JPH09230773A - 画像形成装置の排気装置 - Google Patents

画像形成装置の排気装置

Info

Publication number
JPH09230773A
JPH09230773A JP8034719A JP3471996A JPH09230773A JP H09230773 A JPH09230773 A JP H09230773A JP 8034719 A JP8034719 A JP 8034719A JP 3471996 A JP3471996 A JP 3471996A JP H09230773 A JPH09230773 A JP H09230773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
image forming
forming apparatus
exhaust duct
duct
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8034719A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Nakayama
豊 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP8034719A priority Critical patent/JPH09230773A/ja
Publication of JPH09230773A publication Critical patent/JPH09230773A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置の大型化を防止しつつ、複数の
排気系統がある場合でも、それぞれの排気系統で十分な
排気性能を発揮することができるとともに、画像形成装
置の待機時における排気手段の騒音を低減可能とした画
像形成装置の排気装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 排気手段によって画像形成装置本体内の
空気を外部に排気することにより、画像形成装置内の空
気の排気を行う画像形成装置の排気装置において、排気
能力の異なる排気手段を各々備え、これらの排気手段の
排気能力に応じた排気量を有するとともに、一部が互い
に連通した複数の排気ダクトと、前記複数の排気ダクト
の連通部を開閉状態に切り替える切り替え手段と、画像
形成装置の待機時には、排気能力の低い排気手段を駆動
するとともに、切り替え手段によって連通部を開放して
複数の排気ダクトを連通させ、排気量の大きな排気ダク
トを介して外部に排気するように構成して課題を解決し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真複写機やプ
リンタ等の画像形成装置に使用される排気装置に関し、
詳しくは画像形成装置の待機時における排気ファンの騒
音を低下可能とした画像形成装置の排気装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記電子写真複写機やプリンタ等
の画像形成装置においては、感光体ドラムの表面を一次
帯電器によって一様に帯電した後、この感光体ドラムの
表面に画像露光を施すことによって静電潜像を形成し、
この静電潜像を現像器によって現像することによってト
ナー像を形成する。そして、上記画像形成装置では、感
光体ドラム上に形成されたトナー像を、所定のタイミン
グで当該感光体ドラムの表面に供給される転写用紙上に
転写帯電器の帯電によって転写した後、当該トナー像が
転写された転写用紙を分離帯電器の帯電によって感光体
ドラムから分離する。そして、上記トナー像が転写され
た転写用紙を定着器へと搬送し、熱及び圧力によって転
写用紙上にトナー像を定着し、画像の形成を行うもので
ある。
【0003】また、上記の如く構成される画像形成装置
では、定着器等の発熱によって装置本体の内部に温度が
上昇するのを防止したり、現像器からの飛散トナーや紙
粉等のように装置本体の内部を浮遊する浮遊物を除去し
たりするため、画像形成装置本体の側面に吸気用の開口
部及び排気用の開口部を設けるとともに、装置本体内部
の空気を換気用の開口部から外部に排気する排気ファン
が設けられている。
【0004】ところで、近年、オフィス環境等の更なる
向上が強く要請されてきており、オフィス内等で使用さ
れる電子写真複写機やプリンタ等の画像形成装置におい
ても、装置の動作中は勿論のこと、装置の待機中であっ
ても、装置が発生する騒音をなるべく低減する静粛性が
求められている。上記電子写真複写機やプリンタ等の画
