JP2004226806A - 画像形成装置 - Google Patents

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Hajime Sekiguchi
肇 関口
Fukashi Hatano
冨加史 波多野
Yasuaki Otoguro
康明 乙黒
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Abstract

【課題】画像形成装置の小型化を可能とする画像形成装置のエアーフローを導入することができ、低コスト化および省スペース化を図る。
【解決手段】加熱方式によりシートPに画像を定着させる定着ローラ対7と、この定着ローラ対7の近傍の空気を排気するファン10とを設けて、画像形成装置を構成する。ファン10が停止した際に、定着ローラ対7の発熱によって生じる対流により空気が流れ込む開口部9a,9bを有するエアーダクト8を、少なくとも1つ設ける。ファン10の稼働時に、エアーダクト8が吸引口として機能するとともに、吸引したエアーを、排気口9cを通じて機外に排出するように構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像形成装置に関し、特に、電子写真方式により画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリなどの、冷却用空気流路を有する画像形成装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式による画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置においては、画像形成装置内の冷却用空気流路を備えることによって、トナー収容部を含めた画像形成部の温度を適正なものにしている。
【0003】
特に、定着装置を有する画像形成装置においては、この定着装置の熱から画像形成部を保護するために、いかなる断熱対策を行うかが重要となる。
【0004】
画像形成プロセスに用いられる現像剤(トナー)の使用温度は、一般に45℃以下である。また、定着装置は、150〜200℃の温度でトナーを溶融させて、記録シートに画像を定着させる。
【0005】
このような画像形成部と定着装置との間には、断熱部材を用いた熱の遮断の機能を有する部材が設けられる場合がある。他方、積極的にファンなどで空気を流して画像形成部を冷却する構成のものがある。
【0006】
さらに、最近では、自然対流によるエアーフローを活用した提案もされている。
【0007】
たとえば、熱源となる定着装置の上方に通過する空気流路(ダクト)を設け、ダクトの排気口の位置が吸気口の位置よりも高い位置にある装置構成が提案されている(特許文献1)。この特許文献1には、放熱方法として、下方から上方に向かう自然対流によるエアーフローを活用した例が記載されている。
【0008】
また、特許文献2には、熱源部よりも上方に排気口を設け、この排気口よりも下方で、熱源部と熱の遮断を要する被保護部との間に、吸気口を有する空気流路としてのダクトを設け、熱源部が断熱部で覆われ、ダクト内に断熱部の外周に放熱部が設けられた構成が提案されている。この装置は、下方から上方への自然対流によるエアーフローと断熱部および放熱部とを組み合わせた構成である。
【0009】
また、熱交換装置を組み合わせた構成も提案されている(特許文献3,4)。
【0010】
また、画像形成時には送風手段(ファン)の稼動に同期して空気流路(ダクト)の開口部の一部を閉じ、ファン停止時には開口部を開けることにより、自然対流による空気の換気を行うものがある(特許文献5)。
【0011】
この特許文献5に記載された画像形成装置においては、本体内部に、ほぼ垂直に設けられたダクトが設けられている。また、ダクトの上方には、アクチュエータ(ソレノイド)により開閉可能な空気の排気口が設けられ、下方には、常時開いている排気口が設けられている。そして、ファン稼動時において、ダクトの下方の排気口から空気が排気されるエアーフローになる。
【0012】
すなわち、ファン停止時には、ダクトの上方に設けられた開閉可能な排気口が開き、これにより自然対流によるエアーフローが生じて、上方の開閉可能な排気口から空気を排出する構成である。また、ダクトの上方にある開閉可能な空気の排気口の開閉動作を、空気圧力を用いて行う画像形成装置も提案されている。
【0013】
