JPH09228547A - 建築用外装材の接合部材 - Google Patents

建築用外装材の接合部材

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JPH09228547A
JPH09228547A JP4156496A JP4156496A JPH09228547A JP H09228547 A JPH09228547 A JP H09228547A JP 4156496 A JP4156496 A JP 4156496A JP 4156496 A JP4156496 A JP 4156496A JP H09228547 A JPH09228547 A JP H09228547A
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JP
Japan
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silicone rubber
adhesive sheet
building
silicon rubber
facing material
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Pending
Application number
JP4156496A
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English (en)
Inventor
Kimiyuki Mitsuhashi
公之 三觜
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd, Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP4156496A priority Critical patent/JPH09228547A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】接合の信頼性を向上し作業時間を短縮できる建
築用外装材の接合部材を提供する。 【解決手段】この建築用外装材の接合部材は、発熱線2
を未硬化の加熱硬化型シリコーンゴム3で被覆してなる
通電発熱接着シート1よりなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築用外装材の接合
部材、特には建築用パネル、ガラス、サッシなどの建築
用外装材を枠材などに接合するのに用いられる接合部材
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築用パネル、ガラスなどを建物の壁面
に装着する場合には、これらのパネル、ガラスを支持す
る枠材が外部から見て露出しないように取り付けること
が要求される。そのため、このパネル、ガラスなどの装
着は、図4(a)、(b)に示したように、建物の支柱
などに装着されるアルミニウム製の枠材21に、シリコー
ンゴムガスケット22を嵌合するか、発泡ポリスチレンま
たは発泡ポリエチレンなどからなるバックスペーサー23
を接着した後、常温硬化性のシリコーンゴムシーラント
24を介して、パネルまたはガラス板25を接着一体化する
という方法で行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法では
シリコーンゴムシーラント24が完全に硬化するまでに2
〜3週間が必要であり、この硬化期間中にパネルまたは
ガラス板25に風、振動などの外力が加わると、シリコー
ンゴムシーラント24の接着信頼性が不完全になるという
問題があり、またアルミニウム製のサッシ枠などにガラ
スを嵌合・接着したものは十分な養生期間が必要である
ことから大型のビルに施行する場合には特に広範な作業
スペースが必要とされるという問題もある。したがっ
て、本発明の目的は、建築用外装材を容易かつ短時間で
枠材などに接合することのできる、建築用外装材の接合
部材を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の建築用外装材の
接合部材は発熱線を未硬化の加熱硬化型シリコーンゴム
で被覆してなる通電発熱接着シートよりなることを特徴
とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、例
示した図1〜図3に基づいて詳細に説明する。図1は本
発明の建築用外装材の接合部材である通電発熱接着シー
ト1の一例を示す斜視図である。通電発熱接着シート1
は、ニクロム線、ステンレス線などの複数の電気抵抗線
としての発熱線2を、シート状をした未硬化の加熱硬化
型のシリコーンゴム3中に、一定の間隔で配列してなる
もので、例えば、クロスヘッドダイを用いて一定間隔に
配列した発熱線2を、加熱硬化型のシリコーンゴム3と
共に一体に押出すと同時に、シリコーンゴム3によりシ
ート状に被覆することで容易に製作することができる。
発熱線2には、比抵抗が70〜80μΩcmで線径が 0.1〜
0.2mmのものを使用すればよいが、特には線径が数μm
のステンレス繊維を束ねて上記の線径としたものが好ま
しい。発熱線の未硬化シリコーンゴム中への配列間隔は
1〜10mmが好ましく、 170〜 180℃まで昇温可能とする
ために発熱体のW(ワット)密度が 0.5〜5W/cm2とな
るように印加電圧を調整するのがよい。なお、通電発熱
接着シート1は、ダイスを出た後で、エンボス模様のつ
いた離型紙4を、その両面に貼り付けてもよい。この通
電発熱接着シート1の厚さは通常 0.3〜3mm程度のもの
が使用される。
【0006】ここに使用される加熱硬化型のシリコーン