像形成装置が発生する騒音の原因としては、大きく分け
て、排気ファンそのものの動作音、及び排気ファンによ
って引き起こされる吸気及び排気を行う流体である空気
の流れによるものと、画像形成装置そのものが複写動作
等を行うための部品の動作に伴う機械的なものとがあ
る。
【0005】しかし、上記従来の画像形成装置の排気装
置の場合には、装置本体の側面に吸気用の開口部を設
け、この吸気用の開口部より外部の空気を装置本体の内
部に吸気するとともに、装置本体の内部の吸気を排気フ
ァンによって外部に排出することによって、装置本体内
の冷却及び換気を行うように構成されている。そのた
め、上記画像形成装置の排気装置においては、装置本体
の側面に吸気用の開口部及び排気用の開口部が存在する
ため、画像形成装置の駆動機構や駆動される種々の機械
部品から発生する騒音が、装置本体の側面に設けられた
吸気用及び排気用の開口部から外部に漏れてしまい、騒
音の発生原因となり、オフィス環境における静粛性を満
足させることができないという問題点があった。
【0006】そこで、上記従来の画像形成装置における
騒音低減策としては、機内からの音漏れを防止するため
にカバーのすき間や機内冷却用の開口部の面積を減らす
ことが必要であるが、開口部をなくすことはできないた
め、特開昭62−70789号公報や実開平4−247
57号公報では、画像形成装置本体の背面側に設けられ
た開口部の外側に別のカバーを設けることにより、音漏
れを防止する提案がなされている。
【0007】また、特開平4−322267号公報に係
る画像形成装置のように、装置本体の背面側に、排気口
を有し装置本体内部を覆うための第1のカバーを設け、
更に、その第1のカバーの外側に、装置本体の背面側の
外側面としての凹凸のない平滑面となっている第2のカ
バーを設け、これら両カバーの間に、前記排気口から排
出される空気を装置本体側へ導くための通風ダクトを形
成するように構成し、これら第1及び第2の2つのカバ
ーとから形成された通風ダクトにより、機外に排気させ
ることにより、画像形成装置の背面をフラットに形成す
ることができ、壁に密着させて配置することができる等
のメリットを有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の場合には、次のような問題点を有している。すなわ
ち、上記特開昭62−70789号公報や実開平4−2
4757号公報に係る排気装置等の場合には、画像形成
装置本体の背面側に設けられた開口部の外側に別のカバ
ーを設けるため、その分だけ画像形成装置のサイズが大
きくなったり、外観デザインが悪くなるという問題点が
あった。
【0009】また、特開平4−322267号公報に係
る画像形成装置のように、装置本体のカバーとその外側
に新たに設けられた第2のカバーとの二重カバーによる
ダクト構成とする必要があるため、その分だけ通風ダク
トを設けるスペースが必要となり、装置の奥行き寸法が
大きくなって、やはり装置が大型化するという問題点が
あった。
【0010】そこで、かかる問題点を解決するために
は、複数の騒音源となる排気ファンに対応させて、画像
形成装置本体の内部に各々消音ダクトを設けることも考
えられるが、この場合、画像形成装置の待機中にも十分
な消音効果を得るためには、各消音ダクトを十分な長さ
に設定しなければならず、トータルのスペースが大きく
なってしまい、画像形成装置のサイズに影響が出てしま
うという新たな問題点が生じる。
【0011】また、画像形成装置のサイズを可能な限り
小型化するためには、ブロアーと排気ファン等の2系統
の排気系がある場合に、排気量の大きな排気手段に対応
させた共通の排気ダクトを設けて消音することも考えら
れるが、この場合には、ブロアーと排気ファンの互いの
風量のバランスがくずれてしまい、一方の排気手段の風
量がでなくなったり、排圧の高い排気手段の排気が排圧
の低い方に回り込んでしまい、十分な排気効果を得るこ
とができなくなるという問題点を有している。
【0012】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、画像形成装置の大型化を防止しつつ、複数の排
気系統がある場合でも、それぞれの排気系統で十分な排
気性能を発揮することができるとともに、画像形成装置
の待機時における排気手段の騒音を低減可能とした画像
形成装置の排気装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、排気手段に
よって画像形成装置本体内の空気を外部に排気すること
により、画像形成装置内の空気の排気を行う画像形成装
置の排気装置において、排気能力の異なる排気手段を各
々備え、これらの排気手段の排気能力に応じた排気量を