【特許文献1】
特許第2626031号公報
【特許文献2】
特開平11−338331号公報
【特許文献3】
特開平11−338332号公報
【特許文献4】
特開平11−338333号公報
【特許文献5】
特開平9−281876号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の画像形成装置には、次のような問題があった。すなわち、従来技術の手法による熱対策では、画像形成装置の小型化がさらに進み、画像形成部と定着装置が近接すると以下の問題が生じる恐れがある。
【0015】
具体的には、画像形成終了後にファンを停止させるシーケンスの場合、スタンバイ状態から本体の電源をOFFにして、ファンを停止させる際、画像形成装置内の定着装置は高温状態になっている。そのため、ファンによる強制的な空気流、すなわちエアーフローがなくなると自然対流のエアーフローが生じる。
【0016】
ところが、高温となった自然対流の空気は、画像形成部に熱ダメージを与える可能性がある。特に、現像剤としてのトナーを収容するトナー収容部において、トナーの融着などの問題が考えられる。
【0017】
このような従来技術においては、スタンバイ状態から本体の電源をOFFにすると、例えば30分間程度の一定時間だけファンが稼動するモードがある。ところが、このようなファンの稼働によって、消費電力の低減が妨げられている。
【0018】
また、特許文献1に記載された画像形成装置においては、ダクトの排気口と吸気口の二つの位置関係に制約がある。そのため、画像形成装置の小型化がさらに進んだときに有効とはならない場合がある。
【0019】
また、特許文献2においては、排気口と吸気口との二つの位置関係の制約に加え、断熱部と放熱部を設けるために低コスト化も妨げられる構成である。
【0020】
同様に、特許文献3および特許文献4に記載された画像形成装置においては、熱交換装置を組み合わせていることにより、低コスト化が妨げられてしまう。
【0021】
また、特許文献5においては、画像形成時に送風手段(ファン)の稼動に同期して開閉する開口部を設けた構成が開示されている。このような構成を採用すると、開閉部材や開閉のためのアクチュエータが必要になり、低コスト化の妨げになってしまう。
【0022】
したがって、この発明の目的は、画像形成装置の小型化を可能とする画像形成装置のエアーフローを導入することができ、低コスト化および省スペース化を図ることができる画像形成装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は、
加熱方式により記録材に画像を定着させる定着手段と、
定着手段の近傍の空気を排気する送風手段とを有し、
送風手段の停止時に定着手段の発熱によって生じる空気流が流れ込む開口部を有する空気流路が少なくとも1つ設けられ、
開口部が、送風手段の稼働時に、空気流路に外部の空気を吸引する空気吸引部になるように構成されていることを特徴とする画像形成装置である。
【0024】
この発明において、典型的には、開口部を有する空気流路に向けて外部の空気を吸引する空気吸引部は、定着手段の近傍の空気流路より高い位置に設けられている。また、この発明において、好適には、空気流路は、現像剤を収容する現像剤収容部と定着手段との間に配置されている。
【0025】
この発明において、典型的には、空気流路が一方の側に設けられ、送風手段が空気流の下流側に設けられ、一方の側とは反対側に排気口が設けられ、排気口を通じて外部に空気を排気するように構成されている。すなわち、具体的には、例えば、空気流路が画像形成装置のほぼ前側に設けられ、送風手段が空気流の下流側に設けられ、画像形成装置のほぼ後側に設けられた排気口から機外に空気を排気する。
【0026】
この発明において、典型的には、空気流路は、定着手段を支持するフレームと画像形成装置本体の外装部との間に設けられている。
【0027】
この発明において、典型的には、空気流路は、定着手段を支持するフレーム内に配置されている。そして、好適には、空気流路は、定着手段の上部近傍の空気流の空気流路の記録シートの搬送方向に直交する方向の一部で連通されていたり、定着手段の上部近傍の空気流の空気流路の記録シートの搬送方向に直交する方向のほぼ全域に連通されていたりする。
【0028】
この発明において、典型的には、自然対流の空気が流れ込む開口部を有する空気流路が設けられている。
【0029】