ゴム3は、平均単位式がRaSiO4-aで示され、R がメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル
基;ビニル基、アリル基などのアルケニル基;フェニル
基、トリル基などのアリール基;またはこれらの基の炭
素原子に結合する水素原子の一部または全部をハロゲン
原子、シアノ基などで置換したクロロメチル基、トリフ
ルオロプロピル基、シアノエチル基;などから選択され
る同一または異種の非置換または置換の1価炭化水素
基、a が1.90〜2.05であるオルガノポリシロキサンを主
剤とするもので、このオルガノポリシロキサンとして、
R の80モル%以上がメチル基で 0.1〜 0.5モル%がビニ
ル基であり、25℃における粘度が 100cS以上、特には
1,000cS以上の、通電接着性のものが好ましい。
【0007】上記シリコーンゴムはシリカ系充填剤を配
合したものが一般的であり、この充填剤としては煙霧質
シリカ、湿式シリカ、石英粉末、けいそう土などが代表
的なものとして例示されるが、これらは粒径が50μm 以
下のものとすることがよく、この添加量はオルガノポリ
シロキサン 100重量部に対して20〜 200重量部の範囲と
すればよい。なお、このシリコーンゴムは、シリカ分散
剤としてアルコキシ基、シラノール基などを含有するシ
ランや、さらには着色のため無機質の顔料などを添加し
たものとしてもよい。このシリコーンゴムはまた、これ
を硬化させる架橋剤を含むものとされるが、これには1
分半減期が 165℃以下のものとすることがよいことか
ら、ベンゾイルパーオキサイド、モノクロロベンゾイル
パーオキサイド、 1,1−ジ−t−ブチルパーオキシ−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、 2,5−ジメチル−
2,5−ジベンゾイルパーオキシヘキサン、 1,6−ビス−
t−ブチルカルボキシヘキサンなどが例示される。な
お、このシリコーンゴムは上記オルガノポリシロキサン
をアルケニル基などの脂肪族不飽基を含有するものと
し、これに分子中にけい素原子に結合した水素原子を少
なくとも2個含有するオルガノハイドロジエンポリシロ
キサンと塩化白金酸、塩化白金酸とアルコール、アルデ
ヒド、オレフィン、ビニルシロキサンとの錯塩などから
なる白金系触媒とからなる付加反応型のものとしてもよ
い。
【0008】得られた通電発熱接着シート1はテープ状
の長手方向のみに一定の間隔で発熱線2が配列されてい
るので、これを任意の位置で切断し、その端面の発熱線
に通電すれば、容易に発熱させることができる。この発
熱線2への通電は、例えば、図2(a)の断面説明図に
示したように、通電発熱接着シート1にアルミニウム製
などの枠材5とシリコーンゴムブロック6を重ねた後、
通電発熱接着シート1の両端を低融点金属、例えば融点
が 100℃以下であるPb、Sn、Biなどの合金、の溶融バス
7の中にまとめて浸漬して一括導通させるか、図2
(b)の断面説明図に示したように、通電発熱接着シー
ト1の両端近傍にエッジを有する圧着型の電極端子8を
押圧するようにすればよい。
【0009】この通電発熱接着シート1による建築用外
装材9の枠材5などへの接合は、図3の断面説明図に示
したように、シリコーンゴムブロック6の両側に通電発
熱接着シート1を重ね、その両側に枠材5とパネルまた
はガラス板などの建築用外装材9を重ねてから、各通電
発熱接着シート1の両端を(図示しない)リード線を介
して電源に接続して通電し、これらに20g/cm2以上の圧
力を加えると、この通電発熱接着シート1が10〜50℃/
分程度の昇温速度で 160〜 180℃まで昇温するので、通
電発熱接着シート1中のシリコーンゴムの硬化と、これ
による枠材5と建築用外装材9への接着が、容易に、か
つ短時間で行われる。なお、建築用外装材9が熱伝導性
のわるいガラスなどのときは、通電発熱接着シート1の
昇温速度が早過ぎると破損する恐れがあるので、昇温速
度が15〜30℃/分で上限温度も 150℃とするのがよい。
またシリコーンゴムの硬化接着のためにアルミニウム製
などの枠材5や、パネル、ガラスなどの建築用外装材9
の表面には、接着助剤としてのシランカップリング剤を
塗布しておくのが好ましい。さらに、このガラス製建築
用外装材9やアルミニウム製枠材5は、接着時にここに
気泡が溜ると接着不良を起こすおそれがあるので、ここ
に使用する未硬化のシリコーンゴム表面の粘着を防ぐた
めに、この表面に予めエンボス模様を付けた離型紙を貼
付することで、そのエンボス模様をシリコーンゴムの表
面に転写しておくのがよく、これによれば別工程でエン
ボス加工をする必要がない。
【0010】
【実施例】つぎに本発明の具体的態様を実施例により説
明する。ダイスの内幅が20mmのクロスヘッドダイの中
に、外径 0.2mmのステンレス線を9本、2mmピッチで通
した状態で、ここに自己接着性シリコーンゴムコンパウ
ンド・KE702BU 〔信越化学工業(株)製商品名〕 100重
量部に架橋剤としての 1,6−ビス−t−ブチルカルボキ
シヘキサン 0.8重量部、モノクロロベンゾイルパーオキ
サイド 0.3重量部を添加したシリコーンゴム組成物を共
押出しして、前記ステンレス線が中程に配列された厚さ
2mmの通電発熱接着シートを作った。ついで、通電発熱
接着シートを長さ 1.1mにカットし、これを断面20mm×
20mm、長さ1mのシリコーンゴムブロックの上面に貼付
し、ここにアルミニウム製枠材をのせ、50g/cm2の圧力
を加え、通電発熱接着シートに50Vの電圧を印加して毎
分20℃の速さで昇温させ、 170℃に到達後10分間通電を