有するとともに、一部が互いに連通した複数の排気ダク
トと、前記複数の排気ダクトの連通部を開閉状態に切り
替える切り替え手段と、画像形成装置の待機時には、排
気能力の低い排気手段を駆動するとともに、切り替え手
段によって連通部を開放して複数の排気ダクトを連通さ
せ、排気量の大きな排気ダクトを介して外部に排気する
ように構成されている。
【0014】この発明においては、排気能力の異なる排
気手段を各々備え、これらの排気手段の排気能力に応じ
た排気量を有するとともに、一部が互いに連通した複数
の排気ダクトと、前記複数の排気ダクトの連通部を開閉
状態に切り替える切り替え手段と、画像形成装置の待機
時には、排気能力の低い排気手段を駆動するとともに、
切り替え手段によって連通部を開放して複数の排気ダク
トを連通させ、排気量の大きな排気ダクトを介して外部
に排気するように構成されているので、画像形成装置の
待機時には、排気能力の低い排気手段を駆動するととも
に、切り替え手段によって連通部を開放して複数の排気
ダクトを連通させ、排気量の大きな排気ダクトを介して
外部に排気することにより、待機時の画像形成装置の内
部を排気能力の低い排気手段によって換気することがで
きるとともに、当該排気手段の動作に伴う騒音は、排気
量の大きな排気ダクトを介して外部に排気することによ
り、大幅に低減することができる。しかも、画像形成装
置の動作時には、連通部を切り替え手段によって閉じる
ことにより、排気能力の異なる排気手段を別個に用い
て、画像形成装置内部の換気等を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の態様】以下にこの発明を図示の実施の態
様に基づいて説明する。
【0016】図7はこの発明に係る画像形成装置の排気
装置を適用した電子写真複写機等の画像形成装置の一実
施の態様を示すものである。
【0017】図7において、1は画像形成装置の本体を
示すものであり、この画像形成装置本体1の内部には、
原稿を照明して当該原稿の画像を感光体ドラム2に導く
露光装置や、上記原稿の画像を複写するための感光体ド
ラム2や、この感光体ドラム2の周囲に設けられる一次
帯電器3、露光装置からの画像露光4、現像器5、転写
帯電器6、分離帯電器7、更には感光体ドラム2上から
分離された転写用紙上にトナー像を熱及び圧力によって
定着する定着装置8等の画像形成手段や、更には複数段
の給紙トレイT等が収納されている。
【0018】また、上記画像形成装置本体1の内部に
は、図2及び図7に示すように、必要に応じて、定着装
置8から放出される熱気等を吸気するための吸気ダクト
9と、一次帯電器3及び転写帯電器6、更には分離帯電
器7等から発生するオゾンや、バキュームトランスポー
ト等を吸気するための吸気ダクト10とが配置されてい
るとともに、感光体ドラム2の周囲を浮遊するトナーや
粉塵等を吸気するための図示しない吸気ダクト等が配置
されている。これらの吸気ダクト9、10のうち、定着
装置8から放出される熱気等を吸気するための吸気ダク
ト9は、図2に示すように、排気ファン11を介して画
像形成装置本体1の背面部に配置された第1の排気ダク
ト12に接続されている。また、一次帯電器3や転写帯
電器6等から発生するオゾンや、バキュームトランスポ
ート等を吸気するための吸気ダクト10は、画像形成装
置本体1の背面部に配置された第2の排気ダクト13に
接続されている。
【0019】上記第1の排気ダクト12は、図1及び図
2に示すように、定着装置8から放出される熱気等を排
気ファン11によって吸気し、この排気ファン11によ
って吸気された熱気等の排気を下方に導き、相対的に短
く形成された当該第1の排気ダクト12の下端部に対応
した画像形成装置本体1の背面に開口された排気用の開
口部であるルーバー部14から外に排気するように構成
されている。また、上記第1の排気ダクト11のルーバ
ー部14は、第2の排気ダクト13の吸気部に対応した
位置に設けられている。
【0020】一方、上記第2の排気ダクト13は、第1
の排気ダクト12に隣接して配置されており、当該第2
の排気ダクト13の上端部と第1の排気ダクト12の下
端部とは、互いに連通している。また、上記第2の排気
ダクト13は、下方に向けて第1の排気ダクト12より
も長く形成されており、その下端部には、フィルター1
5とブロアー16とが配置されているとともに、当該ブ
ロアー16の排気口には、画像形成装置本体1の底部に
形成された排気口17から外部に排気するための短い排
気ダクト18が接続されている。
【0021】さらに、上記第2の排気ダクト13と第1
の排気ダクト12の連通部20には、図3に示すよう
