログファイ
    ルに当該トランザクションメッセージに付加された通番
    とともに開始ログを出力し、当該トランザクション処理
    が終了した場合には、当該ログファイルに当該通番とと
    もに終了ログを出力してトランザクション処理の実行状
    態を管理するトランザクション実行状態管理システムで
    あって、 前記複数の計算機のそれぞれは、 通番順に順次実行しなければならないトランザクション
    メッセージを受信し、受信した当該トランザクションメ
    ッセージに対応するトランザクション処理を開始する際
    に、当該トランザクション処理に先立って実行が完了し
    ていなければならない通番のトランザクション処理の完
    了ログが出力されているか否かを前記ログファイルを参
    照して調べ、当該完了ログが出力されている場合は、受
    信したトランザクションメッセージに対応するトランザ
    クション処理を実行し、当該完了ログが出力されていな
    い場合は、当該完了ログが出力されるまで当該トランザ
    クション処理を待ち合わせるトランザクション制御手段
    を備えたことを特徴とするトランザクション実行状態管
    理システム。
  2. 【請求項2】 利用者が端末から入力したトランザクシ
    ョンメッセージを回線制御装置を介して複数の計算機の
    内の任意の計算機が受信し、受信した当該トランザクシ
    ョンメッセージに対応するトランザクション処理を開始
    する場合は、当該複数の計算機で共有されるログファイ
    ルに当該トランザクションメッセージに付加された通番
    とともに開始ログを出力し、当該トランザクション処理
    が終了した場合には、当該ログファイルに当該通番とと
    もに終了ログを出力してトランザクション処理の実行状
    態を管理するトランザクション実行状態管理方法であっ
    て、 前記複数の計算機のそれぞれが、通番順に順次実行しな
    ければならないトランザクションメッセージを受信し、
    受信した当該トランザクションメッセージに対応するト
    ランザクション処理を開始する際に、当該トランザクシ
    ョン処理に先立って実行が完了していなければならない
    通番のトランザクション処理の完了ログが出力されてい
    るか否かを前記ログファイルを参照して調べ、当該完了
    ログが出力されている場合は、受信したトランザクショ
    ンメッセージに対応するトランザクション処理を実行
    し、当該完了ログが出力されていない場合は、当該完了
    ログが出力されるまで当該トランザクション処理を待ち
    合わせるトランザクション制御ステップを含むことを特
    徴とするトランザクション実行状態管理方法。
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