JPH09229227A - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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JPH09229227A
JPH09229227A JP8067260A JP6726096A JPH09229227A JP H09229227 A JPH09229227 A JP H09229227A JP 8067260 A JP8067260 A JP 8067260A JP 6726096 A JP6726096 A JP 6726096A JP H09229227 A JPH09229227 A JP H09229227A
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一朗 平田
Takuya Kudo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動部材の応答性の向上を図ると共に、製作
の容易化を図る。 【解決手段】 可動部材3を底部31に孔32を有する
断面略凹形状とし、孔32を可動部材3の軸方向両端部
間の流体の流れを許容する通路16とし、可動部材3を
固定部材5から離間する方向に付勢する付勢手段6を可
動部材3の内部底面と固定部材5の端面間に設けること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばソレノイ
ドバルブ等に用いられるソレノイドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のソレノイドとしては、た
とえば図2に示すようなソレノイドバルブに用いられる
ソレノイド100がある。
【0003】このソレノイド100は、内部中空のソレ
ノイド本体101と、ソレノイド本体101の中空内部
にスリーブ102を介して往復動自在に挿入される磁性
体製の可動部材としてのプランジャ103と、プランジ
ャ103と対向して同軸的に設けられた磁性体製の固定
部材としてのボディ104と、ボディ104からプラン
ジャ103を離間する方向に付勢する付勢手段としての
コイルスプリング105と、プランジャ103に作動連
結されたロッド106と、を備えている。
【0004】プランジャ103は、断面略矩形状で、そ
の中心軸線上に貫通形成された貫通孔103Aを有して
いる。
【0005】ロッド106は、一端が小径となってお
り、その小径部106Aをプランジャ103の貫通孔1
03A内に対して例えばかしめ等により固定すること
で、ロッド106がプランジャ103に作動連結され
る。
【0006】そして、ロッド106は、ボディ104に
中心軸線上に貫通形成された貫通孔104A内に往復動
自在に挿入されている。このボディ104の貫通孔10
4Aは段付で、プランジャ103側は大径となってお
り、その大径部104B内にコイルスプリング105が
挿入されるようになっている。
【0007】即ち、コイルスプリング105は、ロッド
106の外周部に配設され、一端が貫通孔104Aの大
径部104Bとの段差面に当接し、他端がプランジャ1
03の端面に当接してプランジャ103をボディ104
から離間する方向に付勢している。
【0008】このように構成されたソレノイド100
は、ソレノイド本体101の非通電時は、コイルスプリ
ング105のスプリング力によりプランジャ103がボ
ディ104から離間する方向に移動する。これにより、
プランジャ103に作動連結されているロッド106は
図中上側に移動する。
【0009】また、ソレノイド本体101の通電時は、
コイルスプリング105のスプリング力に抗してプラン
ジャ103がボディ104側に磁気吸引される。これに
より、プランジャ103に作動連結されているロッド1
06は図中下側に移動する。
【0010】このようにソレノイド本体101を非通電
・通電することによりプランジャ103が往復動するこ
とになり、プランジャ103に作動連結されているロッ
ド106が往復移動し、例えば図に示すようにロッド1
06先端に設けられる弁体としての鋼球107を駆動す
るようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術の場合には、プランジャ103が貫通孔10