に、当該連通部20を開閉するための切り替え板21が
設けられている。この切替え板21には、図4に示すよ
うに、その一辺に回転軸22が取り付けられているとと
もに、この回転軸22の下端部には、駆動モータ23に
設けられた駆動ギア24と噛合する従動ギア25が取り
付けられている。そして、上記駆動モータ23を回転駆
動することによって、駆動ギア24及び従動ギア25を
介して回転軸22を回転させ、当該回転軸22が取付け
られた切り替え板21を90度回動させることにより、
連通部20が開閉可能となっている。また、上記切り替
え板21が回動して連通部20を開放している状態で
は、当該切り替え板21が第1の排気ダクト12の下端
部に設けられたルーバー部14を塞ぎ、第1の排気ダク
ト12を第2の排気ダクト13に連通させるようになっ
ている。なお、図3中、26は切り替え板21のストッ
パーを示している。
【0022】また、図5のように、上記第2の吸気ダク
ト10が第2の排気ダクト13に開口する部分には、当
該開口部27を開閉する弁28が開閉自在に設けられて
おり、この弁28は、ブロアー16の動作時に、空気流
によって開いた状態となり、ブロアー16の停止時に
は、自重によって開口部27を閉じるようになってい
る。
【0023】以上の構成において、この実施の態様に係
る画像形成装置の排気装置では、次のようにして、画像
形成装置の大型化を防止しつつ、複数の排気系統がある
場合でも、それぞれの排気系統で十分な排気性能を発揮
することができるとともに、画像形成装置の待機時にお
ける排気手段の騒音を低減可能となっている。
【0024】すなわち、上記画像形成装置では、図6に
示すように、画像の複写動作を行わない待機時にあって
は、トナー像の定着を行う定着装置8のみが所定の温度
に余熱されており、当該定着装置8から排出される熱気
を排気するための排気ファン11が低い回転速度で回転
駆動されているとともに、第1の排気ダクト12と第2
の排気ダクト13を切り換える切替え板21は、図3に
示すように、第1の排気ダクト12のルーバー部14を
塞いだBの位置に切替えられている。そのため、上記排
気ファン11によって、第1の吸気ダクト9を介して吸
気された定着装置8から排出される熱気を含んだ装置本
体1内の空気は、第1の排気ダクト12を下方へと移動
して、ルーバー部14から外部へ排出されることなく、
連通部20を介して第2の排気ダクト13へと流入し、
第2の排気ダクト13を下方へ移動して、フィルター1
5及び停止しているブロアー16を通過し、排気ダクト
18を介して排気口17から装置本体1の外部に排出さ
れる。
【0025】このように、画像形成装置の待機時にあっ
ては、定着装置8から排出される熱気を、排気ファン1
1によって第1の排気ダクト12及び第2の排気ダクト
13を介して外部に排出することができ、画像形成装置
本体1内の冷却及び換気を効果的に行うことができる。
また、上記排気ファン11による排気は、第1の排気ダ
クト12及び第2の排気ダクト13、即ち長いダクト構
造部分を介して外部に排気されるので、排気ファン11
の動作音及び排気ファン11によって引き起こされる吸
気及び排気を行う流体である空気の流れによる騒音を大
幅に低減することができ、画像形成装置の待機中におけ
る騒音を実質上まったく問題のないレベルとすることが
できる。その際、第2の吸気ダクト13は、弁27によ
って閉じられている。なお、画像形成装置の待機時に、
定着装置8の熱気をフィルター15に導くことによっ
て、フィルター15を熱によってオゾン等の除去能力を
回復させることができる効果もある。
【0026】また、上記画像形成装置では、図7に示す
ように、原稿の画像の複写動作を行うと、一次帯電器3
や転写帯電器6及び分離帯電器7からコロナ放電に伴っ
てオゾンが装置本体1の内部に排出されるとともに、ト
ナーや粉塵等が感光体ドラム2の周囲を浮遊し、又図示
しないバキュームトランスポートによって転写用紙が吸
引され、更には動作時に高い温度に加熱される定着装置
8から放出される熱によって、装置本体1内の温度が上
昇する。そのため、上記実施の態様に係る画像形成装置
の排気装置は、図6に示すように、画像形成動作の開始
と同時に、ブロアー16を回転駆動させるとともに、排
気ファン11の回転速度を速くし、更には、図3に示す
ように、切替え板21を第1の排気ダクト12と第2の
排気ダクト13の連通部20を塞いだAの位置に切り替
えれる。そのため、上記排気ファン11によって、第1
の吸気ダクト9を介して吸気された定着装置8等から排
出される熱気を含んだ装置本体1内の空気は、第1の排
気ダクト12を下方へと移動して、ルーバー部14から
外部へ排出される。また、一次帯電器3や転写帯電器6