上述のように構成されたこの発明による画像形成装置によれば、送風手段の停止時に定着手段の発熱によって生じる対流による空気が流れ込む開口部を有する空気流路が少なくとも1つ設けられ、送風手段の稼働時に空気流路が空気吸引部として機能するように構成していることにより、画像形成終了後のファンの停止や、待機時から本体の電源を切った状態において、対流の空気を外部に排気することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。
【0031】
図1に、第1の実施形態による定着装置部とトナー収容部の配置、および送風手段としてのファンの稼動時におけるエアーフローの側面を示し、図2に、この第1の実施形態による画像形成装置を正面方向から見たときの、画像形成部、シート搬送部、および空気流路の配置を示す。また、図3に、この第1の実施形態によるファン稼動後のファン停止状態におけるエアーフローの状態の側面を示す。
【0032】
図1に示すように、画像形成装置本体100の側面方向からは、定着手段としての定着装置7と、シート搬送部120とが、前フレーム101および奥フレーム102の内部に配置されている。
【0033】
この前フレーム101の外側と本体外装との間には、トナー収容部5が配置されている。奥フレーム102の外側の本体外装との間には、送風手段としてのファン10および電装103,104が配置されている。
【0034】
定着装置7の内部には、所定の長手方向に沿って定着ローラ対7aが設けられている。また、この定着ローラ対7aの表面の温度を測定するサーミスタ7bおよび加熱手段であるヒータ7cが設けられている。定着ローラ対7aの表面温度は、シートにトナー像を定着する際に必要な熱量を維持可能に制御される。
【0035】
また、この第1の実施形態による画像形成装置においては、定着装置7に近接して、現像器4Y、4M、4C、4Kや、ブラックトナーのトナー収容部5などの画像形成部が設けられている。これにより、画像形成装置の小型化を図り、省スペース化することができる。
【0036】
また、図1および図2に示すように、定着装置から放射される熱の影響を低減するために、空気流路としてのエアーダクト8が配置されている。
【0037】
次に、この発明の第1の実施形態による画像形成装置の内部に生じる空気流であるエアーフローについて説明する。
【0038】
すなわち、エアーダクト8の基本的なエアーフローAは、本体奥側にあるファン10により本体前方の吸引口として用いられる開口部9a,9bからエアーを吸引し、奥側にある排気口9cからエアーを排気する構成である。
【0039】
また、定着装置の上部のエアーダクト8c、画像形成部と定着装置との間の側面のエアーダクト8fにエアーを流すことによって、画像形成において、画像形成部を適正な温度に保持することができる。
【0040】
次に、ファン10の稼動時のエアーフローAについて、図1を参照しつつ説明する。
【0041】
図1に示すように、ほぼ垂直なエアーダクト8aとほぼ水平なエアーダクト8bのそれぞれの開口部9a、9bから機外の新鮮な空気(フレッシュエアー)がエアーダクト8c(8f)内に吸引される。吸引されたエアーは定着装置の上部のエアーダクト8cと、画像形成部と定着装置との間の側面部におけるエアーダクト8fを流れ、ファン10の前後のエアーダクト8d,8eを流れてから排気口9cからエアーは排出される。
【0042】
図1および図3においては、この発明の理解を容易にするために、定着装置の側面側に設けられるエアーダクト8fを省略している。また、図2においては、垂直なエアーダクト8aが、現像剤としてのトナーを収容可能に構成されたトナー収容部5の裏側に位置するために、正面方向の一部を一点鎖線で示す。
【0043】
図3を用いて、ファンの稼動時からファンが停止したときのエアーフローについて説明する。
【0044】
すなわち、エアーダクト8内においては、エアーフローAが無くなり、代わりに、図3中の矢印Bに示す自然対流のエアーフローBが発生する。
【0045】
仮に、エアーダクト8aがない場合を考えると、自然対流のエアーフローBは、水平なエアーダクト8b内に滞留してエアーダクト8bの温度上昇を招き、さらに進むとトナー収容部5の温度上昇を生じさせる結果になる。
【0046】
この第1の実施形態においては、熱源である定着装置と熱からの影響を低減させたい被保護部であるトナー収容部の間に、ファン稼動時には吸気口であり、ファン停止時には自然対流のエアーを排気する排気口となる略垂直なエアーダクト8aを設けている。