3A以外は中実であることから、プランジャ103の質
量が大きく、プランジャ103の応答性を悪くしてい
た。
【0012】また、プランジャ103の軸方向両端部間
の流体の流れを許容する通路をプランジャ103の外周
面とスリーブ102の内周面間のクリアランスとしてい
ることから、プランジャ103の動きが悪く、応答性を
悪くしていた。
【0013】さらに、このクリアランスを大きくすると
プランジャ103への磁束の流れが低下し、ソレノイド
100の磁気吸引力が下がることから、プランジャ10
3の応答性を悪化させていた。
【0014】また、プランジャ103を断面略矩形状と
するには、時間を要する切削により加工することになる
ため、その切削加工の工数がかかる。同様に、ボディ1
04にコイルスプリング105を挿入する部分を設ける
ために貫通孔104Aを大径部104Bとしなければな
らないため、その切削加工の工数がかかる。
【0015】さらに、ロッド106をプランジャ103
に作動連結するためには、ロッド106の小径部106
Aをプランジャ103の貫通孔103A内に固定する
(かしめ)工程が必要となる。
【0016】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
可動部材の応答性の向上を図ると共に、製作の容易化を
図り得るソレノイドを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、内部中空のソレノイド本体と、
該ソレノイド本体の中空内部に往復動自在に挿入され、
軸方向両端部間の流体の流れを許容する通路を有する磁
性体製の可動部材と、該可動部材と対向して同軸的に設
けられた磁性体製の固定部材と、該固定部材から前記可
動部材を離間する方向に付勢する付勢手段と、を備えた
ソレノイドにおいて、前記可動部材を底部に孔を有する
断面略凹形状とし、該孔を前記通路とし、前記付勢手段
を前記可動部材の内部底面と前記固定部材の端面間に設
けることを特徴とする。
【0018】前記可動部材に作動連結されるロッドを設
け、該ロッドは前記底部に孔を有する断面略凹形状の可
動部材の内部底面に当接する当接部を設けると共に、該
当接部に可動部材内部と前記孔とを連通する連通路を設
け、該連通路と前記孔とで前記通路を構成し、前記付勢
手段を前記ロッドの当接部端面と前記固定部材の端面間
に設けることが好適である。
【0019】上記構成のソレノイドにあっては、可動部
材を断面略凹形状としたことから、内部が中空となり、
質量が小さくなるため、可動部材の応答性が向上する。
【0020】また、底部に孔を有していることから、そ
の孔を介して可動部材の内部より可動部材の軸方向両端
部間の流体の流れを許容することができるため、通路面
積が大きくとれる。さらに可動部材の外周面とソレノイ
ド本体の中空内部の内周面とのクリアランスを小さくで
きることから、磁気吸引力を増やすことができる。これ
らからも、可動部材の応答性の向上を図ることができ
る。
【0021】また、可動部材の製作においては、板状の
部材を時間のかからない簡単なプレス加工等で製作が可
能となるため、時間を要する加工工数を削減できる。
【0022】さらに、付勢手段を断面略凹形状の可動部
材の内部底面と固定部材の端面間に設けるようにしたた
め、固定部材側に付勢手段を設けるための部分を加工を
する必要がなくなる。そのため、固定部材の加工工数が
減る。
【0023】このように、可動部材と固定部材の加工工
数が減ることから、全体として製作の容易化を図ること
ができる。
【0024】また可動部材にロッドが作動連結されると
き、そのロッドを上記断面略凹形状の可動部材の内部底
面に当接する当接部を設け、上記付勢手段をロッドの当
接部端面と上記固定部材の端面間に設けるようすれば、
付勢手段の付勢力により当接部を介してロッドが可動部
材に作動連結される。そのため、作動連結するための工
程が不要となり、より製作の容易化を図ることができ
る。
【0025】さらに、当接部には可動部材の内部とその
底部に有する孔とを連通する連通路を有しているため、
可動部材の両端部間の流体の流れを許容する通路は確保
される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。本発明の一実施の形態に係るソレ
ノイドを示す図1において、1は従来技術と同様にソレ
ノイドバルブに用いられたソレノイドを示しており、概