継続してから電源を切り、自然に冷却したところ、通電
発熱接着シートはシリコーンゴムブロックおよびアルミ
ニウム製枠材と完全に接着していた。得られた結合物6
セットの内の3セットについて、アルミニウム製枠材の
剥離試験を行なったところ、いずれも接着領域のシリコ
ーンゴムブロック部分に破壊を生じ、良好に接着してい
ることが確認された。
【0011】また、上記結合物の残りの3セットと(ア
ルミニウム製枠材を接着していない)上記シリコーンゴ
ムブロック3本について、結合物についてはシリコーン
ゴムブロック側に、またシリコーンゴムブロックについ
てはその一方の面に、上記の通電発熱接着シートを置
き、さらにその上にガラス板を載置し、50g/cm2の圧力
を加えたのち、通電発熱接着シートに30Vの電圧を印加
して毎分15℃の速さで昇温させ、 150℃に到達後30分間
通電を継続したのち電源を切り、自然冷却させて接着さ
せ、シリコーンゴムブロックにガラスが接着されたもの
について剥離試験を行ったところ、いずれも上記と同様
に接着領域の接着部材の破壊となり、良好に接着してい
た。なお、結合物のシリコーンゴムブロック側に上記通
電発熱接着シートをのせ、この上にシリコーンプライマ
ー No.18B (同前)で処理ずみの厚さ8mmのガラス板を
載置し、50g/cm2の圧力を加え、再度この通電発熱接着
シートに50Vの電圧を印加して毎分15℃の速さで昇温さ
せ、 150℃に到達後30分間通電を継続したのち電源を切
り、自然冷却させて接着を終了させたものについても、
上記と同様の剥離試験において接着性に問題のないこと
が確認された。
【0012】
【発明の効果】本発明の建築用外装材の接合部材によれ
ば、工場内でガラス、パネルなどの建築用外装材とアル
ミニウム製などの枠材とを、未硬化の加熱硬化型シリコ
ーンゴムを介して、容易に、かつ短時間で接着一体化す
ることができ、屋外作業もなくなって、接着の不安定要
因を除くことができるので、建築用外装材と枠材などと
の接合における信頼性を著しく向上させることができる
ほか、作業も短時間ですむので従来のような長時間の養
生が不要となり、広大なスペースも不要になる。また上
記工場生産の期間は施工期間から除外することができる
ので、トータルの工期が短縮されるなどの効果も与えら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築用外装材の接合部材の一例を示す
斜視図である。
【図2】(a)、(b)はいずれも本発明の建築用外装
材の接合部材の実施の異なる態様を示す断面説明図であ
る。
【図3】本発明の建築用外装材の接合部材の実施の更に
異なる態様を示す断面説明図である。
【図4】(a)、(b)はいずれも従来の建築用外装材
の接合状態の異なる態様を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…通電発熱接着シート、2…発熱線、3…未硬化シリ
コーンゴム、4…離型紙、5…枠材、6…シリコーンゴ
ムブロック、7…溶融バス、8…電極端子、9…建築用
外装材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱線を未硬化の加熱硬化型シリコーンゴ
    ムで被覆してなる通電発熱接着シートよりなることを特
    徴とする建築用外装材の接合部材。
JP4156496A 1996-02-28 1996-02-28 建築用外装材の接合部材 Pending JPH09228547A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4156496A JPH09228547A (ja) 1996-02-28 1996-02-28 建築用外装材の接合部材

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JP4156496A JPH09228547A (ja) 1996-02-28 1996-02-28 建築用外装材の接合部材

Publications (1)

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JPH09228547A true JPH09228547A (ja) 1997-09-02

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ID=12611946

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JP4156496A Pending JPH09228547A (ja) 1996-02-28 1996-02-28 建築用外装材の接合部材

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JP (1) JPH09228547A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101229506B1 (ko) * 2002-11-18 2013-02-05 쌩-고벵 글래스 프랑스 삽입물, 플레이트, 설치된 조립체, 가열 수단 및 상기 플레이트를 제조하는 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101229506B1 (ko) * 2002-11-18 2013-02-05 쌩-고벵 글래스 프랑스 삽입물, 플레이트, 설치된 조립체, 가열 수단 및 상기 플레이트를 제조하는 방법

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