【0047】
これにより、自然対流による水平なエアーダクト8b内に滞留するはずのエアーが略垂直なエアーダクト8a内に引き込むことができるので、水平なエアーダクト8bの温度上昇を低減させ、トナー収容部5の温度上昇を低減させることができる。
【0048】
この第1の実施形態による画像形成装置においては、トナー収容部5と定着装置7の間にエアーダクト8aが設けられていることにより、ファンの停止時においてエアーフローBのようにダクト内に自然対流が生じるため、被保護部であるトナー収容部は定着装置からの熱の影響を低減させることが可能となる。
【0049】
また、トナー収容部5と定着装置7との間に、エアーダクト8a、8bが設けられている。これにより、ファンの稼動時においてもエアーフローAのようになる。そのため、被保護部であるトナー収容部5において、定着装置からの熱の影響を低減させることができる。
【0050】
次に、この第1の実施形態による画像形成装置を用いた画像形成の動作について説明する。
【0051】
すなわち、帯電器2によって帯電されたドラム1上に、露光装置30によって静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像部に送られ、ここでトナー像が形成される。さらに、一次転写ロール40により、ベルト50上にトナー像が転写される。
【0052】
また、カラー画像を形成する場合には、それぞれの色の現像器4K,4Y,4C,4Mごとに動作を繰り返し行う。これにより、ベルト50上にトナー画像が重ね合わされる。
【0053】
具体的に、この第1の実施形態による画像形成装置においては、ロータリー現像器4に、2成分トナーを用いた、イエロー色の現像器4Y、シアン色の現像器4Cおよびマゼンダ色の現像器4Mが設けられた構成を有する。また、それぞれの色の現像ごとにロータリーが回転して現像器が移動する構成を有する。
【0054】
また、ブラックの現像器4Kを独立させることにより、使用頻度の多いモノクロ画像の形成においてサービス性を向上可能に構成されている。
【0055】
また、シート搬送装置21,22,23により搬送されたシートPは、レジストローラ24によってタイミングが調整された後、二次転写ロール42によってベルト50上のトナー像が転写される。
【0056】
トナー像が転写されたシートPは、搬送部25によって搬送され、定着装置7によって画像の定着が行われる。その後、排紙ローラ26により機外に排出される。以上により、一連の画像形成動作が終了する。
【0057】
以上説明したように、この第1の実施形態によれば、加熱方式によりシートPに画像を定着させる、定着ローラ対7、サーミスタ7bおよびヒータ7cからなる定着装置7と、この定着装置7の近傍を流れる空気を排気するファン10とを設け、このファン10の停止時に、定着装置7のヒータ7cの発熱により生じる対流の空気が流れ込む開口部9a,9bを有するエアーダクトを少なくとも1つ設け、エアーダクト8a〜8fがファン10の稼働時に吸引口として機能させることにより、画像形成の終了後に、ファン10を停止させた状態や、画像形成装置100のスタンバイ時から電源をOFFにした状態で、エアーダクト8a〜8fにより、対流の空気を機外に排気することができる。したがって、画像形成部の熱ダメージを低減することができる。
【0058】
また、画像形成終了後にファンを停止することができるので、スタンバイ時における消費電力の低減を図ることができる。また、スタンバイ時から本体電源をOFFにしたときに、直ちに送風手段を停止させることができるので、消費電力を低減することが可能となる。特に、定着装置の近傍に設けられた現像剤の収容部において、現像剤の融着などの不都合を防止することが可能となる。
【0059】
また、この第1の実施形態による画像形成装置によれば、特許文献1や特許文献2に記載された空気流路の排気口と吸気口との2つの位置関係の自由度を増加させることができるので、画像形成装置の小型化がより進んだ場合にも対応することが可能となる。さらに、特許文献2に記載された断熱部や放熱部、および特許文献3や特許文献4に記載された熱交換装置を用いる必要がなくなるので、小型化や、省スペース化、ならびに低コスト化を図ることが可能となる。
【0060】
次に、この発明の第2の実施形態による画像形成装置について説明する。図4に、この第2の実施形態による画像形成装置を示す。