略、内部中空のソレノイド本体2と、ソレノイド本体2
の中空内部に往復動自在に挿入される磁性体製の可動部
材としてのプランジャ3と、プランジャ3に作動連結さ
れるロッド4と、プランジャ3と対向して同軸的に設け
られた磁性体製の固定部材としてのボディ5と、プラン
ジャ3をボディ5から離間する方向に付勢する付勢手段
としてのコイルスプリング6と、を備えており、ソレノ
イドバルブ1Aはソレノイド1とボディ5を介して一体
的に設けられる弁本体7とから成っている。
【0027】ソレノイド本体2は、両端を開口するケー
ス8と、そのケース8内に収納されるボビン10Aに巻
き付かれたコイル10と、コイル10を保持すると共に
ケース8の一方の開口端部に設けられ、ケース8からの
磁路をヨーク部材11を介してプランジャ3に案内する
アッパープレート12と、ケース5の他方の開口端部側
に設けられ、ボディ5からの磁路をケース8に案内する
ロアプレート13とを備えている。
【0028】ヨーク部材11は、円筒状で、ボビン10
Aの上端面にシム14を介してケース8の開口端部にて
かしめ固定されるアッパープレート12の図中下端面に
当接するように設けられている。そのヨーク部材11の
内径はボビン10Aの内径とほぼ同径となっており、ヨ
ーク部材11とボビン10Aにてソレノイド本体2の中
空部9を形成している。
【0029】この中空部9の内周面とアッパープレート
12の端面に対して断面略コ字状のスリーブ15が設け
られている。このスリーブ15の開口端部には、径方向
外方に若干伸びる外向きフランジ部15Aを有してお
り、その外向きフランジ部15Aはボビン10Aの内周
部の段部10Bに係合するようになっている。
【0030】また、ケース8のアッパープレート12の
反対側開口部は、径方向内方に伸びる内向きフランジ部
81を有しており、その内向きフランジ部81の図中下
側端面に当接するようにロアプレート13が取付けられ
ている。
【0031】そして、ボディ5が中空部9内にスリーブ
15を介してシール部材であるOリング21を介して流
体密に挿入され、ロアプレート13の孔部13Aに段部
51が係合することで固定される。また、段部51のう
ちロアプレート13の図中上端面側の段部52がスリー
ブ15の外向きフランジ部15Aに接することで位置決
めされる。
【0032】中空部9内であって、ボディ5の上端面と
アッパープレート12の下端面間にプランジャ3が往復
動自在に挿入される。このプランジャ3は、断面略凹形
状で、その底部31に中心軸線上に貫通形成される孔3
2を有している。
【0033】この断面略凹形状のプランジャ3の内部3
3に入り込むロッド4が設けられている。このロッド4
の一端には、プランジャ3の内部底面に当接する当接部
41を有しており、他端はボディ5の中心軸線上に貫通
形成される貫通孔53内に伸びている。つまり、ロッド
4は貫通孔53に往復動自在に挿入されている。
【0034】ロッド4の当接部41は径方向外方に伸び
る外向きフランジ部42を有しており、プランジャ3の
孔32の径より大きくなっている。この当接部41には
プランジャ3の内部33と孔32とを連通する連通路と
しての径方向に貫通形成されるスリット43が設けられ
ている。尚、連通路として径方向に貫通形成されるスリ
ット43としたが、特にこれに限るものではなく、孔で
も良く、要はプランジャ3内部と孔32と連通するもの
であれば良い。
【0035】このスリット43とプランジャ3の孔32
とで、プランジャ3の軸方向両端部間の流体の流れを許
容する通路16を成している。
【0036】そして、この当接部41の外向きフランジ
部42の端面とボディ5の端面間にコイルスプリング6
が設けられており、このスプリング力にて当接部41を
介してロッド4が作動連結される。また、コイルスプリ
ング6のスプリング力にて当接部41を介してプランジ
ャ3がボディ5から離間する方向に付勢される。
【0037】一方、ボディ5の貫通孔53のプランジャ
3の反対側の孔径は大きく成っている。この大径部54
内に伸びたロッド4の先端に弁体としての鋼球17が大
径部54の内周面に沿って往復動自在に挿入されてい
る。
【0038】また、ボディ5の大径部54の開口端部に
弁座を成すバルブシート18が同軸上にかしめ固定され
ている。このバルブシート18には、中心軸線上に貫通
形成される流路19を有しており、その流路19の大径