及び分離帯電器7から排出されるオゾンや、浮遊するト
ナーあるいは粉塵等、図示しないバキュームトランスポ
ートから吸引される空気、更には定着装置8から放出さ
れる熱気等は、ブロアーの吸気によって第2の吸気ダク
ト10を介して第2の排気ダクト13内へと吸引され、
フィルター15によってオゾンやトナー等が除去された
後、ブロアー16の排気に伴ってダクトを介して排気口
17から装置本体1の外部に排出される。
【0027】そのため、画像形成装置の動作時にあって
は、待機時よりも相対的に発熱量の多い定着装置8から
排出されるほとんどの熱気を、排気ファンによって第1
の排気ダクトを介して直接ルーバー部から排気すること
ができ、定着装置8から排出される熱気が画像形成装置
本体1内に残り、装置本体1内の温度を上昇させるのを
防止することができる。また、画像形成装置の動作時に
発生するオゾンや浮遊トナー等は、ブロアーによって第
2の排気ダクト内に吸気され、オゾン等が除去された
後、排気ファンよりも排気量が相対的に大きいブロアー
によって外部に排気することができる。したがって、上
記画像形成装置の動作時に発生するオゾンや浮遊トナー
等を確実に除去することができるとともに、排気ファン
よりも排気量が相対的に大きいブロアーの排気は、長い
第2の排気ダクトを介して画像形成装置本体1の底部に
排出することができるので、装置の動作時に発生する騒
音を長い第2の排気ダクトを介して可能な限り低減する
ことができる。
【0028】実施の態様2 図8乃至図11はこの発明の実施の態様2を示すもので
あり、前記実施の態様と同一の部分には同一の符号を付
して説明すると、この実施の態様2では、第1の排気ダ
クトと第2の排気ダクトの切り替えを、駆動モータ等の
駆動手段を用いることなく、自動的に行うことができる
ように構成されている。
【0029】すなわち、この実施の態様では、図8及び
図9に示すように、第1の排気ダクト12が画像形成装
置本体1の背面側に沿って水平方向に短く形成されてい
るとともに、当該水平部12aの先端部は、装置本体1
の背面側に向けて突出するように形成されており、当該
突出部12bの先端には、ルーバー部14が設けられて
いる。また、上記第1の排気ダクト12の水平部12a
に連通するように第2の排気ダクト13が下方へ向けて
長く配置されており、第1の排気ダクト12の水平部先
端と第2の排気ダクト13の上端部とは、連通するよう
になっている。さらに、第1の排気ダクト12と第2の
排気ダクト13の連通部20には、当該連通部20を開
閉する切り替え板30が配置されている。この切り替え
板30は、回転軸31を中心にして回動自在となってお
り、当該切り替え板30には、回転軸31と一体的に当
該切り替え板30と180度をなすように、第1の排気
ダクト12のルーバー部14を開閉する開閉板32が一
体的に取り付けられている。また、上記切り替え板30
には、第2の排気ダクト13を仕切る仕切り板33を介
して、回転軸31と一体的に当該切り替え板30と同一
平面をなすように取付けられた第1の作動板34と、当
該第1の作動板34と90度をなすように回転軸31と
一体的に取付けられた第2の作動板35とが設けられて
いる。なお、上記第2の排気ダクト13に設けられるブ
ロアー16は、当該第2の排気ダクト内の上端部近傍で
あって第1及び第2の作動板34、35に対応した位置
に、図11に示すように、ブロアー16の排気が第1及
び第2の作動板34、35に当たるように配置されてい
る。
【0030】以上の構成において、この実施の態様で
は、画像形成装置の待機時に、定着を行う定着装置8の
みが所定の温度に余熱されており、当該定着装置8から
排出される熱気を排気するための排気ファン11が低い
回転速度で回転駆動されているとともに、第1の排気ダ
クト12と第2の排気ダクト13を切り換える切替え板
30は、図10に示すように、連通部20を開放し且つ
開閉板32が第1の排気ダクト12のルーバー部14を
塞いだの位置に切替えられている。そのため、上記排気
ファン11によって、第1の吸気ダクト9を介して吸気
された定着装置8から排出される熱気を含んだ装置本体
1内の空気は、第1の排気ダクト12を水平方向へと移
動して、ルーバー部14から外部へ排出されることな
く、連通部20を介して第2の排気ダクト13へと流入
し、第2の排気ダクト13を下方へ移動して、ブロアー
16及びフィルター15を通過し、ダクト18を介して
排気口17から装置本体1の外部に排出される。
【0031】一方、上記画像形成装置の動作時には、上
述したように、ブロアー16が駆動される。すると、図
11に示すように、ブロアー16の排気によって第2の