【0061】
図4に示すように、この第2の実施形態による画像形成装置においては、エアーダクト8aにエアーダクト部8a´が設けられている。そのほかの構成は、第1の実施形態におけると同様である。
【0062】
この第2の実施形態によるエアーダクト部8a´においては、第1の実施形態によるエアーダクト8aにおけると同様に、ファン10の稼動時に、吸気口として機能する一方、ファン10の停止時に、排気口として機能する。このエアーダクト8a´は、エアーダクト8b内に滞留される自然滞留エアーを機外に導くためのダクトである。
【0063】
また、このエアーダクト8a´は、トナー収容部5の空きスペースを利用して設けられている。
【0064】
この第2の実施形態によるエアーダクト8a´は、第1の実施形態による画像形成装置において、エアーダクト8のスペースが充分に確保できない場合に有効である。なお、この第2の実施形態によるエアーダクト8a、8b、8a´は、シミュレーション検討や実機検討により、ダクトの数や大きさなどを決定することが可能であり、必ずしも上述したダクト条件の構成を規制するものではない。
【0065】
以上説明したように、この第2の実施形態によれば、第1の実施形態におけると同様の効果を得ることができるとともに、トナー収容部5の空きスペースを利用してエアーダクト8a´を設けていることにより、エアーダクト8のスペースを充分確保することができない場合に適用することが可能となる。
【0066】
次に、この発明の第3の実施形態による画像形成装置について説明する。図5に、この第3の実施形態による画像形成装置のエアーフローを示す。また、図6に、この第3の実施形態による画像形成装置の概略を示す。
【0067】
図6に示すように、この第3の実施形態による画像形成装置においては、エアーダクト8aが画像形成装置の本体前側板の内部に設けられている。そのほかの構成については、第1の実施形態におけると同様である。
【0068】
また、第3の実施形態による画像形成装置は、ファン10の稼動時に、本体側面のエアーダクト8aの空気吸引部としての吸引口として用いられる開口部9aと、本体正面のエアーダクト8bの吸引口として用いられる開口部9bとからエアー吸引が行われる構成を有する。なお、吸引後のエアーフローについては、第1の実施形態におけると同様であるので、説明を省略する。
【0069】
また、ファン10の停止時における自然対流のエアーフローは、エアーダクト8a内において、ファン10の稼働時に吸引口となる排気口を通じて、機外に排気される。
【0070】
また、この第3の実施形態による画像形成装置においては、本体の前方に沿った寸法を、小さくすることも可能である。また、トナー収容部5の容量を増加させることも可能である。
【0071】
以上説明したように、この第3の実施形態による画像形成装置によれば、第1の実施形態におけると同様の効果を得ることができるとともに、本体の前方に沿った寸法を小さくすることができ、さらなる省スペース化を図ることが可能となる。
【0072】
次に、この発明の第4の実施形態による画像形成装置について説明する。図7に、この第4の実施形態による画像形成装置のエアーフローを示し、図8に、この第4の実施形態による画像形成装置の概略を示す。
【0073】
この第4の実施形態による画像形成装置においては、第1の実施形態におけると異なり、定着装置の上方のエアーダクト8cに、ファン稼動時のエアーフローを妨げない開口部41が設けられ、さらにエアーダクト8aに連通して構成されている。
【0074】
また、ファン10の稼動時には、本体側面の吸引口として用いられる開口部9aから吸引されたフレッシュエアーが、エアーダクト8aを通過して開口部41からエアーダクト8cに吸引される。その後のエアーフローに関しては、第1の実施形態におけると同様であるので、説明を省略する。
【0075】
また、この第4の実施形態による画像形成装置は、吸気するためのエアーダクト8bが設けられておらず、エアーダクト8aによりエアーを吸気可能に構成されている。そして、この画像形成装置は、エアーダクト8aの開口部の形状を変化させることにより、風量や風速を調整可能に構成されている。
【0076】
また、ファン10の停止時には、開口部41からの自然対流を生じている空気が、エアーダクト8aに流れる機外に吸引口として用いられる開口部9aを通じて排気される。
【0077】