部54側の開口周縁に鋼球17が接離する弁座面18A
を有している。この弁座面18Aはシール性を高めるべ
く開口端面側に向って拡径となるテーパ面となってい
る。
【0039】さらに、流路19の弁座面18Aの反対側
開口部にはフィルター20が取付けられている。
【0040】一方、ボディ5のバルブシート18側には
大径部54内と連通するポート55を有している。
【0041】以上のようにボディ5が弁本体7を成し、
弁本体7がソレノイド本体2に一体的に設けられてい
る。
【0042】ここで、上記構成のソレノイド1の作用を
バルブの作用を含めて説明する。
【0043】ソレノイド本体2の非通電時は、コイルス
プリング6のスプリング力にてロッド4の当接部41を
介してプランジャ3がボディ5から離間する方向に移動
する。このため、コイルスプリング6のスプリング力に
て当接部41を介して作動連結されているロッド4が図
中上側に移動する。これにより、流路19を介して大径
部54側に流れる流体圧により鋼球17が弁座面18A
から離間し、流路19が開口する。このため、流路19
からの流体は大径部54を介してポート55へと流れ
る。
【0044】また、ソレノイド本体2の通電時は、ボデ
ィ5→ロアプレート13→ケース8→アッパープレート
12→ヨーク部材11→プランジャ3→ボディ5への磁
路より成る磁気回路により、プランジャ3がコイルスプ
リング6のスプリング力に抗してボディ5に磁気吸引さ
れる。このため、ロッド4が図中下側に移動する。この
ロッド4の移動により、鋼球17は押されて弁座面18
Aに接し、流路19を閉じる。
【0045】このようにソレノイド本体2を非通電・通
電することによりプランジャ3が往復動することになっ
ている。このプランジャ3の往復移動の潤滑として流体
が図中矢印Cのように流れる。つまり、ボディ5とプラ
ンジャ3との間からプランジャ3の内部,スリット4
3,孔32を通って図示しない外部へのポートへと流れ
るようになっており、プランジャ3の軸方向両端部間の
流体の流れを許容している。
【0046】上記構成のソレノイドにあっては、プラン
ジャ3を断面略凹形状としたことから、内部が中空とな
り、質量が小さくなるため、プランジャ3の応答性の向
上を図ることができる。
【0047】また、底部31に孔32を有していること
から、その孔32とスリット43を介してプランジャ3
の内部33よりプランジャ3の軸方向両端部間の流体の
流れを許容することができるため、通路面積が大きくと
れる。さらにプランジャ3の外周面とソレノイド本体2
の中空部9の内周面とスリーブ15を介してクリアラン
スを小さくできるため、磁気吸引力を増やすことができ
る。これらからも、プランジャ3の応答性の向上を図る
ことができる。
【0048】また、プランジャ3の製作においては、板
状の部材を時間のかからない簡単なプレス加工等で製作
が可能となるため、時間を要する加工工数を削減でき
る。
【0049】さらに、コイルスプリング6をロッド4の
当接部41を介してプランジャ3の内部底面とボディ5
の端面間に設けるようにしたので、ボディ5側にコイル
スプリング6を設けるための部分を加工をする必要がな
くなり、ボディ5の加工工数が減る。
【0050】このように、プランジャ3とボディ5の加
工工数が減ることから、全体として製作の容易化を図る
ことができる。
【0051】またプランジャ3にロッド4が作動連結さ
れるとき、そのロッド4をプランジャ3の内部底面に当
接する当接部41を設け、コイルスプリング6をロッド
4の当接部41の端面とボディ5の端面間に設けている
ため、コイルスプリング6のスプリング力により当接部
41を介してロッド4がプランジャ3に作動連結され
る。そのため、作動連結するための工程が不要となり、
より製作の容易化を図ることができる。
【0052】尚、上記実施の形態では付勢手段としてコ
イルスプリング6を用いたものを例にとって説明した
が、これに限るものではなく、弾性を有する蛇腹状のも
のであっても良い。
【0053】また、磁性体製の固定部材としてのボディ
5を一体的に弁本体7を成すものとして説明したが、特
に一体でなくても良く、別体として、ソレノイドを他の
弁本体に用いる構成としても良い。
【0054】さらに、ロッドを用いるソレノイドを例に
とって説明したが、ロッドの無いソレノイドであっても
良い。この場合、可動部材の付勢手段は直接可動部材の