作動板35が時計回り方向に回動し、これに伴って第2
の作動板35と回転軸31を介して一体的に取付けられ
た切り替え板30が、図9に示すように連通路20を閉
じるとともに、開閉板32が第1の排気ダクト12のル
ーバー部14を開放する。そのため、上記排気ファン1
1によって、第1の吸気ダクト9を介して吸気された定
着装置8等から排出される熱気を含んだ装置本体1内の
空気は、第1の排気ダクト12を水平方向へと移動し
て、ルーバー部14から外部へ排出される。また、一次
帯電器3や転写帯電器6及び分離帯電器7から排出され
るオゾンや、浮遊するトナーあるいは粉塵等、図示しな
いバキュームトランスポートから吸引される空気、更に
は定着装置8から放出される熱気等は、ブロアー16の
吸気によって第2の吸気ダクト13を介して第2の排気
ダクト13内へと吸引され、フィルター15によってオ
ゾンやトナー等が除去された後、ブロアー16の排気に
伴ってダクト18を介して排気口17から装置本体1の
外部に排出される。
【0032】次に、画像形成動作が終了して待機状態と
なると、ブロアー16が停止し、排気ファン11の風量
が減少し(図6のようにロー回転になり)、切り替え板
30は、回転軸31の下端部の支点36に設けられたコ
イルバネにより矢印方向に回転する。そして、再び、連
通部20が開放した状態となるとともに、ルーバー部1
4が閉じられた状態となる。
【0033】このように、上記実施の態様2では、駆動
モータ等の駆動手段を必要としないので、その分装置の
構成の簡略化及びコストダウンが可能となる。
【0034】その他の構成及び作用は、前記実施の態様
と同一であるので、その説明を省略する。
【0035】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、画
像形成装置の大型化を防止しつつ、複数の排気系統があ
る場合でも、それぞれの排気系統で十分な排気性能を発
揮することができるとともに、画像形成装置の待機時に
おける排気手段の騒音を低減可能とした画像形成装置の
排気装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係る画像形成装置の排気装
置の一実施の態様を示す背面構成図である。
【図2】 図2は同側面構成図である。
【図3】 図3は排気ダクトの切り替え部を示す図1の
Z−Z線断面図である。
【図4】 図4は切り替え板を示す正面図である。
【図5】 図5は排気ダクトを示す断面図である。
【図6】 図6は装置の動作を示すタイミングチャート
である。
【図7】 図7は画像形成装置を示す構成図である。
【図8】 図8はこの発明に係る画像形成装置の排気装
置の実施の態様2を示す背面構成図である。
【図9】 図9は同要部斜視構成図である。
【図10】 図10は同要部斜視構成図である。
【図11】 図11は切り替え部を示す図8のZ−Z線
断面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体、11 排気ファン、12 第1
の排気ダクト、13第2の排気ダクト、16 ブロア
ー、20 連通路、21 切り替え板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気手段によって画像形成装置本体内の
    空気を外部に排気することにより、画像形成装置内の空
    気の排気を行う画像形成装置の排気装置において、排気
    能力の異なる排気手段を各々備え、これらの排気手段の
    排気能力に応じた排気量を有するとともに、一部が互い
    に連通した複数の排気ダクトと、前記複数の排気ダクト
    の連通部を開閉状態に切り替える切り替え手段と、画像
    形成装置の待機時には、排気能力の低い排気手段を駆動
    するとともに、切り替え手段によって連通部を開放して
    複数の排気ダクトを連通させ、排気量の大きな排気ダク
    トを介して外部に排気することを特徴とした画像形成装
    置の排気装置。
JP8034719A 1996-02-22 1996-02-22 画像形成装置の排気装置 Pending JPH09230773A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8034719A JPH09230773A (ja) 1996-02-22 1996-02-22 画像形成装置の排気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8034719A JPH09230773A (ja) 1996-02-22 1996-02-22 画像形成装置の排気装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09230773A true JPH09230773A (ja) 1997-09-05