また、この第4の実施形態による画像形成装置においては、本体の前方に沿った寸法を小さくすることができる。他方、トナー収容部5の容量を増加させることも可能である。
【0078】
そのほかの構成については、第1の実施形態におけると同様であるので、説明を省略する。
【0079】
以上説明したように、この第4の実施形態による画像形成装置によれば、第1の実施形態におけると同様の効果を得ることができ、本体の前方に沿った寸法を小さくすることが可能となるので、省スペース化を図ったり、トナー収容部5の容量を増加させたりすることが可能となる。
【0080】
以上、この発明の実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
【0081】
例えば、上述の実施形態において挙げた数値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる数値を用いてもよい。
【0082】
なお、上述の第1〜第4の実施形態においては、画像形成装置の構成例としてフルカラー複写機を挙げているが、これに限定する趣旨ではなく、プリンタ、ファクシミリ、またはモノクロ複写機などの、定着装置およびエアーフローを生じる構成を備えた、あらゆる画像形成装置に適用することが可能である。
【0083】
また、画像形成手段としては、電子写真方式の画像形成手段や、インクジェット式の画像形成手段や、バブルジェット(登録商標)式の画像形成手段などを適用することが可能であるが、必ずしもこれらの手段に限定されるものではなく、熱転写記録方式や感熱記録方式などに適用することも可能である。
【0084】
たとえば、上述の第1〜第4の実施形態による吸引口として用いられる開口部9aの大きさや、エアーダクト8aの形状は、シミュレーション検討や実機での検討により決定される。従って、必ずしも上述した大きさ、寸法、もしくは形状に規定されるものではない。また、第1〜第4の実施形態による画像形成装置の種々の構成を組み合わせた構成にすることも可能である。
【0085】
また、たとえば上述の第1〜第4の実施形態においては、吸引口として用いられる開口部9aを、画像形成装置の本体前側に配置するように構成されているが、かならずしも上述の構成にする必要はなく、吸引口として用いられる開口部9aは、主として吸引を妨げない位置に配置すれば良く、外観デザインや内蔵部品の空間を考慮して決定される。そのため、具体的には、画像形成装置の本体側面に配置することも可能である。
【0086】
この発明のエアーダクトは、本体フレーム、トナー収容部、定着装置などの構成部品の一部を利用してダクトを形成しても、この発明の効果は変わらない。
【0087】
この発明は、ロータリー式現像器に限定されず、4ドラム構成の画像形成装置、中間転写部が設けられていない画像形成装置などに適用することが可能であり、画像形成装置の小型化に伴い、定着装置と画像形成部とが近接する構成においては、あらゆる構成に適用することができ、この場合においても、この発明と同様の効果を得ることができる。
【0088】
また、上述した第1〜第4の実施形態においては、定着装置の熱源としてヒータを用いたが、必ずしもヒータを用いた定着装置に限定されるものではなく、電磁誘導加熱方式やフィルム定着方式などの定着装置に適用した場合に適用しても、この発明と同様の効果を得ることができる。
【0089】
また、この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、以下の技術的思想を含み、これらの技術的思想のあらゆる組み合わせを包含するものである。
【0090】
[実施態様1]
加熱方式により記録材に画像を定着させる定着手段と、定着手段の近傍の空気を排気する送風手段とを有し、送風手段の停止時に定着手段の発熱によって生じる空気流が流れ込む開口部を有する空気流路が少なくとも1つ設けられ、開口部が、送風手段の稼働時に、空気流路に外部の空気を吸引する空気吸引部になるように構成されている画像形成装置である。
【0091】
[実施態様2]
空気吸引部は、定着手段の近傍の空気流路より高い位置に設けられている。
【0092】
[実施態様3]
空気流路は、現像剤を収容する現像剤収容部と、定着手段との間に配置されている。
【0093】
[実施態様4]
空気流路が一方の側に設けられ、送風手段が空気流の下流側に設けられ、一方の側とは反対側に排気口が設けられ、排気口を通じて外部に空気を排気するように構成されている。
【0094】