内部底面に当接する構成となる。
【0055】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、可
動部材を断面略凹形状としたことから、内部が中空とな
り、質量を小さくできるので、可動部材の応答性の向上
を図ることができる。
【0056】また、底部に孔を有していることから、そ
の孔を介して可動部材の内部より可動部材の軸方向両端
部間の流体の流れを許容することができるので、通路面
積が大きくとれる。さらに可動部材の外周面とソレノイ
ド本体の中空内部の内周面とのクリアランスを小さくで
きることから、磁気吸引力を増やすことができる。これ
らからも、可動部材の応答性の向上を図ることができ
る。
【0057】また、可動部材の製作においては、板状の
部材を時間のかからない簡単なプレス加工等で製作が可
能となるので、時間を要する加工工数を削減できる。
【0058】さらに、付勢手段を断面略凹形状の可動部
材の内部底面と固定部材の端面間に設けるようにしたの
で、固定部材側に付勢手段を設けるための部分を加工を
する必要がなくなる。そのため、固定部材の加工工数が
減る。
【0059】このように、可動部材と固定部材の加工工
数が減ることから、全体として製作の容易化を図ること
ができる。
【0060】また可動部材にロッドが作動連結されると
き、そのロッドを上記断面略凹形状の可動部材の内部底
面に当接する当接部を設け、上記付勢手段をロッドの当
接部端面と上記固定部材の端面間に設けるようすれば、
付勢手段の付勢力により当接部を介してロッドが可動部
材に作動連結されるので、作動連結するための工程が不
要となり、より製作の容易化を図ることができる。
【0061】さらに、当接部には可動部材の内部とその
底部に有する孔とを連通する連通路を有することで、可
動部材の両端部間の流体の流れを許容する通路は確保さ
れるので、可動部材の応答性を損なわせることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施の形態に係るソレノイド
を用いたソレノイドバルブの全体縦断面図である。
【図2】図2は従来のソレノイドの全体縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ソレノイド 1A ソレノイドバルブ 2 ソレノイド本体 3 プランジャ(可動部材) 31 底部 32 孔 33 内部 4 ロッド 41 当接部 42 外向きフランジ部 43 スリット(通路) 5 ボディ(固定部材) 51,52 段部 53 貫通孔 54 大径部 55 ポート 6 コイルスプリング(付勢手段) 7 弁本体 8 ケース 81 外向きフランジ部 9 中空部 10 コイル 10A ボビン 10B 段部 11 ヨーク部材 12 アッパープレート 13 ロアプレート 13A 孔部 14 シム 15 スリーブ 15A 外向きフランジ部 16 通路 17 鋼球 18 バルブシート 18A 弁座面 20 フィルタ 21 Oリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部中空のソレノイド本体と、 該ソレノイド本体の中空内部に往復動自在に挿入され、
    軸方向両端部間の流体の流れを許容する通路を有する磁
    性体製の可動部材と、 該可動部材と対向して同軸的に設けられた磁性体製の固
    定部材と、 該固定部材から前記可動部材を離間する方向に付勢する
    付勢手段と、を備えたソレノイドにおいて、 前記可動部材を底部に孔を有する断面略凹形状とし、該
    孔を前記通路とし、前記付勢手段を前記可動部材の内部
    底面と前記固定部材の端面間に設けることを特徴とする
    ソレノイド。
  2. 【請求項2】 前記可動部材に作動連結されるロッドを
    設け、該ロッドは前記底部に孔を有する断面略凹形状の
    可動部材の内部底面に当接する当接部を設けると共に、
    該当接部に可動部材内部と前記孔とを連通する連通路を
    設け、該連通路と前記孔とで前記通路を構成し、前記付
    勢手段を前記ロッドの当接部端面と前記固定部材の端面
    間に設けることを特徴とする請求項1に記載のソレノイ
    ド。
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