Family

ID=12422147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8034719A Pending JPH09230773A (ja) 1996-02-22 1996-02-22 画像形成装置の排気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09230773A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007140277A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2009192679A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Canon Inc 画像形成装置
JP2010217371A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 冷却装置及び画像形成装置
JP2011002756A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Sharp Corp 現像装置及びこれを用いる画像形成装置
JP2012177786A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Ricoh Co Ltd 冷却機構及び該冷却機構を搭載した画像形成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007140277A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2009192679A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Canon Inc 画像形成装置
JP2010217371A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 冷却装置及び画像形成装置
JP2011002756A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Sharp Corp 現像装置及びこれを用いる画像形成装置
JP2012177786A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Ricoh Co Ltd 冷却機構及び該冷却機構を搭載した画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8452203B2 (en) Image forming apparatus with an air purifier
JP5153260B2 (ja) 画像形成装置
US6937830B2 (en) Image forming apparatus
JP5617223B2 (ja) 画像形成装置
US7424241B2 (en) Image forming apparatus with filtering function
JP2019117887A (ja) 電子機器及び画像形成装置
JP2008083305A (ja) 排気装置および画像形成装置
JP3622331B2 (ja) 画像形成装置の排気装置
JPH09230773A (ja) 画像形成装置の排気装置
US20060147223A1 (en) Image forming apparatus
JPH0519582A (ja) 画像形成装置の排気装置
JP2004354445A (ja) 画像形成装置の排気装置
JP2000293076A (ja) 画像形成装置
JP2023144984A (ja) 画像形成装置
JPH10340037A (ja) 画像形成装置の冷却装置
JPH11249510A (ja) 画像形成装置の排気ダクト
JP3351219B2 (ja) 画像形成装置の排気装置
JP2004288676A (ja) 電子機器
JPH0822157A (ja) 電子写真装置
JP3290004B2 (ja) 画像形成装置の換気装置
JP2006163134A (ja) 画像形成装置
JP2006171372A (ja) 画像形成装置
JPH10161491A (ja) 画像形成装置
JP2018004740A (ja) 画像形成装置
JP2004226806A (ja) 画像形成装置