[実施態様5]
定着手段を支持するフレームが設けられ、空気流路が、フレームと装置外装部との間に配置されている。
【0095】
[実施態様6]
定着手段を支持するフレームが設けられ、空気流路が、フレームの内部に配置されている。また、好適には、この空気流路は、定着手段の上部近傍の空気流の空気流路における記録材の搬送方向に直交する方向の一部で連通されている。また、好適には、この空気流路は、定着手段の上部近傍の空気流の空気流路における記録材の搬送方向に直交する方向のほぼ全域に連通されている。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、送風手段の停止時に定着手段の発熱によって生じる対流による空気が流れ込む開口部を有する空気流路が少なくとも1つ設けられ、送風手段の稼働時に空気流路が空気吸引部として機能するように構成されていることにより、画像形成終了後に送風手段を停止させた状態や、画像形成装置の待機状態から本体電源を切った状態で、空気流路により、自然対流の空気を機外に排気することができるので、画像形成部の熱ダメージを低減することができる。
【0097】
また、この発明によれば、画像形成終了後に送風手段を停止することができるので、待機時における消費電力の低減を図ることができる。また、待機時から画像形成装置の電源を切ったときに、直ちに送風手段を停止させることができるので、消費電力を低減することが可能となる。特に、定着装置の近傍に設けられた現像剤の収容部において、現像剤の融着などの不都合を防止することが可能となる。
【0098】
また、この発明によれば、特許文献1や特許文献2に記載された空気流路の排気口と吸気口との2つの位置関係に関する自由度が増加するため、画像形成の小型化がより進んだ場合にも対応することができるようになる。
【0099】
また、この発明による定着装置が設けられた画像形成装置によれば、特許文献2に記載された断熱部や放熱部、および特許文献3や特許文献4に記載されたような熱交換装置を用いる必要がなくなることにより、小型化、省スペース化および低コスト化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態による画像形成装置におけるエアーフローを示す略線図である。
【図2】この発明の第1の実施形態による画像形成装置の構成を示す略線図である。
【図3】この発明の第1の実施形態による画像形成装置のおけるエアーフローを示す略線図である。
【図4】この発明の第2の実施形態による画像形成装置におけるエアーフローを示す略線図である。
【図5】この発明の第3の実施形態による画像形成装置におけるエアーフローを示す略線図である。
【図6】この発明の第3の実施形態による画像形成装置の概略を示す略線図である。
【図7】この発明の第4の実施形態による画像形成装置におけるエアーフローを示す略線図である。
【図8】この発明の第4の実施形態による画像形成装置の概略を示す略線図である。
【符号の説明】
1 ドラム
2 帯電器
4 ロータリー現像器
4K,4Y,4C,4M 現像器
5 トナー収容部
7 定着装置
7a 定着ローラ対
7b サーミスタ
7c ヒータ
8,8a,8b,8c,8d,8f エアーダクト
9a,9b 開口部
9c 排気口
10 ファン
21,22,23 シート搬送装置
24 レジストローラ
25 搬送部
26 排紙ローラ
30 露光装置
40 一次転写ロール
41 開口部
42 二次転写ロール
50 ベルト
100 画像形成装置本体
101 前フレーム
102 奥フレーム
103,104 電装
120 シート搬送部

Claims (1)

  1. 加熱方式により記録材に画像を定着させる定着手段と、
    上記定着手段の近傍の空気を排気する送風手段とを有し、
    上記送風手段の停止時に上記定着手段の発熱によって生じる空気流が流れ込む開口部を有する空気流路が少なくとも1つ設けられ、
    上記開口部が、上記送風手段の稼働時に、上記空気流路に外部の空気を吸引する空気吸引部になるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
JP2003016015A 2003-01-24 2003-01-24 画像形成装置 Withdrawn JP2004226806A (ja)

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